WOWOWドラマ「太陽は動かない ―THE ECLIPSE― 」(全6話)の感想(ネタバレ)

  • 2020.07.13 Monday
  • 05:44

■WOWOWドラマ「太陽は動かない ―THE ECLIPSE― 」(全6話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:羽住英一郎
■出演者:藤原竜也 竹内涼真 安藤政信 多部未華子 市原隼人 柿澤勇人 金井勇太 日向亘 酒向芳 宇梶剛士 白羽ゆり 松本実 小市慢太郎 石橋蓮司 吉田鋼太郎 佐藤浩市


【WOWOWドラマ「太陽は動かない ―THE ECLIPSE― 」(全6話)のあらすじ】

諜報組織・AN通信に所属するエージェント、鷹野(藤原竜也)と田岡(竹内涼真)は、爆破された国際都市博覧会施設の建設現場に潜入していた。その建設地選定をめぐっては元よりさまざまな謀略がうごめいており、政界のフィクサー・中尊寺(石橋蓮司)と秘書・永島(吉田鋼太郎)がAN通信・風間(佐藤浩市)に調査を依頼したのだ。一方、NPO職員・落合(多部未華子)は事件の裏に政界の陰謀を疑い、独自に調査を始めていた。

WOWOWから引用

【WOWOWドラマ「太陽は動かない ―THE ECLIPSE― 」(全6話)の感想(ネタバレ)】

 

 

吉田修一の小説“鷹野一彦シリーズ”を、「MOZU」や海猿シリーズでお馴染みの羽住英一郎監督が、藤原竜也主演でドラマ&映画化した、映画に至る過程(前日談)を描いたWOWOW制作のドラマ版。

 

映画公開に辺り、WOWOWで予告編が盛り上がっていたので見てみた。

 

「MOZU」の羽住英一郎監督と藤原竜也のコンビなので、それだけでかなり期待が上がる作品なのだが、ドラマ版(全6話)を見た限りでは、映像的には、「MOZU」を彷彿するような緊張感やスケールは感じるものの(カメラワークは凝っている)、物語としてはやや期待を下回る内容。

 

映画の予告編で見た007的なスペクタクルな激しいアクションをかなり期待していたが、ドラマ版ではそういうのがほとんどない。

 

あっても映画の予告編と比べるとどこか閉鎖的でかなり地味なアクションに見える(意図的に抑えられているというか)。

 

またドラマ版は、人物像の掘り起こしにかなり時間を使っていて、それと並行してIR法案を巡った、裏で暗躍する日中の組織の攻防を描いているのだが、話があっちへこっちへ飛び過ぎて、見どころが掴みにくい。

 

その影響か、全6話の中で感じる一本の長い物語(道筋)もつかみづらく、話の吸引力がちょっと弱い。

 

この内容ならアクションはないが、監査役 野崎修平やその他良質なWOWOWドラマの方が、物語に対する惹きつけられる吸引力は断然上だ。

 

このドラマ版の役目としては、本編の映画への繋ぎとしての慣らし運転的なガイドドラマといえそうだ。

 

このドラマを見てから映画を見るというよりかは、映画を先に見て気に入ったら、このドラマに降りてくるという方が、味方としては自然かもしれない。

 

ちなみに物語としては、微妙だが、ドラマが描く日本の政治背景の認識などは、珍しくかなりまともで、ドラマ脚本としては、結構ちゃんとしてるなと思う。

 

日本に外国を招き入れて、競争させて主導権を握るという発想があったが、それを操縦できる政治家は日本にはいないだろうし、個人的には、国民を犠牲にして外国を招き入れてる時点で、ただただ愚策だと思う。

 

ドラマの中でも却下されてたが、それはやっぱり保守の発想ではない。

 

現実的には、アメリカや他民主国と協調しつつ、憲法改正して(自民党案は反対だけど)、中国(共産主義)をけん制するべきで、アメリカのくびきを批判したい気持ちはわかるが、だからといって中国にすり寄って、中国の思い通りになってては、一体何をしてるのかよくわからない。その前に、防衛力がない国が、他国にすり寄ったところで、主導権を握れるわけがない。

 

中国よりかはアメリカの方がまだ全然マシだし、話は多少通じる。

 

属国の地位を上手く使い、中国とアメリカをケンカさせて、両国が凹んだところで日本が再び躍り出るという策士的な考えもあるが、デフレを続けてる時点で、有事に対する下準備がまるでできていないといえる。一瞬、今の状態ってそういう裏工作中なのかなと考えたくなる時があるが、全然そういうことではない(笑)

 

コロナ対応しかり、現政府には、目先の事だけで、将来的な展望が何も見えない。多少中国排除の動きが出てるが、とにかく何をやるにも、のろのろしているなと思う。そのクセ、やらなくて良いいらない法案の時だけは、さっさと通る。

 

そして、公約を一つも達成していない(動物の殺処分0も実はウソだし)小池都知事をまた自ら望んで選んでる、東京都民が全員アホというオマケまでついてる。

 

東京都の有権者が約1000万人らしいので、小池百合子には、350万人が投票したらしいので、3割以上がアホか何も考えていないのが明らかだ。直接の既得権益者が投票するならわかるが、既得権者が350万人もいるわけがない。

 

ドラマの話よりも現実の方がノンストップサスペンスです。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:期待値を微妙に越えてこない羽住英一郎監督と藤原竜也コンビのWOWOWドラマ。コロナがなければ、ドラマ版の終わりと同時に映画も公開していたと思うが、コロナの影響で公開が2021年(来年)に伸びたようだ。ドラマ版は、おすすめできないが、映画版は予告編を見る限り、エンタメ作品としては、普通に面白そうに見える。そっちに期待したい。このドラマからは、吉田鋼太郎の熱いセリフ(気持ち)だけ受け取っておきます。)

 

 

 

IR法案なんていうのはな

 

結局 日本人がアメリカに

 

貢ぐ制度なんだよ

 

-?

 

独立国家じゃねえんだよ

 

日本は戦後70年以上経った

 

今でもな

 

-?

 

 

 

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WOWOWドラマ「有村架純の撮休」(全8話)の感想(ネタバレ)

  • 2020.05.21 Thursday
  • 07:09

■WOWOWドラマ「有村架純の撮休」(全8話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:是枝裕和 ほか
■出演者:有村架純 風吹ジュン 満島真之介 金田明夫 ほか


【WOWOWドラマ「有村架純の撮休」のあらすじ】

突然の撮休、有村架純は久々に帰省することにした。架純は駅まで迎えに来た母・由美子(風吹ジュン)とともに実家へと向かう。夕食のロール白菜を作りながら母子でたわいもない会話をしていると、そこに架純とは面識のない男・誠(満島真之介)が訪れる。架純の父の仏前で手を合わせる誠と、誠に親しげに自転車の修理を頼む由美子。由美子の誘いで3人は夕食をともにすることに……。

WOWOWから引用

【WOWOWドラマ「有村架純の撮休」(全8話)の感想(ネタバレ)】

 

有村架純の架空の休日を描いたWOWOWのオリジナルドラマ。

 

有村架純本人が本人役として主演したドラマがやってたので見てみた。

 

内容は、全8話で「万引き家族」の是枝裕和監督ほか多数のクリエーターが参加して、1話完結の妄想オムニバスドラマとなっている。

 

全8話のタイトルはこんな感じ。

 

#1 ただいまの後に

#2 女ともだち
#3 人間ドック

#4 死ぬほど寝てやろう
#5 ふた
#6 好きだから不安
#7 母になる(仮)

#8 バッティングセンターで待ちわびるのは

 

以下、それぞれのエピソードに軽く触れつつ感想を書くが、こういう本人が本人役として出演する妄想ドラマというジャンルは、感想や評価が難しい。

 

結局は、単純にエピソードが面白いか面白くないかの好みになるのだが、ただ全8話をすべて見た時に、内容の面白い面白くないは別に、製作者のやりたい意図や狙いがわかるものに関しては一応ドラマ化する意味はあったと思うが、中には、その話をあえて有村架純を本人役にしてストーリーにする意味はあるか?と問いたくなるような話も混ざっている。

 

それが”#1”だ。

 

ストーリーは、久々に有村架純が母親が一人で住む関西の実家に帰ってきてという話ではあるが、蓋を開けてみたら、父親がすでに亡くなっていたり、また父親の方の子供(有村架純とは血のつながっていない義理の兄)が訪ねて来たりと、かなり複雑な家庭事情が明らかになっていく。

 

ちなみに最初に断っておくと、この話というのは、架空の話(フィクション)です。

 

この「有村架純の撮休」のドラマコンセプトは、有村架純本人が過ごす架空の休日(約8日分)を描くというもので、ストーリーは、脚本家、または監督が考えた妄想(脚本)になっています。有村架純のアドリブもあると思うけど。

 

他のストーリーと比べればわかりますが、他の物語は、現実と架空(遊び)の境目が明確にありますし、誰もがこれは架空の話だなと前提がわかった上で、それなりにその状況を楽しむことが出来ます。

 

しかし、この#1に限って言うと、どこからが現実でどこから架空なのかがよくわかりません。事実の確認のしようがないからです。

 

制作者は、そこの境いが曖昧なところが、狙いなのかもしれませんが、視聴者にとってはただただいい迷惑なだけです。

 

特に家族の話なんてのは、有村架純本人や関係者にしか詳細はわからないわけです。

 

すでに有村架純の父親が死んでるのかどうかも実際のところわかりません。

 

でもドラマの中では、死んでいます。

 

有村架純本人役として描くことにおいて、彼女の家庭環境の話などは、かなりデリケートな問題だと思います。

 

特に家族の死を描くのであればなおさら。

 

例えば、バラエティ番組とかなんでも良いですが、有村架純の両親がタレント並みにテレビに出演したりしていて、誰もが彼女の両親が健在だと周知されてる状況であれば、父親が亡くなってる設定と言うのは、ある種コメディとして、明確にそれ以降は、架空の話として物語を理解(許容)できます。

 

しかし、どれだけの人が有村架純の実際の家庭環境(事情)を知ってるのでしょうか。

 

この#1のドラマ、有村架純の父親が亡くなってる設定が出てきた時点で、誰もがそこで一度気持ちがフリーズするでしょう。

 

本当に父親が亡くなってるのであれば、有村架純に対して、少なからずお悔やみの気持ちが出てきます。

 

これが通常のドラマなら、特別深い感情は出ないですが、一応本人役として描いてる話で、ずっと事実ベースのように演出されているため、そういう気持ちになります。

 

でも実際はどこからどこまでかはわからないが、架空の話なのです。

 

言ってみれば、ものすごいデリカシーの無い、嘘つきのドラマです。

 

もし仮に、このシーンを見て、有村架純に対して、少なからずお悔やみの気持ちを持ったという人は、今後、有村架純の父親が生きていることを知った際に、何か気持ちを踏みにじられたと感じることでしょう。

 

あのドラマの内容は嘘だったんだと。ひどい嘘だなと。

 

ちなみに本当に死んでることが事実だとするなら、こんな事実かどうかよくわからない使われ方で家族の死を描かれるというのも、あまり気分が良いものではないです。

 

有村架純本人が了承したのかもしれませんが、実際のところは、何もわかりません。

 

結局、この#1ってのは、シリアスに描くことで現実との境いを曖昧にすることには成功していますが、その製作者のエゴによって、いろいろな人を必要以上に傷つけています。

 

とにかくデリカシーが感じられない話です。

 

デリカシーが無い自分が言うから相当デリカシーが無いです(笑)

 

そもそもつかなくていい嘘をいろいろと付いていますし。

 

どこまでが嘘かどうかもはっきりと言わないですし。

 

これは、何か妄想ドラマ(架空のドラマ)という逃げ口実を理由に、無責任極まりない内容です。

 

結局、この#1を見終わって思うのは、ただモヤモヤしただけ。

 

何もそこに面白みはありません。

 

この#1のドラマの脚本を書いた脚本家(ひがさくら)が、ツイッターで”離れて暮らす間に生まれた小さな齟齬、互いに抱える縺れに触れる母娘のお話です。”とこのドラマの内容をツイートしてる。

 

でも、誰もがこう思ってると思う。

 

有村架純本人主演の妄想ドラマでそんなところに興味はないですと(笑)

 

そういう話は、別に有村架純が本人役の時に描く物語ではないです。

 

目線がぶれるだけなんで。

 

人間模様は人間模様だけのドラマでちゃんと描くべきで、本人役で目線が最初から散ってるところで描く話ではないでしょう。

 

誰がこのエピソードをあえてここに選んだのか知りませんが、とにかく気分が悪いです。

 

誰もが、物語に対して事実なら事実として、受け入れたいし、架空の話なら架空の話として楽しみたいと思っている。

 

事実でもなければ架空でもないという話というのは、ただただ不親切なだけです。

 

もし仮に現実と架空の曖昧さを主として描くとするなら、芸能人の本人の家庭環境や人の死など特にデリケートな話題には触れずに、当たり障りない別の部分を軸にして、描くべきでしょう。

 

ちなみにこの#1のドラマの一番ダメなところは、結局、最後まで見て思うのが、「だから何?」という問いかけにしかならず、何も話が解決してないところでしょう。

 

このドラマの問題は、どこまでが事実なのかという一点のみで、いくら義理の兄との関係がどうとか母親との関係がどうとか言われても、誰もそこを求めてない。

 

だって、事実がどこまでか、わからないことには、それ以上に膨らんでる話に対して、重要性を感じられないから。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:”#1”を除けば、それなりに有村架純の架空の休日を楽しめるオムニバスドラマ。他のストーリーと比べてみればわかるが、誰も有村架純を本人役として”#1”みたいな話は求めてないでしょう。もし人間ドラマとしても見せたいのであれば、#7 の方が意図がわかりやすいし、そっちの方が良く出来ている。様々なエピソードがある中、この”#1”だけが本人役でドラマ化した必要性を全く感じない。#2は、有村架純が飲み会に来たらこんな感じという妄想だろうし、#3 は人間ドックに行ったらこんな感じ、#4は、夢で遊ぶ脚本家自身の遊び心を有村架純に重ね合わせた感じだろうし、#5も、ビンのフタが開かないというだけで引っ張るお笑いのネタみたいな話で、意図はわかる。#6は、彼氏目線での有村架純と付き合ったらこんな感じという妄想をコントチックにしてる。#7は、 近所の子供の世話をしてて、母性に目覚める真面目路線の人間ドラマ。#8もバッティングセンターという場所を使ったコント的なネタ。それぞれ、有村架純を妄想するという部分では、その意図(狙い)に理解ができるが、#1に関しては、実家に帰って母親との絡みはわかるが、知らない義理の兄が出てきてからのやりとりを見せられたところで???。#1は母親との絡みだけで、すべてのストーリーを完結させるべきで、父親が死んでたり、義理の兄の存在など、視聴者がわからない有村架純情報を持ってきて、そこで遊ぶのは、ただ邪魔になってるだけでいらないでしょう。)

 

 

 

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連続ドラマW「絶叫」(全4話)の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.18 Wednesday
  • 19:45

■連続ドラマW「絶叫」(全4話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:水田成英
■出演者:尾野真千子 安田顕 小西真奈美 片桐仁 前川泰之 小柳友 酒井若菜 要潤 麻生祐未 他


【連続ドラマW「絶叫」のあらすじ】

東京・国分寺のアパートで複数の飼い猫に食われて原形をとどめていない女性の遺体が発見される。“よくある孤独死”と処理されそうになるが、刑事・奥貫綾乃(小西真奈美)は事件現場に違和感を覚え……。一方、国分寺署の捜査班はNPO法人カインドヘルプ代表・神代武(安田顕)惨殺事件の捜査に奔走していた。接点のない2つの事件。しかしその裏にひとりの女性・鈴木陽子(尾野真千子)の存在が浮かび上がる。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「絶叫」(全4話)の感想(ネタバレ)】

 

葉真中顕の小説を尾野真千子主演でWOWOWドラマ化した社会派サスペンス。

 

WOWOWドラマを見つけたので見てみた。

 

内容は、飼い猫に食べられて見つかった孤独死の女性の死に疑問を持って捜査に当たった女性刑事の話。

 

”孤独死”というテーマの中に隠されていた犯罪という事件設定は上手く、被害者?の彼女の背景や生き様は共感もあるし、かなり興味深い。

 

サスペンスドラマとしては、惹きつけられ面白い内容ではある一方で、犯罪まみれで、いわゆる幸せとは無縁な泥沼で生きる人々の暗い世界観には、救いがなく、見ていてあまり楽しいものではない。

 

ドラマの中で出てくる”棄民”(棄てられた民)という言葉がまさにその通りで、誰からも注目されない国民だが、それでもなんとか足掻きながら日々生きている。

 

”絶叫”と言うタイトルの意味が分かると、意外と深いドラマだと思う。

 

人は、人生の必要以上の苦しみに対して、絶叫を選ぶか(抗い続けるか)、それとも悟りを得るか(あきらめるか)のどちらか一方を選択することになるが、どちらにしても現実はつらいことに変わりはない。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:社会(人間)の負の部分を寄せ集めたような嫌なサスペンスドラマ。暗いドラマが嫌いな人は、見ない方が良い。物語としては面白いが、見たからと言って、何か気分がすっきりしたり幸せになるようなものでもない。ただ、見てこんな風にはならないようにしようという教訓があるだけだ。主人公(被害者)は、どこから人生を間違えたのか?、DV彼氏がロクでもなかった部分は大いにあるが(人を見る目がない)、たぶん一番の発端は、枕営業なのだろうと思う。枕営業→デリヘルの流れは、グラデーションになっている。というと保険会社のイケメン上司の倫理観(営業に手段は択ばず)が最もらしいが会社としては大きく間違っていたことになる。となると営業という仕事の営業員としての自分の限界からの脱出方法は、単純に枕営業に走らずどうするべきだったのか…。)

 

 

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連続ドラマW「頭取 野崎修平」(全5話)の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.19 Wednesday
  • 16:29

■連続ドラマW「頭取 野崎修平」(全5話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:権野元
■出演者:織田裕二 松嶋菜々子 風間俊介 小澤征悦 岸谷五朗 瀧本美織 駿河太郎 泉里香 小林且弥 渡辺翔太(Snow Man/ジャニーズJr.) 三浦誠己 小市慢太郎 野間口徹 西田尚美 相島一之 宮川一朗太 宇梶剛士 古谷一行


【連続ドラマW「頭取 野崎修平」のあらすじ】

「いいんですか?出戻りですよ」おおぞら銀行が国有化されて3年、いまだ再生の兆しが見えない中、頭取に抜擢されたのは野崎修平(織田裕二)だった。かつて監査役として銀行の闇をさらした野崎は荒廃した同行を再び救うべく常務の立川祥子(松嶋菜々子)と融資部・石原俊之(風間俊介)とともに改革に乗り出す。そんな矢先、京極元頭取(古谷一行)の息子・京極春樹(小澤征悦)が取締役に就任。「父の無念を晴らす」と宣言する。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「頭取 野崎修平」(全5話)の感想(ネタバレ)】

 

 

原作・周良貨、漫画・能田茂による同名経済漫画「野崎修平」を織田裕二主演で連続ドラマ化した第二弾。

 

織田裕二主演の野崎修平が続編となって帰ってきたので見てみた。

 

今回は、監査役を退き、ひょんなことからおおぞら銀行の頭取(トップ)となった野崎修平の銀行立て直しを描く。

 

第一弾の監査役の時も面白かったが、この頭取編もドラマの世界観はそのまま引き継がれていて、相変わらず面白い。

 

前作を見てから時間が経っていて、登場人物への共感がほぼリセットされていたにも関わらず、生き様を見てるだけで、感情移入さしてしまう。

 

っというか、どんな苦境でも、他人に綺麗ごとと言われようと、権謀術数を使って、正義、王道路線を貫こうとする姿が見てて気持ち良い。(物語としては、大分マンガ感ある展開だがそんなのは関係ない(笑))

 

ちなみに、こんなデフレなのに多くのエキストラを大量投入していて、地味な経済ドラマなのに意外とスケールがでかく作られてるのだが、基本、WOWOW放送(視聴者用)のみの作品で、のちにDVD化してるとは言え、どう製作費を取り戻してるのか謎だ。取り戻す必要は特にないのか。

 

毎月2500円程度で、ぼったくりNHKよりは加入者数は、圧倒的に少ないはずでせいぜい加入者は100万人もいないだろうと思ったら、実際は、約300万人程度(正味280万人)も加入してたようだ(複数契約も含む)。

 

結構WOWOWって見てる人がいた。日本の人口が約1億人としたら、約3%程度(100人に3人)が加入してることになる。100人中3人というと少ないが、300万人というと結構な人数だと思う。視聴率で言えば3%規模ではあるが。

 

ま〜なんにせよ、企業として潰れずにこのWOWOWオリジナルの連続ドラマをこのクオリティで毎回作り続けてほしいと思う。

 

WOWOWドラマは微妙な作品もたまにあるが、基本、質が高いことに変わりない。

 

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:安定の織田裕二主演の野崎修平シリーズドラマの第二弾。世界観は維持してるが、内容について少し触れると、過去作の方が、登場人物にクセモノが多かった。やはり前作で一番のクセものだった頭取役の古谷一行を早々に死なせてしまったことは作品として大分ダメージが大きい。息子がその流れ(復讐)を汲んで、邪魔してるが、父親の存在感と比べるとやや小粒感(やられ役)は否めない。それでもドラマとしての”野崎修平シリーズ”のおすすめ感は変わらないが。)

 

 

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連続ドラマW「蝶の力学 殺人分析班(全6話)」の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.05 Wednesday
  • 12:02

■連続ドラマW「蝶の力学 殺人分析班」(全6話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:内片輝
■出演者:木村文乃 青木崇高 渡辺いっけい 北見敏之 藤本隆宏 小柳友 神野三鈴 勝村政信 段田安則 仲村トオル 菊地凛子


【連続ドラマW「蝶の力学 殺人分析班」のあらすじ】

警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)が最も信頼する相棒・鷹野秀昭(青木崇高)の公安部への異動が数日後に迫っていた。そんな中、資産家の自宅で猟奇殺人事件が発生。遺体の首は切り裂かれ、“青い花”が活けられていた。資産家の妻・真弓(加藤侑紀)の行方は分からず、“クラスター16”と名乗る犯人から新聞社宛てに、真弓の居場所を示唆するメールが届く。そのメールを手掛かりに捜査を続ける塔子たちだが…。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「蝶の力学 殺人分析班」(全6話)の感想(ネタバレ)】

 

 

麻見和史の原作小説「殺人分析班」シリーズを木村文乃主演でWOWOW連続ドラマ化した「水晶の鼓動」に続く第3弾。

 

前回、スピンオフを見たので「殺人分析班」シリーズの最新作、「蝶の力学 殺人分析班(全6話)」を見てみた。

 

WOWOWの番組情報では、この「殺人分析班」シリーズが大ヒットクライムサスペンスと紹介されているのだが、特に劇場公開してる訳でもなく、基本的に有料会員しか見ることが出来ないWOWOWドラマなので、何を持って大ヒットなのかは個人的に謎であるのだが(DVDがすごく売れているとかならわかるが)、とりあえず、大ヒットというからに一応WOWOWの中でも人気作なのだと思われる。

 

しかし、この「殺人分析班」シリーズは、個人的に過去作を見るからにいろいろと問題点も多いドラマでもある。

 

基本的には、木村文乃演じる主人公に対する共感というか、感情移入という部分ではイライラすることの方が多く、一貫して主人公目線に入れず、ダメダメである。

 

特に第二弾は、かなり内容がひどかったと記憶している。

 

そんな訳で第三弾になる訳だが、相変わらず、木村文乃の主人公に対する共感は弱い。過去作に比べると刑事として成長はみられるが、私生活というか、人としての奥行きがほぼほぼ描かれてないため、共感したくなるような人間的魅力は薄い。

 

また、彼女をリーダーとして育てようとする警察の姿勢という部分で(信用問題)、彼女で本当に大丈夫か(適役か)?という疑問が常にあり、どうも無理があるような気がしてならない。キャストがダメなのか設定や演出の問題なのかわからないが。

 

ちなみに、テーマの殺人事件自体の質、クオリティ(興味性)はこの第三弾では、上がっており、事件に関わった犯人が複数いるということも影響してか、動機が交錯し、より複雑になっていて、そちらは結構見どころではある。

 

ただ、その事件が解決した後に、最後に付け加えられた別の猟奇事件については、必要かどうかは微妙に思う。今回はいい感じにまとめられていて綺麗に終われていたのに、この事件のせいで、全6話と話数が1話強制的に増えてしまった。

 

木村文乃(如月)とコンビを組み、この事件終了後異動となる主任刑事:青木崇高(鷹野)との関係や彼の背景を深めようとした追加話になってるのはわかるが、そもそも二人の関係性に共感したくなるほどの関係がこれまでに出来ていたのかが微妙である(笑)

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.2)

 

(まとめ:やっぱり素直に高評価がしにくい「殺人分析班」シリーズ第三弾。第二弾よりかは見れるようになってるが、気になるところがずっとあるところはやはり変わらない。基本的に、1.5倍速の早見での評価なので、通常再生で見てたら評価はもっと違うかもしれない。)

 

 

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連続ドラマW「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」(全5話)の感想(ネタバレ)

  • 2020.02.02 Sunday
  • 12:22

■連続ドラマW「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」(全5話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:内片輝 山本大輔
■出演者:古川雄輝 SUMIRE 深澤辰哉(Snow Man/ジャニーズJr.) 平埜生成 千葉哲也 阿南健治 二階堂 智 鶴見辰吾 池田鉄洋 ・ 木村文乃


【連続ドラマW「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」のあらすじ】

川崎市内で、首をつられて殺害される連続“首くくり殺人”事件が発生。警察の捜査は難航していたが、捜査一課の刑事・井口(池田鉄洋)は事件の容疑者として、野木(古川雄輝)を独自にマークしていた。野木は身元を詐称しており、疑わしい男だった。野木の本名は、八木沼雅人。6歳の時に、母親とともに誘拐された痛ましい“昭島母子誘拐事件”の被害者だった。隣人の吉佳(SUMIRE)はそんな野木の正体に気付き……。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」(全5話)の感想(ネタバレ)】

 

 

木村文乃主演の「石の繭 殺人分析班」シリーズの犯人(トレミー)を主役にしたスピンオフドラマ。

 

「殺人分析班」シリーズの第三弾を見る前に、スピンオフ版があったので見てみた。

 

こちらは、1話30分(正味25分)×5話と短く、2時間ドラマ程度の内容。

 

しかし、中身は、のちに本編で犯罪者となるトレミーの原点を描く内容としては、共感もしやすく、また軽いどんでん返しもあって、短い割に良くできている。

 

なんと言っても見てて、変にイライラするところがなく、作品に集中できる部分で、本編シリーズよりも濃密で良い。

 

このスピンオフを見ると、いかに本編シリーズの主役の木村文乃のキャラクター(他のキャストも含む)が、ドラマとして足を引っ張っているかがわかってしまう。

 

本編シリーズと比べても、こちらのキャスト構成の方が、落ち着いていて見やすい。

 

普段はおちゃらけた役が多い、池田鉄洋が珍しくシリアスな刑事役を演じていて、物語を引っ張っているのも、好感がもてる。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:本編シリーズよりも、濃密に仕上がっているスピンオフドラマ。基本的にスピンオフ作品は、ヒットした本編に比べてやっぱり…という注文がつくのが普通だが、こちらは、普通に本編の出来を上回ってしまっていて、本編ってなんだったんだろうという気がしてくる。本編と比べて、主役の魅力が段違いだ。トレミー役の古川雄輝はいい役者だ。これを見ると、こっちのスピンオフで第二弾とか続けてほしくなる。)

 

 

 

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連続ドラマW「悪党 〜加害者追跡調査〜」(全6話)の感想(ネタバレ)

  • 2020.01.31 Friday
  • 03:52

■連続ドラマW「悪党 〜加害者追跡調査〜」(全6話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:瀬々敬久
■出演者:東出昌大 新川優愛 青柳翔 蓮佛美沙子 山口紗弥加 寛一郎 篠原ゆき子 中島歩 渡辺いっけい 三浦誠己 山中崇 波岡一喜 柄本明 板谷由夏 益岡徹 松重豊


【連続ドラマW「悪党 〜加害者追跡調査〜」のあらすじ】

警察を免職となり、所長の木暮(松重豊)や染谷(板谷由夏)のもとで探偵として生きる佐伯(東出昌大)。今回の調査対象・坂上(青柳翔)は、かつて依頼人・細谷(渡辺いっけい)の息子を暴行死させ刑に服した男で、現在も特殊詐欺に手を染めていた。自身も姉を殺されたトラウマを持つ佐伯は、細谷の遺族感情をおもんばかるが、調査報告を聞いた細谷からは「あの男を赦すべきか否か、その判断材料が欲しい」との追加依頼が。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「悪党 〜加害者追跡調査〜」(全6話)の感想(ネタバレ)】

 

 

薬丸岳の同名小説を「64-ロクヨン- 前編/後編」の瀬々敬久が東出昌大を主演に連続ドラマ化したサスペンス。

 

WOWOWの連続ドラマを見つけたので見てみた。

 

今ちょうど世間を騒がせてる東出昌大が主演してた作品のため多少気になったが、見始めてしまうと内容がそれどころではなく、1話を見終わる頃にはほとんど気にならない。

 

内容は、重犯罪を犯した加害者の出所後の生活を探る話で、全6話の中で様々な犯罪者と被害者のその後の環境が紹介されている。

 

始めは、1話1ケースを紹介する1話完結型のような単発作品かと思いきや、角度を変えたケースを数パターン紹介しつつ全6話で総合的にまとめるという、構成が光るよくまとまった作品になっている。

 

とりあえず、悪党というタイトルからもわかるが、見てるだけでも嫌になってくる、クズみたいな人間がたくさん出てきて(悪人が悪いほど緩急があるので)、物語としては面白いが、ドラマとしては、単純に見てて心地よいものではない。

 

しかしながら主人公が抱える犯罪被害者の立場としての、加害者への憎しみにどう整理をつけ、乗り越えていくのかという部分については丁寧に描かれ、ある種、荒療治ながら救済的な要素も含みつつ、最後は共感しやすいところに着地している。

 

結局、この物語からわかることとして、悪党は、悪党のまま生き方を変えることはなく(個人的にもそう思うし、殺人罪や強姦罪とか重罪に少年法の適用なんていらないと思う。少年が犯す罪じゃないので、大人と同様で良い。)、更生なんてのは、望むだけでごく一部に過ぎない(実際は多いのかもしれないが)。また更生したところで、被害者家族にとっては、亡くなった人が帰ってくる訳でもない。

 

更生してれば、加害者の罪を赦せるかもしれないという、ある種の希望も、そこにすがることで、亡くなった人に対する慰めと、過去の不幸な出来事に決着をつけて前に進むための節目(気持ちを整理するための理由)としたいだけなのかもしれない。起きた事実は変わることはないが。

 

加害者にとって赦されることはない赦しがもしあるとすれば、被害者が加害者によって、過去に囚われずに再び前に進めるようになるかどうかだろう。それが加害者が死んで償うことなのか、他の別の行動によってなのかはわからない。

 

ちなみに犯罪被害者も、加害者家族も加害者によって、人生が狂わされてしまう部分では同じだが、加害者家族(特に両親)は、加害者を生んで育てた発端があるので、当事者ではないにしても、難しい立場だ。とにかく一人の犯罪者(行動)によって、両方の家族全員また社会が不幸になるという部分では変わらない。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4つ)

 

(まとめ:殺人という罪について様々な角度から描かれていて、考えさせられる良作ドラマ。WOWOWドラマは、ほんとに質が高い(ダメなドラマもあるけど)。このレベルに慣れると、地上波の軽いタッチのドラマはもう見れない。唯一このジメジメとした暗黒のような世界観の中で、華になっているヒロイン役の新川優愛のキャバ嬢役が綺麗で映える。そして、三浦誠己、山中崇のクズ役は、毎回腹立つほど上手いなと思う。特に山中崇は本当に普段もそんな人間じゃないかとすら思える。)

 

 

 

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連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」(全5話)の感想(ネタバレ)

  • 2020.01.23 Thursday
  • 05:05

■連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」(全5話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:内片輝
■出演者:木村文乃 青木崇高 渡辺いっけい 北見敏之 藤本隆宏 小柳友 古川雄輝 神野三鈴 勝村政信 仲村トオル


【連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」のあらすじ】

赤く染められた部屋での猟奇殺人事件が発生。現場には血で染まった真っ赤な死体と、赤いスプレーで犯人が書いたと思われる“○×(マルバツ)”という記号が残されていた。この猟奇殺人事件を捜査する如月塔子(木村文乃)と鷹野秀昭(青木崇高)だが、現場近くで爆破事件が発生する。未曾有の危機に直面する警察。この2つの事件には関係性があるのか? そして塔子は捜査中に謎の男に尾行されていることに気付くが……。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」(全5話)の感想(ネタバレ)】 

 

 

麻見和史の小説「殺人分析班」シリーズを木村文乃主演で連続ドラマ化した「石の繭」に続く第二弾。

 

新作のパート3放送にあわせてちょうどパート2が再放送してたので見てみた。※放送は去年

 

パート1はなんだかんだで見れたが、このパート2は、このシリーズが持ってるダメな部分が全開になり、かなり微妙だった。

 

まず、テーマとなってる殺人事件に対してだが、パート1に比べ興味が持てず惹きつけられない。

 

その原因は、パート1は、主人公(木村文乃)の父親に関わる事件+逐一犯人との電話交渉があり、なんとなく流し見の感じでも適度に緊張感と興味が続いていたが、こちらは、定期的に爆弾テロと殺人事件はあって話題性はあるが、主人公との関連性は弱く、また犯人を捕まえない限り事件は継続する可能性はあるものの、だからといって細かいタイムリミット感などがある訳ではないので、途中と途中で暇になる。

 

WOWOWの史実を元にした良作の刑事モノサスペンスを見てしまうと、この殺人分析班シリーズは、いわゆる刑事ドラマ色が強く、どうも中身の薄さを感じてしまう。

 

ちなみに予告編の出来はすごく締まって見えるが、本編を見ると予告編ほどの密度は全然無く、結構ゆるゆるだ。

 

そして、パート2も見て思うが、主演の木村文乃は可愛いが、主役で引っ張っていけるキャラクターかというと、ちょっと荷が重いというか、一生懸命だけど、微妙だなと思ってしまう。

 

今回は、終始パート1の爆発テロのトラウマを抱えたまま、ときおり、厳しい表情を浮かべながら捜査にあたっているのだが、その表情が普通にもう家で休んだ方がいいよという演技(レベル)をしていて、ただただ心配になってしまう(笑)

 

そんなギリギリの状態なのだが、同僚や上司は、彼女の才能を評価し、休ませず(本人も頑張ろうとするけど)、温かく見守ってるのだ。そんなシーンは、普通に考えると警察の厳しい世界とは対照的だ。個人的には、家で休むか、刑事を辞めた方がいい。

 

一応推理がキレるという設定なのだが、名探偵コナンほど推理がキレるという感じはなく、ときおり、わかりません!を連発してたりして、行動や言動にイライラさせることもしばしばだ。この辺は刑事ドラマ感をすごく感じる。

 

そんな等身大の危うい彼女が刑事として活躍、成長していく姿が、このドラマの見どころでもあり、たぶんダメなところでもある。

 

良いと取るかダメと取るかは、見てる人の好みだろうと思う。

 

個人的には思いっきりダメだと思ってるけど(笑)

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:ヒロインの甘やかしがすごい刑事サスペンスドラマの第二弾。結論を言うと、木村文乃は脇役の方が光る。こんなにも主役に持ってくると、魅力的に映らなくなる女優もなかなかいないだろう。彼女が原因か作品がダメなのかわからないが、個人的に今まで感じていた良さが半減です。パート3も一応録画してるので、見る予定ですが、このシリーズには、あまり期待はしていません。たぶん彼女(主人公)に対して好感が持てない原因は、刑事ドラマ演出なのに、ただ真面目過ぎるだけのキャラクターにしかなってなく、人物像の掘り出しが甘いからだと思います。彼女の成長を描くのであれば、もっと人間味(私生活や恋愛面)を全面に出してくれないと、事件だけの興味ではさすがに厳しい。)

 

 

 

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連続ドラマW「坂の途中の家」(全6話)の感想(ネタバレ)

  • 2019.12.17 Tuesday
  • 08:16

■連続ドラマW「坂の途中の家」(全6話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:森ガキ侑大
■出演者:柴咲コウ 田辺誠一 伊藤歩 眞島秀和 桜井ユキ 松澤匠 松本笑花 西田尚美 佐藤めぐみ 滝沢沙織 利重剛 酒井美紀 光石研 風吹ジュン 水野美紀 他


【連続ドラマW「坂の途中の家」のあらすじ】

山咲里沙子(柴咲コウ)は、3歳の娘と夫・陽一郎(田辺誠一)と3人で平穏な日々を送っていた。そんな時、裁判所から刑事事件の裁判員候補者に選ばれたという通知が届く。対象となる事件は、里沙子と同じ年頃の専業主婦の母親・安藤水穂(水野美紀)が、生後8カ月の娘を浴槽に落として虐待死させたという衝撃的な事件だった。里沙子は、裁判員が欠席せざるを得ないとき、代わりに裁判員を務める補充裁判員に選ばれる。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「坂の途中の家」(全6話)の感想(ネタバレ)】 

 

 

直木賞作家・角田光代のべストセラー小説を柴咲コウ主演でドラマ化したサスペンス。

 

また新たなWOWOWドラマを見つけたので見てみた。

 

タイトルから勝手にライトなホームドラマ(コメディ)かと思っていたが、内容は裁判員制度と虐待死事件を扱う、かなり重厚な重い話。

 

そして、単純に作品としての完成度がやばい。個人的に今年ベスト3に入る内容のドラマ。

 

こんなに様々な視点で描かれて、さらにドラマとしても興味深く、社会の問題(人間関係)もしっかり描かれている作品は、めったに無いと思う。WOWOWの中では、刑事モノ(事件解決型)のエンタメ系サスペンスの良作は結構あるが、この作品は、それらとはちょっと異なる、人間ドラマ(人間関係)をかなり重視した内容で、登場人物への親近感が段違い。

 

良作の恋愛ドラマで、見ていくほどに主人公と同じような気持ちになるほど嵌ることはあるが、この作品は、恋愛を一切抜きにしてるドラマにも関わらず、それに近いくらい気持ちが入っていく。しかも主人公は女なのに。

 

原作の小説自体も傑作だとされているらしいので、基が良いのは、前提としてあるだろうが、それを映像化したという部分でも、ドラマ作品として驚嘆するほど細部までよくまとまっていて、見ながら、テーマとなっている虐待死させた親の心理やその他の環境などの作りこみまでリアルだ。

 

ある種、心理をある方向へ誘導する映像としては、もう人を洗脳できるレベルのクオリティ。

 

弱ってる精神状態で流されるままにこのドラマを見ていたら、この世界観に侵食されて、完全に精神がやばくなる。

 

さすがに、虐待を肯定する内容にはなっていないので、最後まで見れば、気持ちは解放されるが、途中までの主人公の精神を追い込む作りは、このドラマこのまま見てて大丈夫か?と思うほど、精神が病むのを感じる。

 

なんと言っても、言うことを聞かない子供(子役)の演技が、上手すぎというか、見ていてマジで腹が立ってくるし(ぶん殴りたくなるし(笑))、周りの人間が誤解していくのに対しても、とにかくイライラしてくるほどに演出や演技が上手い。

 

たしかに、子供のわがままって、めっちゃ腹立つわっていうのが、すっげえ上手く切り取られて挿入してくる。

 

泣きやまない子供、全くいうことを聞かない子供、それが、ある瞬間ではなく、長期間、また永続的に続くようなら、その子供に対してどう対処するべきか?

 

外野は自分の経験やある常識の範囲で、問題の大きさを勝手に決めて、物事を測るが、実際の問題の本当の大きさは、当事者にしかわからない。

 

これ位だったら耐えられるでしょを、それぞれが自分が耐えられた(耐えられる)基準をもとに判断している。

 

それはすべて物事は耐えられることしかない世界観を前提として話が進み、ある種、我慢比べのようなものになり下がる。

 

それ位、我慢できない(対処できない)方がダメだと、無意識か意識してるかは別にして、相手を単純に攻撃することで本当の問題から離れ、楽なその場限りの対処で表向きの解決で悦に入っている。

 

ほとんどが、耐えられない状態があるという結論を仮定として持っていない。

 

このドラマの中の議論を聞いてると、一般的な考えというのは、底がかなり浅い。というか、あえて、そういう風な設定になっているのだが。

 

結局、この裁判ドラマを通して思うのは、誰もが忙しく、せわしなく生きていて、物事を深く突き詰めてゆっくりと考える時間を持っていない。とりあえず、その場で答えを出していて、結論を急いでいる。

 

テーマは虐待であるが、結局、その根本的な原因は、誰もが一日にやることが多すぎて、日々に自由な時間が無いことだろう。

 

そして、なんのために自分が生きてるのかもよくわかっていない。

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.8)

 

(まとめ:作品としてはほぼ満点に近い柴咲コウ主演のヒューマンサスペンス。完成度が高すぎるので、地上波でも放送してほしいくらいだが、変な人がこの作品を見ると、逆にストレスや不安を煽って虐待が増えそうな感じもあるので、その点では、大衆向けではない。あまりにも良い作品というのも害があるなと思う。ちなみに作品の出来は星5つ級ですが、エンタメという部分(面白さ)では、見ながら気分が高揚して行くようなポジティブな話ではないので、星3つ位でしょうか。)

 

 

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連続ドラマW「トップリーグ」(全6話)の感想(ネタバレ)

  • 2019.12.14 Saturday
  • 05:45

■連続ドラマW「トップリーグ」(全6話)の感想(ネタバレ)

 


■監督:星野和成 中前勇児
■出演者:玉山鉄二 池内博之 佐久間由衣 光石研 長谷川朝晴 橋本マナミ 黒羽麻璃央 中村映里子 野間口徹 佐野史郎小雪 陣内孝則 小林薫 他


【連続ドラマW「トップリーグ」のあらすじ】

「都内の埋立地で大金が入った金庫を発見」このニュースが後に2人の記者の運命を変えることになる。大和新聞経済部から政治部に異動した記者の松岡直樹(玉山鉄二)。初めて参加した近藤官房長官(小林薫)の定例会見でこの金庫に関し見解を求めると、なぜか近藤の目に留まり懇談会に誘われる。一方、松岡の元同僚で週刊誌記者の酒井祐治(池内博之)は金庫の謎を追う中で昭和史に残る一大疑獄事件とのつながりを見つけ出す。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「トップリーグ」(全6話)の感想(ネタバレ)】 

 

 

「不発弾」の相場英雄の同名小説を玉山鉄二主演でWOWOWドラマ化した社会派サスペンス。

 

新たなWOWOWドラマを見つけたので見てみた。

 

WOWOWの番組解説からもわかるが、過去に椎名桔平主演でWOWOWで連続ドラマ化もされた「不発弾 ブラックマネーを操る男」と同じ原作者(相場英雄)の作品。

 

「不発弾」では、不良債権の闇を描いていたが、今回は、クラスター事件(たぶんロッキード事件を基にしている)と呼ばれる政府の裏金の闇に迫った話。

 

この原作者は、自身がジャーナリストであることから、綿密な取材を元にして社会のタブーに切り込む作品を得意としているが、この「トップリーグ」でも新聞記者の内情をかなり描いている。

 

クラスター事件(ロッキード事件)の内幕がどれほど事実が元になっているのかは、ちょっと詳しくないので分かりかねるが、政府と新聞記者の癒着?関係はほぼそのまま事実だと思って良いでしょう。

 

というのも、経済学者で元大蔵官僚だった高橋洋一氏がことあるごとに、大手新聞記者の実態を暴露してるが(新聞記者というのは、官僚からもらったネタをただそのまま言われたとおりに書いているだけという話(ハトのエサやりと言う))、そのまんま、このドラマで描かれているからだ。

 

知らない人にとっては、この癒着関係は衝撃だが、知ってる人にとっては、やっぱりあれ本当なのかとすんなりと納得できてしまう。

 

ちなみにこの作品では、政府(近藤官房長官)の力が絶大のように描かれているが(昔はそんな時もあったらしいが)、実際というか現在は、マスコミの力の方が圧倒的に強いだろうと思う(今はその裏にいる財務省か)。マスコミの力(イメージ操作)で総理大臣(関わらず国会議員)を辞めさせることだって出来るほどの力を持っている。

 

マスコミが話題にすれば、ある議員を当選させることだって可能だ。国民がマスコミの情報を信用しすぎてバカになっているともいえるが。

 

このドラマの中に出てくる陣内孝則が演じる阿久津が言う、(新聞社が)政局を動かすは、真実だし、真理をついている。

 

内容は、一応フィクションとされているが、内情や登場人物が吐くセリフ等は悲しいかなほぼほぼ現実の実態をそのまま表しているようで、見ていて悲しくなってくる。

 

結局、ラストにあるように、新聞記者は誰に忖度すること無くただ真実だけを追求し、それを報道し、あとは、国民の判断に任せるは、まさにその通りだが、国民の方にもある程度の教養がないと、判断を誤って間違った政治(政治家を選ぶ)が行われるのもたしかで、単純にそうとも言えない。

 

善意ある人間が情報を忖度した方が、良い場合もある。

 

ただ、現実問題として、新聞(記者)の方が、間違った前提を元にした情報が多く(特に経済政策)、それによって国民を不幸にしていて、役割を果たしていない。また、それを見抜けない国民も多く、なぜかしなくて良いはずの増税へと突き進んでいるのは、気が狂ってるとしかいえない。

 

一体国民の誰が増税を望んでいるのか。税収を増やすために増税するというが、増税すれば、景気が悪くなり、税収が減るのに。そもそも今はデフレで増税する時期じゃないし。

 

全く意味がわからない。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.8)

 

(まとめ:前作の「不発弾」より中身が面白い相場英雄原作の良作社会派サスペンス。主演の玉山鉄二の演技は、熱演してる割に他の作品とそれほど変わらず同じに見えるが(池内博之の方が上手い)、ストーリーは、緊張感があって最後まで目が離せない。設定としては、悪役(近藤、阿久津)が狡猾で強い(悪い)というのが、やはり物語を盛り上げている。内容が良いので、個人的にはWOWOWでなく、むしろ地上波で放送してもらいたい作品だ。とりあえずまだDVD化が決まってなくWOWOWの再放送でしか見れないので(現状再放送の予定も無いし)、人目につくよう早めにセル化、またはレンタル化を望みます。)

 

 

>>トップリーグ [ 相場英雄 ]

 

 

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