映画「スパイダーウィックの謎」の感想(ネタバレ)

2010.05.28 Friday 洋画 アクション/SF

■映画「スパイダーウィックの謎」の感想(ネタバレ)


 

ホリーブラック、トニー・ディテルリッジ原作の同名児童文学シリーズを映画化した「スパイダーウィックの謎」がWOWOWでハイビジョン放送していたので、ようやく録画してみました。

原作は、全5巻からなる大作のようですが、映画化によって約90分ほどにまとめられている。

原作を読んでいないのでどの程度短縮されているのか、違いはわかりませんが、妖精やゴブリン、魔物?等を表現するCGのクオリティはしっかりと作られており、映像としての見ごたえは十分ある。

物語は、少年が訪れた祖母?の家で妖精図鑑なる封印された本を開いてしまったことで、妖精の秘密がまとめられている図鑑を手に入れようとするゴブリン達に気づかれ、襲われてしまうというストーリー。

なぜ人間(祖父?)が書き上げた妖精図鑑がそれほどゴブリン達に必要なのかはイマイチ説明不足の気がしないでもないですが、その辺の細かいところは童話(ファンタジー)ということで一旦スルーします。

そういった問題もありますが、個人的に一番気になったのが、主人公の少年が取る行動に共感できない部分があって、全く感情移入できないところがある。

子供の好奇心から妖精図鑑の封印を解いてしまうことは、(話が始まらないので)しょうがないのですが、散々”妖精図鑑はサークル外(家の外)に持ち出してはダメだ”(ゴブリンたちに図鑑を奪われると他の妖精?が殺されてしまう)という、基本ルールがあるにも関わらず、少年は意味もなく外に持ち出しては、妖精図鑑を危険にさらしてしまうということが何度もあり、そこのハラハラの意味が全くわからない。

さすがに、自分から危険を作っておいて、後で大変だ〜と騒がれても、「だからそれ最初から何度も言ってるでしょ」、としかならず、少年の全く言うことを聞かないマッチポンプな行動には度を超えて、あきれてしまう。

ファンタジー作品の基本ルールとして、最終的な結果がわからないうちは、規則を破ってしまう行動は仕方ないが、ある程度危険の度合いが明確になったら、それを常に守っていくのがルールだと思う。

そうでないと、ルールがある意味が全く無い。

ルールを守ってこそ、物語に軸が生まれるし、主人公の取る行動にも意味がある。

★☆☆☆☆ 

(ストーリーやCG等、悪くない作品ですが、個人的に、主人公の少年に感情移入させてもらえないのは厳しいです。ということで今回は、星 ひとつです。)



スパイダーウィックの謎


JUGEMテーマ:最近みた映画
 

横山秀夫サスペンス「18番ホール」の感想(ネタバレ)

2010.05.27 Thursday WOWOW ドラマ

■横山秀夫サスペンス「18番ホール」の感想(ネタバレ)



先日、サスペンスなのにめちゃめちゃ感動してしまったWOWOWの横山秀夫サスペンスの第4回ドラマ「他人の家」に続き、今回は、同じく横山秀夫サスペンスの第1回目に当たる「18番ホール」を見てみました。※ネタバレがありますので、ご注意ください。

「18番ホール」も、仲村トオルを始め、西田尚美、田口浩正、池田成志、相島一之、遠藤憲一らかなり豪華な俳優が出演。

「18番ホール」のあらすじは、仲村トオル演じる樫村は、幼い頃からの友人(遠藤憲一)に当選確実だからぜひお前がやってくれと言われ、地元の村の村長選に出馬することを決める。

樫村が村長選に出馬することを決めた本当の理由は、村の再開発事業を行う計画の場所にあるゴルフ場の18番ホールが原因だった。18番ホールには、樫村が過去に飲酒運転の末に、車で轢いてしまった女性の遺体が埋められていたからだ。だからなんとしても村長になり、再開発の場所を阻止する必要があった。

しかし、あらかじめ用意周到な手回しにより当選確実とされていた票の確保も、突然他候補の応援をする仲間の裏切りや、応援してくれてたはずの議員の寝返り、妻の住民票の移し忘れによる自分達の選挙権の失効等により、どんどん危ぶまれていく。

そして、ラスト…、票が開票されていくなか、途中経過発表にて他候補にかなりの差をつけられ当選自体が危うくなると、樫村は大雨が降るなか、スコップを持ち、遺体が眠る18番ホールへ車を走らせる。

しかし、18番ホールの手前で仲間から村長に当選したことを携帯に連絡を受けると、樫村は、張詰めていた緊張から解放されるように、ほっと一安心した。

ところが、選挙事務所に戻ろうと車を発進させると、車にぶつかった”ドン”という鈍い音が─。

車を降りて外を確認すると、選挙の応援に来てくれていた知り合いのおばあちゃんが血みどろの状態で車の前に倒れていた。その光景を見た樫村は「オレはどうすれば…」と口にする。

ドラマは、ここでエンドロールが流れ終了。

樫村が取るこの後の行動は、視聴者に任せるという手法が取られている。

過去の過ちを隠すために翻弄していた主人公(樫村)は、村長になることでその罪を永遠に葬ろうとしていたが、それもつかの間、罪からの開放の前に、また新たな罪が生まれてしまう。人生の皮肉がありますね。

個人的には、この轢いてしまったおばあちゃんも18番ホールに埋めてしまうという、主人公が悪に染まったまま迎えるラストにしてくれたら、良かったような気がします。このドラマ上の流れからいけばそれが自然ですし。

この辺は、見ている人のモラルや感情によりますが…。


★★★☆☆ 

(サスペンスとしては、ドキドキが盛りだくさんですが、ラストの結末を視聴者に委ねたため 星 3.5ですね)

原作(真相)のラストは、どうなっているのかこちらも気になりますね。

真相



JUGEMテーマ:テレビドラマレビュ〜♪
 

韓国ドラマ「結婚できない男」第13話の感想(ネタバレ)

2010.05.26 Wednesday 韓国ドラマ 結婚できない男

■韓国ドラマ「結婚できない男」第13話の感想(ネタバレ)


 

キャスト: チ・ジニ オム・ジョンファ キム・ソウン ユ・アイン ヤン・ジョンア

韓国ドラマ「結婚できない男」は、2006年にフジテレビで放送していた阿部寛、夏川結衣、国仲涼子、塚本高史、高島礼子らが出演してた人気ドラマ「結婚できない男」の韓国版リメイクです。

現在5月21日WOWOW放送分で第13話まで終了。全16話なので残りあと3話。

内容は基本的に、日本版「結婚できない男」のストーリーにかなり忠実になっており、韓国ドラマ「チャングムの誓い」でお馴染みで主演を務める韓国俳優チジニの演技もどことなく本家の阿部寛の演技を意識しているのか、立ち方や動き方等、演技が面白いくらい似ています。かなりモノマネの域ですね。

韓国での視聴率は10%以下であまりヒットしなかったようですが、日本版「結婚できない男」が好きな方にはこの韓国版も十分楽しめます。

韓国ドラマは、作品によっては、かなり好みが分れるところがありますが、最近では観るたびにこのドラマには嵌ってきて、金曜日の放送が楽しみになりつつあります。

この韓国版は、日本版の放送時間が、60分(ドラマ部分約45分前後)×12話の構成に対し、韓国版は、60分〜70分(CMなし)×16話ということで、オリジナルストーリーに加えて、あらたに付け加えられた部分が多くあり、日本版にないストーリーが味わえるのも魅力です。

個人的には、国仲涼子が演じていた役を演じている韓国女優キムソウンが華を添えていて良いですね。

現在韓国版「結婚できない男」は13話が終了したところですが、日本版のストーリーでもあった国仲涼子が急に隣に住む阿部寛を好きになってしまうという意外なストーリーが韓国版でも起きており、チジニをキムソウンが好きになってしまうという同じ展開が起きています。

最終的な結末は、日本版と同じなのか不明ですが、今後も最後まで見ていく予定です。

★★★★☆ (好きな内容なので星4つです)

韓国版「結婚できない男」もDVDボックスが出るみたいですね。

(日本版)チ・ジニ主演「結婚できない男」 DVD-BOX 1(予約)



JUGEMテーマ:最新ドラマ!!!
 

横山秀夫サスペンス「他人の家」の感想(ネタバレ)

2010.05.21 Friday WOWOW ドラマ

■横山秀夫サスペンス「他人の家」の感想(ネタバレ)

 

収録 真相/18番ホール/不眠/花輪の海/他人の家

5月からWOWOWで4週連続で放送している横山秀夫原作のサスペンスドラマ。その4週目に放送していた渡部篤朗主演の「他人の家」が再放送していたので録画して見てみました。

キャストは、渡部篤郎(わたべあつろう)のほか戸田菜穂、小野武彦、高杉旦、伊藤四郎…等。

ストーリーは、過去に強盗傷害という罪を犯した渡部篤郎演じる貝原が、妻(戸田菜穂)とともに新しいアパートにて暮らし始めるが、前科者ということが大家にバレて、やっとの思いで見つけた住む場所を失ってしまう。そこに、伊藤四郎演じる近所に住む佐藤が、跡継ぎがいない自分の家を守る代わりに、養子縁組によって名前を”貝原”から”佐藤”に変えないかと話を持ちかける…。

横山秀夫サスペンスと題された作品のひとつということでサスペンス色が強いドラマかと思っていましたが、元犯罪者としての生活の厳しさと苦悩、そしてそんな夫を献身的に支える妻の愛など、サスペンスというよりも人間ドラマとしてもかなり秀作。そして、めちゃめちゃ泣ける。

悪い同級生に唆(そそのか)されて一度罪を犯してまったことが原因で、人生の歯車が狂ってしまった根は真面目な男(貝原)が一生懸命元のレールに戻ろうと頑張るが、過去の罪が足を引っ張り戻ることを許さない。そんな姿がなんとも痛々しい。気が弱く、不器用な人が一生懸命生きる姿はやっぱり胸に来る。

そして、妻の支えてくれる行動をずっと償いだと思っていたのが、最後にそれが本物の愛だとわかり、それを頼りに新たに生きることを誓うラストにもまたまた感動。

元犯罪者という汚名が拭えない”貝原”という姓を捨て、一度は養子縁組によって”佐藤”として新しい人生を手に入れたが、あることがきっかけで、また”貝原”に戻し、生きていくことを誓う。

この”姓”の変更によって変わる生き方、罪と償い、それに伴う、心理の変化がすごく丁寧に描かれている。最近、あまリ見ることが減った俳優:渡部篤郎の演技をラビリンス、ケイゾクのドラマ以来しっかりと見たような気がする。久々に良いドラマを見てしまった。

この”他人の家”が収録されている短編集の原作本だという「真相 」もちょっと気になりますね。

★★★★☆ (評価 今回は星4つですね)


JUGEMテーマ:テレビドラマレビュ〜♪
 

ハリウッド版映画「DRAGONBALL EVOLUTION」の感想(ネタバレ)

2010.05.20 Thursday ハリウッド リメイク作品

■ハリウッド版映画「DRAGONBALL EVOLUTION」の感想(ネタバレ)

 

出演:ジャスティン・チャットウィン/エミー・ロッサム/チョウ・ユンファほか
監督:ジェームズ・ウォン
脚本:ベン・ラムジー
原作:鳥山明

ハリウッドで映画公開前からネットでかなり批判にさらされていた鳥山明の原作のドラゴンボールのハリウッドでの映画化(アニメをリメイク?)したという映画「ドラゴンボールレボリュ−ション」ですが、ようやく今月(2010年5月)WOWOWで放送したので見てみました。

ストーリーは、ピッコロVS悟空の話ですね。アニメ(原作)では、亀仙人がピッコロを電子ジャーに魔封波(マフウバ)で、封じ込めようとする話(結局失敗する)でしたが、ハリウッド版は、黒人が持っていた謎の壺の中に入れるという、若干のアレンジが加えられています。さすがにアメリカで米を炊く電子ジャーは一般的ではないのか!?

その他にも、登場人物として、悟空の良き友の”クリリン”が出てきませんし、ブルマが恋心を抱くヤムチャ?らしき人も、なんか別人物として描かれている。ちなみに将来、悟空の嫁になるチチがなぜか主要キャストとして出ている。なぜ?、やっぱりハリウッドは恋愛(ラブとキス)が必要だからなのか。

このハリウッド版の映画「DRAGONBALL EVOLUTION」ですが、アニメ、漫画のドラゴンボールに親しんでいる人にとっては、かなり受け入れずらく、設定もめちゃめちゃ。完全に別物としてみた方が良さそうです。アクションシーンは結局、中国カンフーの延長になっています。なんか違う…。

なんとなく、ピッコロによる地球の滅亡(危機)という現実的リアル感を上手く表現しつつ、ドラゴンボールという摩訶不思議なワールド(世界観)も両立させるのに無理が生じたように思います。やっぱりドラゴンボールはアニメの世界観ですね。

また、アニメ→映画で大成功している、映画「トランスフォーマー」の路線を取り入れようとしている感が時折垣間見えますが、機械が主役でCG向きのトランスフォーマと違い、ドラゴンボールは生身の人間にCG処理を施すことが多いため、CG合成による違和感が常にあるのも問題かもしれません。

これなら、ファイナルファンタジーやベオウルフ的に全CGで描く路線の方が違和感は薄かったように思います。

あと、悟空が着るいつもの”亀”マークの胴着が、生身の人が着るとどうも、”コスプレ”という概念が生まれてしまってこちらも問題ですね。スパイダーマンやバッドマンはあまり思わなかったですが、ドラゴンボールは親しみ過ぎて逆にファッションとしての違和感が強い。

最後のピッコロとの真面目な決闘のシーンの前に、悟空(外人)がいちいち胴着のコスプレに着替えるというのはどこか笑えます。

いろいろと問題の多い「ドラゴンボール EVOLUTION」ですが、”ドラゴンボール”という作品を忘れてみれば、意外と笑える映画(コメディ)になっています。

「そんなバカな…」とツッコミを入れながらみると、楽しいかも。

ドラゴンボールと言えば、爆風や、蹴飛ばされた後に、人が岩や瓦礫(がれき)等にぶつかって物が壊れるシーンがお馴染みですが、この「ドラゴンボールレボリューション」もその部分を大事にしています。

個人的に、はじめの方で、じいちゃん(孫悟飯)と悟空が修行で戦うシーンで、頭からスイカに突っ込む悟空のシーンは、かなり好きです。

ス〜っと滑っていく感じがGOOD。


ドラゴンボール EVOLUTION 特別編
 ★★☆☆☆ (評価 星2つですね)




JUGEMテーマ:最近みた映画
 

Search

管理人の記憶に残るおすすめ作品

Links