映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の感想(ネタバレ)

2017.12.24 Sunday 洋画 アクション/SF

■映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の感想(ネタバレ)



■監督:エドワード・ズウィック
■出演者:トム・クルーズ/コビー・スマルダーズ/オルディス・ホッジ/ダニカ・ヤロシュ/ロバート・ネッパー

WOWOWで放送していた映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」を鑑賞。

【映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」のあらすじ】

かつて米陸軍内部調査部で働いたが、今は放浪の旅を続ける一匹狼リーチャー。ある夜、地方の町で保安官に逮捕されかけ、そんな非常事態を乗り切るが、何者かに仕掛けられた罠ではないかと感じる。直後、彼はかつての同僚スーザンがスパイ容疑で逮捕されたと知り、すぐさま拘禁されたスーザンを脱走させ、彼女と逃亡する。リーチャーはスーザンに掛けられた汚名をそそぐとともに、軍の内部にうごめく巨大な陰謀に迫っていくが……。

WOWOWから引用

【映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の感想(ネタバレ)】  

トム・クルーズが主演したアクション映画「アウトロー(2012)」の続編。

少し前に見た「アウトロー」の続編を続けてみてみた。

今回は、トムクルーズ主演は変わらずだが、監督が「ラストサムライ」のエドワードズウィックに代わっている。この交代の影響なのかもともとの中身の問題なのかわからないが、パート1よりもあきらかに質が落ちている。

前作「アウトロー」は、終始、謎や緊張感や感情移入が出来て良かったのだが、こちらは、同様なスタイル(ジャックリーチャー感(アウトロー感))は維持されてはいるものの、主人公が行動する動機や謎の部分(話の面白さ)で、物語へ没入感が弱い。

なんかスト−リーが上辺だけで作られていて、芯に入ってこない。

また、今回、ジャックリーチャーに娘がいて、その親子感での問題も絡めて、親子愛で共感を狙ってきているのはわかるが、よくある定番パターンを使っているのが見えみえで、ここも素直に入り込むほどでもない。特に最後の事件解決後の親子関係修復の感動シーンは、お決まり過ぎていらないですね。

パート1の任務と自己達成の間で揺れる軍人の気持ちやその中に見える正義、さらにその軍人が凶悪犯罪の冤罪に巻き込まれる悲劇、さらに検事と弁護士親子の正義の対立など、自然とわきあがってくるような怒りや共感がパート2にはない。正確には、無くはないが、自分にはヒットしてこない。

もちろんアクション部分はパート2でそれなりに派手になっているが、時間が経つと忘れてしまうほど、印象に残らない。



評価 ★★☆☆☆ (星2.8)

(まとめ:パート2となり、ありがちな中途半端な映画に劣化してしまったアウトロー第二弾。今回は軍人としてややナイスバディなヒロイン(コビー・スマルダーズ)が出ているが、脱ぐと見せかけて脱がない。結局、上半身だけ下着(ブラ)にはなるが、それ以上は脱がないでおしまい。なんでしょうこの中途半端さ。このお色気部分でもこの映画の中途半端さがわかります。そもそもシーンとして必要かも疑問。モーテルで男(ジャック)の前で上半身だけ下着になってベッドにただ座ってる状態ってあるのか。洗面所なら着替えの途中でまだわかるけど、ベッドで着替えの途中という訳でもなく(次の行動に移る前提の状態ならわかる)、ただその状態でしばらく涼んでいるって、一体何待ちですか(笑) 軍人だから下着姿でも気にしないという目線もあるだろうけど、むしろ軍人ならその状態でだらだらしてる方がおかしい。このシーンは、非常に謎です。誘っていたのか…。誘ってたとしたら急だな。)


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映画「X-ミッション」の感想(ネタバレ)

2017.12.18 Monday 洋画 アクション/SF

■映画「X-ミッション」の感想(ネタバレ)



■監督:エリクソン・コア
■出演者:エドガー・ラミレス/ルーク・ブレイシー/テリーサ・パーマー/レイ・ウィンストン/デルロイ・リンドー

WOWOWで放送していた映画「X-ミッション」を鑑賞。

【映画「X-ミッション」のあらすじ】

Xスポーツの元アスリートである新人FBI捜査官ユタに、ある特別任務が下る。Xスポーツを応用した特別な手口を使い、奪った金品を貧者にばらまく異色の強盗団に潜入せよというものだ。ユタは強盗団のリーダー、ボーディに接触し、サーフィンの腕前と度胸を認められ、ボーディのチームに加わるのに成功する。チームは“オザキ8”と呼ばれる8つのXスポーツに挑んでいたが、ユタはボーディとの友情と任務のはざまで悩むように。

WOWOWから引用

【映画「X-ミッション」の感想(ネタバレ)】  

過去にキアヌ・リーヴスが主演した「ハートブルー」をリメイクしたというアクション。

劇場公開当時のCMでエクストリームスポーツのスタントが少し話題になっていたので見てみた。

元は、キアヌリーブス主演の映画からのリメイクらしいが、原作は見ていない。

内容の方だが、スタントアクションに関しては、荒波や山岳など実際に大自然で撮影したものも多く、その迫力はなかなかすごい。特に20m級?の荒波でのサーフィンは、撮影も含め常軌を逸している。

ただ、この映画、リアルに現地で撮影した部分もあれば、実はVFX(CG)でところどころ処理した部分も結構あり、スタントアクションをウリにしている映画としては、見ていてなんとも力が抜ける感じがある。

せっかく一方でリアルなスタントを追求してるのに、ところどころ必要以上のCG処理がされていてなんか興ざめする。最初の海のサーフィンは本物だと思うが、途中の命綱つけないロッククライミングやラストの海でのサーフィンは、CGや合成感を感じる。

ミッションインポッシブルとかそういうヒーローアクション系統ならCGでも目をつぶれるが、リアルを重視した感じを出しているこういったスポーツ系アクション作品では、CGは致命的な気がする。それでもやってることはすごいだけに、非常にもったいない。

ちなみにアクション重視だからなのかわからないが、この映画ストーリーがとってつけたような感じで大分ひどい。特に最後なんて、尻すぼみ感がすごい。急に制作費が無くなったのか、やる気がなくなったのかしらないけど、解決したのかしてないのかよくわからない自滅的な終わり方。最後の暴風の中でのサーフィンは、昼間と比べて画質も汚くて見づらいし、たぶんCGだろう。



評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まとめ:アクションだけがウリないろいろと中途半端な作品。エクストリームスポーツアクションが好きなら楽しめるが、そこに映画的な質(内容)を求めると、アクション以外でのエンタメ感は微妙です。テーマも環境保護を訴えてる一方で、テロや銀行強盗を行ったりして、正当性がみられず共感しにくい。結局そこの矛盾で考えさせられるほど話がねられていない。)



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映画「アウトロー(2012)」の感想(ネタバレ)

2017.12.14 Thursday 洋画 アクション/SF

■映画「アウトロー(2012)」の感想(ネタバレ)



■監督:クリストファー・マッカーリー
■出演者:トム・クルーズ/ロザムンド・パイク//ヴェルナー・ヘルツォーク/リチャード・ジェンキンス/デヴィッド・オイェロウォ/ジョー・シコラ/

WOWOWで放送していた映画「アウトロー(2012)」を鑑賞。

【映画「アウトロー(2012)」のあらすじ】

ピッツバーグ近郊の街で、川沿いを歩いていた5人の男女が対岸からライフル銃で無差別に射殺されるという事件が発生。捜査の結果、警察は元米軍のスナイパー、バーを逮捕する。取り調べで黙秘を続けていたバーだが、突然、“ジャック・リーチャーを呼べ”と書く。ジャックは元陸軍の秘密捜査官で、2年前に除隊して以来、忽然と姿を消した男。途方に暮れる地方検事ロディンらの前に、不意にジャックが現われ、彼は捜査に着手する。

WOWOWから引用

【映画「アウトロー(2012)」の感想(ネタバレ)】  


英国の作家L・チャイルドのベストセラー“ジャック・リーチャー”シリーズをのちに「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」も監督するクリストファー・マッカーリー監督がトムクルーズを主演に迎えて映画化したアクション。

続編の放送に合わせて、WOWOWでこのパート1(アウトロー(2012))が放送してたので見てみた。この作品は今から5年前のトムクルーズ主演の作品なのですでに見てるものと思っていたが、どうやらまだ見てなかった。

トムクルーズが珍しく正統派ではなく悪役ヒーロー的な位置の役柄(アウトロー)だったので、以前にそんな映画があって見た気がしていたが、マイケルマン監督の「コラテラル」と勘違いしていたようだ。※ちなみにコラテラルは悪役ヒーローではなくただの悪者だった気がする。

さて、内容の方だが、この「アウトロー」は、いい意味でトムクルーズ主演作の良作品(当たり)という感じで完成度はなかなか高い。

アクションにばかり偏りストーリーが弱くなっている最近のミッションインポッシブルシリーズよりも、こちらは、原作が良いのか物語がしっかりしていて面白い。アクションとサスペンスのバランスが良く、途中で緊張感がなくなることもない。常に謎を抱えていて先が気になる。

後半の年寄りの元軍人を交えた救出作戦も、粋な演出で好感度ある。

またハリウッド映画では、ある種タブー?である子供が巻き込まれて死ぬという悲劇(設定)を使っているが、その辺も含めた、謎を解決するための主人公らの動機付けの共感性の使い方も上手い。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:トムクルーズ主演の良作アクションサスペンス。ミッションインポッシブルシリーズのようなド派手なアクションはないが、映画としてはエンタメ感もあり十分楽しめます。)


タダほど怖いものはない

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映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」の感想(ネタバレ)

2017.12.02 Saturday 洋画 アクション/SF

■映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」の感想(ネタバレ)



■監督:ポール・W・S・アンダーソン
■出演者:ミラ・ジョヴォヴィッチ/イアン・グレン/アリ・ラーター/ショーン・ロバーツ/ルビー・ローズ/オーエン・マッケン/ローラ/

WOWOWで放送していた映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」を鑑賞。

【映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」のあらすじ】

がれきの中で目を覚ましたアリスの前に、アンブレラ社の人工知能レッドクイーンが現われ、あと48時間で現在生存しているすべての人類が死亡すると告げる。それを食い止めるには、T−ウイルスに感染した全生物を抹殺する抗ウイルス剤を散布するほかない、と。だが、その薬はラクーンシティの地下にあるアンブレラ社の中枢施設“ハイブ”にあった。人類滅亡へのタイムリミットが迫る中、アリスは罠かもしれない死闘に身を投じる。

WOWOWから引用

【映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」の感想(ネタバレ)】  


ミラ・ジョヴォヴィッチが主演したカプコンの大ヒットホラーゲーム映画化の第6弾で完結編。

映画版バイオハザードがファイナルを迎えたようなので一応見てみた。

すでにバイオハザードシリーズも現在までにこの作品も入れて計6作品が作られ、2002年公開されたデビュー作から、数えてもう14〜5年も経つ。

前作の「バイオハザードV リトリビューション」ですら2012年公開だったようで、そこからでももう5年も経ってしまい、ほぼ内容は覚えていない。ちなみに前作の5が歌手の中島美嘉が出演していたようだ。

そして、その前の「バイオハザードIV アフターライフ」は、海外ドラマ「プリズンブレイク」で人気俳優となったウェントワース・ミラーが脇役で出演していた。この4は、2010年公開なので7年前だ。もう自分の中で4と5は何がなんやらごっちゃになっている。

ちなみに内容は、過去作シリーズ通してもうほとんど覚えていないといっていいほど印象に残ってない。

さて、このファイナルだが、風の噂で、モデル(タレント?)のローラがハリウッド初進出として出演していたことだけは知っていて、どんな役なんだと期待してみたが、出てたのかで出ていないのかよくわからないほどのちょい役。

前作の中島美嘉の時は、敵役(ゾンビ役)として主役のミラジョボビッチとの絡みがあったが、ローラに限っては、ある生き残り集団の中にいた一人というポジションで、セリフも一言二言で、結局死んでしまい、いてもいなくてもいいようような役。中島美嘉の感じを少し期待していただけに、なんだこれといった印象。

ちなみにローラは、外見は日本人というより、欧米人寄りの顔なので、ミラジョボビッチやその他の欧米俳優と並んでみても、全く見劣りはしないのだが、その分、日本で活動してるときの浮き出てくる本来の良さは死んでしまって、完全に欧米俳優の一人のような感じに見えてしまう。

ローラが出てると事前に知らなければ、出てたっけ?という感じで話題にもならずに流れそうだ。

話題にならないと言う部分では、このファイナルは、内容(出来)も大分ひどくて、個人的にバイオの過去作含めて、最低の出来だと思う。

とりあえずアクションに力が入ってるのはわかるが、CG多様のためリアル感が乏しい。また映像も暗く、画質の色味が薄い感じで、奥行き感が感じられない。アニメみたいなものすごく平面的な映像。

また肝心な人間描写や心理描写も希薄で、感情移入がほとんどできない。一応、仲間とか出てくるが、何かの部品のような扱いで、途中で死んだところで、悲しくも無く全くどうでもいい感じで処理されている。

アリス(ミラジョボビッチ)さえ生きてれば、事足りるような自己中話。悪役のウェスカーもなんだそれという扱いだし。外見は似てるんだけど。

これなら映画にしなくてもミュ−ジックビデオで良いと思う。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(まとめ:期待のローラはちょい役で、内容も商業映画丸出しの駄作になったバイオファイナル(完結編)。星はひとつで良い思ったが、ラストということで、おまけで★追加。バイオも最後だからという感じで見ようとするなら、これは見なくてもいいでしょう、もっと他の内容がある映画を見た方が良い。)


どうする?

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映画「追跡車」の感想(ネタバレ)

2017.11.16 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「追跡車」の感想(ネタバレ)



■監督:ドミニク・ジェームズ
■出演者:カリーヌ・ヴァナッス/セバスティアン・ユベルドー/ピーター・ミラー/エドウィン・ホセ・フェルナンデス・コリャド/ソフィー・カデュー

WOWOWで放送していた映画「追跡車」を鑑賞。

【映画「追跡車」のあらすじ】

カナダに住む女性写真家のステファニー。近ごろは何かと仕事で忙しく、すれ違いが続いていた恋人のエリックと関係を修復すべく、2人は久々に休暇を取って異国のサンチアゴを訪れる。ところが、その地で観光ドライブ中、ふと立ち寄ったサービスエリアで、ステファニーは、キャデラックに乗った女性が後続のトラックの運転手と激しく口論する様子を目撃。その後、今度は2人の乗る車がトラックに執拗に追い回されるようになって…。

WOWOWから引用

【映画「追跡車」の感想(ネタバレ)】  

ハリソンフォード主演の「ブレードランナー」の続編にあたる「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が2011年に発表したカナダ産のB級サスペンス。

カーアクションぽいタイトルに惹かれてみてみた。

後から知ったが、この映画の監督は、ベニチオデルトロの殺し屋役が印象に残る「ボーダーライン」(2015年)の監督だったようだ。現在では、それらが評価されたのか、話題の「ブレードランナー」の続編の監督も担当しているようだ。

さて、その監督の2011年のこの「追跡車」だが、原題は「Angle mort」で英語訳では直訳が出てこず、フランス語だと出てきて、「盲点(デッドアングル)」という意味らしい。あんまり邦題の「追跡車」とは関係ない感じだ。

実際、内容を見てみると、主人公たちが犯人に車で追いかけられるので”追跡車”と言えばそうなのだが、だからといって激しいカーアクションが展開する訳でもない。ただ追いかけてくるだけ。もしワイルドスピード的な激しいカーアクションを想像して見ると、なんだこれ感はある。

”追跡車”というよりか、”追跡者”という感じの方がニュアンスが近くて、頭のおかしい犯人がただ車で執拗に追いかけてくる話だ。

ちなみに、犯人に襲われる被害者に共通してるのが、飲酒運転していること。なので犯人の動機には、過去にその辺が絡んでいるものと思われるが(飲酒運転の車に巻き込まれて顔を大ヤケド)、最後まで見ても、なんだかわかったような、わからないようなあやふや感。説明が少ない。

とりあえず、犯人の顔に大ヤケドの痕があること、被害者は、焼死させられていること。最後に、彼(犯人)の自宅には、彼の娘らしい若い女性が保存されていて、その女性の顔も大ヤケドを負っていたということがわかるのだが。

まー動機については、飲酒運転する人間を狙っていることから、すでに想像はついてるので、最後に女性の件を見せられたところで、想像の範囲内でしかない。犯人の執念さの動機がより強くなっただけといえる。

ちなみに、最後は、犯人はきっちり死んだはずだが(解決済み)、田舎で休暇を楽しむ主人公たち夫婦のもとに、どこからか走ってきた謎の車のエンジン音(車は見せない)が近づき響き渡っていて、まだ実は終わってないのでは?といわんばかりの、スリラー的なおどろおどろしい感じのラストで終わっている。

このラストだが、もう「う〜ん」というしかない。

そもそも主人公たちは、たまたま現場にいて巻き込まれてしまっただけで、飲酒運転してた訳ではないので(※たしか、コーヒーは飲んでたけど)、犯人から執拗に追いかけられる理由付け(動機)が非常に弱い。

なので、何か主人公たちがある一線を越えてしまったために犯人から執拗に狙われてしまう、ラストサマー(的なもの(去年の夏にお前らが何をしたか知っている)とはやや趣旨が違う。なので、最後に実はまだ事件は終わってはいない?という定番の恐怖演出で終わるのは、全く筋違いだろう。

この映画の主人公たちにしたら、車のエンジン音に過度に反応してるだけの内面の勘違いの類(シーン)でしかないのだ、そこをおどろおどろしく持ち上げた演出で見せてるだけ。もしあのラストの後にシーンが続いていたら、夫婦お互いが顔を見合わせて、ただの勘違いか、を確認するだけだと思われる。

もし仮に継続性があり、誰かしらが犯人の意図を引き継いで彼らを再び襲いに来たパターンがあったとして、主人公たちにとっては、「え?なんで?」でしかない。なぜなら彼らはただの観光客の一人でしかなく、犯人が襲う条件(飲酒運転)を特別満たしているわけではないからだ。

ここには一応ルールがある。この映画は、もともとそこからスタートしている。飲酒運転の車を襲うという。

もしこの最後の恐怖演出を肯定するなら、主人公たちが数ヵ月後か、調子に乗って酒を飲んだまま車を運転してしまった時に、このトラウマが思い出されるのならまだわかる。とはいってももともと条件を満たしてないのに巻き込まれて襲われてしまった主人公たちなので、ここのルールすらもあやふやでしかない。

こういうホラーサスペンスは、きっちりルールを構築してもらはないと何が本当の恐怖なのかわからない。ちなみに個人的には、スピルバーグの「激突」はやはり優れていて、犯人が車を降りずに襲うのは、ある種の恐怖がしっかりある。

しかし、この映画は、追跡車と言いつつ(邦題だが)、犯人は普通に車を降りて、対象者を普通に手を下して(しかもバッドで)殺害するので、もう車関係なくなってしまっているし、殺害方法も、普通で、謎がほとんどない。動機のみ。

なぜこんな犯人が一向に捕まらないのか、そこが一番の謎でもある。

この映画を見て、誰もが一瞬、”犯人、車から降りちゃうんだ”と思ったはずだろう。

やはり、車から降りずに対象者をじわじわ襲うというのが、こういう映画(世界観)のある種の定番かなと思う。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(まとめ:タイトル名から想像する趣旨と異なり、犯人が車から降りちゃうツッコミどころ多いB級サスペンス。この映画、見どころはあまりないが、主人公の女性が脱いでいたのと(エロ提供)、途中にブラ丸出しのわかりやすいヤラレ役のセクシーな女性がいたので、★をひとつ追加しておきます。今回は、やはりというか、映画の中で書きとめたいような、セリフ(名言や教訓)はひとつもありませんでした。そりゃそうだろう。)


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