映画「レベル16 服従の少女たち」の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.11 Saturday
  • 06:52

■映画「レベル16 服従の少女たち」の感想(ネタバレ)


■監督:ダニシュカ・エスターハジー
■出演:ケイティ・ダグラス セリーナ・マーティン サラ・カニング ピーター・アウターブリッジ アレクシス・ウィーラン アマリア・ウィリアムソン


【映画「レベル16 服従の少女たち」のあらすじ】

身寄りのない少女だけが集められた寄宿学校で暮らすヴィヴィアン。16歳になった彼女は最終学年である“レベル16”に進級、近いうちにすばらしい里親に迎えられるはずだった。そんなある日、彼女は同級生のソフィアから、毎日与えられるビタミン剤を飲まないように忠告される。こっそり錠剤を吐き出した彼女は、その夜いつものように眠りに就けず、ソフィアとともに皆が寝静まった学校内を探検するのだが……。

WOWOWから引用


【映画「レベル16 服従の少女たち」の感想(ネタバレ)】

 

 

「エブリデイ」のケイティ・ダグラスが主演したディストピアスリラー。

 

美少女が集まる寄宿学校という設定に惹かれて選んでみた。

 

WOWOWの番組情報では、ディストピアスリラーというジャンルになっているが、ディストピアというのは、ユートピア(理想郷)の反対語のことらしい。理想の反対語は現実で、単純に解釈すれば嫌なところとでもいえるのかもしれない。

 

ちなみに、内容もその通りになっていて、ネタバレになるが、寄宿学校の正体は、美容整形のための人体売買用に少女らを育てていた学校だったというオチである。

 

タイトルのレベル16は、そのためのカリキュラムが16段階あり、レベル16になると(素材として完成すると)、いよいよ買い手が現れ、養子と言う名の人身売買に出荷されてしまう。

 

物語としては、社会から隔絶された空間で生活する少女たちの姿を描いているが、それなりに閉鎖空間のやりとりには緊張感があり、話の導線もわかりやすいので、その辺は、良く出来ている。

 

感情移入は少ないが、一応ヒロイン目線で見れる。

 

ただ、シチューエションスリラーということもありずっと室内の話で、展開や背景含め、大きな変化がない。それもあって中盤位になると、多少眠気が襲ってくる。

 

そして、ラストだが、一応、ハッピーエンドではあるのだが、救出されるシーンが、どこかで見たようなラストであまり宜しくない。

 

せっかく敷地内だが、施設から外に出れたので、個人的には、そのままヒロインたちも自力で脱出して欲しかった。

 

追手に追われ、ある小屋に立てこもった末に、そのまま時が経って、救出に来た警察に保護されるでは、あまりにも普通過ぎて、逃げれた達成感が無い。

 

そもそも、一緒に逃げた他の少女たちが逃げ切れていたから、ヒロインらも助かったということになる訳だが、それならそっちの逃げれた少女側のシーンが欲しい位だ。

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:ラストが普通過ぎてやや残念なディストピアスリラー。最後のオチを知ってしまうとあれだが、誰でも見てれば、このオチ(人体売買)は、ある程度想像できてしまう。いろいろなシチュエーションモノを見てる身としても、特に新しさみたいなものは感じず、現実的な嫌なことを普通に描いた正統派な話といえる。途中、エロに傾きそうな流れもあったが、そっち方面に伸びてた方が、B級映画としては、割り切れて良かったのかもしれない。)

 

 

 

女性の第一の美徳は?

 

従順であること

 

-?

 

 

忍耐は美徳ですよ

 

-?

 

 

>>レベル16 服従の少女たち [DVD]

 

 

 

 

 

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映画「ザ・ボート」の感想(ネタバレ)

  • 2020.06.28 Sunday
  • 05:49

■映画「ザ・ボート」の感想(ネタバレ)


■監督:ウィンストン・アゾパルディ
■出演:ジョー・アゾパルディ


【映画「ザ・ボート」のあらすじ】

男性は小さなボートに乗って港から沖に出て、そこで釣りを始める。やがて一帯は深い霧に覆われ、1隻のクルーザーが目前に現われる。男性は誰か乗っていないかと声を掛けるが返事はなく、まずはクルーザーに乗り込んでみる。するとロープで縛った彼のボートが消えてしまった上、トイレの中、ドアの外側から鍵を掛けられ、彼はそこから脱出できなくなる。翌日、近くの貨物船から無線通信で貴船と衝突しそうだと警告を受けるが……。

WOWOWから引用


【映画「ザ・ボート」の感想(ネタバレ)】

 

 

マルタ産のシュエーションスリラー。

 

WOWOWの番組情報を見て選んでみた。

 

内容は、海に浮かんでいた1隻のクルーザーに乗り込んだことから巻き起こる災難を描いた話。

 

登場人物は主人公の男一人しかおらず、一人演技にプラスして、セリフもほぼなく、全編ほぼ海上という、シチュエーションモノとしては、かなりシンプルな作品。

 

しかし、シンプルな内容ではあるが、撮り方や見せ方は上手く、畳みかけるようなアクシデントの数々に脱出モノとしても意外と緊張感があり良く出来ている。

 

そして、ラストのオチも、想定内ではあるが、背景やその後を考えるとじわじわとした恐怖が残る。

 

個人的には、この主人公に起きた九死に一生体験の部分よりも、このエピソードを他人に話したとしても、そのことを誰も信用してくれないのでは?というところに怖さがある。孤独感というか。

 

やられ損というか(笑)

 

例えば、お金を盗まれてしまったとして、その金額は、もう戻ってこなかったとしても、その事を誰かに話して、不幸エピソードとして共感してもらえれば多少なりとも、慰めの報酬を得ることが出来るが、このエピソードってのは、実害というのは、自分の船は結局無傷で戻ってきてたし、手を軽く負傷したこと位で、特に無いにも関わらず、精神的に受けた傷は、もう海に出たくないと思うほどの、トラウマもののキズである。

 

しかも、一時は、死を覚悟するほどの状態に何度も遭遇している。

 

結果論としては、手を負傷した程度で済んだが、船の操作含め、何も行動していなかったら、あきらかにどこかで死んでいたエピソードである。

 

そんなエピソードなのに、浦島太郎のようなオチである。

 

途中で誰かに救助されれば、これまでの九死に一生エピソードに真実味が出てみんなが心配してくれるが、自分の足で家に普通に戻って来てしまったこともあり、さらに物質的な損害もなければ、何も証拠がないため、この後もどうすることも出来ない。助かった後に騒ぎ立てるのもなんか違うし。

 

ただただ、この二日間位が死ぬほど大変だったというだけの体験。

 

そして、このエピソードを話したところで誰も信じてくれないため(下手すると嘘つき呼ばわりされることもあるだろう)、結局、これまでと同じ日々を過ごしていくと思うが、記憶の中にはいつまでもこのクルーザーが追いかけてくる恐怖がある。

 

信じてくれないから誰も人に言わないだけで、大なり小なり実際にこういった不思議な体験(九死に一生ではないにしても)ってのは、ありそうだ。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:クルーザーというアイテムをかなり上手く使っているシチュエーションスリラー。物語もさることながらクルーザーを使ったアクションも船に詳しい人が考えてると思うほど結構良く出来ている。閉じ込められたトイレの窓から、腕一つ出して、船の帆を操作するアイデアは、船に詳しい人ならではの発想だ。単純なシチュエーションモノだが、結構こだわりが感じられます。船好きとシチュエーション好きなら見といても良いでしょう。)

 

 

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映画「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」の感想(ネタバレ)

  • 2020.06.18 Thursday
  • 07:28

■映画「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」の感想(ネタバレ)


■監督:アンソニー・バーン
■出演:ナタリー・ドーマー エド・スクレイン エミリー・ラタコウスキー ジョエリー・リチャードソン ヤン・ベイヴート


【映画「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」のあらすじ】

ロンドンでひとり暮らしをしている盲目の女性ピアニスト、ソフィア。ある晩彼女が自分の住むアパートの上階の部屋で誰かが争う様子を耳にした直後、その部屋の住人の女性ヴェロニクが地上へ転落死するという怪事件が発生。ヴェロニクは、かつてボスニア紛争で大量殺人を指揮したとして戦争犯罪に問われ、イギリスに亡命中のセルビアの元軍人ラディチの娘だった。それ以来、ソフィアの身には絶えず監視の目が付きまとうようになる。

WOWOWから引用


【映画「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」の感想(ネタバレ)】

 

海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のナタリードーマーが、共同脚本・製作も兼ねて主演したサスペンス。

 

「見えない目撃者(2015)」に続いて視覚障害者の主人公の作品を見つけたので選んでみた。

 

この作品、最後にどんでん返しがあるサスペンスとなっているが、個人的には、この最後のオチの印象があまり良くない。

 

っというのも、ネタバレとしていきなり書いてしまうと、この主人公(ヒロイン)は視覚障害者ではなかった(盲目者を演じていた)というのが、大オチになっているのだが、最初から見てきて思うのは、さすがにそれは無理があるし、主人公に対してそのオチでは、ただただ悪い印象しかない。

 

確かに驚くという部分では、ずっと視覚障害を演じていたこと自体には凄さはあるが、そのオチを主人公自らがやってどうすんだよというのが、率直な感想。やってることは似ているが、ユージュアルサスペクツとは、全く似て非なるものだ。

 

単純に言って、主人公がボケてどうする、だ。

 

これを成立させたいなら刑事とか監視の男の目線で描くべきだろう。

 

そもそも、家族を殺されその復讐を果たすために悪党のラディチに近寄るために彼好みの盲目女性を演じていたというのが、演じる動機になってるが、そのように最初から描いてくれれば、シンプルな復讐話で応援しやすくハラハラドキドキもありでわかりやすいのだが、なぜか、復讐のために近づいているということだけをすべてひた隠しにした上で、たまたま事件に巻き込まれてしまった不幸な盲目女性という角度にして強引に話を語っている。

 

完全にやってる演出であり、自分で隠しておいて、実はずっと彼女は演技してましたということを最後に明かすという、マッチポンプをやっている。

 

それは、物語どうこうではなく、ただの制作者の都合じゃんとしか言いようがない。

 

というか、このオチは、見ている人に対してかなりの裏切り行為でもある。ルール違反。

 

映画を見てたら急に映画館から編集スタジオ(作業部屋)に移動してた位の衝撃だ。

 

仮にソフィアという人物の生い立ちを最初から追っていったとしたら、ある瞬間にどこかで盲目だったり。盲目でなかったりする瞬間が普通にある訳で、それを演出と編集で、盲目であるという部分だけを強引に切り取ってつなぎ合わせ、視覚障害者という人物に見立てていただけなのだ。主人公と協力して。

 

それってどうなのか?

 

それなら誰でも何にでも成れるし、なんでもありだ。

 

もし仮に公私関係なくヒロインが視覚障害者でもないのに、障害者を演じ続けていたとするならそれはそれでこの人物は大分痛い奴だと思う。

 

矢沢永吉のモノマネ芸人が、普通に病院とかに行っても、ずっと自分は矢沢永吉として、過ごしてる位やばい。

 

どちらにしても、このヒロインは、共感の対象ではない。

 

そもそも物語が破綻している。

 

家にいる時、誰も周りに人がいない時に盲目でいる必要性が全く無い。

 

一体誰向けの目が見えないアピールなのか。

 

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:真実はなんなのか、フェイクニュースならぬフェイクムービー。内容的には星2つだが、オチがひどいので星1つです。このオチがズレてるからなのか、ハラハラドキドキする話ではあるもの、イマイチ盛り上がらず、後半もだらだらしてきて微妙に眠たい。結局、復讐したいのかしたくないのかよくわからない。目が見えるなら、目が見える人として、ラディチに会った瞬間、瞬殺すればいいのに最後の最後までなぜか目が見えることを隠してる意味もよくわからない。後々急に目が見えるようになったのか、そうではない。監視の男を街で見つけて確認してるシーンが挿入されている。もうなんだかわからない。といって、もう一度見返してどうのという気も起きない。ただただひどいのだオチが…。)

 

 

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映画「パラサイト 禁断の島」の感想(ネタバレ)

  • 2020.06.14 Sunday
  • 06:20

■映画「パラサイト 禁断の島」の感想(ネタバレ)


■監督:フランク・カルフン
■出演:クリスティン・フロセス ローガン・ミラー ジョリーン・アンダーソン ジェリカ・ライ フォディソ・ディントゥ


【映画「パラサイト 禁断の島」のあらすじ】

強盗に殺された父の死に責任を感じ、立ち直れずにいた青年トビー。彼は無人島で3泊を過ごす更生プログラムに参加する。それはサバイバルを通じて自分を見つめ直し、生きる意志を取り戻すというものだったが、程なく、彼は無人のはずの島でひとりの少女と遭遇する。その少女マデリンは、母親によって半ば閉じ込められるようにこの島に住まわされているらしい。トビーは迎えが来次第彼女を連れて島を出ようとするのだが……。

WOWOWから引用


【映画「パラサイト 禁断の島」の感想(ネタバレ)】

 

 

若手女優クリスティン・フロセスが出演したサバイバルサスペンス。

 

無人島に美少女がいてという番組あらすじを見て選んでみた。

 

物語自体は、低予算のよくあるサバイバル×ビックリ系(どんでん返し)で、特にこれと言うほどの話ではないが、見せ方が上手いのか、適度に緊張感があって、無人島に場所を移してからは、キャンプムービー(自然の癒し系)の延長と言う感じもあり、飽きることも無く普通に見れた。

 

ただ見終わってみて、何かこの映画について語りたい思うほどの中身は全然無い。

 

ヒロイン役のクリスティン・フロセスが多少可愛い位だろうか。

 

あとは、もうちょっとエロ要素(セクシー)に偏れば、より物語への吸引力が増したと思う。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:まあまあ見れるシチュエーション(無人島)スリラー。収録時間86分という短さもちょうど良い。おすすめするほどの中身は全く無いのだが、気楽にちょっと映画でも見ようかなという感じの映画としては、物語がシンプルで適当な部類の作品。しかし、考えて作品を厳選するならもっと他の作品を選んだ方が良いのは言うまでも無い(笑))

 

 

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映画「ミスター・ガラス」の感想(ネタバレ)

  • 2020.05.07 Thursday
  • 07:14

■映画「ミスター・ガラス」の感想(ネタバレ)


■監督:M・ナイト・シャマラン
■出演:ジェームズ・マカヴォイ ブルース・ウィリス サミュエル・L・ジャクソン アニャ・テイラー=ジョイ サラ・ポールソン M・ナイト・シャマラン


【映画「ミスター・ガラス」のあらすじ】

フィラデルフィア。不死身の体と悪を感知する能力を持つデヴィッドは、女子高校生たちを監禁した多重人格のケヴィンを捕まえるが、2人とも秘密の施設に送られてしまう。施設では、特別な能力を持つ人間が本当にいるのか、研究が行なわれていたが、そこにはかつてデヴィッドがスーパーヒーローだと信じた、頭脳明晰だが骨折しやすい体を持つイライジャも収容される。精神科医ステイプルは超能力が3人の妄想だと証明しようとする。

WOWOWから引用

【映画「ミスター・ガラス」の感想(ネタバレ)】

 

 

M・ナイト・シャマラン監督による「アンブレイカブル」「スプリット」に続く、ヒーローモノサスペンスの第3作。

 

前回「スプリット」を見たので、続けて続編も見てみた。

 

この作品、出来れば(というか絶対)、関連作と呼ばれる「アンブレイカブル」と「スプリット」は、事前に見ておいた方が良い。

 

特に「アンブレイカブル」は必然だ。

 

内容を思い返してみて、何も思い出せない場合は、もう一度、見返してから見た方が良い。

 

第一作の「アンブレイカブル」は20年前の作品だし、この第三弾と、それほど関係性は薄いだろうと思っていたら、意外にも、真正面から描かれ、関連度は激高だった。

 

シャマラン監督の気持ちとしては、「アンブレイカブル」は、2〜3年前に作ってます、位な感じなのだろうか。

 

ストーリーは、みなさんもご存じのように、改めて振り返って説明されることなく、淡々と進んでいくが、20年のブランクがあるこちらには、ややつらい。そういえばそんなこともあったっけ?…とキャラクターの背景に関しては、手探り状態でついていくのがやっとだ。

 

そんな記憶が大分ない中、ざっくりと内容を理解した上での感想だが、ストーリーとしては、コミックヒーローという存在に注目しつつ、そこからある程度、話に奥行きを持たせていて、ラストのオチも含め意外と興味深い。芯がある。

 

アクションは、低予算で地味な肉体アクションに終始してるが、それが逆に等身大に見えて良い。カメラワークの見せ方も上手く、超人アクションにリアリティがある。

 

昨今では、アベンジャーズ的なCG満載のド派手なスケールのアクションが多いが、個人的には、こういう地味なのも嫌いじゃない。というか、むしろ好きだ。

 

3人のヒーローをこの作品で集めたことで、エンタメ感も感じるし、終始、退屈さは無い。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:ストーリー、アクション、サスペンスのバランスがあるシャマラン監督作。ストーリーとしては、好きだし、キャラクターも悪くなく、興味深いが、どこか作品全体として見ると、今一つ突き抜けてこない印象もある。理由はよくわからないが、たぶん最後のオチがいつものシャマラン節で、心理に訴えるような作り(こじんまり感がある)になってしまったことではないかとも思う。マンガや研究好きの内向映画。中身があるだけに、なんとも惜しい。)

 

 

無力に思えた瞬間が

 

超人になるという考えを

 

受け入れさせた

 

-?

 

 

コミックは人間の能力を

 

長年記録してきた資料だ

 

誰かがどこかで見たり感じた記録

 

-?

 

 

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映画「スプリット」の感想(ネタバレ)

  • 2020.04.26 Sunday
  • 05:47

■映画「スプリット」の感想(ネタバレ)


■監督:M・ナイト・シャマラン
■出演:ジェームズ・マカヴォイ アニヤ・テイラー=ジョイ ベティ・バックリー ジェシカ・スーラ ヘイリー・ルー・リチャードソン


【映画「スプリット」のあらすじ】

過去の痛ましい事件を経て周囲に対して心を閉ざすようになった女子高校生ケイシーだが、親友クレアの誕生日パーティーの日、クレアやもうひとりの級友マルシアといたところ、謎の男に誘拐されてしまう。3人が目覚めた場所は殺風景な部屋。そこに現われた男ケビンはDID(解離性同一性障害)で、23もの人格を持ち、それぞれの人格に移り変わり続ける。ケビンを担当する女性医師フレッチャーは彼を警戒し続けてきたのだが……。

WOWOWから引用

【映画「スプリット」の感想(ネタバレ)】

 

 

「シックスセンス」のM・ナイト・シャマラン監督が「アンブレイカブル」に続いて描いたスリラー。

 

M・ナイト・シャマラン監督作品を見つけたので見てみた。

 

内容は、多重人格の犯人に拉致されてしまった女子高生の話ということで、なかなか興味設定ではあるのだが、後半での衝撃的な展開とは別にやや中盤は退屈さが漂う。

 

その原因については、多重人格という主テーマに対して、女子高生を拉致するという部分の関連性が(一応後半に動機は解明されど)、あまり設定として面白い方に機能していないように思う。もっと他に良い設定があるんじゃないのか。

 

そもそもの問題として、犯人は女子高生を拉致してきたのはいいが、最初こそ暴行しようとするが(単純な目的だった?)、それ以降は、何をする訳でもなく、ただ監禁してるだけで、率先して危害を加えることも無い。

 

また目的も不明のまま。

 

この拉致してる目的が提示されないまま、犯人に対しては、新たな疑問となる、多重人格症状が徐々に出始めるが、人を拉致するような奴は多少頭がおかしい(常人ではない)のは前提な訳で、犯人が実は多重人格だったとわかっても、変態に拉致されたことに変わりなく、だからなんなんだ?という位にしかならない。

 

ここで必要なのは、拉致されたことによるわかりやすい恐怖や危機感とその目的の提示だろう。

 

わかりやすく言えば、最初の段階で一人女子校生が殺されてしまうか、危害を加えられ死にそうになってる位の方が、それ以降の他の女子高生たち(視聴者)に感じる、ストーリーとしての緊迫感が全然変わってくる。

 

おしっこ出しちゃえではないのだ。※おしっこで強姦を撃退できちゃうってしょうも無さすぎるだろ(笑)

 

この将来的な危機感の提示がない弱いなか、ただ二重人格と言われても、あまり響いてこない。

 

しかも、監禁されてるのに、時間という経過概念があまり重要視されていないのも緊張感が弱い原因だろう。

 

監禁もどうも長期スパンだし(笑) それはダレてくるわ。

 

そして、一番は目的が提示されてないことによって(例えば身代金など)、被害者(女子校生)にとっても、また捜索してるであろう警察(外部)の方でも、犯人との設定が得られないので、時間を浪費してるだけで、特に何も率先してやりようがないということ。

 

ただ、出来ることは、女子高生たちは、その場(監禁場所)から普通に物理的に犯人のスキをついて、逃げることのみ。

 

これしかやることがない。ものすごく普通。アナログ活動。ここには何も新しさが無い。

 

しかし、残念なことに女子高生たちが、監禁場所から自力で逃げれるというストーリーは最初から用意されていない。

 

なぜなら、この作品でやりたいことは、多重人格設定による犯人が豹変する恐怖。これありき。

 

女子校生には、ずっと居てもらわなければならない。これが最初から前提なのだ。

 

女子校生は逃げてもいいが、最終的には、捕まってくれないと意味がない。なので作品を俯瞰で見ると、女子高生が途中で逃げる作業と言うのは、ただ泳がせてるだけの扱い。フリです。

 

その割に、犯人にスキは多く、もっと三人でうまいことやれば、普通に犯人を撃退できるんじゃないかとすら思うほど、ユルユル。

 

女子校生側のチームプレイもなってないし。

 

この辺が、シーンにイマイチ緊張感が出てこないところだろう。

 

結局、やることもないので、二重人格設定のストーリーがじわじわ進んでる間、ずっと視聴者は、話が行きつくのをただじっと待ってるしかないのだ。

 

「今、何待ちですか?」

 

「犯人の豹変待ちです」

 

「そうですか…、このスタジオ収録長いですね」

 

これなら、普通に捕まえてきて、すぐバラバラにして殺そうとする連続殺人犯の方がよっぽど怖い。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:多重人格設定からの跳躍発想は面白いが待ちがやたら長いシャマラン監督作。ストーリーの持っていき方に難はあるが、個人的にオチは、それほど悪くはない。虐待されてたことで逆に助かるという皮肉も。過去作の「アンブレイカブル」を見てるか見ていないかで、ラストの評価も変わってくるだろう。個人的には続編となる「ミスターガラス」は、結構気になってるので、すぐにでも見ようと思う。この作品、犯人の多重人格演技が、モノマネタレントがいろんなモノマネを披露してくれてると思ってしまう、もう恐怖は感じられないですね。俳優の演技は上手いんだけど、子供の役やったあとに、シリアスの役やるのは見てて無理がある。幾ら取り繕ってても、さっきのお前、めちゃくちゃはしゃいでたぞって、どうしても言いたくなっちゃう。)

 

 

人は痛みを通してのみ

 

己の偉大さに達する

 

-?

 

苦しんだことのない者は

 

その存在に価値は無い

 

-?

 

 

奴らはただ”寝ている”

 

-?

 

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映画「スターシップ9」の感想(ネタバレ)

  • 2020.04.19 Sunday
  • 05:29

■映画「スターシップ9」の感想(ネタバレ)


■監督:アテム・クライチェ
■出演:クララ・ラゴ アレックス・ゴンザレス ベレン・ルエダ アンドレス・パラ


【映画「スターシップ9」のあらすじ】

エレナはまだ見ぬ未知の星を目指して、一人恒星間飛行を続けていた。一緒に飛び立った両親は既にいない。近未来、過度の公害に汚染され、人類は新しい星への移住を必要としていた。ある日、スペースシップの給気系統が故障し、エレナは救援信号を送る。その呼びかけに応えて姿を現したのが、エンジニアの青年アレックスだった。一目見て、互いに恋に陥る二人。しかし、エレナはこの飛行に隠された秘密を知らなかった。二人はなぜ出会ったのか―?!

※楽天動画から引用

【映画「スターシップ9」の感想(ネタバレ)】

 

本国で歴代興行収入2位を記録したスペイン映画「オチョ・アペリードス・バスコス」に出演したクララ・ラゴが主演したSFドラマ。

 

ハードディスクの整理も兼ねて、1年前に録った古い分から選んでみた。

 

なぜか、この映画のWOWOWページが飛んでいて見つからないので、あらすじは楽天動画から。

 

前半、30分辺りでどんでん返しがあり、もしや傑作か?と期待が高まったが、その後がよくある展開に収まってしまい、そのまま大きな変化も無く終わってしまった。

 

ネタバレだと、一人で宇宙飛行していた宇宙船は、実は、地球の地底で行われていた、とある生存実験だった。

 

エンジニアが宇宙船の修理を終え、宇宙船の外に出ると、普通に地球上の森に出てくる発想(見せ方)は、上手いと思ったが、その後は、実験対象の女性モルモット(クローン)を好きになり実験から救出するも、そのことが政府(企業?)にバレて二人は、追われる身へ。

 

それ以降は、よくあるいつものドタバタ逃走劇。しかし、逃げ切れず結局捕まってしまう。

 

その後、彼女の妊娠が発覚し、新たな目的を胸に、今度は二人で閉鎖空間での生存実験に挑む。数十年後…、彼らの子供が大人になり、無事に成長した姿で外に出てくる。

 

実験が無事成功して(軌道に乗る)、最後は、まばゆい光が当たって感動的に描かれていたが、長い数十年の実験過程の辛苦を一切描かずすっ飛ばしたせいで、こちらには、そこの達成感が何もない。

 

何か宇宙船内での危機を乗り越えてというのが、感動するには必要だったと思うが、実験と言っても、蓋を開けてみたらずっと地球でやってる訳で、何かあれば外に出たり、職員が逐次対処できるわけで、絵的には前半と同じく、船内に引きこもってる映像が続くことになる。

 

後半になって映像が戻るのは、今更感は否めないだろう。ということで、この実験が成功したハッピーエンドにするなら、しょうがない描き方ともいえる。

 

個人的には、地球が危機的状況になり、彼女たちしか人間が生存しなくなっていたとか、ここでも、あっと驚くようなどんでん返しを入れてあれば、もう少し楽しめたかなと思う。

 

中盤からは普通に話が進んで、普通に実験が成功しただけで、何も面白みがない。

 

結局、あの実験の重要性が、地球(人間)の危機なのは情報として理解できるが、身近なイメージ(体感)としてイマイチ伝わってこないのが問題だろう。地球自体も、荒廃してるわけでもなかったし。

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:アイデアは良いが、詰めがイマイチのSFドラマ。シチュエーションモノとしては、広がりがあったが、広げた部分の風呂敷は意外と短かった。細かいことを言うと、実は、彼女はクローン人間だったというオチが弱い。子供の時から宇宙船で生活してるヒロインにとっては、自分がクローンかどうかなんて、それほど重要ではないだろうと思ってしまう。そもそも、ずっと船内生活ならクローンという概念も普通はすぐに理解できないと思う。でもなぜかすぐに理解しちゃうけど。個人的に感覚には、知識と体感があって、知識だけわかってても、体感としてそれを理解できるかはまた別と思う。サッカーの知識があるのと、実際にサッカーをするのとは全然違うように、クローンという情報も、たくさんの人間と一緒に生活してきた経験が積み重なって、ウチラとは違うクローン人間ってのがいるらしいよ、クローン人間って嫌だねという感覚をみんなで共有した上での体感として、クローン人間にはなりたくないと思う訳で、ほぼ一人でずっと船内生活をしていた人が、自分がクローンだと言われてもそもそも、クローンて何?、普通の人間と何が違うの?でそこの感覚は理解できないと思う。私クローンなの?ってすぐ傷つくのは、普通に考えるとおかしい。モルモット側のリアクションじゃなくて、それはこっち側の感覚だ。)

 

 

最も単純な構造が

 

最も複雑なこともある

 

-?

 

 

>>スターシップ9【動画配信】

 

 

 

JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

映画「エスケープ・ルーム(2017)」の感想(ネタバレ)

  • 2020.04.14 Tuesday
  • 16:42

■映画「エスケープ・ルーム(2017)」の感想(ネタバレ)


■監督:ウィル・ワーニック
■出演:エヴァン・ウィリアムズ アナベル・スティーヴンソン エリザベス・ハワー ダン・J・ジョンソン ジョン・イエラルディ ケリー・デルソン


【映画「エスケープ・ルーム(2017)」のあらすじ】

仲間のひとりタイラーの誕生日を祝おうと集まった友人グループ。タイラーの恋人クリステンは、プレゼントに幻の脱出ゲームとして半ば都市伝説になっていた“エスケープ・ルーム”のチケットを手に入れたと言い、自分も含めた6人で参加しようと皆を誘う。ゲームの舞台となる密室には道具も携帯電話も持ち込み不可、知恵だけで謎を解き、1時間以内に脱出しなければならない。最初は楽しく謎に取り組んでいた仲間たちだったが……。

WOWOWから引用

【映画「エスケープ・ルーム(2017)」の感想(ネタバレ)】

 

 

海外ドラマ「ベルサイユ」のエヴァン・ウィリアムズが主演したシチュエーションスリラー。

 

大分前に録画していたシチュエーションモノを見てみた。

 

内容は、あらすじの通り、恋人の誕生日のお祝いとして怪しいエスケープルーム(脱出ゲーム)に友人を伴って参加したことから、デスゲームに巻き込まれるという話。

 

いきなりネタバレになるが、エスケープルームを主宰していたのは、参加者とは関係ない別の人物だった。

 

彼氏の誕生日のお祝いとして恋人が、郵便で招待状が送られてきたという主催者が誰かもわからないゲームに一人1000ドルも払って参加するところから始まるのだが、まずよく、主催者が誰かもよくわからないところから誘われたゲームに大金払って参加したな、という、恋人の危機管理能力の無さに”なんで?”と引っかかってしまい、全然気持ちが入っていかなかった。

 

せめて、仕方なく巻き込まれてしまったという体(てい)で、ゲームに参加してくれないと、このタイプの話では、主人公目線になれりにくい。

 

途中からデスゲームに変わって、大変だ!と騒ぎ始めたところで、災難ではあるが、それはもうしょうがないよねと、最初の自業自得感が強くて、それ以上の言葉が無い。

 

ちなみに、途中までは、参加した友人6人の中に隠された人間関係(友人間で浮気や恋心がある)があって、ゲームの幹事として取り仕切る恋人が、彼氏や女友達に対して一物を持って、それらを発散するために仕掛けた復讐ゲームか?という感じもしていたが、蓋を開けてみたら、ゲームの主催者によって、恋人自らも全裸にされ、檻に閉じ込められ、なんとか命からがら逃げれたという、普通にホントどうしようもない話だった。

 

最後に、主催者から、お前は、現実から逃避できる夜を欲しがっていただろ、という脱出ゲームに掛けたオヤジギャグをかまされていて、大分ひどいなと思う(笑)

 

そして、ダメ押しが、本当に逃げ切れたのは、お前か、彼らか(ゲームで死んだ友人)といった、まだまだ続くような、心理恐怖を与えて終了。

 

結局、最初から軽く振り返ってみても、ゲームを仕掛けた犯人は誰だったのか、参加者との関係性は謎でよくわからない。

 

ちなみに最初の他の参加者に対する、15秒以内に答えろという、なぞなぞしかり、大掛かりな密室の脱出ゲームしかり、終始、ゲーム内容に一貫性はない。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1.5)

 

(まとめ:参加者に共感できないシチュエーションスリラー。序盤(誕生日の参加者の話)は、話がなかなか進まず死ぬほど退屈だが、エスケープルームに入ってからの謎解きは、緊迫感があって一応見れる。結局のところ、映画「SAW」のような、脱出ゲーム(ルール)に対して崇高な目的があるようなものではないため、終わってみたら特に何も残らなかった。これはシチュエーション好きにもあまりおすすめできない。ただ、ヒロインが檻の中で全裸にさせられてるのだけは、唯一救い。)

 

 

手はあるが腕はない

 

顔はあるが目はない

 

-?

 

 

前に進むほど後ろに残るものは? 

 

-?

 

心臓はあるが内臓は無い

 

-?

 

飲むと死ぬが食べても平気

 

誰だ?

 

-?

 

 

現実から逃避できる(エスケープ)

 

夜を

 

-?

 

 

>>エスケープ・ルーム【動画配信】

 

 

 

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映画「ゼイカム−到来−」の感想(ネタバレ)

  • 2020.04.05 Sunday
  • 18:14

■映画「ゼイカム−到来−」の感想(ネタバレ)


■監督:ジョニー・ケヴォーキアン
■出演:デヴィッド・ブラッドリー サム・ギティンズ ニーラ・ナイク アビゲイル・クラッテンデン グラント・マスターズ ホリー・ウェストン


【映画「ゼイカム−到来−」のあらすじ】

クリスマス近いイギリス。青年ニックは、恋人アンジを家族に紹介しようと3年ぶりに帰省した。だが父は3年間連絡を寄こさなかったニックに冷たく、祖父はインド系のアンジに偏見をあらわにする。居心地の悪いニックは翌朝予定を早めて帰ろうとするが、なぜか家の周囲が黒い物質に覆われ、外に出られない。外部の様子も分からず、電話も通じない中、一家はTVの画面に映し出される何者かからの奇妙な指示に振り回されていく。

WOWOWから引用

【映画「ゼイカム−到来−」の感想(ネタバレ)】

 

 

「ハリーポッター」シリーズのデヴィッド・ブラッドリーが出演したサスペンスホラー。

 

不条理サスペンスという番組情報を見て選んでみた。

 

内容は、家の窓や扉に外から蓋をされ一歩も外に出られない状態の中、テレビ画面に出された指示に右往左往する住人の話。

 

クリスマスに数年ぶりに家族と一緒に過ごそうと実家に彼女を連れてやってきた息子だが、父親や家族とやっぱり意見が合わず、途中で抜け出して帰ろうとすると、家の扉に蓋をされて外に出れなくなっていたという掴み(とにかく外に出たいのに出れない動機)は上手い。

 

その状態の中、テレビ画面には所在のわからない指示だけが一方的に出され、その命令に従順に従おうとする父親らと冷静に考えて反発する息子の間で再び対立し、意見が分かれる。

 

密室空間での心理サスペンスという部分では、住人が抱える人間関係の問題(内部)と閉じ込めと指示による外部の問題(その不安の煽り)の絡み方は、上手く機能しているように思うが、作品の方向性という部分で、不条理に思える事柄の数々がすべて計算されて物事が作られているかと思いきや、特に整合性や繊細さは感じられず、一方的な押し付け(オチ)に終始してしまっているように思う。

 

ネタバレしてしまうが、閉じ込めの原因は、宇宙からの生物によるものの侵略だったということだが、その存在や目的が、自分を崇めてもらおうとして、人々を洗脳(布教)しようとテレビに指示を出していたという、聖書で言うところの創造主=”妬みの神”であったということなのだが(そう自分は解釈した)、日本人としては、このオチは、あまりピンとこない。

 

そもそも一神教として作品を解釈するか、多神教で解釈するかで、オチの印象(解釈)も異なる。しかし、作者は、イギリス制作なので、聖書世界の一神教解釈で良いかと思う。

 

一神教として解釈するなら、他に神はいないということなので、この作品の神こそ唯一絶対の創造主の姿(偽りの神(サタン)と言う解釈もできなくもないが)ということになる。この作品で行われる指示というのは信仰心を選別する作業だったということになる。

 

最後まで生き残った無知な赤ちゃんは、ノアの箱舟で言えば、ノアに該当する。神の力によって、ほぼほぼ荒廃してしまった地球だが、僅かに生き残ったと思われる人たちによって、ここからまた新しい人間の世界が始まるということなのだろう…か。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:アイデアは面白いが、全体としての完成度はイマイチの不条理サスペンス。その原因は、最初からすべてグラデーションのように最後のオチまで物事がつながっているかとは、あまり思えず、不条理と言う言葉で大分誤魔化されていると感じてしまうから。個人的には、神と言う精神的な概念で処理せず、もっと広い宇宙生物VS人間の戦いのような壮大な物語にしてくれた方が良かった。息子が家の外側を携帯で確認して面白くなってきたのに、アホな父親が全くそこを重要視せずに自己中行動に走ってしまったのは、ホントにもったいない。この物語は、あそこから宇宙戦争的な方向に行ってくれた方が良かった。)

 

 

 

”最悪の日に最善を尽くせ”とね

 

-?

 

 

ここで伝統を守らねば

 

敵に屈したも同じだ

 

-?

 

 

私を崇めろ

 

-?

 

>>ゼイカム-到来- 【DVD】

 

 

 

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映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.28 Saturday
  • 05:36

■映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)


■監督:田中亮
■出演:長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 小日向文世 竹内結子 三浦春馬 江口洋介


【映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のあらすじ】

ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐は、華麗かつ大胆に人を騙し続ける信用詐欺師(コンフィデンスマン)。彼女たちの今度のお魚(ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから“氷姫”の異名を持つラン・リウ。彼女が持つといわれる伝説のパープルダイヤを狙い、ダー子たちは香港へ。ランに取り入ろうとさまざまな策を講じるが、ランは餌に食いついてこない。そんな中、天才詐欺師のジェシーが現われ……。

WOWOWから引用

【映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)】

 

 

長澤まさみ、東出昌大ら出演のフジテレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第一作。

 

ドラマ版を見ていたので、映画版も見てみた。

 

映画の予告編を見る限りでは結構期待値はあったが、中身を見てみると、ドラマよりも内容が薄くなっていて、なぜこれを映画にする必要があったのか、疑問に思うほどひどかった。必要以上に途中に間延び感もあるし。

 

そもそも、このコンフィデンスマンJPの軽い演出のノリは、国内のみ(室内のみ)で許容されるものであって、一歩、外国に出るとただただ空気の読めない寒い演出でしかなかった。

 

香港だかに行って、外ロケでブルースリーの衣装を着て、みんなで騒ぐ演出は、日本人として恥ずかしいのでやめてくれと言いたいほど、スベッている。

 

そして、内容の方だが、いつも通り、実はすべて作戦の内でしたというオチはわかるが、ここまでは冗談、ここからはシリアスという区別がほぼほぼ曖昧になり、作品通して見た時に、これなら別になんでもありじゃんという感想しか出てこない。

 

細かくツッコミ出すとキリがないが、結局、編集の力で、時間軸をいじったり、あるシーンをあえて見せないことによって、物語を構成してるだけで、1本の物語としては、別にサスペンス要素(どんでん返し)なんてものは、ほとんどないんじゃないかとも思う。

 

基本的には、ある人物を嵌めようと、最初から計画して、それに従ってみんなで動いてるだけだし。

 

だが、一つの物語となった瞬間、その事実は、最後まで隠されていて、他の物語が軸のように編集加工され、誘導されている。

 

一時、ピンチに見えるが、ピンチなんてものは、始めから無く、すべて周到に用意された計画の中での演技。

 

神でもない限り、普通ならどこかしかに、作戦のミスや予想外の出来事というのもあるが、そんなことは、このドラマには無い。

 

なぜなら、主人公(ダー子)が物語の作者であり、すべてのルールを操る神だから。

 

主人公が物語の語り手も兼ねた俯瞰目線を持ってるため、修正や作戦変更は、後からなんでもやりたい放題なのだ。

 

結局、騙されたと思ったところで、そこにあまり意味がない。

 

ターゲットを釣るためのみんなの努力とかも、そんなものにも意味は無い。

 

時間の概念すらも無意味。

 

あるのは、誰かを騙し騙される仕組みがあるだけ。

 

最後まで見終わっても、だから何?という感想しかない。

 

そもそも、すべて作戦のうちなら、途中のターゲットが釣れないというだけの、映画として、無意味に間延びした部分をもっとなんとか出来なかったとも思う。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:海外ロケの必要性が全くない「コンフィデンスマンJP」の劇場版第一作。これなら二時間スペシャル版の方が良くできていたように思う。「コンフィデンスマンJP」のファンでもなければ、おすすめしません。ファンでもこれは見ない方が良いかもしれません。個人的に時間の無駄です。劇場版第二弾も今年作るらしいが、ノリが恥ずかしので、日本からは、一歩も出ないで欲しいです(笑))

 

 

 

>>【BLU-R】コンフィデンスマンJP ロマンス編 通常版

 

 

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