映画「アジャストメント」の感想(ネタバレ)

2012.05.19 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「アジャストメント」の感想(ネタバレ)



■監督:ジョージ・ノルフィ
■出演者:マット・デイモン エミリー・ブラント テレンス・スタンプ アンソニー・マッキー ジョン・スラッテリー マイケル・ケリー

WOWOWで放送していた映画「アジャストメント」を鑑賞。

【映画「アジャストメント」のあらすじ】

若手政治家デヴィッドは美しい女性エリースと出会って心をひかれるが、彼女との仲が深まりだすと急に現われた黒ずくめの服装の男たちに拉致されてしまう。彼らは運命調整局という謎の組織に所属し、あらかじめ決められた運命から人間たちが逸脱しないよう、高度な科学を駆使して監視・調整を行なう集団だった。運命調整局は、後に合衆国大統領になるデヴィッドからエリースを遠ざけたがるが、デヴィッドは彼女を忘れられず……。

※WOWOWから引用

【映画「アジャストメント」の感想(ネタバレ)】


「ボーンアイデンティティ」など”ボーン”シリーズのマットデイモン主演のファンタスティックスリラー。

物語は、ある政治家が、一人の女性と出会うが、その後彼の運命を調整しているアジャストメント(運命調整局)という謎の組織が現れ、彼女とはもう会うなと宣告される、しかし彼は彼女を探し再び出会うが…という話。

主役がマットデイモンでジャケット画像も走る姿があり、どことなくボーンシリーズを意識したアクション作品を連想させるが、実際は、ファンタスティックなサスペンスラブストーリーというジャンルで

人生は、運命によってすでに決められているのでは?(なるようにしかならない)と一度でも感じたことがある人には、この映画の内容には素直に頷けてしまう、視点の面白い作品だと思う。

自分で物事をすべて選択しているようで、実際は周りの出来事により、選択する基準(方向性)がほぼ決められてしまっている。それに気づく人もいれば、全く気づかない人もいる。その一方で、それらの基準ではない部分に突き動かされるように、行動してしまう出来事がある。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(二つの運命?を描いた物語で、ラストこそ微妙だが、ところどころ感動してしまう切ないラブストーリーだ。幸せを取るか、彼女の夢かという究極の選択を迫られた主人公の選択は「やっぱそうなるか」と感情移入する。どうしてもマットデイモン=ボーンシリーズの印象があり、そちらと比べてしまうと、評価は下がってしまうが、作品としては悪くない。)


君に会いたくて

三年もあのバスで

通勤してた


-デヴィッド


人は定められた

道を歩く

迷うのが怖いからだ


-?

人は命がけで

自由意志の大切さを

知るのだ


-?


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映画「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」の感想(ネタバレ)

2012.04.25 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」の感想(ネタバレ)




■監督:スティーヴン・R・モンロー
■出演者:セーラ・バトラー ジェフ・ブランソン アンドリュー・ハワード トレイシー・ウォルター

WOWOWで放送していた映画「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」を鑑賞。

【映画「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」のあらすじ】

いつもは都会で暮らしている若い女性ジェニファーは小説を執筆しようと、地方の静かな森の奥にある一軒のロッジを借り、そこにしばらく滞在しようとやって来る。だが、地元に住む若い男性たちのグループは欲望のおもむくまま、ジェニファーに迫ろうと集団でロッジに乗り込む。間一髪、男性たちの手から逃れて逃走したジェニファーは復讐の鬼と化し、ロッジがある一帯に戻ると、ひとりまたひとりと男性たちを仕留めていく……。

※WOWOWから引用

【映画「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」の感想(ネタバレ)】


1978年制作の映画「発情アニマル」をリメイクしたエロチックサスペンス。

物語は、都会を離れ田舎のロッジにしばらく滞在しようとした女性作家が、地元の男たちに目をつけられ弄ばれると、その後男たちに過激な復讐をするという話。

原作は、知らないが、ジャンルがエロチックサスペンスというだけあって、内容はかなりエロい。

特に前半から中盤までの女性暴行シーンは、以前見た映画「ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト−鮮血の美学−」を彷彿するリアルで生生しい描写になっていて、ヤラせ丸出しのAVよりよっぽど完成度が高くエロいシーンになっている。

さて、内容だが、前半〜中盤はヒロインへの屈辱で後半はヒロインの復讐と、かなりきっちり分けられた作りになっている。

中盤で男たちに監禁されてしまったヒロインがその場からどうやって脱出する?という部分が一番気になるところだが、全裸で河に飛び込んだ後、急に音沙汰なしで、彼女が誰かに助けられるまでのシーンが削られて一切ない。

ここの一番気になるサバイバル部分が描かれていないのが、残念で仕方ない。

ちなみにその後の復讐劇は、集団暴行に加担した男たちを一人ひとり捕まえては拷問していく復讐の王道路線で、一人二人と復讐していくと、結局やり方は異なるが作業は同じことを繰り替えしているだけなので、途中から復讐シーンに対するマンネリ感は否めない。

ただ、怒りに燃えて復讐してるはずのヒロインが男に対して汚い言葉を吐いてののしり出すと、なぜかヒロインがSMの女王様にしか見えなくなってしまうのが、ちょっと面白い。

ここのシーンを見ると、SMの根源(言葉攻め)は、女性が弄ばれてしまった後にその男に対する復讐の言葉が発端だったのではないかと感じてしまう。言葉のチョイスが極めて自然だ。

また、まぶたに釣り針を刺して、まばたき出来なくする男への拷問は、ビジュアルが面白すぎて笑ってしまった。あと、人間はパニックになると、訳のわからない行動を普通に取るなと、警官が仲間にビデオテープを食わせるシーンで思った。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(この映画は、ヒロインが全裸で河に飛び込んで、その後犯人らが捜索を始める辺りまでが一番緊張感があるが、その後、ヒロインが行方不明になると、その後の復讐作業は想像通りなので、吸引力も減少していく。男がヒロインに対して、”歯を見せろ”という欲求があるが、個人的に理解できない。なぜ歯が見たい?。ヒロインの女性は、前半と後半では全く別人キャラになっているが、同じ人物でも前半は魅力的に見えても、後半は魅力的に見えない。たぶん女性としてヒステリックな女性は、減点対象なのだろう。この作品の教訓だが、若い女性が見知らぬ他人だらけの場所で、一人で滞在している場所は絶対に教えてはいけない。ということが言えるでしょう)


あんたの歯が見たい

-ジョニー


そのテープを食えこのデブ

-?


おしりが痛い?

そっちの穴が好きなのよね


-ジェニファー



気性の荒い種馬ね

しつけてあげるわ


-ジェニファー


汚ない歯を見せないで

-ジェニファー


しつけられない馬は

どうする?

虚勢よ


-ジェニファー


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映画「ザ・ルームメイト」の感想(ネタバレ)

2012.04.23 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・ルームメイト」の感想(ネタバレ)




■監督:クリスチャン・E・クリスチャンセン
■出演者:レイトン・ミースター ミンカ・ケリー カム・ジガンデイ アリー・ミシャルカ ダニール・ハリスフランシス・フィッシャー

WOWOWで放送していた映画「ザ・ルームメイト」を鑑賞。

【映画「ザ・ルームメイト」のあらすじ】

ロサンゼルスの大学に進学したサラは、学生寮で暮らすことになった。ルームメイトのレベッカは内気だが気の良さそうな人物で、2人はすぐに意気投合し、親友となる。だが、サラの交友関係が広がるにつれ、レベッカには次第に不可解な言動が目立ち始める。サラが他の友人と遊びに出かけたり、連絡なしに遅く帰ったりすると異常なまでに不機嫌になるのだ。やがてサラにはスティーブンというボーイフレンドができるのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「ザ・ルームメイト」の感想(ネタバレ)】


海外ドラマ「ゴシップガール」のレイトン・ミースター主演のサイコ・サスペンス。

物語は、実家を離れ大学の学生寮で暮らすことになった女子大生が寮で同室となった内気なルームメイトが取る奇怪な行動に巻き込まれていく話。 

ルームメイトになった子が実は変な奴でという、これまでにも何度も扱っているテーマだが、独自エッセンスみたいのもあるかと思えば、それもなく新鮮味は皆無。

一応「スクリーム」のような学園モノのサスペンス路線だが、すでに犯人はタイトルでネタばれしている訳で「スクリーム」のようにラストに対する犯人探しの面白さはない。また「なぜ狂気的行動を取るのか?」という動機についても、実は精神障害があったとよくある話である。

そして、ラストも予想通りのサラの友人たちを巻き込んでのルームメイトとのドタバタ展開で、期待を一切を裏切ることなく、予想範囲内で普通に収束する。最後まで見て思ったが、意外性がほぼゼロなので、この映画を作る意味はあったのかと思ってしまう映画だ。

一応、主人公の女性サラ役のミンカケリーは、美人で目の保養になるが、役柄は好き勝手に遊び歩いたりと、共感できない。結局サラの行動が原因でルームメイトの異常な独占欲を刺激してしまい、不幸な結果になるので、サラに対して「巻き込まれて大変だったね」とは素直に言いにくい。

こういう作品の場合は、主人公に非がないように作らないと、ルームメイト=敵(悪)というわかりやすい正義の図式にならず、主人公への感情移入はできない。また主人公へ感情移入できないと、何が起きても別にどうでも良い話で片付いてしまう。


評価 ★★☆☆☆ (星2.5)

(よくある学園モノのサイコサスペンス。途中でサラが教授からキスされて「キスされた」とルームメイトに急に被害者っぽく告げる展開があるが、「お前の最初の行動が教授の勘違いを招いていると」と言いたい。彼女に悪気はないと思うが、こういう女は見ていて腹立ってくる。ルームメイトのサイコな行動も腹立ってくるが、主役のサラにも行動が軽すぎて、感情移入できない。映画として普通に最後まで見れるが、どんでん返しも何もないので、モノ足りなさは残る。ルームメイトの過去やサラの亡くなった妹など、伏線っぽいつくりだが、特に関連はない。ルームメイトと地元の友人関係は、もっと掘っても良い。)


私が教えられないのは

スタイルと執念だ


-教師


美を定義するのは

デザイナーの主観であり

それを見る者ではない

-教師


金でスタイルは買えない

-教授


衰退と不滅です
(「ファッションとスタイルの違い?」の答え)

-サラ

あんたは友達じゃない

-サラ


ザ・ルームメイト


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映画「アウェイク」の感想(ネタバレ)

2012.04.21 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「アウェイク」の感想(ネタバレ)




■監督:ジョビー・ハロルド
■出演者:ヘイデン・クリステンセン ジェシカ・アルバ テレンス・ハワード レナ・オリン クリストファー・マクドナルド サム・ロバーズ

WOWOWで放送していた映画「アウェイク」を鑑賞。

【映画「アウェイク」のあらすじ】

亡き父から大企業を受け継いだ若き実業家クレイトンは、使用人のサムと恋に落ちたことを母に言い出せず悩んでいた。やがて、重い心臓病を抱える彼は、親友である心臓外科医ジャックの助言に従い、駆け落ち同然にサムとの結婚を決行する。その矢先、奇跡的にドナーが見つかり、クレイトンは移植手術を受けることに。だが手術の最中、なぜか彼は意識だけが目覚めてしまう。苦痛に叫ぶこともできないまま、彼の体は切り裂かれ……。

※WOWOWから引用

【映画「アウェイク」の感想(ネタバレ)】


「スターウォーズ」シリーズのヘイデンクリステンセンと「ファンタスティックフォー」シリーズのジェシカアルバ共演のサスペンス映画。

物語は、心臓移植をすることになった青年が手術中に麻酔が効かず覚醒状態のまま手術が進行する恐怖とその手術に隠された陰謀と秘密を描いた話。

麻酔が効かない(全身はマヒするが意識はある)という手術中の恐怖をテーマにした作品だが、単なる手術の恐怖だけでなく、主人公を取り巻く環境に陰謀が絡んでいたりと、ドキドキとイライラがあってサスペンスとしてなかなか良く出来ている。

ただ、ハートフルに進む前半の印象が、中盤から後半ではガラリと変わり、作品の変貌ぶりには、主人公目線でこんなつらい話にしなくてもと少々戸惑う。ヒロイン役のジェシカアルバは、かなり好きだが、この映画を見るとちょっと嫌いになる。

主役のクレイトン(ヘイデンクリステンセン)は、意識が覚醒状態のため手術の恐怖と痛みを逃れるために、彼女との良いシーンだけを思い出そうとするが、父親が死んだときの嫌なことを思い出したりと、小さい頃の学校の授業風景など全く役に立たない記憶ばかり出てくるのはちょっと面白かった。

意識はコントロールできるように思えるが実際は物理空間の情報に影響を受けて、全くコントロールできない。あとたびたび、ヘイデンクリステンセンの立ち方がココリコの田中に見えるときがあって、これが一度気になりだすと、もう主役はココリコ田中にしか見えなくなって困った。

ジェシカアルバのファッションと母親の愛の深さを感じる映画。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(ラストこそ、序盤のジャックの言葉を裏切る展開になるが、一応ハッピーエンドで終了。作品時間85分(エンドロールを省くともっと短い)とかなり短いので、もう少しラストシーンのその後を加えても良いと思う。結局主人公はやられっぱなしのままでイライラが発散されず溜まったままで終わってしまう。せめて彼女にぶつける言葉が欲しい。この映画を見ると、手術の恐怖と術中の医者たちの会話にイライラするし、腹を切って治すという医療行為全般に疑問も出てくる。意識化での開腹シーンがあるので、心臓が弱い人は注意が必要だ。かなりえぐい。)


毎年2100万人以上が

全身麻酔を受ける

大半は何事もなく眠りにつき

覚醒後も何の記憶も残らない

だが不幸にも約3万人が

眠りにつくことができず

”術中覚醒”と言われる

状態になるという

肉体は完全にマヒして

叫ぶこともできない

でも彼らは目覚めているのだ


-?



人は皆死ぬ

時と場所は調整できると思うだろう

状況も選べると

だが不可能だ

寿命が尽きる時

命は終わる

誰も何もできやしない


-ジャック


新しいハートは

君を愛せるかな


-クレイトン


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映画「チェイシング/追跡」の感想(ネタバレ)

2012.04.06 Friday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「チェイシング/追跡」の感想(ネタバレ)




■監督:ジョン・ポルソン
■出演者:ラッセル・クロウ ジョン・フォスター ソフィー・トラウブ ローラ・ダーン アレクシス・ジーナ

WOWOWで放送していた映画「チェイシング/追跡」を鑑賞。

【映画「チェイシング/追跡」のあらすじ】

ニューヨーク州郊外。両親を殺した少年エリックが2年の服役を経て少年院から出所するが、事件を担当したクリストフオロ刑事は、エリックがいまだ未解決である少女2人の殺害事件の犯人ではないかと疑い、エリックを監視。エリックは少年院で見かけた少女マリアのことが気になり、彼女に会おうと旅に出るが、彼に興味を持った16歳の多感な少女ローリは家出してまでエリックの旅に同行。クリストフオロは2人の後を追うが……。

※WOWOWから引用

【映画「チェイシング/追跡」の感想(ネタバレ)】


ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」のジョンポルソン監督がラッセルクロウを主演に迎えた犯罪サスペンス。

物語は、両親を殺害したが、薬による精神異常と判断され二年で出所した少年と、彼は精神異常ではないと確信し、彼が関与したである別の殺人事件を調べている刑事と、殺人犯の少年に興味を持った少女の三人が織り成す話。

ラッセルクロウ主演作品ということでチェックしたが、クロウ演じる刑事クリストフロオの”人には二種類いる”という最初の語りで、すんなりと世界に入らされる。こういう哲学的?な作者のメッセージがしっかりとあるのは好きだ。

この映画は、自分の力ではどうしようもできない不安むなしさやり切れなさなど認識したくない人間の心の苦悩が、かなり上手く描かれている。※登場人物ほぼ全員、何かしらの理由で疲れている。

クリストフロオの植物状態の妻への愛情、継ぎ父にレイプされるがどうしようもできない少女の苛立ち、殺しの快楽に襲われ我を忘れてしまう少年の苦悩など、特に泣かせるつくりではないが、見ているだけで、なぜか悲しくなる話だ。

邦題タイトルは、主演がラッセルクロウから取ったやや商業向けのタイトルで、ある一面のみを切り取っている。この映画が言いたいところは”追跡”ではない。※追跡はしてるけど。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(殺人犯と少女の心の交流をはじめ、登場人物たちの人間ドラマは非常に良く出来ている。ラストの手漕ぎボートの上で少女が感情を爆発させるシーンは彼女のやりきれなさに共感、感動してしまう。自分の人生が沈んでいると感じる人には共感できるおすすめの作品。ただ、見たからと言って「やるぞ!」という気にはならない。気持ちの持ちようが少し変わるくらい。)



妻いわく人には二種類いる

快楽を求める者と

痛みから逃れる者


-クリストフオロ


ママのテープで

ある男がこうやって叫ぶの

”変化を望まなきゃダメだ”って

でも何も…

何一つ変わらない

-ローリ


快楽は記憶を消し去るが

痛みは希望を抱かせる

皆自分に言う

”いずれ消える”と

”今日は違う”

”今日は…何か変わるかも”と

-クリストフオロ


チェイシング/追跡/ラッセル・クロウ


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映画「完全なる報復」の感想(ネタバレ)

2012.03.21 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「完全なる報復」の感想(ネタバレ)




■監督:F・ゲーリー・グレイ
■出演者:ジェイミー・フォックス ジェラルド・バトラー レスリー・ビブ ブルース・マクギル コルム・ミーニイ ヴィオラ・デーヴィス レジーナ・ホール

WOWOWで放送していた映画「完全なる報復」を鑑賞。

【映画「完全なる報復」のあらすじ】

自宅に押し入った2人組の強盗に愛する妻と幼い娘を惨殺されたクライド。犯人たちはすぐに逮捕されたものの、裁判での決定的な証拠に欠け、検事のニックは主犯のダービーに司法取引を持ちかける。結果、有罪は勝ち取ったとはいえ、ダービーは極刑を逃れてしまった。10年後、クライドは既に出所していたダービーを殺害、今度は彼自身が犯罪者として収監される。だがそれは、クライドの計画した壮絶な報復劇の始まりだった。

※WOWOWから引用

【映画「完全なる報復」の感想(ネタバレ)】


ミニミニ大作戦」のFゲイリーグレイが「RAY」のジェイミー・フォックス×「300(スリーハンドレッド)」のジェラルド・バトラーを主演に迎えた犯罪サスペンス。

物語は、妻と娘を殺された元特殊工作員の男が、容疑者と司法取引を行った検事らに対し、囚われた留置場から復讐を行っていく話。

ジェイミーフォックスジェラルドバトラーという有名俳優共演作品だが、主役としてはやや地味な顔ぶれ(二人とも地味)で期待は薄かったが、「ミニミニ大作戦」や「交渉人」で知られるFゲイリーグレイが監督してることもあり、”正義とは?”という身近なテーマを盛り込みながら、それを上手くサスペンスとして昇華しており、ややグロいがしっかりとエンターテーメント作品に仕上がっている。

特に、遠隔操作で人を殺せる道具を作れる元特殊工作員(バトラー)が留置場から復讐を始めるという新手の手口とその巧妙さは、なかなか痛快だ。

犯人が完全に相手を手のひらで転がす感じはデビットフィンチャーの「セブン」を彷彿としており、主演二人の心理戦は、なかなか見ごたえある。※ジェイミーやられっぱなしだけど。

ちなみに、妻と娘を殺されたその復讐を自ら行うことを”正義”と掲げるきっちりしいの犯人側(バトラー)に個人的にかなり共感できるので、検事役(ジェイミー)が掲げるグレーな”正義”との落としどころが、一番気になる部分ではあるが、ラストのオチがやや頂けない。

この映画の良いところは犯人が計画的で手口が巧妙(遠隔操作)なのだが、そのネタがバレた途端に、なんか拍子抜けしてしまう。せっせと裏で動いていた犯人の手口が小寒く思えるし、ラストに検事(ジェイミー)に追い詰められる時も、あれだけ抜かりなく事を進めていたわりには、そこに伏線は一切なくあっさりと逆転されて死んでしまう。なんともあっけない。今までの相手の裏をかく巧妙さはどこいった。

もう一つか二つのどんでん返しがなくてはダメだ。それと”正義”のテーマについても、すごく上手い進め方をしていたわりに、その答えにたどり着くと、結局グレーのままでなんかうやむや。もっとしっかりと決着をつけてもらいたい。



評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(個人的に、序盤からネタバレする前までは、★4つをつけたい流れだったが、ラストがかなり減点対象。結構良い作品だっただけに最後の残念さだけが残る。この映画は、現実社会が実際は白黒でなく、グレーに染まっていることに対し、その気持ち悪さに苦悩してる人に一度見てもらいたい映画だ。ニックのカッチリとした生き方が結構好きだな。あるところからラインを完全に割ってしまったけど、それも許せてしまう感じだ。物語の始めの衝撃度は、ジョニートーの「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」を髣髴する吸引力の高さで掴みはOK。)


大学の知識だけで

仕事はできない


-ニック


法は不完全です

-ニック


法廷で立証できないと

意味がない


-ニック


運命には逆らえない

-ダービー


正義はどこに消えた

善悪の観念は

どこへ消えた


クラウド


善は栄え、悪は滅ぶ

-クライド


重要な原則を学べ

”約束を守ること”


-クライド


人は皆自分の行動に

責任がある


-クライド


妻と娘は何も感じない

死んだんだ


-クライド


血で学ばぬ限り

人はすぐ忘れ去る

-クライド


本心じゃないだろ

-ニックの上司


勝利するには

”敵の重心”を攻めること

-クラウゼヴィッツの言葉



もう殺人者と取引しない

-ニック


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映画「ラストターゲット」の感想(ネタバレ)

2012.02.29 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ラストターゲット」の感想(ネタバレ)




■監督:アントン・コルベイン
■出演者:ジョージ・クルーニー ヴィオランテ・プラシド テクラ・ルーテン パオロ・ボナチェッリ

WOWOWで放送していた映画「ラスト・ターゲット」を鑑賞。

【映画「ラスト・ターゲット」のあらすじ】

闇の世界の殺しのプロだが、スウェーデンで恋人といたところを何者かに襲われ、間一髪のところで危機を脱しつつ、恋人を殺さざるをえなかった“米国人”ジャック。カメラマンになりすまし、イタリアの地方の町カステル・デル・モンテで身を隠し、静かな生活を送ろうとするが、ある日、懇意の組織を介してマチルデと名乗る若い女性から狙撃用ライフルのカスタムを依頼され、この仕事を最後に闇の世界から足を洗おうと考えるが……。

※WOWOWから引用

【映画「ラストターゲット」の感想(ネタバレ)】


ジョージクルーニー主演のアクションサスペンスラブストーリー。

物語は、追っ手に追われ仕方なく恋人を殺してしまった殺し屋が別の任務で訪れた土地で再び別の女性と親密になってしまい、任務と女性との間で翻弄する話。

個人的に、外見がダンディ過ぎて共感しにくい俳優ランキング第一位にエントリーしているジョージクルーニーの作品だが、この映画では、寡黙で抜け目の無い男の役柄が共感こそ少ないが、興味をそそられる人物で面白い。

主な登場人物は5〜6人と少なく、セリフも少ない、無音状態も普通にあるかなり静かな映画で、夜に見るにはもってこいだが、最初の静寂を貫く暗殺者の登場の始まり方といい、緊張感の繋ぎ方は上手く、サスペンス好きには溜まらない静かな中に常にドキドキ感がある作品だ。

追っ手から逃げたり、反撃する様は、マットデイモン主演のボーンシリーズを彷彿し、あのガチンコなプロの暗殺者の仕事ぶりが見れる作品でもある。派手なアクションこそ少ないが、個人的にボーンシリーズに匹敵する吸引力がある。※特に追っての出現と始末の速さがさすがプロの仕事で素晴らしい。躊躇いが一切ない。

ジョージクルーニの落ち着きぶりが役と見事にマッチしていて、細かい微妙な演技も上手い。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(ジョージクルーニー作品の中では、拾い物の良作品。ジャンルで分けるとアクションサスペンスラブストーリーといういろいろ盛り込み過ぎな感じもあるが、実際は4:4:2位の割合でラブは少なめだ。ヒロイン役のヴィオランテフラシドの脱ぎっぷりは大胆。原題は「THE AMERICAN」(アメリカン)で自分の愛のためならなんでもやる…アメリカ人の生き方を表しているといえる。)


アメリカ人だ

歴史など気にもしない

現在(いま)だけに生きる


-神父


雑誌の仕事で

裕福にはなれんよ


-神父


心に神を宿すものは

それだけで豊かになる


-神父


神は私に興味などない

-ジャック


平安を求める者は

過去に多くの罪を

犯している


-神父


地獄は存在する

人は地獄で生きる

地獄は愛のない場所


-神父


あなたは言い人だけど

秘密の持ち主

-女(クララ?)



芝居はよせ

他のものは喜ぶだろうが

私は違う

私は快楽を求めて来る

与えるためじゃない


-ジャック


結果は新聞に載るだろうな

-ジャック


お前は鋭さを失ったな

-雇い主


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映画「狼たちの報酬」の感想(ネタバレ)

2012.02.25 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「狼たちの報酬」の感想(ネタバレ)




■監督:ジエホ・リー
■出演者:ケヴィン・ベーコン ジュリー・デルピー アンディ・ガルシア ブレンダン・フレイザー サラ・ミシェル・ゲラー フォレスト・ウィテカー エミール・ハーシュ

WOWOWで放送していた映画「狼たちの報酬」を鑑賞。

【映画「狼たちの報酬」のあらすじ】

生真面目な銀行員のハピネスは、八百長レースの勝ち馬の秘密情報を偶然小耳にはさみ、地下賭博の現場に足を踏み入れるが、思わぬ誤算が生じてギャングのボス、フィンガーズに多額の借金を負うはめに。一方、新進ポップスターのソロウは、マネージャーの借金のカタに自分のマネージメント権がフィンガーズの手に移ったことを知らされ、思わず愕然とする。そしてフィンガーズの部下プレジャーが彼女の監視役を任命されるのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「狼たちの報酬」の感想(ネタバレ)】

フォレストウィテカーを始め、アンディガルシアブレンダンフレイザーサラミシェルゲラーケヴィンベーコンなど豪華俳優が出演するオムニバス風映画。

物語は、それぞれ異なる事情により裏社会に踏み込んでしまった男女4人が全く異なった形で物語が交錯し、繋がってゆく話。

WOWOW番組表のあらすじを読んでから見始めたが、全く想像しているものとは違い、オムニバス風な流れで、主人公が徐々に交代していく変わったタイプの映画だ。

最初は、A(フォレストウィテカー)のストーリーにB(ブレンダンフレイザー)の人物が絡み、Aが幕を閉じると主人公はBに移る。Bの話にC(サラミシェルゲラー)の人物が絡み、Bが幕を閉じると、Cが主人公になりD(ケヴィンベーコン)が絡んできてと、バトンタッチの要領で主役が変わっていく。

ラストは、Cの物語にAが入ってきたことにより、Cがハッピーエンドを迎え、ささやかな感動がある。

個人的には、Aのフォレストウィテカーの物語が一番緊張感があって良かった。銀行強盗してそのまま物語が交代せず進んでいったら面白かった。途中でバトンタッチしてしまうのが残念だ。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(物語がラストで繋がるのは途中から予想できてしまうが、どんなオチになるのか、そのオチを見たいという謎だけで、最後まで見れる。ただ、ラストのオチを観てすべての物語が繋がったのを確認してしまうと、この映画への評価がやや微妙な作品という印象だ。それぞれの物語の繋ぎの編集は上手いが、新たな人物のストーリーが始まるために流れが一度リセットされてしまうのは、もったいない。正統派に飽きて変化球な映画が見たい人にはおすすめできるが、回りくどいのが嫌いな人にはおすすめできない。そんな映画。)


”変化”はいつ訪れる?

その時どうやって知る?


-ハピネス


完全に行き詰まった状況は

時として解放につながる


-ハピネス


心の平静を保つには

忍耐と距離感が大切だ


-プレジャー


誰にでも運命がある

逃れられない

たとえ先にみえても


-プレジャー


傷は魂の軌跡さ

-トニー


自分が望めば

他人の人生も変えられる

良くも悪くも自分次第さ


-プレジャー


”意味のある偶然”を

信じる人もいる

俺は信じない



-プレジャー


傷は魂の軌跡って

知ってる?


-ソロウ


世界中から愛されるのは

危険なことでもある


-フィンガーズ



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映画「ザ・ロード」の感想(ネタバレ)

2012.01.28 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・ロード」の感想(ネタバレ)



■監督:ジョン・ヒルコート
■出演者:ヴィゴ・モーテンセン コディ・スミット=マクフィー シャーリズ・セロン ロバート・デュヴァル ガイ・ピアース

WOWOWで放送していた映画「ザ・ロード」を鑑賞。

【映画「ザ・ロード」のあらすじ】

もはや文明が崩壊した近未来。あたり一面荒涼とした灰色の風景が続く大地の中を、父親と少年の2人連れが、飢えや寒さと必死に闘いながら、南を目指して歩いていた。やがて父子は、彼ら同様、食物と燃料を求めてさすらう、ならず者の武装集団と遭遇し、一戦を交えることになるが、どうにか難を逃れる。そして父親は、この非情な世界にあっても常に善き者であれと息子に教え諭すのだった。しかし彼らの旅は次第に過酷さを増し……。

※WOWOWから引用

【映画「ザ・ロード」の感想(ネタバレ)】


「ノー・カントリー」の原作者としても知られるコーマック・マッカーシーピューリッツァー賞を受賞した同名ベストセラー小説をヴィゴ・モーテンセンを主演に迎えて映画化した近未来サバイバル・サスペンス。

物語は、大地が荒廃し食料が育たなくなった近未来で人が人を狩って食う無秩序の世界で倫理を保ちサバイバル生活を続けていた親子の話。

「ロードオブザリング」のアラゴルン役でおなじみのヴィゴモーテンセンの作品ということで気になって見たが、予想外のダークな世界観と希望のない世界に生きる親子の愛情に完全にやられてしまった。

世界の終りを描いた作品で、ときたまこういう感じの絶望的な描写を描くものがあるが、この映画ほど全編に渡って壮絶で絶望的な世界が描かれているのはあまり見かけない。とりあえず、かすかな希望を胸に歩んではいるが、エンターテーメント的な楽しさは一握りも無い。

とにかく暗く沈んでおり、絶望状況の中での親子の愛情、倫理と希望だけが、唯一人間としての行動を維持している感じで見ていて辛い。

ラストは、一緒に歩んできた父親は砂浜で息を引き取り、希望を運ぶ旅は、まだ少年の息子へと託される。そして、その希望は、同じく旅を続ける別の家族との出会いによって共有されるが、絶望状況は変わらない。


評価 ★★★★☆ (星4.5)

(絶望状況での人間の姿を描く映画で、見てて憂鬱になるほど世界観は暗い。好き好んでこんな映画を見る人はたぶんいないだろうと思えるほど壮絶で悲しい話。最後には父親も死んでしまうし。食糧危機により、人が人を喰わなければ生きられないような世の中でも、唯一倫理を守る親子の姿が描かれているが、なぜ倫理や神(宗教)は、絶望状況でもまだ存在するのか?という人間心理の疑問(生きることよりも”生き方”の方が大事で意味がある)も問いかけられる作品。)


この子は天使だ

オレには神と同じ

-父



さあな

人はどこかへ行くものさ

-老人




大きな決断すらしたことがない

-老人




備えをしたか?

-父



話して聞かせた

悪い夢を見る間は

戦う気力があり

生きている証拠だ

いい夢を見始めたら

それは危ないことだと


-父



私が神だったら

同じような世界を創る

何も違わない

そしてお前の父になる

-父



おじさんは火を運んでる?

-息子



絶対に忘れない

なにがあっても

-息子



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映画「ウディ・アレンの夢と犯罪」の感想(ネタバレ)

2012.01.26 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ウディ・アレンの夢と犯罪」の感想(ネタバレ)




■監督:ウディ・アレン
■出演者:ユアン・マクレガー コリン・ファレル ヘイリー・アトウェル サリー・ホーキンス トム・ウィルキンソン

WOWOWで放送していた映画「ウディ・アレンの夢と犯罪」を鑑賞。

【映画「ウディ・アレンの夢と犯罪」のあらすじ】

ロンドン南部に暮らす労働者階級のイアン。野心家の彼は父親が営むレストランで働きながら、ホテル事業への投資を足がかりにビジネスマンとして新たな道を歩もうと夢見る。一方、自動車修理工場で働く彼の弟テリーは、いずれ恋人のケイトと結婚してマイホームさえ持てればと、よりささやかで現実的な夢を抱いていた。彼らには一族きっての成功者である伯父ハワードがおり、いざという時、2人はいつも伯父を頼りにしていたが……。

※WOWOWから引用

【映画「ウディ・アレンの夢と犯罪」の感想(ネタバレ)】

 
「マッチポイント」「それでも恋するバルセロナ」のウディ・アレン監督がユアン・マクレガーコリン・ファレルを迎えて描く犯罪サスペンス映画。

物語は、ギャンブルにより多額の借金を追ってしまった兄弟が、金持ちの伯父に救済を求めるが、その見返りに殺人の依頼されてしまう。しかし、悩んだ挙句に素人ながらも兄弟たちは殺人計画を実行に移すが…という話。

ユアンマクレガーコリンファレルという珍しい共演に録画してみたが、ウディアレン作品ということもあり、殺人を犯すという犯罪サスペンスではあるが、途中途中に笑ってしまうような皮肉なシーンがあって面白い。

特に借金の救済を頼んだ伯父ハワードから、逆に殺人の依頼(相談)を受けてしまった時の三人の会話は笑える。また兄弟が行う殺人計画もすべて素人の計画なので、行き当たりばったりの不器用な感じがリアルで面白い。

ラストは、依頼された殺人には成功し、借金も片がつき無事に物事が解決するが、弟だけは被害者の顔が夜な夜な枕に出てきて苦悩し始める。罪の重さに耐えれなくなった弟は、警察に自首すると兄にほのめかす。しかし伯父からの援助で理想どおりの生活をしていた兄は弟を口止めするため、弟殺しを計画するも、もみ合いの末逆に頭を打って死んでしまう。兄まで殺してしまった弟は、海に飛び込み自殺する。

かなり皮肉なラストだが、自分の実力以上の夢を無理に追うことが”犯罪”を犯してしまう原因になるという、”夢と犯罪”の微妙な位置関係が上手く描かれていると思う。

一見ギャンブルで借金の原因を作った利己的でない弟の方が罪が気にならないかに思えるが、実際は利己的な兄の方が罪を忘れてしまっているかのようにしっかりしているのも面白い。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(最近個人的に見る機会が減ったユアンマクレガーコリンファレルだが、その二人が兄弟のコンビはなかなか。普段なら男勝りなキャラが多いコリンファレルだが、今回は、珍しくウジウジと苦悩する役どころで新たな印象を残している。一応ウディアレンの脚本ということで、彼の人生の名言みたいなものも映画の中に反映しているようでセリフは面白い。社会に対する皮肉や矛盾などセリフ回しは、ウディンアレン節だ。)


人生で確実なのは

死ぬことだけだ

-兄弟の父



結局人生なんて

皮肉なめぐり会わせなのよ


-アンジェラ(舞台のセリフ)



私に金を無心して

倫理を求めるな


-ハワード



突然明日が見えなくなる

-テリー



やるべきことをやれば

明日は来る


-イアン



不条理がまかり通ってる

俺が正さないと

-テリー



ポーカーはチェスより

スキルが必要だ


-バーンズ




一線を越えたら

もう後戻りはできない

-イアン&テリー


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