映画「ワルボロ」の感想(ネタバレ)

2010.06.30 Wednesday 邦画レビュー

■映画「ワルボロ」の感想(ネタバレ)



■監督:隅田靖 
■出演者:松田翔太 新垣結衣 福士誠治 木村了 城田優 古畑勝隆 仲村トオル

松田翔太、新垣結衣が出演しているということで気になってWOWOWで録画してみた映画「ワルボロ」。

成績も優秀で真面目人間だった男(松田翔太)が、ある日、クラスにいる学校一?の不良に授業中に好きな子(新垣結衣)が見てる前でからかわれたことで、我慢できずキレて頭突き合いのケンカをするとそのまま不良の道へ進む…。

ゲッツ板谷の自伝的小説を映画化したという作品だが、よくあるダサイ主人公が不良の行動にイラつく序盤の始まりに妙に共感してしまった。この映画の始めの10分は、インパクトもありよく出来ている。

クローズやドロップなど最近はやりのヤンキー映画の部類に入ると思いますが、ケンカシーンが人間離れすることなく(クローズのように主人公が殴られても何度でも起き上がってしまうようなこと)、等身大の殴り合いに抑えている。

主人公がもともと優等生でケンカが弱いということもありますが、ヤンキーに人数で囲まれるとあっさりボコボコに負けてしまうところも良い。

他校との抗争とかも描かれ男臭い映画だが、6人の友情モノとしては、ホロりとくるところもある。

ヤンキーに成りきれない(無理している)松田翔太の役どころも本人と合っているようで、意外と良かった。松田翔太はガチなヤンキー役は演技的(声、立ち居振る舞い)にちょっと無理がありそうですね。

コワモテキャラは兄貴の松田龍平には敵わないですね。


★★★☆☆ 評価(星 3つ)

(何も情報がない状態で見始めたけど、見てみると意外と面白い。ヒロインとして新垣結衣が出ているが、出番は少ない。実は、いつ死ぬかわからない爆弾を抱えているという設定があきらかになるが、新垣結衣目線が少ないため、感情移入はしずらい。体格は良いのにケンカになるとビビッて逃げまくっていた城田優が、ラストになって初めてブチキレしてケンカするのも良かったが(意外と強い)、個人的にはその勢いで、ヤンキーの頭も一緒に倒したら、オチがあってよかったと思う。街でケンカが一番強い男は、実はケンカが怖くて逃げていた男だった的な…。)



ワルボロ


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映画「パッセンジャーズ」の感想(ネタバレ)

2010.06.24 Thursday 映画レビュー

■映画「パッセンジャーズ」の感想(ネタバレ)



■監督:ロドリゴ・ガルシア 
■出演者:アン・ハサウェイ パトリック・ウィルソン デヴィッド・モース ダイアン・ウィースト クレア・デュヴァル アンドレ・ブラウアー

「プラダを着た悪魔」でお馴染みのアンハサフェイ主演のサスペンス映画「パッセンジャーズ」を見てみました。※この映画は大オチがあり、ネタバレ満載のため未視聴の方はご注意ください。

この映画「パッセンジャーズ」のあらすじは、ある飛行機事故で生還した5人の被害者のカウンセリングを担当することになったセラピストの女(アンハサフェイ)が、被害者の話を聞いていくうちに、事故に対する航空会社の説明とは異なる点を発見する。

また、彼女のカウンセリングを受けた被害者は、いつからか謎の失踪を遂げていく…。

飛行機事故のミスを被害者に隠した航空会社の陰謀なのか?という、サスペンス映画かと思いきや、ラストは、なんとシックスセンス、アザーズ的な、主人公だけが、事実を知らされずにジタバタしていたというオチだった。

まさか、この映画からそんな急カーブするようなオチが用意されているとは知らず、自分は適当に映画を流しながら見ていたため、ラストを見終わってもなんとなくの”大オチ”は理解できたが、細部の部分で結構な”?”が残った。

この映画を、理解するには始めから逃さずしっかりとシーンを注意して見る必要があります。たぶん、真面目に見ていたとしても一度では、すべてを理解しにくいところがある。

この映画「パッセンジャー」の大きなオチは、飛行機事故の被害者5人のカウンセリングを担当していた主人公の女(アンハサウェイ)も、どういうわけか事故に合った機体に乗っていたという衝撃的なラストが最後に語られる。

そして、飛行機事故の被害者5人が徐々に失踪していたというのは、実は”死”への旅立ちだった。

この部分までは、なんとか適当に見た自分のなかでも理解することが出来たが、なぜ5人だけという部分で、実は主人公を含めた6人だけが生存していたのではなく、すでに死んでいたということになるのか…。この辺は、よく思い出せないのでまた改めて見直さなければならない。


★★★☆☆ (評価 星3つ)

(この映画のポイントとしては、”死”についての旅立ちと別れという人間ドラマがこの映画にはあるが、サスペンス色が強く、謎を残しながらストーリーが語られているため、大どんでん返しで、そこに落ち着いても、正直あまりピンとこなかった。一番は、こんな大オチが隠されているのを知らずに、自分が結構適当に見てしまったのが一番悔やまれるところです。ストーリーとは関係ないところですが、この映画のアンハサウェイは良いですね。)

パッセンジャーズ



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映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)

2010.06.24 Thursday 邦画レビュー

■映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)



■監督:西谷弘 
■出演者:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市 大塚寧々 伊藤淳史 小野寺昭

【映画「アマルフィ 女神の報酬」のあらすじ】

G8に参加している国の外相会議がイタリアで開かれることになるが、同国で日本人を標的にしたテロが予告され、外交官の黒田康作はクリスマス目前のローマへ。するとひとりの日本人少女が失踪する事件が起き、黒田は少女の母、紗江子の通訳をしながら犯人捜しと少女の奪回に乗り出す。しかし現地の警察から越権行為と批判され、黒田は日本大使館内でも孤立。やがて犯人一味の真の目的が、あるVIPへのテロだと判明していく。

【映画「アマルフィ 女神の報酬」の感想(ネタバレ)】


一年間でどれだけの人が劇場に足を運んで映画を観たか?という映画興行収入というのがありますが、その中で2009年度映画の興行収入ランキングで10位に輝いた邦画のヒット作。織田裕二主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」がWOWOWで早速放送していたので、録画してみました。

踊る大走査線以来?の現代アクション?映画に久々に織田裕二が主演ということで、若干期待が乗ります。世界遺産の観光地を集めたようなイタリアを舞台に、テロと誘拐が絡み合うストーリーにハラハラドキドキ。

イタリアでは”誘拐犯に(家族が)個人的に身代金(資金)を渡すことは、犯罪に加担してるとみなされ法律で禁じられている”という日本では、誘拐と言えば=身代金の取引 が常識的ですが、イタリアでは全く異なる法律があるということを、この映画を観ると学べる。

そういう意味もありイタリアでの誘拐には特に気をつけたい。

そして、イタリアはスリが集団、組織化しており多く、観光客に紛れていたり、良い人そうに近づいてくるらしいので、こちらも気をつけたい。

そんなイタリアの犯罪事情がわかる映画「アマルフィ 女神の報酬」ですが、映像としても世界遺産に登録されているような、観光地がズラズラ出てきて旅行気分を味わえる。

この映画を観ていると、イタリアの観光地を行ったり着たりしていたトムハンクスの映画「ダヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」を思い出す。

どうしても上記の映画と比べてしまいがちですが、イタリアの道路を渋滞にしたり、サラブライトマンを劇中で歌わせたり、福山雅治がカメオで出ていたりと、ハリウッドに負けじと邦画なりにお金の掛かっている映画だと思う。

最終的には、イタリアに行ったのにも関わらず、いろいろひっくるめて犯人が身近の日本人(佐藤浩市)に戻ってきてしまい、萎んだ感は、否めない。ここは、まあしょうがないですね。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(天海祐希の子供の誘拐犯探しや犯人との交渉に夢中になっている間は、一体どうなる?とハラハラドキドキが楽しめるが、誘拐とテロの犯人がわかってしまった中盤からは、なんとなく先が読めて失速してしまう。だってもともと犯人が良い人なんだもん。)


アマルフィ 女神の報酬 スタンダード・エディション


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映画「マルセイユの決着(おとしまえ)」の感想(ネタバレ)

2010.06.23 Wednesday フランス映画 レビュー

■映画「マルセイユの決着(おとしまえ)」の感想(ネタバレ)



■監督:アラン・コルノー 
■出演者:ダニエル・オートゥイユ 、 モニカ・ベルッチ 、 ミシェル・ブラン 、 ジャック・デュトロン 、 エリック・カントナ 、 ニコラ・デュヴォシェル

「マトリックスリローデット」や「マレーナ」のモニカベルッチが出演していて、WOWOWの予告編で流れていた重厚な映像美が気になっていたフランスのギャング映画「マルセイユの決着(おとしまえ)」を見てみました。

この映画は、黒を基調としたようなダークな映像(ハイビジョン)がとにかく美しいが、それとは逆に、女性のモニカベルッチを除けば、主役を取り巻くキャストは、ほぼ40〜70才代の男(中年のおっさん)ばかりが目立つ異様なキャストです。

一言で説明すると北野武監督の映画「HANABI」、「BROTHER」(※こっちの方が近いかな)のような雰囲気が漂う、女性ファンを無視したような男臭い映画です。友情、愛、プライドとかそんなのが好きな人には、おすすめの映画です。

男には、死んでも譲れないものがある”というテーマすら感じさせる、中年男の命を張った決着(おとしまえ)が見れます。

リュックベッソン関連ではない、フランス映画の底力を感じる映画。

フランス映画は、トランスポーターやタクシー的なものも良いですけど、やっぱりこういう重厚さを感じるものが良いですね。


★★★★☆ (星 4つ)

(とにかく熱い中年(団塊世代?)のおっさんの生き方を学べ!とも言える内容で、ラストはスカっとするほど命を賭けた復讐劇があります。久々にこんな男臭い映画を観た。)


マルセイユの決着

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クリントイーストウッド監督の映画「グラントリノ」の感想(ネタバレ)

2010.06.22 Tuesday 映画レビュー(★★★★★)作品

■クリントイーストウッド監督の映画「グラントリノ」の感想(ネタバレ)



■監督:クリント・イーストウッド 
■出演者:クリント・イーストウッド ビー・バン アーニー・ハー クリストファー・カーリー 

クリントイーストウッド監督、主演の映画「グラントリノ」を見てみました。ちょうどWOWOWで丸一日クリントイーストウッドの映画を流すクリントイーストウッド祭りがありましたが、その最後にやっていたのが、たしかこのクリントイーストウッド監督の最新映画「グラントリノ」です。

あらすじは、愛妻に先立たれてしまった元軍人で人間嫌いの偏屈な老人が、隣に引っ越してきたアジア人の家族との交流を経て、改めて人生の意味について考えるというヒューマンドラマ。

なんとなく同監督のケビンコスナー主演の映画「パーフェクトワールド」を彷彿するような、男の友情が描かれていて、友情ものに弱い自分としては、心に響く内容だった。

個人的にこの映画の中で気に入っているシーンを挙げると、隣に住む内気なアジア人の少年に、アメリカ男としての立ち振る舞いを教えようと、クリントイーストウッド演じる男が、バーバ−ショップ(美容室)を営むイタリア系の友人を紹介して、アメリカ式の汚い挨拶や会話を教えるというシーンが一番に浮かぶ。

ハリウッド映画でお馴染みの、男同士のゲイネタや差別用語、悪口のしくみを上手く挨拶、会話に入れる方法を例題を挙げながら、詳しく?解説している。

この部分を観るだけでも、アメリカ人の男同士の人間関係の付き合い方が少し学べるのが面白い。

日本人は、初対面の人に対していきなり誰かの悪口を言ったりしませんが、アメリカ人は、その場にいない人の悪口を積極的に言うことで、より関係が円滑になるという面があるらしい。ここの3人のシーンは、まるでコントのようで笑えます。

こんなシーンもありますが、最終的には泣ける感動作ですね。この映画も「HACHI 約束の犬」と同様、個人的に思い出し泣きが出来る素晴らしい作品です。

★★★★★ (星 5つ)

(この映画は、ラストのオチも含め、ホント素晴らしい。人に全く興味を抱かなかった老人(男)が、血の繋がった実の家族ではない、単なる隣人に徐々に心を開き、最終的には、自分の命を懸ける決断(自己犠牲)をしてしまうという、人間関係の凄さ、素晴らしさが描かれている。)


グラン・トリノ

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