映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」の感想(ネタバレ)
2016.08.01 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー
■映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」の感想(ネタバレ)

■監督:スティーヴン・ナイト
■出演者:トム・ハーディ オリヴィア・コールマン ルース・ウィルソン アンドリュー・スコット ベン・ダニエルズ
WOWOW
で放送していた映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」を鑑賞。
【映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」のあらすじ】
夜、仕事を終えて建築現場を後にし、愛車に乗って帰宅の途に就いた建設会社のエリート社員、ロック。一大建設プロジェクトの着工を翌朝に控え、今晩は家に帰って、愛する妻子とともにサッカーをTV観戦するはずだったが、かつて一夜の過ちで彼と関係を持ち、妊娠した女性ベッサンから、破水をして病院に搬送され、いまにも赤ん坊が生まれそうとの緊急連絡が入り、ロックは大切な家庭や仕事を棒に振って病院へ向かう決心をする。
※WOWOWから引用
【映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」の感想(ネタバレ)】
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトムハーディが主演したサスペンス。
番組情報で、車内でのシチュエーションモノ(一人芝居)ということで気になって見てみた。
内容は、建設会社のプロジェクトリーダーが、過去の過ちと向き合うために、翌日に控えた大事な仕事を抜けて、目的地に向う車中で起こる様々な出来事を描いた物語。
番組情報でも書かれているが、この物語は、終始車内での主人公の一人芝居(携帯電話での外部との会話だけ)で構成されている。
こんな絵面が変わらない話で(ほぼ車内映像と周辺の道路状況)、楽しめるのかと思っていたが、見てみると、これが意外とよく出来ていて、主人公の周りの人間は一切顔も出ず、音声のみの出演だが、会話から想像していくことで、十分状況を理解できるし、そのなかにあるサスペンス感?も楽しめる。
むしろ車内に閉じ込められ(移動中のため)それぞれの現場に行けない状況だからこその苛立ちみたいなものがよく表現できている。
主人公は、大規模な建設プロジェクトを任されたリーダーだが、大量のコンクリートが翌朝に数百台?のトラックによって運ばれてくるのを前に、主人公は別の用事で外出したため、残った仕事を不慣れな作業員に電話で指示を出して準備を整えようとするのだが、この作業員が頼りなく、途中で酒を飲んだり、思い通りに動いてくれない。
それだけに限らず、勝手に帰ったりしてる作業員もいたり、手抜き仕事で終わりにしてる作業員がいたり問題が次々と出てくる。
これと同じ状況でも、仮に日本だったらもっとスムーズにことが進むんじゃないかと思いながら、次第にこの主人公の置かれている状況にどんどん浸透させられていく。それはもう、主人公と同じく、翌朝に来る、大量のコンクリートのことが心配でたまらなくなるほどに。
コンクリートの調合?がC6?じゃないとダメとか、役所の人間の携帯電話の番号を暗記することになったり、とにかく、設定がリアルというか、日常生活における、言葉(電話)だけですべてを他人に説明する難しさをよく表現出来てる話だと思う。会って話せればどれだけ楽かと。
評価 ★★★☆☆ (星3.5)
(まとめ:車内での一人芝居というアイデアを上手く消化した良作サスペンス。ラストは、妻に見切られ、家も無くし、職も失ったが、なんとか目的の病院につくが、子供は無事に生まれたのでハッピーエンド(再出発)ではあると思うが、このラストではちょっと先がまだまだ見たいというか、物足りなさがある。もちろん、車を降りてしまったらこの映画の設定は、終わりではあるが、病院から出て、主人公が仕事や家庭に戻ったその後のストーリー(状況)は、もう少し描いていてもらいたい。このラストでは、あまりにもぶつ切り過ぎる。ちなみに内容が内容で、特に気になるセリフ(名言)はなかった。)
>>オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 【DVD】

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■監督:スティーヴン・ナイト
■出演者:トム・ハーディ オリヴィア・コールマン ルース・ウィルソン アンドリュー・スコット ベン・ダニエルズ
WOWOW
【映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」のあらすじ】
夜、仕事を終えて建築現場を後にし、愛車に乗って帰宅の途に就いた建設会社のエリート社員、ロック。一大建設プロジェクトの着工を翌朝に控え、今晩は家に帰って、愛する妻子とともにサッカーをTV観戦するはずだったが、かつて一夜の過ちで彼と関係を持ち、妊娠した女性ベッサンから、破水をして病院に搬送され、いまにも赤ん坊が生まれそうとの緊急連絡が入り、ロックは大切な家庭や仕事を棒に振って病院へ向かう決心をする。
※WOWOWから引用
【映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」の感想(ネタバレ)】
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトムハーディが主演したサスペンス。
番組情報で、車内でのシチュエーションモノ(一人芝居)ということで気になって見てみた。
内容は、建設会社のプロジェクトリーダーが、過去の過ちと向き合うために、翌日に控えた大事な仕事を抜けて、目的地に向う車中で起こる様々な出来事を描いた物語。
番組情報でも書かれているが、この物語は、終始車内での主人公の一人芝居(携帯電話での外部との会話だけ)で構成されている。
こんな絵面が変わらない話で(ほぼ車内映像と周辺の道路状況)、楽しめるのかと思っていたが、見てみると、これが意外とよく出来ていて、主人公の周りの人間は一切顔も出ず、音声のみの出演だが、会話から想像していくことで、十分状況を理解できるし、そのなかにあるサスペンス感?も楽しめる。
むしろ車内に閉じ込められ(移動中のため)それぞれの現場に行けない状況だからこその苛立ちみたいなものがよく表現できている。
主人公は、大規模な建設プロジェクトを任されたリーダーだが、大量のコンクリートが翌朝に数百台?のトラックによって運ばれてくるのを前に、主人公は別の用事で外出したため、残った仕事を不慣れな作業員に電話で指示を出して準備を整えようとするのだが、この作業員が頼りなく、途中で酒を飲んだり、思い通りに動いてくれない。
それだけに限らず、勝手に帰ったりしてる作業員もいたり、手抜き仕事で終わりにしてる作業員がいたり問題が次々と出てくる。
これと同じ状況でも、仮に日本だったらもっとスムーズにことが進むんじゃないかと思いながら、次第にこの主人公の置かれている状況にどんどん浸透させられていく。それはもう、主人公と同じく、翌朝に来る、大量のコンクリートのことが心配でたまらなくなるほどに。
コンクリートの調合?がC6?じゃないとダメとか、役所の人間の携帯電話の番号を暗記することになったり、とにかく、設定がリアルというか、日常生活における、言葉(電話)だけですべてを他人に説明する難しさをよく表現出来てる話だと思う。会って話せればどれだけ楽かと。
評価 ★★★☆☆ (星3.5)
(まとめ:車内での一人芝居というアイデアを上手く消化した良作サスペンス。ラストは、妻に見切られ、家も無くし、職も失ったが、なんとか目的の病院につくが、子供は無事に生まれたのでハッピーエンド(再出発)ではあると思うが、このラストではちょっと先がまだまだ見たいというか、物足りなさがある。もちろん、車を降りてしまったらこの映画の設定は、終わりではあるが、病院から出て、主人公が仕事や家庭に戻ったその後のストーリー(状況)は、もう少し描いていてもらいたい。このラストでは、あまりにもぶつ切り過ぎる。ちなみに内容が内容で、特に気になるセリフ(名言)はなかった。)
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