映画「四つのいのち」の感想(ネタバレ)

2012.06.21 Thursday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「四つのいのち」の感想(ネタバレ)



■監督:ミケランジェロ・フランマルティーノ
■出演者:ジュゼッペ・フーダ ブルーノ・ティンパノ ナザレノ・ティンパノ

WOWOWで放送していた映画「四つのいのち」を鑑賞。

【映画「四つのいのち」のあらすじ】

南イタリアのカラブリア地方。年老いたひとりの牧夫が、山羊の群れの世話をしていたが、ある晩、彼は病に倒れて静かに息を引き取る。そんな老牧夫と入れ代わるようにして、翌朝、1匹の子ヤギが誕生。初めての放牧に連れ出された子ヤギは、森で溝にはまって群れからはぐれ、山中の大きなモミの木の下で永遠の眠りに就く。やがて春の到来と共に、そのモミの木は伐り出されて、村の恒例の祭のために用いられることとなるが…。

※WOWOWから引用

【映画「四つのいのち」の感想(ネタバレ)】

イタリアの異才ミケランジェロ・フランマルティーノ監督が第63回 (2010年) カンヌ国際映画祭 ヨーロッパ映画賞を受賞した映像作品。

物語は、イタリアの田舎で巻き起こる人間、ヤギ、木、炭という共存する自然(命の)サイクルに注目して描いた話。

全編セリフが一切ない環境映像ビデオのような作品で、ドキュメンタリーなのかドラマなのかジャンル分けは難しい。とりあえずセリフがない(※会話はあるがカメラに向けたものではなく、字幕にならない)ので、映像のみで物語を理解しなければならず、また定点カメラでゆっくりと映しているので、体調によっては、かなり眠くなってしまう作品だ。

ちなみに途中からセリフがないことに気づいたので、久々に早送りで見ることにした。早送りでも特に問題なく内容はわかった。

ヤギを飼っている老人がいた。老人は薬として灰を飲んでいたが、ある日薬を無くしてしまい、それが原因で亡くなってしまう。翌朝、彼が飼っていたヤギに子供が生まれる。ヤギの子は、しばらくして他のヤギと同様、放牧に出るが、途中で群れから離れてしまい、一本のモミの木の下で命を終える。

そのモミの木は、ある日、集落の街の祭りの道具として倒木され、街に運ばれる。そこで木登り大会など祭りの道具として使われるが、それが終わると、細かく裁断され近くの材木場に運ばれる。

そこで、様々な木とともにモミ木も丸いテントのようにたくさん積み上げて、土をかぶせ、天井の開けられた部分から中へ火を入れ、木を燃やし始める。数日火は点けられるが、すべての木材は次第に煙を出しおえ、最後には灰だけが残る。その出来上がった灰は、その集落に住む人々へ配られていく…。

言葉で説明すると、5分もあれば語れる内容だが、それを約90分掛けて落ち着いた映像としてじっくりみせている。途中に犬が坂に止めたトラックの車止めをくわえていってしまい、トラックがバックのままヤギの小屋に激突するシーンがあり、結構衝撃的だ。

そして、小屋の囲いから出たヤギは、老人の葬式で外出中だった民家の部屋にも次々と進入してしまい、結構えらいことになる。たぶんここは本筋とは全く関係ないシーンだと思うが、アクシデントをユーモアとして入れていると思われる。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(個人的にストーリーから特にこれといったものはなかったが、木炭の作り方や、20メートル以上ありそうなモミの木のクレーンを使わない昔ながらの設置法などは、「ほほう!」と思うこともあって勉強になった。90分作品だが、早送りで見ても問題ないと思うので、上記内容に興味ある人はチェックしてみたらよいと思う。早送り活用し、気になったところで止めれば、15分ほどで見れるでしょう。この見方が良いかどうかは微妙だが。普通の作品から見たら結構どうでも良いシーン(※子ヤギがたちがタンクに上るなど)があえて使われているが、そこにこの作品の空気感があったりする。)


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2019.10.12 Saturday -

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