映画「赤い糸」の感想(ネタバレ)

2010.07.05 Monday 邦画レビュー

■映画「赤い糸」の感想(ネタバレ)



■監督:村上正典
■原作:メイ
■出演者:南沢奈央 溝端淳平 木村了 岡本玲 石橋杏奈 桜庭ななみ 柳下大 鈴木かすみ

南沢奈央、溝端淳平、木村了など若手俳優が出演した話題の映画「赤い糸」がWOWOWで再放送してたので録画してみました。

この映画のあらすじは、偶然同じ誕生日(2月29日)の二人(南沢奈央と溝端淳平)が出会い、付き合ったが、過去が原因で別れてしまい、また再会するという、運命的な話。

清純派の南沢奈央がヒロインを演じているが、「赤い糸」とやわらかいタイトルが付けられた割には、話は重くてかなりディープ。なんとなく新垣結衣の映画「恋空」を思い出します。

南沢奈央演じる芽衣は、溝端淳平演じるアツシと付き合うが、修学旅行中にアツシは家族から連絡があり途中で帰ってしまう。翌日アツシがいなくなっため一人で行動することになった芽衣のもとに、芽衣に好意を抱く同級生の男(木村了)が声を掛け、一緒に行動する。

しかし、男(木村了)は、仲の良い別の友人(女子)と行動する約束になっていたため、一緒に行動しているところをその友人に見られ、信頼を裏切る形になってしまう。全くの誤解だったが、その友人はショックのあまり屋上から飛び降り自殺をしてしまう。なんとか一命を取り留めたが、誤解を解き関係を修復する前に友人は、別の学校に引っ越してしまう。

ある日、芽衣の家にアツシが訪れると一方的に別れを告げられ、どうすることもできず、そのまま関係が終わってしまう。

学校では、自分のせいで自殺に追い込んでしまったことで、芽衣は他の同級生からいじめに合うようになる。ただ、自殺の原因になった同級生の男(木村了)が、芽衣を庇うと、卒業後から二人は付き合うことになる。

付き合い初めはやさしかったが、別の学校に通う男は、芽衣の帰宅時や休日など毎日会いたいと、彼氏として彼女(芽衣)を束縛するようになる。芽衣がそれに答えられなくなると急にキレて、暴力を振るいだす。

彼氏は、DV男になり、芽衣の仲の良かった友達は、学校に来なくなると、知らないうちにドラッグの道に進んでいた。その後、DV男は、改心するが、芽衣との待ち合わせ中に車に轢かれ、交通事故で芯でしまう。

最終的には、アツシと再会し、元サヤに戻る?という赤い糸を感じさせるハッピーエンド的な感じになったが、自殺、DV、ドラッグ、交通事故などこれでもかとテーマが目白押しで、それらがすべて南沢奈央演じる芽衣に訪れるため、苦痛で仕方ない。

特に初めの友人の自殺なんかは、芽衣にしたら、全く本意ではないので、いい迷惑でしょう。そして、その流れでいじめとか、全くわけわからない。そんなときに支えてくれるはずの男(アツシ)もさっさといなくなるし…。散々なヒロインですね。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(赤い糸というテーマは良いが、妙に他のテ−マを盛り込みすぎていて、芯がブれてしまっている。ラブストーリーの割に、ラストもそれほど感動できない。すでに初めの段階でネタバレ(赤い糸)してるからだと思いますが。感動よりイライラの方が多い映画。)


赤い糸 special edition



JUGEMテーマ:邦画

映画「ワルボロ」の感想(ネタバレ)

2010.06.30 Wednesday 邦画レビュー

■映画「ワルボロ」の感想(ネタバレ)



■監督:隅田靖 
■出演者:松田翔太 新垣結衣 福士誠治 木村了 城田優 古畑勝隆 仲村トオル

松田翔太、新垣結衣が出演しているということで気になってWOWOWで録画してみた映画「ワルボロ」。

成績も優秀で真面目人間だった男(松田翔太)が、ある日、クラスにいる学校一?の不良に授業中に好きな子(新垣結衣)が見てる前でからかわれたことで、我慢できずキレて頭突き合いのケンカをするとそのまま不良の道へ進む…。

ゲッツ板谷の自伝的小説を映画化したという作品だが、よくあるダサイ主人公が不良の行動にイラつく序盤の始まりに妙に共感してしまった。この映画の始めの10分は、インパクトもありよく出来ている。

クローズやドロップなど最近はやりのヤンキー映画の部類に入ると思いますが、ケンカシーンが人間離れすることなく(クローズのように主人公が殴られても何度でも起き上がってしまうようなこと)、等身大の殴り合いに抑えている。

主人公がもともと優等生でケンカが弱いということもありますが、ヤンキーに人数で囲まれるとあっさりボコボコに負けてしまうところも良い。

他校との抗争とかも描かれ男臭い映画だが、6人の友情モノとしては、ホロりとくるところもある。

ヤンキーに成りきれない(無理している)松田翔太の役どころも本人と合っているようで、意外と良かった。松田翔太はガチなヤンキー役は演技的(声、立ち居振る舞い)にちょっと無理がありそうですね。

コワモテキャラは兄貴の松田龍平には敵わないですね。


★★★☆☆ 評価(星 3つ)

(何も情報がない状態で見始めたけど、見てみると意外と面白い。ヒロインとして新垣結衣が出ているが、出番は少ない。実は、いつ死ぬかわからない爆弾を抱えているという設定があきらかになるが、新垣結衣目線が少ないため、感情移入はしずらい。体格は良いのにケンカになるとビビッて逃げまくっていた城田優が、ラストになって初めてブチキレしてケンカするのも良かったが(意外と強い)、個人的にはその勢いで、ヤンキーの頭も一緒に倒したら、オチがあってよかったと思う。街でケンカが一番強い男は、実はケンカが怖くて逃げていた男だった的な…。)



ワルボロ


JUGEMテーマ:邦画
 

映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)

2010.06.24 Thursday 邦画レビュー

■映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)



■監督:西谷弘 
■出演者:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市 大塚寧々 伊藤淳史 小野寺昭

【映画「アマルフィ 女神の報酬」のあらすじ】

G8に参加している国の外相会議がイタリアで開かれることになるが、同国で日本人を標的にしたテロが予告され、外交官の黒田康作はクリスマス目前のローマへ。するとひとりの日本人少女が失踪する事件が起き、黒田は少女の母、紗江子の通訳をしながら犯人捜しと少女の奪回に乗り出す。しかし現地の警察から越権行為と批判され、黒田は日本大使館内でも孤立。やがて犯人一味の真の目的が、あるVIPへのテロだと判明していく。

【映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)】


一年間でどれだけの人が劇場に足を運んで映画を観たか?という映画興行収入というのがありますが、その中で2009年度映画の興行収入ランキングで10位に輝いた邦画のヒット作。織田裕二主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」がWOWOWで早速放送していたので、録画してみました。

踊る大走査線以来?の現代アクション?映画に久々に織田裕二が主演ということで、若干期待が乗ります。世界遺産の観光地を集めたようなイタリアを舞台に、テロと誘拐が絡み合うストーリーにハラハラドキドキ。

イタリアでは”誘拐犯に(家族が)個人的に身代金(資金)を渡すことは、犯罪に加担してるとみなされ法律で禁じられている”という日本では、誘拐と言えば=身代金の取引 が常識的ですが、イタリアでは全く異なる法律があるということを、この映画を観ると学べる。

そういう意味もありイタリアでの誘拐には特に気をつけたい。

そして、イタリアはスリが集団、組織化しており多く、観光客に紛れていたり、良い人そうに近づいてくるらしいので、こちらも気をつけたい。

そんなイタリアの犯罪事情がわかる映画「アマルフィ 女神の報酬」ですが、映像としても世界遺産に登録されているような、観光地がズラズラ出てきて旅行気分を味わえる。

この映画を観ていると、イタリアの観光地を行ったり着たりしていたトムハンクスの映画「ダヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」を思い出す。

どうしても上記の映画と比べてしまいがちですが、イタリアの道路を渋滞にしたり、サラブライトマンを劇中で歌わせたり、福山雅治がカメオで出ていたりと、ハリウッドに負けじと邦画なりにお金の掛かっている映画だと思う。

最終的には、イタリアに行ったのにも関わらず、いろいろひっくるめて犯人が身近の日本人(佐藤浩市)に戻ってきてしまい、萎んだ感は、否めない。ここは、まあしょうがないですね。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(天海祐希の子供の誘拐犯探しや犯人との交渉に夢中になっている間は、一体どうなる?とハラハラドキドキが楽しめるが、誘拐とテロの犯人がわかってしまった中盤からは、なんとなく先が読めて失速してしまう。だってもともと犯人が良い人なんだもん。)


アマルフィ 女神の報酬 スタンダード・エディション


にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ


JUGEMテーマ:邦画
 

映画「レインフォール 雨の牙」の感想(ネタバレ)

2010.06.21 Monday 邦画レビュー

■映画「レインフォール 雨の牙」の感想(ネタバレ)



■監督:マックス・マニックス 
■出演者:椎名桔平 長谷川京子 ゲイリー・オールドマン 清水美沙 柄本明 

昨年(2009年)劇場公開した椎名桔平、長谷川京子出演の話題の邦画?「レインフォール 雨の牙」がWOWOWで初放送した録画分をようやく消化。WOWOWは普通に毎月の初放送の新作映画を追っていくだけ結構な録画量がある。

さて、この映画は、日本人俳優の名前が並ぶ中、ただ一人、ハリウッドほかで活躍する俳優ゲイリーオールドマンが出演しているのが、一番の特徴といえます。

また監督をはじめスタッフにも外国人が多いため、日本が舞台で、日本人俳優が多く出てはいますが、ゲイリーオールドマンを迎えた邦画というよりは、日本を舞台にした洋画といった雰囲気です。

たまにハリウッド映画で日本を舞台にしたシーンを入れた場合に、日本の習慣、文化を間違って取り入れて、なぜか中国っぽかったり、日本の伝統品がやみくもにただ並べられているだけだったり、日本に住むものにとっては「そんなわけない!」と違和感を存分に感じてしまうことがありますが、この映画「レインフォール 雨の牙」は、そういった不安は少ない。

また、邦画に外国人を一人呼んだ場合に起きる、外国人俳優の扱いですが、これも監督が外国人ということで、ゲイリーオールドマンの存在が、最初こそ違和感がありますが、見ていくとそれほど気にならなくなるあたりで、この辺も映画としてはよく出来ているように思います。

原作が元CIAをしていた人が書いたというシナリオを基に作っているだけあって、日本の官僚の汚職の証拠(メモリースティック)を追って、日本のやくざやCIAがその情報を入手して、恐喝や日本との交渉を有利に進めようと目論むという、「そういうこともあるかもしれない!」と意外とリアルに描かれている。

ストーリー的には、追うもの追われるもの、守るもの守られるものという人間関係が適度な緊張感があって良いです。ヒロインに美形の長谷川京子を迎えていることもありますが、長谷川京子をPVみたいに、映像としてきれいに撮ろうとする撮影の仕方が、少し気になります。

ラストは、意外なほどあっさりとゲイリーオールドマンが死んでしまい、中途解決して終わってしまいますが、それを抜きにすれば、なかなかの作品だと思います。椎名桔平が殺し屋役?を熱演しています。


★★★☆☆ (評価 星3つ)

(映画全体としては、メモリースティックがキーになるサスペンスアクションというジャンルではありますが、中盤から意外とジョンレイン(椎名桔平)とカワムラ(長谷川京子)の二人の関係も深く描かれ、程よくしっとりとした映像が楽しめる。音楽(ピアノ)も落ち着いた雰囲気に添えていて良い。洋画+日本人キャストではありますが、よく出来ている作品ですね。

気になる点を言えば、やくざ役の高齢の組長が、「メモリースティックを早く探すんだ!」という組員に喝を入れる言葉(シーン)がありますが、”メモリースティック”を知らなそうなそうな世代から出てくる”メモリースティック”という言葉(用語)に違和感があり、少し面白い。無理せず”データ”とか”例のもの”の方がしっくり来るように思う。)

レイン・フォール/雨の牙 コレクターズ・エディション


JUGEMテーマ:最近みた映画
 
WOWOWのおすすめ番組!    

Search

管理人の記憶に残るおすすめ作品

Links