映画「アンフェア the end」の感想(ネタバレ)

2017.02.28 Tuesday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「アンフェア the end」の感想(ネタバレ)


■監督:佐藤嗣麻子
■出演者:篠原涼子 永山絢斗 阿部サダヲ 加藤雅也 AKIRA 寺島進 佐藤浩市 吉田鋼太郎

WOWOWで放送していた映画「アンフェア the end」を鑑賞。

【映画「アンフェア the end」のあらすじ】

敏腕刑事だったが何者かに殺された父の無念を晴らすべく、自らも警察官となった雪平夏見。彼女は父が警察の不正を追っていたことを知り、大きな犠牲と引き替えに不正の証拠を入手する。そんなとき、東京地検特捜部の検事・村上とその父が続けて殺される事件が発生、逮捕された容疑者の津島は、なぜか雪平を取調官に指名する。警察の闇を告発しようとして罠にはめられたと語る彼は、唯一信頼できるという雪平に助力を求めるが……。

WOWOWから引用

【映画「アンフェア the end」の感想(ネタバレ)】


篠原涼子主演のドラマ「アンフェア」の劇場版第3弾で完結編。

去年に放送してて録画したまま、まだ見てなかったので見てみた。

すでに第2作を見てから時間が経ちすぎて、ほとんど内容覚えてないが、この第3弾を見ながらそんなことあったなと思い出しながら、なんとか最後まで話についていけた。

もうこのアンフェアは、劇場版第2弾の段階で、もうラストに、大どんでん返しやり過ぎて、3は無理じゃないかと思ってたけど、一応なんとか作ったみたいで。

基本的には、この3も飽きさせないようにいろいろ展開があるので、普通に退屈にならず見れるが、これまでの伏線の整合性や最終回としてのドラマの終わり方とか考えると、これで良かったのかは大いに疑問がある。最後も一応、雪平(篠原涼子)は生きていたという、良くあるパターンで終わる。まだ続ける余力は残してる…。

個人的には、あそこまで信頼していたはずの津島(永山 絢斗)に対して、安易などんでん返しの裏切りはいらなかったような気がします。死を覚悟するほど、信念あったのに、急に組織との裏取引を持ちかけられて、最後にいわゆる体制派ではない雪平を撃つ意味はあるのか。

そもそも、日本の警察や検察、裁判所に裏切られたはずなのに、また日本の他の組織?の言葉を安易に信じてしまうのもどうかと思う。ずっとそれが気がかりで、外国のジャーナリストや新聞社への告発を試みてたんじゃなかったのか。内側(日本)からでは、暴露するにも限度があると自分で言っていなかったかな。

それにもう治外法権のエクアドル?大使館までたどり着いたなら、基本に習って大使館経由で暴露すればいいんじゃないとも思う。なぜにあそこまで来て、急に仲間割れというか、血みどろの戦いをするのか。

細かいこと言えば、医者を呼びに行ったはずの、大使館職員が、全然音沙汰なしなのもサービスとして違和感あり過ぎ。「今、医者を呼びましたから〜」という、後のフォローもない。まーそれはいいけど。

あと、津島役の永山絢斗が、ドラマ版で死んだはずの瑛太に似てて、瑛太が生き返ったのかと思ったら、普通に瑛太の実の弟だったようだ。実の兄弟使うのはいいけど、ドラマ上で全く関係ない別の役なら、紛らわしいのでやめてほしい。ずっと瑛太に顔似てるし、しゃべり方も似てる、だけど、ストーリーとは関係ない。って紛らわしい。

それと今回、元EXILEのAKIRAが組織の重要なインテリ役をやってるけど、他のメンツに比べて、演技がなんか危ういよね。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(まとめ:内容はともかく、篠原涼子の全裸?シャワーシーンがあるアンフェアの完結編。ドラマ版では、まだ小学生位の子供で子役だったはずの雪平(篠原涼子)の娘役の向井地美音が、今ではAKBに入って、背は小さいけど完全に大人になっているのに、すごく時間の流れを感じる。確実に10年は経っている。篠原涼子や俳優陣はそんなに見た目変らないけど、子役がでかくなると、内容よりそっちの方が気になる。でか!って思う。)


関係ないから

利用価値がある


-?


世の中には

フェアなことなんてない

何もない

目には目を 

復讐には復讐を

アンフェアにはアンフェアを


-?


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映画「僕だけがいない街」の感想(ネタバレ)

2017.01.30 Monday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「僕だけがいない街」の感想(ネタバレ)



■監督:平川雄一朗
■出演者:藤原竜也 有村架純 及川光博 鈴木梨央 中川翼 杉本哲太 石田ゆり子

WOWOWで放送していた映画「僕だけがいない街」を鑑賞。

【映画「僕だけがいない街」のあらすじ】

売れない漫画家の悟は、事件等の“悪いこと”に遭遇すると、意図せずとも原因を取り除くまで過去に戻って同じ時を繰り返す奇妙な力があり、それを“リバイバル”と呼んでいた。ある時、悟の母の佐知子が誘拐未遂事件を目撃した直後何者かに殺され、アルバイト仲間の愛梨も誰かに命を狙われる。悟に容疑が掛けられる中、彼はかつてないリバイバルで小学校時代へ戻され、事件の発端が当時周囲で起きた連続誘拐殺人事件にあると知る。

WOWOWから引用

【映画「僕だけがいない街」の感想(ネタバレ)】


藤原竜也と有村架純共演のSFミステリー。

藤原竜也の主演作品が放送してたので見てみた。

内容は、過去を変えられるという特殊能力を持つ男が過去を変えて現在を良くしようと奮闘する話。

カイジではないが、追い込まれる男の役が似合う藤原竜也が主演してることもあり、感情移入しやすい。演技はどの作品も基本同じ感じだと思うが(そう見えるけど)、説得力はある。

また話もミステリー(サスペンス)として十分面白いし、ちゃんと主人公の感情が登場人物の動機に反映されていて、共感できる。特に少年時代のシーンは、肉体的違いで大人へ抗えない感じがよく伝わってくる。子供は大人を味方にしないと、自分自身の力では、なんにも解決出来ない。

ただ、物語はいいとして、設定上ひとつ気になるのが、少年時代まで遡って、過去をすべて変えれたらそれズルくない?ということ。

始めは、現在の数分前の出来事を変えれるのは、わかるとして、そういう話で進むのかと思いきや、急に少年時代まで遡りそこから根こそぎ変えれるようになってしまったのは、もうさっき現在で数分前の出来事をチョコチョコ変えてたのが意味無いような気がしてしまう。

まーそれいったらこの映画成立しないけど。

確定した基本の現在の時間の流れがある中で、数分前の過去を変えれるというのなら、現在への変わり具合が微々たる物だと思うが、数十年前ともなると、現在の影響はもっと大幅に変化しているんじゃないかとさえ思う。すでに真犯人は捕まってたりとか、犯人変わってたりとか。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:リバイバルの設定はあれだが、普通に面白い藤原竜也主演ミステリー。ラストは、強引にメッセージをゴリ押しのように入れていたのは、ちょっと説教臭い感じがする。あと、別に最後は主人公死ななくてもいいような展開の話でもある。主人公が死なないとタイトルが変っちゃうけど。全然関係ないが、母親が刺されてたのを見つけた時のリアクションがリアルっぽくて良い。あと、リバイバルが起きた後のシーンで何も状況が変わってない場面があり、フリとボケみたいな感じに見えて笑えるときが結構ある。ヒロイン役に有村架純が出ているが、片思いの役が好感度が高い。有村架純の良さを再確認。)


人に夢とか話しちゃって

実現しなかったら

どうしよって

思わない?


-?

言葉って

口に出して

言ってると

本当になる気がする


-?


人間の欲望や

悪意によって

希望の糸は

いつだって断ち切られてしまう


-?

先生は正義じゃきゃダメなの

-?


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映画「白ゆき姫殺人事件」の感想(ネタバレ)

2016.12.16 Friday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「白ゆき姫殺人事件」の感想(ネタバレ)



■監督:中村義洋
■出演者:井上真央 綾野剛 蓮佛美沙子 菜々緒 金子ノブアキ 小野恵令奈 谷村美月 染谷将太

WOWOWで放送していた映画「白ゆき姫殺人事件」を鑑賞。

【映画「白ゆき姫殺人事件」のあらすじ】

ヒット商品“白ゆき石鹸”で知られる日の出化粧品の美人OL典子が国定公園のしぐれ谷で惨殺遺体となって発見され、疑惑の目は彼女と対照的に地味な同期社員の美姫に向けられる。ワイドショーのディレクター赤星は美姫の同僚や同級生、家族など周辺の人々への取材を開始し、美姫の足取りを追う。やがて、赤星が取材を通じてつかんだホットなネタをSNSでつぶやいたことから、噂がひとり歩きを始めてしまい……。

WOWOWから引用

【映画「白ゆき姫殺人事件」の感想(ネタバレ)】


湊かなえの同名小説を井上真央、綾野剛ら共演で描いた社会派ミステリー。

井上真央が出演していたので見てみた。

白ゆき姫殺人事件と付けられたタイトルから犯人探しを目的とした普通の真面目な王道サスペンス映画だと思っていたが、どうやら見てみると、やや雰囲気が違っていて、最初と最後では事件の見方が180度変わり、どんでん返しがあった後は、そのサスペンス的展開よりも、加害者?が置かれた状況の方に度々笑ってしまった。

この映画がどれほど原作を再現してるのかわからないが、原作に忠実だとすれば、作者の湊かなえ、そして、監督の中村義洋監督の演出(見せ方)は、笑いに対して、表現方法をよくわかっているなと思う。

なんといっても犯人に仕立てられる役の井上真央の描き方が最高。

嵌められてる人がさも客観的に見ると、こんなに面白く描かれるとはね。途中からコント。

実際にも、こういう誤解から生まれた悲劇は、大小に限らず日常的によく起きていると思うが、その最たるもんがこの映画だと思う。

ちなみにこの城野(井上真央)は至って真面目に生きてるところがミソでしょう。決して、故意にそうしてるわけではない。とにかく真面目。だからこそそんな彼女が不幸に陥ってしまう姿が、たまらなく面白い。ひたむきに生きてる人間を仇で返すような、報われない姿。

主人公に対する不幸への突っ込みたくなる状況が満載。またそれら不幸に対して、社会のせいだと外部に直接原因を求めず、内に問いかける主人公の姿がより、悲しいし、そこがより面白い。

普通の人なら、さすがに最後はいろんな人に怒っていい。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(まとめ:殺人事件という凶悪事件を扱ってるのになぜか笑えてしまう秀作コメディ。個人的には、この映画のジャンルは。サスペンスというより、コメディですね。そして、SNSの問題の皮肉り方は、素晴らしい。っというか自分も含めて、情報に踊らされてしまう人間の本質的な好奇心と無責任さのどうしようもない感じが、非常によく描かれていると思う。人間全員アホっていう。)


ツイッターとかでもあるだろ

大人のクセに

変なハンドルネーム

つけてる奴いるだろ

ケロッパとか


-?


人の記憶ってのは

捏造される

人は自分の都合の良いようにしか

記憶を語らねえ

大切なことを見逃すな

わかったか レッドスター(red star)


-?


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映画「謎解きはディナーのあとで」の感想(ネタバレ)

2016.10.22 Saturday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「謎解きはディナーのあとで」の感想(ネタバレ)



■監督:土方政人
■出演者:櫻井翔 北川景子 椎名桔平 中村雅俊 桜庭ななみ 要潤

WOWOWで放送していた映画「謎解きはディナーのあとで」を鑑賞。

【映画「謎解きはディナーのあとで」のあらすじ】

休暇のクルーズでシンガポール行きの豪華客船“プリンセスレイコ”号に乗り込んだ、令嬢の麗子とその執事の影山。久々の休みに何をしようかと心を躍らせる麗子だったが、それも束の間、船から奇妙な遺体が海に落とされ、犯人からの声明文が届く。船がシンガポールに到着するまであと5日。それまでに犯人を捕まえなければ、新たな犠牲者が出るだけでなく、犯人も逃がしてしまう。影山と麗子は事件の真相解明に乗り出す。

WOWOWから引用

【映画「謎解きはディナーのあとで」の感想(ネタバレ)】


櫻井翔と北川景子が共演した人気TVドラマの劇場版。

 


北川景子のドラマ「ヒポクラテスの誓い」がWOWOWで始まったことに関連してだと思うが、WOWOWで「謎解き〜劇場版」が再放送してたので見てみた。

ちなみにフジテレビ(地上波)で放送してたドラマ版の方は、すでに視聴済みで、普通に面白かった。

それでこの劇場版だが、物語のスケールこそ少し大きく(豪華客船借りてる)なったが、基本、やってる内容(テンプレート)はドラマ版と変わらない。俳優も映画版ということもあり脇役が豪華。

ただ、この映画の見どころ(目的)は、執事(櫻井翔)とお嬢様(北川景子)の掛け合いにあると思うので、個人的には豪華さとかドラマ版程度あれば、なんら問題ない。

北川景子もこの謎解きシリーズの時は、金持ち設定で衣装やメイクが華やかで、一般的な役をやってる時よりも魅力が出ている。刑事とお嬢様の二面性がより良い。

ちなみに、桜庭ななみが、この劇場版で加わっていて、ジャズシンガー役をやっているのだが、歌ってるシーンが完全に外人の歌手のCDに口パクで合わせてるだけで、かなり映像に違和感がある。

この謎解きシリーズは、ある種、世界観がギャグなので、そういう口パク感をわざと全面に出した新手のジョークなのかと理解したが、意外と感動シーンにも口パクを使ってたりするので、シーンとしてはえらい微妙だ。ギャグでやってるのか、真面目なのか、その辺はっきりしてもらいたい。全体で見て、そこのシーンだけ妙に浮いている。ギャグとして処理するには、真面目にやってるし。



評価 ★★★☆☆ (星3.6)

(まとめ:北川景子ファンなら見といて損なしの謎解き〜劇場版。このシリーズは、ドラマ版で作られた一話完結型の謎解きミステリーのテンプレ(設定)の完成度が非常に高いので、この世界観が好きなら(気に入れば)劇場版も安心してみれる。劇場版になったことで、ドラマ版と変わりすぎて、面白くなくなってしまうようなものでもない。なぜなら、櫻井翔と北川景子が出演していて、二人の掛け合いがあれば、ほぼこの作品の90%は成立してると思われるので。個人的には、この劇場版に拘らずにまた、地上波で第二シーズンとかやって欲しい。相棒シリーズじゃないけど、いくらでも作れそうだし。)



最後はボンボヤージュって

笑顔で送り出すだけですから

”良い旅を”(ボンボヤージュ)


-?


今自分が輝ける場所で

精一杯生きる

それが人間にとって

一番幸せな人生なのだと言うことを

お忘れなきよう


-?


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映画「グラスホッパー」の感想(ネタバレ)

2016.09.29 Thursday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「グラスホッパー」の感想(ネタバレ)



■監督:瀧本智行
■出演者:生田斗真 浅野忠信 山田涼介 麻生久美子 波瑠 菜々緒 石橋蓮司 佐津川愛美

WOWOWで放送していた映画「グラスホッパー」を鑑賞。

【映画「グラスホッパー」のあらすじ】

昼夜関係なく人々が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点。ハロウィーンの夜、暴走車による凄惨な無差別通り魔事件が起き、中学教師・鈴木の婚約者・百合子が事件に巻き込まれて亡くなる。彼女が息絶えた事件現場で「本当の犯人は別にいる」というメッセージを受け取った鈴木は、そこに書かれてあった“フロイライン”という会社に潜入。事件の背景に裏社会のドン寺原と2代目であるその息子が存在していたことを突き止める。

WOWOWから引用

【映画「グラスホッパー」の感想(ネタバレ)】


伊坂幸太郎のベストセラー小説を「脳男」の瀧本智行監督が生田斗真を主演に迎えて映画化した作品。

WOWOWの生田斗真作品特集の中からもうひとつ選んでみた。※ちなみに原作は読んでない。

前回見た「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」がひどかったので、心機一転「グラスホッパー」を見てみたが、こちらも描き方がなんか微妙。一応見れるけど。

あらすじを読めばわかるが、この映画のメインストーリーは、無差別テロで妻を殺された元教師の夫(生田斗真)がテロを計画したある組織に復讐するという話で間違いないのだが、実際の映画は、生田斗真は主役ではあるが、あまり出番がない。

なぜかよくわからないが、途中からテーマからはあまり関係ない(遠い)と思われる、浅野忠信と山田涼介の二人の殺し屋の方にスポットライトが当てられ、そちらのキャラクターの過去や心情を丹念?に掘り起こしたりしている。

しかし、だからといって生田斗真(主役)をつけねらって絡んでくるわけでもなく、守ったりするわけでも無く、距離感は遠い。ほぼ直接、対峙してどうこうという共演もない。ただ、ラストにメインストーリーに勝手に乱入してきて、殺し屋同士二人で争って勝手に死ぬ。結局最後まで彼らの意味を見出せない。

そんなよくわからない流れがあるが、その後には、どんでん返しのようなオチのある話になっている。この映画としては、このオチが見せたいのだろう。

実は、警察とは別に、無差別テロを裁く謎の正義?の団体が存在していて、悪を密かに退治していた。生田斗真の巻き込まれた事件も同じく。結局、主役の生田斗真(鈴木)の復讐者としての、見せ場はほとんどなく、ただずっとそのある団体に踊らされて行動していたという話。


評価 ★★☆☆☆ (星2.5)

(まとめ:キャラクター(登場人物)の重要度の割り振りがおかしいサスペンス。この映画は、主演の生田斗真を中心に普通に描いた方がよかったと思う。呪怨みたいに、一人ひとりキャラ立ててないで。せっかく感情移入しやすいキャラクターなのだが、出番が少ないというか、話が盛り上がってくると、違う人へバトンが渡されてしまう。そして、いろんな人のキャラ(背景)を立たせすぎて、肝心の主役が物凄く地味に。キャラクター感のバランスが悪い。その影響なのか、最後のオチを知ってもそうだったのか程度で、それほど気持ちが盛り上がらない。この原因は、やはり主役への依存が少ないからだろう。あと、全然関係ないが、山田涼介の殺し屋役は、微妙ですね。あまりに今時の若者の延長でキャラ付けしていて、殺し屋本来の重厚感がない。)


なんだ なんだアイツは

-?


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映画「劇場版MOZU」の感想(ネタバレ)

2016.09.17 Saturday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「劇場版MOZU」の感想(ネタバレ)



■監督:羽住英一郎
■出演者:西島秀俊 香川照之 真木よう子 池松壮亮 伊勢谷友介 松坂桃李 長谷川博己 小日向文世 ビートたけし

WOWOWで放送していた映画「劇場版MOZU」を鑑賞。

【映画「劇場版MOZU」のあらすじ】

かつて妻が殺された事件の謎に迫った警視庁公安部の倉木。新たに東京では高層ビルのあるフロアに権藤ら武装集団が押し入って占拠する事件と、ペナム人の少女が拉致されそうになる事件が同時に発生し、後者の現場に居合わせた倉木に救われた少女は、かつて倉木と働き、今は私立探偵になった元刑事の大杉に偶然かくまわれる。だがそこへ権藤が現われ、少女の代わりに大杉の娘を連れ去り、倉木の同僚の明星も権藤の一味に拉致される。

WOWOWから引用

【映画「劇場版MOZU」の感想(ネタバレ)】

西島秀俊と香川照之共演のテレビドラマ「MOZU」シリーズの劇場版。

去年見て面白かったWOWOW×TBS共同の「MOZU」のドラマのその後を描いた劇場版がWOWOWで初放送したので見てみた。

この劇場版では、日本だけでなくフィリピンでもロケを行っていて、日本ではできないド派手?なアクションにチャレンジしているようで、ちょうどその撮影の裏側を去年WOWOWでメイキングとして放送していた。それと比較しての感想。

ただ、メイキングの方ではアクションシーンを大胆に流していて、かなり期待があったが、本編で見ると、アクション部分が大分削られていて、このシーンのアクションってこれだけなんだと、見ながら思うこともしばしば。

特に予告編でも流れていた長谷川博己がロケットランチャーで西島秀俊が捕まってるトラックを破壊するシーンは、メイキングではもっとたっぷり撮ってたと思ったのに、本編では、使われてる部分は、ほんの数秒程度であれ?っと思った。もっと前から撮ってたと思ったが。

あとターミネーター2ばりに鉄橋の上の道路から下の道路にトラック飛ばす(落とす)シーンなども極端に短い。たしか現場でスタント失敗して(人は乗ってない)、すぐに着地した下の道路の中央分離帯に激突したためか、本編では、飛ぶシーンのみが使われて、下の道路にそのまま着地した後は、すぐに別のシーンに切り替わっていた。まー追っ手がスタントして事故ってたら、使えないのはわかるけど。

さて、そんなメイキングとの比較も感じつつ内容の方だが、この劇場版で一応シリーズはラストだからなのか、ドラマでは秘密組織を探る重要な担い手だった、小日向文世(の役)があっさり処分(自殺)されてしまったりと、展開が早いというか扱いが雑と言うか、大分駆け足。

またラスボスのダルマ役として参加しているたけしさんの扱いも、メイキングでは、すごい重厚感あって謎の感じがあったが、物語を知った上で見た本編では、なんか微妙な役どころ。

そして、なんだかんだで一番気になってしまったのが、主演の西島君の棒読み演技。

ドラマではそれほど気になっていなかったのだが、劇場版では一度気になり始めると、ストーリーに集中できない。特にラストの炎が周りを包むビルの屋上のシーン。

西島秀俊、伊勢谷友介、ビートたけしというビッグな(黒幕)?3人が揃ったシーン。伊勢谷友介はいいとして、西島君とたけしさんの演技は、かなり微妙な出来。西島君の下手さにたけしさんも引っ張られているというか、気になり出すと、もう見てられない。

伊勢谷友介は一人安定してて上手いのが、それが逆に二人の演技の下手さを際立たせてしまってるようにすら見える。

また気になると言う目線でいえば、完全に重傷というか生命が危ういケガをしてるのに西島秀俊、香川照之の主演級は全く死なないとか。特に香川照之に関しては、首をアイスピックで刺されたと思うので、普通はあれで死んでると思うのだが、なぜか病院も行かず(救急車も呼ばず)にラストの方には、普通に元気に回復している。刺されたときは、地面はいつくばって、瀕死だったのに。あれは一体どういうことだ。

少し休んだら回復するって、最近のFPSのゲームか。

主演級が瀕死になっても結局死なないので、そこの生死のハラハラの緊張感がない。死ぬ人は始めから決まってるし、死なない人はずっと死なない。そんな予定調和的な物語の骨組みを見た気がした。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:主演の西島秀俊の棒読み演技が気にならなければそれなりに楽しめる娯楽アクション。ようやくラストと言うことで、MOZUというタイトルに秘められた謎(皮肉)も一応解明します。)


カッコーの托卵(たくらん)って

知ってるか?

カーコーはな

他の鳥の巣に自分の産んだ卵を

置いていくんだ

それに気付かずに

我が子だと思って

ヒナを育てる鳥がいる

その中でもカッコーは

あるバカな鳥の巣を

よく狙う

それがモズだ

モズは自分より大きく育った鳥を

カッコーの子供を

自分の子供と思い込んで

育てる

真実を知らない

バカな鳥なんだよ

他人の子供とは知らずに

娘を育てていた

あんたはまさに

…だろ


-?


ここが地獄だよ

-?


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映画「さよなら渓谷」の感想(ネタバレ)

2016.08.07 Sunday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「さよなら渓谷」の感想(ネタバレ)

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■監督:大森立嗣
■出演者:真木よう子 大西信満 鈴木杏 井浦新 新井浩文 大森南朋

WOWOWで放送していた映画「さよなら渓谷」を鑑賞。

【映画「さよなら渓谷」のあらすじ】

都会から離れ、緑に覆われた渓谷がある町で幼児が母親に殺害されるというショッキングな事件が起きる。母親の逮捕で事件は解決したかに見えたが、ある通報により、隣に住む尾崎が彼女と不倫関係にあったことが分かり、共犯の疑いが掛けられる。しかも通報したのは尾崎の妻のかなこだった。事件の取材に当たっていた週刊誌記者の渡辺は、夫婦が必要最小限の物しか持たず、隠れるようにして生活していることに引っ掛かりを感じる。 

WOWOWから引用

【映画「さよなら渓谷」の感想(ネタバレ)】


吉田修一の小説を「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣(灰畏友:大森南朋の兄)が真木よう子を主演に迎えて映画化した人間ドラマ。

真木よう子が熱演(体当たり演技)しているということで見てみた。

内容は、あらすじ(隣人の殺人事件から考える)だとややこしいが、コンパクトにまとめると、学生時代(大学?)に集団レイプ事件を起こした男とその被害者の友人の女性の話です。

レイプした男は、その後反省し女性に命を捧げる覚悟で償うが、女性の方は、絶対に許さないという姿勢を崩さない。その一方で、お互いが過去の不幸を背負った運命共同体として結合し、なぜか傍から見たら夫婦のように暮らしていたということがわかる。

罪を許してほしい、絶対に許さないという二人の平行線だった感情も次第に、女性の方がその関係から抜け出そうとして置手紙を書いて失踪(男を許した?)、しかし、男は、罪の意識の他に、彼女に対する好意?もあるようで、失踪した彼女を探すと言い始める。

最後に、記者は、彼に、あの事件が起きた人生と、起きない人生どちらが良かったか?と尋ねるが、彼は、複雑な表情を浮かべ…。(最後は答えずに終了)end

犯罪の加害者と被害者だけしかわからない複雑な人間関係と感情を描いた話で、被害者から罪を許されたら(もう償わなくて良いと言われたら)、加害者にとっては、そこがある種の区切りではあるが、だからと言って、被害者に対する、加害者の罪の意識がすべて消えさるわけではない。

また前提として、加害者は被害者に対して、いつまでどれだけ償わなければならないのかも感情の話で不明確だ。※刑事事件としては、裁判で刑期等は、あきらかになるが。個人間の感情では賠償金をいくら払ったからそれで終わりと言うものでもない。

もちろん、被害者も加害者を許したからと言って、その事件に関する感情がきれいさっぱり無くなるわけでもない。どちらも区切りをつけようがつけまいが、気持ちは無くなることなく、死ぬまで果てしなく引きずって(続いて)しまう。

しかし、お互いどこかの時点でこの不幸な物理的な関係をきっぱりとやめたいと願っているのはたしかで、どちらも一緒にいても、何一つ得が無い。※彼らの言葉から

この映画を見ながら、どこか日韓の歴史問題と非常に似ているなと思ってしまった。例えば、この話は、個人間の話なので、彼らのどちらか、または、両方が亡くなった時点で、ほぼすべての問題は、一応の終わりを迎えるのだが、国同士の問題は、外交問題でもあるので、引きずっていこうと思えば、いくらでも引きずることが可能だ。外交政策として利用できる価値が十二分にある。

ただ、その場合の被害者という概念は、戦時中に当事者が直接的に受けたものとは、まるで異なったものになっている。

 

特に時間が経過すればするほどに、当時の被害者は死んでいなくなってしまうわけで(もちろん加害者も)、その後に残されたものが、その当事者が感じた被害者の意識だけを次の世代へ次の世代へと、同じように引き継いでいく、または加害者側も同じように次の世代が加害者意識を引き継いでいくという、負の連鎖行動に果たして、意味はあるのだろうかと思うばかりである。



評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(まとめ:真木よう子が熱演していた人間ドラマ。いわゆる女優の体当たり演技(ヌード)と言う部分では、大事な部分はほぼ見えないので、そこに期待はしない方がいいです。ちなみにこの映画を客観的に見ると、どうも加害者の男の方にレイプ事件に発展する際に動機となった被害者の彼女に対する、恋心や恋愛感情が無くはないよう(完全にある)で、単純にレイプ罪とは別のところにも問題が隠れているような気がしてしまう。彼女が失踪した後もほっとかずにあえて探す作業についても、単純に償いの意識から来るものかというよりも、彼女に対する恋愛感情が後押ししているような気がしないでもない。(一緒にいたい) ちなみにそういった感情が含まれるのなら、傍からみたら、もう彼については、勝手にしてというしかない。また彼女もそういうの彼の行為を受け入れてしまうなら(彼と肉体関係を再び持ってしまう)のなら、もう勝手にしてというしかない。不幸を背負う作業というのもわかるが、同じところをぐるぐる回っていて、気の毒でしかない。罪の共有者ならではの苦悩という部分はわかるが、お互いが前向きな解決と言う部分ではない方向に自ら共に落ちていこうとするなら、もう誰も何もいえることはない。本人が自由意志のもとにそう選択してるなら、もう周りの人間は彼らに対して、こうするべきと言うことはできない。ほっておくしかない。)


私が死んであんたが幸せに

なるんだったら

私は絶対に死にたくない

あんたが死んで楽になるんだったら

あたしは絶対にあんたを死なせない

こんなことで楽になろうとしないでよ





私たちは幸せになろうとして

一緒にいるんじゃないって


-?


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映画「凶悪」の感想(ネタバレ)

2016.04.05 Tuesday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「凶悪」の感想(ネタバレ)



■監督:白石和彌
■出演者:山田孝之 ピエール瀧 リリー・フランキー 池脇千鶴 白川和子

WOWOWで放送していた映画「凶悪」を鑑賞。

【映画「凶悪」のあらすじ】

スクープ雑誌「明潮24」の編集部に、ある日、獄中の死刑囚・須藤から手紙が届く。そこには、自分にはまだ3件の殺人を犯した余罪がある、自分は死刑宣告を受けたのに、本来その首謀者たる男は、今なお世間でのうのうと暮らしているのが悔しくて許せないので、その事実をぜひ貴誌で公表して世間に知らしめてほしい、と書かれていた。当初は半信半疑だった記者の藤井だが、取材を進めるうちにそれが本当だと確信するようになる。

WOWOWから引用

【映画「凶悪」の感想(ネタバレ)】


山田孝之主演の実話を基にした人間ドラマ。

「凶悪」という、いかにもなタイトルから選んでみた。

内容は、死刑囚が新たに語った、あきらかになってない過去の悪事(殺人事件)を辿ることになった記者の話。

基本的には、死刑囚目線(実行犯)と記者目線(客観的、証拠集め、証拠探し)の両方から描かれている。

ちなみに序盤は、実行犯目線で始まり凶悪というタイトル通り、人間を人間として扱わないような卑劣行為(殺人等)が描かれていて、常人には、ただただ見ていて、気持ちが不快になった。

しばらく見てて、なんでこんな不快な映像をずっと見させられているのか、そして、自分はなんの利益があって、それをずっと見ているんだと、多少後悔の念にかられた。

その後、記者目線となり、過去の殺人事件の真相解明へと話が進み(謎解き)、それらの事件が実際に起きたと認定できるだけの証拠がようやく集まると、再び実行犯目線となる。

序盤のシーンと繋がるように再び中盤で数々の悪事(殺人や死体遺棄等)が描かれる。ちょうど須藤(ピエール滝)の共犯者の木村(リリーフランキー)という男がメインとなって躍り出てくる。

ただ、このリリーフランキー演じる木村だが、キャラクターに緊張感がなく、殺人や死体遺棄の行為などに罪の意識が微塵も無くほとんどゲーム感覚で行っている。※須藤も同じだが。

そのせいなのか、通常なら目を伏せたくなる暴力行為等が、表現は悪いが、なぜか非常に面白く見えてしまうのだ。

こうしちゃったらいいんじゃない、こうしようよ。みたいな軽いノリで暴力行為をやっている。

よく自分が本当に楽しんでやらないとお客さんにその楽しさは伝わらないよ、という、エンターテメントでの演者の共感表現論みたいなものがあるが、この映画もまさにそれにあたる気がする。

本人たちが心から楽しんでやってるのを見させられると、こちらもなぜか犯罪行為なのに、なんとなく面白く(楽しく)見えてきてしまうのだ。実際、シーンとしては、そういう犯罪をネタ(暴力=SMのSを題材)にしたお笑いコントのようなシーンになっている。おじいちゃんをいたぶるシーン。※そう見えてしまうと言った方がいいかな。

そんな訳で、題材はすごい真面目な話で、最終的には、犯罪と刑罰(被害者は死んでるのに、犯罪者は普通に生きている現実)や認知症の老人介護問題など、いろいろ世間に対する、問いかけを行っている社会派ドラマだが、途中にお笑いコントのようなシーンが混ざっており、なんとも評価が難しい。

個人的には、中盤以降の実行犯目線って特にいらなかったように思います。実際、客観的に描かれる記者目線では、殺人行為は話だけで、細部は謎の部分が多いので、実際にに描かず、話だけ聞かせて、後は、視聴者の想像に任せてもいいんじゃないでしょうか。

結果、その部分が面白くなっちゃってるわけだし。


評価 ★★★☆☆ (星3.3)

(まとめ:ピエール滝&リリーフランキーを犯罪者に選んでしまったキャスト(人選)ミスの人間ドラマです。シリアス演技は、当たり役のように良いのだが、この二人は、ある種、笑い(コメディ演技も出来る)の面白さをわかっている人たちで、そういう方向であきらかに一部演じてしまっているため、非常にコント色が強く出てしまった。それに対して、監督は、その空気感に全く気付かなかったのか、それをあえて良しとしてしまったのかはわからないが、とりあえずシーンが使われている=OKを出してしまった時点で、映画監督としてのそっちの感覚に疑問が残ります。こういうテーマで遊んだらダメでしょう。作品通してみた時に、中盤の部分(コントのみ)が異様に浮いちゃってるもん。)




どこの世界に

出所した後で

組に金入れるヤクザが

いるんだよ

ありえねえだろ


-?



お前んとこの頭

俺がぶっこんでやっから


-?


善悪どうでもいい

-?


親から受け継いだ土地に

あぐらをかいて

仕舞いには借金まみれ

そんなどうしようもない老人が

次から次へと現れる

そいつらをただ殺すだけで

金が溢れてくる

まるで油田だよ


-?



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映画「シベリア超特急」の感想(ネタバレ)

2015.08.16 Sunday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「シベリア超特急」の感想(ネタバレ)



■監督:水野晴郎
■出演者:水野晴郎 かたせ梨乃 菊池孝典 アガタ・モレシャン シェリー・スェニー 占野しげる 西田和昭

WOWOWで放送していた映画「シベリア超特急」を鑑賞。

【映画「シベリア超特急」のあらすじ】

第二次世界大戦が近づく中、欧州視察やヒトラーとの会見を終えた陸軍大将・山下奉文はシベリア超特急で帰途に就く。モスクワから終着駅・満州へ向けた7日間の旅の最終日、突然事件が発生。同じ列車に乗り合わせたソ連軍大佐が何者かに毒殺されてしまった。事件はそれだけでは収まらず、ひとりまたひとりと乗客が姿を消す。山下将軍と部下たちは、事件の捜査に乗り出すが、その矢先、姿を見せない暗殺者が山下将軍を標的にし……。

WOWOWから引用

【映画「シベリア超特急」の感想(ネタバレ)】 


映画評論家・故:水野晴郎が製作・原作・脚本・主演、監督と計5役に携わったサスペンスミステリー。

最近「シベリア超特急」が1.2.3と連続で放送していたので、見てみた。

一部のファンから人気があるというこの「シベリア超特急」シリーズだが、個人的にはタイトル位で内容は、謎解きサスペンス?程度でほとんど知らない状態で見てみたが、その感想を、一言で表すと、なんでしょうこの映画?。です。

今まで出会ったことがない、ジャンルというか、凡人にはよくわからない構成、演出の数々。

セオリーをことごとく壊していく?手法。というか、ただ、決して既存の物をあえて壊そうとしてるという細部まで練られた技巧派な内容ではなく、ただ単純にクオリティが人に見せるレベルに至っていないのかもしれないが(笑)、とにかく、発想の個性、独走感は、唯一無二の世界です。※水野晴郎自身の棒読み演技含め。

まさかこんな人が昔、金曜ロードショーで映画を紹介していたかと思うと、なかなかの大抜擢(個性派)だったと思います。そういう意味で、昔の金、土、日と週末に映画を放送、紹介していた映画人はみんな個性強かったなと思います。

ちなみに松本人志が初監督した「大日本人」が公開されたとき、映画通の中には、これが映画?という、今までの既存の映画と比べて、そう評価する人が結構いたが、この「シベリア超特急」もその路線だと感じる。

今まで見て来た映画とはこういうモノだという自分の中に蓄積された固定観念があれば、それをことごとく壊していく。

ただ、それが、理論的に最終的にどんでん返し(壊す)という部分で成功してるか、成功してないかと言う部分で、前者「大日本人」と後者「シベリア超特急」の違いだろうと思う。

前者「大日本人」はわかりやすいが、この「シベリア超特急」は、大どんでん返し?(遊び)の必要性は、ほぼ意味不明だ。


評価 ------ (星 無評価)

(まとめ:とりあえず水野晴郎自身の陸軍大将・山下奉文やアガサクリスティへの尊敬(影響)をすごい感じる自己満足サスペンス。また水野晴郎の戦争感(ドイツ、ロシア、ウイグル人等の登場人物に反映)も映画の中で多く語られている(とにかく世間に対して言いたいことが多いのだろう)。ただ、テーマ(主題)となる密室サスペンスについては、犯人探しと言う謎解きサスペンスの面白さは、視聴者に対して情報が整理されて提供されておらず(不親切で)、どうもよくわからない。巻き戻して確認すれば、理解できるとは思うが、一度見た中で、誰々が何号室に居てという、全員の所在の整理は、ほぼ不可能に近い。名前を覚えるだけでもやっかいだし。
とにかく、かなりの問題作だが、映画好きなら自分の固定観念をリセットする意味でも、一度は見といても良いかなと思う。…時間の無駄になるかもしれないけど。話のネタとしては良いでしょう。)



バカ起きてる

ちゃんと報告せえ


-?


グレタの服もこの車両の

どこかに引っかかってる

可能性もあるぞ


-?


閣下の推理が正しいとしても

証拠はひとつもありません


-?


これが証拠だ

-?


名演技だったよ

-?


ありがとう

あなた優しいのね


-?


いやあごくろうさんでした

どうもどうも


-?


やってることと

現実は別か


-?


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映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」の感想(ネタバレ)

2015.07.31 Friday 邦画 サスペンス/ミステリー/スリラー

■映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」の感想(ネタバレ)



■監督:佐藤信介
■出演者:綾瀬はるか 松坂桃李 初音映莉子 ピエール・ドゥラドンシャン 橋本じゅん 角替和枝 村上弘明

WOWOWで放送していた映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」を鑑賞。

【映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」のあらすじ】

類まれなる鑑定の才能を開花させ、“万能鑑定士Q”という店を経営している莉子。彼女のもとにルーブル美術館のアジア圏代理人・朝比奈が訪ねてきて、40年ぶりに来日する「モナ・リザ」の警備強化のための臨時学芸員に推薦される。密着取材を続ける記者の小笠原は彼女とともにパリへ行く。莉子はルーブル美術館で行なわれた採用テストに見事合格し、もうひとりの合格者、美沙とともに軽井沢でハードな訓練をこなしていくが……。

WOWOWから引用

【映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」の感想(ネタバレ)】 


松岡圭祐による小説シリーズを綾瀬はるかと松坂桃李共演で映画化したミステリー。

綾瀬はるか主演だったので見てみた。

特に内容(あらすじ)は知らずに見たが、レオナルドダヴィンチの名作モナリザのニセモノと本物を巡るミステリーをテーマになかなかの出来です。特にアクションとかで見せる訳でもなく、単純にストーリーの良さで最後まで程よく緊張感があって見れる。

とは言っても、特に語るほど内容はないんだけども。

一応、このストーリーの中では、モナリザの本物の絵画の裏の板には「H29」というサインが書かれているらしいが(ニセモノは、1503)、実際はどうなのだろうか。映画のためのフィクションの話なのか、本当の話なのかは、実際に本物を見たことがないので、なんとも言えない。

また、このストーリーで語られてる話同様、ルーブル美術館に飾ってある本物すら、盗難対策により、展示がニセモノの可能性も否定できない。意外と本物と言われてるので、本物のつもりで見てるのが、実際はニセモノで、それが本物だと思い込まされてる可能性ある。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(まとめ:綾瀬はるかが好きならとりあえず見といても良い及第点のミステリーサスペンス。好感度が高い松坂桃李のキャラクターとともに良しです。あとは、途中で流れるクラシック音楽は、スピーカーの再生環境が整えば、かなり素晴らしい質感で再現される。最近、アンプとスピーカーを変えてみたが、WOWOWのAAC音源でも十分な音が楽しめることに気付いた。市販のブルーレイとか、いらないかも。)



喜怒哀楽どれか強い感情をセットにして

記憶するみたいな

臭いとかも嗅いで泣くみたいな


-?


モナリザの真贋を見極める上で

もっとも重要な要素は

口元ではなく瞳である


-?


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