映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」の感想(ネタバレ)

2012.04.04 Wednesday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」の感想(ネタバレ)




■監督:リチャード・リンクレイター
■出演者:ザック・エフロン クレア・デーンズ クリスチャン・マッケイ グレタ・アドラー ジェームズ・タッパー

WOWOWで放送していた映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」を鑑賞。

【映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」のあらすじ】

1937年冬のある日、NYを訪れた高校生のリチャードは、当時演劇界やラジオ界に一大旋風を巻き起こし、自分も憧憬の念を抱いていた、時の革命児、オーソン・ウェルズと運命的に出会う。折しもウェルズが準備中だった新作劇「ジュリアス・シーザー」に俳優として出てみないかと誘われたリチャードは、喜んでこれに参加。そこで彼が目の当たりにしたのは、独善的なウェルズにすっかり翻弄される周囲の人々の困惑する姿だった。

※WOWOWから引用

【映画「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」の感想(ネタバレ)】


「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」「ファーストフードネーション」のリチャードリンクレイター監督が「ハイスクルーミュージカル」「きみがくれた未来」のザックエフロンを主演に迎えた青春ドラマ。

物語は、マーキュリー劇団を舞台に、俳優志望の主人公と劇団長で実在の人物でもあるオーソンウェルズとの交流を描いた話。

邦題では、”僕と彼女とオーソンウェルズ”だが、原題は、”Me and Orson Welles”で”彼女”の存在はタイトルにない。邦題で、”彼女”の存在が足されているが、一応、主人公にとって重要な二人の女性が出てくるので、加えられたものだと想像される。

さて、内容だが、1930年代の話ということで建物やファションが当時の時代を感じる作りになっている。

オーソンウェルズを演じるクリスチャンマッケイの演技は素晴らしく、主役のザックエフロンを完全に喰う存在感が抜群だ。彼が出てくると、絵が締まる。※彼の舞台での演技は、力が入る余り、唾がめっちゃ飛んでいる。

物語の方だが、中盤以降で二点ほど、心を鷲づかみにしてくる展開がある。ひとつは、ザックエフロン演じるリチャードが彼女に手を出すオーソンに腹を立て、初公演を数時間後に控えて劇団を自ら辞めるといい出すシーン。

ここは、若者ならではの、大人に対する抵抗と、若者ならではの社会的な無力さが出ていて良かった。

そして、もうひとつは、その後、オーソンに説得され再び舞台に戻り、初公演を見事成功させ、演技への初めての満足感を味わうが、うれしさもつかの間オーソンから急にクビを言い渡され、すぐに劇団を後にすることになる。「急になんで!?」という意表を突く展開が、またまた続きを期待させられる。

この不条理な展開の進み方が、なんともいえない気持ち悪さが残るが、ラストシーンで、美術館に迷い込んでしまったつばめが、ようやくドアから外界に放たれると、リチャードの気持ちを代弁するかのように晴れやかな気持ちになる。

ここのシーンは、比喩表現で描いていると思うが、なかなか上手い手法だなと思った。


評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(ザックエフロン主演作品と言うことで見たが、リチャードが反抗する中盤までは固くやや眠たい内容だ。ただ、すべて伏線となっていて、終盤は、今まで散々練習していた、初公演の舞台を一部始終見せる作りで、舞台が成功するとちょっとした感動を味わえる。「ロミオ&ジュリエット」のクレアデーンズも出演しているが、白い羽をつけたヒロインを演じた当時の可愛らしさはもうなくなっているのが残念だ。かなり劣化が見られる。)


君は何者だ

将来はどうなるか


-?


ブルータスを演じるとき

私は内側から役になりきる

すると自分がなくなるという

驚くべき体験をする


-オーソン


観客が役者の本意に

気づけば

嫌われてしまう


-オーソン


運なんて必要ないの

信じてないから


-ソニア


僕も信じないけど

気休めになるだろ

信じるわけない


-リチャード


異次元よ永遠なれ

-ノーマン、ジョセフ


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2019.09.19 Thursday -

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