映画「いのちの子ども」の感想(ネタバレ)

2013.03.22 Friday ドキュメンタリー映画レビュー

■映画「いのちの子ども」の感想(ネタバレ)




■監督:シュロミー・エルダール
■出演者:シュロミー・エルダール ラーイダほか

WOWOWで放送していた映画「いのちの子ども」を鑑賞。

【映画「いのちの子ども」のあらすじ】

ガザ地区で20年以上取材を続ける、イスラエルのTVジャーナリスト・エルダールは、骨髄移植を必要としているパレスチナ人の赤ちゃん、ムハンマドを救おうと行動を開始。ムハンマドの親族から骨髄ドナーが見つかった頃、ムハンマドの母親ラーイダは“エルサレムはパレスチナ人の物。ムハンマドがこの後、パレスチナ人として殉教徒になってもいい”と言い出して、エルダールは自分が今までしてきたことの意味を見つめ直すことに。

※WOWOWから引用

【映画「いのちの子ども」の感想(ネタバレ)】


イスラエルのTVジャーナリストが骨髄移植が必要なパレスチナ人の赤ちゃんを取材したドキュメンタリー映画

物語は、赤ちゃんに骨髄移植が必要だが、手術をするだけのお金がなかったパレスチナ人の夫婦に、担当医師がテレビで寄付を呼びかけると、寄付の提供者はイスラエルの人で…という話。

世界が注目しているパレスチナ問題の中で起きたパレスチナ人のドナー移植家族に焦点を当てたドキュメンタリーということで見てみた。

イスラエルとパレスチナ問題については、最近それなりに知識を持つようになったが、実際の現場の映像はこれが現実なのかと思うほど、映像の背景で巻き起こる戦争の停戦→開戦→停戦の繰り返しが凄まじい。そんでこの状況で普通に暮らしている。

この映画は、骨髄移植をテーマに上げたことで、様々なパレスチナ問題の中で暮らす人々の現状が見えてくる。テレビのニュースとかで都合の良いように切り取った映像を見るより、こちらの方がリアルな現場がわかる。

単純にガザ→イスラエルに移動するだけでも、命がけというか検問で人の移動がせき止められているし、またパレスチナ自治区とイスラエルの貧富の差もすごい。ガザにとってはイスラエルは塀の向こう側なのに、生活スタイルがまるで違う。

一番の衝撃は、話で聞いてはいたが、衝突する二つの宗教感。

この映画のなかでもイスラエルのジャーナリストとパレスチナ人の母親ラーイダの間で聖地エルサレムについて議論があるが、日本人の考え方との違いに衝撃を受けた。これは残念ながらどちらかが滅びるまで戦争は終わらないなと思った。※このパレスチナ問題の根本原因はあえて触れないでおこう。

結局お互いの妥協点を見つける和平交渉はほぼ無理だから、第三国がこの問題に参加する場合は、イスラエルorパレスチナ(アラブ)のどちらかを選んでつくしかない。日本はどうする。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(第三次世界大戦(中東核戦争)はそう遠くない未来に絶対にありえると確信できてしまう宗教間の思想がわかる作品。もちろんすべての宗派の信仰者が終末論を目指して進んでいる訳ではないと思う(ラーイダしかり)が、方向としては確実に終末に向かっている。エルサレムの取り合いに関しては、ヨハネの黙示録ですでに予言されている。1948年にイスラエルが建国される以前は、この予言の心配はなかったが、すでにエルサレムにイスラエルが建国されユダヤ人が住んでいる現在はパズルが揃ってしまった。あとは誰が開始のスイッチを押すのか時間の問題…。)


一人残らず戦うわ

聖地エルサレムのために

死は普通のことだし

恐れない


-ラーイダ


赤ん坊から年寄りまで

エルサレムのため命を捧げる

私たちの権利のためよ

-ラーイダ


エルサレムがいらないなんて

誰が言うの?


-ラーイダ


命には何の価値もないわ

だから自爆攻撃をするの

死を恐れないからよ

死は特別なことじゃない


-ラーイダ


命は尊くない

-ラーイダ


神の意志に

-?



ラーイダ・アブー=ムスタファー/いのちの子ども


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2019.06.15 Saturday -

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