映画「狼たちのノクターン<夜想曲>」の感想(ネタバレ)

2014.12.05 Friday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「狼たちのノクターン<夜想曲>」の感想(ネタバレ)



■監督: ロイ・チョウ
■出演者:ニック・チョン サイモン・ヤム ジャニス・マン ケイ・ツェー マイケル・ウォン

WOWOWで放送していた映画「狼たちのノクターン<夜想曲>」を鑑賞。

【映画「狼たちのノクターン<夜想曲>」のあらすじ】

19歳の青年の時、恋人の少女を殺害した罪で逮捕されたウォン。20年の服役生活を終えて出所した彼は、ある日、高名な音楽家のツイを父に持つ少女シューの姿を間近で見かけ、衝撃を受ける。シューは、かつての自分の恋人にうり二つだった。それ以来、ウォンはシューのストーカーと化して、彼女の行動を日夜ひそかに監視するようになる。やがてツイの惨殺体が発見され、香港警察特捜班の刑事ラムはウォンの仕業とにらむのだが…。

WOWOWから引用

【映画「狼たちのノクターン<夜想曲>」の感想(ネタバレ)】 

「殺人犯」のロイ・チョウ監督がニック・チョン、サイモン・ヤムを主役に迎えたクライムサスペンス。

久々に中国の現代サスペンス映画を選んでみた。

序盤で繰り出される、シャワー室での壮絶なケンカファイトのインパクトが印象に残り、入り口の興味は、期待を持たせるが、話が進むにつれ、序盤の印象は、姿を消し、落ち着いたサスペンスな話に変化。

一応最後にオチが用意された(親子愛)作品なのだが、結構中盤あたりで、そのオチに気付かなくもない。

っというか、はじめの状況が入り組んでて、あらすじで読むとそれほど大した話ではないのだが、刑事側の妻が自殺していたり(主人公の背景にある)、事件とは直接関係ない話に過剰な演出やおとりのようなシーンがあり、ちょっと紛らわしい。

ある程度設定をかっちり固定してくれた上で、いじくってくれれば整理されてわかりやすいが、「ちょっと今どういう状況?」と思いながら話が進んでいくので、オチにたどり着いてもやられたの衝撃はない。なんとなく最初にオチありきで、作られた話のような気がしなでもない。

あと、アクションとサスペンスのバランスが悪くて、「ムムム」って思う。実際のところアクションはなくても成立するようなシーンが多い。ロープウェーのシーンは、あれ(脱出)をやりたいだけのような気がする。そもそも犯人を説得するのにロープウェーで会う必要性を感じない。あと、警察がざる過ぎる。警察が監視してるはずなのに、部屋に侵入されたり。ストーカー(男)がやりたい放題。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(何かあるっぽい演出がやや過剰なシーンが話をややこしくしてるサスペンス。話を単純化してまとめると、男が刑務所に入る20年前に彼女との間に出来た子供に20年の刑期を終えて会いに行った父親(男)の話である。そこがずっと伏せられているのでややこしい。そして、その父親が服役した理由が、彼女の親父(養父)が娘(彼女)を殺した罪の冤罪で捕まったということ。20年後、赤ん坊から大きく育っていた娘は、折檻する父親(養父)を故意に殺してしまい、その後処理を娘の本当の父親(服役から帰ってきた男)がやり始めたことで、話は複雑になる。単純な話だが、伏せられた部分の設定が二個(男の子供+養父設定)乗っかっているので、話がややこしいぜ。)


真実を明かしたとして

一体誰が幸せになる


-?


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映画「桃(タオ)さんのしあわせ」の感想(ネタバレ)

2013.09.25 Wednesday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「桃(タオ)さんのしあわせ」の感想(ネタバレ)




■監督:アン・ホイ
■出演者:アンディ・ラウ ディニー・イップ チン・ハイルー ワン・フーリー サモ・ハン
 ツイ・ハーク

WOWOWで放送していた映画「桃(タオ)さんのしあわせ」を鑑賞。

【映画「桃(タオ)さんのしあわせ」のあらすじ】

香港の裕福な家庭に60年間も家政婦として仕えてきた桃さん。しかし今や大家族の大半は海外に移住し、彼女が身の回りの世話をするのは、映画プロデューサーたる長男のロジャーひとりきり。家事一切を完璧に取り仕切る桃さんの仕事ぶりを、しかしロジャーはごく当たり前のように享受していた。そんなある日、桃さんが突如病気で倒れ、その存在の大切さを改めて思い知ったロジャーは、彼女が快適な老後生活を送れるよう奔走する。

※WOWOWから引用

【映画「桃(タオ)さんのしあわせ」の感想(ネタバレ)】



第31回香港電影金像奨の作品、監督賞ほか、主要5部門独占受賞に輝いたアンディラウ主演の製作者の実話をベースにした感動作。

物語は、ある裕福な家庭に家政婦として60年以上働いてきた女性と、赤ん坊の頃から世話してもらい現在は、映画プロデューサーをしている男の、まるで親子のような関係を描いた話。

以前見た「最高の人生のはじめかた」のようなうるっと涙腺に来る感動作を求めて選んでみた。

家政婦とその息子ほど年の離れた男性との共同生活を描いた話だが、その家政婦が脳卒中で倒れると、まるで自分の母親のように介護施設を探したり、真面目に世話をする男の姿が印象的。

そして、タイトルにもある、60年以上も家政婦として仕事してきたタオさんのしあわせ(料理を作ったり人の世話すること、必要とされていることを実感すること)が何かわかると、ほど良い感動がある。

特に介護施設で生きる希望を失っていたタオさんが、雇い主の男とその同級性からの励ましの電話を受けると、急にリハビリに励む姿は、感動がある。

タオさんすげえいい人。それに尽きる。ここまで真面目に仕事する人は報われなければならない。

ちなみに本来は家政婦なので、その人の老後まで面倒を見る必要はないと思うが、しっかり最後まで看取る、世話になった男やその家族の人柄の良さも感動ポイント。これもなかなか出来ない。



評価 ★★★★☆ (星4つ)

(幸せの価値観は人それぞれだと実感させてくれる映画。老人ホームをリアルに映した現状(人の入れ歯を知らずに使っている老人がいたり)には、吐きたくなる気持ち悪さがあるが、タオさんの生きる幸せを感じる部分には、新たな目線を与えてくれる。すごいお金持ちになるとか、誰も達成したことがないことに挑戦するとかでかい目標を掲げることではない、もっと小さな人の幸せの形がある。)




修理工に転職したら

知らせる


-ロジャー



僕は修理工だ

-ロジャー



人生の快楽は

悩み事の種になる

最も美しきものは

苦難を経て得られる

自ら苦難を経験することで

初めて他人に優しくなれる


-神父



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映画「モーターウェイ」の感想(ネタバレ)

2013.07.18 Thursday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「モーターウェイ」の感想(ネタバレ)




■監督:ソイ・チェン
■出演者:アンソニー・ウォン ショーン・ユー グオ・シャオドン バービー・スー ジョシー・ホー ミシェル・イェ

WOWOWで放送していた映画「モーターウェイ」を鑑賞。

【映画「モーターウェイ」のあらすじ】

香港警察交通部の若手隊員ショーンは、コンビを組むベテラン隊員ローと意見が合わず、衝突してばかり。そんなある日、速度違反で捕まった男が留置場から仲間を連れ出して脱走する事件が発生。男はこのため周到に用意し、故意に捕まったのだ。ショーンは車で逃げる男を猛追するが、運転には絶対の自信を持っていたにもかかわらず完敗を喫する。ローは男が自分と因縁浅からぬ黒社会のドライバー、ジェンセンだと見抜くのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「モーターウェイ」の感想(ネタバレ)】


エレクション」のジョニー・トーが製作に参加し「頭文字D THE MOVIE」のアンソニー・ウォンショーン・ユーが再び共演で描いたカーアクション映画。

物語は、逃がし屋として闇社会で数十年活動する伝説のドライバーとその男を捕まえようと奮闘する、香港警察とのカーバトルを描いた話。

最近は、映画を見る時間が無くて、録画が貯まる一方で全然消化できてないが、そんななかでもさっくり見れる映画を探していたら、ちょうどカーアクションもので90分という良さげなものを見つけたのでチェック。

この時代にがっつりカーアクション映画?という気もしないでもないが、(ワイルドスピードはあるけど)、高速道路、峠、路地、立体駐車場など、カーアクションのパターン(場面)は、豊富に用意されていてカーアクションものとしては、それなりに良い。

ストーリーの合間に適度にカーアクションが入るので、特にだれることなく最初から最後までスピード感も持続している。

最終的に闇の伝説のドライバー対策としてスピンターンを決めるというのが、この作品の一応サクセス(見せ場)になっているが、見せ場としては、やや物足りない気もしないでもない。※地味じゃね?

ドライビングテクニックの派手さを見せびらかすというよりは、車の疾走感やストーリーの中でのカーアクションという感じで坦々を見せていて、見た目的にカーアクションに華はない。ときおり以前見た「ドライブ」の雰囲気を感じるときがある。



評価 ★★★☆☆ (星3.3)

(ストーリー(展開)に強引さはあるが、カーアクションを楽しむなら悪くない作品。アンソニーウォン演じるベテラン警官:ローが途中で事故で殉職するが、別にそこは入院程度で死ななくていいんじゃないというのがある。死んだのにあまりおいしくない感じ。それと若手警官のショーンだが、最初はドライビングテクニックが凄い人なのかと一瞬思うが、伝説のドライバーが登場するとそちらが凄すぎて大分霞んでしまう。もう少し、ヒーロー的な扱いが欲しい。)



8千回転 時速2km

全力で踏み込めよ


-ロー


前の車なんか気にするな

相手の先を行け

ハンドルを握ったら

自分の走りをしろ


-ロー



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映画「三国志英傑伝 関羽」の感想(ネタバレ)

2013.07.07 Sunday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「三国志英傑伝 関羽」の感想(ネタバレ)




■監督:フェリックス・チョン アラン・マック
■出演者:ドニー・イェン チアン・ウェン スン・リー ワン・ポーチエ アンディ・オン

WOWOWで放送していた映画「三国志英傑伝 関羽」を鑑賞。

【映画「三国志英傑伝 関羽」のあらすじ】

後漢末期。敵将・曹操との戦いに敗れ、捕虜の身となった劉備軍の武将・関羽。しかし袁紹との戦いで今度は自身が劣勢に立たされた曹操は、関羽に助力を仰いだ末、“白馬の戦い”で袁紹軍を撃破。関羽に助けられた曹操はぜひ彼を自らの配下に加えようとするが、忠義心にあつい関羽はそれを固辞して、元の主人たる劉備のもとへ帰参することを願い出る。やむなく曹操はそれに応じ、各関所を関羽が無事通過できるよう命を下すのだが…。

※WOWOWから引用

【映画「三国志英傑伝 関羽」の感想(ネタバレ)】


「インファナル・アフェア」三部作の監督・脚本家が「イップ・マン」シリーズのドニー・イェンを主演に迎えたアクション時代劇。

物語は、敵軍の曹操の捕虜となってしまった劉備軍の部下:関羽とその関羽を自陣に引き抜こうと模索する曹操の話。

三国志で有名な武将:関羽を主役にした映画ということで気になってチェック。

この話は、関羽が一時的に曹操の捕虜となってしまう時の話だが、なかなかマニアックないい場所(物語)を選んでいると思う。急にこれを見たら三国無双のゲームがやりたくなった。

そんな関羽主役のこの映画だが、関羽をドニーイェンが演じているが、個人的に関羽のイメージは背が高くて豪傑のイメージ(KOEIのイメージ)が強いので、170cmそこそこのドニーイェンでは、見た目の存在感というか豪快さが足りない。

一応、暴れると人が吹っ飛んだりアクション的な面では破壊力は表現されているが、動きが身軽過ぎたり、大分自分の持っている関羽イメージから離れてしまった。

ただ、実際はこっちの方が本物に近いのではと思う。



評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(アクション含め、内容的にも三国志好きには楽しめる安定作品。曹操と僧侶、関羽らのそれぞれの人生の捉え方の違いはその人の生き方が考え方に直接現れて面白い。まさにという感じ。そして、曹操の前でも一切揺るがない関羽の劉備への忠誠心の強さには知っていながらうるっとくる。こういう関羽を見るとやっぱ劉備って、曹操と比べて思想がすげえんだなと思う。あと関羽の恋愛も描かれていたが、そのせいで印象が揺るくなったかな。無くていい。)



夢と影の如くはかなく

露と雷鳴の如く定まらぬ

それ人生なり


-?



私が金で動くなら

買っても災いを招くだけだ


-関羽


命あるならよく生きねば

-?(僧侶)


命は我が物ではない

-?



食うために殺しはしない

-関羽



我 人に背くとも

人 我に背くなかれ


-?(曹操)


極楽か地獄かは

見るものの心次第だ


-?(僧侶)


人はあまりに多くを望むと

自ら地獄を生んでしまう


-?(僧侶)


極楽も地獄も

人の幻想に過ぎん


-曹操


人は当てにならぬ

頼りは法と規律だ


-曹操



人に道義なくば

法が成立するか


-関羽



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映画「1911」の感想(ネタバレ)

2013.04.04 Thursday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「1911」の感想(ネタバレ)




■監督:チャン・リー ジャッキー・チェン
■出演者:ジャッキー・チェン ウィンストン・チャオ リー・ビンビン ジョアン・チェン ジェイシー・チェン スン・チュン

WOWOWで放送していた映画「1911」を鑑賞。

【映画「1911」のあらすじ】

清朝末期の20世紀初頭の中国。列強各国が支配の手を伸ばそうと虎視眈々と機会をうかがう一方で、清朝政府の腐敗と退廃が進み、祖国の将来を憂う若者たちを中心に、革命の機運が各地で高まっていた。1911年3月、孫文は革命を志したものの武装蜂起に失敗して、やむなく国外へと亡命。彼の意志を引き継いだ同志・黄興が、国内に留まって苦難に満ちた戦いを繰り広げるなか、孫文は国外で革命への支援を広く呼び掛けていく。

※WOWOWから引用

【映画「1911」の感想(ネタバレ)】


ジャッキー・チェンの映画出演100本目を記念して作られた歴史アクション巨編。

物語は、アヘン戦争に負け他国に食い荒らされていた当時の中国を復活させるため、その原因となっていた2000年以上続いたとされる君主制を廃止を掲げた孫文らの革命の戦いを描いた話。

ジャッキーチェンが総監督+出演ということで見てみた。

以前に映画「孫文の義士団」を見て孫文について少し知ったが、今回は、孫文が起こした革命(辛亥革命)にスポットが当たっている。

まず始めに中国の当時の歴史や背景を知らないとほぼ何が起こっているのかよくわからない。情報量多すぎ。そして登場人物も多い。

一応初登場時に名前と肩書きが表示されるが、普通のセリフと同時に解説字幕が出てくるため、どっちを見ていいか毎回混乱する。結局「あ〜もうわかんない」となって、人物名を覚えるのはやめて、ただ物語を追うことに。

結局見終わって思ったのは、君主制が孫文らの革命によってぶっ潰されたんだなということ位。

現在、孫文が主張していた民主制が今の中国に伝わっているかと思いきや、全くそうなっていないので、孫文の後にまた歴史が変わっていて、なんだ〜と思ってしまう。

久々のジャッキーはカンフーほぼ封印で役柄に専念してるし、レッドクリフのジョンウー監督ではないが、ハリウッドの戦争映画の技術を取り入れ、戦闘シーンの迫力はハリウッドに引けをとらない出来になっている。

映画としては良く出来てると思うが、日本人にはちょっと感情移入が出来ずあまり向かないかな。この映画の中での孫文は大衆目線で正義とは思うが…今の中国はまた違うからね。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(まるで歴史授業を受けてるかのような退屈感がある作品。エンターテーメントというより歴史情報作品。人物の背景を語らず、起こった出来事ばかり見せられるので、歴史を知らないと感情移入ができない。一応史実に基づいて作られたと思うが、結局中国映画ということで、すべての情報を鵜呑みにするには違うかなと少しでも思ってしまうと、入っていけない。ジャンルは違うけど孫文の義士団の方が見やすくて良かった。)


医者は患者を治し

革命は民族を救う


-孫文


革命は個人のものではない

-黄興


大事なのは

本当の権力を握ることだ


-?


孫文は無私無欲の人だと

-?


ジャッキー・チェン/1911


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映画「孔子の教え」の感想(ネタバレ)

2012.12.12 Wednesday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「孔子の教え」の感想(ネタバレ)




■監督:フー・メイ
■出演者:チョウ・ユンファ ジョウ・シュン チェン・ジェンビン ヤオ・ルー ルー・イー

WOWOWで放送していた映画「孔子の教え」を鑑賞。

【映画「孔子の教え」のあらすじ】

紀元前6世紀、周王朝が衰退し、諸国が覇権を相争う、中国の春秋時代。小国の魯では、三恒氏と呼ばれる3家の間で寡頭政治が執り行なわれ、腐敗と退廃が進んでいたが、第24代君主の定公は、知略に長けた孔子を重臣に抜擢。孔子もそれに応えて国政改革を推し進め、内政・外交にめざましい成果を挙げるようになる。孔子の名は天下に鳴り響いて他国の為政者たちも彼に注目する一方、三恒氏も巻き返しを図るべく策謀をめぐらせ…。

※WOWOWから引用

【映画「孔子の教え」の感想(ネタバレ)】


「男たちの挽歌」シリーズのチョウ・ユンファ主演の歴史アクション。

物語は、現在の中国の教育その他の基礎となっている儒教を広めた孔子の半生を描いた話。

孫子、孫文とともに中国の歴史人物で良く出てくる”孔子”について描かれているということで、気になって選んでみた。

孔子が始祖の儒教文化は、現在では中国、韓国、北朝鮮の根っことなっているらしく、それらの国と日本が交渉する際には、儒教思想を理解しておく必要があるという。

ちなみに儒教文化は簡単にいうとヤクザの世界(仁義)と同じだという。※詳しくは知らないが

小泉元首相が数年前に北朝鮮を訪問した際には、同行した人物の中に誰一人儒教文化の理解がなかったらしく、自分たちの食事にお弁当を持参してしまうという日本的発想で行ってしまい、日本のトップとして情けない失態をしてしまったようだ。

例えば、ヤクザのトップ同士が会談した際に、相手から食事を振舞われてたのに手をつけず、持参したお弁当を食べているのと似ている。仁義の世界では、非礼過ぎて「お前なめとんのか〜」だ。

こんなびびっている奴(小泉)と本音では話せないとなって、北朝鮮(金正日)との交渉は完全に失敗に終わったらしい。もっと腹の据わったどてらい奴が交渉していたらもっと違う結果になっていたようだ。

この「孔子の教え」でも上記のような相手国との交渉シーンがある。

孔子率いる魯が斉?から和平交渉として呼ばれた席で、斉は、名目上は和平交渉で魯を呼び寄せたが隙あらば、魯を攻め取ろうと、何千もの兵士を隠して会談に臨んでいた。

会談場所はピラミッドになっており、階段の上の頂上で斉のトップは待っていた。斉のトップは軍師?の策で、魯の客人が階段をそのまま上ってくるなら(斉に屈服したとみなし)攻撃を仕掛けようとたくらんでいた。

孔子は、約束の場所のピラミッドの階段の下につくも、誰も出迎えがないことに不審に思い、部下を一人送りこんだ。文化として、客人を招いた場合は、招いた側が外で客人を出迎えるのは礼として基本となっていた。

孔子は部下にそう伝え、階段を降りて出迎えてくれるよう斉のトップに告げた。これにより斉のトップは、自分たちの非礼さを受け入れると、階段を降りて、挨拶を交わし孔子率いる、魯との会談が始まった。※この後、孔子はさらに交渉を有利に進め、斉?に奪われていた土地も奪還することに成功する。

儒教文化では、機転が利くというのもそうだが、トップがどれだけ礼を重んじて、懐がでかいかという部分が大いに影響するらしく、日本の首相もそういうどてらい奴がならないかと思うばかりだ。ちなみに日中国交正常化を成功させた田中角栄はまさにどてらい奴だったという。



評価 ★★★★☆ (星4つ)

(タイトル通り、孔子の教えがわかる歴史映画。名言・格言連発で見るだけでもいろいろと学べる。ただ、魯と斉とか見知らぬ国や人名がやたらたくさん出てくるので、その辺を頭で整理するのが大変。軍師としての他国や内政での孔子の交渉はサクセス感があったが、魯を追放された後は、弟子と友に苦難の道を歩んでいて、孔子の発想の影が薄くなり面白さは減ってしまった。イエスではないが、使徒を大勢連れて移動する部分では、歴史に残る人は似ているし、理想を掲げている人は素晴らしい。)


道が違えば共には進めぬ

-孔子



朝(あした)に道を開かば

夕べに死すとも可なり

-孔子



己の欲せざる所は

人に施すなかれ


-?


世界が変わらなければ

自身の内心から変われ


-?



仁を求め得たらば

何をか悔やまん


-孔子


我々は目先の利益で

動いていない


-?


命より仁が大事です

-?


礼で治むれば

国も民にも福であり


-?


礼を失すれば国家は

乱れます


-?


成果を急いではならぬ

-孔子



非礼なものは

見ず聞かず言わず行わず


-孔子


チョウ・ユンファ/孔子の教え


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映画「密告・者」の感想(ネタバレ)

2012.12.04 Tuesday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「密告・者」の感想(ネタバレ)





■監督:ダンテ・ラム
■出演者:ニコラス・ツェー ニック・チョン グイ・ルンメイ ルー・イー

WOWOWで放送していた映画「密告・者」を鑑賞。

【映画「密告・者」のあらすじ】

刑事のドンは、ある犯罪組織に情報屋を送り込むが組織に正体がばれ、情報屋は瀕死の重傷を負う。1年後、ドンは罪の意識を引きずりながらも、台湾から香港に戻った凶悪犯、バーバイとその一味の動向を探ろうと、刑務所から出所間近の青年サイグァイを新たな情報屋にする。ヤクザに売春婦をさせられている妹を救う資金稼ぎのため、情報屋役を引き受けたサイグァイはバーバイとその愛人ディーに近づき、運転手として雇われるが……。

※WOWOWから引用

【映画「密告・者」の感想(ネタバレ)】


孫文の義士団」のニコラス・ツェーと「コネクテッド」のニック・チョン共演の香港サスペンス。

物語は、借金のために警察の情報屋として捜査協力することになった男と彼を裏で操り、凶悪犯を追い詰めようとする警察官の話。

香港ノワールと書かれた番組情報(あらすじ)に反応してチェック。

以前見た香港映画「アクシデント/意外」もそうだが、最近の中国産のサスペンス映画は意外と外れがないと思っているが、この「密告・者」も悪くない。

凶悪犯の中に紛れ込む密告者のスリルという部分は、それほど強く描かれてはいないが、カーアクション銃撃戦など見どころは結構あり、最初から最後まで飽きずに楽しめる。

特にラストは、情報屋と警官入り乱れて、壮絶な血みどろ状態で衝撃的だ。この映画を見ると、ナイフで襲ってくる人に恐怖してしまうほど、人をナイフでサクサク刺す描写が多く、軽くトラウマになる。いろんな死に方があるが、刺殺死では死にたくないと思った。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(脇役で登場のグイルンメイの代わりっぷりが印象的な作品。ジェイチョウ初監督の映画「言えない秘密」で清純派ヒロインを演じていたグイルンメイが、この作品では犯罪に身を染めた汚れた役を演じていて、あのグイルンメイだと気づかないほど清純派のせの字もなくなっていた。自分のルンメイイメージが大幅に崩れた。でもキスシーンのタイミングは絶妙だ。)



友人のように扱うんだ

友人じゃない


-ドン


我々には感情がある

彼らに負い目を感じる必要は無い


-ドン


我々は情報

彼らは金を得る

全てがイーブンだ

不公平はない

-ドン


女の子はプレゼントを

もらうのが好きよ


-ディー



ニコラス・ツェー/密告・者


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映画「レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳」の感想(ネタバレ)

2012.11.20 Tuesday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳」の感想(ネタバレ)




■監督:アンドリュー・ラウ
■出演者:ドニー・イェン スー・チー アンソニー・ウォン ショーン・ユー 木幡竜 倉田保昭 AKIRA(EXILE)

WOWOWで放送していた映画「レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳」を鑑賞。

【映画「レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳」のあらすじ】

列強各国が侵略の機会をうかがい、不穏な空気が漂う1925年の上海。第1次世界大戦中、ヨーロッパの戦線に派兵され、勇猛果敢な戦いを繰り広げた過去を持つチェン・ジェンは、各国の要人たちが集う上海一のナイトクラブ「カサブランカ」に素性を隠して入り込み、オーナーのリウに気に入られてその懐刀となることに成功。やがて街では、暴虐をふるう日本軍と、抗日運動を繰り広げる中国人たちとの間で対立色が深まり…。

※WOWOWから引用

【映画「レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳」の感想(ネタバレ)】


イップ・マン」シリーズのドニーイェン主演のカンフー・アクション。

物語は、日本軍が満州始め中国全土に侵攻した際に、中国統一を掲げて反抗していた中国人ヒーロー(チェンジェン)の話。

個人的に高評価だった「イップマン」のドニーイェンが主演しているということでチェック。

ヨーロッパ戦線での銃撃戦をナイフ+カンフーのみで戦うという冒頭から戦争シーンでは斬新なアクションからスタートして、「イップマン」再びかと期待は高まったが、それ以降はアクション以前に物語の背景や演出が過剰なまでの反日色(日本=悪)が出ていて、日本人としては見ていて苦痛でしかない。※日本軍(人)誰が見てもめちゃめちゃ悪い奴じゃん。

この映画は、2010年に製作されたものだが、この頃から中国では映画を用いた反日活動キャンペーンが始まっていたんだと感じる露骨な内容。

それ以前にも反日の映画やドラマなどは中国ではあったと思うが、個人的にこれまで見てきた中国映画の中では内容が露骨過ぎてビックリだ。完全に政治が入っている。

「イップマン」でも日本軍が登場していたが、それほど不快に思うほどはなかったが、こちらはほぼ皆無。ここぞとばかりに日本人の行動や発言が悪。

物語の運び的には、イップマン序章と流れは同じで、なんだかんだで中国人の悪とされる日本軍の親玉を中国人ヒーローがラストに格闘対決し、やっつけるという爽快作品だが、すでにイップマン序章で日本人と一度戦っているので、二年も経たずにまた同じところを似た内容でこする必要はないと感じてしまう。再放送?


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(映画の内容よりも反日主張が強すぎて日本人にはまともに見れない作品。ロングショットにも耐えるほどセットにもお金がかかっていて上海の華やかさはよく出ているし、アクションを始め映画としての迫力も十分あるので内容が惜しい。なぜかEXILEのAKIRAも出演している。途中であっさり死ぬけど。スーチーを久々に見たが、あるショットでは、調子の良いときの柴田理恵に見えるほど、大分おばさん化していて、ショックだった。トランスポーターのときは可愛かったのに…。あと、中国人ヒーローは、ジャッキー含め、上半身が裸になると急に強くなる不思議。ドニーの肉体美がすごい。)


日本軍と戦おう!

-?

日本製品を買うな!

-?

屈辱を忘れるな

-?

いい死に方をしたい

-チェン


中国人はアジアの病人ではない

-チェン


レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳 スペシャル・エディション


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映画「アクシデント/意外」の感想(ネタバレ)

2012.11.05 Monday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「アクシデント/意外」の感想(ネタバレ)




■監督:ソイ・チェン
■出演者:ルイス・クー リッチー・レン ラム・シュー ミシェル・イェ フォン・ツイファン

WOWOWで放送していた映画「アクシデント/意外」を鑑賞。

【映画「アクシデント/意外」のあらすじ】

香港。ブレインをリーダーとする4人の殺し屋チームは、緻密なプランに基づく連携プレイで、標的があたかも事故死したかのように思わせ、証拠も残らない手口を使う。4人は新たに質店の経営者の息子から、彼の父親を殺すよう依頼される。一瞬のチャンスを何日も待つ4人だが、その時、別の事故が起きて1人が命を落とす。ブレインは何者かが自分たちを狙い、罠を仕掛けたのではないかと疑い、真相を突き止めようと調査に乗り出す。

※WOWOWから引用

【映画「アクシデント/意外」の感想(ネタバレ)】


エレクション」の鬼才ジョニー・トー監督が製作に名を連ねた香港サスペンス。

物語は、事故に見かけて人を殺すことができる殺し屋集団があるとき、任務中に他の事故に巻き込まれ仲間が死んでしまう。リーダーは、それが他の殺し屋の仕業だと思い…真相を探り始めるが…という話。

個人的に好きなジョニートー監督がプロデュースした作品ということでチェック。

綿密なプランにより、事故に見せかけてターゲットを暗殺するという殺し屋の演出が序盤から興味をそそられるが、彼らを逆に狙う殺し屋の登場することで、ストーリーへの吸引力は最後まで持続する。※ラストはタイトルにあるように”意外”な展開で幕を閉じる。

セリフは少なく、ほぼ状況のみで登場人物の心情を描いているが、余計なものがないためすんなりと感情移入でき、主人公目線で楽しめる。これは良い!

ガラスを落としたり、タコ糸で感電させたりと、ターゲットをポイントに連れて行くまでの細かい計画が運(天候)も左右するプロ技を見せてくれる。本当の事故と見間違うレベルということで、こうなると本当の事故との区別すらも曖昧だ。

こういうの実際の事故に見せかけた事故は本当にあるかもしれない。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(ジョニートー関連作品に大きな外れが無いと思えるサスペンス作品。87分という短い上映時間がサクッと見れて良い。主演のルイスクーは、以前「コネクテッド」で見たが、こちらの方が断然良かった。映画の中だと、寡黙の方が断然惹きつけられるな。)


事故は演出できる

-ブレイン


ルイス・クー/アクシデント/意外


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映画「CHILD'S EYE【チャイルズ・アイ】」の感想(ネタバレ)

2012.08.11 Saturday 中国映画/香港映画/ レビュー

■映画「CHILD'S EYE【チャイルズ・アイ】」の感想(ネタバレ)


 

■監督:オキサイド・パン ダニー・パン
■出演者:レイニー・ヤン エレイン・コン ショーン・ユー ラム・カートン

WOWOWで放送していた映画「CHILD'S EYE【チャイルズ・アイ】」を鑑賞。

【映画「CHILD'S EYE【チャイルズ・アイ】」のあらすじ】

休暇を過ごしに香港からタイのバンコクへやって来た、ロクとレイニーら、男女6人組。ところが、折悪しく市内では反政府デモ隊と治安部隊との間で衝突騒ぎが起き、ロクたちはいち早くタイを出国しようとするも、空港は閉鎖状態。いまさら元のホテルにも戻れず、やむなく彼らは手近なぼろ宿へ泊まることに。そこには、子犬を連れた奇妙な子ども3人組や、どこか不気味な風体の料理人がいて、やがてロクたちを奇怪な事態が襲う。

※WOWOWから引用

【映画「CHILD'S EYE【チャイルズ・アイ】」の感想(ネタバレ)】


the EYE」シリーズの双子監督オキサイドパン&ダニーパンが、香港初の3Dホラー映画として撮りあげた本邦劇場未公開作品。

物語は、旅行でタイ:バクコクに訪れた若者カップルら一行が、仕方なく泊まることになってしまった安宿で遭遇した不可解な出来事を描いた話。

個人的に印象に残っているホラー映画のひとつ「THE EYE」の監督の新作ホラーということで、チェックしてみた。

最後まで見た感想として、一言で言うと、久々にひどい作品に出会った感じで、最後まで見るのが辛く、ときおり早送りしようかとも考えたほど。

この映画の気になるダメな点を箇条書きであげてみると、以下のような感じになる。

1.登場人物(サブキャラ含む)のエピソードが少なくて、全く感情移入できない
(※共感するストーリーが一切ないので、別れ間際の話を聞かされても、なんかどうでも良い)

2.ヒロインの演技力や撮り方にやや難がある。
(映画の世界を見ているというよりかは、一歩離れたところで彼女の演技を見ている感じだ。)

3.状況で物語が進んでいくというよりかは、ヒロインがあきらかに先導している。

4.唐突に話が進んだり、都合のよい展開がある。

5.ほぼ主要な登場人物が中国人で中国語なので、舞台がタイである意味がない。むしろ舞台が中国でもいいと思う。

6.3D作品だが、3D放送じゃないので魅力半減(※これはしょうがないけど)


以上だが、傑作ホラー「THE EYE」と比べると、こちらはかなりひどい。


評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(アイドルを主演に迎えた美少女ホラー作品という印象。どことなく、映画「ひぐらしのなく頃に」のような、美少女押しの邦画作品の影響を感じる。ヒロイン(レイニーヤン)は美少女系で可愛いが、虫を素手で殺したり…頑固で勝気な性格や設定には、ややイライラも。ヒロインなのに感情移入できないのは辛いし、ホラーなのに怖くないのも問題だ。内容としては、劇中で登場する犬人間が最後まで見ても原因がよくわからなかった。(呪い?実験?) ラストは、取ってつけたようなバッドエンドなので、もう内容はどうでもよいかな。日本での劇場未公開&日本版DVDも未リリースも頷ける要注意ホラー。ヒロインのレイニーヤンが親日なのが唯一の救いかな。)


頼む 殺さないでくれ

-?


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