映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の感想(ネタバレ)

2012.03.06 Tuesday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の感想(ネタバレ)

 

■監督:マイケル・ムーア
■出演者:マイケル・ムーア チャールトン・ヘストン マリリン・マンソン マット・ストーン

WOWOWで放送していた映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」を鑑賞。

【映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」のあらすじ】

2人の高校生が起こして計13人の命を奪った、コロンバイン高校銃乱射事件。他にも、6歳の少年が同い年の少女を銃殺してしまうというような衝撃的な事件が相次いで起きる一方、スーパーでごく普通に銃が売られていたり、預金口座開設者になんと景品でライフルを進呈する銀行までがある、限りなく不条理で矛盾している、米国の現実。果たして米国人は、なぜこうまで銃を愛好するのか。一体全体、こんな社会に誰がしたのか。

※WOWOWから引用

【映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の感想(ネタバレ)】


2003年のアカデミー賞 長篇ドキュメンタリー賞受賞したマイケルムーア監督によるノンフィクションドキュメンタリー映画。

物語は、30名以上の死傷者を出した1999年4月20日に起きたコロンバイン高校での銃乱射事件を題材にアメリカの銃社会の現実と政治、メディアなどアメリカの闇に切り込んだ内容。

アカデミー賞受賞はじめ数多くの賞を取っている作品だが、内容も負けじとかなり素晴らしい。

現在のアメリカが抱えているイラク(フセイン)やイラン問題、タリバン、ビンラディンをはじめ、アメリカの銃社会の歴史や人種差別問題についても、かなり上手くまとめられていて、上記の歴史についてあまり知らない人には、2時間でわかるおすすめの教材だ。

個人的に、この映画を見ると、9.11事件も頷けてしまうほど、アメリカが裏でやっている卑劣極まりないやり方がよくわかる。よくまあアメリカは遠くのいろいろな場所に顔を出すもんだ。

例えば、イラン対策として、イラクに支援しときながら、支援がなくなりイラク(フセイン)が歯向かうと理由をつけてイラクを攻撃する。ソ連対策としてビンラディらゲリラに支援しときながら、噛み付かれると今回もしかり。タリバンもほぼ同じ。アメリカの立ち回りの上手さがよくわかる。

結局は、気に喰わない国のために、あえてその敵(ゲリラ)を作って支援したり、はたまた支援をやめて同士討ちさせたり、歴史だけ見ているとほぼゲーム。アメリカを動かしている人間は相当頭が良いのはたしか。

ちなみにアメリカは年間1万人以上も銃が原因による死亡事件が起きているらしい。同じく銃社会でもあるカナダは、1000万世帯のなか700万世帯が銃を所有しているというが、高所持率でもあるが、銃での死亡事件は数百件程度とアメリカと比べると相当低いらしい。

なぜアメリカだけ銃による死亡事件が多いのか?という結論になるが、実はこれといった結論にはいたっていない。

他の国に比べ、メディアでの銃撃事件の取り上げ度が多く、常に国民は死への恐怖を詰め込まれていること、もともとアメリカが血で塗られた歴史があるということが影響しているらしいが、ひとつの原因を見つけるのは難しいが、マイケルムーアの取材により、アメリカ社会全体のしくみ(政治、雇用、メディアなど)にそれぞれに問題があるのは見て取れる。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(ドキュメンタリー映画なので、ドラマ的なエンターテーメント性はないが、銃社会についていろんな視点で探っていることで、今まで見えなかった俯瞰の視点で物事が見えてくるのは面白い。特にメディア(テレビ)の影響力については、ネットでも良く騒がれているが、騒いでいるのも含めてメディアの力でもあるので、よく吟味するか、意識して見ない方が良いと感じた。最近(日曜)野田総理が真相報道バンキシャ!に出演していたが、なぜかすぐ本題に入らないで、ジャンボ鶴田のプロレスラーの話をしてから本題に入っていた。野田総理に対して強気で構えていた人にとっては、総理が一人の趣味を持つ男になり、急に共感が出来る上手い手口だと思った。ここにも見せ方が練られていたと、この映画を見た後に急に感じた。何も考えず普通に見てたら視聴者はすぐ操作されちゃうな。)


銃規制なんか要らない

要るのは弾規制だ

弾規制して

一個500ドルとかに

すればいい

撃つときに慎重になって

流れ弾の被害がなくなる

人が殺されても納得だよ

”よほどの理由だ”

”すげえ5万ドルも喰らった!”


-クリス・ロック


自分で守らなきゃ

誰が守る?


-女


政府が専制的になったら

倒すのが国民の使命だ


-男


人は毎日

テレビのニュースを見て

恐怖を詰め込まれる

エイズに洪水に殺人事件

パッとCMに切り替わって

”コールゲートを買え

息が臭いと嫌われる”

”ニキビ面だと

女の子とヤレない”

まるで恐怖と消費の

一大キャンペーンだ

米国経済の基盤は

それだと思う

恐怖を抱かせて

物を買わせる

突き詰めれば

そういうことさ


-マリリンマンソン


メディアも企業も

政治家も

国民を不安に陥れることに

成功してきた

理由などなくても国民が

反応するまでに


-?


殺人事件の数は

20%落ちてるのに

夜のニュース番組で

報道される率は

600%も上昇してる


-?

ハリウッドのシンボルが

大気汚染で見えない話は?


-ムーア


なぜそうまで恐れるのか

それで儲けてる者が

大勢いてみなの恐怖が

持続するように

動いているからだ


-?


脅える国民にとって

最大の利益は

企業も政治家も

責任を取らないという点だ


-?


恐怖に理性を失った人々は

銃を身近に置いてはいけない


-ムーア?



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