映画「死にゆく妻との旅路」の感想(ネタバレ)

2012.09.06 Thursday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「死にゆく妻との旅路」の感想(ネタバレ)





■監督:塙幸成
■出演者:三浦友和 石田ゆり子 西原亜希 十貫寺梅軒 田島令子 常田富士男

WOWOWで放送していた映画「死にゆく妻との旅路」を鑑賞。

【映画「死にゆく妻との旅路」のあらすじ】

石川県七尾市。妻のひとみと共に小さな縫製工場を営んでいた久典は、バブル崩壊や安価な中国製品の流入による経営悪化で多額の借金を抱えてしまった。そんな矢先、ひとみに大腸ガンが発見される。手術で病巣は取り除いたものの、久典は医者から早ければ数カ月でひとみのガンが再発する可能性を宣告される。すべてに行き詰まりを感じた久典は、再入院をいやがるひとみをワゴン車に乗せ、わずかな現金を持って当てのない旅に出る。

※WOWOWから引用

【映画「死にゆく妻との旅路」の感想(ネタバレ)】


保護責任者遺棄致死の罪状に問われた清水久典の実話手記を「初恋」の塙幸成監督三浦友和×石田ゆり子を主演に迎えて映画化した作品。

物語は、多額の借金を抱えさらに就職難にもあえぐ中年の男が病院を嫌がるガンで闘病中の妻を連れ、仕事を求める旅に出る…という話。

タイトルからすでにバッドエンドの臭いを醸し出しているが、見た内容もほぼタイトル通りで期待を裏切らない。

ラストは、病気の妻を連れ回して死なせたということで、夫に対しては保護責任者遺棄致死で逮捕というのも加わり、バッドがバッドを呼ぶ残念なラスト。

タイトル通り、妻が闘病中で死期が近いという絶望の中で話が進んでいくので、その中で何かしらの救済があるのか?という部分が唯一この作品の見どころになると思うが、前半1時間位は、夫婦のはじめて?の旅という愛の再確認がテーマとしてあり、それなりに不幸ながら見れる。

ただ、妻の病気が次第に表面化し始めると、もともと金がないという部分が追い打ちを掛けて、不幸が加速する。そして妻が車上で寝たきり状態になってしまうと、ほぼ絶望しかなくなり、内容は見るに耐えない。

結局、全編通して内容が不幸すぎて、一体なんのためにこんなブルーな話を二時間も見てしまったのかと作品選んでしまった自分を攻めたくなるほど、見た後悔だけが残った。

基本的に、精神状態を常にポジティブにずっと保つように努力しているが、この映画のせいでネガティブさが入り込んだ。なんだこれ。夫婦の愛(絆)と言う部分では、すごく良い映画かもしれないが、今の自分には、精神を乱すだけで邪魔なほど必要なかった。これを見て前向きになれない。


評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(何はともあれ主人公(夫)のやり切れなさだけが最後に残ったネガティブ作品。前向きに生きている人にはおすすめできない映画だ。こういう憧れの一切ない絶望的な映画は、一体誰のため(需要)に作っているのか製作側に問いたくなった。唯一客観的なメッセージとして、保護責任者遺棄致死という罪の問い方が、病院以外で介護する者の現状には全く合っていないという、法律制度の不備を浮き彫りにしたのは良かった。法律が人のためになっていない。っというか病院で”病気が治る”という固定観念をそろそろ見直したほうが良いと思う。病院は症状を隠してるだけで、病気になる体質を根本から改善してくれない。あと、この作品で妻(石田ゆり子)が夫を「おっさん!」と呼ぶのは、妻の親しみよりも違和感の方が強くて、どうも共感ができない。ここの呼び名は普通で良い。内容が、”死にゆかない妻との旅路”だったら、海で釣りしたりして、1ヶ月一万円生活のココリコ黄金伝説っぽくて気楽で良いのだが…。)


なんか良いことをすれば

妻にもなんか良いことが

あるんじゃないかなと思って


-久典


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2019.09.03 Tuesday -

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