映画「終戦のエンペラー」の感想(ネタバレ)

2014.09.30 Tuesday 洋画 戦争映画

■映画「終戦のエンペラー」の感想(ネタバレ)


■監督:ピーター・ウェーバー
■出演者:マシュー・フォックス トミー・リー・ジョーンズ 初音映莉子 西田敏行 羽田昌義 火野正平 中村雅俊 夏八木勲 桃井かおり 片岡孝太郎

WOWOWで放送していた映画「終戦のエンペラー」を鑑賞。

【映画「終戦のエンペラー」のあらすじ】

1945年、第二次世界大戦終結直後。米軍のマッカーサー率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は日本に上陸し、占領統治を始める。マッカーサーが戦犯の拘束を開始する一方、日本の文化に精通する部下のフェラーズ准将に真の戦争責任が日本の誰にあったかを突き止めるよう命じる。フェラーズは日米で異なる国民性に困惑すると同時に戦争責任の調査が難しいと実感しつつ昭和天皇の周囲で知られざる事件が起きていたと知る。  

WOWOWから引用

【映画「終戦のエンペラー」の感想(ネタバレ)】 


海外ドラマ「LOST」のジャック役でお馴染みにマシュー・フォックスが主演した終戦後の戦争責任裁判までの実態を描いた日米合作映画。

はじめは、日本映画(邦画主体で主役を招いたパターン)かと思って見始めたが、どうやら監督が外人でハリウッド映画に日本人キャストが出演している「硫黄島」的なパターンだった。

ちなみに、アメリカが描く戦争映画の日本は、日本人として、かなりおかしいものが多いが、この作品は、日本側の意見もかなり反映されているのか、その辺の文化の興ざめ感は少ない。

また、戦争映画を描くと、単純に日本(侵略者)=悪 ヒトラー=悪 というある部分を持ち上げた、表面的でわかりやすい図式で語られて、本音の部分は隠されてしまうことがあるが、この映画は、日本が中国ほかアジアへの侵略と言う責任を問われる部分では、しっかり、イギリス、スペイン、フランス等を例に出しつつ、反論する姿がしっかりある。

これを言ってしまうと欧米諸国は日本に対して、戦争責任を追及できないし、理論的に反論できない。強盗犯に万引きはいけないよって言われてるのと同じで、相手に説得力がない。

結局のところ、今でも続いているアメリカの巧みな占領政策のための(これ重要なのに意外と忘れがち)、この時の日本の天皇制維持という結論になったのだが、ラストの昭和天皇の発言、行動は、涙なくしては見れない。神と比喩されていたが、ほんとに神だなと思う。人(器)がでかい。そして、その時に生きていないのに、涙してしまうのは、やっぱり自分は日本人なのかと思う。意識したことないけど。


評価 ★★★★☆ (星4.5)

(アメリカ目線で描かれながらも、かなり中立な立場で描かれている良作戦争映画。決して、海外ドラマ「LOST」を見ていてマシューフォックスに感情移入がしやすかった訳ではない。(※その影響はものすごくあるけど。)あらためて、アメリカ人から見た日本(日本人)とは何か?を探る過程で、日本人として、日本とは何か?が客観的に理解できるような気がする。それでもよくわからないが。日本は。)




われわれは占領軍だ

だが支配者でなく

解放者に見られねば


-フェラーズ




もし(天皇を)処刑でもしたら

どうなると?

占領政策は吹っ飛ぶ


-フェラーズ


報復は正義とは

違います


-フェラーズ


日本人を表す二つの言葉がある

”建前”は、表向きの態度

”本音”は、ウソ偽りない心

日本はアジア諸国の中で

最も近代化されて見える

だが、それは建前 表面だ

では本音は?

この国の心臓の鼓動だ

2000年以上前から息づいてきた

西洋の精神性とはまるで異なる

根底にあるのは

古来よりの武士道精神

”忠義と服従”だ


-?


陛下と握手をしたり

お体に触れてはなりません

陛下の目をまっすぐに見ることも

ご遠慮を

陛下の影を踏んではなりません

陛下と並んで座る際は

左側へお座りください

陛下を決してお名前で呼んではなりません


-?


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2017.11.16 Thursday -

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