横山秀夫サスペンス「仕返し」の感想(ネタバレ)

2013.03.30 Saturday WOWOW ドラマ

■横山秀夫サスペンス「仕返し」の感想(ネタバレ)




■監督:下山天
■出演者:三浦友和、若村麻由美、古田新太、白石美帆 ほか 

WOWOWで放送していた横山秀夫サスペンス「仕返し」を鑑賞。

【横山秀夫サスペンス「仕返し」の感想(ネタバレ)のあらすじ】

三ツ鐘署次長の的場(三浦友和)とその妻・千里(若村麻由美)は一人息子・慶太のことで悩みを抱えていた。部下である浜名(古田新太)の息子・武司たちから、慶太がいじめられていたのだ。ある日、管内の公園でホームレスの死体が発見される。部下からの報告では「事件性はない」とされたが、TVディレクター・秋月(白石美帆)の話から、的場は不審な点があることに気づく。その男が死亡した夜に、三ツ鐘署に来ていたかもしれないというのだ。的場はその夜に当直していた浜名たちに事情を聞くが、「男は見かけなかった」と返される。

※WOWOWから引用

【横山秀夫サスペンス「仕返し」の感想(ネタバレ)の感想(ネタバレ)】


WOWOWの横山秀夫の短編サスペンスシリーズ第2弾の第4話。

物語は、三ツ鐘署の管轄内でホームレスの死体が見つかるが、調べていくと当直の警察官が関わったような不振な点を発見する…という話。

第3話に続いて、第4話(最終話)を見てみた。ちなみに第1話、第2話は気づくの遅くて録画し忘れということでいつかの再放送を期待。

さて、サスペンスシリーズ第二弾の最終話だが、これも相変わらず完成度が高くて面白い。

ほんと横山秀夫サスペンスは、登場人物への感情移入+サスペンスの両方でほんと良く出来ている。

さすがに今回の三浦友和の警察官の次長役には共感はしないだろうと思ったが、背景が上手く描かれていて、部下の不祥事を隠蔽する決断に普通に感情移入してしまった。人間の隠蔽体質はなくならないな。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

若村麻由美の次長の妻役が良かった作品。三浦友和との夫婦ゲンカのシーンは、よくあるベタな展開だが、その後の受け止め方がとてもしおらしい。まさに明石家さんまさんが好きなタイプのリアクションをする。「今時というかこの年齢の人でいる?」と思う位好感度高い。この人もいい年の取りかたしてる。ドアホンが鳴って電話を取りに行く時のシーンとか、「嘘だろ!?」と思うほど、男が釣られるしぐさを自然に入れている。このなんてことないシーンだが、三浦友和(役柄)が外見だけでなく、この人に惹かれた理由がわかってしまった。)




…仕返しだ。

-的場


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WOWOWドラマW「4TEEN」の感想(ネタバレ)

2013.03.28 Thursday WOWOW ドラマ

■WOWOWドラマW「4TEEN」の感想(ネタバレ)



■監督:廣木隆一
■出演者:若葉竜也 落合モトキ 柄本時生 hanae* 蛍原徹 寺島進 中尾ミエ 菅原文太

WOWOWで放送していたWOWOWドラマW「4TEEN」を鑑賞。

【WOWOWドラマW「4TEEN」のあらすじ】

「過去」と「現在」が調和して共存する町、月島。秀才でクールなジュン。病と闘う心優しいナオト。ムードメーカーのダイ。そしてどこにでもいるフツーの主人公テツロー。月島中学に通う14歳の四人組。彼らはこの町で、傷つき、恋をし、様々な人々と出会い、そして少しずつ大人になっていく…。

※WOWOWから引用

【WOWOWドラマW「4TEEN」の感想(ネタバレ)】


「池袋ウエストゲートパーク」で有名な石田衣良の同名原作小説を映画「余命1ヶ月の花嫁」の廣木隆一監督が映像化した作品。

物語は、14才の4人の少年が様々な出来事を通じて成長していく様を描いた話。

WOWOWドラマで再放送していて気になったのでチェック。

少年の成長する過程を描いた話だが、難病を抱えている少年や暴力を振るう父親が突然亡くなってしまう少年など辛い出来事もありつつ、それを仲間たちが友情で包む話で、辛さもあるが、最後には爽やかさを感じる作品。ケツメイシのエンディング曲「涙」がすごく印象的。

基本東京は空気が悪いし、人も多いし、渋滞がすごいので全く住みたいという憧れはないが、自転車で爽快に移動する少年らの姿に、東京で暮らす少年の良さを少し感じた。※そうか渋谷もチャリンコで行けるのか。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(青春ドラマとともに少年目線での自転車東京ぶらり旅が味わえる作品。友達の誕生日にデリヘル(風俗)をプレゼントするという少年の発想は、今時の東京ならではの大人びた発想だと思った。さすがに中学生の時にデリヘルの存在は知らなかったな。っというか電柱や電話ボックスにビラが張ってあってはいたが、まさかそこに電話する(訪ねる)という発想はまるでなかった。時代が進んでるな目から鱗だぜ。)



EXILEかえしてくれ〜!

-ナオト


ないとうじゅんです

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横山秀夫サスペンス「締め出し」の感想(ネタバレ)

2013.03.21 Thursday WOWOW ドラマ

■横山秀夫サスペンス「締め出し」の感想(ネタバレ)




■監督:下山天
■出演者:小出恵介 金子ノブアキ 市川実和子 上原美佐ほか 

WOWOWで放送していた横山秀夫サスペンス「締め出し」の感想(ネタバレ)を鑑賞。

【横山秀夫サスペンス「締め出し」の感想(ネタバレ)のあらすじ】

三ツ鐘署生活安全課・少年係の三田村(小出恵介)は不良に対して特別な感情を持っていた。高校時代、不良の斎木(金子ノブアキ)に交際相手の美香(上原美佐)を奪われたからだ。ある日、パチンコ店強盗殺人事件が起きる。三田村は、取り調べをしていた不良少年の発言が犯人を暴く鍵ではないかと疑う。交通課の恒子(市川実和子)と現場周辺を捜査するものの、手掛かりは見つからない。三田村は意を決して、事件の捜査会議に参加し発言しようとするが、刑事課に在籍していないことを理由に捜査員から締め出しにあってしまう。

※WOWOWから引用

【横山秀夫サスペンス「締め出し」の感想(ネタバレ)の感想(ネタバレ)】


WOWOWの横山秀夫の短編サスペンスシリーズ第2弾の第3話。

物語は、高校時代に同級生の不良からカツアゲされたことが原因で警察官になった少年係配属の男が、強盗殺人事件の捜査を機に刑事課への転属を目指す…という話。

以前見て良かった横山秀夫サスペンスの第二弾が再放送してたのでチェック。

タイトルにある、”締め出し”とは、事件が起きた際にマスコミへの情報流出を防ぐという目的で、刑事課以外の捜査協力する他の課の警官を捜査会議から締め出すというもの。

また、有力な捜査情報の多くは、捜査会議または刑事課の幹部など一部の警察官しか共有しておらず、下っ端や他の所属の警官にとっては捜査状況がどこまで進んでるのかわからず、せっかく手に入れた有力な情報も全部上に吸い上げられ、手柄にもなりにくいと状況にある。

この物語では、生活安全課:少年係勤務の主人公は、刑事課ではないため、捜査会議から締め出しを喰らいながらも、独自捜査で、証拠を集め、目標にしている刑事課への転属を試みるというもの。

個人的に横山秀夫サスペンスの良さは、共感度(感情移入)にあると思っているが、今回も主人公が高校時代に同級生の不良からカツアゲされたり、彼女を取られたりと、拳に力の入る状況に追い込まれる場面があり、共感度が強いが、ラストには、これまでの思いを全部ぶつけるかのようにその不良に対峙していき、スッキリ感がある。



評価 ★★★☆☆ (星3.3)

(正統派な主人公役に小出恵介がピッタリだと思った作品。横山秀夫サスペンスは1時間弱の作品だが、作りがしっかりしていて、サスペンスをちょっと見るにはちょうど良い。最近は2時間とかある映画を1回で見るのが辛くなってきた。特に変な映画に当たると、最後まで見続けるのがキツイ。出来れば90分位の作品や世界観が狭いもの、全体像がタイトルからわかりやすいものを選んでる傾向にある。)


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ドラマW横山秀夫「ルパンの消息」の感想(ネタバレ)

2010.10.07 Thursday WOWOW ドラマ

■ドラマW横山秀夫「ルパンの消息」の感想(ネタバレ)



■監督:水谷俊之 
■出演者:上川隆也 岡田義徳 佐藤めぐみ 長塚京三 津田寛治 柏原収史 羽田美智子 吹越満 遠藤憲一

先日WOWOWで放送していた横山秀夫原作のドラマ「ルパンの消息」を鑑賞。

少し前にWOWOWで四夜連続で放送していた横山秀夫サスペンスシリーズも良かったですが、こちらはじっくり2時間でより濃厚なサスペンスが楽しめる。

「ルパンの消息」のあらすじは、15年前の女教師の自殺は、実は殺害事件だった。この警視庁にもたらされた一本のタレこみ情報により、新たに捜査チームが編成され、溝呂木(上川隆也)が指揮を執ることに。時効までの事件解決に執念を燃やす溝呂木には、三億円事件で時効を迎えた苦い思い出があった…。当時の教え子だった男子生徒や当時の教師など関係者を取り調べていくうちに思わぬ別の事件との関係が見えてきて…。

この「ルパンの消息」は、実際に起きた三億円事件を織り交ぜたサスペンスドラマ。最終的には、三億円事件の容疑者の男が、別の殺人事件にも関わっていたというオチなのだが、そこにたどり着くまでの伏線の量がすごく、飽きることなくぐいぐいと引き込まれる。

そして、最初のタレ込み情報を流した者の正体など、犯人以外の人間関係結びつきなども深くまで練られていて面白い。そして、横山秀夫サスペンスの特徴でもある、サスペンスだけどなぜか感動する、泣きどころもしっかり用意されている。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(よくわからない洋画のサスペンスを観るなら、横山秀夫サスペンスを見たほうが良いと思う位、この人のサスペンスは人情味があり面白い。今のところWOWOWで見た横山秀夫サスペンスには外れがない。最近良く見かけるようになった俳優遠藤憲一の演技も味が合って良い。あの低い声は羨ましい^^)

ルパンの消息

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横山秀夫サスペンス「18番ホール」の感想(ネタバレ)

2010.05.27 Thursday WOWOW ドラマ

■横山秀夫サスペンス「18番ホール」の感想(ネタバレ)



先日、サスペンスなのにめちゃめちゃ感動してしまったWOWOWの横山秀夫サスペンスの第4回ドラマ「他人の家」に続き、今回は、同じく横山秀夫サスペンスの第1回目に当たる「18番ホール」を見てみました。※ネタバレがありますので、ご注意ください。

「18番ホール」も、仲村トオルを始め、西田尚美、田口浩正、池田成志、相島一之、遠藤憲一らかなり豪華な俳優が出演。

「18番ホール」のあらすじは、仲村トオル演じる樫村は、幼い頃からの友人(遠藤憲一)に当選確実だからぜひお前がやってくれと言われ、地元の村の村長選に出馬することを決める。

樫村が村長選に出馬することを決めた本当の理由は、村の再開発事業を行う計画の場所にあるゴルフ場の18番ホールが原因だった。18番ホールには、樫村が過去に飲酒運転の末に、車で轢いてしまった女性の遺体が埋められていたからだ。だからなんとしても村長になり、再開発の場所を阻止する必要があった。

しかし、あらかじめ用意周到な手回しにより当選確実とされていた票の確保も、突然他候補の応援をする仲間の裏切りや、応援してくれてたはずの議員の寝返り、妻の住民票の移し忘れによる自分達の選挙権の失効等により、どんどん危ぶまれていく。

そして、ラスト…、票が開票されていくなか、途中経過発表にて他候補にかなりの差をつけられ当選自体が危うくなると、樫村は大雨が降るなか、スコップを持ち、遺体が眠る18番ホールへ車を走らせる。

しかし、18番ホールの手前で仲間から村長に当選したことを携帯に連絡を受けると、樫村は、張詰めていた緊張から解放されるように、ほっと一安心した。

ところが、選挙事務所に戻ろうと車を発進させると、車にぶつかった”ドン”という鈍い音が─。

車を降りて外を確認すると、選挙の応援に来てくれていた知り合いのおばあちゃんが血みどろの状態で車の前に倒れていた。その光景を見た樫村は「オレはどうすれば…」と口にする。

ドラマは、ここでエンドロールが流れ終了。

樫村が取るこの後の行動は、視聴者に任せるという手法が取られている。

過去の過ちを隠すために翻弄していた主人公(樫村)は、村長になることでその罪を永遠に葬ろうとしていたが、それもつかの間、罪からの開放の前に、また新たな罪が生まれてしまう。人生の皮肉がありますね。

個人的には、この轢いてしまったおばあちゃんも18番ホールに埋めてしまうという、主人公が悪に染まったまま迎えるラストにしてくれたら、良かったような気がします。このドラマ上の流れからいけばそれが自然ですし。

この辺は、見ている人のモラルや感情によりますが…。


★★★☆☆ 

(サスペンスとしては、ドキドキが盛りだくさんですが、ラストの結末を視聴者に委ねたため 星 3.5ですね)

原作(真相)のラストは、どうなっているのかこちらも気になりますね。

真相



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横山秀夫サスペンス「他人の家」の感想(ネタバレ)

2010.05.21 Friday WOWOW ドラマ

■横山秀夫サスペンス「他人の家」の感想(ネタバレ)

 

収録 真相/18番ホール/不眠/花輪の海/他人の家

5月からWOWOWで4週連続で放送している横山秀夫原作のサスペンスドラマ。その4週目に放送していた渡部篤朗主演の「他人の家」が再放送していたので録画して見てみました。

キャストは、渡部篤郎(わたべあつろう)のほか戸田菜穂、小野武彦、高杉旦、伊藤四郎…等。

ストーリーは、過去に強盗傷害という罪を犯した渡部篤郎演じる貝原が、妻(戸田菜穂)とともに新しいアパートにて暮らし始めるが、前科者ということが大家にバレて、やっとの思いで見つけた住む場所を失ってしまう。そこに、伊藤四郎演じる近所に住む佐藤が、跡継ぎがいない自分の家を守る代わりに、養子縁組によって名前を”貝原”から”佐藤”に変えないかと話を持ちかける…。

横山秀夫サスペンスと題された作品のひとつということでサスペンス色が強いドラマかと思っていましたが、元犯罪者としての生活の厳しさと苦悩、そしてそんな夫を献身的に支える妻の愛など、サスペンスというよりも人間ドラマとしてもかなり秀作。そして、めちゃめちゃ泣ける。

悪い同級生に唆(そそのか)されて一度罪を犯してまったことが原因で、人生の歯車が狂ってしまった根は真面目な男(貝原)が一生懸命元のレールに戻ろうと頑張るが、過去の罪が足を引っ張り戻ることを許さない。そんな姿がなんとも痛々しい。気が弱く、不器用な人が一生懸命生きる姿はやっぱり胸に来る。

そして、妻の支えてくれる行動をずっと償いだと思っていたのが、最後にそれが本物の愛だとわかり、それを頼りに新たに生きることを誓うラストにもまたまた感動。

元犯罪者という汚名が拭えない”貝原”という姓を捨て、一度は養子縁組によって”佐藤”として新しい人生を手に入れたが、あることがきっかけで、また”貝原”に戻し、生きていくことを誓う。

この”姓”の変更によって変わる生き方、罪と償い、それに伴う、心理の変化がすごく丁寧に描かれている。最近、あまリ見ることが減った俳優:渡部篤郎の演技をラビリンス、ケイゾクのドラマ以来しっかりと見たような気がする。久々に良いドラマを見てしまった。

この”他人の家”が収録されている短編集の原作本だという「真相 」もちょっと気になりますね。

★★★★☆ (評価 今回は星4つですね)


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