映画「マックスペイン」の感想(ネタバレ)

2010.06.15 Tuesday 洋画 アクション/SF

■映画「マックスペイン」の感想(ネタバレ)



■監督:ジョン・ムーア 
■出演者:マーク・ウォールバーグ ミラ・クニス ボー・ブリッジス オルガ・キュリレンコ アマウリー・ノラスコ

同名人気ゲームをマークウォールバーグを主演に迎えて映画化した「MAX PAYNE/マックスペイン」。この話題の映画がWOWOWで初放送していたので、早速録画してみました。

ゲームから映画化というミラ・ジョヴォヴィッチ主演で今では大ヒットシリーズになっている「バイオハザード」と同じ流れですが、こちらの「マックスペイン」もたしか全米興行収入の週間ランキングで初登場でトップ10(トップ3?)入りした、それなりのヒット作だったと記憶しています。

自分はこの「マックスペイン」のゲーム版はやったことがなく、ストーリーも全く知りませんが、公開時に予告編で流れていた、マークウォールバーグの頭上で天が燃え上がるCGの映像がすごくてなんとなく印象に残っていました。

そんな状態でこの映画を見てみましたが、一言でこの映画の感想を言うと、よくわからない映画。

バイオハザードのようにゲーム版同様、アクション主体で物語が進んでいくのかと思いきや、こちらはサスペンス?が主体で、物語はじわじわと進む。

物語は、意外と単純でマークウォールバーグ演じるマックスペイン(※これが名前)が過去に殺された妻子の犯人を捜すという内容ですが、編集が悪いのかわかりませんが、ストーリーも掴みづらく、マックスペイン(主役)にあまり感情移入できないため、次はどうなるという主人公目線でのハラハラ感があまり感じられない。

個人的に、前半の1時間位は、だらだらと見させられるという感じで、後半、特殊部隊との室内での銃撃戦辺りから若干面白くなってくる。

また、途中に翼を生やした黒いサタンみたいなのが出てきて、ラストではこの魔物との死闘が見られるのかと、期待していたが、特にそういうわけでもない。ちなみに、予告編で流れていた、頭上が赤く燃え上がるCGの映像もドラッグの副作用による主人公らの精神的な部分を描写したもので、ストーリーとの直接な関係は、薄い。

この映画には、「007 慰めの報酬」 でボンドガールを演じたオルガキュリレンコも出演していますが、序盤で意外なほどあっさりと死んでしまい、なんだかなと思う。もう少し出番があっても良いが…。

一応エンドロールでは、2を予感する終わり方になっているが、「マックスペイン2」はどうだろうか…。



★☆☆☆☆ (評価 5点満点中1.5点)

(アクションやCGのクオリティはハっとするほど良いが、物語としてのハラハラ感が薄いのが難点。作りこまれたCG?の悪魔が精神的な描写だけで、終わってしまうのはなんとももったいない。エンドロールで流れる銃器の紹介ムービーみたいなのがあるが、これが意外とカッコイイ。)


マックス・ペイン 完全版


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映画「コレラの時代の愛」の感想(ネタバレ)

2010.06.11 Friday 洋画 恋愛/ラブストーリー

■映画「コレラの時代の愛」の感想(ネタバレ)



■監督:マイク・ニューウェル 
■出演者:ハビエル・バルデム ジョヴァンナ・メッツォジョルノ ベンジャミン・ブラット

2007年度のアカデミー賞作品賞に輝いたコーエン兄弟の映画「ノーカントリー」。その作品の中で冷血な殺し屋役を演じていたのを見てからすごく気になっている俳優ハビエル・バルデムが主演していたことで、見てみようと思ったこの映画「コレラの時代の愛」。

特にストーリーも知らずにラブストーリーということのみで見始めましたが、オチ(ラスト)も含めなかなかの作品です。

よくある一人の女性に片思いして、死ぬまでその愛がぶれることなく愛を貫くという純潔、純愛を主に置くラブストーリーの王道とは、一味違う愛のダークな側面が描かれている。

この映画「コレラの時代の愛」は、10代?のときにある一人の女性を愛した男(フロレンティーノ)が、70歳を過ぎてもなお想い続け、はじめて、その女性と結ばれる(肉体関係を持つ)までを描く。

この映画の良いところでもあり、悪いところでもあるのが、一人の女性を愛したその男が、ずっと貞操を守り続けていると思いきや、70歳を過ぎて初めて想い続けていた女性と肉体関係を持つまでに実は他の女性(662人)と関係を持っていたことだと思う。

そして、どこで、誰々(女)と寝たという事まで事細かく記録し、日記に残している徹底ぶり。

時には、肉体関係を持った相手の女性が、自分との浮気が原因で、夫に殺されてしまう悲劇な出来事とかもあったりする。時代に引き裂かれた初恋?の忘れられぬ愛を常に抱えながら、それを埋めるように一時の愛を習慣のように楽しむ男の愛の矛盾、快楽と苦しみが、この映画の素晴らしさでもあり、ダメなところでもある。

ただ、最後に「このときをずっと待っていた」といって、顔はシワだらけ、胸はヘソの辺りまで垂れ下がってしまった想い続けた女性の変わり果てた姿を見てもなお、昔と変わらずに愛することが出来る、男の姿に本物の愛を感じます。

男が想いつづけた女性が、男の623番目?の最後の女性という部分で、純愛なのかもしれない。

この映画は、ガブリエル・ガルシア=マルケスの同名の原作を映画化したということで、原作も気になりますね。

コレラの時代の愛 (原作本)


評価 ★★★★☆  星4つ

(ストーリーが淡々としているため途中眠たくなりますが、物語を通して振り返ると作者のメッセージ性があり、素晴らしい映画だと思います。なぜあなたは女性にモテるのですか?、と言う質問に、「私は無害な男だから」と答えていたのが印象に残ります。この映画は、年齢が高い人ほどいろいろ思うところが多いような気がします。そんな映画ですね。)


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ヴィンディーゼル主演の映画「バビロンA.D 特別編」の感想(ネタバレ)

2010.06.10 Thursday 映画レビュー

■ヴィンディーゼル主演の映画「バビロンA.D 」の感想(ネタバレ)



■監督:マチュー・カソヴィッツ 
■出演者:ヴィン・ディーゼル ミシェル・ヨー メラニー・ティエリー ランベール・ウィルソン ジェラール・ドパルデュー

トリプルX、ワイルドスピードのアクション映画でお馴染みのヴィンディーゼル主演の映画「バビロンAD」がWOWOWで初放送していたので、早速録画して観ました。

映画番宣用の予告編を見る限りいつものヴィンディーゼルの派手なアクション映画のひとつかなという感じがしていましたが、実際は、近未来を舞台にした宗教、政治、科学、愛とかが織り交ざった結構深い?内容の映画だった。

ストーリーは、軍に所属していたヴィンディーゼルがある女性(メラニーティエリ)をある場所まで運ぶという依頼を嫌々ながら請け負うところから始まる。

運び屋というところでなんとなくジェイスン・ステイサム主演の映画「トランスポーター」を髣髴しており、輸送中に女性を奪おうとする輩が現れるたび、そいつらから女性を守るというお決まりのストーリーが展開される。そして裏切りとかも。

なぜ女性が追われるのかという部分で、この女性は、人工知能とかを研究する科学者の父親が実験によって作り上げたもので、19ヶ国語を話せ、30年前?に作られた潜水艦の操作も出来てしまうという、コンピューターのように知識を吸収してしまう特殊能力を持つ、奇跡の人間だった。

しかし、この女性(娘)の能力を政治、宗教に利用しようとする、ある宗教団体の代表に属する実?の母親が狙っており、それを阻止しようとする父親の組織と母親の組織が衝突していた。

このようなストーリーがある中で、ラストは、ヴィンディーゼルがお決まりのアクションで悪の組織をぶっ倒してエンディングを迎えるかと思えば、ヴィンディーゼルが、女性を守ることを心の中で誓い、汚い言葉を吐いて終わるという、ラストへの含みを持たせた終わり方だった。

近未来が舞台というところで、クライブオーウェンの映画「トゥモロー・ワールド」的なリアルな感じを目指していたのか、定かではないが、主役にヴィンディーゼルを迎えたのに、アクションでごり押しすることもなく、ドラマ性を意識しずぎてしまったところに、映画がどっち付かずになってしまっているような気がする。

映画配給会社にヴィンディーゼルを使うならアクションをもっと増やせと言われて、アクション部分が増えたのかどうかはわからないが、ヴィンディーゼル、ミシェル・ヨーとアクションが出来る俳優を取り揃えて置きながら、なんとももったいない感じのする映画。

ドラマ性で押すなら変に派手なアクションはないほうが良いし、そうなると主役はヴィンディーゼルじゃないほうが良いし…と、観た後にいろいろ考えてしまう。


評価 ★☆☆☆☆ 星ひとつ

(コメント せっかくのヴィンディーゼルを活かしきれていないラスト)


バビロンA.D.<特別編>



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映画「スパイダーウィックの謎」の感想(ネタバレ)

2010.05.28 Friday 洋画 アクション/SF

■映画「スパイダーウィックの謎」の感想(ネタバレ)


 

ホリーブラック、トニー・ディテルリッジ原作の同名児童文学シリーズを映画化した「スパイダーウィックの謎」がWOWOWでハイビジョン放送していたので、ようやく録画してみました。

原作は、全5巻からなる大作のようですが、映画化によって約90分ほどにまとめられている。

原作を読んでいないのでどの程度短縮されているのか、違いはわかりませんが、妖精やゴブリン、魔物?等を表現するCGのクオリティはしっかりと作られており、映像としての見ごたえは十分ある。

物語は、少年が訪れた祖母?の家で妖精図鑑なる封印された本を開いてしまったことで、妖精の秘密がまとめられている図鑑を手に入れようとするゴブリン達に気づかれ、襲われてしまうというストーリー。

なぜ人間(祖父?)が書き上げた妖精図鑑がそれほどゴブリン達に必要なのかはイマイチ説明不足の気がしないでもないですが、その辺の細かいところは童話(ファンタジー)ということで一旦スルーします。

そういった問題もありますが、個人的に一番気になったのが、主人公の少年が取る行動に共感できない部分があって、全く感情移入できないところがある。

子供の好奇心から妖精図鑑の封印を解いてしまうことは、(話が始まらないので)しょうがないのですが、散々”妖精図鑑はサークル外(家の外)に持ち出してはダメだ”(ゴブリンたちに図鑑を奪われると他の妖精?が殺されてしまう)という、基本ルールがあるにも関わらず、少年は意味もなく外に持ち出しては、妖精図鑑を危険にさらしてしまうということが何度もあり、そこのハラハラの意味が全くわからない。

さすがに、自分から危険を作っておいて、後で大変だ〜と騒がれても、「だからそれ最初から何度も言ってるでしょ」、としかならず、少年の全く言うことを聞かないマッチポンプな行動には度を超えて、あきれてしまう。

ファンタジー作品の基本ルールとして、最終的な結果がわからないうちは、規則を破ってしまう行動は仕方ないが、ある程度危険の度合いが明確になったら、それを常に守っていくのがルールだと思う。

そうでないと、ルールがある意味が全く無い。

ルールを守ってこそ、物語に軸が生まれるし、主人公の取る行動にも意味がある。

★☆☆☆☆ 

(ストーリーやCG等、悪くない作品ですが、個人的に、主人公の少年に感情移入させてもらえないのは厳しいです。ということで今回は、星 ひとつです。)



スパイダーウィックの謎


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横山秀夫サスペンス「18番ホール」の感想(ネタバレ)

2010.05.27 Thursday WOWOW ドラマ

■横山秀夫サスペンス「18番ホール」の感想(ネタバレ)



先日、サスペンスなのにめちゃめちゃ感動してしまったWOWOWの横山秀夫サスペンスの第4回ドラマ「他人の家」に続き、今回は、同じく横山秀夫サスペンスの第1回目に当たる「18番ホール」を見てみました。※ネタバレがありますので、ご注意ください。

「18番ホール」も、仲村トオルを始め、西田尚美、田口浩正、池田成志、相島一之、遠藤憲一らかなり豪華な俳優が出演。

「18番ホール」のあらすじは、仲村トオル演じる樫村は、幼い頃からの友人(遠藤憲一)に当選確実だからぜひお前がやってくれと言われ、地元の村の村長選に出馬することを決める。

樫村が村長選に出馬することを決めた本当の理由は、村の再開発事業を行う計画の場所にあるゴルフ場の18番ホールが原因だった。18番ホールには、樫村が過去に飲酒運転の末に、車で轢いてしまった女性の遺体が埋められていたからだ。だからなんとしても村長になり、再開発の場所を阻止する必要があった。

しかし、あらかじめ用意周到な手回しにより当選確実とされていた票の確保も、突然他候補の応援をする仲間の裏切りや、応援してくれてたはずの議員の寝返り、妻の住民票の移し忘れによる自分達の選挙権の失効等により、どんどん危ぶまれていく。

そして、ラスト…、票が開票されていくなか、途中経過発表にて他候補にかなりの差をつけられ当選自体が危うくなると、樫村は大雨が降るなか、スコップを持ち、遺体が眠る18番ホールへ車を走らせる。

しかし、18番ホールの手前で仲間から村長に当選したことを携帯に連絡を受けると、樫村は、張詰めていた緊張から解放されるように、ほっと一安心した。

ところが、選挙事務所に戻ろうと車を発進させると、車にぶつかった”ドン”という鈍い音が─。

車を降りて外を確認すると、選挙の応援に来てくれていた知り合いのおばあちゃんが血みどろの状態で車の前に倒れていた。その光景を見た樫村は「オレはどうすれば…」と口にする。

ドラマは、ここでエンドロールが流れ終了。

樫村が取るこの後の行動は、視聴者に任せるという手法が取られている。

過去の過ちを隠すために翻弄していた主人公(樫村)は、村長になることでその罪を永遠に葬ろうとしていたが、それもつかの間、罪からの開放の前に、また新たな罪が生まれてしまう。人生の皮肉がありますね。

個人的には、この轢いてしまったおばあちゃんも18番ホールに埋めてしまうという、主人公が悪に染まったまま迎えるラストにしてくれたら、良かったような気がします。このドラマ上の流れからいけばそれが自然ですし。

この辺は、見ている人のモラルや感情によりますが…。


★★★☆☆ 

(サスペンスとしては、ドキドキが盛りだくさんですが、ラストの結末を視聴者に委ねたため 星 3.5ですね)

原作(真相)のラストは、どうなっているのかこちらも気になりますね。

真相



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