映画「シャッターアイランド」の感想(ネタバレ)

2011.05.05 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「シャッターアイランド」の感想(ネタバレ)



■監督:マーティン・スコセッシ
■出演者:レオナルド・ディカプリオ マーク・ラファロ ベン・キングスレー ミシェル・ウィリアムズ エミリー・モーティマー マックス・フォン・シドー

WOWOWで放送していた映画「シャッターアイランド」を鑑賞。

【映画「シャッターアイランド」のあらすじ】

ボストンの沖合に浮かぶ孤島、シャッター・アイランド。そこには心を病んだ犯罪者を収容する病院があったが、本来なら厳重な監視下にあるそこから、レイチェルという名の女性患者が失踪する事件が発生。彼女のゆくえを追うべく、連邦捜査官のテディは相棒のチャックと共に島を訪れるが、実はテディにはもう1つ重大な目的があった。というのも、彼は愛妻ドロレスを火災で失ったが、その原因を作った放火犯レディスが島にいて……!?

※WOWOWから引用

【映画「シャッターアイランド」の感想(ネタバレ)】

マーティンスコセッシ監督とレオナルドディカプリオが四度目のタッグを組んだサスペンスミステリー作品。

■映画『シャッター・アイランド』 予告



劇場公開当初の予告編CMでは、犯人は誰?的な謎説き要素の強い作品として売り出していたが、実際見てみると、触れ込みCMとのズレを感じて若干違和感を覚えてしまう。映画を観ながらCMの知識がちょっと邪魔になる。

この映画を一言で説明するなら、”精神異常患者(犯罪者)の想像世界を追体験出来る作品”といえる。

そしてタイトルにある「シャッターアイランド」という閉ざされた島の””は、精神異常患者(犯罪者)の創造世界を現実に作り上げて治療を施すという最先端?の隔離病院だ。

ただ、前フリ部分に当たる前半こそ盛り上がりに欠けるが、真相に近づく後半は編集の上手さ、ディカプリオの演技などが素晴らしく、第一級サスペンス映画に仕上がっている。

ラストは、一番信用していた主人公(レオナルドディカプリオ)が追い込まれるという、急に目線が犯人側に180度切り替わるという若干シックスセンスのようなオチだが、精神異常という病気を患者目線で体験できるという意味では素晴らしい作品。

こんな世界観で生きていたら、現実なのか妄想なのか本人では全く判断がつかない。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(「人間のすべての感覚(感情を含め)は、脳が判断している。」を始めこの映画ではセリフの隅々までかなり練られていて、興味深い内容が語られている。特に感情的になった精神異常患者に対して”トラウマ”の話から思考停止させようとする言葉巧みな会話術は、続きが気になり聞き入ってしまった。目の前の感情を無視して、直接脳に問いかける話し方(内容)は、精神病院で働くには必須なのかもしれない。)

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映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」の感想(ネタバレ)

2011.04.28 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」の感想(ネタバレ)



■監督:ミミ・レダー
■出演者:モーガン・フリーマン アントニオ・バンデラス ラダ・ミッチェル ロバート・フォスター ラデ・シェルベッジア マーセル・ユーレス ジョシュア・ルービン

WOWOWで放送していた映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」を鑑賞。

【映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」のあらすじ】

伝説の大泥棒キースは、生涯最後の大仕事としてロマノフ王朝の秘宝《ファベルジェのイースターエッグ》に標的を定めた。贅を尽くして作られた一連のエッグのうち、ほとんど見たものがいないとされる幻の2個、それがある有名宝石店の金庫室に眠っていると突き止めたのだ。キースは、地下鉄の中でダイアモンドを盗み取る鮮やかな手口を見せた同業者・ガブリエルを相棒にスカウトし、難攻不落の金庫を破るために入念な準備を重ねる。

※WOWOWから引用

【映画「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え〜」の感想(ネタバレ)】

モーガンフリーマンアントニオバンデラスという意外な面子が共演したサスペンス映画。

難攻不落の宝石店の金庫室に眠る秘宝を強奪するべく、伝説の泥棒と若手の凄腕泥棒が協力して挑むという話。

いわゆるプロの宝石泥棒らの話だが、後半に掛けて騙し合いのような二転三転するストーリーは意外と見ごたえがある。

映画「ミッションインポッシブル」ではないが、久々に厳重な金庫室に仕掛けられたレーザービームの監視を潜り抜けて…というような泥棒映画のお決まりの設定を見せられ、ハラハラドキドキ感を味わった。

この映画には、なぜかR-15指定相当の視聴制限が付けられていたが、見てみると内容とは特に関係なく、アントニオバンデラスとラダミッチェルのラブシーン(サービスショット)の描写が原因と思える。WOWOWでは、この部分にボカシの処理が加えられていた。

いつもながらセクシー俳優アントニオバンデラスのラブシーンは、結構きわどいところを攻めているなと思う。


評価 ★★★☆☆ (星3.5個)

(二転三転するストーリー展開があるが、アントニオバンデラス目線では騙され負けみたいな終わり方。それとは逆に最初からしてやったりのモーガンフリーマンだった。結局、極悪人はいないという結果で、悪い終わり方ではないが、そんなもんかなという感じのやや不満が残るラスト。監督は「ディープインパクト」「ペイフォワード」(2000年)以来作品を出していなかったミミレダー。)


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映画「バッドルーテナント」の感想(ネタバレ)

2011.04.22 Friday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「バッドルーテナント」の感想(ネタバレ)



■監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
■出演者:ニコラス・ケイジ エヴァ・メンデス ヴァル・キルマー イグジビット ファイルーザ・バルク ジェニファー・クーリッジ

WOWOWで放送していた映画「バッドルーテナント」を鑑賞。

【映画「バッドルーテナント」のあらすじ】

ハリケーン《カトリーナ》の襲来で荒廃したニューオーリンズ。刑事のテレンスは警部補(ルーテナント)に昇進するが、腰痛のために鎮痛剤が手放せなくなる。半年後。テレンスは堕落し、高級娼婦フランキーを恋人にし、ドラッグを常用し、元来の賭博好きもエスカレート。ある日、アフリカ系不法移民一家の5人が何者かに殺害され、テレンスは捜査の陣頭指揮を受け持つが、目撃者の少年に逃げられてしまうという失態をしでかし……!?

※WOWOWから引用

【映画「バッドルーテナント」の感想(ネタバレ)】

1992年製作の同名映画をニコラスケイジを主演に迎えてリメイクした作品。

ハリケーン直後、浸水した留置所に取り残された容疑者をニコラスケイジ演じるテレンス刑事が水に飛び込み助ける。その後、テレンスは警部補に昇進するが、水に飛び込んだショックで腰を痛め、鎮痛剤を手放せない体になる。

半年後、アフリカ系移民の一家5人が無残に殺される凶悪事件が発生する。

早速捜査に参加するテレンスだが、車内で薬物を吸い込んでから駆けつけるという、完全にヤク中になっていた。

薬が切れると、高級娼婦のフランキーからコカインを貰ったり、道端で薬を買っている若者を見つけては、警察だと脅し、薬を没収し、自分のものにする。またあるときは、警察の押収物として集められた保管場所からくすねてくるという完全な汚職警官になっていた。

そんななか、殺人事件に対する正義と執念は、人一倍有り、ヤク中の合間を縫ってじわじわと真相に近づいていく。しかし、テレンス自身のギャンブル癖の悪さや、恋人が娼婦ということから客のゴタゴタに巻き込まれ、借金取りに追われるはめに。

そして、ある事件がきっかけで、上から圧力が掛かり、ピストルを没収され警官としての退職間際まで追い込まれると、自分の借金を返すために、殺人事件の犯人におとり捜査の情報を横流し、コカインの密売に協力するという警官とは思えない身分にまで落ちていく。

しかし、それでも犯人逮捕には執着しており、その犯人からある証拠を取ってくると、それを境になぜか最後には、すべての物事が上手い具合に解決し、テレンスの証拠が犯人逮捕に繋がり、その手柄によって、テレンスは警部に昇進してしまう。フランキーとは結婚し、子供も授かり、ラストはめでたしめでたし。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ルーテナント(Lieutenant)=上官 という意味で映画のタイトルにある「バッドルーテナント」は、”悪い上司”という意味になりそうだ。そして、この映画は”聖書”のテーマが使われている。犯罪や薬に染まり法律違反をする主人公だが、ある正義を忘れずずっと貫いている主人公に対して、神は、決して見捨てないというようなテーマがある。この終わりよければすべて良し的なラストに、一度見終わった後も、「テレンスってどういう人間だったけ?」となぜか最初から見返したくなってしまう気になる作品。

結果、テレンスは始めは良い人間で最後もずっと良い人間だったことがわかる。しかし行いが悪く、”悪に埋もれた正義”のためちょっとわかりにくい。最後にテレンスを助ける伏線のすべてが奇跡(偶然)で、”神の力”といえる。すべての始まりは、浸水した留置所で”神に懇願する男”を助けたことが発端となっている…と思われる。)

ニコラス・ケイジ/バッド・ルーテナント

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