ドイツ映画「ノッキンオンヘブンズドア」の感想(ネタバレ)

2010.07.19 Monday 映画レビュー

■ドイツ映画「ノッキンオンヘブンズドア」の感想(ネタバレ)



■監督:トーマス・ヤーン 
■出演者:ティル・シュバイガー ヤン・ヨーゼフ・リーファース ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ 

昨年(2009年)、TOKIOの長瀬智也、福田麻由子出演でリメイクされた映画「ヘブンズドア」のもとになったドイツ映画「ノッキンオンヘブンズドア」がWOWOWで放送していたので録画してみました。

がんや骨肉種で余命あと少しの男二人が一度も見たことがない海を目指して、入院していた病院から抜け出して海を目指すというロードムービー。本国のドイツでは350万人を動員した大ヒット作らしい。

ラストの海にたどり着いたシーンは、ようやくといった感じで感動的ではあるが、なぜかあまり泣けなかった。

銀行強盗した金や盗んだ車に積んであったマフィアの大金で、母親が欲しがっていた車(キャデラック?)をプレゼントしたり、いろんな人に盗んだ金を配ったり、男なら一度はやってみたい数人の娼婦と寝たり…と、死ぬ前にやっておきたいことを挙げてすべてやっていく。

内容的には、悪くない作品だと思いますが、微妙にコメディタッチ(笑いを取ろうとする部分がある)だからなのか、死へのリアリティに欠ける感じがしてしまう。100万ドルという大金を二人の男に使われたマフィアのボスも、最後に「死ぬ前に海に行きたい」と二人から聞くと意外とあっさり解放してくれる。

ボスの行動は、とても粋ではあるが、なんとなくラストが読めてしまって残念。ボスのここでの選択は大事です。もうひと波乱あっても良いかな。

個人的には最後は海にギリギリでたどり着けないオチだった方が、好きですね。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

ヤフーレビューで4.5点以上の高評価の作品ですが、自分にはなぜかあまり嵌らなかった。個人的にこの映画の一番の良さは、音楽にあると思います。挿入曲のセンスが良い)

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

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映画「ゲットスマート」の感想(ネタバレ)

2010.07.10 Saturday 映画レビュー

■映画「ゲットスマート」の感想(ネタバレ)



■監督:ピーター・シーガル 
■出演者:スティーブ・カレル アン・ハサウェイ ネイト・トレンス マシ・オカ アラン・アーキン ザ・ロック(ドゥエイン ジョンソン)

「40歳の童貞男」「エバンオールマイティ」のスティーブカレルと「プラダを着た悪魔」「パッセンジャ−ズ」のアンハサフェイが共演し、アメリカで興行収入1億ドル以上の大ヒットとなったスパイアクションコメディ「ゲットスマート」がWOWOWで再放送していたので録画してみました。

始めの10分位で、アメリカのいかにもなコメディの雰囲気について行けず、かなり挫折気味で見始めたが、ラストにいくほどカーアクションなどスパイ的な盛り上がりを見せ、見終わったらそれなりに楽しめた。

アンハサウェイの髪の毛がスティーブカレルの顔に半分以上被っているというベタなDVDのジャケット画像からもわかるとおり、この映画は、デブネタ、ゲイネタを始め見た目にもわかりやすいギャグが連発しています。

このギャグは完全に笑いの好みがわかれるところですが、スティーブカレルとアンハサウェイの凸凹コンビは意外と良いように思います。中盤あたりで、悲しい曲をバックにアンハサウェイがスティーブカレルとのこれまでの思い出を思い返すシーンがありますが、ここは個人的に一番好きですね。

スティーブカレルが全然格好良くないし、よく見れば単なるおっさんのイメージビデオですからね。そして、悲しさに全然共感できない(笑

この映画は、個人的にアンハサウェイが見たくて、最後まで見たというのが正解ですが、そのアンハサウェイの見どころがファッションですね。「プラダを着た悪魔」ではないですが、DVDのジャケット画像で着ている白いコートを始め、黒のドレス、スパンコール?のドレスなど衣装の着こなしが、毎回ファッションショーのように様になる。

この人の何を着ても様になるファッションセンスは凄い。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ある部分でギャグがマイナス採点になりますが(※俺たちチアリーダーに比べれば全然良い)、アンハサウェイのファッション(セクシーさ)で平均点以上を獲得といったところです。あと、最近気になったのが、この映画にも出ている、ザ・ロックが知らないうちに、名称表記をドゥエイン・ジョンソンという本名?に戻していた。本名を知らなかった自分は、ずっとドゥエイン・ジョンソンのことをザ・ロックに似ている新人が出てきたとずっと勘違いしていた。えらい恥ずかしい。)


ゲット スマート 特別版

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映画「扉をたたく人」の感想(ネタバレ)

2010.07.08 Thursday 映画レビュー(★★★★★)作品

■映画「扉をたたく人」の感想(ネタバレ)





■監督:トム・マッカーシー 
■出演者:リチャード・ジェンキンス ヒアム・アッバス ハーズ・スレイマン ダナイ・グリラ

2009年度のアカデミー主演男優賞候補にプラッドピット(ベンジャミンバトン 数奇な運命)、ショーンペン(ミルク)らとともにノミネートされたリチャードジェンキンスの映画「扉をたたく人」がWOWOWで再放送していたので録画してみました。

この映画「扉をたたく人」のあらすじは、妻を亡くして心を閉ざした孤独な大学教授がアパートの間違いによって知り合った、ドラム奏者(ジャンベ)の移民青年(タレク)との交流を経て、音楽に触れ合いながら徐々に心を開いていくストーリー。

忙しいふり、働いているふり、”ふり”だけで…何もしていない」という予告編で流れる主人公のセリフが印象的ですが、それとともに、制度の悲惨さ、自分の無力さに憤りを感じ、その感情をジャンベ(楽器)にぶつけ、地下鉄のベンチでとりつかれたように太鼓を叩くラストのシーンは、これぞ音楽といった感じで感動を呼ぶ。

ここ(地下鉄)で演奏できれば稼げるだろうな…、儲けは折半でどう?」という言葉を残して、結局その想いを遂げることができずに、シリアに強制送還された青年の悔いが残るラストだが、音楽を通して、何かを学べる素晴らしい作品。

もともとは妻が好きなピアノを習おうとしていた教授が、教え方が気に入らないのか幾度もピアノの先生を変え、最終的にその家のピアノを売ってしまい、打楽器(ジャンベ)にのめり込むという、意外な流れもすごく新しい。

習い始めは、節目がちなで自信のない演奏だったが、ラストの地下鉄での演奏では、自信がみなぎるような、熱い演奏を見せる。演技もさることながら、このラストの演奏を観るとアカデミー賞にノミネートされるわけだと納得してしまう。

音楽のメロディも大事だが、リズムは人間が一番感情を表現しやすい音楽ですね。

この映画を観ると、なぜか無性にジャンベを叩いてみたくなりますが、楽天で調べると意外と安く一万円ほどで買えるみたいです。ギターよりも安いので始めやすい。


また、移民青年タレクが映画の中で教授におすすめしているCD、Fela Anikulapo Kuti (フェラ・クティ)のアルバムも良さそうですね。



音楽的にはかなり民族、アフリカっぽい感じがしますが、一応YOUTUBEでも少し聞けます。


評価 ★★★★★ (星5つ )

(最近見た、HACHI 約束の犬、グラントリノに続く、個人的に評価5をつけたい感動的な映画。この映画もHACHIほどではないが、思い出し泣きができる。とにかく音楽の良さ(生きがい、楽しさ)が十二分に出ているといえる。なぜ、邦題が”扉をたたく人”(原題 THE VISITOR)なのかが、最後まで疑問が残る。)


扉をたたく人



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映画「グロリア」の感想(ネタバレ)

2010.07.06 Tuesday 映画レビュー

■映画「グロリア」の感想(ネタバレ)



■監督:シドニー・ルメット 
■出演者:シャロン・ストーン ジェレミー・ノーザム ジョージ・C・スコット

1980年?に公開された同名タイトル(グロリア)をシドニールメット監督がシャローンストーン主演に迎えてリメイクした映画「グロリア」がWOWOWで放送していたので録画してみました。

グロリア

グロリア

価格:1,578円(税込、送料別)



この映画「グロリア」のあらすじは、警察とマフィアの汚職の証拠が入ったフロッピーディスクが原因でマフィアに家族を殺されてしまった少年と刑務所帰りのマフィアのボスの女(シャロンストーン)の逃避行を描く。

原版は見たことがないが、ひょんなことから少年を助けたことでマフィアから逃げるはめになった女(グロリア)という部分では、巻き込まれた人間の追うものと追われるものという一定の緊張感があり、興味を惹かれる内容だが、実際に見てみると、女と少年にとってのフロッピーディスクの役割、重要性がイマイチのような気がする。

マフィアにとっては、人を殺してまでフロッピーは欲しいものだが、少年や女にとっては、それを使って悪事を暴くというところまでは、特に考えていない。むしろ、少年の命の保証の切り札。

少年の父親は、フロッピーを使い、何かを暴こうとしていたが、その息子の少年は、それほどその任務を受け継いでいるわけではない。

そのためかフロッピーについては、捕らえられてしまった少年と引き換えに使って、データを使って悪事を暴くことなく終わってしまった。

ラストは、孤独な少年を学校(施設)に預けるか、自分で引き取るか女は悩んだ挙句、自分で育てることを誓うという、少年と女の交流があり、ラストは感動的な話になっている。

逃亡者的なサスペンス映画としてみると、カーアクションこそ途中にあるが、女(グロリア)にとっては追ってのマフィアは元々知り合いということもあってか、殺されるという緊張感は意外と少ないように思う。

派手な銃撃戦があるわけでもなく、エンターテーメントなアクションはあまりない。

むしろ少年と女の交流に追加でサスペンス+アクションという方が収まりが良い。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(さすがにこの頃のシャロンストーンは、まだまだ美人で見れる。(といっても99年作品なので年齢的には41歳だが)黒いミニスカートから出る、引き締まった脚がセクシー。ストーリーは、どうであれ、シャロンストーンファンなら、見ておいて損はない。脱がないけどね。男は脱ぐけど。)

グロリア


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映画「赤い糸」の感想(ネタバレ)

2010.07.05 Monday 邦画レビュー

■映画「赤い糸」の感想(ネタバレ)



■監督:村上正典
■原作:メイ
■出演者:南沢奈央 溝端淳平 木村了 岡本玲 石橋杏奈 桜庭ななみ 柳下大 鈴木かすみ

南沢奈央、溝端淳平、木村了など若手俳優が出演した話題の映画「赤い糸」がWOWOWで再放送してたので録画してみました。

この映画のあらすじは、偶然同じ誕生日(2月29日)の二人(南沢奈央と溝端淳平)が出会い、付き合ったが、過去が原因で別れてしまい、また再会するという、運命的な話。

清純派の南沢奈央がヒロインを演じているが、「赤い糸」とやわらかいタイトルが付けられた割には、話は重くてかなりディープ。なんとなく新垣結衣の映画「恋空」を思い出します。

南沢奈央演じる芽衣は、溝端淳平演じるアツシと付き合うが、修学旅行中にアツシは家族から連絡があり途中で帰ってしまう。翌日アツシがいなくなっため一人で行動することになった芽衣のもとに、芽衣に好意を抱く同級生の男(木村了)が声を掛け、一緒に行動する。

しかし、男(木村了)は、仲の良い別の友人(女子)と行動する約束になっていたため、一緒に行動しているところをその友人に見られ、信頼を裏切る形になってしまう。全くの誤解だったが、その友人はショックのあまり屋上から飛び降り自殺をしてしまう。なんとか一命を取り留めたが、誤解を解き関係を修復する前に友人は、別の学校に引っ越してしまう。

ある日、芽衣の家にアツシが訪れると一方的に別れを告げられ、どうすることもできず、そのまま関係が終わってしまう。

学校では、自分のせいで自殺に追い込んでしまったことで、芽衣は他の同級生からいじめに合うようになる。ただ、自殺の原因になった同級生の男(木村了)が、芽衣を庇うと、卒業後から二人は付き合うことになる。

付き合い初めはやさしかったが、別の学校に通う男は、芽衣の帰宅時や休日など毎日会いたいと、彼氏として彼女(芽衣)を束縛するようになる。芽衣がそれに答えられなくなると急にキレて、暴力を振るいだす。

彼氏は、DV男になり、芽衣の仲の良かった友達は、学校に来なくなると、知らないうちにドラッグの道に進んでいた。その後、DV男は、改心するが、芽衣との待ち合わせ中に車に轢かれ、交通事故で芯でしまう。

最終的には、アツシと再会し、元サヤに戻る?という赤い糸を感じさせるハッピーエンド的な感じになったが、自殺、DV、ドラッグ、交通事故などこれでもかとテーマが目白押しで、それらがすべて南沢奈央演じる芽衣に訪れるため、苦痛で仕方ない。

特に初めの友人の自殺なんかは、芽衣にしたら、全く本意ではないので、いい迷惑でしょう。そして、その流れでいじめとか、全くわけわからない。そんなときに支えてくれるはずの男(アツシ)もさっさといなくなるし…。散々なヒロインですね。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(赤い糸というテーマは良いが、妙に他のテ−マを盛り込みすぎていて、芯がブれてしまっている。ラブストーリーの割に、ラストもそれほど感動できない。すでに初めの段階でネタバレ(赤い糸)してるからだと思いますが。感動よりイライラの方が多い映画。)


赤い糸 special edition



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