映画「アウトバーン」の感想(ネタバレ)

2017.05.30 Tuesday 洋画 アクション/SF

■映画「アウトバーン」の感想(ネタバレ)



■監督:エラン・クリーヴィー
■出演者:ニコラス・ホルト/フェリシティ・ジョーンズ/アンソニー・ホプキンス/ベン・キングスレー/マーワン・ケンザリ

WOWOWで放送していた映画「アウトバーン」を鑑賞。

【映画「アウトバーン」のあらすじ】

米国にいたころは天才自動車泥棒だった青年ケイシーだが、米国にいられなくなって海外を旅するようになり、ドイツで同じ米国出身のジュリエットと出会って彼女と恋に落ちる。やがて難病であると分かったジュリエットは、ある臓器の移植を受ける必要があると判明。ケイシーは表向きはビジネスマンだが実は裏社会の大物であるカールが南米から密輸したコカインをさばいていると知り、横取りして臓器移植の費用にしようとするが……。

WOWOWから引用

【映画「アウトバーン」の感想(ネタバレ)】

「マトリックス」のジョエル・シルヴァー製作のイギリス×ドイツ合作のカーアクション。

いかにもなタイトル(アウトバーンと言えば、ドイツの制限速度)がついたカーアクション映画を見つけたので見てみた。

最初から疾走感ある感じでスタートするかと思いきや、序盤は、恋人との出会いや彼女の病気でお金が必要になって、危険な仕事を請け負わなければならないお決まりの動機作りに時間を取られ、意外とテンポが悪い。

もう少しこの主役の男女に共感できれば、そういう部分も飽きずに見どころになると思うが、いかんせん取って付けたよくある設定のため好感度が弱い。

ただ、開始30分過ぎ?から、危険な仕事に手をつけてからは、ほぼノンストップでアクションと話が進んで、ようやくエンジンが掛かる。アウトバーンでのカーアクションもマイケルベイ映画のような資金注入のド派手なスケール感こそないが、それなりに緊迫感と迫力ある。

ちなみにこの映画にはなぜかアンソニーホプキンスが脇役で出演している。映画のランクでは、主演者含めA級感(第一線映画)は弱い感じの作風なので意外。主演映画や人間ドラマ作品ならわかるけど、こういう中身がない予算もそれなりの中作(大作ではない)アクション映画に出るのはちょっと意外というか、急にお金が必要になったのかと思ってしまうくらい、このキャストの中だと一人浮いている。

お客様感が絵からヒシヒシと感じる。ベン・キングスレーはわかるけど。



評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:カーアクション好きなら見といても良いかな映画。特にこれと言って見終わった後に残るものはないけど、主役のニコラス・ホルトの外見がバートレイノルズという昔の俳優に似ているというベンキングスレー(役)が故意に何度もいじっているが、実際にバートレイノルズで画像検索して顔がわかると、地味に似てて面白い(笑)この映画は、一言で言えば、カーアクション映画というより主役がバートレイノルズに似てる映画かもしれない。一旦そういわれると、もうそうにしか見えない(笑) いい感じにオーラが無いし。)



バートに似てる

-?

バートは最高だ

-?

違うって、俺だよ

バートレイノルズだ


-?

お前かバートレイノルズ

-?


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映画「オオカミ少女と黒王子」の感想(ネタバレ)

2017.05.27 Saturday 邦画 ラブストーリー/恋愛モノ/青春

■映画「オオカミ少女と黒王子」の感想(ネタバレ)



■監督:廣木隆一
■出演者:二階堂ふみ/山崎賢人/鈴木伸之/門脇麦/横浜流星/池田エライザ/吉沢亮

WOWOWで放送していた映画「オオカミ少女と黒王子」を鑑賞。

【映画「オオカミ少女と黒王子」のあらすじ】

高校1年生のエリカは彼氏いない歴=年齢だが、恋愛経験豊富な友人たちに見えを張り、彼氏がいるふりをする“オオカミ少女”。本当に彼氏がいるのか友人たちに疑われ始めたエリカは街で撮ったイケメンの写真を見せて自分の彼氏だと言い張りその場をしのぐが、そのイケメンが同じ学校に通う恭也だと知ってしまう。事情を打ち明けると彼氏のフリをしてくれるという恭也だったが、態度が一変、エリカに無理難題を突き付けて……?

WOWOWから引用

【映画「オオカミ少女と黒王子」の感想(ネタバレ)】

八田鮎子の同名コミックを「ストロボ・エッジ」の廣木隆一監督が二階堂ふみと山崎賢人共演で実写映画化したラブコメディ。

少女コミック原作らしい?タイトルの恋愛映画をまた見つけたので見てみた。

最近は、黒王子というかドS設定の男が大活躍する?恋愛映画(または少女コミック原作映画)に需要があるのか、似たような映画が結構作られているようで、自分もなんだかんだで、すでにここ半年の間で似たような作品を5本以上?見ているような気がしている。

別にその設定が好きな訳ではないが、とりあえず旬な若手俳優が出演してる恋愛映画を見ておこうと選ぶと大半が、こんな感じの映画になっている気がする。ちなみに黒王子(ドS)設定もすでに見すぎているせいか、いいかげん慣れて普通になってきた(笑)

この映画もタイトルから想像するに、今までの似た王子設定のイケメン男にただ嫌がりながらもヒロインがドキドキするだけの特に中身は期待できない恋愛映画かと思っていたが、実際見てみるとこれは全く違っていて、久々に見終わった後に良い恋愛映画を見たという映画のあの余韻感に浸れた。エンドロールを最後まで見ていたい例のあれ。

基本要素は、少女マンガ原作の空気はあるものの、過度にキラキラ演出を持ち上げることなく、かなり現実的な人間(等身大)での思春期ならではの恋愛の悩みを丁寧に描いている。そしてやりとりが面白い。

この映画、個人的にはやりとりが面白い(空気感が面白いし、興味深い)、これに尽きるのかもしれない。

恋愛映画も人間ドラマも結局のところ人間のやりとりでしかない訳で、そのやりとりを良い(作品が良い)と思うのは、その出演してる人間が魅力的かどうか(魅力的に見えるか)、共感できるかどうかだけだと思うが、この映画は、まさにその部分をよく埋めてると思う。

出演者(演技)が良いのは言うまでもないが、カメラワーク良し、ロケ地良し、ストーリーの運び良し。とにかく最後まで見て思うのは、丁寧に時間掛けてちゃんと作ってるというのをひしひしと感じる。

ぱっと取ってさっさと終りにしようっていう感じではない。当たり前だけど、こだわりがわかる。

特にカメラワークは、計算してるというか、普通のドラマのように顔アップやカット割豊富で普通に撮る時もあれば、ただそこで起こってる出来事を現場にいる同席者の視点でただ、遠くから定点カメラのように全体だけを見せていたり、また長回し多用で撮ったりするなど、カメラの撮りかたでこの物語の世界観やキャラクターの心情を効果的に見せていると思う。

特に大事なシーンで、顔の表情をあえて見せないワイドで撮る撮りかたは、やりとりの時の表情がわからない分(見えない)、こちらでの想像を掻き立てる。よく計算されている。

でもなんだかんで、この映画の一番の良さは、ヒロインの二階堂ふみの演技でしょう。

細かなしぐさや立ち方、歩き方など、そんな奴いるなと思うくらい、そこに自由に彼女が実在してるように見える。細かな心情がわかるというか、研修旅行でぼっちになってしまった時の後ろ姿が、妙に切ないとか、人間の悲哀がしっかり出ている(演出の上手さや撮り方もあるけど)。こういう演技をしている後ろで悲しい音楽を流せばとりあえず映像が悲しく見えるとか、そういう音楽で感情を誘導するような大雑把な感情誘導ではない、細かな質感が映像から感じる。

二階堂ふみの良さが出てるといえばそれまでだが、卑屈でないヒロインの性格設定と相まって、自然体の良さが出ているし、なんといってもヒロインの話なのに、心情が同化させられるほど、心をワシ掴みされた。これは滅多にない。

日下部君の三角関係の入り方もストーリー上嫌味ないし、黒王子設定を告白した後も最後まで折れずに貫いてるのが最高。

ほぼ完璧。

唯一のマイナス箇所は、菜々緒がいらなかった(笑)重要な役ではあるんだけど。


評価 ★★★★☆ (星4.8)

(まとめ:2017年度(たぶんこのハードルは越えれないと思う)の個人的邦画の傑作恋愛映画。この映画実際のところ、二人がいわゆる恋愛してるという部分(そう見える)は、少ないし、始めから片方がそこ(好き発進では動いてないので)を目指してる訳でもない話だが、途中から好きだとそう気付くようになってからは、そこの苦しみが痛いほど伝わってくる。といっても愛欲の苦しみは、仏教的に言えば、ただの無明(迷い)でしかないので、そんなこともわかりつつも、あえてその無明状態を楽しんでしまいたい感じがこの映画にはある。ちなみにこの映画、男の方が大分前に好きになってると思っている。それ(気持ち)をずっとひた隠しにしている話。ヒロインはかなり後だけど。個人的には、序盤(学校の二回目?)でヒロインから変態疑惑を掛けられた後の二人の会話で、ああこれ男の方、もう好きになってるなと思った。男って好きになるの早いからね。それがわかってるので、その後の男の言葉と行動の違いが好意的に見れる。バカだなって。プライドが邪魔をする。※追記、ヤフーレビュー見たらこの映画、平均2.2点だった。オレ絶賛してるのに(笑)一般には、この映画の良さわからないか。)


ごめんね

あたしのせいでサタ君が

変態みたいになっちゃって


-?


そんなに怒っちゃ

せっかくの美人が台無しだよ


-?


こう見えてもオレ

正義巻強い方なんだ


-?

暴力嫌いじゃないのかよ

-?

犬はやだ

-?



その人の言ってることを

否定するってのは

その人のことを

信用してないってことになるじゃん


-?



誰が日下部君だって

-?


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映画「ロスト・バケーション」の感想(ネタバレ)

2017.05.25 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ロスト・バケーション」の感想(ネタバレ)



■監督:ジャウマ・コレット=セラ
■出演者:ブレイク・ライヴリー/オスカー・ジャネーダ/ブレット・カレン/セドナ・レッグ/

WOWOWで放送していた映画「ロスト・バケーション」を鑑賞。

【映画「ロスト・バケーション」のあらすじ】

医学生ナンシーは休暇を利用し、亡き母に教えてもらった秘密のビーチを訪れる。父や幼い妹の世話、医師になるための勉強漬けの日々から解放され、思い切りサーフィンを楽しむナンシー。だが、彼女を1匹の人食いザメが襲う。足を負傷し、大量に出血しながらも無我夢中で近くの岩場にたどり着いたナンシーは、自分が絶望的な状況に追い込まれたことを知る。恐怖にさらされながらも、彼女は生き残るためのプランを練るのだが……。

WOWOWから引用

【映画「ロスト・バケーション」の感想(ネタバレ)】

リーアムニーソンが主演した「ラン・オールナイト」のジャウマ・コレット=セラ監督がTVドラマ「ゴシップガール」のブレイクライヴリーを主演に迎えたサスペンススリラー。

サメの新しい映画を見つけたので見てみた。

内容は、サメ映画というだけでほぼ説明する必要はないけど、海上でサメに襲われて岩場で身動きが取れなくなってしまったサーファー女性の話。

ワンシチュエーションモノ(ほぼ海のみ)で基本、サメとヒロイン(一人芝居)しか出てこないので、これといって言うことはないが、とりあえずヒロインのおけつがセクシーなのと、サメのCGの完成度が意外と高く、本物っぽく見えるところは見どころでしょう。

画力というか、映像の力感(吸引力)はかなりあり、サメ映画としてのクオリティは結構高いです。

ただ、結局サメがテーマのパニック映画の域は出ないので、作品としてそれ以上の伸びしろは無い。一応、脱出できてハッピーエンド?なので、後味の悪さが残らないのも良い。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:サメ映画好きとヒロインのブレイクライブリーが好きな方向けのサメ映画。ストーリーと直接関係ないが、最初にサメが出たこのビーチの名前を現地の人がなぜか言わない(教えない)まま話が進んでいくのだが、なにかしらその理由(オチ)が用意されてるのかと思ってたら、結局最後までその理由や名前は明かされず、無いものとして終わっていた。実はたまたまだけど、サメが出るビーチという訳でもない。こういう意味不明のフラグ(フリ)を立てるのは辞めて欲しい。撮影(ロケ)場所のビーチに気を使ってるのか、それとも放送禁止の名前がついてるから言えないのか、またサーファーだけが知ってるローカルなやりとりなのかわからないが、結局、一般人にとっては、謎のまま終わるってのはどうなのか。見終わった後すごい気持ち悪い。)


ビーチの名前は?

-?


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映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の感想(ネタバレ)

2017.05.21 Sunday 邦画 ラブストーリー/恋愛モノ/青春

■映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の感想(ネタバレ)



■監督:三木康一郎
■出演者:岩田剛典/高畑充希/阿部丈二/今井華/大和田伸也/宮崎美子

WOWOWで放送していた映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」を鑑賞。

【映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」のあらすじ】

東京でひとり暮らしをするさやかは仕事もプライベートもうまくいかない。2月の寒い夜、彼女はアパートの前で腹を空かせて動けなくなった青年・樹と出会う。酔っぱらっていたさやかは彼を家に上げ、カップラーメンを食べさせてシャワーを貸す。翌朝、眠っていた彼女が目を覚ますと、キッチンには樹が作った料理が並んでいた。その温かさに感激したさやかは、家事全般を担ってもらうことを条件に樹との共同生活を始めるが……。

WOWOWから引用

【映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の感想(ネタバレ)】

有川浩の小説を三代目J Soul Brothers&EXILEの岩田剛典と高畑充希共演で映画化したラブストーリー。

期待の若手女優?の高畑充希が出演してたので見てみた。

ほとんどストーリー(あらすじ)も知らずに恋愛映画+出演者だけで選んでみたが、サブテーマ(メインテーマ?)だと思われる(といってもタイトルで言われてるが)、雑草(植物)を使った料理や植物うんちくなども紹介されていて、恋愛だけでなく、中身も一応あり、少し為になる。

個人的には、最近は、ドS王子設定の少女マンガ原作系恋愛映画しか見てなかったので、久々にキラキラ演出薄めのニュートラルな恋愛映画を見た気がした。といっても、ところどころ男側へのイケメン演出&セリフはあるので、女性向け(目線)の映画ではある。

ちなみに朝ドラで話題の高畑充希がヒロインで出演してるけど、個人的にストライクゾーンではなかったけど、この映画を見ると、意外とありだなと思う。役柄の好感度が良いのもあるけど。

あと、この映画を見た後だと高畑充希のアイスのCMの”新鮮はおいしい!”がちょっと気になります。



評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:野草料理と高畑充希ファンなら見といても良い恋愛映画。またOLで一人暮らしをしてるなら、女性の夢を叶えたようなそんな物語なので、そんな女性向け。ある日イケメンを道で拾ってきて同棲する。そして、料理(弁当)も持たせて作ってくれる。至れり尽くせり。これ男と女、逆バージョンでも全然ありだけどね。ちなみにこの映画、自分は映画館では、絶対見れないですね。※まー見に行かないけど(笑)。中盤で二人が一夜を共にした後の朝のベッドでの甘いやりとりは、見ていられない。恥ず気持ち悪すぎて。ああいうのは、製作者は、どういう意図で、作ってるのかよくわからない。家で一人で見てるならまだわかるけど、一応この映画は映画館で上映(上映前提で作品を作ってるはず)されてると思うので、劇場でああいうシーンを他の客と一緒にまじまじ見せられて、その間どうしろっていうのだろうか。客席の照明がいくら暗いからといっても、絶対周り気になるわ。一体この間、他の観客はどういう顔してるんだろうかって。)



誰かにつけられてます

-?


雑草と言う草はない

草にはすべて名前があります

って昭和天皇は

おっしゃったそうです


-?



別れる男に花の名前をひとつは

教えておきなさい

花は毎年必ず咲きます

川端康成は

そう言ったそうな


-?


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映画「at Home アットホーム」の感想(ネタバレ)

2017.05.17 Wednesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「at Home アットホーム」の感想(ネタバレ)



■監督:蝶野博
■出演者:竹野内豊/松雪泰子/坂口健太郎/黒島結菜/池田優斗/國村隼

WOWOWで放送していた映画「at Home アットホーム」を鑑賞。

【映画「at Home アットホーム」のあらすじ】

夫婦と子ども3人の森山家は、いつも和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。だが大黒柱の父親・和彦は泥棒で、母の皐月は結婚詐欺師、さらに子どもたちもそれぞれに事情を抱えていて、実は血縁でつながっていない家族だった。ある日、皐月がターゲットとして付き合っていた不動産王の息子に素性がばれてしまい、皐月が空きビルに監禁される事態が。不動産王の息子は和彦に電話をかけ、1000万円の身代金を要求してくる。

WOWOWから引用

【映画「at Home アットホーム」の感想(ネタバレ)】
 

 


竹野内豊と松雪泰子が共演したサスペンス。

竹野内豊が主演してたので見てみた。

内容は、盗みを家業とする父親の元でそれを受け入れて普通に暮らす謎の家族の話。

ちなみにあらすじですでに書かれているが、この家族に血のつながりはなく、それぞれもとの家庭で問題を抱えていた人たちが、ひょんなことから知り合って、この家(一軒家)で同居生活を送ることになっていたという特殊な家族(家庭)。

その家族が一緒に暮らすうちに、本当(血縁)の家族のような絆を持つようになっていくという意外と感動的な話です。

設定(犯罪一家)こそふざけているが、それ以外は、真面目に家族生活や現実(娘の受験での資金面で悩んだり)を描いてることもあり、次第に彼らの現実に共感し、設定が気にならなくなる位、コメディ(設定)と人間ドラマのバランスが良く出来てる作品だと思う。

ただ、ところどころシリアスなシーンなのに完全に笑いを狙っているところがある。

気付く人はすぐおかしさに気付くと思うが、気付かない人は一生気付かないレベルの微妙な笑いが入っている。

個人的には、DV夫役のお笑い芸人の千原せいじがその妻役の松雪泰子への暴力シーンは、シリアスさは出してるが、ちょっとコント調だ。

特に腹へのひざげり、そして、蹴られて腹を押えながら「うっ」って言って、床に倒れていく松雪泰子はどこか面白い。

顔殴ったり、蹴ったりするまでは、DV夫役の真面目な演技としてわかるけど、腹へのキックボクサーがやるチャランボ(膝蹴り)は完全に余計だ。

暴力夫というシリアスな役のラインから完全に逸脱している。

例えば、ここの暴力の延長で、膝蹴りでなくプロレス技を掛けてたら、誰もがあ〜ふざけてるなと思うけど、このひざ蹴り辺りは、流れ上ギリギリのライン。まーそれ位流れであるのかと思いがちだけど(普通はそう思っちゃいけないけど)、個人的には、ラインを割ってますね。確実に。

あと、最後の村本から何度も殴られた後の松雪泰子の顔に塗った血のりの塗り方も塗りすぎ(笑)

頭からまっずぐ鼻を通って、筋のようにアゴまで一本線のように太い赤い血が流れているのは、実際頭割れたらそうなのかもしれないけど、映画なのであんなに血を塗らないで良い。あれは、ドリフとかで塗るコントの血ノリの塗り方。シリアスなシーンなのに、見た目が過度で気になる。

この映画は、ほんと人間ドラマが結構良く出来ているからいいけど、セリフやシーンなど地味に面白いシーン結構ある。面白さも、嫌味が無くて好感度あるし。泥棒一家という最初の設定が時々効果的に作用しているときがある。



評価 ★★★★☆ (星4つ)

(まとめ:竹野内豊主演の良作ホームドラマ。見終わった後になんか心が温まります。人間にとってのホーム(帰る場所)の大切さがわかります。どういう状態であれ、人は落ち着く場所が必要だなと思う。ちなみに、松雪泰子が母親役をやってるが、40代になっても、まだまだイケる。)



三万六千円!

-?


プラス掛け軸を盗んできました!

-?


やったー 友達一人ゲット!

-?


男は愛情なんかには

お金は出さないの

男がお金を出すのは

欲情と同情よ


-?


本物に近いかってことより

どれだけ自然かが大切だって


-?


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