■監督:ジャウマ・コレット=セラ
■出演:ドウェイン・ジョンソン ピアース・ブロスナン オルディス・ホッジ クインテッサ・スウィンデル ノア・センティネオ サラ・シャヒ
武装組織インターギャングに支配された国カーンダック。考古学者アドリアナは、古代の遺跡から伝説の王冠を発見するが、尾行していたインターギャングに襲撃され、思わず封印された破壊神ブラックアダムを目覚めさせてしまう。彼を危険視した米国政府はヒーローチームJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)を派遣、ブラックアダムはJSAとの激闘の中で、民衆から古代の英雄が復活したとたたえられるのだが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/189612/-/01
「ジャングル・クルーズ」のジャウマ・コレット=セラ監督が「ワイルドスピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演にDCコミック原作のアンチヒーローを実写映画化したアクション大作。
ドウェイン・ジョンソンがヒーローを演じてるという事で見てみた。
内容は、マーベルのアベンジャーズのヒーロー作品に対抗するDCコミック版のヒーローたちの活躍を描く作品で、ヒーロー映画が日々量産されてる現在では、特に内容に新しさはないが、そこそこのスケールとクオリティで作られている。
主役であるブラックアダムに関する背景や地球防衛軍的なJSAヒーローたちの存在も、その部分だけ見れば、アベンジャーズには劣るもののヒーロー作品として悪くはない。
ただ、問題が彼らヒーローを精神的に支える?唯一の一般人母子の立ち位置。
この母子の行動がとにかく自分勝手すぎて、全く感情移入できない。っというか見てていちいち腹が立ってくる。
妻と子を亡くしたブラックアダムの背景になぞらえて、父を殺されてしまったこの母子に共感したブラックアダムとJSAメンバーが一時協力して助けるという物語で構成されているが、その動機設定もういいわ!と思うほど、この母子の共感設定が荒い。
母親が息子のことに関してヒステリー過ぎるし、息子は生意気+自己中で、じっとしてれば、何も起きないのに、いちいち前に出てきては問題を起こし、それによって勝手にピンチになったりと、面倒が増えてイライラする。
そもそも、息子の年齢設定が高過ぎで(見た目中高生位)、ピンチになったところで助けたいとも思えない。そもそもだが、見た目もあるが、可哀想という感じが微塵も起きないのは人選で問題。
個人的に、このイライラ母子のせいで終始敵側を応援していた。
評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)
(まとめ:ヒーロー単体の物語は良いが、それらをまとめる共感設定が雑過ぎる惜しいDCヒーロー映画。一応最後まで見たが、125分という時間も2時間半映画のようにやたら長く感じた。人間関係の物語をもう少し上手くまとめれば、もうちょいマシな作品になったと思う。とりあえず、脇役の母子は、個人的に終始いらなかったですね(笑)。プラス面が見つけられない。)
>>ブラックアダム
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■監督:キム・ホンソン
■出演:ソ・イングク チャン・ドンユン ソン・ドンイル パク・ホサン チョン・ソミン
第一級殺人犯として国際指名手配されていたジョンドゥら、海外に逃亡中、逮捕された極悪犯罪者たちを本国の韓国へ送還すべく、護送官たちも同乗した貨物船が、厳重警戒の下、フィリピンのマニラからソウルへ向けて出港。しかし航海の途上、船内で反乱が発生し、ジョンドゥはただちに容赦のない殺戮を開始。船内で長らく眠っていた訳ありの不気味な<怪人>も目を覚ましたことから、事態はますます地獄の様相を呈することに。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/194012
「メタモルフォーゼ/変身」のキム・ホンソン監督が「パイプライン」のソ・イングクを主演に描いたバイオレンスアクション。
韓国映画のバイオレンスアクションモノを見つけたので見てみた。
内容は、凶悪犯罪者らを船で移送する中、反乱が起き、船内が殺戮の場と化すという話。
やりたいことはひたすらにバイオレンスアクションという作品で、物語の背景(旧日本軍の話など)は多少作り込まれてるが、登場人物(主人公)への共感はほぼほぼ無く、開始40分位までは、誰が主人公なのかも確定しない集団生活状態で描かれる。
そのため、反乱が起きてから誰が生き残るのかは、その時の気分次第みたいな作りで、主要キャストだったとしても意外とあっさりと死んでしまう。
この部分は、先が予想できない作りと言う部分では良いのだが、登場人物への共感が全くないので、誰を基準にして物語を見ていいかわかりにくいため、物語への感情移入はしずらい。
途中から、バイオレンスを見るだけの映画として割り切れれば、サイボーグ人間みたいな新たな脅威も登場し、犯罪者だけの話では終わらないところは、そこそこ意外性はある。プレデター的というかバイオハザード的というか。
評価 ★★★☆☆ (星3つ)
(まとめ:バイオレンス描写はかなり攻めてるが、ドラマ性はほとんど感じれない娯楽重視の韓国映画。ネタバレになるが、サイボーグ人間が強いのはわかるが、特殊部隊の隊長がそれ以上に強いのがよくわからない。あと、どうしても反日臭がしてしまうのはマイナスですね。背景の動機を日本に頼らず自国で生産して欲しいです。ちなみに女性警官のダヨンは可愛いけど、この無法地帯設定なのに、セクシー描写がほとんど何もないのはちょっと物足りないですね。)
>>オオカミ狩り
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■監督:大根仁
■出演:新倉健太 若井尚子 柴田千紘 後藤ユウミ 松澤匠 上田祐揮 圓谷健太
コウジとユウタはもてない友人オサムに恋人を見つけようと、コウジとその恋人トモコが暮らす部屋を舞台にした合コン=部屋コンを開き、若い男女9人が集まる。オサムに紹介されたユウコはあまり魅力的ではなく、彼女を押し付けられたオサムも不機嫌。しかし合コン後、ユウコとオサムは惹かれ合って交際を始める。やがて仲間のタカシとカオリも付き合い出すなどうまくいくカップルもいれば、関係がこじれていくカップルもいて……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/192812
「何者」の三浦大輔監督による同名戯曲を、「モテキ」の大根仁監督が映画化した群像劇。
タイトルに惹かれて見てみた。
内容的には、20代の8人の若い男女(ギャルやギャル男)による友情や恋愛模様をそれぞれの自宅(4部屋)のみのカットだけで描いた話。
始めの15分位は、渋谷のギャルとギャル男みたいな見た目に全振りした登場人物(将来のことを何も考えて無さそうな人)たちによるノリだけで全く面白くない合コンを見せられ、反吐が出そうになるが(笑)、それぞれが自宅に戻って本音を話し出すと、様子は一変し、急に興味性が増していく。
そこから、20代の若者に特にありがちな、本音と建て前やプライドと性欲など(大なり小なり誰もが持ってるあるある感)からの、様々な感情が溢れ出して、次第にそれぞれの人間関係に不和が生じる。
出演者は、俳優なのか素人なのかもわからない、一般的にはほぼ無名のキャストが演じているが、演技がリアル過ぎて、どこまでが演技なのかドキュメントなのかわからないほどシーンが生々しい。
本当にこういう人たちは現実にもいるが、あえて寄せて演技してるのか、そういう人達を集めてきたのかは、よくわからないが、完全に役に成りきれてる。
ちなみに、出演者の演技?もすごいが、この作品のオチ含む全体の脚本も計算されていて、かなり良く出来ている。
適当に見てると、ただのチープ(低予算)な変なドラマにしか思えないが、徐々に壊れていく人間関係の破綻など、緻密に計算されていて、後半になるにつれ、それぞれのカップル間(友情)が全体で盛り上がるようにもなっている。
そして、なんと言っても、誰一人全く共感できないような登場人物のはずが、すったもんだあった後半では、そこそこ共感したり感動させられてしまうところだろう。
まったく他人事で描いていれば、最後まで見ても、何も感じないと思うが、ある状況においてそれなりに共感が生まれているのは、に人間がちゃんと描けていて、物語としてよく出来ている証拠だと思う。
139分とそこそこ長い作品だが、後半になるにつれ、いつまでも見てられそうなスルメ感もある。
この訳のわからない8人の行く末が意外と気になってしまう。
ナオキ(弟)は最後までどうしようもないし、コウジ(兄)に関しては、最初からずっとどうしようもない。
ナオキが語る、浮気の理論(まず絶対的彼女がいて…)は、話のネタとしてぜひもっておきたい。
評価 ★★★★☆ (星4.5)
(まとめ:映像はチープだが、物語としての完成度(人間関係の描写の濃密度)はめちゃくちゃ高い群像劇の傑作。大学生や20代で一人暮らしや同棲してるなら、誰もが経験したことがある、恋愛のあるある話(人間のダメさ)を、ここまでド直球に生生しく描いてる作品は、他にないかなと思う。他はもっとオブラートに包んで、詩的に描いたり、格好良く見せたりしている。これは原液か、濃縮果汁です。濃縮還元で水で戻してもいない。最初の15分我慢できれば、最後まで見る価値は十分あります。)
>>恋の渦
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■監督:英勉
■出演:北村匠海 山田裕貴 杉野遥亮 今田美桜 鈴木伸之 磯村勇斗 永山絢斗 村上虹郎 高杉真宙 間宮祥太朗 吉沢亮
何度ものタイムリープの末、ついに元恋人ヒナが命を落とさない“現在”にたどり着いたはずのタケミチ。だがある日、今度は彼の目前で東京卍會にヒナが殺されてしまう。東京卍會は凶悪化を逃れたのではなかったのか? やがてタケミチは、10年前のハロウィンの夜に起きた事件によって、東京卍會結成メンバー6人の固い絆が崩れたことを知る。タケミチは今度こそ誰も死なない現在を求めて、10年前にタイムリープするのだが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/195730
和久井健の同名コミックを北村匠海、山田裕貴、吉沢亮ら豪華俳優共演で実写映画化したシリーズ第二弾で2部作の前編。
東京リベンジャーズ2がWOWOW初放送したので見てみた。
見終わった後に気づいたが、今回は、2部作(前編)ということで、ストーリー的には、抗争前で急に終わります。
内容としては、前作で危機一髪メンバーを助けたが、再び現実世界では彼女がバッドエンドになってしまったので、過去に戻ってやり直すという話。
今回は、東京卍會という主人公が所属する暴走族の創世期の話が語られ、創設メンバーの中で起きたゴタゴタが原因だと突き止め、仲間割れを阻止しようと主人公が奮闘する。
2部作の前編ということだからか、話が中途半端なままで91分という短さは、テンポは良いが、内容的には、前作の方が充実感はある。
劇場公開時には、前後編同時上映だったのかは知らないが、WOWOWでは、後編部分は4月放送ということで、それまで待たなくてはいけない。前後編映画の場合は、待つの面倒なので、WOWOWも放送が遅くてもいいから同日放送して欲しいですね。次の放送時には、前編の内容忘れそう。
評価 ★★★☆☆ (星3つ)
(まとめ:可もなく不可もなくな東リベ実写版シリーズの第2弾。第2弾という事で内容は、1の勢いと比較すると、多少、劣化した感じはあるが、そこそこ持ちこたえてるかなと思います。個人的には、絵が好みじゃないアニメ版を見るよりは、こっちの実写版の方が好きです。それにしても、一虎の盗んだバイクをプレゼントするという発想(エピソード)は、どうしようもないなと思います。全く彼の肩を持てず、気持ち離れますね。その後のオチもどうしようもないし。)
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■監督:原田眞人
■出演:岡田准一 坂口健太郎 松岡茉優 MIYAVI 北村一輝 大竹しのぶ
ある事件を機に警察を辞職したが、まだ復讐心を燃え上がらせ続ける兼高は、警視庁組織犯罪対策部の依頼を受け、関東最大のヤクザ組織・東鞘会への潜入することに。東鞘会の七代目会長・十朱が持つ秘密のファイルを手に入れるのが目標だ。兼高は同組織に所属する、やはり破滅的なヤクザ、室岡とコンビを組むことに。やがて兼高と室岡は十朱のボディーガードに抜擢されるが、兼高が警察の潜入調査員ではないかと疑う者が現われ……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/195072
深町秋生の同名小説を「関ヶ原」「燃えよ剣(2021)」の原田眞人監督が、岡田准一、坂口健太郎共演で映画化したハードボイルドアクション。
岡田准一の主演作を見つけたので見てみた。
内容は、元警察官が被害者家族の復讐を発端にヤクザ組織に潜入捜査するという話。
物語としては、命を賭けたヤクザ世界の緊張感がありつつ、アクションも暗殺者集団とのバトルなど、見せ場は一応用意されているが、全体としてみると、期待はさせるものの、それほど面白くはない。
その原因だが、物語が回りくどく目的がはっきりするまで時間が掛かるのと、主人公の動機の熱が上手くいかされていない。
せっかく被害者家族に寄り添ったダークヒ−ロー的な立ち位置から始まったキャラ設定が、メインストーリーである組織への潜入捜査をする時点では、それらが解決済み(たしか)であまり役立っていない。
潜入捜査の目的は、組織の会長が持つ、警察の極秘ファイルであって、極秘ファイルを盗むことと、最初の動機は直接的にはほとんど関係ない。(ヤクザが憎いという部分はあるが。)
ヤクザの抗争に無関係の一般人が巻き込まれたことから復讐を決意したが、そこに関わった犯人は潜入捜査する前にすでに仕留めていて、依頼は別の案件である。このため、何のために命を賭けて潜入してるという部分の動機が弱い。
これが女子高生を殺した犯人を見つけて仕留めるという任務をメインストーリーとするなら、もう少し動機が強かったと思う。
またヤクザとしての活動部分も、いろいろ関係性は描かれるが、結局は、単純な内輪モメと、他組織とのバトルのみで、ヤクザ世界の話としては、意外と交流は狭い。2時間超の映画で描くので、あまり広げられなかったという部分もあるが、もう少し、組織間の抗争を丁寧に描いても良かったかなと思う。
評価 ★★★☆☆ (星3.2)
(まとめ:意外と地味な岡田准一主演のハードボイルドアクション映画。ヤクザ映画としては、グロさは多少攻めてるが、作品としての出来はアウトレイジには及ばない。またアクションの派手さで言うと、ファブルシリーズの方が、スペクタクルな部分もあって見せ場の楽しさがある。こっちは、それらと比べると、アクションがリアル重視というか、コンパクトにまとまり過ぎてる印象。岡田准一が好きなら見ても良いが、予告編で期待させるほどの凄い内容ではないかな。)
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■監督:城定秀夫
■出演:十味 まるぴ 森ふた葉 平井珠生 宇野祥平 西村知美 中山忍
父の仕事の都合で関西の港町に引っ越すことになった女子高校生めざし。学校でいじめられていた彼女は、転校先では波風を立てず、友達も作らないと決心する。だが転校初日、めざしはいきなり同級生の椎羅(しいら)に呼び出されてしまう。暗い気持ちに陥る彼女だが、椎羅はめざしを海釣り同好会「アングラ女子会」へ誘おうとしただけだった。断わって悪印象を持たれたくないばかりに、めざしは誘われるまま釣りを始めるのだが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/192590/-/01
第26回スニーカー大賞優秀賞した井上かえるの同名小説を「女子高生に殺されたい」の城定秀夫監督が映画化した青春映画。
女子高生の釣り映画ということで見てみた。
内容は、いじめに遭って他人に心を開けなくなった女子高生が、転校先の同級生から釣りに誘われて一緒に遊ぶうちに、次第に心を開いていくという話。
最近では、あえて女子高生がキャンプやバイクなど男っぽい活動的な趣味をやる作品(発端はアニメ)が増えてきたが、この作品も、それらと似たような感じで、女子高生が”釣り”をすることがテーマになっている。
ただ、それだけだと、普通の趣味作品になってしまうので、上手く人間ドラマを絡ませて、物語に目的を持たせている。
釣りを通して人間関係を取り戻していくというよくある王道な話ではあるが、主人公目線で作られているため感情移入はしやすく、好感度は高い。
主要キャストは、女子高生役は誰一人名前を知らないが、関西弁でのやりとりは、テンポ感があり、NMB48みたいなノリを感じて、会話は楽しい。
全員清純そうなキャラクターとして描かれてるが、実際の出演者を調べて見ると、グラビアやったりして、大分攻撃的な外見で印象が異なります。作品と関係ない話だが。
評価 ★★★☆☆ (星3.4)
(まとめ:ゆるキャンとかそういう空気感が好きならおすすめの青春映画。83分という作品時間もちょうど良く、女子高生が何かやるみたいなのに興味があれば、そこそこ楽しめます。)
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■監督:フィリップ・ノイス
■出演:ナオミ・ワッツ コールトン・ゴッボ アンドリュー・チョーン シエラ・マルトビー ジャクリーン・キング・シラー
夫に先立たれ、2人の子どもたちとともに小さな町で暮らすエイミー。ある朝、通学バスに乗り込む小学生の娘エミリーを見送り、登校拒否で自室に引きこもる高校生の息子ノアにコーヒーを差し入れた後、エイミーはランニングへと出発。森の奥をひとりで走っているさなか、彼女は、緊急事態により、地域のすべての学校が封鎖された、という警報をスマホで受信。その後ノアの通う高校で立てこもり事件が起きたことを知った彼女は……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/193630/-/01
「ボーンコレクター」「ソルト」のフィリップノイス監督が「ザ・リング」のナオミワッツ主演で描いたシチュエーションスリラー。
ナオミワッツが出演するシチュエーションモノを見つけたので見てみた。
内容は、ジョギング中に息子の学校で立てこもり事件が発生し、母親がスマホ片手に息子の安否を探るという話。
一切現場の映像を見せず、スマホ(会話)だけで、緊迫した物語を描く作品は、これまでにも結構あったが、大抵は、室内だったり、車内だったり、どこか狭い密室が多かったと思うが、今作は、外をジョギング中に事件が起きる。
しかも、すぐに助けが呼べる(来る)都市ではなく、人通りがほぼ無い田舎(自然公園みたいな)の森林の中というレアな環境設定。
自らも助け(車)が欲しい状況の中、スマホ片手に関係者に電話しまくる。
常に走る描写があるなかで、電話での捜索活動があるので、シチュエーションモノだが、相互に緊張感があって、没入感はある。
また、通常は場所が室内だったりで、変わり映えしない主人公の映像が森や林などの自然の風景の中で描かれているので、閉塞感は無く、かなり解放的。自然の映像だけ見れば、多少癒し系映画ともいえる。
内容はB級映画ではあるが、出演者、監督は有名どころなので、そこそこ製作費があるのか、内容の割に映像の質はかなり綺麗です。
評価 ★★★☆☆ (星3つ)
(まとめ:85分という短さがちょうど良いナオミワッツ主演のシチュエーションスリラー。母親が勝手な行動を取ったり、かなり自己中感だったり、強引さは気になるが、物語としては、テンポは良く、そこそこ楽しめる。最後に息子の銃規制を訴えるメッセージ(事件後に日々ビデオで記録している)が込められていて、実話っぽい雰囲気を多少残してるが(学校での銃撃事件は実際に起きてるが)、特に個別に誰かを模写したそういう情報は無い。気持ちはわかるが、最後は余計かな。)
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■監督:鈴木雅之
■出演:生田斗真 濱田岳 橋本環奈 小日向文世 吉田鋼太郎 窪田正孝 夏木マリ 角野卓造 柄本明
地元の人々に愛される町の銭湯・まるきん温泉。先代亡き後、店は次男の悟朗がアルバイトのいづみとともに切り盛りしていたが、ある時都会で暮らしていた建築家の兄・史朗が突然戻ってくる。史朗の目的は、古い銭湯を畳んでマンションを建てることだった。だが悟朗は、父の葬式にも来なかった兄を冷たく拒絶する。店の将来を巡って兄弟が険悪な雰囲気に陥る中、ボイラーの事故で悟朗が入院、当面、史朗が銭湯を任されるのだが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/192332
映画「おくりびと」の脚本家:小山薫堂のオリジナル脚本を、「マスカレードホテル」の鈴木雅之監督が生田斗真、橋本環奈ら豪華俳優共演で映画化した人情お風呂コメディ。
WOWOWで映画紹介と感想の番組「W座からの招待状」をしている小山薫堂が脚本を書いた映画ということで見てみた。
内容は、日本人のお風呂に対する文化と思いを「湯道」(茶道や花道とかと同じように)という道として捉え、お風呂にまつわる歴史や作法を紹介しつつ描いたお風呂話。
メインストーリーは、先代の父を失い銭湯の経営を巡って息子たち(兄弟)が、内々でバトル?を繰り広げるものの、最終的に銭湯(お風呂)の良さを二人で再確認するというもの。
原作本はあるものの、小山薫堂のオリジナル脚本というだけで、特にそれ以上話題になってはいなかったと思うが、大きな銭湯のセットを始め、有名俳優多数出演と、意外と枠組にはお金は掛かっていて映像は豪華。
どこにこのよくわからない映画を推す原動力があるのかは、教授を務めたり顔が広い放送作家でもある小山薫堂の力なのか、お風呂業界(銭湯や旅館等)からの応援なのかは、ちょっとわからない。日本文化として国から出てるのか。
作品としては、傾きかけた銭湯の経営を巡る王道な物語を面白おかしく描いたコメディで、お笑い的に物凄く面白いという訳ではないが、ふざけたことを大真面目にやってる姿が滑稽という感じで、好感度はある。
収録時間は127分でちょっと長い感じもするが(100分程度が理想)、作品としては、それほど悪い映画ではない。
評価 ★★★☆☆ (星3つ)
(まとめ:お風呂についての雑学が知りたい人向けの生田斗真主演の人情ドラマ。出演者(女性キャスト含め)のほぼ大半がお風呂(銭湯)に入ってるシーンがあるので、それ目当てと言うのは多少あるかもしれないが、お色気映画ではないので過度の期待は禁物。タイトルで気になった人が見る作品で、一般的にあえておすすめするほどの映画ではないかな。一応、映画というテイストだが、フジテレビのドラマの劇場版みたいなクオリティではある。)
>>湯道
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■監督:ブラッド・シルバーリング
■出演:ニコラス・ケイジ メグ・ライアン アンドレ・ブラウアー デニス・フランツ ロビン・バートレット コルム・フィオーレ ジョアンナ・マーリン
ロサンゼルス。人間には姿が見えない男性の天使セスは、ある病院で働く人間の女医マギーに好意を抱き、天使のおきてを破って彼女に姿を見せてしまう。だが、天使は人間と恋ができないというおきてもあり、それ以上のことができずに悩む。やがてマギーの患者であり元天使だという中年男性メッシンジャーはセスに、天使の永遠の命に別れを告げれば人間になれると伝授。決心して人間に生まれ変わったセスは再びマギーと出会うが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/012745
「ベルリン・天使の詩」をニコラスケイジとメグライアン共演でリメイクしたロマンティックファンタジー。
80〜90年代の映画をまた見つけたので見てみた。
当時(1998年制作)話題になっていた作品で、すでに何回か見てると思うが、大分昔のため詳細はほとんど記憶にない。
っということで、改めてイチから見返して見たが、当時は、それなりに良い映画だと思っていたが、大人になってみると、物語の設定自体(天使が愛の為に永遠の命を捨て人間になる)は良いが、細部の描写がかなり雑だなという感じを受ける。
特にラスト、ネタバレになるが、ようやく人間として一緒になれた二人だが、まもなくしてヒロイン(メグライアン)が交通事故に遭って死んでしまうという悲しい結末になっているのだが、その事故に遭う描写のシーンが、どう考えてもヒロインの不注意が原因に思えてしまう。
愛にのぼせていたのか、自転車を運転中、両手を広げて前を見ずに風を感じていたら、目の前に急に大木を積んだトラックが横切ってきて、それに対応できず激突して死に至るのである。
個人的には、トラック運転手の一方的な不注意(対向車線からはみ出てきたなど)が原因で、ヒロインが巻き込まれて死んでしまうなら、それは普通に悲しい事故として単純に理解できるが、どう見てもこのシーンを見る限り、ヒロインが横切ってきたトラックの横っ腹に激突している。
トラックの正面にぶつかって轢かれていれば、完全にトラックが悪いと思うが、トラックの横っ腹にぶつかってるので、自転車側の不注意(前方不注意、スピードの出しすぎ)も否めない。
また、山道で車の通りもないし、信号もなしで、見通しも良い。トラックが明らかに信号無視したという訳でもなさそう。
たしかに、ヒロインの走ってる車道の方が広いので、トラック側の確認不足はあるかもしれないが、とはいえ、猛スピードで横切ってきた(走り抜けた)というよりかは、普通に徐行して横断していたら、たまたま運悪くそこにアホな自転車が勝手に突っ込んできたという感じである。トラック運転手の方が逆に災難という感じもする。
個人的にシーンとして描く場合、何が原因で死に至ったのかは、細かいようだがかなり重要で、のちの物語の印象も変わってくる。
ここの部分、本当にただの悲しい事故だったのか、ヒロインがただただアホだったのかで、まるで物語の印象が変わる。
天使から人間になった男が、数時間のうちに愛する彼女を事故で失ってしまう、非常に皮肉な重要なシーンである。
恋愛映画としては、主人公と同じように哀しみにあけくれたいと思うが、一方でヒロインのアホさ(一人で何やってんの?)が、チラチラして、最後の別れに集中できない。
最後って、こんなシーンで良いのでしょうか。めちゃくちゃ顔色良いのに死ぬし、急にコメディみたいな雰囲気。
遠回しに人間というのは、儚く不注意で死んでしまうバカという皮肉が込められていると理解することもできるが、そういうテーマで描くほどの重厚な作りでもないので、ただただ配慮が足りていないともいえます。
泣かせたいのか、呆れさせたいのか、感情が渋滞しています。
一番重要なところで、テーマが曖昧になってしまってるので、作品としてはダメな映画。
神がくれたのは(?)、”自由な心”という部分は非常に良いが、それだけかな。
評価 ★★☆☆☆ (星2つ)
(まとめ:設定は悲しい映画だが、なぜか全く泣けない恋愛映画。この当時のメグライアンはかなり良いが、一方で、ニコラスケイジは、今と比べれば若いがただの変質者にしか見えず格好良い(セクシーな)設定には違和感しかない。メグライアンが好きになる理由も、気持ちを理解してくれる精神性はわかるが、どう見てもおじさんなので、恋愛映画としては見た目でかなり無理がある。アクション映画の中のロマンスならよいが、正統派な恋愛映画(特にこの映画)でニコラスケイジの起用は、大分変化球過ぎます。)
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■監督:ハーバート・ロス
■出演:マイケル・J・フォックス ヘレン・スレイター リチャード・ジョーダン マーガレット・ホイットン ジョン・パンコウ フレッド・グウィン エリザベス・フランツ
ニューヨーク。実業界での成功を目指すカンザス出身の青年ブラントリーは就職する予定だった会社に入れず、仕方なく遠い親戚が重役として働く大企業にメールボーイとして入社することに。社長夫人からしつこく誘われる一方、ブラントリーの心は重役室勤務の美女クリスティに傾いていく。やがてブラントリーは偶然から架空の重役に成り済ましてしまうが、出世の足掛かりにできそうな感触。一方、会社に乗っ取りの危機が近づき……?
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/012365
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスが主演したサクセスコメディ。
80〜90年代の映画を見つけたので見てみた。
内容は、田舎者が大都会ニューヨークで成り上がろうとするサクセスモノで、サクセスという部分では、一応成功する話にはなってるが、物語としては、かなり大味で、こういってはなんだか、マイケル・J・フォックスの勢いだけで細かい部分の出来は悪い。
そもそも急展開過ぎて、説明が足らない部分も多いし、倫理的にも主人公としてどうなんだという部分が大いにある。
ネタバレになるが、客観的な事実としては、遠い親戚が社長を務める会社にコネ入社し、最初は知らなかったとはいえ、社長の妻と肉体関係になり、最終的に、会社のかじ取りに口を出し、社長の妻と共謀し、夫(社長)を追い出して、自分が取締役に就くという話である。
また、その過程で、役員の美人?女性(社長の愛人候補)を口説き落とし、最終的に他の会社のスパイ?だったその彼女と良い仲になって、めでたし、めでたしである。
コメディ作品なので、細かいことは気にするなという感じではあるが、いろいろと都合が良すぎるし、後味もあんまり良くない。
親戚の会社でなくて、まったく知らない会社に一から成り上がっていくなら、もう少し印象は変わったかなと。
実力があるのかただ運が良いだけなのか、人としてあまり共感ができない。
評価 ★★☆☆☆ (星2つ)
(まとめ:人気者?マイケル・J・フォックスの主演映画というだけのサクセスコメディ。彼が好きなら見れるが、作品としては、どうなんだという感じはある。当時は、たぶん見ててもそれほど細かい部分は気にならなかったと思うが、大人になって全体を俯瞰して見れるようになると、これは大分ひどい内容だと思う。個人的に80〜90年代の映画の印象的な作品は、そこそこ良作のように感じてるが、中には足らない作品もあるようだ。)
>>摩天楼はバラ色に
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■監督:本木克英
■出演:阿部サダヲ 上戸彩 玉森裕太 柳葉敏郎 杉本哲太 佐藤隆太 柄本明 橋爪功 佐々木蔵之介
東京第一銀行のある支店で現金紛失事件が発生。ベテランお客様係の西木は、支店で働く誠実でまじめな女性行員の愛理、営業の後輩で、投資信託などを担当する田端と真相を探り始める。一見すると平和な支店だが、出世コースから外れた九条支店長、超が付くパワハラ気質の古川副支店長ほか、くせ者銀行員たちが勢ぞろいしていた。そして西木はある真相にたどり着くが、それはメガバンクにはびこる巨大な不祥事の序章に過ぎなかった。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/192393
「半沢直樹」の池井戸潤の小説を、WOWOWドラマ化に続いて、阿部サダヲ主演で映画化したミステリードラマ。
以前、WOWOWドラマ版を見たので、映画版も見てみた。
ただ、ドラマ版は1年以上前なので、細かい内容については、ほとんど忘れていて比較は難しい。
分かる範囲だと、メインストーリー(10億円融資詐欺)は、基本同じだが、序盤の導入などは、映画用に多少アレンジが施されている部分はある。
あと、主演が井ノ原快彦→阿部サダヲを始めキャストも一新されているので、その辺もドラマ版の世界観とは印象が大分違う。
それ以外にも、ドラマ版は45分×全5話(単純に4〜5時間)で描かれていたのに対して、映画版は、123分と半分の時間で描かれるため、内容的には、テンポ重視で内容はかなり薄め(軽め、良いとこ取り)になっている。
じっくり銀行業のやりとりを見たい場合は、ドラマ版、テンポよくさっくり楽しみたいなら映画版という感じ。
映画版の方は、銀行をテーマにしつつよりエンタメ色(騙し合い)を出しているので、躍動感はある。詐欺部分に関しては、コンフィデンスマンJPっぽいノリもある。
評価 ★★★☆☆ (星3.2)
(まとめ:ドラマ版とは雰囲気は異なるが、映画版もそこそこ面白い池井戸潤原作映画。コンフィデンスマンJPみたいなのが好きなら、そこそこ楽しめると思います。銀行ならではの堅苦しさを求めるならドラマ版ですが、池井戸潤作品としては、このシャイロック作品自体は、中程度の内容だと思います。半沢直樹とか他の作品の方が面白さはあります。)
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■監督:石川慶
■出演:妻夫木聡 安藤サクラ 窪田正孝 柄本明 真木よう子 仲野太賀 清野菜名
弁護士の城戸は、かつて離婚調停を請け負った女性・里枝から、奇妙な話を聞かされる。離婚後、故郷に帰った里枝は、そこで大祐と名乗る実直そうな男性と出会って彼と再婚し、幸せな家庭生活を送っていたが、ある日、大祐が不慮の事故で急死。ところが法要に訪れた大祐の兄が、遺影を見てこれは自分の弟ではないと告げ、思いも寄らぬ事実が判明したのだった。かくして城戸は、身元不明の<ある男>の正体を探るべく調査を開始する。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/191579
芥川賞作家・平野啓一郎の同名小説を、「愚行録」の石川慶監督が妻夫木聡主演に映画化し、第46回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか、主要8部門の最優秀賞に輝いたという人間ドラマ。
タイトルに惹かれて見てみた。
内容は、タイトルにあるとおり、”ある男”の所在を探る話。
人探しが目的なので、物語としても興味性があり、感情移入もしやすい。
また、単純な人探しに終わらず、日本社会の問題も取り入れていて、視点も広い。
映像化した部分については、日本のアカデミー賞の最優秀賞(作品賞、監督賞ほか)を何個も受賞してるが、シーンの見せ方での心理描写は巧みで、映像や音の使い方がかなり上手い。演出面でよりそれらが強調されている。
評価 ★★★☆☆ (星3.5)
(まとめ:社会派ドラマでありながら、ミステリー感もあってバランスが良い良作ドラマ。123分という作品だが、1.5倍速で見たが、退屈する感じはない。ある男の所在については、比較的早い段階(中終盤)でわかるが、最後の最後まで一応、緊張感を残している。ミステリーが好きなら見といても良い作品。個人的に子役の少年の演技が涙を誘うほど上手い。)
>>ある男
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■監督:玉田真也
■出演:三浦透子 前田敦子 伊藤万理華 伊島空 北村匠海 田島令子 坂井真紀 三宅弘城
静岡県浜松市。30歳の佳純にはチェリストになる夢があったが、断念して実家に戻り、母親・菜摘、うつになりがちな父親・純一、結婚して妊娠中の妹・睦美、祖母・宮子らと暮らし、コールセンターで働いている。菜摘は佳純が早く結婚するよう望むが、佳純はずっと恋愛に興味が無かった。やがて佳純は菜摘が話を見つけてきたお見合いをするが、相手の翔も自分と同じように結婚をしたくないと思っていて、彼と友人同士になるが……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/191330/-/01
放送作家のアサダアツシが企画・原作・脚本を担当し「僕の好きな女の子」の玉田真也監督が「ドライブマイカー」の三浦透子主演で描いた人間ドラマ。
バカリズム主演、脚本のドラマ「架空OL日記」に出てた人が主演してたので見てみた。
内容は、恋愛や結婚に興味がない実家暮らしのアラサー女性の日常を描いた話。
どちらかというと最近流行り?の多様性を描いた作品のひとつになるが、テーマが同性愛ではないところが新たな角度かなと思う。※最近は多様性と言えば、同性愛(LGBT)の話ばかりで、いいかげん食傷気味なので。
ドラマとしては、家族(友人や会社)からいちいち結婚や恋愛についてとやかく言われやすい、実家暮らし、未婚のリアルな日常を描いているので、共感するところは多い。
決してアイドル的な見た目ではないヒロイン(三浦透子)ではあるが、未婚女性が抱えるすべての社会問題を一手に引き受けていて、その中をなんとか必死に生き伸びている姿には、それなりに物語としての哀愁と面白さを秘めている。
ヒロインをアイドル的に好きになることはないが、どうにか幸せになって欲しいという願いで。
ラストは、そういった意味では、恋愛や結婚の可能性は今後も無さそうだが、少し希望が持てる着地を見せていて、好感度はある。
評価 ★★★☆☆ (星3.2)
(まとめ:多少多様性からの暴走が見られる三浦透子主演の人間ドラマ。最近は少数派の意見をなんでも社会が取り入れることが正義みたいな風潮があるが、その中身についてはよくよく吟味する必要がある。この作品は、その辺では、多様性に振りつつも、社会とのバランスは保たれていると思う。架空OL日記を見てる人には、三浦透子の他にも、佐藤玲も出ているので、共演シーンは一瞬、架空OL日記っぽさがあります。)
>>そばかす
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■監督:チャック・ラッセル
■出演:アーノルド・シュワルツェネッガー ジェームズ・カーン ヴァネッサ・ウィリアムズ ジェームズ・コバーン ロバート・パストレッリ アンディ・ロマノ ジェームズ・クロムウェル ローマ・マフィア
アメリカ合衆国特別情報局の“イレイザー”ジョン・クルーガーは、兵器産業サイレックス社に勤めながら、同社を告発することを決めた女性、リー・カレンを保護する任務へ。サイレックス社はレール・ガンと呼ばれる新型レーザー銃を開発し、国外に売却しようとしており、クルーガーの師ドゥゲランもロシアンマフィアへのレール・ガン密売に絡んでいた。陰謀を知ってしまったクルーガーとリー・カレンはドゥゲランに命を狙われ……。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/012249/-/06
「マスク」のチャック・ラッセル監督がアーノルド・シュワルツェネッガーと歌手のヴァネッサウィリアムズ共演で描いたアクション。
すでに何度か見ている、シュワちゃんの「イレイザー」だが、WOWOWでたまたま再放送してたのを見つけたので、改めて見てみた。
強力な電子?武器”レールガン”が目玉のシュワちゃんのアクション映画であるが、シュワちゃんの主演作品ならではの安心感で、何が起きても最終的には大活躍して、問題を解決する強靭ヒーローの娯楽アクション作品で、今見ても何も考えずに楽しめる。
大人になってから見ると、太ももや肩を負傷しがちだったり、シュワちゃん映画のお決まりの負傷パターンに気づく。太ももによく何かが刺さるし、肩には致命傷にならない程度の銃弾を喰らいやすい。
またところどころアメリカンジョーク的?なセリフなどもあるが、今作では、シュワちゃんの投げナイフを喰らった敵が、通販の安物のナイフを使いやがってと指摘するシーンが印象に残る。後、最後に、電車に轢かれて死んだ敵に対して、彼らがどうなったかヒロインに聞かれた時に、列車で旅立ったと返すシーンなどはスマートだ。
評価 ★★★☆☆ (星3.5)
(まとめ:安定のシュワちゃん主演アクション映画のひとつ。テクニカルに見えないが、物語もわかりやすいし、物語の中の時間の流れ(主人公がやる事が明確)もシームレスに流れている。場面(場所移動)転換はあるが、場所が移動してからの一連のアクションは常に流れを感じる。現在みたいにかっちりした感じはないけど、よくわからない会話やシーンがだらだら続くこともない。非常に明快。)
>>イレイザー
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■監督:庵野秀明 摩 砂 雪 鶴巻和哉
■出演(声優):緒方恵美 林原めぐみ 宮村優子 坂本真綾 三石琴乃 山口由里子 山寺宏一 石田彰 立木文彦 清川元夢
北極にあるネルフの基地で、永久凍土から発掘された第3使徒が活動を始める。パイロットのマリはEVA仮設5号機で出撃し、相打ちでこれを倒す。一方日本にはパイロットのアスカと本格的な実戦用のEVA2号機が到着、第7使徒を一瞬で撃滅した。碇ゲンドウ最高司令官と冬月コウゾウ副司令はゼーレの月面基地で調整中のEVA Mark.06を視察していたが、同じころ第8使徒が衛星軌道上からネルフ本部を目指して飛来する。
※WOWOWから引用 https://www.wowow.co.jp/detail/116527
TVアニメ版の内容をブラッシュアップして描く原作・脚本・総監督の庵野秀明が作り上げる映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」全4部作の第2部。
映画版のパート1を見たので、一応パート2も見てみた。
TVアニメ版は一応すべて見ているが、大分前過ぎてほぼ忘れてしまってるので細かい比較はできないが、この映画版パート2では、パート1以上にあきらかに内容が変わっている。
マリという第3のエヴァの乗り手が登場したり、ストーリーも結構変わっている感じがする。
ただ、相変わらず、パート2になっても個人的にはエンタメ作品として見ると、エヴァンゲリオンはあまり面白くないというのが率直な感想である。
このエヴァンゲリオンというのは、個人的に地球に飛来してくる使徒(敵)と人類の壮絶な戦いを描く物語に、エヴァンゲリヲンという使徒と唯一対峙できる戦闘機を操縦できる碇シンジをはじめとする10代の男女の乗り手たちの不器用な恋愛を含む人間関係(思春期からの成長)を描いているというのが、今まで見た中で感じた自分のエヴァに関する理解である。
同じように人間が乗り込むタイプの戦闘機を操るガンダムとの違いは、かわいい子たちに取り囲まれる奥手な主人公の恋愛模様がもう少し前面に押し出してくるところだろう。その他、宗教や哲学的な部分もあるが、こちらは、結果的にそういう方向性になっていくというので、単純な設定としては、人類の戦いとその間で悩む10代男女の恋愛だ。
気になる部分としてはこの二つであるが、人類を抹殺しようとする使徒との戦い部分は、スケール感はあるものの、結果的に何10体も襲ってくるうちに戦自体がマンネリ化してきて、物語としての重要度は段々下がっていく。
一方10代男女の恋愛模様であるが、こちらも主人公である碇シンジが一般的な少年以上にダメな設定(わがままで独りよがり)ゆえに、彼に共感しながら、物語を追うことを非常に困難にしている。
もう少しわかりやすく共感できるキャラであれば、この恋愛模様も多少見れる内容になると思うが、現時点では、恋愛的な面白さはない。また、ハーレム的に主人公を取り囲む女性キャストは多いが、碇シンジに対峙(ライバル)するような同世代の若い男性キャストが一切いないのも、恋愛的な要素が盛り上がらない原因でもある。
結論としては、ところどころ挿入される女性キャストのセクシーシーンが、唯一、エヴァの見どころかなというレベルである。
個人的にそれ以外にあまり見どころはない。
流し見ならいいが、大人が真剣に見るような内容ではない(笑)
評価 ★☆☆☆☆ (星1.5)
(まとめ:相変わらずの出来だが、後半になり多少盛り上がっては来るパート2。今のところエヴァンゲリオンという作品は、見る人を選ぶ作品で、興行収入もこの作品以降次第にも伸びて大ヒット作品になるが、たぶん話題になってから見始めた新規参入組の一般人のほとんどが、エヴァの面白さを理解できず、単純につまんないと思っているんじゃないかと想像する。自分も現状つまんない派の人間である。庵野秀明のセンスも理解できない部分多いし。特にこのパート2での”翼をください”という選曲センスは自分には全く理解できないです。)
>>ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
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