映画「デスルーム」の感想(ネタバレ)

2010.07.28 Wednesday 映画レビュー

■映画「デスルーム」の感想(ネタバレ)



■監督:ジョー・ダンテ ケン・ラッセル ショーン・S・カニンガム 
■出演者:ヘンリー・ギブソン レイチェル・ヴェルトリ ララ・ハリス ジョン・サクソン ミシェル・バーバラ・ペレティア 

7/17〜7/20の3日間WOWOWのシチュエーションホラー特集の中で放送していた「デスルーム」を見てみた。ちなみに前回書いた「変態村」と「変態島」もこのシチュエーションホラー特集の中で放送していたのものです。

さて、この映画「デスルーム」ですが、過去に恐怖映画の撮影で実際に使われていたスタジオに訪れた男女7人が、スタジオから出られなくなってしまい、なぜかある映画と同じように、集まった7人が実体験の恐い話をそれぞれがしていくというもので、オムニバスの形式のエロス&ホラーになっています。

ちなみにオムニバス形式の話は、

1.ある一人の女性は、女優になるため豊胸手術を行うが、不老不死を研究している科学者の陰謀によって胸の中にある生き物を植え付けられてしまう。乳首から人間の生き血を吸うことで不老不死を手に入れる女性は、次々と共演俳優を襲い…。

2.仕事で日本を訪れたある夫妻は、墓地で男の首吊り死体を見つける。一度パーティでこの男に会っていた妻は、死んだ男との妄想?の快楽に落ちてしまう…。※石橋陵、杉本彩出演。

3.ある女性が、生の食事に混入していたサナダ虫を体内に入れてしまい、さらに妊娠したことで、そのサナダ虫とともに成長した子供(女性)の話。

4.ある脚本家が、才能のある脚本家と親しくなるが、ある時からその友人に美人の彼女が出来ると、仕事そっちのけになってしまう。その友人が外出している間に、その彼女と関係を持ってしまうと、その脚本家も仕事そっちのけになってしまう。数十年が過ぎ、ヒット作を作る脚本家になっていた友人が、亡くなったことを知ると、ある荷物が届く、そこには…。

一応、こんな話が語られますが、シチュエーションホラーということで「ソウ」みたいな密室からの脱出や謎解きなどのストーリーを期待していると、肩透かしに合います。

「デスルーム」というタイトルがついている割には、殺されもせずただスタジオから脱出できずに終わるというだけで、最後のオチも弱い。むしろホラーを抜きにした人間ドラマとしてみると以外にもオムニバスのストーリーはよく出来ているように思う。

特に脚本家の話は、オチこそ弱いが、話の展開は良い。

★★☆☆☆ (評価 星2つ)

(なぜか、警察官役で杉本彩が出ているが、特に濡れ場を演じているわけではない。ただ、杉本彩の出ているシーンは、意外と面白い。男の首吊り死体を見つけた外人夫婦が、日本の警察官(杉本彩)に死体があることを日本語で伝えようとするのだが、上手く伝えられず妻に”旅行会話(ガイドブック)に「死体が見つかった」なんて(会話)は載っていなかったぞ”と愚痴を言う。さすがに旅行中に”死体が見つかった”という日本語会話を使う機会はまずないなと思った。そういえば、英会話で”死体がある”という言い方も知らない。)


デス・ルーム(※ノベライズ本)



JUGEMテーマ:Horror
 

映画「変態村」の感想(ネタバレ)

2010.07.27 Tuesday 映画レビュー

■映画「変態村」の感想(ネタバレ)



■監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ 
■出演者:ローラン・リュカ ジャッキー・ベロワイエ フィリップ・ナオン 

前回書いた映画「変態島」のレビューに続いて、同じくWOWOWで同日に放送した「変態村」も見てみました。

もともとこちらのベルギー映画「変態村」のヒットによって続編のエマニュエルベアール主演のフランス版?「変態島」に繋がるようですが(※タイトル以外に特に関連性はない)、この「変態村」は、続編「変態島」と比べてもあきらかに変態さが際立っています。

続編の「変態島」がエロス的な”変態”をオチに求めていた感がありましたが、こちらの「変態村」は、もっと捻じ曲がった(狂った)変態と言えます。

例えば、変態村に来てしまった歌手の若者が、元コメディアンの宿屋の主人に監禁されると、なぜか頭を坊主に刈り上げられたあげく、宿屋の主人の元妻が着ていたらしい赤ジャンパーにスカートという女装の格好をさせられます。

そして、他の村人も、女装をした若者を宿屋の主人の元妻(女性)だと思い込み、なぜか捕まえようと襲ってきます。(※わけがわからない、さすが変態村)そして、仕舞いにはその村人(男)に犯されそうになる。

ラストは、村人からの追撃をなんとか逃げ切った主人公は、助けが来ることもなく森で佇んで終わりという。嫌な終わり方。

この「変態村」は、ハリウッドのホラー映画「テキサスチェーンソー」と同じような閉鎖された地域でのホラーですが、テキサス〜がなんとなく捕まったら即殺されるという直接の恐怖を煽るホラーに対し、この「変態村」は、狂った村人の行動が、何をされるかわからない恐怖に繋がるという同じホラーでも
、テイストが少し違います。基本的に内容は変態ですし。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(変態さでは、続編の「変態島」を超えているが、相変わらずハッピーエンドではない。とりあえず、宿屋の主人が取る行動(盗みや物色等)が無性に腹立ちます。)

変態村


JUGEMテーマ:Horror
 

映画「変態島」の感想(ネタバレ)

2010.07.26 Monday 映画レビュー

■映画「変態島」の感想(ネタバレ)



監督 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演 エマニュエル・ベアール/ルーファス・シーウェル/ジュリー・ドレフュス/ヨセ・デパウ

”変態島”という強烈な邦題タイトルに釣られてWOWOWで録画してしまった作品。

この変態島は、前作で話題になったベルギーの映画「変態村」(※こちらも変態がつく)の続編らしい。ちなみに「変態村」も同時にWOWOWで放送し録画済みなので、こちらも視聴次第「変態村」の感想も書こうと思います。

初回から”変態、変態”と書きまくってしまったが、この映画「変態島」の感想は、変態というタイトルがつく割には、意外と想像を超えず普通だったと思います。

個人的な”変態”行為の予想では、ホラー映画+変態ということもあり、人喰い族的な島を想像していたが、顔を白塗りしたような原住民の子供がたくさん出てきて異様ではあるが、それほど変態という感じるシーンは薄い。むしろ何が起こるのかわからない不気味さが際立つ。

しいて変態という言葉が当てはまるのは、エンドロール前のラストに、トムクルーズ主演の「ミッションイッポシブル」にも出演していた、主演のエマニュエルベアールが、全裸?で原住民の大勢の子供に取り囲まれて、全身を触られまくるというのが、一番の”変態”という言葉に当たると思います。

この部分が”変態島”の変態オチといえそうです。

息子が津波で行方不明になったが、ある映像に息子らしき姿を見て、現地に向かったが、結局何も見つからず、息子と同じ年代の原住民の少年らに痴漢のごとく体を触られまくるという、一体この女性(夫婦)は何しに島にいったんだと思うような映画ですね。

そして、なぜか現地を案内するガイドが日本の佐野元春に激似でビックリ。白髪の感じとか。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ホラー映画としては、閉ざされた島で何がおこるかわからない緊張感が常にあって良かったが、原住民の少年らに取り囲まれると、意外と反撃することもなく、あっさり刺されて死んでしまう夫が残念。ハリウッド的な原住民に戦いを挑むアクションも少し欲しかった。)


変態島


JUGEMテーマ:Horror

映画「ニュームーン トワイライトサーガ」の感想(ネタバレ)

2010.07.26 Monday 映画レビュー

■映画「ニュームーン トワイライトサーガ」の感想(ネタバレ)



■監督:クリス・ワイツ 
■出演者:クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン テイラー・ロートナー アシュリー・グリーン レイチェル・レフィブレ

ステファニーメイヤーの原作「トワイライト」を映画化し興行収入が2億ドル近い大ヒットになった「トワイライト 初恋」の続編に当たる「ニュームーン トワイライトサーガ」が早くもWOWOWで初放送していたので早速録画してみました。

トワイライト(上)

トワイライト(上)

価格:735円(税込、送料別)



前作は、女子高生のベラが、クラスメートのエドワードがヴァンパイヤだと知りつつも、一途に恋に突き進み、ベラの血を狙う他のヴァンパイアとの死闘などもあり、かなり見ごたえがあったように記憶していますが、この「ニュームーン トワイライトサーガ」はハッピーエンドを迎えたベラとエドワードのその後を描いている。

始まってまもなく、エドワードが普通の生活をして欲しいとベラの元から消えてしまい、しばらくエドワードは出てこなくなる。ただただ失恋に沈み、抜け殻のようになってしまったベラに、序盤からストーリーは急に重くなる。

いきなりの重い展開にかなり肩透かしを食らって、気持ちが入り込めずにいたが、近くに住む先住民の少年ジェイコブの登場によって再び話が面白くなる。このジェイコブは狼に変身できる。※ファイヤーエンブレムで言うところのラグズ(半獣)ですね。

エドワードとの失恋の気持ちを埋めるようにジェイコブとの時間を作るベラだが、エドワードを忘れられずにジェイコブとの間で気持ちが揺れ動く。

ベラに好意を寄せるジェイコブだが、あと一歩のところでベラは振り向かず、エドワードの影が邪魔をする。結局ジェイコブは、エドワードがいない間何度もベラを助けるが、気持ちの部分ではベラに何度も振られ、その都度心に傷を負う。

ここのベラ、エドワード(影)、ジェイコブの三角関係は面白く、ベラのジェイコブに対する優柔不断な態度(行動)は、主人公なのに共感できず腹が立ってしまうほど。ジェイコブの役回りは可哀想です。そんな共感できない三角関係があるが、なぜかハラハラしながら最後まで見てしまう映画。

この映画の魅力は純愛(人間ドラマ(ヴァンパイヤだけど))に重きを置いていて、アクション部分は、その中のひとつの要素に過ぎないので、予告編にあるようなアンダワールドやヴァンヘルシングなどヴァンパイヤアクションが観たいと思って、観るととかなり損をする。

っということでヴァンパイヤや半獣が出てくるが、カテゴリはヴァンパイヤ映画ではなく、恋愛映画として見るのがおすすめ。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(よくわからない魅力がある映画。今までのヴァンパイア映画とは一味も二味も違う。ヴァンパイア界の掟(伏線)などもあり、今後の次回作(続編)も楽しみです。この映画には、ゲスト?として「宇宙戦争」や「アイアムサム」でお馴染みの子役のダコタファニングが最後に特殊能力を持つヴァンパイヤとして出演している。知らないうちに子役と言われたダコタファニングも実年齢は16歳になっており、もう子役ではないが、きれいに育っている)


ニュームーン/トワイライト・サーガ プレミアムBOX


JUGEMテーマ:トワイライト ステファニー・メイヤー

映画「ベンジャミンバトン 数奇な人生」の感想(ネタバレ)

2010.07.23 Friday 映画レビュー(★★★★★)作品

■映画「ベンジャミンバトン 数奇な人生」の感想(ネタバレ)



■監督:デビッド・フィンチャー 
■出演者:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット タラジ・P・ヘンソン ジュリア・オーモンド ジェイソン・フレミング ティルダ・スウィントン 

「グレートギャッツビー」の作品で有名な作家スコットフィッツジェラルドが書いた短編小説を「セブン」「ファイトクラブ」のデビットフィンチャー監督がブラッドピット、ケイトブランシェットを迎えて映画化した「ベンジャミンバトン 数奇な人生」がWOWOWでハイビジョン放送していたので録画してみました。

ベンジャミン・バトン

ベンジャミン・バトン

価格:500円(税込、送料別)


老人で生まれて年を取るほどに若くなるという普通の人とは真逆の人生を生きるベンジャミンの生涯を描くという、ある種非現実な内容ですが、ベンジャミンが一人の女性(デイジー:ケイトブランシェット)との愛についても同時に描くことで、この設定がより興味深くなっているように思います。

始めは、老人で生まれるという設定に、どうやって生まれる?と想像できなかったが、単純にシワシワの老けた赤ちゃんの状態で生まれるということで納得。その後、老けたまま成長し、本当の老人のように車椅子生活があり、ある時から急に歩けるようになるという逆の現象が起きる。

肉体的には、若返るが、始めは老人なので、同じような老人達と共同生活する。しかし精神的には子供なので、老人たちの中での自分の存在はどこか浮いてしまう。また、老けているため同じ年代の子供のように学校にも通えない。

そして、好きになる子は、隣に住むベンジャミンと同じような精神年齢を持つ小学生の女の子。しかし、一緒に遊んでいるだけでも周りからは変な目でみられてしまう。

この映画は、話が進むほどにベンジャミンと周りとのギャップ(ズレ)がより興味深くなっていく。しかも、そのギャップが細部まで詰められているため、肉体と精神の不一致に対するベンジャミンの苦悩がまるで自分がベンジャミンになったようにリアルに感じることができる。

最後は、肉体的には子供になるが、年齢的には痴呆症が進んでおり、人の見分けすらつかないほどボケてしまう少年(ベンジャミン)の姿には、なんともいえない感覚がある。

特に、この映画は、ベンジャミンの視点もあるが、のちにベンジャミンが愛した女性(デイジー:ケイトブランシェット)から見たベンジャミンの目線があるが、これが特に素晴らしい。

ベンジャミンの人生も悲しいが、それを見守る側も悲しい人生。

そして最終的には愛する人と同時に年を取れない(一緒にいれない)苦悩がこの映画にはある。


評価 ★★★★★ (星5つ)

(賛否両論あるようですが、個人的には久々に星5つ付けたい作品です。この映画は、原作がありますので、そちらも読んでみたくなります。)


ベンジャミン・バトン 数奇な人生


JUGEMテーマ:おすすめの一本!!(洋画)
 

Search

管理人の記憶に残るおすすめ作品

Links