映画「モアナと伝説の海」の感想(ネタバレ)

2018.06.11 Monday アニメ/CGアニメ レビュー

■映画「モアナと伝説の海」の感想(ネタバレ)


■監督:ジョン・マスカー ロン・クレメンツ
■出演者(声優):屋比久知奈 尾上松也 夏木マリ 安崎求 中村千絵 ROLLY

WOWOWで放送していた映画「モアナと伝説の海」を鑑賞。

【映画「モアナと伝説の海」のあらすじ】

豊かな自然に恵まれたモトゥヌイの島。少女モアナは、幼いころの不思議な体験から、海と特別な絆で結ばれていた。彼女は大海原の先に広がる世界を見たいという気持ちを募らせていくが、島には決して外洋に出てはならないというおきてがあった。そんなある日、島に異変が起き始める。その原因が、かつて半神半人の英雄マウイが命の女神の“心”を盗んだことにあると知ったモアナは、女神の“心”を取り戻すため島の外へと旅立つ。

WOWOWから引用

【映画「モアナと伝説の海」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「アナと雪の女王」「ズートピア」のディズニーが送る新作長編CGアニメーション。

 

新たなCGアニメ作品を見つけたので見てみた。

 

こちらは、「アナと雪の女王」「ズートピア」に続く、同じディズニーアニメの新作だったようだが、ヒット作「アナと雪の女王」「ズートピア」と比べるとかなり微妙な出来の作品。

 

まず、「アナと雪の女王」で味を占めたのか、この「モアナと伝説の海」も劇中歌(登場人物が急に歌い出すお決まりの演出)には大分力を入れている。

 

しかし、アナ雪は、バランス良くストーリーに組み込まれていて、自分は嫌いなミュージカル演出でも特に気にならなかったが、このモアナは、途中でいいかげん歌はいいから話を進めてくれと言いたくなるほど、歌の時間が長く邪魔に感じた。

 

メインテーマのヒロインのモアナの曲は、アナ雪調で楽曲自体はキャッチーで悪くないが、舞台がからっとしたハワイ(海)の映像をバックにマイナー調の歌でキャラクターの心情(悩み)を表現されてもどうも伝わってこない。

 

っというか、しんみりするシーンでその心情を急に歌って表現されても(歌うことで悲しみを吹き飛ばすのか)のは、悲しいのに元気に歌ってて、それだけ歌えるなら大して辛くないんじゃないかという気がして共感しにくい。この作品は、せっかくのしんみりを歌に乗せてぶち壊してるような、そんな印象がある。

 

また他のキャラクターたちもそれぞれ自己紹介がてらお決まりのように歌い出すが、アナ雪的な意図が頭を過ぎって見てられない。

 

ちなみに、歌が伝わってこないその原因は、キャラクターへの共感度だと思うが、アナ雪は、触ったものを凍らせてしまう呪い?にかかってしまった姉妹の不幸な過去と苦悩が理解できるが、このモアナは、別に呪いにかかってるわけでもなく、サンゴ礁の先は危険だから行ってはいけないという父親からの制限があるのみでそれ以外の深い悩みがない。

 

親から何かを禁止されるというのは、誰もが通る子供時代のよくある悩みのひとつではあるが、この悩みだけでは、感情移入するほど深く入れない。別に仲間からいじめられてるわけでも、のけ者にされてる訳でもないし。

 

普通に愛されてるが、深いところで気持ちを理解してもらえていないという部分のみ。それも悩みといえば悩みでもあるが、物理的に不幸な状態になってるのとは違う訳で、これでは共感が弱い。これは悩みというか不満レベルかな。

 

またさらに言うと、島で生活してるのだが、サブキャラレベルにヒロインのモアナと親しくしている島の住人(仲間、友達)が出てこない。みんな背景レベル(知り合い位)の人たちで関係が薄い。唯一の友は、鳥とブタ?とばあさんだ。

 

普通なら、モアナと同年代の親しい友人が数人いて、彼らとの親密なやりとり(何か行動を起こす動機や原因になるような)があったりしてそこの関係性から自然と共感が出てきそうなもんだが、そういう出来事がなぜか一切ない。

 

島で仲間(グループ)から受け入れられずにいるとか(いじめにあってるとか、見下されてるとか)、そういうのでなく、ただなんとなく一人という状態(一人を選んでいるというのが正解かな)がモアナの基本設定になっている。

 

そのため、モアナは島で暮らしているのだが、住民側からみたら、なんとなく一人だけ夢想して宙に浮いているような不思議ちゃん的存在にみえる。

 

そんな状態のキャラクターが、一応目的をもって(石を返すために)海に出ることを決意するが、ほぼ誰にも言わず(ばあさんと母親だけに言って)に勢いに任せて旅立ってしまったため、目的の重要さが最初の段階でこちらにあまり伝わってこない。

 

普通は、島の問題でもあるわけだから、旅立ちの日には、島の全住民から夢(希望)を託されて、その期待を背負って出て行くものだが、そういうのがあらかじめないので、いざヒロインがピンチになった時に、精神的に応援してくれるのが、ばあさんしか出てこない。

 

実際、石を返す作業は、島のための行動なのだが、石を返す作業が腐敗していく島を救うということを島の住民がその情報を意図的に伏せられていたからか、あまり認識していないので(説得していないし、父親は話を聞いてくれない)、最後に無事に島に戻ってきたときにも、海に出て行方不明になっていた子(モアナ)が無事に戻ってきたから良かったみたいなレベルで終わっているように思う。

 

普通は、島を救うためには、石を返す必要がありということを理解した上で、島の誰かが行かなければいけないという前提があった上で、島の住民がその危機状態を共有した上で、島を代表して、冒険に行く人間を数人決めて、代表者は島のみんなの想いを背負って、海に出るという流れがあるが、その辺が一切ないので、目的の重要さを身近に感じにくい。

 

さらに言うと、海に出て英雄のマウイと出会ってからは、小さいモンスター集団とでかいカニと魔物?(島を守るボス)しか基本出てこないので、外に出たわりに話が大分しょぼい。スケール感はあるけど、内容は薄い。

 

通常、海に出れば、他の島で暮らす住人(部族)とかと出会って、話をしたりして、見識が広がったりという交流がありそうだが、そういう拓けた世界は全く出てこない。ずっと地味に冒険中。そして、ほぼ英雄マウイとの代わり映えしないやりとり。なんでしょうこの話(笑)

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:劇中歌の出来は良いがストーリーはイマイチのディズニーCGアニメ。ところどころ共感するところは無くも無いが、個人的にアナ雪やズートピアと比較すると、このモアナは大分失敗作かなと。海を舞台にしたCGのクオリティは、綺麗で見ごたえはあるが、ストーリーやキャラクターはもう少しなんとかならなかったのかと思う。石によって、生命が死んだり、生き返ったりする見せ方は、どこかもののけ姫みたいな雰囲気がある。日本語吹き替えでは、ばあさんの吹き替えを夏木マリがやってるが、毎回PS3のアンチャーテッドの方を思い出す。この作品、話が微妙だからか、気になるセリフ(教訓)も拾えなかった。)

 

 

 

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映画「忍びの国」の感想(ネタバレ)

2018.06.06 Wednesday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「忍びの国」の感想(ネタバレ)


■監督:中村義洋
■出演者:大野智 石原さとみ 伊勢谷友介 鈴木亮平 國村隼 立川談春 知念侑李 マキタスポーツ でんでん

WOWOWで放送していた映画「忍びの国」を鑑賞。

【映画「忍びの国」のあらすじ】

織田信長が天下統一に向かって突き進む中、信長の次男・信雄は伊勢国を掌握し、その隣国・伊賀国も支配しようとしていた。だが伊賀国に住んでいたのは外部の常識が通用せず、独自のルールに従って生きている“忍び”の面々で、お国という美しい妻がいながら非情かつマイペースで生きる忍者・無門もそんなひとり。そんなある日、信長の軍が伊賀国に本気で攻め込んできて、無門ら“忍び”の面々は全力をもって敵軍を迎え討つが……。

WOWOWから引用

【映画「忍びの国」の感想(ネタバレ)】 

 

「予告犯」の中村義洋監督が和田竜の歴史小説を“嵐”の大野智、石原さとみ共演で映画化した戦国時代劇。

 

少し前にCMで流れていて一応気になっていた邦画話題作がWOWOWで初放送したので見てみた。

 

主演が嵐(ジャニーズ)の大野智で時代劇アクションということで話題性こそあるが、内容的に大丈夫かと心配しつつ見始めたが、見終わってみると案の定、特に中身は薄い映画だった。

 

監督は、「予告犯」「ゴールデンスランバー」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督で個人的に結構好きな監督だが、この「忍びの国」は、それらの作品と比べると完全に駄作の部類に入る要注意映画。125分という長さだが、ガリガリ削って90分位(せめて100分)にまとめて欲しい位。

 

アクションは、今までの戦国アクションとは違う斬新な演出で挑戦的だが、一番大事な登場人物への感情移入部分が弱い。

 

普通に描けば、もともと好感度があるはずの大野智なので、それなりに感情移入できると思うが、この作品に関しては、めちゃくちゃ強くて精神的にも弱さがないので、ほとんど共感するところがない。

 

ラストで恋人(嫁?)の石原さとみが忍者仲間に殺されて死に、初めて悲しむ場面があるが、石原さとみの役柄がウザキャラで好感度が無いので最後に死んだところで、特に何も思わない。鈴木亮平が死んだところがこの映画の一番のピーク、その後は、以下同文的お涙頂戴展開でもうだるいです。

 

この映画、石原さとみの役(存在)は必要かどうかも疑問が沸く。自分で炊きつけておいて、心配したり、わがまま放題で、最後は、いい感じに死んで出番としては目立ってはいるが。

 

実写版「進撃の巨人」の時にも思ったが、石原さとみの役(存在)は、毎回映画を破壊しているように思う。作品を食ってるというか。今のところ石原さとみが合ってるなと思う出演映画が思い浮かばない。石原さとみ自体は別に嫌いじゃないんだけど、自信満々で熱演してるあの演技が少しも好きになれない(笑)

 

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:主役に共感できない中途半端な時代劇アクション。石原さとみのダメさに目が行ってしまうが、時代劇という演技(世界観)という部分に関して、脇役の俳優がやや軽い。戦国時代劇特有の演技の重厚さを求めると、大野智のライバル(敵役)に伊勢谷友介のみではかなり荷が重い。一人、個性派で頑張ってはいるが、もっと他の脇役もがっちり固めてくれないと、伊勢谷友介という個の良さが出てこない。それと鈴木亮平も熱演してるが、変態仮面の映画を見てからは、もうどの演技も変態仮面のフリにしか見えない。何時、鎧を脱ぎ捨てて、変態になるのかとそっちばからが気になってくる。俳優は、話題作を選ぶのはいいけど、のちのちのことを考えて作品は選ぶべきだよね。)

 

 

 

無門殿

 

ご無事で

 

決して死んではなりませぬぞ

 

-?

 

 

己等は

 

人間ではない

 

-?

 

 

わしは人として死ねる

 

-?

 

 

 

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映画「ザ・コンサルタント」の感想(ネタバレ)

2018.06.01 Friday 洋画 アクション/SF

■映画「ザ・コンサルタント」の感想(ネタバレ)


■監督:ギャヴィン・オコナー
■出演者:ベン・アフレック アナ・ケンドリック J・K・シモンズ ジョン・バーンサル ジェフリー・タンバー ジーン・スマート ジョン・リスゴー

WOWOWで放送していた映画「ザ・コンサルタント」を鑑賞。

【映画「ザ・コンサルタント」のあらすじ】

大都市シカゴ郊外にある田舎町で会計士をしている男性クリスチャンだが、凄腕の殺し屋という秘密の顔も持っていた。そんな彼に、彼と付き合いが長い、大企業に雇われている“マネージャー”から電子機器メーカー“リビング・ロボ社”の使途不明金を調査せよという指令が下る。先に使途不明金を見つけたのは“リビング・ロボ社”の経理を担当する女性デイナだが、実は彼女はクリスチャンの違法行為を探る当局に利用されていて……。

WOWOWから引用

【映画「ザ・コンサルタント」の感想(ネタバレ)】 

 

 

「アルマゲドン」のベンアフレックが主演したアクション映画。

 

久々にベンアフレックが主演した作品をWOWOWで見つけたので見てみた。

 

自閉症で会計士をする傍ら裏で殺し屋をしていたという設定のアクション作品だが、ファンタスティックフォーのような人間を超越するパワーを持ってる訳ではなく、マットデイモンのジェイソンボーンのような特殊部隊上がり的な強さ(アクション)を持つ。(※幼い頃に軍人の父親から格闘やその他を習っていたことで才能が開花)

 

実際は、わかりやすいヒーローアクション映画なのだが、序盤は、事情が意図的に伏せられたりしている編集で、話の矛先がどこに向っているのかイマイチわかりにくい。見終わってみれば、よくある弱者を助ける王道のヒーローアクション映画なので、そんなにもったいぶる感じで描かなくても良い気はする。

 

中盤で仕事で一緒になったアナ・ケンドリック演じる経理のディナが殺し屋から狙われるようになってからが、この映画の本領発揮になるが、そこからは普通に面白い。

 

ジェイソンボーン的ではあるが、マットデイモンのそれとはアクションの方向がやや違い、こちらはベンアフレックの大きい体格を生かした荒くゴリ押しなアクションになっている。でもこれはこれでありです。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:ベンアフレック主演の新たなヒーローアクション。内容は、安定してるので、ジェイソンボーンやキアヌリーブスのジョンウィック系が好きなら見といて損はない。終盤のJKシモンズのシーン(良い父親だったか?と問われ…)はなかなか感動した。内容と関係ないが、ベンが暗がりで大音量の音楽をかけてトラウマ(過去)と対峙するシーン?で長めの光の点滅があるが、この部分は作品としてかなりマイナス評価です。点滅を使った演出は、見てると気分が悪くなってくるので、出来れば他の方法に変えてもらいたい。)

 

 

 

 

他人の行動は理解しがたい

 

-?

 

 

逆らわなければ

 

好かれると思ってるか?

 

-?

 

異質さを人は恐れる

 

-?

 

 

 

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映画「殺人の告白」の感想(ネタバレ)

2018.05.26 Saturday 韓国映画 レビュー

■映画「殺人の告白」の感想(ネタバレ)


■監督:チョン・ビョンギル
■出演者:チョン・ジェヨン パク・シフ キム・ヨンエ チョ・ウンジ オ・ヨン


WOWOWで放送していた映画「殺人の告白」を鑑賞。

【映画「殺人の告白」のあらすじ】

韓国で女性ばかりを狙った猟奇殺人事件が連続発生する。捜査を担当したチェ刑事は、ある晩、犯人らしき男を追ったが、あと一歩のところで相手を取り逃がしてしまう。それから15年の歳月が空しく過ぎ、事件は時効が成立する。その2年後、イ・ドゥソクという人物が事件の犯人として名乗りを上げ、犯行の詳細を綴った手記を発表。手記は一躍世間の注目を集めてベストセラーとなり、チェ刑事はその事態を苦々しく見守るのだが……。

WOWOWから引用

【映画「殺人の告白」の感想(ネタバレ)】 

 

藤原竜也×伊藤英明共演の映画「22年目の告白−私が殺人犯です−」の原作となった「黒く濁る村」のチョン・ジェヨン出演の韓国スリラー。

 

少し前に藤原竜也×伊藤英明の邦画のリメイク版を見たので、一応、原作(オリジナル)となった韓国映画の方も見てみた。

 

両方見たので、比較しつつネタバレ前提に話を進めると、”私が殺人犯です”の著者が、実は連続殺人事件の被害者の身内だったという設定は原作もリメイク版も同じ。ただ、真犯人に関しては、リメイク版(日本版)が、顔が割れているジャーナリストだったのに対して、原作は、顔がわからない謎の人物。

 

両作品を比べてみて思うのは、韓国版(オリジナル)の方が導入(序盤で犯人と追いかけっこ)は優れているが、それ以降、被害者家族が集まって著者に暴力で復讐を果たそうと計画する過程では緊張感が薄くなりかなり失速気味。その過程で、カーチェイスなどリメイク版に比べてド派手であるが、ありえないアクションにCG多用し、サスペンスとは思えないハチャメチャ感。

 

完全にノリがB級映画と化す。

 

そうかと思うと、後半で著者、刑事、真犯人がテレビ局で対峙する部分は、リメイク版同様、かなり緊張感高めているが、リメイク版は、替え玉を使っていたのに対して、原作は、真犯人が本当にスタジオにやってくる。そして、顔も見せる。潔すぎ。そして、一瞬の隙を見てスタジオから逃走するが、追い詰められ、最後は、いろいろあった末に刑事が毒入り注射?を刺して、真犯人は現場で絶命する。

 

リメイク版が、逮捕後、刑務所に移送されたあと、用務員を装った被害者家族の若者から襲撃されるというラストだったが(一応刑事は、法をしっかり守って処理した)、原作は、被害者でもあった刑事が真犯人に対して自ら手を下して(殺して)、復讐を果たす。

 

そして、法に従い刑期を務めあげたのち、釈放後に待っていた被害者家族らと再会するという感動的?なラストになっている。リメイク版では、真犯人の人物とラストを変えてたようです。

 

結果、原作とリメイク版を比べてみると、日本のリメイク版の方が面白かったかな。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:思ってたのとかなり違った「22年目の告白−私が殺人犯です−」の原作韓国映画。サスペンスやスリラー作品での韓国映画のクオリティは、意外と高い作品が多いので、こちらも結構期待していたが、この作品に関しては、日本のリメイク版の方が落ち着いて描かれていてサスペンスとして面白い。韓国版は、アクション要素(娯楽要素)に振りすぎてやや話に落ち着きが無い。もちろんすでにリメイク版を見ていてすべてネタバレ部分も知った上で見てるので、どんでん返しの衝撃など直接の比較はできないが、一番大事な被害者家族の目線(感情移入という部分で見て)を追っていった場合に、韓国版(原作)は、個々の事件内容に対して、ほとんど触れられていないためか、いざ真犯人と対峙した時に思うであろう被害者サイドのそれぞれの感情が、こちらに上手く伝わってこない。その部分の情報量があきらかに少ないので共感が弱い。この部分は、リメイク版は、かなり改善されて話のつなぎ方はよくなっている。だが、トータルの評価では、リメイク版だが、荒削りながら原作の方が良い部分もある。)

 

 

 

それに人生とは

 

記憶よりも忘却の力により

 

作られるものでは?

 

-?

 

 

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映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」の感想(ネタバレ)

2018.05.19 Saturday 洋画 アクション/SF

■映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」の感想(ネタバレ)


■監督:ガブリエーレ・マイネッティ
■出演者:クラウディオ・サンタマリア ルカ・マリネッリ イレニア・パストレッリ ステファノ・アンブロジ

WOWOWで放送していた映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」を鑑賞。

【映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のあらすじ】

爆弾テロが相次ぐローマ。冴えないチンピラのエンツォは警察に追われた末に潜った川底で放射性廃棄物のタンクに近づいてから体調不良に悩まされるが、自分がスーパーパワーを手に入れたと気付く。そんなエンツォと働く年上の犯罪者セルジョが麻薬取引の現場で殺される事件が起き、消えた麻薬を捜す危険なマフィア、ジンガロはセルジョの家に押し入る。エンツォは「鋼鉄ジーグ」が大好きな、セルジョの娘アレッシアを守ろうとする。

WOWOWから引用

【映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」の感想(ネタバレ)】 

 

イタリアのアカデミー賞にあたる?第60回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で同年最多の16部門にノミネートされ、7部門で受賞したというイタリアのファンタジーアクション。

 

番組情報(あらすじ)を見て面白そうだったので見てみた。

 

ちなみにWOWOWの番組情報では、”「鋼鉄ジーグ」のファンである無垢な少女を愛する犯罪者がスーパーパワーを得た…”と書いてあったので、ジャンレノ×ナタリーポートマンの映画「レオン」みたいな、子供を助ける中年親父ヒーロー的な映画を想像していたのだが、実際は、思ったのとなんか違っていた。

 

その原因は、レオンのナタリーポートマン的なあの年頃(小学生の高学年か中学生位)の少女を勝手に想像していたのだが、実際はヒロインの少女が、でか過ぎて(外見はほぼ大人で(あきらかにがんばって下に見たとしても高校生位))、少女という感じが微塵もしなかったという点だ。

 

製作者は別にこの女性を少女という設定では描いていないはずなので、製作者に対しては何もないが、(ただのアニメファンのとある娘(女性))、日本で放送するにあたり、ヒロインを勝手に”少女”として映画を紹介してるのは、どうだろうか。完全に騙された。

 

この映画を見た後に、”この映画に登場していたヒロインの少女がさ〜”という会話をするだろうか。

 

自分の感覚では、”このヒロインの女(女性)がさ〜”としか出てこない。

 

このヒロインに対して、あえて”少女”っていう単語を使う感覚って、一体どういう感覚なのだろうか。

 

例えば、ある街で1人の女が行方不明になったとして、その時にその女は、アニメファンの少女として紹介された場合、一般の人が街からその少女らしき人物を探してくる時に、一般の人はどの年代の少女を連れてくるだろうか。

 

情報は、アニメファンの少女という感覚情報しかない。

 

自分なら、レオンの時のナタリーポートマン位の女の子(小学生高学年から中学生位)を見つけてくると思う。日本なら現在の芦田愛菜ちゃんかな。またもう少し年齢を上げてよければ、見た目なら橋本環奈も今ではかなり微妙になってしまったが、ああいう童顔タイプで背も低い女性なら年齢は多少オーバーしていても、少女と言われてもまー理解できる。

 

しかし、もし、少女と言われて、この映画のヒロインを真っ先に連れてくるようなヤツがいたら、俺は、そいつをぶん殴りたい(笑)

 

そいつは、いわゆる少女じゃないから(笑)

 

ちなみに、ウィキペディアによれば、少女は、”7歳から18歳前後の女の子。”と書いている。

 

数値(年齢)だけ見れば、もしかしたら、このヒロインもそのカテゴリの範囲の設定に入ってるのかもしれない。

 

でも、こっちが期待してるのは、一般的な大雑把な感覚情報。年齢よりもやはり見た目重視、情報のわかりやすさだと思う。

 

18歳だけど老け顔(大人っぽい)の女性は、少女の年齢カテゴリに入っていても、あえて少女と言うべきではないでしょう。

 

例えば、ニュースで犯罪を犯した若い女性(未成年)のことを少女という表現を使うかもしれないが、それは文脈とやってることからどんなタイプの少女かある程度理解できるし、年齢も一緒に記載されてるからから特に問題はない。

 

しかし、アニメファンの少女と言われただけでは、情報があまりにも少ない。

 

それなら少女といわずに、女性もしくは、○○歳の女の子、高校生の女の子などというべきだろう。そもそもWIKIでは7歳からが少女の範囲ということからもわかるが、低年齢的(童顔)な部分が少女の特徴だと思う。

 

ちなみに、設定上では、年齢的な部分でカバーしてるから、少女という言い方もありという意見もあるかもしれない。見た目じゃないと。やはり少女の概念は数値だと。

 

もし仮にこのヒロインを少女とあえて言って紹介するなら、この映画の中では、おっぱいを出していたり、試着室で中年男とやってるシーンが普通にあるが、概念的に少女といわれる人物が中年男とヤッてていいのだろうか。

 

内容から察すれば、ここでヒロインを少女とあえて言ってしまう人は、少女という言葉に対する倫理観をどう思ってるのだろうか(笑) 少女は中年男とヤってても別に大丈夫ですという見解なのだろうか。

 

さらにダメ押しで言えば、その少女アレッシア役を演じてるイレニア・パストレッリという女優だが、1985年生まれで、この映画の制作年(2015年)から実年齢を計算すると、当時は、30歳だったということがわかる。

 

これを見てもわかるが、実年齢、30歳の女優が演じてるヒロインは、少女ではないだろう。せめて実年齢が10代なら、そういう意図を理解できなくもないが(たまたま老けてた)、もう30歳が演じてたらもうそこの言い訳はできないでしょう。

 

この映画を見たことで、全く映画の内容とは関係ないが、”少女”という概念がなんなのかというのを非常に考えさせられることになった。

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:ヒロインのでかさが気になって感情移入が入りきらないイタリア製ヒーロー映画。ちなみにWOWOWの番組情報を批判するだけで、内容に全く触れていないが、この映画の不満も、やはりヒロインのでかさだろう。もっと年齢が子供だったら、もっと泣ける映画になったと思う。あそこまで大人の女性では、せっかくの日本のアニメファンというナイス設定が生かしきれない。ヒーロー映画の定番(自己犠牲や正義感)を押さえて非常に好感度高い作品なだけに、あの大きさがただただ気になる。非常に惜しい作品です。ちなみに鋼鉄ジーグは見たこと無いけど。)

 

 

 

ヒロシ

 

-?

 

 

 

司馬宙(シバヒロシ)だ

 

-?

 

 

 

ヒーローとは何か?

 

優れた能力と

 

秀でた勇気の持ち主である

 

悪の代わりに

 

善を選ぶ

 

人を救い

 

自らは犠牲に

 

何より失うだけで

 

得るものなき時に

 

行動する

 

-?

 

 

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