映画「リミット」の感想(ネタバレ)

2011.10.16 Sunday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「リミット」の感想(ネタバレ)



■監督:ロドリゴ・コルテス
■出演者:ライアン・レイノルズ ロバート・パターソン ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス スティーヴン・トボロウスキー サマンサ・マシス エリク・パラディーノ
 
WOWOWで放送していた映画「リミット」を鑑賞。

【映画「リミット」のあらすじ】

9か月前からイラクで働いていたアメリカ人のトラック運転手ポールは突如、何者かの襲撃を受けて気を失い、ふと意識を取り戻すと、彼は地中に埋められた棺桶の内部に閉じ込められていた。彼の手元に残されていたのは、僅かに懐中電灯とライター、それに自分のものではない誰かの携帯電話のみ。自分が今いる場所も、そして一体なぜこの苦境に陥ったのかもよく分からないまま、彼はこの状況から抜け出そうと懸命にもがくのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「リミット」の感想(ネタバレ)】


「アイアンマン2」のセクシー女優スカーレットヨハンソンの元夫ライアンレイノルズが主演したワンシチュエーションサスペンス映画。

棺桶の中という一つのシチュエーションのみで90分を描くという異色作品。終始真っ暗、薄明かりの中で、理由もわからず棺桶の中に閉じ込められてしまった男が、ライター携帯電話片手に棺桶からの脱出方法を探るという脱出もの。

この閉じ込めらた男が脱出を計るというあらすじを聞いただけで、”どう脱出するのか?”という興味性を物凄くくすぐられ録画した作品だが、見終わってみると、ある種期待は大幅に裏切られた。

まずは、いきなりネタバレになるが、バッドエンディングだということ。主人公は、脱出方法をいろいろ模索するが、結局は生き埋めになってしまいそのままエンディングを迎えてしまう。

この映画の一番大事なところは、どう棺桶から脱出するのか?(自力なのか、他力なのか)という部分に面白さがあり、脱出できることが前提でなければあまり意味がない。

仮にバッドエンディングになるとしても、棺桶からせめて脱出した後にしてもらわないと、物語上ではいろいろ話が進んだところでも、物理的には、90分ずっと棺桶の中にいて、そのまま棺桶の中で死んでいたら、何も動いていないのとほぼ同じ。

ノンフィクション作品ならこれでもしょうがないと思うが、特にそういったフレコミもないフィクション作品みたいなので、もっと他のエンディングがあっても良いだろうと思う。

ただ、バッドエンディグにしたわりには、伏線があり「あれは何だったの?」と思うようなモヤモヤ感は見終わった後に残るようになっている。

閉じ込められた男(ポール)は、人質救出専門の男(ダン?)と連絡を取り、過去に同じように誘拐された”マークホワイト?”という大学生を救出したと聞かされると、ポールは、その言葉を信じて助けを待つのだが、ポールの居場所が携帯電波の信号からわかり救出チームがその場所に向かい穴を掘るとそこは、ポールが生き埋めにされた場所ではなく、生きているはずの”マークホワイト?”の棺桶(マークの遺体を見つける)だったという情報が伝えられる。

結局、過去に人質救出チームが救出したというマークホワイトは、実は助けられずにすでに死んでいたという事実がわかりエンディングを迎える。

このことで救出担当は、どういう魂胆があるのかわからないが、ずっとポールにをついていたことがわかるのだが、生き埋めにされたポールの視点だけでは、この物語の全貌は、よく掴めない。ましてや棺桶の中で外部とは携帯の音声と動画のみの情報しかなく、どこまでが事実なのかもよくわからない。

地中に棺桶が埋められていること自体が嘘で、音声や動画を適当に使いポールを騙している可能性もある。デビットフィンチャー監督の「ゲーム」のような感じで。

ただ、個人的にあきらかになった情報をすべて信じて組み立てるなら、アメリカ政府は、テロリストに誘拐されてしまったアメリカ国民を、テロリストと交渉してまで、ましては身代金を払ってまで救出する気は全くないということ。

テロリストには屈しない=拉致や誘拐されたならすべて自己責任。

そして、誘拐された事実があるなら、アメリカ政府は公になるまえに被害者もろとも闇に葬ろうとする。マスコミに出なければ、ないものと同じ。

また、同じく務めていた会社も誘拐された時点で雇用契約が破棄されるような、契約内容になっていて、保証金(保険金)すら出さない。そして、助ける以前に、雇用契約内容事項の確認インタビューを本人から取り、その後の親族らの訴訟対策に備え始める。

この映画では、アメリカ政府、アメリカ社会のテロリストとの関わりでの対応が明らかになる。事実かどうかわからないが。これが事実だとすると、テロリストもアメリカ政府、会社もみんなクソだ。

っていうか、なぜ携帯の電波(GPS機能)で居場所がすぐわからないのかが、一番不思議だ。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(この映画は、バッドエンディングを抜きにすれば、事実かどうかは抜きにしてテロリストに誘拐された時のアメリカの各機関の対応がわかるのは、面白いが、終始棺桶の中で音声のみで真っ暗な映像が続くときもあり、映画としては90分は耐えられない。個人的には2倍速で観るのがおすすめ。会話シーンが少ないので、字幕だけ追っていれば、ほぼ理解できる。気になる部分で停止して見直せば良い。)


貯金700ドルはリンダに

-ポール


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映画「Chatroom/チャットルーム」の感想(ネタバレ)

2011.10.15 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「Chatroom/チャットルーム」の感想(ネタバレ)



■監督:中田秀夫
■出演者:アーロン・ジョンソン イモージェン・プーツ マシュー・ビアード ハンナ・マリー ダニエル・カルーヤ 
 
WOWOWで放送していた映画「Chatroom/チャットルーム」を鑑賞。

【映画「Chatroom/チャットルーム」のあらすじ】

人気女性作家を母親に持つ17歳の青年ウィリアムは、家族との折り合いが悪く、自室に閉じ籠ってインターネットのサイトを覗いては、日頃の憂さを晴らす毎日。ある日彼は、オンライン上のチャットルームに自らのサイトを開き、それに興味を惹かれて集まって来たエヴァ、ジム、エミリー、モーという4人の男女とネット上で会話を重ねていく。やがてウィリアムは、鬱病に悩むジムを自殺にまで追い込もうと次第に攻撃性を募らせていく。

※WOWOWから引用

【映画「Chatroom/チャットルーム」の感想(ネタバレ)】


リング」シリーズなどホラー作品で有名な日本の中田秀夫監督がイギリス製作、資本で作り上げた心理サスペンススリラー。

中田秀夫監督の作品ということで、リングのような恐怖ホラー作品を期待して見始めたのだが、どうやらホラーというより心理サスペンスが主体でリング的怖さはほぼない作品だった。

タイトルにある「チャットルーム」だが、インターネット上の掲示板等(チャット)で行われる単純な文字情報のやり取りをリアルとして表現するという斬新な演出が取られていて、パソコンを操作している人物と、そのパソコンの中で会話している仮想の自分がいるという二つの世界があり、それぞれ出演俳優が一人二役を演じている。

マトリックスやインセプションと同じように一人の人間が、リアルとバーチャル(チャット)の二つの世界を行き来しているのだが、この発想を”チャット”というテーマで描いたのは意外と斬新で今までありそうでなかったと思う。

ただ、映画としてみると、視点は面白いが、エンターテーメントとしては微妙な仕上がり。

たぶんこの映画が言いたいことは、ネット依存した若者がチャットで知り合った他の若者の心の隙間に入り、自殺に込んでしまうという、ネット社会の闇(顔が見えないからゲーム感覚で何でもありと錯覚してしまう若者)をリアルに描きたかったと思うのだが、チャットルームをマンションの一室に置き換えたり、物理世界として表現したところまでは良かったが、それを支えるストーリーが、思ったほど広がらず伸びしろがなかった。

最後は、ネットから飛び出て、現実世界で直接ピストルを渡し自殺幇助しようと強攻策に出るが、他のチャット仲間と警察に追い込まれ、電車に飛び降り自殺?して終わるというラストも「う〜ん」という出来。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(コンセプトや視点はすごく良いと思うが、ストーリーに釘付けにさせられるようなものがなく、途中途中眠くなってしまうただただ惜しい作品。)

友情とは”許し”と”理解”だ

-ウィリアム

チャットルーム 【DVD】

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映画「エグザム」の感想(ネタバレ)

2011.09.23 Friday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「エグザム」の感想(ネタバレ)



■監督:スチュアート・ヘイゼルダイン
■出演者:ルーク・マブリー ジェンマ・チャン ジミ・ミストリー ジョン・ロイド・フィリンガム チュク・イウジ ナタリー・コックス

WOWOWで放送していた映画「エグザム」を鑑賞。

【映画「エグザム」のあらすじ】

某有力企業の採用試験の最終選考に勝ち残った志望者は、互いに見ず知らずの男女8人。試験会場の密室に集められた彼らに対し、試験官は、試験時間は80分、質問をしてはならない、等の簡単なルールを説明した後、いよいよ試験のスタートを宣告。ところがいざ受験者たちが試験用紙を裏返してみると、それはただの白紙だった…。この意外な事態に当惑しつつ、やがて彼らはエゴむき出しで熾烈なサバイバル・レースを繰り広げていく。

※WOWOWから引用

【映画「エグザム」の感想(ネタバレ)】


就職採用試験の最終選考まで勝ち残った男女8人が、具体的な試験問題も示されることなく80分間密室に閉じ込められるというイギリス製作の密室サスペンス

以前、実際にアメリカのCIAが過去に行っていたという洗脳実験(国のために自らの命を犠牲に出来る人間を育てるプログラム)を映画化した「実験室KR−13」というのがあったが、こちらもほぼ同じ密室劇なので急にそれを思い出した。

ただ、密室のやりとり(緊張感)など雰囲気は似ているが、ラストは全くの別物だ。

「実験室KR-13」は、未来のテロリストを国民から選出するというラストを知って驚愕するダークな内容だったが、「エグザム」は、新薬開発に成功した優良企業による人材採用試験で、最終的に残った人材も、道徳的にも頷ける人物で後味は悪くない。※一応人助けに適した人材を選んでいる。

この映画は、登場人物の過去のストーリー(回想シーン)も一切出てこない密室劇のみ(密室外のシーンが全くない)の映画というかなり思い切った設定だが(※ロケがないので製作費はたぶん相当安い)、ある動作をすると脱落してしまうなど脱落ルールなども設定され、常に緊張感は保たれるようになっている。

最終的に単なる仕事の採用試験なのに、殺し合いに発展してしまうあたりは、密室に閉じ込められた人間ならではの精神が不安定になるからの登場人物たちの異常行動がうかがえる。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(密室な上に常に緊張感があるということで、展開は動いていてもやや眠くなる作品。最初から眠気があったら、たぶん途中で気持ちよく寝てしまう。そして、”質問はひとつ、答えもひとつ”という試験官の曖昧な言葉から、試験者は採用試験の質問とその答えを連想していくという作業が続き、最終的に答えを見つけるのだが、その答えは、意外なところにあって、謎解きも楽しめる。)


この世は思考より

行動が大切だ!

-ホワイト

エグザム


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映画「フェーズ6」の感想(ネタバレ)

2011.06.22 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「フェーズ6」の感想(ネタバレ)




■監督:アレックス・パストール ダビ・パストール
■出演者:クリス・パイン ルー・テイラー・プッチ パイパー・ペラーボ エミリー・ヴァンキャンプ クリストファー・メローニ

WOWOWで放送していた映画「フェーズ6」を鑑賞。

【映画「フェーズ6」のあらすじ】

ハイウェイを走る1台の車。車の同乗者はブライアンとダニーの兄弟と、それぞれのガールフレンドであるボビーとケイトの男女4人。一見、週末のドライブを楽しむ、ごく普通の若者たちのようにも思えるが、実は原因不明の恐怖の殺人ウィルスの蔓延により、いまや世界は人類死滅の危機に瀕しており、かろうじて生き残った彼らは、ウィルスの感染を逃れるべく、逃避行の旅を続けていたのだった。そんな彼らを待ち受けていたのは……。

※WOWOWから引用

【映画「フェーズ6」の感想(ネタバレ)】

原因不明の殺人ウイルスが世界中に蔓延した時代。感染から逃れるべく故郷を捨て車で逃避行する男女4人の物語。

致死率100%というウイルスのため、出会った生存者はすべて感染者だと思えというルールを掲げなければ生き残れない極限状況の中で、人間の本性が暴かれるパニックスリラー。

バイオハザードのようにウイルスがどう広まり、世界中にどう感染していったかという原因と結果には特に触れず、ウイルスを恐れて逃げ惑う一つの若者グループにのみフォーカスした作品。

ほぼ人がいない荒野や病院、ゴルフ場、民家など比較的閉ざされた場所で撮影され、登場人物も少ない低予算の映画だが、ウイルスの恐怖とそれに苦しむ世界各地の情報は、ラジオや登場人物の行動、会話などから間接的にわかるよう工夫がされていて、ウイルスの心理的な恐怖は常に感じられるようになっている。

低予算映画とは言われなければ感じないような上手い作りで、映像への吸引力はあり、ラストまで緊張感が途切れず上手く保たれている。B級映画だが、意外とよく出来た作品。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(ラストはかなり消化不良だが、兄弟の人間ドラマを”ウイルス感染”というテーマで挟んだような作品。途中で一時合流する父と娘の親子の愛情はほろっとくる。感染した娘を置き去りにしようとトイレに行くのを一人で行って来いと歩かせようとする演出は、胸に来た。感染した者をどうするか?という選択は人間の本性が暴かれる。)


時に生きることは

死を選ぶより辛い

-研究者(医者?)


フェーズ6



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映画「ドラキュラ」の感想(ネタバレ)

2011.06.20 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ドラキュラ」の感想(ネタバレ)



■監督:フランシス・フォード・コッポラ
■出演者:キアヌ・リーヴス ウィノナ・ライダー ゲーリー・オールドマン アンソニー・ホプキンス ケーリー・エルウェス トム・ウェイツ サディ・フロスト

WOWOWで放送していた映画「ドラキュラ」を鑑賞。

【映画「ドラキュラ」のあらすじ】

1897年、英国の弁護士ジョナサンは、ルーマニアのトランシルバニアにあるドラキュラ伯爵の屋敷を訪ねるが、伯爵によって監禁される。400年以上前、自分が戦死したと誤解した最愛の妻に自殺されて以来、ドラキュラは神に復讐しようとしてきた。ドラキュラはまずロンドンに向かい、そこでジョナサンの婚約者であり、亡き妻とそっくりなミナに襲いかかろうと企む。同じ頃、ジョナサンはドラキュラの野望を打破しようとめざすが……。

※WOWOWから引用

【映画「ドラキュラ」の感想(ネタバレ)】


キアヌリーブスを始めゲイリーオールドマン、アンソニーホプキンス、ウィノナライダーという豪華キャストに加え、監督はあの「ゴッドファーザー」のフランシスフォードコッポラが務めるという出演者スタッフともに隙がない作品。

この豪華俳優と監督にかなり期待していた作品だが、美術や衣装関係でアカデミー賞を受賞するだけあって、動く絵画のような映画のすごさはあるが、それに伴うストーリーが付いていかず、個人的には途中から早く終わらないかなと、登場人物への興味性はどこかにふき飛んでしまった。

始めは十字軍を指揮したドラキュラ(ゲイリオールドマン)が、出兵に伴い戦死の誤報を聞いた最愛の妻が後追い自殺するというドラキュラの無念さが伝わってきて共感できるキャラクターになっていたのは良かったのだが…。

その後、主人公がジョナサン(キアヌリーブス)に移り、ドラキュラから血を吸われそうになったり、女吸血鬼との背徳に溺れそうになったり、誰かの日記がどうのこうの、ある博士の実験がどうのこうの、ジョナサンと婚約しているエリザベータの友人が狼に襲われたりなど…挟んでいくうちに、誰に共感することもなくなってしまった。

結局ラストだけ観ると、愛ゆえに吸血鬼になってしまった一人の男(ドラキュラ)の長きに渡る悲恋の物語という部分に落ち着くのだが、その過程を共感していくほどキャラクターに感情移入できるような作りにはなっていなかった。すごい中途半端。

なんでこんなことになったのかよくわからないが、たぶん自分がドラキュラのおおまかなストーリーをすでに知ってしまっているのがかなりの原因だったと思う。

最近では吸血鬼映画(トワイライトシリーズ、ヴァンヘルシング、アンダーワールド、ブレイドなどなど)が数多くあるので、ドラキュラ生い立ち殺し方(撃退方法)などはいちいち説明されなくてもわかっているわけで、それをきっちり解説してくれても「もう知ってる!」となってしまう。

結局、自分が想像する吸血鬼にまつわるストーリーの流れの中で、この映画「ドラキュラ」はその中からはみ出ることなく、ゆっくりと基本に忠実(王道のストーリー)に進んでいくので、その映画の遅さに耐えれなくなったというのが、嵌れなかった自分の答えになりそう。

たぶんもっと昔に見ていれば、評価も少し変わってきたと思うが、個人的に吸血鬼ラブストーリーなら「トワイライト」の方を推したい。主人公への共感度とわかりやすい度が全然違う。

この映画「ドラキュラ」はたぶん原作で読めば、もっとドラキュラの苦悩など心情が理解できたかもしれない。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(ちょい役のモニカベルッチ、ヒロインのウィノナライダーがセクシー(サービスショットがある)ということに★★を追加。アカデミー賞を受賞するだけあて、吸血鬼の老いたメイクや豪華な衣装はやっぱりすごいが、あとはよくわからない。ゴッドファーザーのときのコッポラの良さはどこにいった…。)


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映画「ダイイング・メッセージ」の感想(ネタバレ)

2011.06.11 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ダイイング・メッセージ」の感想(ネタバレ)



■監督:ジャック・スナイダー
■出演者:エリザベス・ローム ウェイン・ペイン ステイシー・ダッシュ マシュー・デル・ネグロ ローマ・マフィア デヴィッド・E・ウェブ リリー・レインズ

WOWOWで放送していた映画「ダイイング・メッセージ」を鑑賞。

【映画「ダイイング・メッセージ」のあらすじ】

映像カメラマンのウェイドとビデオ編集者のジェニーは公私共に息の合ったカップル。だが、ある朝ジェニーの車を借りて仕事に出かけたウェイドが交通事故で命を落としてしまう。突然の悲劇に呆然とするジェニーだったが、やがて、車のブレーキが何者かに壊されていたことが判明、彼女自身にも容疑がかけられる。そんな中、死の直前に撮られたウェイドのビデオメッセージを見ていたジェニーに、映像の中の彼が話しかけてきて……。

※WOWOWから引用

【映画「ダイイング・メッセージ」の感想(ネタバレ)】


交通事故で死んだ彼が幽霊となり、ビデオから彼女に対してメッセージを送るというデミムーア主演のヒット映画「ゴースト」を彷彿とする”亡き恋人が彼女を天国から助ける”サスペンス映画。

彼を殺した”犯人は誰?”という謎解きもある映画で最後は、バッドエンド?ながら、意外な人物が犯人として急浮上してビックリ。そして、その証拠の決め手はこの映画のテーマといえる”ビデオカメラ”というオチになっている。

ラストこそサスペンスの盛り上がりが堪能できるが、ヒロインの証言を全く信用しない警察、出演者の微妙な演技や演出など、ちょっと残念な部分も垣間見えて惜しい。

亡き彼氏がビデオメッセージという形で彼女とリアルタイムにコンタクトを取れるようになるが、がっつり会話できてしまうのは、ちょっと違うような気がしてしまう…。

もともと無理な設定だが、なんとなく全体的にB級感は拭えない作品といえる。B級映画として見れば、それなりに上々の作品。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(邦題は「ダイイングメッセージ」だが、原題は「GHOST IMAGE(ゴーストイメージ)」となっている。邦題のタイトルと内容を比べると若干自分の描く”ダイイニングメッセージ”とは違うような気がする。今回、WOWOWで放送されていたが、日本では正式にはDVD化もされていないようで、DVDは探しても見つからない。全体的にはチョイ残念な部分が残る作品だが、彼氏のウェイドが彼女のためにビデオに残していた発言は、意外と胸に来てしまった。これにより★ひとつ追加で。)


人並みだけど

君に出会えて良かった

-ウェイド


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映画「運命のボタン」の感想(ネタバレ)

2011.06.08 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「運命のボタン」の感想(ネタバレ)



■監督:リチャード・ケリー
■出演者:キャメロン・ディアス ジェームズ・マースデン フランク・ランジェラ ジェームズ・レブホーン ホームズ・オズボーン

WOWOWで放送していた映画「運命のボタン」を鑑賞。

【映画「運命のボタン」のあらすじ】

1976年12月16日。バージニア州の郊外に暮らす、アーサーとノーマのルイス夫妻。ある早朝、2人の家の玄関のベルを誰かが鳴らして消えるが、戸口にはボタンのついた奇妙な装置が入った箱が置かれていた。その日の夕方、スチュワードと名乗る不思議な風体の男が夫妻の家を訪問。男は、このボタンを押せば、どこかで誰かが死ぬ代わりに、あなた方は100万ドルを報酬として受け取ることができるという驚くべき提案を2人に行うが……!?

※WOWOWから引用

【映画「運命のボタン」の感想(ネタバレ)】

キャメロンディアス主演のサスペンス映画。

ボタンを押すと、”どこかの誰かが死ぬが、目の前にある現金100万ドルがもらえる。”というボタンを押すか否かの選択を迫られたある家族の話。

この映画は、全く予備知識なしで見たが、単純なボタンの話(罪)かと思えば、背景はもっと深く哲学的で、くの字型に広がっていくストーリーの大きさにグイグイ引き込まれた。

話が度を越えていてストーリー的には不条理さがあるが、個人的にこういう難しく考えさせられる映画は大好き。一般的にはエンターテーメント性も薄く、ラストも答えがあってないような映画なので、好みがはっきり分かれる作品。

テーマは、誰かが死ぬ代わりに大金をもらえるという、”自分の欲望をかなえるためなら、他人の利益も犠牲にしても良いか?”という利己主義利他主義の話。

邦題は「運命のボタン」となっているが、原題は「THE BOX」(箱)。

邦題は、惹きつけられるタイトルでインパクトはあるが、中身と照らし合わせると、ちょっとズレてしまっている。主人公目線で見れば「運命のボタン」だが、作品が言いたいことは「運命のボタン」ではなく「」(器)。

”家は箱だ。車は箱が車輪に載ったもの。

仕事に行くため、家に帰るために乗る。

家ではテレビという箱を見る。

その箱は心をむしばみ、肉体という箱もやがて衰え死を迎える。

そして究極の箱に入れられ、ゆっくり腐敗していく。”

この映画では、”他者は地獄だ”というサルトルの哲学を教えるキャメロンディアス演じるノーマが巻き込まれることになるのだが、このノーマが教えるサルトルの哲学についても後からでも知っておくと、この映画が意図していたことが理解できて面白い。

ちなみに、ネタバレだが、キャメロンディアス演じるノーマはお金に困っていて、夫と相談した挙句、このボタンを押してしまう。見事大金を手に入れるが、それによりどこかの誰かが死んでしまう。

そして、この実験は世界中でやっており、ボタンは別の誰かに渡され、そこでまた同じように誰かがボタンを押してしまい、今度はそのボタンの影響でノーマが死ぬことになる。

単純な連鎖だが、このボタンが押されて死ぬまでのしくみがよく出来ていて面白い。

このボタンが押され誰かが死ぬというしくみだが、実際は、我が子供が目と耳の不自由を奪われてしまい、ボタンを押したものが死ねば、元に戻されるという条件が加えられている。

別に子供がそのままで良いなら、100万ドルを受け取ったままボタンを押した者も死ななくても良いわけだが、ノーマはあえて死を選び息子を救うことを選択する。

ボタンを押す→誰かが死ぬ→実際は子供を助けるために自ら選択して死んでいた

ちなみにノーマ以外の他の家族も同様の選択をしている。しかもボタンを押したのはすべて女性(妻)
だった。

利己的にボタンを押すが、最後は利他的に死ぬという人間の不思議さがある。


評価 ★★★★★ (星5つ)

(利己主義と利他主義が混在した話で、人間のあり方や物事の見方について描いた作品といえる。”知っているようで実は何も知らない。”みたいなとにかく追求していくと頭が痛くなる難しい話。こんな映画をよく作るなと思ったら「ドニーダーコ」の監督だった。社会のルールや教育されたことを一度すべて捨て、自分なりに人間や物事の本質を追求したい人におすすめ。””という意味がわかる人は面白いと思います。音楽はマイケルジアッキーノの「ロスト」っぽい雰囲気。)

この世の命は仮のものと思え

-スチュワード


理性を失うと

次々問題が起きる

-デイナ


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映画「シャッターアイランド」の感想(ネタバレ)

2011.05.05 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「シャッターアイランド」の感想(ネタバレ)



■監督:マーティン・スコセッシ
■出演者:レオナルド・ディカプリオ マーク・ラファロ ベン・キングスレー ミシェル・ウィリアムズ エミリー・モーティマー マックス・フォン・シドー

WOWOWで放送していた映画「シャッターアイランド」を鑑賞。

【映画「シャッターアイランド」のあらすじ】

ボストンの沖合に浮かぶ孤島、シャッター・アイランド。そこには心を病んだ犯罪者を収容する病院があったが、本来なら厳重な監視下にあるそこから、レイチェルという名の女性患者が失踪する事件が発生。彼女のゆくえを追うべく、連邦捜査官のテディは相棒のチャックと共に島を訪れるが、実はテディにはもう1つ重大な目的があった。というのも、彼は愛妻ドロレスを火災で失ったが、その原因を作った放火犯レディスが島にいて……!?

※WOWOWから引用

【映画「シャッターアイランド」の感想(ネタバレ)】

マーティンスコセッシ監督とレオナルドディカプリオが四度目のタッグを組んだサスペンスミステリー作品。

■映画『シャッター・アイランド』 予告



劇場公開当初の予告編CMでは、犯人は誰?的な謎説き要素の強い作品として売り出していたが、実際見てみると、触れ込みCMとのズレを感じて若干違和感を覚えてしまう。映画を観ながらCMの知識がちょっと邪魔になる。

この映画を一言で説明するなら、”精神異常患者(犯罪者)の想像世界を追体験出来る作品”といえる。

そしてタイトルにある「シャッターアイランド」という閉ざされた島の””は、精神異常患者(犯罪者)の創造世界を現実に作り上げて治療を施すという最先端?の隔離病院だ。

ただ、前フリ部分に当たる前半こそ盛り上がりに欠けるが、真相に近づく後半は編集の上手さ、ディカプリオの演技などが素晴らしく、第一級サスペンス映画に仕上がっている。

ラストは、一番信用していた主人公(レオナルドディカプリオ)が追い込まれるという、急に目線が犯人側に180度切り替わるという若干シックスセンスのようなオチだが、精神異常という病気を患者目線で体験できるという意味では素晴らしい作品。

こんな世界観で生きていたら、現実なのか妄想なのか本人では全く判断がつかない。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(「人間のすべての感覚(感情を含め)は、脳が判断している。」を始めこの映画ではセリフの隅々までかなり練られていて、興味深い内容が語られている。特に感情的になった精神異常患者に対して”トラウマ”の話から思考停止させようとする言葉巧みな会話術は、続きが気になり聞き入ってしまった。目の前の感情を無視して、直接脳に問いかける話し方(内容)は、精神病院で働くには必須なのかもしれない。)

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映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」の感想(ネタバレ)

2011.04.28 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」の感想(ネタバレ)



■監督:ミミ・レダー
■出演者:モーガン・フリーマン アントニオ・バンデラス ラダ・ミッチェル ロバート・フォスター ラデ・シェルベッジア マーセル・ユーレス ジョシュア・ルービン

WOWOWで放送していた映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」を鑑賞。

【映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」のあらすじ】

伝説の大泥棒キースは、生涯最後の大仕事としてロマノフ王朝の秘宝《ファベルジェのイースターエッグ》に標的を定めた。贅を尽くして作られた一連のエッグのうち、ほとんど見たものがいないとされる幻の2個、それがある有名宝石店の金庫室に眠っていると突き止めたのだ。キースは、地下鉄の中でダイアモンドを盗み取る鮮やかな手口を見せた同業者・ガブリエルを相棒にスカウトし、難攻不落の金庫を破るために入念な準備を重ねる。

※WOWOWから引用

【映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」の感想(ネタバレ)】

モーガンフリーマンアントニオバンデラスという意外な面子が共演したサスペンス映画。

難攻不落の宝石店の金庫室に眠る秘宝を強奪するべく、伝説の泥棒と若手の凄腕泥棒が協力して挑むという話。

いわゆるプロの宝石泥棒らの話だが、後半に掛けて騙し合いのような二転三転するストーリーは意外と見ごたえがある。

映画「ミッションインポッシブル」ではないが、久々に厳重な金庫室に仕掛けられたレーザービームの監視を潜り抜けて…というような泥棒映画のお決まりの設定を見せられ、ハラハラドキドキ感を味わった。

この映画には、なぜかR-15指定相当の視聴制限が付けられていたが、見てみると内容とは特に関係なく、アントニオバンデラスとラダミッチェルのラブシーン(サービスショット)の描写が原因と思える。WOWOWでは、この部分にボカシの処理が加えられていた。

いつもながらセクシー俳優アントニオバンデラスのラブシーンは、結構きわどいところを攻めているなと思う。


評価 ★★★☆☆ (星3.5個)

(二転三転するストーリー展開があるが、アントニオバンデラス目線では騙され負けみたいな終わり方。それとは逆に最初からしてやったりのモーガンフリーマンだった。結局、極悪人はいないという結果で、悪い終わり方ではないが、そんなもんかなという感じのやや不満が残るラスト。監督は「ディープインパクト」「ペイフォワード」(2000年)以来作品を出していなかったミミレダー。)


ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜


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映画「バッドルーテナント」の感想(ネタバレ)

2011.04.22 Friday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「バッドルーテナント」の感想(ネタバレ)



■監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
■出演者:ニコラス・ケイジ エヴァ・メンデス ヴァル・キルマー イグジビット ファイルーザ・バルク ジェニファー・クーリッジ

WOWOWで放送していた映画「バッドルーテナント」を鑑賞。

【映画「バッドルーテナント」のあらすじ】

ハリケーン《カトリーナ》の襲来で荒廃したニューオーリンズ。刑事のテレンスは警部補(ルーテナント)に昇進するが、腰痛のために鎮痛剤が手放せなくなる。半年後。テレンスは堕落し、高級娼婦フランキーを恋人にし、ドラッグを常用し、元来の賭博好きもエスカレート。ある日、アフリカ系不法移民一家の5人が何者かに殺害され、テレンスは捜査の陣頭指揮を受け持つが、目撃者の少年に逃げられてしまうという失態をしでかし……!?

※WOWOWから引用

【映画「バッドルーテナント」の感想(ネタバレ)】

1992年製作の同名映画をニコラスケイジを主演に迎えてリメイクした作品。

ハリケーン直後、浸水した留置所に取り残された容疑者をニコラスケイジ演じるテレンス刑事が水に飛び込み助ける。その後、テレンスは警部補に昇進するが、水に飛び込んだショックで腰を痛め、鎮痛剤を手放せない体になる。

半年後、アフリカ系移民の一家5人が無残に殺される凶悪事件が発生する。

早速捜査に参加するテレンスだが、車内で薬物を吸い込んでから駆けつけるという、完全にヤク中になっていた。

薬が切れると、高級娼婦のフランキーからコカインを貰ったり、道端で薬を買っている若者を見つけては、警察だと脅し、薬を没収し、自分のものにする。またあるときは、警察の押収物として集められた保管場所からくすねてくるという完全な汚職警官になっていた。

そんななか、殺人事件に対する正義と執念は、人一倍有り、ヤク中の合間を縫ってじわじわと真相に近づいていく。しかし、テレンス自身のギャンブル癖の悪さや、恋人が娼婦ということから客のゴタゴタに巻き込まれ、借金取りに追われるはめに。

そして、ある事件がきっかけで、上から圧力が掛かり、ピストルを没収され警官としての退職間際まで追い込まれると、自分の借金を返すために、殺人事件の犯人におとり捜査の情報を横流し、コカインの密売に協力するという警官とは思えない身分にまで落ちていく。

しかし、それでも犯人逮捕には執着しており、その犯人からある証拠を取ってくると、それを境になぜか最後には、すべての物事が上手い具合に解決し、テレンスの証拠が犯人逮捕に繋がり、その手柄によって、テレンスは警部に昇進してしまう。フランキーとは結婚し、子供も授かり、ラストはめでたしめでたし。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ルーテナント(Lieutenant)=上官 という意味で映画のタイトルにある「バッドルーテナント」は、”悪い上司”という意味になりそうだ。そして、この映画は”聖書”のテーマが使われている。犯罪や薬に染まり法律違反をする主人公だが、ある正義を忘れずずっと貫いている主人公に対して、神は、決して見捨てないというようなテーマがある。この終わりよければすべて良し的なラストに、一度見終わった後も、「テレンスってどういう人間だったけ?」となぜか最初から見返したくなってしまう気になる作品。

結果、テレンスは始めは良い人間で最後もずっと良い人間だったことがわかる。しかし行いが悪く、”悪に埋もれた正義”のためちょっとわかりにくい。最後にテレンスを助ける伏線のすべてが奇跡(偶然)で、”神の力”といえる。すべての始まりは、浸水した留置所で”神に懇願する男”を助けたことが発端となっている…と思われる。)

ニコラス・ケイジ/バッド・ルーテナント

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