映画「アバターオブマーズ」の感想(ネタバレ)

2010.12.23 Thursday B級洋画 映画レビュー

■映画「アバターオブマーズ」の感想(ネタバレ)



■監督:マーク・アトキンス 
■出演者:アントニオ・サバト・Jr. トレイシー・ローズ マット・ラスキー チャコ・ヴァダケス ノエル・ペリス

WOWOWで放送していた「アバター」の模倣映画「アバターオブマーズ」を鑑賞。


【映画「アバターオブマーズ」のあらすじ】

米軍特殊部隊員ジョン・カーターは、ある極秘任務中に重症を負ってしまった。だがベッドから起き上がることも出来ない彼に、軍は新たな任務を与える。それは体外離脱装置によって分身を別の銀河にある火星に送り込み、探査を行うというものだった。異星で超人的な肉体を得て目覚めたカーターだが、この星ではヘリウム王国とサルクス族との戦争が勃発していた。カーターはやがてサルクス族に仲間と認められ戦士となるのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「アバターオブマーズ」の感想】

こちらの「アバターオブマーズ」というタイトルからもわかるとおり、ジェイムズキャメロン監督の大ヒット映画「アバター」を模倣している映画です。

重傷を負った兵士が、人体再生プログラムによって遠い火星で目を覚まし、超人的な肉体を持ち、そこで新たな任務に就くという、アバターの(車椅子の兵士→アバターになる)というコンセプトのみ引き継いでいます。

ただ、こちらの「アバターオブマーズ」はアバター?になっても、上半身裸の普通の人間なので、イマイチ「アバター」感はない。

しかし、アクションシーンやオーケストラの音響など、スペクタクルさは意外と感じる。

なぜかヒロインがポルノ映画に出てきそうな外見と服装で緊張感はなく、細かな部分でB級感はぬぐえない。

他にも、主人公と敵が混戦のすえ、巨大なハエに連れ去られ主人公はなんとかハエを振りほどき、地面に落ちるのだが、次のカットでは、地面での主人公の後ろでんぐり返しのみが挿入される。あれだけの勢いが、よくそれだけの衝撃に抑えられたものだと笑えてくる。斬新。

このように、カットカットで前場面との繋がりの悪さが目立つシーンが散見される。これはB級だからしょうがない。

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(WOWOWの模倣映画特集で取り上げられていた、「ターミネーターズ」「パラノーマルエンティティ」「アバターオブマーズ」の三作品をすべて制覇してみましたが、この映画「アバターオブマーズ」が一番中途半端さが残る。映画としては、それなりにスペクタクルさは頑張っているが、アバターを模倣しているわりには、対して模倣し切れていない。全く別物という映画で見ればそれなりのB級作品だ。)

アバター・オブ・マーズ

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映画「マッハ!弐」の感想(ネタバレ)

2010.12.22 Wednesday 洋画 アクション/SF

■映画「マッハ!弐」の感想(ネタバレ)



■監督:トニー・ジャー パンナー・リットグライ 
■出演者:トニー・ジャー ソーラポン・チャートリー ダン・チューポン ペットターイ・ウォンカムラオ

WOWOWで放送していたタイ映画「マッハ!弐」を鑑賞。


【映画「マッハ!弐」のあらすじ】

アユタヤ王朝の侵略が進んだ時代のタイ。ある東の王国では家臣ラーチャセーナのクーデターによって国王とその妻が殺され、息子ティンは山賊のリーダー、チューナンに救われる。山奥で山賊たちと暮らしながらティンは、ムエタイをはじめありとあらゆる格闘技を学んで一流の戦士に成長していく。彼はまたチューナンを親のように慕い、チューナンもまたティンを自分の後継者にと意識。やがてティンはラーチャセーナへの復讐をめざす。

※WOWOWから引用

【映画「マッハ!弐」の感想(ネタバレ)】

数年前にトニージャーのガチンコ格闘アクションで話題になったタイ映画「マッハ」の続編「マッハ2」ですが、今回は現代ではなく、アユタヤ王朝時代という過去の話。

すでに現代では格闘はやりきったからなのか、この「マッハ2」では、設定を過去にして、刀や三節棍(さんせつこん)など多彩な武器が登場する。

個人的に一番のこだわりは、タイというだけあってトレードマークの動物の象を使ったアクションがすごい。正面から象に向かって走っていき、象の牙に足を乗せて、そのまま3M位ある象の上に乗ったり、10〜20頭の象を歩かせ、そのうえを飛び歩いたりする。

それ以外にも象の足元の間を入ったり出たりしながらの格闘アクションなどもあるが、象が急に暴れて人間を踏みつけやしないだろうか、そっちの方が心配になる。象はしつけられているのか、じっと落ち着いている。

物語は、国王の両親を目の前で家臣に殺された主人公が、格闘技に精通する山賊が住む山村の総長に助けられ、そこで格闘を習い、両親の殺した家臣へ復讐をするという単純な話なのだが、タイ映画の独特なテンポに意外と理解するまで時間がかかる。

ラストは、主人公が格闘を教えてもらった総長が両親を殺した直接の犯人(暗殺者)で、主人公に情を感じた総長は自らの命を犠牲にして、主人公に殺されることを選ぶ。

しかし、裏切り者の家臣には、兵に取り囲まれ、主人公の復讐はあと一歩で果たせず終了する。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(アクション映画にしてはすっきりとしない意外なラストに拍子抜け。しかし、格闘アクションは、ガチンコで普通に顔面を蹴ったり、かなり高い位置から落ちたりして、体を張っている。前作では、危険すぎてかなりスタントマンがケガしていたという触れ込みがあったが、今回の作品も話は聞かないが、かなりケガしてると思う。さすがムエタイの国。)

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韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第6話の感想(ネタバレ)

2010.12.21 Tuesday 韓国ドラマ ロードナンバーワン あらすじ

■韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第6話の感想(ネタバレ)



■監督:イ・ジャンス キム・ジンミン 
■出演者:ソ・ジソブ キム・ハヌル ユン・ゲサン チェ・ミンス ソン・チャンミン

WOWOWで放送中の韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第6話を鑑賞。

【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第6話のあらすじ】

ジャンウは、特攻隊の指揮官として敵陣に潜入する。米軍との共同攻撃は無駄になってしまったものの、ジャンウは計画をそのまま進めようとする。彼の強引なプレッシャーに、仕方なく特攻隊に入ったジョンギはある行動に出て……。一方、テホはジャンウが計画通りに動くと信じて、サムス中隊長に作戦続行を直訴する。お互いに約束を信じて戦ったふたりの力で、制圧は成功。ジャンウはその功績を認められて……。

※WOWOWから引用
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【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第6話の感想】

韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第6話は、前回の5話に引き続き、ジャンウら特攻隊は断崖絶壁を登る命がけの作戦を決行する。米軍の爆撃が急遽中止になり、作戦自体の中止が危ぶまれるなか、テホは、ジャンウとの約束を実行しようと中隊長を説得し、中隊は下から攻撃を開始する。

絶壁を登りきった特攻隊は北軍を横から奇襲し、中隊と協力のもと674高地のトーチカの制圧に成功する。

この6話は、映画「シンレッドライン」を彷彿するような山の斜面の戦いが、緊張感がありなかなか熱い。そして、「プライベートライアン」にあった、敵との混戦の末ナイフを持ち出しての寝転びながらじりじりとする攻めぎあいのシーンがある。そして、仲間が刺されそうになっているのに、近くでおびえて何もできない、街で徴集された兵士もいる。ここも同じ。(※ここで何もできない中年兵士は4話から出てきて名前は知らないが、主役(ソジソブ)を喰うぐらいのなかなか存在感のあるキャラクターを演じている)

”ロードナンバーワン”のタイトルは、”国道一号線”という意味合いがあるのを最近になって知った。
674高地とともに、韓国の地形を知っているとより、世界観に入っていけそうだ。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(一時は観るのを途中で辞めようと思っていたこの「ロードナンバーワン」だが、スヨンとの恋愛は遠くに押しやり、戦争に突入したらかなり面白くなってきた。ジャンウが天性の軍人というスキルが急に目を覚まし、三國志の諸葛孔明的な、知恵を使った采配を披露する。引き続き川を渡る作戦もあり、次回の7話も面白そう。韓国ドラマは、どこから面白くなるかわからないので、途中退場は、吟味する必要がある。)


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韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第5話の感想(ネタバレ)

2010.12.21 Tuesday 韓国ドラマ ロードナンバーワン あらすじ

■韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第5話の感想(ネタバレ)



■監督:イ・ジャンス キム・ジンミン 
■出演者:ソ・ジソブ キム・ハヌル ユン・ゲサン チェ・ミンス ソン・チャンミン

WOWOWで放送中の韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第5話を鑑賞。

【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第5話のあらすじ】

ジャンウは集合時間を過ぎてから軍に戻ってきたために、軍から逃亡を企てたとみなされ、テホに逮捕されてしまう。テホは、誰もが恐れる危険な作戦にジャンウを参加させようと計画するが、ジャンウはそれをものともせず、志願者を募って特攻隊を結成する。だが、作戦決行の瞬間、予定されていた米軍による砲撃支援が中止となる。特攻隊の無線機も故障して連絡がとれない中、ジャンウはある決断を下し……。

※WOWOWから引用
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【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第5話の感想】

「ロードナンバーワン」第5話は、恋愛部分は始めの方だけで、スヨンがジャンウが振舞った食事を食べることもなく、病気の兄の連絡を受け駆けつけると、そのまま兄と共にピョンヤンに行ってしまう。

残されたジャンウは、ピョンヤンに行くとスヨンの書置きを観ると、スヨンを追う様にジャンウもテホに連れられ戦地に赴く。

ピョンヤンに繋がる高地を奪還するべく高地攻略に向かうが、絶壁を登る作戦も含めなかなかの
緊張感がある。

スヨンがいるピョンヤンに向かうというゴールが設定されたため、ジャンウの戦争に意義が作られ、戦略的な戦争とともにサスペンス的な面白さが加わっている。

エンドロール前の絶壁を登る複数の兵士を下から上になめるカメラアングルも良い。


評価 ★★★★☆ (星3つ)

(この5話は、とんねるずの細かすぎるモノマネでよく出てくる韓国映画に良く出てくるシーンがそのまま出てくる。戦争を前に口笛を吹く兵士、故郷の歌を歌う兵士、思い出に浮かぶ彼女の言葉など。ロードナンバーワンがネタ元なのか。)

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映画「エレジー」の感想(ネタバレ)

2010.12.20 Monday 映画レビュー(★★★★★)作品

■映画「エレジー」の感想(ネタバレ)



■監督:イザベル・コヘット
■出演者:ペネロペ・クルス ベン・キングスレー パトリシア・クラークソン デニス・ホッパー
ピーター・サースガード デボラ・ハリー

WOWOWで放送していたペネロペクルス出演の映画「エレジー」を鑑賞。

【映画「エレジー」のあらすじ】

快楽主義的な人生哲学を広く世間に喧伝すると共に、自らもそれを貫きながら今日まで生きてきた初老の大学教授、デヴィッド。美しい教え子の女学生コンスエラに心惹かれた彼は、ある晩、彼女と一夜を共にする。お互いに30歳も年が離れ、最初から割り切った関係でいたはずのデヴィッドだったが、年甲斐もなくコンスエラの美しさにすっかり心奪われ、彼女との関係を深めていく。だがそんなある日、彼女に不意に去られてしまい……。

※WOWOWから引用
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【映画「エレジー」の感想】

快楽(肉体的)と恋愛(感情)を分けて考えていた理性派の初老の男が、魅力的で美しい教え子に出会い、一夜を共にするが、それ以降も彼女に惹かれ別れを告げられないまま、ズルズルと関係を引きずり、真実の愛に出会い、苦悩する男の姿が描かれる。

同じ本でも、読む人の生い立ちや経験によって受け取り方は異なる。例えば今読んで感じることと、10年後のあなたが読んで感じることは全く異なる。

最初の講義で男が語る哲学が、この物語の伏線になっている。

この物語も、男が出会う一人の女性コンスエラ(本)という点では同じだが、2年後にその彼女に会うと、過去とはまた違った決断を下している。女性もまた同じで、今まで重要だと思っていたことも、それより大きな出来事が彼女を襲うと、その判断の無意味さに気づき、本質を求め過去と違う決断を下している。

絵画を所有するコレクターは、絵画を所有しているつもりになっているが、実は絵画の方がコレクターを所有している。大抵、コレクターの方が先に死に、絵画の方が長く残っている。

上記も本編のなかである作家の本に出てくる言葉だが、美しい年下の女性と付き合った初老の男が、30歳下の彼女を所有することに目覚め、年齢的コンプレックスから、嫉妬心や独占欲が出始め苦悩するが、実は、初老の男が彼女を所有しているのではなく、初老の男を彼女が所有しているという逆説的な考えがある。

その言葉を証明するように、30歳も上の初老の男の方が、彼女よりも年下に見えてくるというシーンがある。

クフ王のようにピラミッドを買うこと(作ること)もできるが、クフ王は先に死にピラミッドは今もずっと残っている。

評価 ★★★★★ (星5つ)

(この映画は、ラストに答えはないが、それまでの過程が深く繊細に描かれている。しっとりしていてかなり濃厚な映画。上記以外にも”美しい人(女性)は外見に惑わされ内面は見えない”など哲学的?な言葉も光る。美しい女性=ペネロペクルス(コンスエラ) を使っているが、これがその名に恥じず、素晴らしく嵌っている。ペネロペのヌードシーンもあるが、単純にエロさよりも、物語の演出に一役買っている。そしてこの映画は、彼女のパーティに行かない初老の男のだらしなさに共感し泣ける。)


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