映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)

2010.06.24 Thursday 邦画レビュー

■映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)



■監督:西谷弘 
■出演者:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市 大塚寧々 伊藤淳史 小野寺昭

【映画「アマルフィ 女神の報酬」のあらすじ】

G8に参加している国の外相会議がイタリアで開かれることになるが、同国で日本人を標的にしたテロが予告され、外交官の黒田康作はクリスマス目前のローマへ。するとひとりの日本人少女が失踪する事件が起き、黒田は少女の母、紗江子の通訳をしながら犯人捜しと少女の奪回に乗り出す。しかし現地の警察から越権行為と批判され、黒田は日本大使館内でも孤立。やがて犯人一味の真の目的が、あるVIPへのテロだと判明していく。

【映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)】


一年間でどれだけの人が劇場に足を運んで映画を観たか?という映画興行収入というのがありますが、その中で2009年度映画の興行収入ランキングで10位に輝いた邦画のヒット作。織田裕二主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」がWOWOWで早速放送していたので、録画してみました。

踊る大走査線以来?の現代アクション?映画に久々に織田裕二が主演ということで、若干期待が乗ります。世界遺産の観光地を集めたようなイタリアを舞台に、テロと誘拐が絡み合うストーリーにハラハラドキドキ。

イタリアでは”誘拐犯に(家族が)個人的に身代金(資金)を渡すことは、犯罪に加担してるとみなされ法律で禁じられている”という日本では、誘拐と言えば=身代金の取引 が常識的ですが、イタリアでは全く異なる法律があるということを、この映画を観ると学べる。

そういう意味もありイタリアでの誘拐には特に気をつけたい。

そして、イタリアはスリが集団、組織化しており多く、観光客に紛れていたり、良い人そうに近づいてくるらしいので、こちらも気をつけたい。

そんなイタリアの犯罪事情がわかる映画「アマルフィ 女神の報酬」ですが、映像としても世界遺産に登録されているような、観光地がズラズラ出てきて旅行気分を味わえる。

この映画を観ていると、イタリアの観光地を行ったり着たりしていたトムハンクスの映画「ダヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」を思い出す。

どうしても上記の映画と比べてしまいがちですが、イタリアの道路を渋滞にしたり、サラブライトマンを劇中で歌わせたり、福山雅治がカメオで出ていたりと、ハリウッドに負けじと邦画なりにお金の掛かっている映画だと思う。

最終的には、イタリアに行ったのにも関わらず、いろいろひっくるめて犯人が身近の日本人(佐藤浩市)に戻ってきてしまい、萎んだ感は、否めない。ここは、まあしょうがないですね。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(天海祐希の子供の誘拐犯探しや犯人との交渉に夢中になっている間は、一体どうなる?とハラハラドキドキが楽しめるが、誘拐とテロの犯人がわかってしまった中盤からは、なんとなく先が読めて失速してしまう。だってもともと犯人が良い人なんだもん。)


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映画「マルセイユの決着(おとしまえ)」の感想(ネタバレ)

2010.06.23 Wednesday フランス映画 レビュー

■映画「マルセイユの決着(おとしまえ)」の感想(ネタバレ)



■監督:アラン・コルノー 
■出演者:ダニエル・オートゥイユ 、 モニカ・ベルッチ 、 ミシェル・ブラン 、 ジャック・デュトロン 、 エリック・カントナ 、 ニコラ・デュヴォシェル

「マトリックスリローデット」や「マレーナ」のモニカベルッチが出演していて、WOWOWの予告編で流れていた重厚な映像美が気になっていたフランスのギャング映画「マルセイユの決着(おとしまえ)」を見てみました。

この映画は、黒を基調としたようなダークな映像(ハイビジョン)がとにかく美しいが、それとは逆に、女性のモニカベルッチを除けば、主役を取り巻くキャストは、ほぼ40〜70才代の男(中年のおっさん)ばかりが目立つ異様なキャストです。

一言で説明すると北野武監督の映画「HANABI」、「BROTHER」(※こっちの方が近いかな)のような雰囲気が漂う、女性ファンを無視したような男臭い映画です。友情、愛、プライドとかそんなのが好きな人には、おすすめの映画です。

男には、死んでも譲れないものがある”というテーマすら感じさせる、中年男の命を張った決着(おとしまえ)が見れます。

リュックベッソン関連ではない、フランス映画の底力を感じる映画。

フランス映画は、トランスポーターやタクシー的なものも良いですけど、やっぱりこういう重厚さを感じるものが良いですね。


★★★★☆ (星 4つ)

(とにかく熱い中年(団塊世代?)のおっさんの生き方を学べ!とも言える内容で、ラストはスカっとするほど命を賭けた復讐劇があります。久々にこんな男臭い映画を観た。)


マルセイユの決着

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クリントイーストウッド監督の映画「グラントリノ」の感想(ネタバレ)

2010.06.22 Tuesday 映画レビュー(★★★★★)作品

■クリントイーストウッド監督の映画「グラントリノ」の感想(ネタバレ)



■監督:クリント・イーストウッド 
■出演者:クリント・イーストウッド ビー・バン アーニー・ハー クリストファー・カーリー 

クリントイーストウッド監督、主演の映画「グラントリノ」を見てみました。ちょうどWOWOWで丸一日クリントイーストウッドの映画を流すクリントイーストウッド祭りがありましたが、その最後にやっていたのが、たしかこのクリントイーストウッド監督の最新映画「グラントリノ」です。

あらすじは、愛妻に先立たれてしまった元軍人で人間嫌いの偏屈な老人が、隣に引っ越してきたアジア人の家族との交流を経て、改めて人生の意味について考えるというヒューマンドラマ。

なんとなく同監督のケビンコスナー主演の映画「パーフェクトワールド」を彷彿するような、男の友情が描かれていて、友情ものに弱い自分としては、心に響く内容だった。

個人的にこの映画の中で気に入っているシーンを挙げると、隣に住む内気なアジア人の少年に、アメリカ男としての立ち振る舞いを教えようと、クリントイーストウッド演じる男が、バーバ−ショップ(美容室)を営むイタリア系の友人を紹介して、アメリカ式の汚い挨拶や会話を教えるというシーンが一番に浮かぶ。

ハリウッド映画でお馴染みの、男同士のゲイネタや差別用語、悪口のしくみを上手く挨拶、会話に入れる方法を例題を挙げながら、詳しく?解説している。

この部分を観るだけでも、アメリカ人の男同士の人間関係の付き合い方が少し学べるのが面白い。

日本人は、初対面の人に対していきなり誰かの悪口を言ったりしませんが、アメリカ人は、その場にいない人の悪口を積極的に言うことで、より関係が円滑になるという面があるらしい。ここの3人のシーンは、まるでコントのようで笑えます。

こんなシーンもありますが、最終的には泣ける感動作ですね。この映画も「HACHI 約束の犬」と同様、個人的に思い出し泣きが出来る素晴らしい作品です。

★★★★★ (星 5つ)

(この映画は、ラストのオチも含め、ホント素晴らしい。人に全く興味を抱かなかった老人(男)が、血の繋がった実の家族ではない、単なる隣人に徐々に心を開き、最終的には、自分の命を懸ける決断(自己犠牲)をしてしまうという、人間関係の凄さ、素晴らしさが描かれている。)


グラン・トリノ

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映画「レインフォール 雨の牙」の感想(ネタバレ)

2010.06.21 Monday 邦画レビュー

■映画「レインフォール 雨の牙」の感想(ネタバレ)



■監督:マックス・マニックス 
■出演者:椎名桔平 長谷川京子 ゲイリー・オールドマン 清水美沙 柄本明 

昨年(2009年)劇場公開した椎名桔平、長谷川京子出演の話題の邦画?「レインフォール 雨の牙」がWOWOWで初放送した録画分をようやく消化。WOWOWは普通に毎月の初放送の新作映画を追っていくだけ結構な録画量がある。

さて、この映画は、日本人俳優の名前が並ぶ中、ただ一人、ハリウッドほかで活躍する俳優ゲイリーオールドマンが出演しているのが、一番の特徴といえます。

また監督をはじめスタッフにも外国人が多いため、日本が舞台で、日本人俳優が多く出てはいますが、ゲイリーオールドマンを迎えた邦画というよりは、日本を舞台にした洋画といった雰囲気です。

たまにハリウッド映画で日本を舞台にしたシーンを入れた場合に、日本の習慣、文化を間違って取り入れて、なぜか中国っぽかったり、日本の伝統品がやみくもにただ並べられているだけだったり、日本に住むものにとっては「そんなわけない!」と違和感を存分に感じてしまうことがありますが、この映画「レインフォール 雨の牙」は、そういった不安は少ない。

また、邦画に外国人を一人呼んだ場合に起きる、外国人俳優の扱いですが、これも監督が外国人ということで、ゲイリーオールドマンの存在が、最初こそ違和感がありますが、見ていくとそれほど気にならなくなるあたりで、この辺も映画としてはよく出来ているように思います。

原作が元CIAをしていた人が書いたというシナリオを基に作っているだけあって、日本の官僚の汚職の証拠(メモリースティック)を追って、日本のやくざやCIAがその情報を入手して、恐喝や日本との交渉を有利に進めようと目論むという、「そういうこともあるかもしれない!」と意外とリアルに描かれている。

ストーリー的には、追うもの追われるもの、守るもの守られるものという人間関係が適度な緊張感があって良いです。ヒロインに美形の長谷川京子を迎えていることもありますが、長谷川京子をPVみたいに、映像としてきれいに撮ろうとする撮影の仕方が、少し気になります。

ラストは、意外なほどあっさりとゲイリーオールドマンが死んでしまい、中途解決して終わってしまいますが、それを抜きにすれば、なかなかの作品だと思います。椎名桔平が殺し屋役?を熱演しています。


★★★☆☆ (評価 星3つ)

(映画全体としては、メモリースティックがキーになるサスペンスアクションというジャンルではありますが、中盤から意外とジョンレイン(椎名桔平)とカワムラ(長谷川京子)の二人の関係も深く描かれ、程よくしっとりとした映像が楽しめる。音楽(ピアノ)も落ち着いた雰囲気に添えていて良い。洋画+日本人キャストではありますが、よく出来ている作品ですね。

気になる点を言えば、やくざ役の高齢の組長が、「メモリースティックを早く探すんだ!」という組員に喝を入れる言葉(シーン)がありますが、”メモリースティック”を知らなそうなそうな世代から出てくる”メモリースティック”という言葉(用語)に違和感があり、少し面白い。無理せず”データ”とか”例のもの”の方がしっくり来るように思う。)

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韓国ドラマ「結婚できない男」第15話の感想(ネタバレ)

2010.06.19 Saturday 韓国ドラマ 結婚できない男

■韓国ドラマ「結婚できない男」第15話の感想(ネタバレ)




キャスト: チ・ジニ オム・ジョンファ キム・ソウン ユ・アイン ヤン・ジョンア

今日(6月18日放送分)で最終回を迎える韓国ドラマ「結婚できない男」ですが、第15話の録画分をようやく見てみました。

最終回手前、第15話になったことで、完全にオリジナルの阿部寛、夏川結衣の日本版「結婚できない男」のその後のストーリーと呼べる物語が展開しています。

日本版では、たしか阿部寛が人を全く入れない自宅に夏川結衣を食事に招いたところでエンディングになるという、阿部寛が夏川結衣に対して、少し心を開いたところで終わりになり、日本版はかなりほのぼのとしたラストだったと記憶している。

しかし、現在WOWOWで放送している韓国版「結婚できない男」は、お互いが気持ちを伝え合うと、この第15話では、チジニ(チョジェヒ)がオムジョンファ(チャンムンジョン)に診察室でキスをするという、日本版にはない、完全に韓国の独自路線の物語が進んでいる。

ちなみにこのキスシーンは、今まで見てきたいろんなラブストーリーのドラマで見たキスシーンの中で一番とも思えるぎこちないキスである。完全にコメディとしてのキスシーンで、見ていながら背中の辺りが痒くなるような、むずがゆさがある。

そして、キスだけではなく、チジニがオムジョンファの部屋に理由を付けて訪れて、二人が初ベッドインをするのか?というところまである。この辺は、もともと韓国人という性格もあるのか、好意を確認した後の、男の行動は、かなり積極的に描かれている。

しかし、久々に男(ジェヒ)を部屋に入れることになった、チャン(オムジョンファ)は、チジニ(ジェヒ)がドアノブを買いに行っている間に部屋を片付けたり、魅力的(セクシー)に見えるポーズを一人で練習するというシーンや、想像を膨らませるシーンがあるが、ここも面白い。(※韓国映画の「ナンパの定石」のソンイェジンを思い出す)

結局、父親が急に訪れて、目的はお流れになりますが、この後のチジニを嫌うオムジョンファの父親を交えての3人のやり取りも面白い。かなりドタバタコメディですね。

この「結婚できない男」の第15話は、これまで見た韓国ドラマ「結婚できない男」のなかで、一番面白い回(話)だと思った。

評価 ★★★★★ (星 5つ)

(演技やキャラクターなど回を重ねるごとに大分こなれてきて、ドラマとしての完成度が確実に上がっているように思う。次回で最終回は、非常にもったいないが、楽しみでもある。)

(日本版)チ・ジニ主演「結婚できない男」 DVD-BOX 1(予約)



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