映画「スウィンダラーズ」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.27 Monday
  • 07:57

■映画「スウィンダラーズ」の感想(ネタバレ)


■監督:チャン・チャンウォン
■出演:ヒョンビン ユ・ジテ ペ・ソンウ ホ・ソンテ ナナ


【映画「スウィンダラーズ」のあらすじ】

ネズミ講による詐欺事件で3万人以上もの人々を騙して世間を騒がせた大物詐欺師のチャン・ドゥチルがついに死亡した、とある日報じられる。しかし、詐欺師を相手に詐欺を働くジソンは、彼がまだどこかで生きていることを確信。詐欺事件の担当検事パク・ヒスも、やはり彼の行方をなお執念深く追っていた。かくしてジソンとパク・ヒスたちはチームを結成し、チャン・ドゥチルを巧みにおびき寄せて捕まえようと周到な計画を練る。

WOWOWから引用


【映画「スウィンダラーズ」の感想(ネタバレ)】

 

 

韓国映画「百万長者の初恋」のヒョンビンが主演したサスペンス。

 

番組情報で詐欺師モノということで選んでみた。

 

手に汗握る緊張感のあるやりとり(カイジ的な)が楽しめるのかと思っていたが、コミカルなキャラクターが周りを固めていて意外とノリが軽い。


一応主演のヒョンビンの物語で父親を詐欺師に殺された息子というわかりやすい復讐話ではあるのだが、途中から味方で悪役?の検事目線になったり、また途中で急に主人公の行動や考えが共有できなくなったりと、イマイチ当事者目線が続かない。

 

最終的に二点三転する流れではあるものの、共感が離れてしまったため、何が起きても他人事感は否めない。

 

また、途中で当初の目的からズレていってしまうのも物足りなさの原因だろう。

 

わかりやすく、主人公の詐欺師と狡猾な検事が組んで、悪徳詐欺師を騙すというシンプルストーリーで描いてくれれば、入り込みやすいのだが、なぜか、味方(チーム)だったはずの検事までも悪役要素を強めにして途中から悪党化させてしまい、基本路線までひっくり返してしまった。

 

結果、当初の目的だった、一番の悪(チャンドゥチル)を捕らえて復讐するのではなく、実は、裏で親父殺しに加担していたことがわかった味方の検事にターゲットを変更して、そっちに対して復讐を果たして目的達成。

 

チャン攻略については、未達のままだが、この調子で次回やりますよ、という意気込みだけ見せるが、そのままエンディングを迎える。

 

二時間近く付き合ったのに、内容的には大分肩透かしにあった感じは否めない。

 

これで作品としては、「騙されたでしょ?」という感じで作っているのだが、誰もそこ(検事への復讐)を求めてないと思う。

 

目的はずっとチャンを煽っていたのだから、チャンを捕まえなくては、全然快感がこない。

 

内情を調べていくとチャンは、実は、親父殺しの犯人じゃなかったことがわかったので、急遽ターゲットを変えましたということのようだが、それなら最初からその事情を言うべき。

 

ただそれを言うと、検事を嵌めるためにチーム全員仲間だったという前提(オチ)も言わないといけないので、いろんなところで、おかしなことになっている。

 

これはコンフィデンスマンJPの映画版パート1と同じように大分やらかし(オチ)てると思う。前提情報を出さない、勝手な物語構成。

 

騙そう騙そうと力み過ぎたために、裏の裏の裏の裏…を行ったらただただ普通に設定がズレて、出来が悪い作品になったようなそんな感じです。

 

これは、騙まされたというか、なんか腹立つ類のウソです(笑)

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:最後まで見たのに、振出しに戻った感の韓国サスペンス。時間の無駄とまでは言わないが、なんかこのラストでは後味が悪い。原作があって、壮大な物語の為に時間の都合で描き切れないからここで一旦終了なら理解できるが、別にそういうことではなく、ただただ、最初からここで終わりのようだ。結局、このラストだと、チャンってどうでも良かったのかなと思う。散々煽っていたのに…。)

 

 

 

1度目は

 

ダマす方が悪いが

 

2度目は

 

ダマされる方が悪い

 

-?

 

 

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映画「京城学校:消えた少女たち」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.16 Thursday
  • 05:33

■映画「京城学校:消えた少女たち」の感想(ネタバレ)


■監督:イ・ヘヨン
■出演:パク・ボヨン オム・ジウォン パク・ソダム コン・イェジ コ・ウォニ


【映画「京城学校:消えた少女たち」のあらすじ】

1938年、当時日本統治下の京城(現ソウル)郊外にある全寮制の女子校に、ジュランという名の少女が転入してくる。彼女の日本名は静子。クラスメートたちはなぜか彼女によそよそしい態度を見せる中、級長のヨンドクだけはジュランに優しく接し、2人は親友同士の間柄に。ジュランはヨンドクから、以前このクラスには同じ静子という名の別の生徒がいたこと、そして、彼女はある日、不意に姿を消してしまったことを聞かされる。

WOWOWから引用


【映画「京城学校:消えた少女たち」の感想(ネタバレ)】

 

 

韓国ドラマ「ああ、私の幽霊さま」のパクボヨンが主演した韓国のサスペンスホラー。

 

少し前に「レベル16 服従の少女たち」という美少女たちが暮らす寄宿学校という設定を見たが、同様の全寮制の女子高という似た設定(状況)を見つけたのであえて選んでみた。

 

しかし、こちらは女子高設定は同じでも、制作は韓国で舞台は、なぜか1938年の日本統治時代の話。

 

なぜにスマホが普及したこのハイテク時代において、あえて、今、この時代を選んで、韓国は映画を撮ってるのだろうか?という疑問が頭をよぎる。

 

ということで、映画の内容云々の前に、日本人として、あからさまに漂う反日臭が気になってしまう。

 

ちなみに中身も旧日本軍(に使われた韓国女性=当時は朝鮮人)が韓国の少女たちを集めて、新薬の人体実験をしていたという、旧日本軍=といえば”極悪”(目の敵)という、悪いイメージの旧日本軍がやりそうな?単純図式で語る内容であった。

 

また時代背景はちゃんとそれっぽく制作してるが(日本語の会話や当時の日本名(通名)など使用)、これが史実(朝鮮での人体薬物実験があった)かどうかは謎である。映画だからなんでも良いかとなるとそうでもないだろうと思うが。

 

ちなみにあまりにもわかりやすい反日設定に、1938年という設定の段階からオチが想像できてしまい、多少回り道をしてみせてるが、もろバレ感は否めない(笑)

 

旧日本軍が出てきて、韓国のいたいけな少女たちが集まってひどい仕打ちを受けている=じゃあたぶん、これ人体実験だな!

 

この単純発想でオチにたどり着いてしまう悲しさ。

 

反日をやるのはいいが、映画なので、もう少し想像力が欲しいところだ。

 

ちなみに、途中で、リングの貞子のような呪い(心霊?)みたいな、ホラー演出を出してきたが(これも日本)、結局、オチは、人体実験ということで終わっていて、あの途中のホラー要素が、一体なんだったのかは、最後まで謎です。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:反日をやっているが、一周回って親日が出てしまう?韓国サスペンスホラー。最初から最後まで反日で通してくれるものだと思っていたが、この女子高の韓国人校長が最後に言うセリフがかなり微妙。まとめると、日本は非人道的な国で(そういう描き方をしている)、しかし、それでも自分も同じように非人道的(人体実験)なことをやってでも、朝鮮で過ごすよりはマシ(日本に尽くしたい)という内容。映画の中で悪人役が言うセリフとはいえ、このセリフからは、韓国人の隠された本音が見えてくる。反日をやりたいなら最後のセリフ(朝鮮よりマシ)はいらない。そう考えると、この映画もなんか、政治的に上から反日映画を作れという命令が来たものの、そんなに別に反日でもない若いスタッフが、とりあえず設定だけ反日っぽい感じを出しつつ、朝鮮人校長という悪役を使って、本音をしゃべらせてるんじゃないかとも取れる。逃げ口上というか。

 

「おい、”ウンザリする朝鮮”って、なんだこのセリフ?、お前ら親日やってないだろうな?」

「やってないです、彼女は、我が同胞を人体実験するような極悪人ですから、彼女の言葉なんて、まともに信じないでください」

「そうか…そうだな、あいつは悪い奴だな」

「そうですよ…(ふう〜危なかった)」

 

パクボヨンが出てるし、作品としては意外と見れたのでギリ星3つで。韓国人の自虐は評価したい。朝鮮から出たいってどれだけ朝鮮って、ダメなんだよ。ダメさは、ま〜知ってるけど(笑))

 

 

真の皇国臣民として

 

堂々と日本に入りたい

 

このウンザリする朝鮮を

 

自分の実力で

 

自分の足で抜け出したいんです

 

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映画「神と共に 第二章:因と縁」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.12 Sunday
  • 07:28

■映画「神と共に 第二章:因と縁」の感想(ネタバレ)


■監督:キム・ヨンファ
■出演:ハ・ジョンウ チュ・ジフン キム・ヒャンギ マ・ドンソク キム・ドンウク イ・ジョンジェ D.O.


【映画「神と共に 第二章:因と縁」のあらすじ】

冥界からの使者、カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンという3人はこの1000年の間に48人を転生させることに成功し、あとひとりを転生させれば自分たちも新しい人生を迎えられる状況に。そんな中、過去にカンニムが冥界裁判で弁護を務めた消防士ジャホンの弟スホンが兵役中の誤射で殉職し、その魂が冥界にやって来る。カンニムはその弁護を買って出るが、閻魔大王はスホンが地獄裁判を受けるために必要なある条件を提示する。

WOWOWから引用


【映画「神と共に 第二章:因と縁」の感想(ネタバレ)】

 

 

韓国の人気ウェブコミックを映画化し、韓国で2部作ともに観客動員が1000万人突破の大ヒットを記録したファンタジー2部作の後編。

 

パート1を見たので、一応パート2も見てみた。

 

パート1はイマイチだったが、このパート2はそれなりに良く出来ている。

 

っというか個人的にはパート2だけで良い。

 

っというのもパート1で物語の中心となっていた、貴人の消防士役のチャテヒョンが、パ−ト2では登場せず、主役は、彼の弁護をしていた使者の3人に交代する。

 

この物語というのは、貴人として取り扱われる死人を取り扱っているが、本当にやりたいことは、貴人の物語(裁判)を通じて、使者の3人が忘れていた(二人は意図的に消されていた)1000年前の過去を思い出し、そして受け入れるという話である。

 

この話の全体像がわかった時に思うのが、パート1で思った通り、やっぱり出来が悪いなと思う。

 

っというのも、本当の主役は、貴人の方ではなく、使者の三人の方なのである。

 

となるなら、最初から使者目線でちゃんと彼らの動向を描くべきで、いかにも貴人が主役のようなパート1の貴人目線ってのは、全くいらない目線なのだ。次第に貴人を弁護してる使者の過去があきらかになるという流れでは全然ダメなのだ。そこまで彼らの人物像に対して、興味や共感が作られてないし。

 

そもそも、パート1で主役っぽさを出していた貴人のチャテヒョンがパート2では、役目を終え、一切出てこない時点で、ただの物語の部品に過ぎなかった訳で、彼を主役のように扱っていたパート1の意味は、パート2を見ると時間の無駄以外にないし、物語上は必要な素材ではあるものの、それだけのこと。

 

個人的には、パート2であきらかになる、1000年前の使者の三角関係や出来事の方が、物語として骨太でそっちの方が断然価値が高い。そこと比べると現代人の貴人の話は、シンクロさせようと後から取ってつけた感が満載だ。とにかく回りくどい。

 

この作品は、わざわざと言ってしまうが、現代の話や仏教の裁判、記憶喪失なんだと、やたら付け加えて、過去話に肉付けしている訳だが、すべて剥がしてみると、1000年前の三国志みたいな歴史時代劇をただ普通に作ってくれた方が、時間を無駄にせず、素直に感動できたと思う。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:二部作だが、パート2だけで十分な無駄なテーマが多い韓国二部作の後編。二部作通して、ハリウッドレベルのスペクタクルなCG技術は見せ場ではあるものの、物語としては、過去の歴史時代劇の話だけで十分。作品を邪魔してるのは、韓国人特有?の悪態や独り言が多い演出(ノリ)で、それらが作品の緊張感を失わせ、質や説得力を低下させている。もう少し上手く作ってくれれば、自然と泣けたと思う。芯の物語も良いし、音楽の質も良いので。とにかくいろいろと惜しい作品です。邦画では、どう頑張ってもこのレベルで作れない内容だし。)

 

 

韓国で正直に生きたら

 

すぐホームレスになる

 

ここは地獄だ

 

-?

 

 

成功した奴らの話は信じるな

 

現状維持のためにほざいてる

 

-?

 

 

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映画「神と共に 第一章:罪と罰」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.08 Wednesday
  • 08:01

■映画「神と共に 第一章:罪と罰」の感想(ネタバレ)


■監督:キム・ヨンファ
■出演:ハ・ジョンウ チャ・テヒョン チュ・ジフン キム・ヒャンギ イ・ジョンジェ キム・ドンウク D.O. マ・ドンソク


【映画「神と共に 第一章:罪と罰」のあらすじ】

消防士キム・ジャホンはビルの火災現場で少女を救うが殉職してしまう。そんな彼の魂の前に冥界からの使者であるヘウォンメクとドクチュンが現われ、彼らによれば、冥界の法によるとすべての人間は死後49日間に7つの地獄で裁判を受けねばならず、すべてを突破した者だけ新たな人生を始められるという。もうひとりの使者で、彼らのリーダーであるカンニムがキム・ジャホンを弁護することになり、4人は7つの地獄に向かうが……。

WOWOWから引用


【映画「神と共に 第一章:罪と罰」の感想(ネタバレ)】

 

 

インターネットで発表されたコミックを「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンら出演で映画化したファンタジースペクタクルアクション二部作の前編。

 

珍しい2部作の韓国映画を見つけたので見てみた。

 

内容は、詳しくはわからないが、輪廻転生(生まれ変わり)に至る仏教の死後裁判を描いた話で、とにかくCGに力が入っていて、スペクタクルファンタジーアクション大作と言わんばかりの作風ではあるのだが(大画面で見ればそれなりに満足度はあるのかもしれないが)、いかんせん韓国ならではのお涙頂戴の演出が強い上に、約140分と話がやたらに長い。

 

しかも、まだこれで前編だ。

 

冒頭、人を助けた直後にいきなり死んでしまう消防士の掴みは良いのだが、その後が、主人公の過去の善行話の後出しが多く、いろいろ展開があるものの、結局、絵的に背景が変わるだけで、同じ手法の繰り返しで、イマイチ話が盛り上がってこない。

 

また、一応ルールがあって、生者が暮らす下界に介入するなと言ってる割に、後半は都合良く、というか介入しっぱなしで、設定が非常に曖昧である。

 

それと、裁判を導く使者側の人物像がコメディタッチなので、死後世界に緊張感が無い。これが一番問題だな。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:面白雰囲気は出してるが、実際はさほど面白くないマンガ原作の韓国映画2部作の前編。内容としてはマンガ原作っぽい雰囲気はすこぶる感じる内容で、マンガとしては、原作はたぶん面白いと思うが(知らないけど)、それを実写映画にすると、なんとも薄っぺらい話になってしまった。そんな印象です。あとは、韓国の伝家の宝刀のお涙頂戴(不幸自慢)演出とそのやりとりが、わかりやすく逆に冷める。韓国人の正義感は、現実世界では到底無理だから、映画やドラマでその願望を満たしているという話があるが、そういう事情を知ってしまうとなんかこの映画の中だけに存在するような正義感が見てて気の毒だなと感じる。まー日本も大して変わらないけど。…さて、後編はどうすっかな。)

 

 

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韓国映画「あなた、そこにいてくれますか」の感想(ネタバレ)

  • 2020.06.01 Monday
  • 05:58

■映画「あなた、そこにいてくれますか」の感想(ネタバレ)


■監督:ホン・ジヨン
■出演:キム・ユンソク ピョン・ヨハン チェ・ソジン キム・サンホ アン・セハ


【映画「あなた、そこにいてくれますか」のあらすじ】

医療ボランティアでカンボジアを訪れた医師のスヒョンは、子どもの命を救ったお礼に、自分の願いを叶えてくれる不思議な薬を村の長老からもらう。スヒョンの切なる願い。それは、30年前に死に別れた恋人ヨナにもう一度会いたいというもの。半信半疑で薬を飲んだスヒョンは本当に30年前にタイムスリップし、若き日の自分と出会う。ヨナの身に近々訪れる死を知らされた青年のスヒョンは、彼女の命を必死で救おうとするのだが…。

WOWOWから引用

【映画「あなた、そこにいてくれますか」の感想(ネタバレ)】

 

 

フランスの作家G・ミュッソの小説「時空を超えて」を、物語の舞台を韓国に移して映画化したラブファンタジー。

 

HDD整理のため大分前の作品を選んでみた。

 

タイムスリップができる薬を手に入れた中年医師が死に別れた昔の恋人を救おうとする話。

 

ストーリー自体は、不幸な過去を変えてハッピーエンドを目指す王道のタイムスリップモノなので、普通に描いてくれさえすれば、感動できるはずなのだが、変に制作サイドの頭の中だけで、状況をこねくり回してるせいで(そう感じる)、気持ちが上手く入っていかなかった。

 

っというのも、中年医師が主人公で、死に別れた恋人の後悔を胸に、タイムスリップしてその彼女に会う、または救おうとするというのがテーマであるのだが、なぜか、昔の恋人が死んでることもそうだが、なぜ死んでしまったのか、その原因をなかなか教えてくれない。

 

主人公目線で描いてる話なのに、主人公はわかってる事実なのに、視聴者には、その事実を伝えない。

 

誰に対する配慮なのか? この時点でこの主人公は自分の味方じゃないと思ってしまった。

 

同じ情報を共有してこそ、主人公との間に共感が生まれるのに。途中で突き放された。

 

そして、話はむしろその部分を謎にして、そこでサスペンス感を出す方向に話を進めて行ってるのだが、ゴール(原因)がわからないのに、その手前で幾らこねくり回されても、何がしたいのか目的がよくわからない。

 

30年前の自分が出てくるので、その事実を伝えると何かしら支障があるのは理解出来るが、視聴者に教えない意味がよくわからない。

 

ちなみに、死の原因は、彼女は水族館でイルカの調教をしてるのだが、ある日、イルカが急に暴走し、プールに入って助けようとしたことで事故に遭って死んでしまうらしい。

 

この情報がしばらく隠されているのだが、知ってしまった後で思うが、別にあえて隠すほどの話でもない(笑)

 

むしろ早く教えてくれよ。そうすればそこに対する、目的がすぐ生まれる。

 

ちなみに、彼女が事故で死ぬ日に、水族館に行かないようにすればいいだけの話だが、何かよくわからないが非常に回りくどい方法をやって、その過程で、なぜか彼女と別れることを選択するのだが、それもイマイチよくわからない。

 

一緒にいると、彼女が不幸になるらしい(何らかの事故に遭ってしまう)、という、理由は不明だが、そういう設定があるらしい。のちに二人が再会しようとした瞬間彼女が事故に遭う。

 

また別の理由としては、現在では別の女性との間に出来た一人娘がいるので、彼女と逆に上手くいくと(過去が変わると)一人娘の存在が無くなってしまうことで、それを気にかけているらしい。

 

まーとにかく、この両者の設定がややこしく、話が絡まり過ぎなのだ。

 

ちなみに、この設定がちゃんとガイドのように、目の前に理由と原因を提示して道筋を作ってくれれば、目的(正解)がはっきりするのだが、なんか微妙にふわふわしていて、わかりにくい。

 

最終的には、30年前の若い自分が、現在の主人公の年齢になった時に、昔(あの時)別れた彼女と数十年ぶりに再会するというのが、やりたかったらしい。

 

では、この理想のゴールをはじめに言ってくれと思う。

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2.5)

 

(まとめ:タイムスリップモノでは設定(目的)がわかりにくい韓国ラブファンタジー。たぶん設定をすっと理解できたとしても、そこに気持ちは到底追いついていかない。ある部分で作りが悪い、または不親切な感じは否めない。ラブファンタジー特有の泣きどころは用意されているが、これではさすがに泣けない。)

 

 

人生とは

 

眠れないときに

 

生まれるものなのです

 

-?

 

 

>>あなた、そこにいてくれますか

 

 

 

 

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映画「君の結婚式」の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.15 Saturday
  • 02:40

■映画「君の結婚式」の感想(ネタバレ)


■監督:イ・ソックン
■出演:パク・ボヨン キム・ヨングァン カン・ギヨン コ・ギュピル チャン・ソンボム ソ・ウンス シン・ソユル


【映画「君の結婚式」のあらすじ】

高校3年の夏、転校生の少女スンヒにひと目惚れしたウヨン。彼の猛烈なアタックの末、2人は次第に距離を縮めていくが、スンヒの家庭の事情で別れ別れになってしまう。卒業後、浪人生となってバイトをしていたウヨンは、友人に見せられた大学案内にスンヒが写っていることに驚き、彼女に会うため猛勉強する。やがてみごと韓国大学に合格を果たしたウヨンは大学でスンヒと再会するが、彼女にはアメフト部キャプテンの恋人がいた。

WOWOWから引用

【映画「君の結婚式」の感想(ネタバレ)】 

 

韓国ドラマ「ああ、私の幽霊さま」のパク・ボヨンが出演したラブストーリー。

 

パクボヨンが出てたので見てみた。

 

完全にヒロイン目当てで選んでみたが、個人的に魅力が爆発していた「ああ、私の幽霊さま」(2015年)から3年経って作られた今作(2018年)では、役柄も変わっていることもあるが、年齢を重ねたことも影響して、魅力が半減している。

 

さすがに27.8歳(現在29歳)で高校役はもう厳しい。相方のキム・ヨングァンに関しては、31(現在33歳)歳でやってるが。

 

韓国映画や韓国ドラマは、いい大人なのに、若い俳優をあてがわずに本人が中学生役とか高校生役とか制服着て平気で演じてたりするが、その神経がよくわからない。

 

人が同じなので、時間経過しても気持ちが離れにくいメリットはあるが、あきらかに体が仕上がっていて大人(コスプレ)だなという違和感は付きまとう。

 

で、内容の方だが、高校生から大学、社会人までを描く、長期スパンの悲恋な物語になっている。

 

たまたまだとは思うが、少し前に見た、「あの頃、君を追いかけた(2019)」と展開が似ていて、アメフトとカンフーの違い、ところどころ細かい二人のエピソードの違いはあるものの、最後は、彼女の結婚式を招待客として見守る悲恋なオチが全く一緒で、なんだこれと思う。”君の結婚式”というタイトルからすれば、そうなのだろうけど。

 

ちなみに内容が似ているが、作品の出来に関しては、日本の「あの頃、君を追いかけた(2019)」の方が数倍良い。

 

やはりこちらのヒロインの性格が、あまり好ましくなく(繊細さや、か弱さがあまりない)、主人公が惚れるような感覚に見ているこちらがどうにもなっていかない。

 

そして、気持ちが終始乗れないからか、111分という本編の長さが異様に長く感じた。1.5倍で見てるんだけど。

 

この内容なら90分位で十分だ。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:タイトルからネタバレしてるパクボヨン出演の不作ラブストーリー。肝心の恋愛部分でいいなと思うシーンは、鼻歌を歌うわずか数分程度がある位で、他のシーンは、もう好きにしてという感じだ。パクボヨン自体は、年齢的にもうそろそろという気はするが、まだまだ持ち前の可愛らしさはある、ただ、その前にヒロインの性格設定に全然魅力を感じない。勝気な性格なら、終始猫被ってる方が良いなと思う。個人的には、恋愛部分より、脇役の言行に気になる部分がある。韓国では、女性へのプレゼント攻めにお米を送ったりようだが、その発想はなかった(笑) 日本でも花の代わりに、お米を送ったら、喜ばれるんじゃないだろうか。玄関先でコメを担いでる姿は、男らしい。)

 

 

 

うちの下宿のおばさんを好きで

 

断ってもお米や花を

 

持ってくるのよ

 

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俺も元カノの誕生日で

 

メアドを作った

 

別れて使わなくなったが

 

当時の仕事相手からメールが来る

 

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韓国映画「目撃者(2018)」の感想(ネタバレ)

  • 2019.12.22 Sunday
  • 08:45

■韓国映画「目撃者(2018)」の感想(ネタバレ)


■監督:チョ・ギュジャン
■出演:イ・ソンミンキム・サンホチン・ギョンクァク・シヤン


【韓国映画「目撃者(2018)」のあらすじ】

深夜に泥酔状態で帰宅した会社員のサンフンは、女のかすかな悲鳴を耳にする。恐る恐るベランダに出ると、女がある男に殴り殺されているところを目撃。次の瞬間、殺人鬼は、サンフンの部屋の明かりに気づき、部屋の階数を確認するのであった。翌朝、チャン刑事を中心に目撃情報の聞き取りが始まるが、何百室もあるマンションの真下で起きた事件にもかかわらず、証人は1人も現れない。身の危険を感じ、知らない素振りを決め込むサンフンだったが、殺人鬼だけは確信していた--彼が目撃者であると…。

※楽天サイトから引用

【韓国映画「目撃者(2018)」の感想(ネタバレ)】 

 

 

韓国で興行収入ナンバー1(たぶん週間?)を記録したという「華麗なるリベンジ」のイ・ソンミン主演のサスペンススリラー。

 

久々に番組情報を見て韓国映画を見てみた。

 

内容は、タイトルからもわかるが、殺害事件の犯行現場を見てしまった目撃者が犯人から執拗に付け狙われるという話。

 

わかりやすいほどの王道な設定で、大きく失敗しようがないジャンルではあるのだが、見てみると中身が、今世紀の中でも駄作として名を残してしまうほどに大分ひどい。

 

なぜこの作品が韓国で1位になっていたのか、かなり疑問だ。商業的には人を集められる内容だと思うが、作品としてのクオリティは、???の連続で、途中からもうええわ!と見るのを投げ出したくなる内容だ。一応最後まで見たけど。

 

とりあえず、見ながらなんで?という疑問(問い)が尽きない。

 

まず、一番の疑問は、殺害現場を目撃したのにも関わらず、なぜか警察にそのことを一切言わない。110番(112)すらも掛けない。

 

なんで?

 

この目撃者という設定での大事なところだと思うが、いきなりそこをスルーしてくる。

 

この主人公の行動理由(動機)にまるで共感できず、入り込めない。

 

とりあえず、警察に言おう。話は、そこからなんだが。

 

ちなみに警察の中に犯人がいてとかそういう縛りがあって連絡したくてもできない(意味がない)という訳ではない、ただ警察が信用できないからという理由のみで勝手に言わないのだ。その裏には、家族(妻子)を守るためらしいのだが。

 

前提として、犯罪が起きてるのに警察が信用できないってどこの発展途上国の話をしてるのかと思う。一応、まがりなりにも法治国家になってる韓国の話ではないのか。そんな危ない国と日本は普通に国交があって大丈夫かと逆に心配になる。

 

では、まあ、最悪、事件化(死体が発見されてない)されてない内なら黙っておくというのは、目立たない行動として、犯人に対する防御策なのかと、考えられなくもない(まるで意味が分からないけど)ということにしても、事件が表面化してからも、なぜか頑なに言わないのだ。

 

なんで??

 

事件化したら、もう黙ってる意味って無いじゃんって思うんだけど。警察が犯人捕まえようと、もう動き始めてるんだから。警察が動かないうちなら、言ってもその話を信用してもらえないとか、死体が出なかったら、そんな話ウソなんじゃないかとか、そういうこともあるかもだけど。

 

マンションの駐車場で人死んでて、翌朝、死体も回収もされてて、ニュースにもなってるのに。

 

それでも、なぜか頑なに言わないのだ。

 

なんで???

 

また、さらに言うと、犯人がその目撃者を執拗に狙うというのも意味がわからない。

 

事件化されてない内なら、事件が表に出ないように目撃者を事前に押さえておくのは証拠隠滅になるかもしれないが、事件が表面化した後に、目撃者襲ってたら余計、警察の網に掛かりやすくなるだけだと思うのだが、それでも一向に止めない。アホなのか?

 

そもそも現場はマンションってわかってる訳で、そこの住人が時間も置かず襲われて、急に行方不明になるようなことが起きたら、確実に犯人に襲われたんだ考えるのが普通だろう。

 

さらに言うと、警察と話をしてる時に、遠くに犯人がうろうろしてるのに、…でも言わないのだ。

 

なんで????

 

あいつが犯人だ!じゃないの。捕まえたらそこでもう解決じゃないのか。

 

めちゃくちゃ刑事の方が、聞き込みですり寄ってきてるのに、でも言わない。

 

刑事が普段あんなにすり寄ってくることなんてめったに無いでしょう。

 

さらに犯人に追いかけられて、マンションの管理人部屋から警察に連絡しようとするが、妻子がちょうど帰宅してきてしまい、後ろに犯人がいるとわかったら、警察に連絡するのをギリギリでやめてしまう。

 

しかもその場所にすぐに刑事が車で到着したのに、でも何も言わない。

 

なんで?????

 

もう完全に目撃者と犯人のコント(笑)

 

警察に連絡しなければ命が保証されるという目撃者の勝手な妄想がひどい。

 

犯人側の、お前もし警察に言ってみろ殺すぞ。という目撃者に対する無言の圧力があるが(そんなことは犯人は約束もしてないのだが)、知らないうちに、目撃者にとっては、警察に言ってないから俺たちは殺されない(大丈夫)、という思い込みに変わっている。じゃあ、なぜ執拗に殺しに来てるのか考えた方がいい?

 

犯人とそこのやりとりしてるなら、証言しないということに多少意味はあるが、目撃者が勝手に忖度してるだけで全然意味が無い。

 

最初の方は、このおじさん主人公の境遇に一緒に入り込めていたが(電気をつける家族に対してイライラしたりしてたが)、途中から、このおっさんただのアホやな?と思うようになったら、もう見てられない。

 

妻を殺害されてしまった夫が目撃者を急に襲うのもアホだし。襲う人が違うから。原因は犯人だから。

 

この映画、唯一、ちゃんとしてるのが、妻と中年刑事。

 

主人公と犯人が一番アホですね(笑)

 

最初から二人で山に行ってれば良かった。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:ツッコミ出すとキリがない脚本や設定が意味不明なアホ映画。ちなみに、最後に雨降って別に高い山でもなく、ダムがある訳でもないのに、急にどこからともなく、濁流が押し寄せてくるとかも???だし、それによって、被害者の遺体がボロボロ出てくるのも都合よすぎ。そして、相変わらず韓国映画は俳優が泥に埋まるの好きね。もうこの映画は、異常です。犯人がサイコじゃなくて、映画自体がサイコです。それが理由かはわかりませんが、WOWOWのこの作品の番組ページがどっかに行ってしまったようで、検索しても発見できませんでした。)

 

 

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映画「サニー 永遠の仲間たち」の感想(ネタバレ)

  • 2019.10.26 Saturday
  • 07:19

■映画「サニー 永遠の仲間たち」の感想(ネタバレ)


■監督:カン・ヒョンチョル
■出演:ユ・ホジョン シム・ウンギョン チン・ヒギョン カン・ソラ ミン・ヒョリン チョン・ウヒ コ・スヒ ホン・ジニ イ・ヨンギョン キム・ソンギョン


【映画「サニー 永遠の仲間たち」のあらすじ】

専業主婦のナミは母親が入院した病院で、高校時代の親友チュナと偶然再会。25年前、ナミは転校先の高校でチュナと出会い、彼女とその親友たちとナミを合わせた7人の少女は仲良しグループ“サニー”を組んでいた。しかし現在のチュナは難病で余命2カ月。チュナに頼まれ、“サニー”のメンバーを捜すナミは、25年前の楽しかった日々を思い出しつつ、夫も娘もいて不自由ない今の自分は、なりたかった自分になれたかと自問する。

WOWOWから引用

【映画「サニー 永遠の仲間たち」の感想(ネタバレ)】 

 

 

後に篠原涼子ら出演で日本でもリメイクされた韓国の青春映画。

 

番組情報で泣けると書かれてたので見てみた。

 

内容は、高校時代の友人が余命宣告されてたことを知った友人女性が、今では連絡を取ってなかった高校時代に仲良かった友人たちを再び集めようとする話。

 

中年になって自分たちが一番輝いていた青春時代を振り返るという王道の構成ではあるのだが(ラストのオチもベタ)、描き方も韓国人ならではの、実体験を伴うようなリアリティある自虐エピソードの数々に意外と好感度が高い。

 

個人的には、最初のほうで、韓国ドラマを何本か見てると大体遭遇する、恋愛してた男女が実は、実の兄妹の疑い(設定)が出てきたり、急に主に女性(男性)が重い病気で死ぬ不幸設定などに韓国人として、見ながらいちいちツッコミを入れてる日常風景などは、日本人でも気になるわけだから、韓国では余計思うわなと、そのシーンに納得する。

 

ある種、韓国人の韓国ドラマのあるある設定(自虐)とでも言える笑いだ。韓国のコメディは、韓国バラエティとか見ても、全然面白くはないが(自分が見たものは)、この映画の中の笑いは、比較的日本人に好まれそうな笑いが多い。

 

その他、エピソードとして、家が貧乏で三本ラインのアディダスが買えず、一本線?のなんちゃってメーカー靴を履いてたらバカにされるとか。※日本でも良く聞く定番話ではあるけど。

 

また、軍事政権化で、それに熱心に反対する学生と警察が街で衝突してるのを、意外と他人事のように眺めていたりと、よく見る反日活動や政治活動にのみに忙しくしている、良く見る嫌な韓国人イメージとは違う、少し物事を冷静に見つめた韓国人という一般視点があって、なかなか新鮮だった。

 

なんでそんな感じの映画になるかを勝手に想像すると、男がほとんど出てこなくて、主役が韓国の女性たちにのみスポットが当てられているからなのかと思う。韓国の女性は、儒教文化の影響で、家ではあんまり発言権がないが(高齢なら別)、家が金持ちであるほど、その傾向が強い感じもあるが。(※ドラマや映画の中で)

 

その普段、虐げられた女性たちの方に視点を持ってくると、演出(見せ方)もあると思うが、非常に活き活きとしている姿が浮かんでくる。自由というか。なんとなく韓国人女性の友人関係は、意外と日本の女性の友人関係のそれに近い感じもする。言葉遣いは、下品だけど(笑)

 

結論として、一般的に韓国女性は、韓国人男性と一緒にならない方が(特に結婚はしない方が)、自由なんじゃないだろうか。そんな風にこの映画を見ると思います。なんか家の中での夫婦関係が緊張感あるんだよね韓国。夫婦によると思うけど。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:韓国映画ではあるが、今までの韓国作品とはややテイストの異なる青春コメディ映画。音楽主導で、序盤からあきらかに泣かせようとする匂いがぷんぷんしますが、ラストも良いけど、泣くほどの作品ではないかな。ただ共感や感情移入もしやすく、作品としては良作ですね。学生と警官隊の衝突をコメディにして、動きとして見せるのも、上手く見せてると思います。この監督、腕ありますね。)

 

 

人生は短く

 

革命は永遠だ

 

-?

 

 

 

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映画「甘い人生」の感想(ネタバレ)

  • 2019.05.07 Tuesday
  • 19:20

■映画「甘い人生」の感想(ネタバレ)


■監督:キム・ジウン
■出演者:イ・ビョンホン キム・ヨンチョル シン・ミナ エリック キム・レハ ファン・ジョンミン


【映画「甘い人生」のあらすじ】

ホテルのマネージャーである冷酷な男性ソヌ。実は裏社会での7年間の実績がボスのカンに認められ、カンが社長を務めるホテルを任されていた。カンはソヌに自分が留守の間、自分の愛人である若いチェリスト、ヒスを監視しろと命じ、ヒスが自分を裏切ったら殺せと念を押す。ソヌはヒスが若者と浮気している現場を押さえるが、なぜかヒスに同情して情事を見逃してしまう。しかしこれを知ったカンは激怒し、ソヌは追い詰められていく。

WOWOWから引用

【映画「甘い人生」の感想(ネタバレ)】 

 

 

2005年に韓国俳優四天王の一人、イ・ビョンホンが主演したハードアクション映画。

 

大分前に見てる作品だが、最近また放送してたので見てみた。

 

内容は、マフィアのボスに心身ともに身を捧げてきた側近の男が、ボスの個人的依頼を受けるも、その処理をミスし、それが原因で組織から死を宣告される。なんとか組織の手から逃げ延びた男は、不服としてボスや組織に復讐していくという話。

 

この作品、まさに男らしさというか、硬派というか、男の生き様というか、男はこうあるべきであるというような男が持つある種の理想を上手く表現していると思う。

 

男は、なぜか利益とか全く関係なく、ただ理想のために死すら許容してしまう謎の生き物だと思う。

 

ただの意地と言ってしまえばそれまでだが、そこには突き動かすなんらかの想いがある。

 

この作品をただ組織への復讐の話と見るか、好きな女を救うための話と見るかは、分かれるが、最初と最後に語られる、師匠と弟子のある会話を読むと、後者ではないかと思う。

 

この師匠と弟子の会話は、仏教観を表している思う。

 

春の日は、悟りを開く前の弟子の状態で、秋の夜は、修行を積み、師匠の言う悟りを理解した後と考えるべきだろう。

 

悟りを開けば、一切の悩みは無くなるが、ただ、悩みが無くなっても、生きてる間は、感じることから逃れられない。

 

この世界が、空だと分かれば、分かるほど、この一瞬、一瞬が作られる度に、消滅を繰り返してる、この一瞬という瞬間しかない状態を悟れば悟るほど、この時間が非常に貴重で尊いものだと知る。

 

それを理解すればするほど、叶わない夢というのは、より悲しく感じてしまう。

 

ここで、師匠が泣いてる弟子を見て、感情に左右されてるようでは、お前はまだまだ修行が足らないというのは、回答が違う。

 

ここで師匠が何か言うとしたら、ようやく弟子が悟りを理解したと見るべきだろう。

 

この作品は、その状態をわかった上で見ると、余計悲しい話なのである。

 

この甘く悲しい人生を生かされていた、と。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.8)

 

(まとめ:イビョンホンが出演した良作ハードアクション。完成された良い映画は、いつ見ても良い映画だと思う。ジャンル的には、復讐アクション映画ではあるけど、個人的には、これは恋愛映画であると思っている。恋愛作品というのは、当事者のやりとりが、ほとんど何も無くても(むしろ無い方が)、ただ、外から相手を見てるだけでも十分に成り立つのが不思議である。ただの妄想なんだけど。5点満点ではないところは、武器商人のくだり。あの部分がやや間延びしてる感は否めない。笑いを取りにいってるのが見え見えだし。あそこにあの変なキャラクターが必要かどうかは微妙だし。)

 

 

 

ある春の日

 

風に揺れる枝を見て

 

弟子が尋ねた

 

”師匠”

 

”動いてるのは枝ですか? 風ですか?”

 

弟子の指す方も見ずに

 

師匠は笑って言った

 

”動いているのは枝でもなければ

 

風でもない

 

”お前の心だ”

 

-?

 

 

 

ある秋の夜

 

夢から覚めた弟子が

 

泣いていた

 

その姿を見た師匠が

 

不思議に思って聞いた

 

”怖い夢か?”

 

”いいえ”

 

”悲しい夢か”

 

”いいえ”

 

”甘い夢でした”

 

”なぜ泣いている?”

 

弟子は涙をふきながら

 

低い声で言った

 

”その夢は叶わないからです”

 

-?

 

 

 

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映画「悪女/AKUJO」の感想(ネタバレ)

  • 2019.02.05 Tuesday
  • 18:48

■映画「悪女/AKUJO」の感想(ネタバレ)


■監督:チョン・ビョンギル
■出演者:キム・オクビン シン・ハギュン ソンジュン キム・ソヒョン キム・ヨヌ


【映画「悪女/AKUJO」のあらすじ】

犯罪組織によって殺し屋として育てられた女性スクヒは、育ての親ジュンサンにいつしか恋心を抱きだし、彼と結婚する。甘い新婚生活に胸躍らせていたそんな矢先、ジュンサンは敵対する組織によって殺害され、逆上したスクヒは復讐のための戦いへ。しかしその後、国家的組織によって拘束され、政府直属の暗殺者として第二の人生を歩みだす。やがて新たにある男性と運命的に出会って彼との幸福を願うが、困難な任務を命じられて……。

WOWOWから引用

【映画「悪女/AKUJO」の感想(ネタバレ)】 

 

日本でもリメイクされた韓国版「殺人の告白」のチョン・ビョンギル監督が「渇き(2009)」のキム・オクビンを主演に迎えたアクション。

 

”悪女”というタイトルに惹かれて久々に韓国映画を選んでみた。

 

この作品、監督がアクション監督出身ということで、アクションシーンにこだわりがあり、かなり力が入っている。

 

序盤から主観での長回しのアクションシーンに始まり、中盤のバイクでのカーアクション(バイクアクション?)など見どころがあり、ときおり俳優、カメラマンともにどうやって撮影してるのかわからないほど、カメラが自由自在に移動している。しかも1カット(のように見える)で撮っている。

 

これらのアクションシーンに関しては、今までに見たことが無いと言って良いほどの出来だと思う。

 

特にこれだけのアクションシーンをほぼ1カット(風)でやっているのは、自分の中では見たことが無いレベル。ただ、撮影自体はすごいのだが、ときおり動きが早いシーンになると、カメラが内視鏡みたい見えてしまい、通常の映画と比べるとかなり見づらくなってしまう。

 

この辺は、アクション自体は拘っているのでもったいない。ただ、こういうカメラで撮らないと、シーンの繋ぎや細部の荒が目立ってしまうんだろうと思う。悪く言えば、CG処理してる部分(血等)が多くあるので、その誤魔化しのためともいえる。(※この撮影時のメイキングは見たい)

 

ちなみにアクションに関してはすごいのだが、肝心のストーリーがかなり微妙。

 

普通に時間軸通りに描いてくれれば、それで良いと思うが、変に時間軸を細かく入れ替えて、サスペンスさ?(謎)を強調させているが、これが逆に物語をわかりにくくさせていて、イライラする。

 

ちなみに時間軸通りに描くとたぶんこんな感じだ。

 

1.スクヒは、幼い頃、父親の親友に父親を殺される。

 

2.父親を失ったスクヒは父の親友に捕まり売られるが、たまたまスクヒを買春した男を殺しに来た殺し屋に助けられ、殺し屋の一味として、育てられる。

 

3.その後、スクヒは、殺し屋グループのリーダーの男(助けてくれたその男(おじさん))を好きになり、結婚するが、新婚旅行中に、他の任務に向かった夫(おじさん)は、そこで殺されてしまう。

 

4.スクヒは、夫の敵討ちのため、敵対組織に乗り込み組織を壊滅させるが、警察に捕まり、その後、その才能(殺し屋スキル)を買われ、政府直属の殺し屋として、施設に入れられ軟禁状態となる。

 

5.おじさん(夫)の子供を妊娠していたスクヒは、その政府機関(施設)で一人娘を産み、そこで育てながら、殺し屋として活動する。

 

6.その後、施設を出て娘とともに団地に引っ越すが、そこで隣人の男(実は、スクヒに好意を抱いていた政府機関の男)と親密になる。

 

7.ある時、殺し屋として任務を遂行する過程で、暗殺のターゲットが過去に死んだはずの夫だったことがわかる。

 

8.夫が生きていたことを知るが、ターゲット(おじさん)を殺せなかったことから、結果、前にいたおじさんの殺し屋組織から命を狙われ、その過程で、娘とともに親密となっていた隣人の男を殺されてしまう。

 

9.娘と男を殺されたスクヒは、復讐のためおじさんとその組織と戦う。

 

 

全体像はこんなストーリーなのだが、この作品では、まず、4の夫を殺されスクヒが復讐に燃えて、組織に乗り込むところからスタートする。導入のアクションとしては、緊張感があって、良いのだが、それ以降、まるで世界観の説明もないまま、謎の政府機関に収容され、そこからダラダラと施設での話が流れる。

 

なぜダラダラかというと、主人公のスクヒの生い立ち(過去や生活観)やこの作品の世界観(そもそも謎の政府機関(殺し屋育成機関)ってなんやねん)がほとんど見えない状態で、物語だけ勝手に進んでおり、感情移入ができない。

 

また、知らないうちにスクヒが妊娠していて、誰の子かわからない娘を産んで、育てていて、全くついていけない。※誰の子供やねん

 

前提として、事前に結婚していて、さらに夫が死んで、その過程で娘を身ごもっていたという悲劇ストーリーは、前提に描いていないとまるでなんのこっちゃわからない。施設に入ってから身ごもったのか、それ以前に身ごもっていたのかすら、説明が無さ過ぎて、わからない。

 

結局、この映画何が言いたいのかというと、おじさん(殺し屋グループのリーダー)が死んだと嘘をついて(この部分を一応謎にしてる(スクヒだけ知らされない))、復讐に燃えたスクヒを敵対組織に乗り込ませ、その隙に、その組織が持っていた覚せい剤?だかを強奪していたという話であり、スクヒ目線では、おじさんと結婚までしたが、結局、殺し屋の駒として扱われていたという悲劇である。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:長回しのアクションだけは唯一見どころだが、ストーリーがごちゃごちゃしててわかりにくい映画。この映画、サスペンス部分の理想としては、「ユージュアル・サスペクツ」的などんでん返し(驚き)を少しやりたかったと思うが(※途中で仲間がケガを偽装した演技をしてる)、あまりにも構成が下手すぎて、物語に集中できず、謎が明らかになった際の驚きがほとんどない。エピソードの盛り上げ方が下手すぎる上に、主人公の髪型と顔が過去と現在で大分変わっていて、ころころ挿入される過去シーンは、ぱっと見では、誰の話なのかがわかりにくい。施設の仲間にもショートカットの人物とかいてそいつのことなのかと思ったりして、とにかくわかりにくい。物語を順を追ってストレートに描けば、それなりに感情移入できる話で、十分見れたと思うので、何でこんな格好つけた変な構成にしてるのか謎です。そういえば、隣人の男が携帯でスクヒの娘の秘密を聞くのもあれも謎のままだな。スクヒの娘は、おじさんの子供(娘)じゃなかったてことか。じゃないと普通は、自分の娘を殺さないよね。その辺もよくわからない。あと、タイトルの悪女って、殺し屋という意味では悪女ではあるけど、”悪い女”という意味では、悪女ではない。”悪いおじさん”の方がしっくり来る。)

 

 

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