映画「エレジー」の感想(ネタバレ)

  • 2010.12.20 Monday
  • 12:44
■映画「エレジー」の感想(ネタバレ)



■監督:イザベル・コヘット
■出演者:ペネロペ・クルス ベン・キングスレー パトリシア・クラークソン デニス・ホッパー
ピーター・サースガード デボラ・ハリー

WOWOWで放送していたペネロペクルス出演の映画「エレジー」を鑑賞。

【映画「エレジー」のあらすじ】

快楽主義的な人生哲学を広く世間に喧伝すると共に、自らもそれを貫きながら今日まで生きてきた初老の大学教授、デヴィッド。美しい教え子の女学生コンスエラに心惹かれた彼は、ある晩、彼女と一夜を共にする。お互いに30歳も年が離れ、最初から割り切った関係でいたはずのデヴィッドだったが、年甲斐もなくコンスエラの美しさにすっかり心奪われ、彼女との関係を深めていく。だがそんなある日、彼女に不意に去られてしまい……。

※WOWOWから引用
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【映画「エレジー」の感想】

快楽(肉体的)と恋愛(感情)を分けて考えていた理性派の初老の男が、魅力的で美しい教え子に出会い、一夜を共にするが、それ以降も彼女に惹かれ別れを告げられないまま、ズルズルと関係を引きずり、真実の愛に出会い、苦悩する男の姿が描かれる。

同じ本でも、読む人の生い立ちや経験によって受け取り方は異なる。例えば今読んで感じることと、10年後のあなたが読んで感じることは全く異なる。

最初の講義で男が語る哲学が、この物語の伏線になっている。

この物語も、男が出会う一人の女性コンスエラ(本)という点では同じだが、2年後にその彼女に会うと、過去とはまた違った決断を下している。女性もまた同じで、今まで重要だと思っていたことも、それより大きな出来事が彼女を襲うと、その判断の無意味さに気づき、本質を求め過去と違う決断を下している。

絵画を所有するコレクターは、絵画を所有しているつもりになっているが、実は絵画の方がコレクターを所有している。大抵、コレクターの方が先に死に、絵画の方が長く残っている。

上記も本編のなかである作家の本に出てくる言葉だが、美しい年下の女性と付き合った初老の男が、30歳下の彼女を所有することに目覚め、年齢的コンプレックスから、嫉妬心や独占欲が出始め苦悩するが、実は、初老の男が彼女を所有しているのではなく、初老の男を彼女が所有しているという逆説的な考えがある。

その言葉を証明するように、30歳も上の初老の男の方が、彼女よりも年下に見えてくるというシーンがある。

クフ王のようにピラミッドを買うこと(作ること)もできるが、クフ王は先に死にピラミッドは今もずっと残っている。

評価 ★★★★★ (星5つ)

(この映画は、ラストに答えはないが、それまでの過程が深く繊細に描かれている。しっとりしていてかなり濃厚な映画。上記以外にも”美しい人(女性)は外見に惑わされ内面は見えない”など哲学的?な言葉も光る。美しい女性=ペネロペクルス(コンスエラ) を使っているが、これがその名に恥じず、素晴らしく嵌っている。ペネロペのヌードシーンもあるが、単純にエロさよりも、物語の演出に一役買っている。そしてこの映画は、彼女のパーティに行かない初老の男のだらしなさに共感し泣ける。)


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韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第4話の感想(ネタバレ)

  • 2010.12.19 Sunday
  • 14:48
■韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第4話の感想(ネタバレ)



■監督:イ・ジャンス キム・ジンミン 
■出演者:ソ・ジソブ キム・ハヌル ユン・ゲサン チェ・ミンス ソン・チャンミン

WOWOWで放送中の韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第4話を鑑賞。

【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第4話のあらすじ】

テホは、釜山駅の前で自転車に乗っているスヨンを見かけ、その後を追いかける。その頃、ジャンウはスヨンの妹・スヒに会い、スヨンの居場所を教えてもらっていた。彼女と再会を果たしたジャンウは、ふたりで楽しく買い物をしていたが、そこへテホが現れる。追ってくるテホを振り切って小屋に逃げ込んだふたりは、そこで幸せな時間を過ごす。だが、ジャンウが目を離したすきに、スヨンはジャンウの前からいなくなってしまい……。

※WOWOWから引用
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【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第4話の感想】

町で徴集した兵を逃がそうとした罪で、ジャンウは営倉行きか、軍の教育部へ行くか処分を下され、選ぶことになる。一度は、営倉行きを決めたジャンウだが、スヨンとのことを考え、規定違反の犯罪者として報酬もなく、釈放後も将来のない営倉より、軍の教育部で我慢することを決める。

教育部のある釜山に行くことになったジャンウと別れたテホは、最前線で仲間とともに戦っていたが、中隊長の命令で、釜山への状況報告とそこで部下を一人連れてこいという任務を与えられる。

ほどなくして教育部の訓練からから出てきたジャンウと報告任務で来たテホ、そして、無料診療所を開いていたスヨンの三人が釜山で再び出会う…。

「ロードナンバーワン」第4話の釜山編は、なかなか面白い。戦場から離れ、ひと時の休息とニアミスと再会がある。ジャンウはスヒから親父の死を聞き、スヒは、テホに恋心があるようだ。

結局、ジャンウとスヨンは再会するが、テホはスヨンに会えず(聞けず)に終わる。そして、ジャンウは念願だったスヨンの絵を描くことになる。

韓国ドラマ「太陽をのみ込め」でもあったが、韓国では男が好きな女性の肖像画を描くということにかなり意味があるらしい。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(3話で印象的な別れがあったジャンウとスヨンが、この4話でもう再会する。この再会により、二人の決意が固まり、また戦争に旅立つことになるジャンウが切ない。テホも一時結婚指輪を捨てようとしたが、結局捨てられずに、スヨンの未練をまだ断ち切れていない。この4話は、登場人物の内面が描かれてきて感情移入できるようになった。)

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海外ドラマ「ザ・パシフィック」第7話の感想(ネタバレ)

  • 2010.12.18 Saturday
  • 01:24
■海外ドラマ「ザ・パシフィック」第7話の感想(ネタバレ)



WOWOWで放送していた海外ドラマ「ザ・パシフィック」第7話を久々に鑑賞。

【海外ドラマ「ザ・パシフィック」第7話のあらすじ】

ペリリュー島では依然戦闘が続いていたが、飛行場周辺を確保し、前線基地の設営も始まっていた。消耗しきった第一連隊や第七連隊の部隊が引き上げていくが、その中にはプラー中佐や担架で運ばれるチャクラーもいた。一方、アメリカ国内で戦時国債購入キャンペーン中のバジロンは、集会に参加したり、ゴルフの特訓をしたりと、戦場とはかけ離れた平穏な生活を送っていた。しかし、ガダルカナルの戦いの記憶がよみがえり……。

※WOWOWから引用

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【海外ドラマ「ザ・パシフィック」第7話の感想】

「ザ・パシフィック」第6話からの激戦が7話もまだまだ終わらない。一息の休息を経て、岩だらけの地形に突入する。最前線のため日本軍の攻撃も激化しており、夜の監視も緊張感が高まる。

夜にたまたま塹壕から抜け出した兵士が、日本軍と間違われ仲間に撃たれてしまう。翌日、その仲間の死体を指差し、”少しも気を抜くことはできない”と隊長は部下に助言する。

また両親や兄弟の話をして、軽く打ち解けていた隊長(大尉?)が数日後には死体として、最前線から部下に担ぎ搬送されている姿を見たスレッジは、これまで日本兵から金歯を削り取っていた仲間の行為をただ見ていただけだったが、なぜか自ら率先して始めようとする。

近くにあった日本兵の死体を見つけ剥ぎ取ろうとすると、「死体は、ばい菌だらけだ」と仲間に止められる。結局金歯はやめると、日本兵の服についた勲章を剥ぎ取った。数々の死を目の辺りにし、冷静だったスレッジの理性も狂い始める…。


歩ける時に走るな

止まれる時は歩くな

座れるときに立つな

横になれるときに座るな

眠れる時は眠れ

きれいな水は決して見逃すな



死んだ隊長が何気なく語っていた”言葉”が戦争の姿を現している。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この7話もなかなか深い言葉がある。今回初めてゴツゴツとした”岩場”での銃撃戦が繰り広げられていたが、この岩場の地形は、攻めるのも守るのも一苦労だ。)


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韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第3話の感想(ネタバレ)

  • 2010.12.17 Friday
  • 13:02
■韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第3話の感想(ネタバレ)



■監督:イ・ジャンス キム・ジンミン 
■出演者:ソ・ジソブ キム・ハヌル ユン・ゲサン チェ・ミンス ソン・チャンミン

WOWOWで放送中の韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第3話を鑑賞。

【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第3話のあらすじ】

ジャンウの立てた作戦によって戦車は制圧されるが、結局、敵の攻撃に耐え切れず、船で後退せざるをえなくなる。船には、武器とともにジョンギたち生き残った軍人たちが乗り込もうとするが、ジャンウは戦いで瀕死状態となった負傷者を優先的に乗せるべきだと主張し、ジョンギたちと対立する。サムス中隊長は思い切って決断を下すが……。その後、テジョン市まで後退した第2中隊は、市内で兵士を徴集し始め……。

※WOWOWから引用
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【韓国ドラマ「ロードナンバーワン」第3話の感想】

まだ様子見状態であまり嵌れていない韓国ドラマ「ロードナンバーワン」だが、この第3話はなかなか良いシーンがある。

北軍の南への進軍により、故郷を捨て逃げることになった医者のスヨンと軍人ジャンウは、川で別れることになる。船で川を下るスヨンに対し、流れの速い川に入り「先に行ってろ、父親を頼む(砲弾で怪我をしていた)」とジャンウは、大声で叫び言葉をかける。

しかし、ジャンウの父親はさきほど亡くなっており、スヨンは、「おじさんは亡くなった…」と叫ぶのだが、遠すぎてその言葉は上手く伝わらない。その事実を知らず、ずっとスヨンに笑顔を向け、手を振るジャンウ。ここのシーンは良い。

かと思えば…、めちゃめちゃ晴れているのに、急に大雨が降り出し、重傷を負っていた仲間との悲しい別れがある。演出上、ここに雨が欲しかったのはわかるが、あまりにも雲ひとつないほど空は晴天で、ちょっとシーンの緊張感がない。

一応「夕立のせいで川の流れが速くなってます」という兵士のセリフ(あれは夕立だったのか…)が後から加えられていたが、なんともとってつけた感は否めない。しかも大雨のなか仲間の別れを悼むシーンは、映画「プライベートライアン」のカパーゾ(ヴィンディーゼル)が、雨の中狙撃兵に打たれて死ぬところの演出?とかなり似ている。(それかバンドオブブラザーズにもあったような)

画面に映る俳優がアジア人(韓国人)ということを抜きにすれば、くすんだ映像の加工具合とともに、かなりの完成度で模倣できている。スタッフの戦争映画好きがわかるシーンともいえる。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(この「ロードナンバーワン」第3話は、兵を補充するため市内にて徴集を開始するのだが、これにより、町に偶然いた中年の濃いキャラクター(こち亀のりょうさん風な人情味溢れる)が新たに加わることになった。女房と引き離された、この人の今後は要注目。)

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映画「私の中のあなた」の感想(ネタバレ)

  • 2010.12.16 Thursday
  • 16:18
■映画「私の中のあなた」の感想(ネタバレ)



■監督:ニック・カサヴェテス 
■出演者:キャメロン・ディアス アレック・ボールドウィン アビゲイル・ブレスリン ソフィア・ヴァジリーヴァ ジェイソン・パトリック エヴァン・エリングソン トーマス・デッカー

WOWOWで放送していた映画「私の中のあなた」を鑑賞。

【映画「私の中のあなた」のあらすじ】

11歳の少女アナはやり手と評判の弁護士キャンベルに、白血病の姉ケイトに対してこれ以上、腎臓を提供したくないので、自分の両親、ブライアンとサラを訴えるよう依頼する。ケイトは2歳の時に白血病に冒されているとわかり、ブライアンとサラはケイトの命を救うべく、ドナーにできる次女アナをもうけていた。なぜアナは家族を裏切ってまで、そんな訴訟を起こそうとしたのか。アナが決断を下した背景には、意外な理由があった……。

※WOWOWから引用


【映画「私の中のあなた」の感想】

他人からではなかなか適合臓器が見つからない白血病の姉の部品になるため、両親の計画で生まれてきた妹。医者の助言通り、姉に適合する血液や臓器を持った妹は、生まれた時からずっと、姉に臓器(血液等)を提供し続けていた。

しかし、母親からの脅しとも取れる姉への臓器提供に、妹はあるとき勝率91%の一流の弁護士事務所を訪れると臓器提供の拒否の訴えを起こす。過去に姉への臓器提供で合併症になったこともあり、どうみても姉を助けるためとはいえ、母親の行動は行き過ぎていた。

絶対に娘のケイトを助けたい母親の愛と、これ以上姉ケイトの部品になりたくないという妹のアナが裁判で対決することになる。

キャメロンディアスが白血病の娘ケイトを助けるためならなんでもするという頑固な母親を演じており、なかなか重いテーマを扱っている。この映画を観るとクローン問題も同時に考えることになり、医療(人助け)と人権の狭間に立たされ考えさせられる。

結局オチの部分は、姉ケイトは治療よりずっと死を望んでいたが、それを受け入れられない母親に知らせるために、妹のアナは姉の願いを叶えるため、わざと裁判を起こしていた。

奪われる命に対して立ち向かう母親の愛と、本人の意思を尊重しようとする姉妹の愛が涙を誘う。結果、母親も納得し、ケイトの死を受け入れる。裁判もアナが勝訴し、11歳の本人の意思による拒否権が認められる。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画では、死を受け入れる側(アナ、ケイト)、死を受け入れたくない側(母親)のそれぞれの愛があり、結果ケイト本人の意思が尊重される形になった。(母親も仕方なく納得する)もし、ケイトが死を受け入れたくない場合で妹が単純に拒否していたらどうなっていたのか、姉を唯一助けられる妹アナは家族の中で単なるわがまま(人でなし)となってしまうのか。拒否権はあっても、この辺の心の置き所ももまた難しい問題になる。人の命を自分の命を削って助けることの責任は…頭の痛くなる難しい映画。)


私の中のあなた

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