映画「処刑人2」の感想(ネタバレ)

2011.05.15 Sunday 洋画 アクション/SF

■映画「処刑人2」の感想(ネタバレ)



■監督:トロイ・ダフィー
■出演者:ショーン・パトリック・フラナリー ノーマン・リーダス ジュリー・ベンツ ジャド・ネルソン ピーター・フォンダ クリフトン・コリンズ・ジュニア

WOWOWで放送していた映画「処刑人2」を鑑賞。

【映画「処刑人2」のあらすじ】

コナーとマーフィーのマクマナス兄弟と2人の父親ノアが、ボストンでイタリア系マフィアのボス、ヤカベッタを殺してから8年後。逃亡先のアイルランドで静かに暮らす3人のもとに、兄弟の知人の神父がボストンで殺されたとの報せが。自分たちへの挑発だと悟った兄弟はすぐにボストンへ。2人は、ボストンで勢力を回復させたヤカベッタ・ファミリーのボスで、かつて兄弟が処刑したヤカベッタの息子コンセイシオと全面対決していく。

※WOWOWから引用

【映画「処刑人2」の感想(ネタバレ)】

悪党を銃で処刑していく衝撃作「処刑人」のパート2。

物語は8年後。クリスチャンの殺し屋(処刑人)兄弟をサポートすることになったウィレムデフォー演じるFBI捜査官スメッカーは、死んだことになり、代わりとしてジュリーベンツが有能な女性FBI捜査官ユーニスとして登場し、スメッカがやっていた謎解きをそのまま引き継ぐ。

兄弟が処刑をする→処刑方法の謎解き→実際の兄弟の処刑シーン という「処刑人」の流れはそのままに、「処刑人2」では処刑人であるクリスチャン兄弟の父親(ノア)が処刑人家業?を始めるに至った経緯とその父親(ノア)を探している元相方との話が描かれる。

「処刑人2」には、単純に処刑を楽しむノリ重視の「処刑人」とは違い、彼らのバックボーンが描かれることでより重厚さが加わった。

ただ、この映画の見どころである派手な処刑シーンやFBI捜査官の謎解き部分は基本同じなので、「処刑人」から見ていると自分としては、若干物足りなさが残る。ただ、ウィレムデフォーとバトンタッチで登場した女性捜査官を演じるジュリーベンツの癖のある話し方は、かなり病み付きになる。

噂のモーガン夫妻」のサラジェシカパーカーの声に感じたゾクゾク感がこのジュリーベンツ演じるユーニスにもある。


評価 ★★★☆☆ (星3.5つ)

(「処刑人2」になり重厚感が加わり、言い意味で物語に厚みが出てきたが、個人的にはこの路線で仕上げていけば、「バットマンビギンズ」や「ダークナイト」のようなダークヒーローの傑作にもっと近づいたような気がする。「処刑人」では、軽いノリが映画に合っていたが、パート2になり、重厚さが加わったため、映画全体を通してのバランスが大分崩れてきた。パート1では良しとされた兄弟らの悪ノリが、2では逆に邪魔になっている。ラストは、ウィレムデフォー(スメッカ)が生きており、続編を感じさせる終わり方だが、第3弾はどうなるのか!?)

処刑人II

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映画「処刑人」の感想(ネタバレ)

2011.05.02 Monday 洋画 アクション/SF

■映画「処刑人」の感想(ネタバレ)



■監督:トロイ・ダフィー
■出演者:ショーン・パトリック・フラナリー ノーマン・リーダス ウィレム・デフォー ビリー・コノリー デヴィッド・デラ・ロッコ デヴィッド・フェリー

WOWOWで放送していた映画「処刑人」を鑑賞。

【映画「処刑人」のあらすじ】

敬謙なクリスチャンのマクマナス兄弟は、行き付けの店でロシアン・マフィアといざこざを起こし、相手を殺してしまう。警察に自首した2人はその夜、悪を一掃せよとの神の啓示を受ける。正当防衛で不起訴となった2人は武器を揃え、今度はイタリアン・マフィアの会合場所を襲撃。マスコミや市民は、法で裁けない悪党を滅ぼした犯人を“聖人”と呼んで喝采をおくる。一方、FBIの敏腕捜査官スメッカーは、着々と犯人に迫っていく。

※WOWOWから引用

【映画「処刑人」の感想(ネタバレ)】


クリスチャンのある兄弟が街にのさばる極悪人(マフィア)を神に代わって自らの拳銃で処刑していくという過激な作品。

殺戮シーンは、かなりハードだが登場人物のキャラクターが明るいため映画の雰囲気は意外とポップ。なんとなくやり取りはフランス映画のノリを感じる。

これだけだとよくありそうな映画だが、この映画では、殺戮アクションにプラスして、謎解きの要素も入れている。

兄弟がマフィアを処刑するため現場に行くと、急にシーンはFBIのやり手捜査官ウィレムデフォー演じるスメッカが登場し、兄弟が処刑を行った殺害現場を実況見分しているシーンに変わる。そして、実際の兄弟がどのように処刑を行っていたか、殺害現場からその変わった殺害方法を推測していく。

スメッカの推測が終わると、兄弟の実際の処刑シーン(過去)に移り、答え合わせという感じになっている。この凝った編集は良く飽きさせない。

ただ、このスメッカの推理だが、兄弟の殺戮シーンにも一緒にスメッカが登場し、まさに彼らがこんな感じで行っていたであろう風に、兄弟の隣で銃を撃つマネをするのだが、これがパロディにしか見えず、笑えてしまう。スメッカ邪魔だよ(笑)

こんな感じでこの映画は、ウィレムデフォーがかなりでしゃばっていて役としては一番おいしい

潜入のためとはいえ、ガーターを穿いて女装したり、マフィアの男とディープキスしたりと違う意味でかなり体を張っているが、この女装がまた気持ち悪い。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(エンドロールでは、悪人を処刑していくヒーローについてどう思うか?という街頭インタビュー(生?)が収録されているが、賛成派や否定派、ノーコメントの者など、意見が分かれているのが面白い。悪人は法で裁くべきか、それとも神の考えを引き受けたヒーローが裁くべきか、この答えは難しい。)


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映画「シャーロックホームズ」の感想(ネタバレ)

2011.04.12 Tuesday 洋画 アクション/SF

■映画「シャーロックホームズ」の感想(ネタバレ)



■監督:ガイ・リッチー
■出演者:ロバート・ダウニー・ジュニア ジュード・ロウ レイチェル・マクアダムス マーク・ストロング エディ・マーサン ケリー・ライリー

WOWOWで放送していた映画「シャーロックホームズ」を鑑賞。

【映画「シャーロックホームズ」のあらすじ】

1891年のロンドン。若い女性が次々と誘拐され、儀式を思わせる不気味な手口で殺される事件が発生。私立探偵ホームズと相棒ワトソンはスコットランド・ヤードと連携し、邪悪な黒魔術を操る犯人、ブラックウッド卿を逮捕。だがブラックウッド卿は死刑の直前、すぐに復活すると言い残す。その後ブラックウッド卿が甦ったとの報せがホームズたちに届いたのに続き、世界征服をめざすブラックウッド卿は、ある秘密組織を乗っ取って……!?

※WOWOWから引用

【映画「シャーロックホームズ」の感想(ネタバレ)】

映画「ロックストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や「スナッチ」の作品で知られるガイリッチー監督が、「アイアンマン」シリーズのロバートダウニーJRと「リプリー」のジュードロウを迎えて、名作名探偵「シャーロックホームズ」を肉体派の人物として描いたアクションサスペンス。

世界で5億ドルを越える興行収入を記録する大ヒットとなった作品ですが、個人的には、最後の30分は面白いが、それ以外は、ラストへの伏線をただ散りばめただけで、視聴者としては特に先を予想して次は一体どうなる?と楽しむほど、全体像は見えずストーリーに入り込めない。

名探偵(推理)ものとして、これは頂けない。これなら名探偵コナンを見たほうが精神衛生上ずっと良い。

とりあえずラストですべての伏線の謎が解けてすっきりと盛り上がって終わるので、総合的に観ると平均点越えになりやすい作品傾向だが、なんとなく序盤から中盤に掛けて、感情移入することなく、ただ伏線映像をだらだら見させられていたあの時間は一体なんだったのか?と注文をつけたくなってしまう。

一応大人なのでこういう目くらましには、もう騙されない。

あと、上手い具合にアクションシーンやスペクタクルシーンが途中に入り込み画の雰囲気は盛り上がるので、ストーリーのよくわからなさを一瞬忘れがちだが、結局のところ、見終わってみたら、船のスペクタクルシーンとリモコンの最後のオチ以外は何も残っていない。

っということで最後でパズルが完成するストーリーはあってないようなもの。


評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

(ガイリッチーはやっぱりこういう派手な売れ線狙いの映画は監督しない方が良い。持ち前のスタイリッシュな編集がなぜか鼻についてマイナスだ。「スナッチ」や「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のような地味で目線の多いマニアックな映画をもっと作り続けるべきだと思う。あんまりこういうことは言いたくないが、この映画は、ヤフーレビュー低評価を付けている人が正しい。高評価は製作者にかなり騙されている。普通に見てて視聴者置き去りにされる推理ドラマはやっぱ違う。目的がズレているとしか言いようがない。今回はあえて厳しく☆ひとつ。)

ロバート・ダウニーJr./ジュード・ロウ/シャーロック・ホームズ

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映画「レギオン」の感想(ネタバレ)

2011.04.01 Friday 洋画 アクション/SF

■映画「レギオン」の感想(ネタバレ)





■監督:スコット・スチュワート
■出演者:ポール・ベタニー ルーカス・ブラック タイリース・ギブソン エイドリアンヌ・パリッキ チャールズ・S・ダットン デニス・クエイド

WOWOWで放送していた映画「レギオン」を鑑賞。

【映画「レギオン」のあらすじ】

モハヴェ砂漠の真ん中に立つ寂れたダイナーで、1人の老婆が突如凶暴化して人々に襲いかかり、すっかり店内はパニック状態に。とそこへ大天使ミカエルと名乗る男が大量の武器を抱えて登場。実はなんと、堕落した人類を見限った神が天使軍団“レギオン”を遣わして人類を絶滅させようとしているが、自分は人類の味方として彼らと闘うつもりだと、男は切迫した事情を説明する。かくして人類存亡をかけた壮絶な闘いがいま始まる……!

※WOWOWから引用

【映画「レギオン」の感想(ネタバレ)】

神が人類に愛想を尽かし見限ったことで、人類に滅亡の危機が迫るという”聖書”の中でもよく語られる人類の破滅が描かれる作品。

都市部と孤立する砂漠(レストラン)が舞台になるが、そこにたまたま集まってきた人々に、テレビの映像が急に砂嵐になり”これはテストではありません”という緊急アナウンスが出たり、電話が突然通じなくなったり、外部の異変がじわじわと起き始める。

その後、歩行機を押すおばあさんがお店に来店すると、急におかしな言葉を言い放つと、客に襲い掛かる。あきらかに人間とは異なる動きをするイカレたおばあさんを何とか退治すると、その後パトカーに乗った一人の男が現れ、それとともに人類破滅へのカウントダウンが始まっていく。

B級映画だが、じわじわ迫ってくる演出はなかなかで、妊婦の子供がキリスト的救世主の役割を担っていたりと物語は意外と深みがある。聖書のストーリーを知っている方がより楽しめる。

雲だと思っていたのものが、近づくと大量の虫だったところは、旧約聖書のある部分を思い出すし、妊婦が救世主の子を宿しているところは、新約聖書のマリアがキリストを産み落とすところだと思われる。

神に仕える天使ミカエルと天使カブリエルが登場し、捨てる神が居れば拾う神もいるというように、人類を破滅させる天使と人類を救おうと手助けするため人々と共に戦う天使など、天使同士の対立などもある。

なぜ天使なのに人間が作ったと思われる武器を使っているなど、ところどころ突っ込みどころはあるが、個人的には、もっと肉付けして3部作にしても全然見られる作品だと思った。

この映画を観ると、なぜかジェームズキャメロンの映画「ターミネーター」シリーズを思い出すのだが(特に砂漠を車で走らせるラストのシーンは、ターミネーターのサラコナーのシーンだ)、よく考えれば、「ターミネーター」の人類滅亡の話も”聖書”の話からインスパイアされていたことがわかる。

相手がスカイネット(機械)という人類が作り出したものという違いこそあれ。未来の救世主になるジョンコナー(キリスト)がいる部分もなんとなく同じだ。ジョンコナーは神じゃないが。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(期待していなかっただけに、なかなかの良作にかなり楽しめた作品。登場人物が語る言葉にも深みがあって良い。テーマは”信じる”だが、聖書の話では、神は人類に何度も愛想を尽かし、見捨ててはいるが結局、人類は今も生きていることを考えると、神は人類をまだまだ見捨てていないということになる。真意は不明だが。)


夜寝る前に父親に言われた言葉がある。

パーシー

明日もし目が覚めなければ

今日がお前にとって地上での最後の日になる

これまでの人生を誇りに思えるか?

もし誇りに思えないなら

心を入れ替える必要がある



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映画「アーマード 武装地帯」の感想(ネタバレ)

2011.03.30 Wednesday 洋画 アクション/SF

■映画「アーマード 武装地帯」の感想(ネタバレ)



■監督:ニムロッド・アーントル
■出演者:マット・ディロン ジャン・レノ ローレンス・フィッシュバーン コロンバス・ショート スキート・ウールリッチ

WOWOWで放送していた映画「アーマード 武装地帯」を鑑賞。

【映画「アーマード 武装地帯」のあらすじ】

現金輸送車に乗って大金の護送するという危険な任務に励む新米警備員タイ。ある日、先輩のマイクから、4200万ドルという大金を自分たちで横取りしようと狂言強盗の計画を持ちかけられて思い悩むが、金の必要に迫られ、その仲間に加わることを承諾。ところが計画決行当日、不運な目撃者を射殺するという予想外の事態が生じたことからようやく正義感に目覚めたタイは、1人で大金を抱えて装甲した現金輸送車の中に立て籠もり……!?

※WOWOWから引用

【映画「アーマード 武装地帯」の感想(ネタバレ)】

マットディロンを始め、ジャンレノ、ローレンスフィッシュバーン、スキートウールリッチなどクセモノ俳優が勢ぞろいしたクライムサスペンス。

イラクから過酷な任務を終え戻ってきたタイは、現金輸送を専門に行う警備会社で働く。しかし、同僚であり面倒見の良い先輩のマイクから狂言による現金強奪の話を持ちかけられる。

そんなことはできないと一度は断ったタイだが、唯一の家族である弟と同居する家が抵当に入り、立ち退きを強いられる。その影響で弟が施設に送られしまう危機に陥ると、同僚とともに現金強奪に加わることを決意する。

狂言なので、悪人は誰もいないし血は流れないという計画だったが、当日、現金を強奪する現場を人に目撃されてしまうと、それを機に事態はどんどん悪い方向へ進んでいく…。

事態の悪化に罪の軽いうちにやめるべきだと計画から降りるタイと、最後まで強奪計画を遂行しようとする他の同僚。そして、対立が起きる。

外からの攻撃にはめっぽう強い現金輸送車に一人逃れたタイと、現金がまだ積まれている車からタイを引きずり出そうとする他の同僚。本部への定時連絡の期限が迫り焦る同僚ら、電波妨害を受け無線が届かず助けが呼べないタイ。サイレンを聞きつけて様子を見に来た警官など。

閉鎖された空間からの脱出という緊張感が意外と楽しめる。タイが強奪を決意するまでの経緯もわかりやすく、タイ目線で見れる。

評価 ★★★☆☆ (星3.5点)

(クセモノ俳優が揃っている割には、現金の盗み合い、騙しあいみたいなのがないのは、ちょっと肩透かし。もともと、友人同士の狂言強奪なので仕方ないが、その辺もあればもっと盛り上がったかも。プリズンブレイクのスクレ役でブレイクしたアマウリー・ノラスコが出演している。最近彼を良くみるようになりうれしい。現金輸送車のドアのボルトを外す細かい作業は、プリズンブレイクを思い出す。)

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映画「ウォッチメン」の感想(ネタバレ)

2011.03.29 Tuesday 洋画 アクション/SF

■映画「ウォッチメン」の感想(ネタバレ)




■監督:ザック・スナイダー
■出演者:マリン・アッカーマン ビリー・クラダップ ジェフリー・ディーン・モーガン マシュー・グッド カーラ・グギーノ ジャッキー・アール・ヘイリー

WOWOWで放送していた映画「ウォッチメン」を鑑賞。

【映画「ウォッチメン」のあらすじ】

米国では1930年代からスーパーヒーローの集団が犯罪者たちと戦ったが、彼らの多くは様々な理由でヒーローの座から退いた。次世代のヒーローたちを迎えた新集団《ウォッチメン》だが77年、条例により活動を禁止され、それぞれ新生活へ。85年、米国とソ連が核戦争に突入しかねない状況下、元スーパーヒーローの《コメディアン》が変死。元仲間のロールシャッハはその背後に陰謀を感じ、元《ウォッチメン》たちの周辺を独自に調べる。

※WOWOWから引用

【映画「ウォッチメン」の感想(ネタバレ)】

同名アメリカンコミックの映画化作品。

アメリカンコミックの映画化というとサムライミ監督の「スパイダーマン」シリーズとクリストファーノーラン監督の「バットマン」シリーズ(ダークナイト)がアメコミからの映画作品としては、良作として記憶に残っているが、個人的にこの映画「ウォッチメン」を見たら、以下の2作品は霞んでしまった。

もちろん映画の好みの問題もあるが、人間とは?罪とは?平和とは?正義とは?神とは?という哲学的なテーマが好きな人はこの映画「ウォッチメン」はかなり良くできた物語だと思う。

アメリカとソ連の核戦争がテーマにあげられる中で、物語は淡々と事実があきらかになると、世界、地球規模で人類の危機が進んでいく。

この「ウォッチメン」では、ヒーローが複数いるという設定で、”ファンタスティックフォー”と似ている部分はあるが、この映画の良さは、ヒーローの強さが全く異なるところだと思う。

ファンタスティックフォーは、それぞれ4人が違う能力を持ってはいるが、4人の力関係は、使い勝手は違うものの、強さと言う部分では大体均衡しているといえる。暴走したヒーローを他のヒーローが止めることは可能な範囲だろう。

しかし、「ウォッチメン」では、人間離れした力を持つヒーローが各種いるが、結局のところ強くても銃で撃たれたり、高いところから落とされれば死んでしまうヒーローが大半をしめる。

そんななかでも、ヒーロー同士が協力しても一人のヒーローに勝てない、銃の弾を受け止めてしまう位、とてつもなく強いヒーローもいる。

だが、そんなヒーローですら、無に等しい地球そのものを破壊できてしまうほど、強大なエネルギーを持つヒーローもいるという、ヒーローレベルが各種全く異なっている。

っということで、こんなごちゃ混ぜのパワーを持つ正義のヒーローたちがそれぞれの正義を貫こうとするところが、この映画の面白さと考えさせられる部分になってくる。

例えば、全くパワーが劣るヒーローもいるが、普通の人間よりかは、はるかに強さを持っているため、地域の治安や犯人逮捕などに積極的にその力を使い、身近な市民を悪から守っている。

しかし、もっと強く頭の良いヒーローは、世界規模で正義を行おうとする。財力を手にすると、石油に変わる新たなエネルギーを開発し、資源を求める戦争を根本から無くすために活動する。

一方巨大なパワーを持つヒーローは、すべての出来事が自分の力で”無”にも”有”にも出来るわけで、自らは、人間が望む最良の方向性を決める最後の一手を打つという役割が、彼の正義になる。

しかし、”正義”と一言で言っても、人それぞれの考え方次第で、目指す”ゴール”は同じでも、行きかた(やり方)は、それぞれ違う。

人類の危機のためなら、犠牲は仕方ないと考えるヒーローもいれば、一人の犠牲すらもダメだというヒーローもいる。この辺の違いが、ヒーローを苦しめる。

国を見れば一人の人は見えなくなり、一人の人だけ見ると国としては機能しなくなる。このはっきりとした区別がない混沌とした世界で生きているなかで、人は何をするべきか?というのが、この映画の大きなテーマとしてあるような気がする。

この映画はマンガが原作とは思えないほど、懐が深い。

また、”罪”という解釈の判断も相当難しいことがわかる。”罪”=””その罪から出たる結果”も踏まえると、”罪”という概念は”存在”はしても、”罪”自体がなんなのかよくわからなくなってしまうような錯覚がある。※コメディのレイプの”罪”について。

評価 ★★★★★★★★★★ (星10個)

(この映画は、映像、音楽、物語、すべてが高マッチしている。特に何でも出来るヒーローの世界観は素晴らしく美しい。この映画で音楽が使われていた、ビートルズジミヘンドリックスはあらためて偉大だと思う。っということでこの映画はサントラもおすすめ。具体的な答えがない哲学的な問題に頭を悩ましたい人におすすめの映画。)


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映画「TEKKEN 鉄拳」の感想(ネタバレ)

2011.03.27 Sunday 洋画 アクション/SF

■映画「TEKKEN 鉄拳」の感想(ネタバレ)



■監督:ドワイト・H・リトル
■出演者:ジョン・フー ケリー・オーヴァートン ケーリー・ヒロユキ・タガワ イアン・アンソニー・デイル カン・リー ダリン・デウィット・ヘンソン ルーク・ゴス タムリン・トミタ

WOWOWで放送していた映画「TEKKEN 鉄拳」を鑑賞。

【映画「TEKKEN 鉄拳」のあらすじ】

近未来。世界を牛耳る巨大財閥の1つ、三島財閥が本拠を置くTEKKENシティ。その塀の外に広がるスラム地区で暮らしていた青年・仁は、あるとき三島財閥の私兵・鉄拳衆によって母を殺されてしまう。かつて同財閥で働いていた母の殺害を命じたのは総帥・平八に他ならないと確信した仁は復讐を誓い、シティへと潜入する。財閥の主催する《鉄拳トーナメント》出場を果たした仁は、死闘を繰り広げながら組織の中枢へと近づいていく。

※WOWOWから引用

【映画「TEKKEN 鉄拳」の感想(ネタバレ)】

対戦型アクションゲームで人気の「鉄拳 TEKKEN」の映画化。

基本的には、以前にもゲームを映画化した同じ対戦型ゲーム「ストリートファイター」シリーズと方向性は同じで、似たような出来。

ウィキペディアで調べると日本で人気のゲームの映画化というわりに、日本での最初の週末興行収入は600万円という、日本におけるワーナーの史上最低を記録したという、大コケの作品らしい。

個人的には、大コケしたというわりには、それほど悪くない作品だと思う。ただ、この映画を映画館で見るか?と言われれば、確実にNO!と返答したい。

「一八」(かずま)という日本名がついているのに普通に俳優は白人だったり、主役の仁も”ジョンフー”というアジアの雰囲気があるアメリカの俳優が演じていたり、はたまた主役は日本名がついているのに、扱う武道は、空手ではなく、なぜかカンフーだったりと、ツッコミどころは満載。

ラストは、死んだと思われた三島財閥の”三島平八”が生きていて、次回作を臭わす終わり方だったが、大コケでは、次回作もないだろうと思う。

評価 ★★★☆☆ (星3.5点)

(スラム地区から市民代表として”鉄拳”という格闘トーナメントに出場することになった、主役の仁だが、スラム地区ではかなり人望があり、試合中にスラム地区の人たちが見かけによらず自分のことのように応援するのだが、その応援魂に結構うるっときてしまう。この主役を演じているジョンフーは、映画「ドラゴンボールエボリューション」の悟空役に似ているが別人だ。ちなみにこのジョンフーは、ドラゴンボールの新作に出演するらしいという噂もある。ガセネタらしいが。)


TEKKEN −鉄拳−


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映画「12ラウンド 復讐のデスマッチ 」の感想(ネタバレ)

2011.02.27 Sunday 洋画 アクション/SF

■映画「12ラウンド 復讐のデスマッチ 」の感想(ネタバレ)



■監督:レニー・ハーリン 
■出演者:ジョン・シナ  エイダン・ギレン アシュレイ・スコット スティーヴ・ハリス ブライアン・J・ホワイト

WOWOWで放送していた映画「12ラウンド 復讐のデスマッチ 」を鑑賞。

【映画「12ラウンド 復讐のデスマッチ 」のあらすじ】

ニューオーリンズ市警の刑事ダニーは、極悪非道なテロリストのマイルズを必死の追跡の末に逮捕するが、その捕物劇のさなかにマイルズの恋人が過って命を落とし、彼の逆恨みを買うはめに。復讐心に燃えるマイルズは、やがて脱獄するとダニーの恋人モリーを人質として拉致し、街のいたるところに仕掛けた12の罠を無事制限時間以内にクリアしないと、彼女の命はないぞと、ダニーに対して恐るべき挑戦状を突きつけるのだった…。
※WOWOWから引用

【映画「12ラウンド 復讐のデスマッチ 」の感想(ネタバレ)】

最近ヒット作がない「クリフハンガー」「ダイハード2」のレニーハーリン監督がWWE所属のプロレスラーで俳優のジョンシナを迎えたアクション大作。

内容は、ジョンシナ演じる警官ダニーに逮捕されたテロリストが、逮捕時に一緒にいた恋人を失った逆恨みから、1年後に刑務所を脱獄すると、警官ダニーに復讐を始める。

犯人からタイムリミット付きの無理難題ゲームを押し付けら、それに主人公が翻弄されるという流れは、「ダイハード3」や「スピード」といった映画を彷彿する。

カーアクションをはじめエレベーターアクション、ヘリコプターアクションなど都会で出来る緊張感のあるアクションが盛りだくさんで、なんとなく、この主役の適役は”ブルースウイルス”(マクレーン刑事)なんじゃないかと思うほど、「ダイハード3」のあるシーンが何度も頭を過ぎった。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(派手なアクション満載なので映画館(ホームシアター)向きの映画。テレビで見てしまうと迫力の部分でかなり劣ってしまうので、大画面とサラウンドは必須ですね。頭をからっぽにしてアクションに身をゆだねたい人におすすめ。

「クリフハンガー」のレニーハーリン監督ということなのか、ビルの屋上からヘリに飛び移るシーンを見て「クリフハンガー」のスタローンを思い出した。この映画は、映画を観ながら他の映画を思い出すという変な作品でもある。そして、ヒロインに起用しているアシュレイスコットもヒロインという役にしては、微妙な可愛さ。タイトルに12ラウンドと言われているので、途中であと○ラウンドとストーリーの量を予想できてしまうのは痛い。)


12ラウンド 特別編

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映画「ダレン・シャン〜若きバンパイアと奇怪なサーカス〜」の感想(ネタバレ)

2011.02.23 Wednesday 洋画 アクション/SF

■映画「ダレン・シャン〜若きバンパイアと奇怪なサーカス〜」の感想(ネタバレ)



■監督:ポール・ウェイツ 
■出演者:クリス・マッソグリア 渡辺謙 ジョシュ・ハッチャーソン ジョン・C・ライリー ジェシカ・カールソン マイケル・セルヴェリス  レイ・スティーヴンソン  パトリック・フュジット  ウィレム・デフォー

WOWOWで初放送していた映画「ダレン・シャン〜若きバンパイアと奇怪なサーカス〜」を鑑賞。

【映画「ダレン・シャン〜若きバンパイアと奇怪なサーカス〜」のあらすじ】

優等生の少年ダレンは、親友スティーブに誘われ、奇妙な見世物サーカス《シルク・ド・フリーク》に足を踏み入れる。クモ好きのダレンはそこで一座の1人、クレプスリーが操る毒グモに魅せられ、思わず盗みだしてしまった。だが翌日、逃げ出したクモにスティーブが噛まれ、瀕死の状態に陥る。解毒剤を求めてクレプスリーを訪ねたダレンだったが、彼が出した交換条件は、ダレンがハーフ・バンパイアとして彼の助手になることだった。

※WOWOWから引用

【映画「ダレン・シャン〜若きバンパイアと奇怪なサーカス〜」の感想(ネタバレ)】

ヴァンパイアに憧れる不良の友人と毒グモに咬まれ瀕死になtってしまったその友人を助けるために自らヴァンパイアの道を選んだ優等生の主人公がのちに敵対するヴァンパイアの種族として現れた友人と再会し、死闘を繰り広げるヴァンパイアアクション映画。

ヴァンパイア映画というと最近では、ヴァンパイアとの禁じられた恋を描く「トワイライト」シリーズが人気ですが、奇しくもこちらも同じバンパイア映画で出てくるクリーチャーは異なるものの、人間の血に飢えるヴァンパイアという基本路線は同じため、これといって新しさは感じられず。ヴァイパイア同士が、考えの違いで休戦、敵対しているところもかなり似ている。

ちなみに、原作(著者ダレンシャン)は、全13巻ほどある大作なので、2時間弱の映画ですべて描ききれるはずもなく、主人公達がバンパイアになるきっかけの導入部分に絞られ、最後は、続編を臭わすような終わり方。(今のところ続編のアナウンスはない)


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この映画「ダレンシャン」で唯一以外だったのが、日本の渡辺謙が特殊メイク?をして出演していることですね。それ以外は、仲の良い友人同士がのちに敵対してしまうあたりは、少しスパイダーマンっぽさもうかがえる。(ウィレムデフォーも出演しているし)


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ヴァンパイア映画というわりには、流れる音楽もロックなものでノリは意外と軽い。そのため気軽に見れるが、世界観に浸るほど引き込まれることもあまりない。可もなく不可もなくといった微妙な映画ですね。不良の友人があっさりと悪に落ちては、主人公の家族にまで手を出してしまうのもどうだろうか…。ちょっと気まずいだろう。)

ダレン・シャン〜若きバンパイアと奇怪なサーカス〜


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映画「マッハ!弐」の感想(ネタバレ)

2010.12.22 Wednesday 洋画 アクション/SF

■映画「マッハ!弐」の感想(ネタバレ)



■監督:トニー・ジャー パンナー・リットグライ 
■出演者:トニー・ジャー ソーラポン・チャートリー ダン・チューポン ペットターイ・ウォンカムラオ

WOWOWで放送していたタイ映画「マッハ!弐」を鑑賞。


【映画「マッハ!弐」のあらすじ】

アユタヤ王朝の侵略が進んだ時代のタイ。ある東の王国では家臣ラーチャセーナのクーデターによって国王とその妻が殺され、息子ティンは山賊のリーダー、チューナンに救われる。山奥で山賊たちと暮らしながらティンは、ムエタイをはじめありとあらゆる格闘技を学んで一流の戦士に成長していく。彼はまたチューナンを親のように慕い、チューナンもまたティンを自分の後継者にと意識。やがてティンはラーチャセーナへの復讐をめざす。

※WOWOWから引用

【映画「マッハ!弐」の感想(ネタバレ)】

数年前にトニージャーのガチンコ格闘アクションで話題になったタイ映画「マッハ」の続編「マッハ2」ですが、今回は現代ではなく、アユタヤ王朝時代という過去の話。

すでに現代では格闘はやりきったからなのか、この「マッハ2」では、設定を過去にして、刀や三節棍(さんせつこん)など多彩な武器が登場する。

個人的に一番のこだわりは、タイというだけあってトレードマークの動物の象を使ったアクションがすごい。正面から象に向かって走っていき、象の牙に足を乗せて、そのまま3M位ある象の上に乗ったり、10〜20頭の象を歩かせ、そのうえを飛び歩いたりする。

それ以外にも象の足元の間を入ったり出たりしながらの格闘アクションなどもあるが、象が急に暴れて人間を踏みつけやしないだろうか、そっちの方が心配になる。象はしつけられているのか、じっと落ち着いている。

物語は、国王の両親を目の前で家臣に殺された主人公が、格闘技に精通する山賊が住む山村の総長に助けられ、そこで格闘を習い、両親の殺した家臣へ復讐をするという単純な話なのだが、タイ映画の独特なテンポに意外と理解するまで時間がかかる。

ラストは、主人公が格闘を教えてもらった総長が両親を殺した直接の犯人(暗殺者)で、主人公に情を感じた総長は自らの命を犠牲にして、主人公に殺されることを選ぶ。

しかし、裏切り者の家臣には、兵に取り囲まれ、主人公の復讐はあと一歩で果たせず終了する。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(アクション映画にしてはすっきりとしない意外なラストに拍子抜け。しかし、格闘アクションは、ガチンコで普通に顔面を蹴ったり、かなり高い位置から落ちたりして、体を張っている。前作では、危険すぎてかなりスタントマンがケガしていたという触れ込みがあったが、今回の作品も話は聞かないが、かなりケガしてると思う。さすがムエタイの国。)

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