映画「ニュームーン トワイライトサーガ」の感想(ネタバレ)

2010.07.26 Monday 映画レビュー

■映画「ニュームーン トワイライトサーガ」の感想(ネタバレ)



■監督:クリス・ワイツ 
■出演者:クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン テイラー・ロートナー アシュリー・グリーン レイチェル・レフィブレ

ステファニーメイヤーの原作「トワイライト」を映画化し興行収入が2億ドル近い大ヒットになった「トワイライト 初恋」の続編に当たる「ニュームーン トワイライトサーガ」が早くもWOWOWで初放送していたので早速録画してみました。

トワイライト(上)

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前作は、女子高生のベラが、クラスメートのエドワードがヴァンパイヤだと知りつつも、一途に恋に突き進み、ベラの血を狙う他のヴァンパイアとの死闘などもあり、かなり見ごたえがあったように記憶していますが、この「ニュームーン トワイライトサーガ」はハッピーエンドを迎えたベラとエドワードのその後を描いている。

始まってまもなく、エドワードが普通の生活をして欲しいとベラの元から消えてしまい、しばらくエドワードは出てこなくなる。ただただ失恋に沈み、抜け殻のようになってしまったベラに、序盤からストーリーは急に重くなる。

いきなりの重い展開にかなり肩透かしを食らって、気持ちが入り込めずにいたが、近くに住む先住民の少年ジェイコブの登場によって再び話が面白くなる。このジェイコブは狼に変身できる。※ファイヤーエンブレムで言うところのラグズ(半獣)ですね。

エドワードとの失恋の気持ちを埋めるようにジェイコブとの時間を作るベラだが、エドワードを忘れられずにジェイコブとの間で気持ちが揺れ動く。

ベラに好意を寄せるジェイコブだが、あと一歩のところでベラは振り向かず、エドワードの影が邪魔をする。結局ジェイコブは、エドワードがいない間何度もベラを助けるが、気持ちの部分ではベラに何度も振られ、その都度心に傷を負う。

ここのベラ、エドワード(影)、ジェイコブの三角関係は面白く、ベラのジェイコブに対する優柔不断な態度(行動)は、主人公なのに共感できず腹が立ってしまうほど。ジェイコブの役回りは可哀想です。そんな共感できない三角関係があるが、なぜかハラハラしながら最後まで見てしまう映画。

この映画の魅力は純愛(人間ドラマ(ヴァンパイヤだけど))に重きを置いていて、アクション部分は、その中のひとつの要素に過ぎないので、予告編にあるようなアンダワールドやヴァンヘルシングなどヴァンパイヤアクションが観たいと思って、観るととかなり損をする。

っということでヴァンパイヤや半獣が出てくるが、カテゴリはヴァンパイヤ映画ではなく、恋愛映画として見るのがおすすめ。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(よくわからない魅力がある映画。今までのヴァンパイア映画とは一味も二味も違う。ヴァンパイア界の掟(伏線)などもあり、今後の次回作(続編)も楽しみです。この映画には、ゲスト?として「宇宙戦争」や「アイアムサム」でお馴染みの子役のダコタファニングが最後に特殊能力を持つヴァンパイヤとして出演している。知らないうちに子役と言われたダコタファニングも実年齢は16歳になっており、もう子役ではないが、きれいに育っている)


ニュームーン/トワイライト・サーガ プレミアムBOX


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映画「ベンジャミンバトン 数奇な人生」の感想(ネタバレ)

2010.07.23 Friday 映画レビュー(★★★★★)作品

■映画「ベンジャミンバトン 数奇な人生」の感想(ネタバレ)



■監督:デビッド・フィンチャー 
■出演者:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット タラジ・P・ヘンソン ジュリア・オーモンド ジェイソン・フレミング ティルダ・スウィントン 

「グレートギャッツビー」の作品で有名な作家スコットフィッツジェラルドが書いた短編小説を「セブン」「ファイトクラブ」のデビットフィンチャー監督がブラッドピット、ケイトブランシェットを迎えて映画化した「ベンジャミンバトン 数奇な人生」がWOWOWでハイビジョン放送していたので録画してみました。

ベンジャミン・バトン

ベンジャミン・バトン

価格:500円(税込、送料別)


老人で生まれて年を取るほどに若くなるという普通の人とは真逆の人生を生きるベンジャミンの生涯を描くという、ある種非現実な内容ですが、ベンジャミンが一人の女性(デイジー:ケイトブランシェット)との愛についても同時に描くことで、この設定がより興味深くなっているように思います。

始めは、老人で生まれるという設定に、どうやって生まれる?と想像できなかったが、単純にシワシワの老けた赤ちゃんの状態で生まれるということで納得。その後、老けたまま成長し、本当の老人のように車椅子生活があり、ある時から急に歩けるようになるという逆の現象が起きる。

肉体的には、若返るが、始めは老人なので、同じような老人達と共同生活する。しかし精神的には子供なので、老人たちの中での自分の存在はどこか浮いてしまう。また、老けているため同じ年代の子供のように学校にも通えない。

そして、好きになる子は、隣に住むベンジャミンと同じような精神年齢を持つ小学生の女の子。しかし、一緒に遊んでいるだけでも周りからは変な目でみられてしまう。

この映画は、話が進むほどにベンジャミンと周りとのギャップ(ズレ)がより興味深くなっていく。しかも、そのギャップが細部まで詰められているため、肉体と精神の不一致に対するベンジャミンの苦悩がまるで自分がベンジャミンになったようにリアルに感じることができる。

最後は、肉体的には子供になるが、年齢的には痴呆症が進んでおり、人の見分けすらつかないほどボケてしまう少年(ベンジャミン)の姿には、なんともいえない感覚がある。

特に、この映画は、ベンジャミンの視点もあるが、のちにベンジャミンが愛した女性(デイジー:ケイトブランシェット)から見たベンジャミンの目線があるが、これが特に素晴らしい。

ベンジャミンの人生も悲しいが、それを見守る側も悲しい人生。

そして最終的には愛する人と同時に年を取れない(一緒にいれない)苦悩がこの映画にはある。


評価 ★★★★★ (星5つ)

(賛否両論あるようですが、個人的には久々に星5つ付けたい作品です。この映画は、原作がありますので、そちらも読んでみたくなります。)


ベンジャミン・バトン 数奇な人生


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ドイツ映画「ノッキンオンヘブンズドア」の感想(ネタバレ)

2010.07.19 Monday 映画レビュー

■ドイツ映画「ノッキンオンヘブンズドア」の感想(ネタバレ)



■監督:トーマス・ヤーン 
■出演者:ティル・シュバイガー ヤン・ヨーゼフ・リーファース ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ 

昨年(2009年)、TOKIOの長瀬智也、福田麻由子出演でリメイクされた映画「ヘブンズドア」のもとになったドイツ映画「ノッキンオンヘブンズドア」がWOWOWで放送していたので録画してみました。

がんや骨肉種で余命あと少しの男二人が一度も見たことがない海を目指して、入院していた病院から抜け出して海を目指すというロードムービー。本国のドイツでは350万人を動員した大ヒット作らしい。

ラストの海にたどり着いたシーンは、ようやくといった感じで感動的ではあるが、なぜかあまり泣けなかった。

銀行強盗した金や盗んだ車に積んであったマフィアの大金で、母親が欲しがっていた車(キャデラック?)をプレゼントしたり、いろんな人に盗んだ金を配ったり、男なら一度はやってみたい数人の娼婦と寝たり…と、死ぬ前にやっておきたいことを挙げてすべてやっていく。

内容的には、悪くない作品だと思いますが、微妙にコメディタッチ(笑いを取ろうとする部分がある)だからなのか、死へのリアリティに欠ける感じがしてしまう。100万ドルという大金を二人の男に使われたマフィアのボスも、最後に「死ぬ前に海に行きたい」と二人から聞くと意外とあっさり解放してくれる。

ボスの行動は、とても粋ではあるが、なんとなくラストが読めてしまって残念。ボスのここでの選択は大事です。もうひと波乱あっても良いかな。

個人的には最後は海にギリギリでたどり着けないオチだった方が、好きですね。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

ヤフーレビューで4.5点以上の高評価の作品ですが、自分にはなぜかあまり嵌らなかった。個人的にこの映画の一番の良さは、音楽にあると思います。挿入曲のセンスが良い)

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

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映画「ゲットスマート」の感想(ネタバレ)

2010.07.10 Saturday 映画レビュー

■映画「ゲットスマート」の感想(ネタバレ)



■監督:ピーター・シーガル 
■出演者:スティーブ・カレル アン・ハサウェイ ネイト・トレンス マシ・オカ アラン・アーキン ザ・ロック(ドゥエイン ジョンソン)

「40歳の童貞男」「エバンオールマイティ」のスティーブカレルと「プラダを着た悪魔」「パッセンジャ−ズ」のアンハサフェイが共演し、アメリカで興行収入1億ドル以上の大ヒットとなったスパイアクションコメディ「ゲットスマート」がWOWOWで再放送していたので録画してみました。

始めの10分位で、アメリカのいかにもなコメディの雰囲気について行けず、かなり挫折気味で見始めたが、ラストにいくほどカーアクションなどスパイ的な盛り上がりを見せ、見終わったらそれなりに楽しめた。

アンハサウェイの髪の毛がスティーブカレルの顔に半分以上被っているというベタなDVDのジャケット画像からもわかるとおり、この映画は、デブネタ、ゲイネタを始め見た目にもわかりやすいギャグが連発しています。

このギャグは完全に笑いの好みがわかれるところですが、スティーブカレルとアンハサウェイの凸凹コンビは意外と良いように思います。中盤あたりで、悲しい曲をバックにアンハサウェイがスティーブカレルとのこれまでの思い出を思い返すシーンがありますが、ここは個人的に一番好きですね。

スティーブカレルが全然格好良くないし、よく見れば単なるおっさんのイメージビデオですからね。そして、悲しさに全然共感できない(笑

この映画は、個人的にアンハサウェイが見たくて、最後まで見たというのが正解ですが、そのアンハサウェイの見どころがファッションですね。「プラダを着た悪魔」ではないですが、DVDのジャケット画像で着ている白いコートを始め、黒のドレス、スパンコール?のドレスなど衣装の着こなしが、毎回ファッションショーのように様になる。

この人の何を着ても様になるファッションセンスは凄い。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ある部分でギャグがマイナス採点になりますが(※俺たちチアリーダーに比べれば全然良い)、アンハサウェイのファッション(セクシーさ)で平均点以上を獲得といったところです。あと、最近気になったのが、この映画にも出ている、ザ・ロックが知らないうちに、名称表記をドゥエイン・ジョンソンという本名?に戻していた。本名を知らなかった自分は、ずっとドゥエイン・ジョンソンのことをザ・ロックに似ている新人が出てきたとずっと勘違いしていた。えらい恥ずかしい。)


ゲット スマート 特別版

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映画「扉をたたく人」の感想(ネタバレ)

2010.07.08 Thursday 映画レビュー(★★★★★)作品

■映画「扉をたたく人」の感想(ネタバレ)





■監督:トム・マッカーシー 
■出演者:リチャード・ジェンキンス ヒアム・アッバス ハーズ・スレイマン ダナイ・グリラ

2009年度のアカデミー主演男優賞候補にプラッドピット(ベンジャミンバトン 数奇な運命)、ショーンペン(ミルク)らとともにノミネートされたリチャードジェンキンスの映画「扉をたたく人」がWOWOWで再放送していたので録画してみました。

この映画「扉をたたく人」のあらすじは、妻を亡くして心を閉ざした孤独な大学教授がアパートの間違いによって知り合った、ドラム奏者(ジャンベ)の移民青年(タレク)との交流を経て、音楽に触れ合いながら徐々に心を開いていくストーリー。

忙しいふり、働いているふり、”ふり”だけで…何もしていない」という予告編で流れる主人公のセリフが印象的ですが、それとともに、制度の悲惨さ、自分の無力さに憤りを感じ、その感情をジャンベ(楽器)にぶつけ、地下鉄のベンチでとりつかれたように太鼓を叩くラストのシーンは、これぞ音楽といった感じで感動を呼ぶ。

ここ(地下鉄)で演奏できれば稼げるだろうな…、儲けは折半でどう?」という言葉を残して、結局その想いを遂げることができずに、シリアに強制送還された青年の悔いが残るラストだが、音楽を通して、何かを学べる素晴らしい作品。

もともとは妻が好きなピアノを習おうとしていた教授が、教え方が気に入らないのか幾度もピアノの先生を変え、最終的にその家のピアノを売ってしまい、打楽器(ジャンベ)にのめり込むという、意外な流れもすごく新しい。

習い始めは、節目がちなで自信のない演奏だったが、ラストの地下鉄での演奏では、自信がみなぎるような、熱い演奏を見せる。演技もさることながら、このラストの演奏を観るとアカデミー賞にノミネートされるわけだと納得してしまう。

音楽のメロディも大事だが、リズムは人間が一番感情を表現しやすい音楽ですね。

この映画を観ると、なぜか無性にジャンベを叩いてみたくなりますが、楽天で調べると意外と安く一万円ほどで買えるみたいです。ギターよりも安いので始めやすい。


また、移民青年タレクが映画の中で教授におすすめしているCD、Fela Anikulapo Kuti (フェラ・クティ)のアルバムも良さそうですね。



音楽的にはかなり民族、アフリカっぽい感じがしますが、一応YOUTUBEでも少し聞けます。


評価 ★★★★★ (星5つ )

(最近見た、HACHI 約束の犬、グラントリノに続く、個人的に評価5をつけたい感動的な映画。この映画もHACHIほどではないが、思い出し泣きができる。とにかく音楽の良さ(生きがい、楽しさ)が十二分に出ているといえる。なぜ、邦題が”扉をたたく人”(原題 THE VISITOR)なのかが、最後まで疑問が残る。)


扉をたたく人



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