映画「サヨナライツカ」の感想(ネタバレ)

2011.01.20 Thursday 邦画レビュー

■映画「サヨナライツカ」の感想(ネタバレ)



■監督:イ・ジェハン 
■出演者:中山美穂 西島秀俊 石田ゆり子 加藤雅也 マギー 川島なお美

WOWOWで放送していた中山美穂主演の映画「サヨナライツカ」を鑑賞。

【映画「サヨナライツカ」のあらすじ】

1975年。とある航空会社に勤める野心的なビジネスマンの豊は、赴任先のバンコクで、奔放に生きる美女・沓子と出会う。日本に婚約者の光子を残してきた豊だったが、謎めいた沓子の魅力には抗えず、いつしか激しく惹かれていく。一方、気ままな恋愛を楽しんでいた沓子もまた豊への思いが本当の愛だと気づいていく。だが、激しさを増す2人の関係はついに光子の知るところとなり、沓子は豊の前から姿を消す。そして25年が過ぎ……。

※WOWOWから引用

【映画「サヨナライツカ」の感想】

日本で公開された韓国映画のなかで興行収入ナンバー1(30億円)の記録を持つ、ソンイェジン、チョンウソン共演の韓国映画「私の頭の中の消しゴム」の監督イジェハンが自身も大ファンだという中山美穂を主演に迎えた大人の恋愛作品。原作は、中山美穂の私生活での夫でもある辻仁成の同名タイトル(サヨナライツカ)。


「あなたは、死ぬ前に愛されたことを思い出しますか?

それとも愛したことを思い出しますか?」

この映画は、石田ゆり子演じる男の婚約者の光子が言う、上記の言葉とラストで語られる光子の詩のようなセリフが強く印象に残る作品で、”愛”についてのせつなさが見終わった後も余韻が残る。

婚約者に初夜をお預けにされていた結婚を控えた真面目な男(西島秀俊)が、赴任先のバンコクで同僚が連れてきたうっとりするような美貌を持つ派手な女性(中山美穂)と出会い、彼女に誘われると、我慢できずに浮気をしてしまうという話。

どちらも一晩限りの遊び程度に考えていたが、何度も会ううちにお互い本気になってしまう。婚約者がいる手前、男は、自分の感情を殺して愛人とやむなく別れ話をするが、女からの愛情を跳ね除けられず、再び会うようになってしまう。

日本に帰国する当日、空港で男は涙を抑えて別れを惜しむ女と別れると、その後、男の帰りを待っていた婚約者が駆けつけ抱き合う。そして、25年の月日が過ぎ。再びバンコクに仕事で訪れることになった男は、誰もが知る有名な航空会社の幹部に出世していた。

25年前は憧れの高級車を買う金もなく、ただ航空会社を大きくすることに夢を追っていて、愛人が泊まっていた高級スイートルームのホテルの豪華さに憧れと嫉妬を覚えていたが、25年後、そのホテルに仕事とはいえ自分の力で泊まることになると、そこで25年ぶりに愛人と出会う…。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(キャスト以外は、ほぼ韓国のスタッフが占めており、エンドロールでは、韓国名が目立ち、邦画なのか韓国映画なのか線引きが微妙な作品だが、前回の「ラブレター」以来に見た現在の中山美穂も、やっぱり魅力的で年を取ってはいるが、美貌や雰囲気は現在も健在。今回は、魔性な女の役ということで西島君との濡れ場があり(大事な部分は見えない)、中山美穂も体を張っているが、個人的には、中山美穂のそういうシーンはあまり見たくない。この映画、前半は浮気男にありきたりさがあるが、25年後の後半からが、過去を秘めた男に感情移入でき良い。とにかくラストの詩のセリフが心に残り、しっとりと包むように流れるピアノの音楽も素晴らしい。夜中にひっそりとこの世界観に浸りたい。「私の頭の中の消しゴム」の監督だけあってさすがだ。)

サヨナライツカ



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映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の感想(ネタバレ)

2011.01.05 Wednesday 邦画レビュー

■映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の感想(ネタバレ)




■監督:松山博昭
■音楽:中田ヤスタカ 

■出演:戸田恵梨香/松田翔太/田辺誠一/鈴木浩介/荒川良々/濱田マリ/和田聰宏/関めぐみ/秋本祐希/永山絢斗/鈴木一真/松村雄基/吉瀬美智子/渡辺いっけい

WOWOWで放送していた映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」を鑑賞。

【映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」のあらすじ】


勝てば大金を獲得、負ければ巨額の負債を抱える心理ゲーム《ライアーゲーム》に巻き込まれた女子大生・ナオ。死闘の末、準決勝を勝ち抜いた彼女にファイナルステージへの招待状が届く。優勝賞金50億円をかけた今回のゲームの名は《エデンの園ゲーム》。裏切り、騙し合いが必須だったこれまでとは逆に、信じ合う心が鍵になるという。会場に集められたファイナリスト11名の中に、ナオは信頼する秋山の姿を見つけて安堵するが……。

※WOWOWから引用

【映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の感想】


テレビドラマ版のライアーゲーム1.2の続編(完結編?)に当たる映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」ですが、ドラマ版の1.2を見ているファンから言わせて貰うと、この映画もテレビの延長線上であえて映画化にする意味はないですね。※普通にテレビの2時間スペシャルで良い。

基本やっていることはテレビ版と全く同じだし、映画だからといって何か特別なことをしているわけではない。映画風にワイドに撮るため美術(セット)がちょっと豪華になった、ライアゲームの開催地の島へのナオのボートでの上陸シーン(外ロケ)などがあり、一応映画にしてまっせという意識しているようだが、この辺は特にあってもなくても個人的に気になる部分ではない。

もともとライアーゲームは室内のみで繰り広げられる心理サスペンスを主としているため、映画化による効果はあまり見込めない。あと映画化にあたり、俳優の田辺誠一が今回新しく参加しているのだが、MRXの存在がいるとわかった時点でキャスト一覧から実力派の田辺誠一が最有力候補に見えて、初めから犯人がモロバレなのだ。※そして正解だし

そういった意味ではこの映画化での犯人探しも、あってないようなもの。菊池凛子が出ていたテレビ版2でもいえることですが、ライアーゲーム自体犯人が誰かはあまり重要ではない。

ただ、相変わらずのナオの参加者に騙され→信じる→騙される→秋山助ける→秋山騙される→ナオ信じる→大逆転のいつもの展開はわかっているが、見入ってしまう。

ゲームとしてよく出来ていて、数学や心理などが巧みに混ざりなかなかの盛り上がりがある。しかし、最終的な映画化に引っ張ったライアーゲームに隠された主催者のオチの衝撃度は全くない。

結局ゲームだけが一人歩きして…と、なんとなくジグソーが死んだ後も続いている映画「ソウ」と同じ展開は頂けないラスト。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(ナオを演じている戸田恵梨香は、バカ正直に人を信じている姿が小動物のようでかわいいが、戸田恵梨香本人はぜったいそういう性格ではないだろうと直感的に感じてしまう部分で自分の中で変な葛藤がある。そういう女優の演技も含めてライアーゲームかなと思う。)


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映画「空気人形」の感想(ネタバレ)

2010.12.30 Thursday 邦画レビュー

■映画「空気人形」の感想(ネタバレ)



■監督:是枝裕和 
■出演者:ペ・ドゥナ ARATA 板尾創路 オダギリジョー 高橋昌也

WOWOWで放送していたR-15指定相当の映画「空気人形」を鑑賞。


【映画「空気人形」のあらすじ】

古びたアパートに住み、妻も恋人もいない中年のファミレス店員、秀雄。彼が毎日ほっとするのは帰宅後、ラブドールである“空気人形”と接するひと時だ。ある朝、空気人形は突然心を持ち、秀雄が仕事に出かけてから、メイド服を着て外出。アパートの外の世界に今まで無かった解放感を覚える。やがて空気人形はレンタルビデオ店でバイトするようになり、店員の純一に一目惚れ。だがラブドールと人間は異なり、恋の成就は難しく……。

※WOWOWから引用
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【映画「空気人形」の感想】

人間の”心”とは何か?という部分を、愛されるためだけ(性欲処理)に生まれてきた空気人形(ダッチワイフ)を用い、心の存在を解き明かそうとする映画。

かなり難しいテーマで、見終わった後も答えはよくわからない。全く動かない人形の時は愛してくれた店員も彼女が心を持ち動き始めると戸惑い、気持ちの重さに耐えられなくなってしまう。

彼女は普通の女性のように、恋愛をするようになる。レンタルビデオ店で働くと、仕事中に体に穴が空いて、空気が抜けてしまい、好きな男性にその姿を見られてしまう。その男性から空気を送り込まれ元通りになる。

その彼氏と付き合い始めると、あるとき空気を抜かせてほしいと言われ、彼女も彼氏の願いを叶える。彼氏は、空気が抜けていく彼女の腹に再び空気を吹き込み元通りにする。

彼女は、彼氏にされたように、同じように彼氏の腹に穴を開けると、口から空気を送り込むが、人間の彼は腹から血を流し死んでしまう。死んでしまった彼を、彼女は自分(ダッチワイフ)と同じように、ゴミ捨て場にゴミ袋に入れて捨てる。のちに彼女もゴミ捨て場に横たわりゴミとなってしまう…。

心を持つと人形も人間もあまり変わらないという”心=人間”を表現しているのかもしれない。作品の意図を追っていくが、自分にはちょっとよくわからない。「誰も知らない」の監督ということで深いテーマが隠されていそうです。流し気味で見ていたこともあるが、一回では理解しにくい、ただ2度観る感じにもなれない。

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(韓国女優ペドゥナがヌードになるなど体を張って空気人形を演じている。日本語もほぼペラペラでセリフの違和感はあまりない。愛するあまりに彼氏を知らずに殺してしまうところは一瞬ホラー映画かなと思う怖さを秘めている。人間もそういうこともある。この映画にも店員役で板尾さんが出演している。しっとりした音楽は良い。空気が抜けるシーンは笑えてしまう。)

空気人形

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映画「板尾創路の脱獄王」の感想(ネタバレ)

2010.12.29 Wednesday 邦画レビュー

■映画「板尾創路の脱獄王」の感想(ネタバレ)



■監督:板尾創路 
■出演者:板尾創路 國村隼 ぼんちおさむ オール巨人 木村祐一 宮迫博之

WOWOWで放送していた映画「板尾創路の脱獄王」を鑑賞。

【映画「板尾創路の脱獄王」のあらすじ】

昭和初期。信州第二刑務所に鈴木という男が収監される。物静かな様相とは裏腹に、彼こそは拘置所を2度も脱走したといういわくつきの男だった。だが厳重な監視をものともせず、鈴木は収監からわずか1時間もたたないうちに脱走してしまう。所員の必死の捜索で身柄は確保したものの、刑務所のメンツは丸つぶれだった。看守長の金村は、その後も収監される先々で脱走を繰り返す鈴木の姿に、何か目的があるのではと推測するが……。

※WOWOWから引用
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【映画「板尾創路の脱獄王」の感想】

ダウンタウンの松本人志ファミリーでもある板尾創路(板尾さん)初監督作品ということで、否が応でも松っちゃんの「大日本人」「しんぼる」的なところどころに笑いが隠されたコメディ映画を想像し、板尾さんのあの空気感による笑いを期待してしまうのだが、この映画「板尾創路の脱獄王」は、その期待を裏切る結構真面目な作品だった。

一応笑いはところどころに隠されているが、全体として見ると、90分すべてが最後のオチのためのフリになっている映画でラストが一番笑える。このボケ一つのために90分を使うのは、さすが板尾さんといえる。

それ以外の笑えるポイントとして、ここぞという時に「板尾創路の脱獄王」という赤文字のタイトルテロップがでかでかと出たりする。これは、ちょっと面白い。単なる「脱獄王」ではなく、「板尾創路の」を入れるところに、板尾さんのセンスを感じる。

その他、突然、演歌歌手みたいにしんみりとした歌を歌い出すなど、変わった演出が使われている。ギャグなのか真面目なのか、笑っていいのかどうかわかりにくい、笑いがある。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(なぜ板尾創路は脱獄を繰り返すのか?という問いがこの映画には常にあるが、答えは、実の父親を探すために何度も脱獄を繰り返し、監獄島と呼ばれる父親が収監されているであろう、重い受刑者のみが収監されている場所を目指していたというなかなか人情味のある話。そして…ラストは念願の父親と再会すると、一緒に脱獄不可能と呼ばれる監獄島からハングライダーで逃げるのだが…(最後のベタなオチへ))


板尾創路の脱獄王


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映画「LOVE LETTER」の感想(ネタバレ)

2010.12.06 Monday 邦画レビュー

■映画「LOVE LETTER」の感想(ネタバレ)



■監督:岩井俊二 
■出演者:中山美穂 豊川悦司 酒井美紀 柏原崇 加賀まりこ

WOWOWで放送していた中山美穂主演の映画「LOVE LETTER」を鑑賞。

【映画「LOVE LETTER」のあらすじ】

神戸に住む博子は、山の遭難で命を落とした婚約者・樹を忘れられない。彼に届かないと分かりながら思わず、彼が以前暮らしたという小樽の家に彼宛ての手紙を出してしまう。偶然にも、現在そこに住んでいたのは、樹と同姓同名の女性だった。しかも彼女は樹の中学時代の同級生で、樹が博子の手紙を読んだことから2人は文通を開始する。中学時代、小樽の博子と樹は互いに恋心を抱いてることを意識しだしたが……。

※WOWOWから引用
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【映画「LOVE LETTER」の感想】

中山美穂主演作品特集のひとつとしてWOWOWで放送されていた95年製作の岩井俊二監督の映画「LOVE LETTER」。婚約者の死を忘れられず、今はもう国道になり使われていない婚約者の実家の住所に手紙を出したところ、返信が来た。返信した者は、婚約者と同姓同名の女性だった。婚約者と中学で同級生だったその女性と文通を始めると、婚約者の意外な過去があきらかになる。

ファンタジーっぽいストーリーも良いが、それ以上に中山美穂が一人二役を演じており、ミポリンの名で一世を風靡していた中山美穂の全盛期の凄さを実感した。

このときはまだ20代だと思うが、最近の若手女優、上戸彩、石原さとみ、堀北真希、長澤まさみなどなど(名前は出ないが他にもいろいろいるが)魅力を持った女優やアイドルなどがたくさんいるが、この全盛期の”中山美穂”の魅力を忘れていないかだろうかと再認識したくなるほど、醸し出す雰囲気が素晴らしかった。中山美穂にクラクラしている人の気持ちがわかった。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(一人二役を演じているが、博子の落ち着いた役よりも、風邪をひいているが天真爛漫さがある樹(さつき)の中山美穂は唯一無二の魅力がある。これはやばい。中学時代は酒井美紀が演じており、同級生には鈴木爛々とかも出てて、この90年代の懐かしさが凝縮している。この時代良いわ〜)

Love Letter

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映画「悪夢のエレベーター」の感想(ネタバレ)

2010.11.17 Wednesday 邦画レビュー

■映画「悪夢のエレベーター」の感想(ネタバレ)



■監督:堀部圭亮 
■出演者:内野聖陽 佐津川愛美 モト冬樹 斎藤工 大堀こういち 芦名星 本上まなみ

WOWOWで放送していた映画「悪夢のエレベーター」を鑑賞。

【映画「悪夢のエレベーター」のあらすじ】

あるマンションのエレベーターに閉じ込められた3人の男性と1人の若い女性。気絶から目を覚ました男性・小川は、妻の麻奈美が出産寸前のため、一刻も早い脱出を望むが、実は空き巣である安井、他人の心が読める牧原、自殺願望がある女性カオルは、なかなか救助が来ないことに対してあきらめ気味。実は小川がこのマンションに来たのは愛人を訪ねたからだが、他の3人にもまた意外な目的が。事態はさらに二転三転していって……!?

※WOWOWから引用
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少し前に見た洋画の映画「パニックエレベーター」と同じ、エレベーター内での密室劇がテーマの映画ですが、こちらは邦画作品。モト冬樹と本上まなみ以外は個人的にあまり知らないキャストばかりのため、ハードルはかなり低めだったが、それを裏切る二転三転するどんでん返しがあり、楽しめた。

ちなみに監督は「ガキの使い」の放送作家や俳優、タレントなど活躍する堀部圭亮が初監督しているということを見終わった後に気づいた。

愛人のマンションから出てきた若い男、手に触れただけで相手の過去がわかるという超能力を持つ中年男、前科モノで空き巣に入ろうとしていたチンピラ風の男、いじめと引きこもりの過去を持ち屋上から飛び降り自殺するために乗った女子高生が、エレベーターで閉じ込められる。

愛人のマンションから出てきた男には、妻から産気づいたと連絡を受けてエレベーターに乗り込んだため、一刻を争う状況だった。エレベーターの事故によって一時的に意識を無くしていた浮気男だったが、床で目覚めると、苛立ちながらも、他の3人と協力し合い脱出を計るが、身の上話を聞きながら、徐々に記憶を思い返すとおかしな点に気づく。

ジョギングに行くためにエレベーターに乗った男、空き巣に入るために乗ったという男、屋上で自殺するために乗った女、それぞれの目的が外と中に向いている3人が同じエレベーターに乗っているのは不可解だった。

そして、なにより自分が乗ったときには、男二人だけで女は乗っていなかったことを急に思い出す。

自分以外の3人がグルだと知った瞬間、浮気男はチンピラ風の男によって薬で眠らされ、それ以降浮気男は二度と目覚めることはなくなった。

夫の愛情を確かめて欲しいと妊娠中の妻から依頼されていた探偵の男(チンピラ風)は、バイト面接に来た女子高生と、おかまの友人の中年男を従え、エレベーター内で、愛人男の妻への愛情の真意を探ろうと、エレベーター内でわざと密室を作り出していた。

また、浮気男の真意を探るためにそれぞれ設定した役柄を演じていた。

しかし、浮気男にグルだとばれたため再び薬で眠らせたが、どう間違ったのか愛人男はそのままエレベーター内で息絶えてしまった。

探偵の延長で引き受けた仕事だったが、事故から殺人を犯し、共犯者になってしまった3人は、複雑な事情があるため、警察に出頭しても信用されないだろうと思うと、完全犯罪を目指して、偽装工作に奮闘し始める。

浮気男を屋上から落とし、自殺に見せかけることを思い立つと、主犯の男(探偵)は、屋上へ繋がる扉の鍵を手に入れるため、マンションの管理人の部屋を訪れる。探偵の男は管理人の目が他に向いた隙に屋上への鍵を手に入れる。

しかし、エレベーターを一時的に止める許可を得る時に、エレベーター内の監視カメラは、すべてニセモノだと管理人は言ってたが、管理人の部屋にあるテレビにはどこかのエレベーター内の映像が映っていた。

男は管理人を口止めするため「幾らほしい?」と金で解決しようと問い詰めるが、もみくちゃになったときに、管理人が倒れその顔の上にテレビが落下、頭が陥没すると、血が噴き出してしまう。意識がなく血まみれになった管理人を残し、探偵の男は、その場を後にする。

罪が罪を呼び、どんどん追い詰められていく探偵の男だが、浮気男の愛人が男に捨てられたショックから自殺をしようと屋上に向かうところを見つけると…。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(完全に映画「パニックエレベーター」のサスペンス度を超えるどんでん返しの展開に途中から、「どうなるんだ!」と身を乗り出して見てしまった。ラストはさらに驚愕の事実があり、すべての伏線のストーリーが繋がる。久々にラストはどういうオチが用意されているのか、ストーリーの先が気になる作品だった。これはサスペンス好きにはたまらない。)

悪夢のエレベーター

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映画「UDON」の感想(ネタバレ)

2010.10.11 Monday 邦画レビュー

■映画「UDON」の感想(ネタバレ)



■監督:本広克行 
■出演者:ユースケ・サンタマリア 小西真奈美 トータス松本 鈴木京香 片桐仁

少し前にWOWOWで放送していた映画「UDON」を鑑賞。

映画「UDON」のあらすじは、ニューヨークでエンターテイナーになる夢を抱くも道半ばで挫折した香助。借金を抱えて帰国した彼は故郷・香川のタウン誌に新たな職を得るが、小さな県の小さな雑誌では部数も限られ、歩合で契約した給料も上がらない。そこで香助は旅行者にもタウン誌を買ってもらうべく、同僚の恭子と共に知られざるうどん店を食べ歩くコラムを企画する。やがて香助たちの連載は評判を呼び、全国的な讃岐うどんブームが巻き起こるのだが……。

この映画「UDON」は、ユースケサンタマリア演じる香助が、夢を追って故郷を離れるが、結局夢破れ地元のさぬきうどんの記事を書く仕事に就くと、その影響で最終的には、うどん職人の父親の後を継ごうとする話。

話は、意外と単純なのだが、途中にCGを使ったヒーローのアクションムービーみたいな映像(※結局夢オチ)があったり、またラストにも再度夢を追いニューヨークに行ったりするが、この映画撮ってます的な、海外ロケやCGアクションシーンはこの映画にはない方が良いと最後まで見てみると思う。

うどんブームが去り廃れ、閉店に追いやられるお店や、うどん職人の父親が亡くなっても、毎日楽しみに食べに来ていたお客さんが、閉まったお店に通い、励ましの言葉をノートに書き連ねて、お店の復活を待ち望むシーンなどはベタに感動する。こういう人情エピソードに自分は弱い。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(うどん好きには、たまらない作品で食事シーンが豊富にある。いろんな経験をして最終的に親父の仕事を継ぐというよくある話だが、ベタな演出もあり個人的に感動作だと思う。ヒロインの小西真奈美もかわいくて良いし、スケール感のあるクラシック音楽も良く、踊る大走査線やアマルフィを思い出せる。)

「UDON」オリジナル・サウンドトラック

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映画「ハッピーフライト」の感想(ネタバレ)

2010.10.01 Friday 邦画レビュー

■映画「ハッピーフライト」の感想(ネタバレ)



■監督:矢口史靖 
■出演者:田辺誠一 時任三郎 綾瀬はるか 吹石一恵 田畑智子 寺島しのぶ 岸部一徳 

少し前にWOWOWで放送していた綾瀬はるか、田辺誠一出演の映画「ハッピーフライト」を鑑賞。

映画「ハッピーフライト」のあらすじは、副操縦士の鈴木(田辺誠一)は、羽田発ホノルル行きのフライトで、いよいよ機長昇格をかけた実地訓練に臨もうとしていた。だが出発直前、教官が急遽厳格な原田機長に変更になり、鈴木の緊張は極限に。一方、同便には念願の国際線デビューとなった新米客室乗務員の悦子(綾瀬はるか)も搭乗していたが、慣れない環境でミスを連発、チーフににらまれてばかり。波乱含みの同便を定刻に離陸させるべく、グランドスタッフや整備士たちも懸命の努力を続けるが……。

この映画は、航空業界で働くCA(キャビンアテンダント)やパイロットなどの日常を描いているが、少し前にフジテレビで放送していた上戸彩主演のドラマ「アテンションプリーズ」を彷彿としている。

上戸彩は一切出ていなが、この映画を見ながらなぜか上戸彩の顔が頭の中にちらちら浮かんでくる。コメディのテイストもなんとなく似ていて、綾瀬はるか、田辺誠一の演じるキャラクターは、どこか「アテンションプリーズ」の上戸彩、小泉孝太郎の演じるキャラとも似ている。

「アテンションプリーズ」はJALだったが、「ハッピーフライト」はANAが全面協力しているため、飛行機(操縦席)をはじめ、空港、管制センターなど細部までかなりリアルに描かれている。

そんな映画「ハッピーフライト」ですが、豪華キャスト陣の演技と編集の上手さで、バードストライクと台風に巻き込まれた便に関わるパイロット、客室乗務員(CA)、整備士、航空管制センターとの連携が適度な緊張感を伴って上手く描かれている。

綾瀬はるかと田辺誠一が一応メインにはなっているが、時任三郎、吹石一恵をはじめ田畑智子など脇役の活躍もすごくメインが押され気味。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(始めは、「アテンションプリーズ」に似ているのが気になっていたが、バードストライクで羽田に引き返してから徐々に面白くなる。飛行トラブル時のサラウンドも緊張感がある。エンドロールで流れる、フランクシナトラの歌も良い♪)

ハッピーフライト ビジネスクラス・エディション

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映画「戦慄迷宮」の感想(ネタバレ)

2010.09.17 Friday 邦画レビュー

■映画「戦慄迷宮」の感想(ネタバレ)



■監督:清水崇 
■出演者:柳楽優弥 蓮佛美沙子 勝地涼 前田愛 水野絵梨奈 松尾スズキ


WOWOWで放送していた映画「戦慄迷宮」を見てみました。

映画「戦慄迷宮」のあらすじは、遊園地で謎めいた殺人事件が発生する。3人の死体が運び出される中、現場で警察に取り押さえられた青年のケン(柳楽優弥)は“そのほかにもう1人、中にいるんだ!”と必死に叫ぶが取り合ってもらえない。怪訝な表情を浮かべる刑事(松尾スズキ)たちを前に、ケンが事の次第を語り始める。彼の話によると、10年前、ケンとモトキ(勝地涼)、リン(前田愛)、ユキの友だち4人は、遊園地に遊びに出かけたものの、お化け屋敷の中でユキが行方不明に。そのユキが昨日の晩になって突然戻ってきてと言い……。

迷宮というタイトルがついていますが、その名の通り?、謎解き(オチ)があるサスペンスホラーです。映画「呪怨」の清水崇監督がメガホンを取っており、富士急ハイランドに実際にあり、ギネスに載る世界最大級の同名のお化け屋敷とのコラボが実現した映画作品です。

ただ、呪怨の監督の新作ホラー作品ということで、あの恐怖再びかと思って見ると、拍子抜けしてしまうほど怖くない映画です。むしろ現在と10年前の出来事(行動)を上手くシンクロさせながら恐怖を演出していくような作りで、物語に基盤が置かれている。

お化け屋敷とのコラボ映画ということもありますが、実際にある?お化け屋敷の人形などをふんだんに使っている、要はお化け屋敷の宣伝を兼ねた映画ですね。

久々に「誰も知らない」で子役をしていた柳楽優弥が主役に登場していましたが、エンドロールで名前が出てくるまで誰かわからないほど人相が変わってしまった。過去に沢尻エリカと共演した「シュガー&スパイス 〜風味絶佳〜」では、ジャニーズっぽい爽やかなイケメンの印象がありましたが、今は少し、肉が付き濃い顔になってしまった。

また、リンという盲目の女性役に前田愛が出演しているが、前田愛を芸能ニュース以外で久々に見た。

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(結局最後まで見てみたが、オチは、主人公ケンの子供の頃のショックによる空想が原因だった。子供の頃に行方不明になったユキは、階段から落下したが一命をとり止めており、ケンに知らされていないだけで、現在も植物状態で病院に入院していた。しかし、そのユキの足の裏はなぜか泥がついて汚れていた。この映画の恐怖は、ケンの空想なのかユキの貞子的な恐怖なのかちょっとよくわからない。両方か。)

戦慄迷宮

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映画「舞妓Haaaan!」の感想(ネタバレ)

2010.08.14 Saturday 邦画レビュー

■映画「舞妓Haaaan!」の感想(ネタバレ)



■監督:水田伸生 
■出演者:阿部サダヲ 堤真一 柴咲コウ 小出早織 京野ことみ 酒井若菜 キムラ緑子

少し前にWOWOWで放送していた宮藤官九郎脚本の話題の邦画「舞妓Haaaan!」を見てみました。

映画「舞妓Haaaan!」(舞妓はーん)のあらすじは、東京で中小の食品会社に勤める鬼塚(阿部サダヲ)は、修学旅行で訪れた京都で迷子になったときに、舞妓に親切にしてもらって以降、「京都で舞妓はんと野球拳をしたい」という夢を持っていた。その青年の物語。

本筋は、鬼塚が”舞妓との野球拳”を求め、自社のカップラーメンの開発に始まり、プロ野球チームの新設、プロ野球選手、俳優、プロレスラー、選挙出馬など、出世+ライバル視するお座敷荒らしと呼ばれる内藤貴一郎(堤真一)とのバトルがある。

後半からは、鬼塚が気に入った舞妓の娘の出生の秘密や、”一見さんお断り”の廃止案の有無なども交え、ハイテンションなコメディからミュージカル、意外と深い人情ドラマなどがある。

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(主役の鬼塚の基本ハイテンションなキャラクターが、実写版おぼっちゃま君のようで、映画のテンションは凄い。ただ、見終わった後、コメディ部分が本当に面白かったかというと???が並び、映像の勢いに押された感は否めない。ここは個人の笑いの好みの問題になりますが…。(押せ押せの笑いは苦手)しかし、柴崎コウの舞妓姿は似合っていて良い。またラストの柴崎コウとグループ魂の主題歌「お・ま・えローテンションガール」は、完全に悪ふざけの歌ですが、完成度は高い。)

舞妓Haaaan!!!『お·ま·え ローテンションガール』(耳コピー歌詞)唄:阿部サダヲ 柴咲コウ



舞妓Haaaan!!!

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