連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)

2018.04.08 Sunday WOWOW ドラマ

■連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)



■監督:-
■出演者:織田裕二 岸谷五朗 松嶋菜々子 古谷一行 ユースケ・サンタマリア 瀧本美織 駿河太郎 小林且弥 三浦誠己 利重剛 松尾諭 小市慢太郎 本田博太郎 勝部演之 田島令子 山本圭 甲本雅裕 西田尚美 宇梶剛士 光石研

WOWOWで放送していた連続ドラマW「監査役 野崎修平」を鑑賞。

【連続ドラマW「監査役 野崎修平」のあらすじ】

おおぞら銀行地蔵通り支店長の野崎修平(織田裕二)のもとに支店閉鎖の通達が下った。出向を覚悟していた野崎の次なる異動先は、役員昇格となる監査役への就任だった。就任後の野崎に1枚のメモが届けられる。それにはタニダエージェンシーという企業を調査するように書かれていた。調査を始める野崎だったが、かつての部下だった阿部龍平(ユースケ・サンタマリア)から調査をやめろとの指示が下る……。

WOWOWから引用

【連続ドラマW「監査役 野崎修平」の感想(ネタバレ)】  

 

原作・周良貨、漫画・能田茂による同名漫画「監査役野崎修平」を織田裕二主演で実写ドラマ化した作品。

 

織田裕二がWOWOWで主演していた連続ドラマを見つけたので見てみた。

 

後から知ったが、マンガが原作(原作小説をマンガからのドラマ化)のジャンルが金融モノ(銀行での派閥闘争)だった。

 

個人的には好き好んでは、たぶん読んだり見たりしないタイプの堅いドラマではあったが、主演の織田裕二見たさで見始めたら、これがかなり当たりのドラマだった。

 

今、プリズンブレイクも同時並行で見ているが、プリズンブレイクに負けじとこちらも見始めると先が気になる、かなりよく出来たドラマ。たぶんここ最近(記憶にある2018年で)自分が見たドラマ(映画もあわせて)では確実にナンバー1。

 

脚本(ストーリー)も面白いし、クセのあるキャラクター達(俳優)が脇を固めていて先が読めない。

 

そこに織田裕二演じる踊る大捜査線の青島を彷彿とするような正義感が強い監査役の野崎が、時にはヤクザに脅されたり、暴行されたりしながらも真正面から銀行内の不正に立ち向かっていく。

 

今の時代にはあまり見ないそのまっすぐな正義感に久々に見ながら熱くなった。

 

最近こういう人間臭いドラマはなかった。なんだかんだ言いつつも正義が勝つというお決まりの流れは保っているので、報われる爽快感もある。※最後は別として。

 

このドラマ、仮に地上波で作られていたら、毎週視聴率に左右されて、どんどん骨抜きにされてしまっていたと思う。

 

視聴率をほぼ気にしなくて良いWOWOWで作れたことで(たぶんすべて作り終わってから放送していると思う)、最初から最後までテンポが変わらず安定している。

 

全8話ほどあって地上波のドラマ並みに結構長いWOWOWの連続ドラマだが、その長さを全く感じない。面白いドラマだと、時間が気にならない。

 

出演者も話題性や人を呼び込むためのジャニーズやアイドルを使っていないので、俳優が出てきてあれ?という感じやがあったり、女優やアイドルが見たいために見てるようなこともなく、ただストーリーに集中できる。

 

WOWOWは映画ばかり見てたが、意外と日本のドラマも捨てがたい。自分が見ていないだけでいいのがある。

 

それと、久々にWOWOWのドラマを見て思ったが、制作費の面でも地上波ドラマに全く負けていない事を知った。

 

有料放送といえどWOWOWだから、もっとチープ感を感じる内容になってるのかと思ったが、どこから資金を調達してきたのか、エキストラとかも数百人規模で集めてたり、株主総会のシーン等、実際にやってそうなホールのサイズ感でやっていて映画並みの迫力と説得力がある。

 

また失敗が許されないような長回しシーン等(株主総会直後の休憩室)もチャレンジしていて、見ているこっちにも緊張感が伝わってくる。織田裕二が水をがぶ飲みした後のシーンが結構長い。あそこ、後で演じる俳優が失敗したら、最初に戻って織田裕二がずっと水をがぶ飲みし続けなきゃいけないと思う。

 

あそこは、かなり気合の入ったシーンだし、それ以外にも魂をぶつけるような織田裕二の力のこもった体当たりの演技が光り(演技が上手いかは別にして)、このドラマに賭ける織田裕二の情熱や覚悟を感じる。

 

その甲斐あってか、このドラマは稀に見る当たりドラマになったと思う。

 

 

 

評価 ★★★★★ (星5つ)

 

(まとめ:原作マンガを知らなくても十分楽しめる織田裕二主演の経済ドラマの良作。今のところDVD発売などのアナウンスはないので、WOWOWの再放送でしか見ることは出来ないドラマになっているが、再放送してるのを見つけたら、ぜひチェックしてみると良いです。このドラマはおすすめです。最初の方のユースケサンタマリアと織田裕二のやりとりは完全に踊る大捜査線の延長に見えてしまうのは、あえて意図してると思う。岸谷五郎の役どころもナイスキャラで、あんなやつが銀行の専務にいるのかとツッコミどころもあるが、マンガっぽいあんな役がいるのにギャグにならず、そのまま通じてしまうこのドラマの懐の深さもすごい。)

 

 

あらゆる権力は

 

腐敗する

 

-?

 

 

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映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想(ネタバレ)

2018.04.01 Sunday 邦画 ラブストーリー/恋愛モノ/青春

■映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想(ネタバレ)


■監督:三木孝浩
■出演者:福士蒼汰 小松菜奈 東出昌大 山田裕貴 清原果耶 大鷹明良 宮崎美子

WOWOWで放送していた映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を鑑賞。

【映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のあらすじ】

京都の美大に通う高寿は、いつも通りに大学へ向かう電車の中で愛美と出会い、ひと目見た瞬間、恋に落ちる。勇気を振り絞って声を掛け、また会う約束を取り付けようとした高寿だったが、それを聞いた彼女は突然涙してしまう。愛美のこの時の涙の理由を知る由もない高寿だが、不器用な自分を受け入れてくれた彼女にますます惹かれていく。そして初めてのデートで告白した高寿は、OKをくれた彼女との交際をスタートさせるが……。

WOWOWから引用

【映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想(ネタバレ)】  

 

七月隆文の小説を「アオハライド」の吉田智子脚本&三木孝浩監督が福士蒼汰と小松菜奈共演で映画化したというラブストーリー。
 

最近ずっと海外ドラマばかり見てるので、気分転換に邦画のラブストーリーモノを選んでみた。

 

出演が福士蒼汰と小松菜奈という人気若手俳優共演ということで、多少の期待を持ってみたが、見終わってみると、感情移入も微妙で、この映画の設定を理解するのに頭をやたら使っていて、結局なんだかよくわからない映画だった。

 

とりあえず今回、その辺を振り返りながら整理したいと思います。

 

まず、いきなりネタバレになってしまうが、この作品は、小松菜奈演じるヒロインが未来からやってきた(今あるこの世界とは別の世界からやってきた)という設定。

 

これだけなら、よくあるパターンなのだが、そこにベンジャミンバトン的(ヒロインだけ大人から子供になる時間軸)な要素が加わっている。

 

男側の福士蒼汰は、子供から大人になる普通のタイム感で生きているのだが、彼女は、未来から過去へと流れる(大人から子供になる)別の時間軸の世界で生きていて、この二つの異なる世界は、5年に一度だけ(1回あたり30日間?(約1ヶ月))、お互いの世界が交わる瞬間があり、その間だけ二人が出会うことが出来るというらしい。※織姫と彦星か。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

 

映画では主に二人が20歳の時に出会った頃(重なる部分)を描いている。

 

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

簡単に状況を説明すると、彼氏にとっての彼女との初めての出会いは、彼女側(目線では)にとっては、彼氏との最後の別れの瞬間になるということらしい。※これが製作者(原作者)の言いたい(描きたい)肝心な部分でしょう。

 

このことだけを念頭に入れれば、おおまかなこの映画の設定を理解できるのだが、しかし細かくシーン(設定)を見ていくと、複雑で、頭の中で理解するには、もうなんだかよくわからなくなってくる。

 

上記の説明だけなら、そういうことねとわかるが、彼らが記憶の話を始めると、途端についていけなくなる。

 

ちなみに彼女側の記憶は、彼氏の未来は事前にいくらでもわかるが(現在20歳で彼と出会ったとき(再会したとき)、逆向きに時間が流れてる彼女の時間では、その時の時点で過去に出会っている彼の未来の姿はすべて知っていることになる)、しかし自分の未来(子供になっていく方向)はわからない。

 

なので、今の関係を継続させるためには、彼女は自分の未来(子供の頃に(過去の自分))を彼氏に託して、彼氏から未来の彼女へ情報を前もって教えてあげないといけない。

 

この辺の意味がよくわからないので二人の記憶について記号で表してみると

 

男 →ABCDEFG

 

女  A’B’C’D’E’F’G’←

 

男側は、AからGへと時間が流れるので、アルファベットが進むとそれ以前のアルファベットは男の過去の記憶として収納される。

 

しかし、女側は、G’から始まりA’へと逆向きに進んでいく。

 

彼氏にとってAの記憶の部分を”電車での彼女と初めて出会ったシーン”とすると、彼女にとって、その同じシーンA’(男側と区別するためA’とします)とすると、G’から始まる彼女にとっては、A’は、自分の未来の先端にあたり、その部分の彼女側の意味は、彼氏との最後の別れのシーンに当たる。

 

ここまではエピソードで理解できるが、男側が時間経過と共に記憶が蓄積されるのとは反対に、一緒にいる女側の方での記憶は、時間が流れるに連れてどんどん記憶が無くなっていくという設定がある。

 

ここがまたややこしい。

 

話で理解すると訳がわからないので数字に変換します。

 

この数字については、相手に関する情報量を表すことにします。

 

男 →0 5 10 15 20 25 30

 

女  0 5 10 15 20 25 30← 

 

男は、彼女と出会うことで最初0だったものが(誰?という状況から)どんどん彼女に関する情報量が増えていきます。一方、女側は、最初の時点で彼氏に対する情報(ストーカー並に)をたくさん持っているが、時間が経つにつれて、減っていき、最後には、0になります。

 

彼女にとって、この0(ゼロ)のところが、男にとっては彼女との初めての出会いのシーンであり、彼女にとっては、彼氏との最後の別れのシーンになる。

 

お互いその部分は、0(ゼロ)ではあるが、彼女は、彼氏の情報がどんどん減っていき、無くなる悲しさが最後の瞬間(彼氏にとって出会いのシーン)にあるという訳だ。

 

こう客観的に考えると、ようやくシーンの理解は深まるのだが。

 

ただ、実際は、二人が20歳以外の時にも会ってるので、彼女が最後の別れというシーンは、最後ではないのだ。記憶に覚えているという部分と、その年代では最後だけど。

 

そこがこの映画のシンプルではないところだろう。

 

もう一度、彼らの年齢を振り返ってみると、以下になっている。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

 

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

彼女は、35歳の時に彼氏の子供時代(5歳)と会って、溺れているところを助けている。彼氏にとっては、ここで彼女との出会いが始まっている。一方、彼氏側も、35歳の時に彼女(5歳)と会った時に助けている。

 

お互い、本来なら自分の未来は知らないはずだが、どういう訳か知っている。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

  ↑    端と端が繋がっている     ↓

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

その謎が、セリフにも出てくる。

 

お互いの未来と過去の端と端が実は繋がっているからだという。

 

そして、繋げるためにメモ書きの未来に起こる自分達の行動を実行することで、メビウスの輪のように、流れる時間が異なる二人の人生(世界)をつなげるということらしい。

 

この作品は、こう見ていくと設定の発想はかなり優れている。

 

よくこのめんどくさい設定をストーリーに載せて形にしたなと思う。発想は思いついても、ストーリーにするのがめんどくさい。

 

だが、この作品、設定は優れているが、いち人間の視点に立つと、二人の人間味(共感)があまり描かれていなくて(伝わりにくいのか)、恋愛映画として感情移入がかなり微妙だ。

 

設定がややこしいために、それ用の説明セリフが多く、恋愛映画で肝になる、男女のやりとり(シーン)における、ドキドキするような良さはあまり感じない。最初の電車での出会いが一番のピークで、それ以降は、関係が馴れ合いになってしまい、親密度の深まりを見て楽しめる感じがない。

 

それと、現実的に考えると、お互い35歳の時に5歳の子供を助けて、その子供とのちに付き合うというのは、ロリコンっぽい話ではある。

 

お互い20歳の時の話は、すごい美談で良いのだが、男が25歳の時に15歳の学生の彼女を説得するシーンは、どうも危険な香りがしちゃう。

 

しかも、子供の時に会って以来、いきなり会って相手を信用できるのかという疑問もある。年を重ねるにつれ価値観も変わるだろうし。

 

それにこの作品、相手の未来を知ってるということで言えば、いつ誰が死ぬかとかも知っていないといけないが、そういう類の話が一切ない。最初に出たけど、知らないうちにうやむやになっている。

 

彼氏側の家族と会ったときになんとなくそういう空気感のような感じはあるが、特にエピソードとして語らない。

 

自分が彼氏だったらまず、そこが一番気になる。

 

そういう基盤の上にストーリーが乗っかっていないから、話がどうも薄っぺらくみえる。

 

人間は死が前提にあるから、運命に左右されるという部分で悲しみがあるのだが、そこが描かれていないので説得力がない。

 

男 5歳→10歳→15歳→20歳→25歳→30歳→35歳

  ↑    端と端が繋がっている     ↓

女 35歳←30歳←25歳←20歳←15歳←10歳←5歳 

 

上記の輪で言えば、なぜ5歳から35歳という悩みが少ない時期でのみ回っているのか。

 

誰もが、黒板に記された?あの重なる輪を見たときに、なぜそれ以降の年が除外されてるのか。

 

35歳以降はどちらかが死んでしまうのか、その辺がもっと具体的に話として出てくれば、この20歳という時代で一緒にいることにより価値が生まれたのにと思う。

 

そんなことを深く考えちゃうとこの作品やっぱ無理だなと。逆向きの時間という概念も実際考えるとどういう状態なのかよくわからないし。

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:作品の完成度(設定)は非常に高いが、恋愛映画としての面白さが薄い微妙作品。ストーリーは良いのに恋愛映画として見ていて惹きつけられない部分は、出演者の福士蒼汰と小松菜奈の二人の演技にもあると思う。演出もあるだろうけど。福士蒼汰は、まーあれでしょうがないとして、未来から過去を生きているという難役を担っている小松菜奈がただの不思議ちゃんの域から出ないのは問題だろう。二人とも他の映画では、魅力が出てたが、この作品に関しては、なんかビジュアル的イメージだけが維持されてるだけで人間味が出てない。結局のところ映画は完成度(設定)も大事だけど、登場人物に感情移入が出来るかどうかだな。感情移入できれば多少の細かい部分はどうでもいい感じになる。)

 

 

月は毎年4cmずつ

 

離れてってる

 

-?

 

 

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海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン3」の感想(ネタバレ)

2018.04.01 Sunday 海外ドラマ

■海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン3」の感想(ネタバレ)



■監督:-
■出演者:ウェントワース・ミラー/ドミニク・パーセル/ウィリアム・フィクトナー/アマウリー・ノラスコ/ロバート・ネッパー

WOWOWで放送していた海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン3」を鑑賞。

【海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン3」のあらすじ】

パナマで逮捕されたマイケルは、世界中の極悪人が集まる拘置所ソーナに収監される。ボスのルチェロは、この無法地帯でのルールをマイケルたちに教え込む。それは、囚人間のトラブルは武器を使わずどちらかが死ぬまで戦う決闘によって解決するというものだった。そしてマイケルはルチェロの子分に泥棒のぬれぎぬを着せられ、決闘をするはめに。一方、リンカーンはサラとLJを救うため、ある女から条件を突き付けられ……。

WOWOWから引用

【海外ドラマ「プリズン・ブレイク シーズン3」の感想(ネタバレ)】  


ウェントワース・ミラー主演の大ヒット海外ドラマ「プリズン・ブレイク」の第3シーズン(全13話)。

セカンドシーズンが見終わったので、続けて第3シーズンも見てみた。

「プリズンブレイク」は、なんだかんだいっても見始めると止まらなくなる。

今までは数ヶ月分位録り貯めていたモノ(去年の12月位に放送開始)を消化していたが、どんどん見ていくうちにWOWOWで毎週放送してる回にまで追いついてしまった。

まさか放送に追いつくとは思わず、全部放送が終わってから見始めればれば良かったと多少後悔。

それでシーズン3の感想だが、シーズン1は脱獄編(刑務所生活)、シーズン2が逃亡編だとすると、シーズン3はマイケルが逮捕されたことで再び脱獄編(刑務所生活)となる。

シーズン2を見て思ったが、プリズンブレイクは、やはり刑務所にいる方が断然面白い。

しかも、今回は、フォックスリバー刑務所では看守長だったベリックも囚人、さらにマイケルを追っていたFBI捜査官のマホーンまで囚人と、もともとマイケルを追いかけてる側の人間がみんな一緒くたとなってパナマの刑務所で囚人生活を送る。

そして、このシーズン3でのベリックの落ちぶれ具合(白ブリーフ一丁にまでなる)は、最高に面白い。

 

シーズン1、シーズン2とナイスなキャラクター(人間味)があるからか、人間そこまで落ちぶれるかという位の落ちぶれようは、ほぼギャグ(マンガ)の域。

ブリーフ一丁になる瞬間(エピソード)こそ、特に描かれてはいないが、いつものように初対面から調子に乗ったことが原因による(支配者に激しく抵抗してしまった)、必要以上の落ちぶれようだと思われる。

 

他のメンバー、マイケル、マホーン、ティーバッグがほとんど収監された当時の服装のまま変わっていないのは、そこの駆け引きを心得ていて、やはり上手かったのだろう。

ほんとこのシーズン3でのベリックの泥臭い人間味はひとり抜きん出ている。演じている俳優の演技が上手いというレベルではなく、もともと彼(演者)はそういう人間(ヘタレ)なんだと思ってしまうほど、ベリックという役柄になりきれている。

このプリズンブレイクは、看守から囚人と両方を経験したベリックという人間を通しても、そこにちゃんとストーリーがあり、成長や変化がみられて面白い。サラが殺されたのを知ってしみじみ語るセリフは、結構感動する。

個人的にアメリカで暮らす白人の大半が、意外とベリックみたいな人物なんじゃないかなと思う。



評価 ★★★★☆ (星4.8)

(まとめ:再び舞台が刑務所になったことで良さを取り戻したプリズンブレイクシーズン3。黒幕である”組織”がまた違った角度からあきらかになるが、大分ごちゃついている。特に新たに加わったメンバーのウィスラーのポジションは、話を盛り上げるためとはいえ彼のキャラクターが二転三転し過ぎに思う。シーズン3でドラマの良さを取り戻しつつ、どんでん返しのパターンには、ややマンネリ感が出ている。)



俺は長い間

 

囚人を監視してきた

 

それで安全な社会になると

 

信じてな

 

だがサラの死を知って

 

痛感した

 

囚人より

 

悪い人間がいるんだな

 

-?


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※いよいよ4/1(本日)PM1:30〜プリズンブレイクの最新シーズンのシーズン5がWOWOWで放送開始します。まだ見てない方はこちらからどうぞ→WOWOW_新規申込

 


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映画「アサシン クリード」の感想(ネタバレ)

2018.03.18 Sunday 洋画 アクション/SF

■映画「アサシン クリード」の感想(ネタバレ)



■監督:ジャスティン・カーゼル
■出演者:マイケル・ファスベンダー マリオン・コティヤール ジェレミー・アイアンズ ブレンダン・グリーソン シャーロット・ランプリング マイケル・ケネス・ウィリアムズ

WOWOWで放送していた映画「アサシン クリード」を鑑賞。

【映画「アサシン クリード」のあらすじ】

人類を支配する力を持った秘宝“エデンの果実”を求めるテンプル騎士団は、ついにその秘密を知るはずの人物を発見する。その名は死刑囚カラム。彼は、ルネサンス期に騎士団に立ち向かったアサシン教団の伝説的な戦士アギラールの末裔であり、アギラールこそは果実の行方を知る最後の人物だった。騎士団は遺伝子に眠る記憶を追体験する装置アニムスによってカラムの意識をアギラールと同化させ、秘宝のありかを探ろうとしていた。

WOWOWから引用

【映画「アサシン クリード」の感想(ネタバレ)】  

 

全世界売り上げ1億本を超えるという同名PS3(PS4)の人気ゲームソフトを実写映画化した作品。

 

アサシンクリードが映画化されていたようなので見てみた。

 

個人的にアサシンクリードは、PS3で発売された第一作目の「アサシンクリード」をかなり前にプレイしただけで、それ以降の作品はやっていないのでなんともいえないが、とりあえずこの映画化では、一応ゲームの中での主人公が暗殺者として活躍する目玉の中世の世界観は、それなりに再現できていると思う。

 

ただ、かなりの部分で中世の世界観の構築をCGに頼っていて(※砂煙や建物が嘘くさい)、アクションは激しくてもどこかキャラクターがその現場に生きていない感じがして、リアル感に乏しい。※最終的な映像の質感なのかもしれないが。

 

これはついこの前見たファイナルファンタジーの映画版でも感じたことだが、CG描写の場合、細部のフォーカスが緩く、細かいところが曖昧で見えづらい。

 

この映画でも中世の世界観に移るたび、鷹(の目線)となって、上空から町並みを一望しながらカメラが進んで主人公を撮影するシーンがあるが、あきらかに建物や人がCGだとわかるし、それ以外にも頻繁に背景にCG臭を感じる。

 

ゲームなら描写方法はCGで問題ないが、映画化してるのに、結局かなりの部分をCGに頼って描いてたら、どうなんだという疑問が湧いてしまう。もともと映像がない小説が原作ならCGでも良いが、すでにゲームの段階でクオリティは抜きにしてCGで描けているのに、映画でまたCGを使って描いてしまうのはどうだろうか。

 

俳優ができない危険なアクションとか、現代にはない構造物などの世界観などCGなら問題なく可能になるが、そこをあえて映画化だからこそ実写にこだわってやることに意味があると思うのだが…。

 

このゲームの主人公の暗殺者は、ファンタスティックフォーみたいなあきらかに超能力が使えるタイプの人間ではなく、アスリートタイプな人間なので余計そう思う。馬車に引きづられて、崖から落ちそうになる?シーンなんかの広角ショットは、もろCG感があるし。

 

しかも最近はCG自体のクオリティが底上げされていて、スマホゲームのCMでもこの映画に近い質感で描けてしまうので、あまり有り難味がない。

 

唯一建物をぴょんぴょん移動してる部分は実写で撮ってるが、遠くの中世の町並みの背景が映るシーンになると、どことなく合成感がわかる。

 

あと、それと関係ないが中世で派手なアクションしてる時に現代の方でも主人公がシステムに繋がれたまま同じ動きをしているのをシンクロさせて見せているが、あれは実写で見ると非常にダサくみえる。仮想世界が見えてる本人は本気だが、傍から見てるとパントマイムと変わらない。あの現代の挿入シーンは、視聴者の想像に任せていい。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

 

(まとめ:背景のCG臭がもったいないアサシンクリードの映画版。CG以外のストーリー部分では、人間社会の核心をついたテーマ(人間の非暴力化)を扱っていて、ダヴィンチコード的な過去を視点を変えて掘り返すような面白さはある。そのため気になる名言(セリフ)も多く、この物語に対する製作者のアイデアと熱は感じられる。アクション部分は、やはりゲームで楽しむのが良いかと。)

 

 

人間は自由より

 

生活の方が大事なの

 

-?

 

 

現代人は自由に

 

価値を置かない

 

従順になった

 

-?

 

 

自由意志が存在する限り

 

脅威は残ります

 

-?

 

何世紀にもわたり

 

宗教は政治や消費で

 

意志の排除を

 

試みた

 

今度は科学の番です

 

-?

 

エデンの果実よ

 

私はあると信じてる

 

聖書によれば

 

人類初の反抗の原因だと

 

-?

 

 

暴力は病気よ ガンと同じ

 

ガンのように

 

いつか制御できるはず

 

-?

 

人々が真実に盲従する

 

ところには 心せよ

 

本当の真実はない

 

人々が道徳や法で

 

縛られるところでは 心せよ

 

許せることは何もない

 

-?

 

 

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映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV キングスレイブ ファイナルファンタジー15」の感想(ネタバレ)

2018.03.11 Sunday アニメ/CGアニメ レビュー

■映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV キングスレイブ ファイナルファンタジー15」の感想(ネタバレ)


■監督:-
■出演者:アーロン・ポール レナ・へディ ショーン・ビーン エイドリアン・ブーシェ リアム・マルヴェイ トッド・ヘイバーコーン アレクサ・カーン

WOWOWで放送していた映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV キングスレイブ ファイナルファンタジー15」を鑑賞。

【映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV キングスレイブ ファイナルファンタジー15」のあらすじ】

魔法国家ルシスの王都で、敵対するニフルハイム帝国との停戦協定が結ばれようとしていた。ルシスの王子ノクティスは、和平の証しとして帝国属領の姫ルナフレーナとの結婚式を行なうべく王都を後にするが、一方のルナフレーナは極秘裏に王都を訪れ、国王レギスに謁見していた。そして調印式当日、突然帝国が裏切り、王都を攻撃し始める。混乱の中、国王直属部隊“王の剣”の従兵ニックスは、王とルナフレーナを守るべく闘うが……。

WOWOWから引用

【映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV キングスレイブ ファイナルファンタジー15」の感想(ネタバレ)】  

 

全世界累計販売本数600万を超えるPS4?の大作RPG「ファイナルファンタジーXV」の物語を補完するフルCG長編アニメ。

 

ファイナルファンタジーの世界観をCGアニメ化した作品が放送してたので見てみた。

 

個人的にファイナルファンタジーは、スーパーファミコンの「ファイナルファンタジー検廚函屮侫.ぅ淵襯侫.鵐織検辞后廚濃澆泙辰討い討修谿聞漾▲ャラが3D化されてからはやっていない。これはドラクエでも同じだが。ドラクエ8以降やってない。

 

そんな訳で、あのドット絵のキャラの印象しかなかったファイナルファンタジーがこの映画では、普通にハリウッドの超大作映画と変わらない質感(クオリティ)と世界観を構築できていることにかなり衝撃がある。スーファミの時とはもう別物だ。

 

さて、ストーリーに関してだが、国家の国王直属部隊のいち兵士に視点を置きながら、帝国からの侵略と内部の革命によって国家がの崩壊する絶望状況の中でも希望を見つけて前に進む姿が描かれていて、感情移入しやすい。

 

基本、感情移入しやすい物語の定番は、悪役が非情なほどの残酷さを持ち合わせていて、それによる影響で、主人公ら(仲間)が肉体精神ともにズタズタになりながらも、そこからなんとか這い上がっていくという大きな流れがあれば、ほとんどはずさないと思う。

 

有名なところでドラゴンボールのベジータ編や、フリーザ編などは定番としてわかりやすく感情移入しやすいストーリー展開。

 

ちなみにこの映画もその流れを汲みつつ名シーンがある。

 

国家が崩壊し、迫りくる強敵から命を狙われるようになった時に味方(主人公と姫)をバリアでガードして、自らが目の前で犠牲になる国王のシーンがあるが、ここはかなりぐっとくる。映像も綺麗でより儚い。

 

この自らを犠牲にするシーンは、いろんなドラマや映画、マンガでもときたま描かれるが、どのシーンでも印象深い。

 

ドラゴンボールならピッコロのシーンは印象的だし、ダイの大冒険なら序盤で師匠のアバンが死ぬところ(この部分は今回のファイナルファンタジーのシーンと酷似している)、ロードオブザリングならパート1のボロミアのシーンなどどれも良い。

 

ちなみにこのファイナルファンタジーは、世界観というか設定も良い。

 

魔法王家では国王の力によって兵士は魔法が使える状態があるが、国王が死ぬと魔法も使えなくなるという制限は、国家(国王)と国民が目に見える形で価値を共有しているのが見えて、運命共同体感があって良い。

 

また、魔法が使えるときにナイフを投げると、自分がナイフになり、そこに飛んでいける(移動できる)という設定(技)は、スピード感があるし、見た目もかっこいい。これ考えた人はすごい。

 

ドラキュラが移動時に一時的にコウモリになるみたいな発想だが、ナイフを投げるというのに置き換えたのは、アナログ感(投げる)と特殊能力のバランスがベスト。

 

 

 

評価 ★★★★☆ (星4.2)

 

(まとめ:物語のツボはしっかり押さえている完成度が高いファイナルファンタジーの大作CG映画。CGのクオリティはすばらしいのだが(静止画)、動きが早いシーン(カメラワーク)や都市などを遠くから撮った際の細部に至るフォーカス感のピントが緩くてボケてしまうのが惜しい。これはCGを使った映画全般にいえることだが、細部のピントは実写には勝てない。CGでは、実写のクオリティを目指せば目指すほど(人間により近づけようとするほど)、実写にはほど遠いと感じてしまう。(一時的にはCG綺麗で凄いとなるけど)逆に実写を目指さず、ドラゴンボールのようにいわゆるマンガやアニメという世界観でのみ動かしたほうが、CGの荒さが気にならない。

最後にこの作品、字幕版と吹き替え版の両方が放送していたが、見比べてみて字幕でなくても大丈夫そうだったので、今回吹き替え版で見てみた。主役の声優は、綾野剛がやっているが、意外と声優も合っていた。逆に姫役の声は、棒読み感あってなんか微妙だった。)

 

 

力には責任が伴う

 

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