映画「ブロークバック・マウンテン」の感想(ネタバレ)

2014.07.30 Wednesday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「ブロークバック・マウンテン」の感想(ネタバレ)




■監督:アン・リー
■出演者:ヒース・レジャー ジェイク・ギレンホール ミシェル・ウィリアムズ アン・ハサウェイ ランディ・クエイド リンダ・カーデリーニ

WOWOWで放送していた映画「ブロークバック・マウンテン」を鑑賞。

【映画「ブロークバック・マウンテン」のあらすじ】

1963年、ワイオミング。ともにカウボーイだが仕事にあぶれた20歳の青年2人、イニスとジャックは、ブロークバック山で放牧された羊の番をする季節労働者の仕事へ。毎日一緒に過ごすうち、イニスとジャックの間には愛情が生まれるが、雇い主に2人とも解雇されてしまう。やがてイニスはアルマという女性と、ジャックはラリーンという女性と結婚するが、4年ぶりに再会したイニスとジャックは以前のように愛を確かめ合い……。

WOWOWから引用

【映画「ブロークバック・マウンテン」の感想(ネタバレ)】

第78回アカデミー賞で監督賞など3部門、第62回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた作品。

主演に今は亡きヒースレジャーが出演していたので見てみた。

ちなみに内容は、簡単にいうと同性愛の話。

個人的にそっち系には全く興味が無いので、ブロークバックマウンテンで、二人がテントの中で肉体関係になるシーンでは、「うわ、気持ち悪っ」「掘られたくね〜(笑)」と思っていたのだが、話が進むにつれ、普通の男女の恋愛のような距離感が見えてきて、最後の方では、普通に感動してしまった。

絶対にブロークバックマウンテンに行きたくね〜と思っていたが、良い思い出を懐かしむ比喩的な表現でのブロークバックマウンテンの思い出も悪くないと思うようになった。

ちなみに男同士の肉体関係があるから、話がややこしくなるが、これを普通の男の友情の話としてみると、結構感動的な話だと思う。

最後の相方が死んでしまう空しさなど…。


評価 ★★★★☆ (星4.2)

(同性愛という世間のタブー(※特にアメリカにおいて)を題材にしながらも、芸術の粋に引きあげた良作品。この映画のすごいところは、始めは、一般的な男の感覚だと「うわっ」って思ってすごい馬鹿にしたり笑ってしまう部分はあるんだけど(※山で男に掘られたくね〜、とか)、次第に彼らの世界観を理解できるようになり、最終的にしっかりと彼の現状に共感させられてしまうところ。※偏見が無くなっていく。たぶんこれが、舞台が都会でゲイのカップルの話だと、たぶんそうはならないのかなと思う。カウボーイというアメリカの男らしさの象徴+ブロークバックマウンテンという山(場所=思い出)をテーマにしたことで、ただの同性愛の肉体関係の気持ち悪さを離れ、広い意味での山での切ない一つのカップルの”愛”の話になった。これはこれで悲しいが、いい話。)



あれは一回限りのことだ

俺はカマじゃない


-?


時々お前が恋しくて

たまらない


-?

面白いから惚れるんじゃないわ

-?

ジャック永遠に一緒だ

-?


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映画「スプリング・ブレイカーズ」の感想(ネタバレ)

2014.06.12 Thursday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「スプリング・ブレイカーズ」の感想(ネタバレ)




■監督:ハーモニー・コリン
■出演者:ジェームズ・フランコ ヴァネッサ・ハジェンズ セレーナ・ゴメス アシュリー・ベンソン レイチェル・コリン

WOWOWで放送していた映画「スプリング・ブレイカーズ」を鑑賞。

【映画「スプリング・ブレイカーズ」のあらすじ】

地方のカレッジに通う女子大生4人組、キャンディ、フェイス、ブリット、コティ。春休みを、若者が大勢集まるリゾート地、フロリダのビーチで楽しもうと考えるが、資金調達のためにレストランで強盗をしてからフロリダに向かう。フロリダのパーティーですっかりテンションが上がった4人だが、はめを外し過ぎて警察に逮捕されてしまう。ドラッグの売人“エイリアン”の協力で釈放された4人だが、それからが運命の分かれ道に……。

※WOWOWから引用

【映画「スプリング・ブレイカーズ」の感想(ネタバレ)】  


ジェームズ・フランコ、セレーナゴメスらが出演した青春ムービー。

春休みに女性4人組みがバカ騒ぎするという番組情報を読んで選んでみた。

タイトルにある、”スプリングブレイカーズ”とは、春休みにバカ騒ぎするを意味する”スプリングブレイク”を実行するその集団という意味だ。

学生なら誰しも、夏休みなどまとまった長い休みで、学校ではできないような、いろいろな経験をしたいと思うものだが、アメリカにもそういう感覚というか文化があるらしく、そういう行為のことを”スプリングブレイク”と呼んでいるらしい。

ちなみに、冒頭から女性がトップレスで騒ぐ、よくあるアメリカの若者のパーティ風景から始まるが、そんなスプリングブレイクでやりすぎてしまった女性4人組の話がこの映画。

ネタバレになるが、どういうわけか、お金がないという理由から、銃で強盗をはじめ(アメリカ的だな)、お金を手に入れると、そのお金でバイクで観光地に出かけ存分にバカ騒ぎする。しかし、パーティの場所で、大麻?をしていることが見つかり。大麻所持で逮捕され、しばらく拘置される。

女に興味を持ったギャングの男が保釈金を払い、女たちは彼と行動を共にするが、最終的にギャング間の抗争に巻き込まれてしまう。一人の女撃たれて負傷したこともあり、復讐を実行する。

しかし、ギャングの男は早々に撃たれて死ぬが、残された二人の女は、ギャングのアジトにそのまま乗り込み、銃を片手に組織を壊滅させてしまう…。

これがストーリーだが、なんとも皮肉のきいた話になっている。スプリングブレイクの限度が過ぎると(笑)

強盗したあげく、最後、殺戮するって。

ちなみに途中で「家に帰りたい」と言って、4人中二人がバスで家に帰ってるが、そこは現実っぽくていい。

バカ騒ぎしすぎても、家に帰りたくなる。ってか、あんなやりたい放題して、家に普通に帰れるもんかね。映画だからあれだけど、実際は、逮捕されるでしょ(笑) 最初に強盗してるんだから。

ちなみに、ギャングの男をスパイダーマンシリーズのジェームズフランコが演じているのだが、かなり入りきったナルシストな演技で、しばらく本人だとはわからなかった。演技上手い。ただ、途中から登場してきたこの男のストーリー(視点)っているのか、なくてもいいような気もする。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(内容はかなり現実離れしてるが、映像や演出が浮遊感のある独特な青春ムービー。なぜか登場人物らが、ブリトニースピアーズ(初期の頃の曲)を好んで、歌ったりしているところが、この映画で描きたい、スプリングブレイクをよりイメージさせる。この映画でも使われているが、ブリトニースピアーズのバラード曲(Britney Spears - Everytime)っていいよね。ギャングの男がピアノでブリトニースピアーズ弾いて歌うそのギャップも面白い。)


もう家に帰りたい

春休みはもう終わり


-?


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映画「ザ・マスター」の感想(ネタバレ)

2014.04.21 Monday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「ザ・マスター」の感想(ネタバレ)





■監督:ポール・トーマス・アンダーソン
■出演者:ホアキン・フェニックス フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス ローラ・ダーン アンビル・チルダーズ

WOWOWで放送していた映画「ザ・マスター」を鑑賞。

【映画「ザ・マスター」のあらすじ】

第2次世界大戦後、除隊してアメリカ本国へ帰還したものの、戦争後遺症で社会にすんなり復帰できず、あてどなく人生をさまよっていたフレディ。ある日彼は、酔って事件を引き起こした末に一隻の船に逃げ込み、そこで“マスター”と呼ばれる不思議な男と出会う。その男は、とある教団を率いる新興宗教の教祖で、そのカリスマ的魅力で多くの支持者を集めつつあった。フレディも彼に惹かれて行動を共にするようになるのだが…。

※WOWOWから引用

【映画「ザ・マスター」の感想(ネタバレ)】


映画「マグノリア」のポール・トーマス・アンダーソン監督がホアキンフェニックスとフィリップシーモアホフマンを迎えた人間ドラマ。※バイオハザードシリーズの監督:ポールWSアンダーソンと名前が似ていてややこしい。

あらすじは上記の通りだが、この作品は、最近あまり映画を見れていないが、個人的に今年見た中では1番の出来の作品だと思う。ほんと素晴らしい。

内容の奥深さの中に笑いもかね揃えていて、エンターテーメント感こそないが、生きている間に必ず見ておきたい作品のひとつだなと思う。自分のレベルによって、感想も変わってくると思う。

フィリップシーモアホフマン演じるカルト教祖の教えは、あながち間違っているノウハウでもなく、全否定は難しいし、言いたいことはよくわかる。

またホアキンフェニックスのどうしようもない役どころは、面白すぎる。最初はコイツダメ人間だなと思いつつ、自由に生きる姿には、次第に憧れすら感じてしまう。催眠や洗脳が全く掛からない。

そして、序盤からシュールな笑いを仕掛けていて、ときおり挟むその小さい笑いの仕掛けに気づくと笑ってしまう。誰が見てもギャグですというわかりやすい笑いではない、少しズレた小さな笑いが、すごいある。

編集の仕方も計算されている。序盤の急に野菜の収獲のシーンに変わるところも面白い。よくそのカット持ってきたなと。

ラストにカエルの大雨が降る「マグノリア」の監督だけど、この監督のお笑い能力(ユーモア)は非常に高い。自分が監督ならこういう映画を撮りたい。


評価 ★★★★☆ (星4.8)

(巧みな笑いの仕掛けがお笑い好きを満足させてくれる作品。全然直接的に笑わそうとはしていないにも関わらず、実は狙って笑わそうとしてるポーカーフェイス感がある。シリアスとギャグのバランスが絶妙。残念ながらマスター役のフィリップシーモアホフマンは、今年亡くなってしまったので、ほんと惜しい人を亡くしてしまったと思う。こんなに面白いのに。)



人はすべて記憶してるの

-?


人間は動物ではない

我々は動物界に属してはいないのだ

遥かに上位の存在だ

人間は霊的存在であって

獣ではない

君たちは感情に支配されない

そればかりか

いとも簡単に

すべての否定的な感情や衝動から

逃れることができる

生来の完璧な状態に心を保てるのだ


-?


我々の精神は永遠に生きます

いくつモノ肉体を通じ

時を超える

今のあなたの肉体は

1950年の姿なのです

何よりも重要なのは

あらゆるディテールを経験すること

すべての感覚を駆使し

その記憶の細部に至るまで

何度も何度も何度も

繰り返すのです

トラウマがパワーを失うまで


-マスター



結論ありきなら話すことはない

-マスター


身を守るには攻撃しかない

でないとすべての戦いに負ける

もし攻撃しなければ

望むように支配できなくなる


-?


囚われへの恐怖は

数百万年前からの記憶だ

君が知る遥か昔から

存在する 君自身ではない

だが、侵略者に捕まり

邪悪さを教え込まれ

”反応心”を植えつけられた

だから君は権威を恐れ破壊的なのだ


-マスター



すべての源はあなたです

-?


マスターに仕えることのない

生き方を見つけたら

いかなるマスターにも…

その時は我々に知らせてくれ

君は”マスターに仕えない

最初の人間”になる


-マスター



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映画「ハーフ・デイズ」の感想(ネタバレ)

2014.04.09 Wednesday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「ハーフ・デイズ」の感想(ネタバレ)




■監督:スコット・マクギー デヴィッド・シーゲル
■出演者:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット リン・コリンズ アサンプタ・セルナ ルイス・アルセーリャ ネルソン・ランドリュー ジェン・コレッラ

WOWOWで放送していた映画「ハーフ・デイズ」を鑑賞。

【映画「ハーフ・デイズ」のあらすじ】

ニューヨーク。ブルックリン橋の真ん中に立つボビーとケイトは、橋のどちら側に行くかで人生が大きく分かれると感じていた。結論を出せない2人はコインの裏表で行き先を決めようと……。マンハッタンへ行った2人。携帯電話を拾った2人は、親切心があだとなってギャングがらみのトラブルに巻き込まれていく。ブルックリンの2人。ケイトの家族と穏やかな休日を過ごす2人だったが、やがて家族の問題が次々とあらわになり……。

※WOWOWから引用

【映画「ハーフ・デイズ」の感想(ネタバレ)】


「ダークナイト ライジング」のジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演の人間ドラマ。

カップルが辿る2通りのエピソードを同時に描くという変わった作品。

一方(イエローバージョン)は、タクシーで携帯電話を拾ったことでマフィア?から急に追われることになるサスペンスチックなストーリー、もう一方(グリーンバージョン)は、彼女の実家で平凡に過ごすも、妊娠を巡って家族間や将来などの不安にぶつかるという人間ドラマがテーマの話。

1作品の中で2エピソードは、斬新な映画ではあるが、ストーリー的にはどちらも興味深くて、見れるのだが、さ〜最後はどうなるのか?と身構えた際の、ラストのオチが、え?それで終わり?というあっけないラスト。

せっかく2時間弱見たのに、このラストは頂けないかなと思う。

グリーンバージョンはいいとして、イエローバージョンは、ひどい。

50万ドル欲しさに、マフィアと拾った携帯を巡って、交渉するも殺し屋に追われ逃げ切れず、失敗に終わると、橋の下を行く船に携帯を落として(返し)それで終了。

一応取引では、携帯が交渉のタネだったわけだが、散々マフィアの手を煩わせたはずなので、携帯返したから、それでもう終わりって、ちょっと虫がよすぎないだろうか。※マフィアに家バレてるし

そんな簡単な終わり方で成立するのか。マフィアだぞ。

個人的に、まだまだマフィアからの追い込みとありそうな気がするが…。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(一度(作品)で二度(2エピソード)おいしい感じはするが、食べ終わってみると味がないという後味が悪い映画。ちなみにエンドロールでの空撮映像は、ただひたすら都会の上をぐるぐる回っていて、ずっと見てるとただただ気持ち悪くなる。ここの意図はなんだ(笑) なんかオチあるのかと思ったぞ。)



いつでも空腹よ

-ケイト


子持ちになろうか?

それとも人の親に?


-ボビー



演技したくなったことはない?

-ケイト



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映画「それでも、愛してる」の感想(ネタバレ)

2014.03.14 Friday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「それでも、愛してる」の感想(ネタバレ)




■監督:ジョディ・フォスター
■出演者:メル・ギブソン ジョディ・フォスター アントン・イェルチン ライリー・トーマス・スチュワート ジェニファー・ローレンス チェリー・ジョーンズ

WOWOWで放送していた映画「それでも、愛してる」を鑑賞。

【映画「それでも、愛してる」のあらすじ】

玩具会社を経営し、妻と2人の息子に囲まれて何不自由ない生活を送っていたウォルターは、あるときうつを患う。薬やカウンセリングでも症状は好転せず、妻や思春期の長男は心を閉ざした彼の姿に苦悩し、疲弊していく。生きる希望を失い、自殺を考えて家を出たウォルターは、ふとゴミ箱からビーバーのパペットを拾い、まるで人形が口をきいたかのようにひとりで会話を始める。彼は、この人形を介せば他人と話せることに気づき……。

※WOWOWから引用

【映画「それでも、愛してる」の感想(ネタバレ)】


ジョディ・フォスターが出演&監督をし、メルギブソンを主演に迎えた人間ドラマ。

メルギブソン主演ということで選んでみたが、脇役にアントンイェルチンやジェニファーローレンスなど、前回見た「今日、キミに会えたら」に出演していたキャストがダブっている部分もあり多少ビックリした。

内容については、うつ病になった父親兼おもちゃメーカーの経営者の男とその家族の再起を描いた話で、家族が修復されていく姿に多少感動する部分もあるが、あともう一押し欲しい感じがある。良いんだけど、泣くほどこない。

個人的に自分もうつ病は経験してるので、主人公のうつ病症状には、すごく共感があるのだが(※原因は過去にある)、解決法が腹話術で、人と会話した方がいい部分ではなんとなく要点は抑えてる感じがあるが、ラストまで見てもうつ病が治っていないので、う〜んと結局モヤモヤしてしまう。ここに寄りかかるには頼りない。

ウソでもいいから解決法を提示してやり切って欲しい。

せっかく腹話術が良いと思っても、実践しようにも最終的に実践者の主人公が人形ごと腕を切断しちゃダメでしょう(笑)

マネができない。



評価 ★★★☆☆ (星3.2)

(ジェニファーローレンスって良いねと思った作品。現在の若手のハリウッド女優と言えば、このジェニファーローレンスがかなりきているらしい。(この3月のアカデミー賞でもノミネートされている)、しかし、どうも自分の中で全然ピンとこないのだが、実はヒット作「ハンガーゲーム」の主演女優らしいのだが、それをまだ見ていないせいか。いいかげんマイナーな映画ばっかりじゃなく、超大作映画も消化しないとね。WOWOWで次から次へといっぱいやっててちゃんと録画はしてるけど、全然見れていない。どうしたもんかな。とりあえずリアスピーカーのセッティングをちゃんとしないとサラウンド爆発の大作映画を見る気がしない。)



過去にこだわれば

今をなくし

過去に目をつぶれば

未来をなくす


-?



”全部解決する”はウソ

だけどこれは本当です

”皆 独りじゃない”


-?




それでも、愛してる



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映画「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」の感想(ネタバレ)

2014.02.19 Wednesday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」の感想(ネタバレ)




■監督:ジェイ・デュプラス マーク・デュプラス
■出演者:ジェイソン・シーゲル エド・ヘルムズ スーザン・サランドン ジュディ・グリーア レイ・ドーン・チョン スティーヴ・ズィシス

WOWOWで放送していた映画「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」を鑑賞。

【映画「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」のあらすじ】

実家でぶらぶらと暮らす30歳ニートのジェフ。映画「サイン」に傾倒する彼は、日常のあらゆることに啓示を求めていた。一方、ジェフの兄パットは妻リンダの話を全然聞こうとしない自分の態度は棚に上げ、彼女の浮気を疑っていた。パットはヒマをもてあますジェフを使い、リンダの浮気の証拠をつかもうとたくらむ。そんな息子たちに頭を痛める母シャロンは、誕生日、職場で謎の人物から愛の告白メールを受け取って……。

※WOWOWから引用

【映画「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」の感想(ネタバレ)】


映画「僕の大切な人と、そのクソガキ」のデュプラス兄弟監督のハートウォーミングコメディ。

タイトルの気楽さから選んでみたが、ラストに感動的なオチのある、最近ではちょっと珍しい人間ドラマだった。※少し前にはこういうの結構あったような。

ネタばれすると、宇宙人の小さな痕跡(サイン)に気づき、それを信じて伝っていくことで、最終的に宇宙人とコンタクトをとることになった映画「サイン」に触発された男が、自身も小さな啓示(神からのメッセージ)を信じて求め始めるようになる。

ある日、間違い電話で掛かってきた男が探していた”ケヴィン”という名前に啓示を感じ、その情報を伝っていくと、最終的には、橋で起きた追突事故の現場に遭遇し、橋から川に転落した車を見つけるや、川に飛び込み車の中から親子を全員救出するという感動的なラストになっている。

最後のすべてはここに繋がっていたのかと知ると、それまでに起きたなんでもない日常的な出来事の数々が急に必然性を帯びてくるのが、ラストが分かった後に振り返ってみると、意外とすごいストーリーになっている。

間違い電話⇒バスでケヴィンを追う⇒かつあげされる⇒兄が離婚危機⇒ポルシェを事故る⇒レッカーされる⇒〜⇒事故遭遇 

全部の行動が必然。どれかひとつでも欠けると、時間や彼らの存在する場所がズレて、最後の親子は死んでしまう。※ま〜その前に親子が事故にあっていないという可能性もあるが。それは一応抜きにして(笑)


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(ラストの人助けオチになんかほっこりする人間ドラマ。この映画での感動ポイントは、主人公がニートで社会的には評価が低いところでしょう。これがちゃんとした人物だったら、それほど感動はなさそう。ある種、暇を持て余してるというか、人生について自分が本当にやるべきことは何かをなんとなくだが。考えているところが良い。一般の人との違いは、異変に気づいて猛ダッシュで事故現場に行くところ。あれは、サイン(啓示)の積み重ねによる、確信があればこその行動。あそこはなんかかっこいい。「俺の出番はここだ〜!」だね。今はニートだけど、存在した価値(誇り)は十分あった。なんか気持ちが良い。)



史上最良の日はいつ?と

親父が聞く

”クリスマス”と

誰かが言うが

親父は”違う”と

俺にも同じ質問を

してくる

緊張した俺が

”分からない”と言うと

親父は微笑んで

”今日だ”と言う

今日だと教えてくれる


-パット&ジェフ




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映画「籠の中の乙女[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)

2014.02.10 Monday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「籠の中の乙女[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)





■監督:ヨルゴス・ランティモス
■出演者:クリストス・ステルギオグル ミシェル・ヴァレイ アンゲリキ・パプーリァ マリー・ツォニ クリストス・パサリス

WOWOWで放送していた映画「籠の中の乙女[R15+指定版]」を鑑賞。

【映画「籠の中の乙女[R15+指定版]」のあらすじ】  

ギリシャ郊外の裕福な家庭。父と母は3人の子ども(姉と妹と息子)が外の世界の汚らわしい影響を受けないよう、広い庭の四方に高い生垣を建てて学校にも通わせず、3人を純粋培養してきた。しかし、大人になりつつある息子のため、家に売春婦を呼び入れるなど事態は常軌を逸していく。そんな子どもたちにも外界への好奇心が芽生えだし、彼らは両親から一層の警戒心を抱かされつつ、外の世界に関心を寄せ始める。一家の運命は……。

※WOWOWから引用

【映画「籠の中の乙女[R15+指定版]」の感想(ネタバレ)】


アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた、ギリシャの人間ドラマ。

両親の独創的な躾(しつけ)によって、家の中だけで育った3姉弟とその家族の話。

タイトルからかごから抜け出して、社会的な常識を知らない人が社会に出ることで生じる常識のズレを描いた話だと思っていたが、実際は、外に出ることはなく(ラストを除き)、家庭内ですべて解決された話だった。

目を隠されたまま、母親の呼ぶ声だけを頼りに母親を探す教育?に始まり、外的が来たら犬のように四つんばいになって吠える練習、空を飛んでる飛行機が庭に落ちたら、自分のものに出来るといった謎のルール、しかし、空を飛行機が飛んでると、隙を見て母親が庭におもちゃの飛行機を置いておくなど、ルールがわかるようなわからないような妙な教育。

とりあえず変なルールの世界観は笑いを直接狙ってはいないと思うが、多少のコメディ要素がある。

個人的に、しつけとしてビデオテープやビデオデッキで子供や女性を殴るくだりは、面白かった(笑)

ちなみにこの作品は、演出上、裸になるシーンが普通に描かれているが、大事な部分をカメラワークで隠すような撮りかたはほぼしていないので、このWOWOWでは、ボカシ処理になっているが、海外では、そういう規制はないので、大事な部分がまんま映されている。男女同様。

たぶん規制されてない海外版を見たほうが、この映画の世界観の衝撃度は強いと思う。だってモロだから(笑)


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(第62回 (2009年) カンヌ国際映画祭 ある視点部門グランプリを受賞しただけあって、視点がほんとに良い作品。ラストは、父親の車のトランクに隠れて娘が脱走するという投げっぱ無しになっているが、もっとしっかり納得がいくオチをつけくれたらもっと良かったような気がする。ちょっと全体的にふわふわしてるかな。人間は、教育やしつけ次第でどんな人間にもなる生き物と言っているような作品で、それはそうだなと納得。自分の常識で見てるとこの家族はおかしいなと思うが、この子供たちから見たら、自分がおかしいと思われていて、生き方に基準があってないようなもの。誰かの常識をただ受け入れてるだけ。)





男の人生の最盛期は?

30〜40歳の間

では女の最盛期は?

20〜30歳



子供が家を出るのは?

右の犬歯が抜けた時

左でもいい

危険と向き合う準備が

できた合図だ



外界で身を守るには

車で行かねばならない

運転を学ぶのは?

右の犬歯が生え替わった時

左でもいい



”プッシー”て?

どこで見たの?

置いてあったビデオの箱よ

大きな明かりのこと

例文

”プッシー”を消したら

急に部屋が暗くなった”



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映画「ブラック・ブレッド」の感想(ネタバレ)

2014.02.06 Thursday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「ブラック・ブレッド」の感想(ネタバレ)




■監督:アグスティ・ビジャロンガ
■出演者:フランセスク・コロメール マリナ・コマス ノラ・ナバス セルジ・ロペス ロジェール・カサマジョール

WOWOWで放送していた映画「ブラック・ブレッド」を鑑賞。

【映画「ブラック・ブレッド」のあらすじ】  

1940年代、スペイン、カタルーニャ。11歳の少年アンドレウは、ある日森の中で、馬車ごと崖から転落して息絶える親子の姿を目撃。警察は、現場の状況から事件を殺人と断定。以前から政治的活動により周囲に疎まれていたアンドレウの父ファリオルは、殺人の容疑をかけられ、地下へと潜伏するが、やがて逮捕・連行される。アンドレウの母フロレンシアは、町長や町きっての資産家夫人らに、夫の無実を必死に訴えるのだが…。

※WOWOWから引用

【映画「ブラック・ブレッド」の感想(ネタバレ)】


第25回ゴヤ賞では作品・監督賞ほか主要9部門を受賞した人間ドラマ。

賞を総なめした作品ということで見てみた。

普通に見てるとやや話がごちゃごちゃしていてわかりにくいが(※聞きなれない人名で誰が誰だか覚えるのもやっと)、話をまとめると、実は父親が家族の生活のために殺人を犯していたという秘密が最後に明かされるという話。

今まで父親の正義感と思想を信じて父を誇りに思っていた息子だが、その事実を知ると父親に対し不信感を覚え、急に話が出てきた金持ちの家の養子に入ることを自ら選択するが、のちのち父親が命をかけたおかげで、お金に苦労しなくなる養子話があったことを知り、自分で選んだ選択すらも父親の愛のおかげだったことで、自分の中での唯一の正義も微妙な立ち位置へと押しやられ…結局その気持ちは上手く処理できず、となんとも気持ちにやり場が難しいラストになっている。

この父親と息子の親子愛は、なかなかのもので、父親が処刑される前のシーンは、かなり感動的。しかし、殺人に加担していたことを知った後は、父親が生前大事に育てていたペットの鳥をオノで破壊するという怒りをあらわにする。


評価 ★★★★☆ (星4.2)

(ラストの人としての気持ちのやり場にこれといった落ち着きどころがない作品。小さい時は、真実を知りたいと、好奇心を巡らせて追っていくが、ふとある時、この世界には本当に知らなくてもいいことがあることに、真実を知ってから気づくことがある。それを知ってしまうと、それ以降生きにくくて仕方ない。この主人公の子供もそんな気がする。せめて父親が悪人だと思ったまま生きられたらまだマシだった。殺人者の父親の愛を受け入れろは、今まで信じて生きてきた軸を捨てろと言っているようなもんだ。なんでしょうこの最後のオチは。)


好奇心を持ちすぎると

自分を見失ってしまうぞ


-ファリオル


勝ち方を知る者だけが

勝者になる


-?

金持ちは貧しいものよりも

価値がある


-?


鳥は自由に空を飛ぶために

生まれた

閉じ込めても

本質は変わらない

何を理想とし、何を愛し

どこを目指すかは

個人の自由だ

だが叶わないと

人は邪悪になる

だから皆 理想のために闘う


-ファリオル


戦争で何より恐ろしいのは

餓えでも人が死ぬことでもない

人が理想を忘れて

空っぽになることだ


-ファリオル



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映画「EVA〈エヴァ〉」の感想(ネタバレ)

2014.02.05 Wednesday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「EVA〈エヴァ〉」の感想(ネタバレ)




■監督:キケ・マイロ
■出演者:ダニエル・ブリュール マルタ・エトゥラ アルベルト・アンマン クラウディア・ベガ ルイス・オマール 

WOWOWで放送していた映画「EVA〈エヴァ〉」を鑑賞。

【映画「EVA〈エヴァ〉」のあらすじ】  

2041年。ロボット科学者のアレックスは、10年ぶりにかつてのロボット研究所に舞い戻り、子ども型のアンドロイドの開発に取り組みだす。彼の以前の恋人ラナは、いまや兄のダヴィッドと結婚しており、アレックスは、今なおうずく恋心を必死でこらえながら彼女と久々の再会を果たす。アレックスは偶然知り合ったエヴァという個性的な少女をアンドロイドのモデルにするが、彼女は、ほかならぬラナとダヴィッドのひとり娘だった。

※WOWOWから引用

【映画「EVA〈エヴァ〉」の感想(ネタバレ)】


第26回ゴヤ賞で新人監督賞ほか3部門を受賞したスペイン製近SFドラマ。

物語は、ロボット科学者の男が実兄と結婚した初恋の彼女の娘をモデルに新たな子供用ロボットを作り始めるが…という話。

冒頭の女性が崖から落ちそうになる緊迫した始まりからアクションものを期待してしまったが、中身は結構胸にくるSFドラマ。

一応どんでん返しではないが、秘密のオチが用意されている。上記のWOWOWのあらすじではネタバレしちゃってるが、実は、人間だと思っていた実兄の娘がロボットだったというショッキングな内容。※ロボットのモデルにしようとしていた人間がすでにロボットだからね。※まさかのまさか。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(ラストの余韻がなんとも気持ちよいSFドラマ。劇中で流れる音楽がかなりしっとりとしていて、初恋を忘れられずほぼストーカーみたいになっている主人公の沈んだ気持ちや、特別な感情を抱いてしまった人間のようなロボットを自ら処分せざる終えないラストの悲しさなどが上手く表現され、ハイテクな脳のCG映像と音楽がマッチし世界観に入りこませてくれる。言葉で語らずにシーンで見せてくれるのが良い。久々にエンドロールに浸れた良い映画。世話人ロボットが人間の微妙な感情を読んでハグしたりするのは、なんともいえない気持ちにさせる。)



見たものに反応してる

経験が記憶を作るんだ


-?


知ってるだろ

初恋は一生忘れない


-?


目を閉じたら

何が見える


-アレックス



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映画「愛の原罪」の感想(ネタバレ)

2014.02.01 Saturday 洋画 人間ドラマ/ヒューマンドラマ レビュー

■映画「愛の原罪」の感想(ネタバレ)





■監督:ヤツェク・ボルツフ
■出演者:ヤコブ・ギエルシャウ マグダレーナ・ベルス アンヘラ・モリーナ

WOWOWで放送していた映画「愛の原罪」を鑑賞。

【映画「愛の原罪」のあらすじ】  

夏、スペイン。バカンスで親戚の家を訪ねたポーランドの学生ミヒャエルは、そこで出会った同じポーランドの女性カリーナと激しい恋に落ちる。そんなミヒャエルだが、近くの池でスキューバダイビングをしていると土地の持ち主である男性に暴力を振るわれ、ついかっとなって男性を殺してしまう。ミヒャエルはその事実をカリーナに隠したまま彼女と別れ、ポーランドに戻る。ミヒャエルはスペインから帰ったカリーナと再会するが……。

※WOWOWから引用

【映画「愛の原罪」の感想(ネタバレ)】


サンダンス映画祭で受賞したポーランドとスペインの合作映画。

内容は、熱々の若いカップルの男の方がある日、荒野で変な男に絡まれてカッとなって手を出したことでうっかり殺してしまい、その男の死体を池に隠したことで、罪の意識にさいなまれ、それにより揺れ動くカップルの心情+女の妊娠など、カップルが辿る、幸福から地獄への悲劇的な世界が描かれている。

紐解くと男が犯罪者になったことによるカップルの心情という単純な話なのだが、描き方や時間軸がおかしくて、今何をしてるのか、よくわからないシーンが多々ある。あとあと先に進んだときに、あそこのシーンってそういうことねって振り返る感じ。

特に殺人の告白と、妊娠発覚は、紛らわしい。

途中で人を殺したことを彼女に言うシーン(ここはわかるが)やラストなど、あえて大事な部分を見せない、カップルのリアクションだけで何が起きたのか想像させる演出がとられているが、「えっ?」って言う感じ。

最後は、病院に入院したけど、赤ちゃんを生んだのか?(それにしては時期が早い)、おろしたのか?(じゃあなぜ喜んでる?)、ただ事故に遭ったのか?(そんなわけない?)、ホワッツ?

特にこのラストはひどい。せめてもっとわかるカットを入れて欲しい。一応カップルが共に進もうと決意したことはわかったが、病院に入院してる原因がわからないっって(笑)


評価  (評価なし)

(オチがよくわからないという視聴者に不親切な映画。よく大事な部分をあえて隠して視聴者に想像させる演出をする映画があるが、あれは、情報として部品が足りていた場合に成立する手法だと思うが、この作品は、最低限の情報としていろいろと足りてない部分が多い。ただの不親切な作品です。言わずもがなではなく、ちゃんと言ってくださいです。なんか賞を取ったので、期待していたが、撮影賞と知って納得。オチがわからないので評価できません。)



精神分析学的に言うと

夜は無意識の領域で

昼は意識できる領域だ


-?


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