映画「17歳[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)

2015.07.14 Tuesday フランス映画 レビュー

■映画「17歳[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)



■監督:フランソワ・オゾン
■出演者:マリーヌ・ヴァクト ジェラルディーヌ・ペラス フレデリック・ピエロ シャーロット・ランプリング ヨハン・レイセン

WOWOWで放送していた映画「17歳[R15+指定版]」を鑑賞。

【映画「17歳[R15+指定版]」のあらすじ】

パリの名門アンリ4世高校に通う、美しい女子高生のイザベル。17歳の誕生日を迎える直前、バカンス先の海辺のリゾート地で知り合ったドイツ人青年に身を委ねて、あっさり初体験をすませた彼女は、パリに舞い戻った後、SNSを通じて連絡をしてくる男たちを相手に売春をして小金を稼ぐようになる。やがて彼女には、ジョルジュという初老の紳士のなじみ客ができるが、ある日、ホテルの一室で彼が思いがけず腹上死してしまい…。

WOWOWから引用

【映画「17歳[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)】 


フランソワ・オゾン監督がイヴ・サンローランの香水のイメージモデルのマリーヌ・ヴァクトを主演に迎えた人間ドラマ。

17歳と言う嫌らしさ満点のタイトルに惹かれて見てみた。

内容は、セックスへの興味から、日常的に売春を行うようになった17歳の大人と子供のちょうど中間期ならではの、揺れ動く微妙な感覚を描いた話。

主演の女優が、ヌードも辞さない体当たり演技で望んでいて、見方によっては単純にエロ映画の枠になりそうだが、しっかりと微妙な感情が描かれていて、人間ドラマのレベルになっている。

例えば、セックスへの憧れ(興味)から初体験をすることになるが、行為の最中に、アダルトビデオで見た快楽に身を委ねられる女性に自分もなれるかと思えば、実際は全くそういうこともなく、空想の自分が自分の行為を客観的に見る描写が入り、セックスというものを楽しむことなく、冷徹なほど、冷めた目線で見ていたりする。

また、好きだったはずの初体験を済ませた彼氏とは、それ以降、興味が消えうせ、それ以降、連絡を絶つという自己中感。

その後、セックスの快楽とは何かを求めるよう、売春をするようになるが、(特にお金に困ってるわけでもなく、単純に興味の延長で行うあたりは、今風なのか)、若い女(自分)に群がる中年男(大人)たちに、さらに冷めた感覚を覚える。自分に指図や命令する大人の男も大したことないと思うように、より冷めた態度を濃くしていく。

かと思えば、体以上のことは求めない売春で知り合った最初の客の中高年男に愛を感じて、彼が亡くなると、寂しさを覚えて喪失感を抱くなど(愛情には飢えている)、大人になりきれない、年齢相応の感覚も持ち合わせていたりする。

傍から見てると、なんやねん!と思いたくなるが、そういう微妙な時期=17歳ということでしかないのかと思う。

はじめは、若いのに(17歳が)売春を行っていく姿に、本人やその親のことを考えて、見ていられないほど気の毒な気持ちになっていたが、イヤイヤでもなく売春を続ける姿に本人が好きでやってるのかと思うと、そういう自分の勝手な思い込みの感情で見るのは違うのかなと思うようになった。

そんなことを思ってると、なんとも感情のやりどころ困る作品ですね。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(主演のマリーヌ・ヴァクトの脱ぎっぷり(も含め)が、作品の質をより上げていると思う作品。中年男性との売春を平気で行う17歳の彼女に対して、変なことが起こらないよう男と彼女を二人っきりにさせないように警戒する母親含めた中年女性たちの態度が意外と面白いです。完全に17歳に手玉に取られている。あと、かっこいいこと言う大人な男も17歳の美女の前では、ほんと情けないです。そんな年齢に関係なく性に翻弄される人間の情けない姿が上手く描かれています。)


”一度 客を取れば

死ぬまで売女”


-?


セックスで死ぬのは

男の夢よ


-?


マリーヌ・ヴァクト/17歳


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2018.01.19 Friday -

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