映画「楽しき人生」の感想(ネタバレ)

2012.10.14 Sunday 韓国映画 レビュー

■映画「楽しき人生」の感想(ネタバレ)




■監督:イ・ジュンイク
■出演者:チャン・グンソク チョン・ジニョン キム・ユンソク キム・サンホ キム・ホジョン コ・アソン

WOWOWで放送していた映画「楽しき人生」を鑑賞。

【映画「楽しき人生」のあらすじ】

リストラで職をなくしたギヨン、養育費を稼ぐため昼夜働くソンウク、子どもの留学で妻子を海外に渡らせ、独り暮らしのヒョクス。それぞれ疲れた中年となった彼らは、大学時代に結成していたバンド《活火山》のリーダーだったサンウの訃報を聞き、20年ぶりに再会する。サンウの息子、ヒョンジュンが処分しようとしていた遺品の中に、懐かしいギターを見つけたギヨンは、もう一度バンドを始めようと仲間たちを促すのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「楽しき人生」の感想(ネタバレ)】


韓国映画「王の男」のイ・ジュンイクが監督したチャングンソク出演の音楽作品。

物語は、大学時代にバンド活動するも夢破れ、現在では仕事や家庭も上手くいかない中年となった男たちが、バンド仲間の突然の悲報に再びバンド活動を始めるという話。

きみはペット」と同じく、WOWOWで放送していたチャングンソク祭りで放送していた作品のひとつ。

DVDジャケット画像は思いっきりチャングンソクが主役のように映っているが、実際は、リードギターを弾く中年のおっさん(ギヨン)が主人公。チャングンソクの登場は、彼の親父が亡くなった途中から。

中年親父たちが、バンドを数十年ぶりに組んで、下降気味の人生を音楽によって再起を図る意外と心温まる内容で、出演俳優(中年俳優)が実際に楽器を弾いている点(※しかも皆、中級者レベル以上で演奏力が高い)は、韓国映画の熱い演出を感じた。あえて楽器を弾けるものをキャストに選んだような人選。

親父たちが昔作ったオリジナル曲が、若いヒョンジュン(チャングンソク)が入ることで、現代風の音楽(ロック)に変わる瞬間は、なかなか良かった。チャングンソクの声質は、ラルクのhydeっぽくて、ロックに合っている。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(脇役キャラのチャングンソクがボーカル役として光っていた良作品。中年が抱える悩み(苦)とバンド活動(楽)を上手く描いていたが、音楽の趣味が少し前の韓国歌謡っぽくてちょっと好みとは違ったのが惜しい点。あと中年が主役ということで、恋愛要素が一切ない点も、終始トキメキ感が少ないのも残念だ。グンソク目線でもっとメタルやロックな音楽+恋愛要素があればもっと共感度は高かったかな。家庭と仕事で板ばさみの中年が主なターゲットの作品。)


女房より友達が大事だ

-?


反抗、自由、抵抗

-?


嫁に恵まれて一生食うに困らない

40代のリードギター

キムギヨン


-ヒョンジュン


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映画「きみはペット」の感想(ネタバレ)

2012.10.06 Saturday 韓国映画 レビュー

■映画「きみはペット」の感想(ネタバレ)




■監督:キム・ビョンゴン
■出演者:チャン・グンソク キム・ハヌル リュ・テジュン チョン・ユミ チェ・ジョンフン

WOWOWで放送していた映画「きみはペット」を鑑賞。

【映画「きみはペット」のあらすじ】

大手出版社の編集者として働くキャリアウーマンのウニ。挫折など知らなかった彼女だが、恋人に去られ、仕事も左遷と、突然人生のどん底に落とされてしまう。そんなある日、彼女は年下で宿無し、金無し、ただしイケメンのダンサー、イノと知り合う。行く当てのないイノは《ペット》としての同居を希望し、ウニは成り行きで押し切られるように彼と暮らすことになる。だが、いつしかウニはイノの存在に安らぎを感じはじめ……。

※WOWOWから引用

【映画「きみはペット」の感想(ネタバレ)】


過去に小雪×嵐の松本潤でテレビドラマ化した小川彌生の人気コミックをチャン・グンソク主演で韓国で映画化したラブストーリー。

物語は、仕事一筋のキャリアウーマンがひょんなことから家がない若いイケメンダンサーと同居することになるが、彼はペットとして彼女に接し始め…という話。

WOWOWで最近チャングンソク作品を一挙放送するというチャングンソク祭りで放送していた1作品でチェックしてみた。

内容的には、日本のチャングンソクファン向けに新たに作られたような作品で、チャングンソクの魅力を押し出した映画になっているが、自分が男だからなのか、思ったほどこなかった。※チャングンソクは結構好きだけど。

ビジュアル面の格好良さはわかるが、登場キャラクターの内面に共感できる部分が少なく、キャラクターへの共感度が薄い。

キャリアウーマン役のヒロイン(ロードナンバーワンのキムハヌル)も優柔不断などっち付かずの性格で、こちらが共感して二人の恋を応援するほど感情移入もできないし、そういうストーリーにもなっていなく残念。言いたいことはわかるのだが。

日本の「パライダイスキス」や「高校デビュー」、「天使の恋」の方が少女マンガのような格好良い異性の理想像を描いていて、キラキラ感があった。※韓国と日本の演出の違いかな。

設定が”ペット”ということで、中高生が憧れるスター:チャングンソクのイメージ像よりも、中年層の女性がチャングンソクみたいな若いイケメン男性と同居したら…という生々しい妄想を手助けするような作品で、意外とマニアック。

日本のチャングンソクファンはあきらかに中高生よりも中年女性(25歳〜30代以上)層の支持が多いと思える。

個人的にこの映画を見るなら、チャングンソク出演の他の韓国ドラマ「ベートーベンウイルス」などを見た方が中身があって良かった。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ラブストーリー作品の割りに恋愛のドキドキ感があまり得られなかった作品。恋愛の流れ(パターン)が、ずっと同じ(予想通り)で111分の収録時間がやけに長く感じた。この内容なら90分位でまとめて欲しい。恋のライバル:ウソンの登場は、三角関係になってよかったが、登場早々イノが普通に二人の関係を邪魔していて、人間的共感度が大幅に下がった。あそこはウニの気持ちを汲み取って応援する側(見守る側)に回らないとダメだ。)


男が推薦する男に

ろくなのはいない

-ウニ


こんな手のやわらかい女性ははじめて

-イノ

愛情を食べて生きるペットだ

-イノ

ペットに言葉は関係ない

-イノ


満月の夜

オオカミはどうなると思う?


-イノ


でも大事なのは男に素顔を見せないこと

男は都合のいい女を求めてるから


-?


黙ってたら恋愛は進まない

-?


男女の関係は

繊細なダンスと同じだって

パートナーとお互いに

美しい動きを一緒に作ること


-イノ


キム・ハヌル/チャン・グンソク/きみはペット


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映画「人喰猪、公民館襲撃す!」の感想(ネタバレ)

2012.08.12 Sunday 韓国映画 レビュー

■映画「人喰猪、公民館襲撃す!」の感想(ネタバレ)



■監督:シン・ジョンウォン
■出演者:オム・テウン チョン・ユミ チャン・ハンソン ユン・ジェムン

WOWOWで放送していた映画「人喰猪、公民館襲撃す!」を鑑賞。

【映画「人喰猪、公民館襲撃す!」のあらすじ】

山奥にある地方の村サムエリで、人々が次々と襲われて命を落とす事件が連続発生する。警官のキム巡査はソウルの警察からサムエリの警察に異動させられて事件の捜査に加わるが、犯人は巨大なイノシシだと判明していく。マンベらプロのハンターたちが雇われ、あるイノシシを射殺するが、それは人々を襲ったイノシシのパートナーであるメスだった。怒りに燃えるオスイノシシは、サムエリの人々をさらに恐怖の奈落に突き落としていく。

※WOWOWから引用

【映画「人喰猪、公民館襲撃す!」の感想(ネタバレ)】


韓国ドラマ「善徳女王」でお馴染みのオムテウンが主演する動物パニックホラーコメディ。

物語は、韓国の山村で人喰い猪による殺人事件が発生し、猪を捕まえようと集まった警察やハンターらの奮闘を描いた話。

タイトルのインパクト+韓国ホラーということで、チェックしてみた。

以前見た「ピラニア」と同じくく、動物パニックホラージャンルの作品だが、こちらは、ホラー+コメディ要素が入っていて、ホラーだけど、ときおり笑わせてくる。というか笑いがメインなのか。

最初の、死体が見つかったお墓の急な土手の坂を誤って転げ落ちてしまう人たちの多さに、久々にドリフか!とツッコミたくなって、この映画への期待が高まった。

21世紀にもなり、あえて猪(いのしし)にフォーカスする辺りは、監督のB級センスを感じるし、登場人物のキャストをほぼ個性派(実力派)で揃えているところも、コメディ演技がしつこくなく、自然で上手かった。コメディの見せ方(演出)も良い。

キャラクターがこれ面白いでしょ!と笑いを取りに行く個人プレーはなく、普通に行動していたら、笑える状況になっていたという、感じが良い。いやらしくない。人のタバコをくすねたり、ここぞと言うときに勇気がなく小心者だったり、他の映画ではここぞという時はかっこよく描かれているが、本当の人間はこんな感じでだらしないものだと思う。

個人的に、アイリスでイビョンホンの先輩(上司)を演じていたユンジェムンのハンター役(マンベ)は、出てきたときからダメキャラクターを醸し出していて雰囲気がツボだった。


評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(結局、猪狩りというテーマにかこつけて、細かくボケたいキャラクターが勢ぞろいのホラー映画。こんなにも細かく笑いを入れているホラーも少ないかな。肝心の人喰猪の怖さはホラーといえるほど全然怖くないけど。作品としてはよく作られている。爆笑というよりかは、クスクス系の笑いが多い。韓国の田舎の人という設定だが、韓国人が持つ、コミュニケーションの荒さみたいなものが、強く窺える。ひき逃げした死体を土手から投げたり、人が見ていないところでの悪い人たちが多い。純粋なのはマンベ位。このマンベのユンジェムンを見てしまうと、アイリスで部下に指示を出す真面目な演技はもう見れないな。)


傘を登山に持っていくか?

-?


人喰猪、公民館襲撃す!/オム・テウン



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韓国映画「冬の小鳥」の感想(ネタバレ)

2012.01.02 Monday 韓国映画 レビュー

■韓国映画「冬の小鳥」の感想(ネタバレ)




■監督:ウニー・ルコント
■出演者:キム・セロン パク・ドヨン コ・アソン

WOWOWで放送していた韓国映画「冬の小鳥」を鑑賞。

【韓国映画「冬の小鳥」のあらすじ】

1975年、韓国。9歳の少女ジニは父親に連れられ、ソウル郊外にあるカソリックの児童養護施設に預けられる。身寄りがいない子供たちが集まった施設では、子供たちの間にいくつもの暗黙の了解があったが、いつか父親が自分を迎えに来ると信じるジニは、それらに従わず、周囲と溶け込めない。やがて先輩の少女スッキがジニを気にかけ、何かと彼女の面倒をみるようになり、スッキだけには少しずつ心を開き始めるジニだったが……。

※WOWOWから引用

【韓国映画「冬の小鳥」の感想(ネタバレ)】


この作品の韓国系フランス人の女性監督ウニー・ルコントが自身の少女時代をモデルに描いたというヒューマンドラマ。

物語は、父親に捨てられキリスト系の児童養護施設に引き取られた少女が厳しい現実を受け入れていく様を描いた話。

ドラマ作品だが、ドキュメンタリーかと思うほど、主演の子役の演技は自然で可愛らしい。

児童施設に引き取られてから、フランスにいる里親に引き取られるまでを描いたものだが、終始、人見知りで自分の世界に閉じこもっているあたりは、共感できる。

ただ、一緒に生活する児童のプレゼント(人形)を引きちぎったり、ご飯をぶちまけたりと、父親に捨てられた現実を受け入れられずに、わがまま邦題振舞う姿は、見ていてイライラしてしまう。この辺は、主人公目線で見れるような描き方が欲しい。

彼女が児童施設に預けられる前の親子のストーリーがもっとあれば、ここでも違う感情があったかもしれないが、そういう情報がないので現実を受け入れて努力している他の児童と比べると、単なるわがまままで聞き分けの無い子にしか見えずもったいない。

飼っていた鳥が死んで、土に埋めると天国に行けると聞いて、自分も穴を掘って土に埋まってみるという発想は子供らしくて面白い。ただやってみても苦しいだけで天国も何も死ねない(笑)



評価 ★★★★☆ (星4つ)

(ラストは、自分から何かをしようとするような成長する姿が見えないまま里親に引き取られ、視聴者に委ねるようなラストで若干物足りない。もう少し何かが欲しい。この作品はW座で紹介された作品なので、見終わった後に二人(おくりびとの脚本家等)の感想が聞けるのは良い。初潮のシーンが話題に出てきてたが、個人的に日本語字幕で”メンス”と訳されていたことに韓国との表現、感覚の違いがちょっと気になった。っというか男としてはこういう女子の性の話は生々しく、黒板を爪で引っ掻くような、変な気持ちになるので触れたくない。ちなみに以前見た「義兄弟」「MAD探偵 7人の容疑者」等もW座の作品だったが、最近はこのW座の作品を積極的に見るようにしている。)


ムシャクシャするなら

布団を叩きな

-児童施設の大人



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韓国映画「戦火の中へ」の感想(ネタバレ)

2011.12.30 Friday 韓国映画 レビュー

■韓国映画「戦火の中へ」の感想(ネタバレ)




■監督:イ・ジェハン
■出演者:クォン・サンウ T.O.P チャ・スンウォン キム・スンウ パク・ジニ

WOWOWで放送していた韓国映画「戦火の中へ」を鑑賞。

【韓国映画「戦火の中へ」のあらすじ】

1950年。朝鮮戦争で劣勢の韓国軍は洛東江を死守すべく、71人の学徒兵にある陣地を任せる。最前線での経験を持つ少年兵ジャンボムが指揮官になるが、北朝鮮軍に両親を殺された年長の少年ガプチョと仲間2人は少年院送りを免れようと最前線を志願し、ジャンボムを無視して規律を乱し続ける。そんな中、北朝鮮軍のある部隊のパク・ムラン少佐は、洛東江に向かえという上層部の命令を無視し、ジャンボムらの部隊と戦うことに。

※WOWOWから引用

【韓国映画「戦火の中へ」の感想(ネタバレ)】


悲しみよりもっと悲しい物語」のクォン・サンウ、「IRIS‐アイリス‐」のT.O.P(ビッグバン)、キムスンウ、「シークレット」のチャ・スンウォンらが豪華俳優共演の戦争映画。監督は、「私の頭の中の消しゴム」「サヨナライツカ」のイジェハン監督。

物語は、朝鮮戦争で活躍した韓国の学生兵士ら(学徒兵)の実話を基に描いた戦争大作。

基本的には、朝鮮戦争の話なので、国道一号線(ロードナンバーワン)の奪還守備を描いた、ソジソブ主演の韓国ドラマ「ロードナンバーワン」とかなり似ている部分がある。こちらは、舞台がポサン?で正規軍が引き上げてしまった女学校での死闘を描いたもの。

ロードナンバーワンも戦争アクション部分は「プライベートライアン」や「バンドオブブラザース」を彷彿する、リアルで激しいアクションの戦争シーンは見ごたえあったが、こちらの「戦火の中へ」は、映画ということで戦争アクションシーンは「ロードナンバーワン」以上でより完成し、激しい。

制作費(スケールの大きさの)の違いはあれど、戦争シーン部分は「プライベートライアン」とほぼ変わらない迫力だ。おなじみの迫撃砲の爆発で、体が千切れて吹き飛ぶグロい演出や爆発の度に飛び散った砂が降り注ぐCG演出も使われている。

ビッグバンのTOPが人を殺せない心優しい学徒兵の隊長を演じ、それにいちいち突っかかるヤンキー男をクォンサンウが演じており、最後でようやく心が通うシーン、また救出に来た正規軍の隊長キムスンウとの再会シーンは、泣ける。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(ビッグバンのTOPが映画初主演で繊細な男を演じていて、これがなかなか共感できる。(※ラストに、はじめに撃てなかった弾を敵大将のチャスンウォンに撃つ演出も良い)クォンサンウの役はいつも通りの尖ったキャラ。個人的には、前回見た「義兄弟 SECRET REUNION」よりこちらの方が素直に感動できて良い。戦争アクション映画が見たい方におすすめ。)


オンマ(母さん)

-北朝鮮兵?


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韓国映画「義兄弟 SECRET REUNION」の感想(ネタバレ)

2011.12.29 Thursday 韓国映画 レビュー

■韓国映画「義兄弟 SECRET REUNION」の感想(ネタバレ)




■監督:チャン・フン
■出演者:ソン・ガンホ カン・ドンウォン チョン・グクァン パク・ヒョックォン チェ・ジョンウ

WOWOWで放送していた韓国映画「義兄弟 SECRET REUNION」を鑑賞。

【韓国映画「義兄弟 SECRET REUNION」のあらすじ】

韓国の国家情報員ハンギュは北朝鮮工作員との銃撃戦で多くの死傷者を出した上、工作員を取り逃がした責任を問われて解雇される。6年後。ハンギュは探偵まがいの稼業で生計を立てるが、6年前に逃げられた北朝鮮のソン・ジウォンに偶然出くわす。ジウォンはパク・ギジュンという偽名で潜伏を続けていたが、ハンギュは一緒に働いたり生活しようと彼を誘う。次第に心を通わせていく2人だが、同じ頃、ある暗殺者が北からやって来る。

※WOWOWから引用

【韓国映画「義兄弟 SECRET REUNION」の感想(ネタバレ)】


「殺人の追憶」「グッドバッドウィアード」のソン・ガンホと「オオカミの誘惑」のカン・ドンウォン共演の人間ドラマ。監督はソジソブ主演の「映画は映画だ」のチャン・フン監督。

物語は、北朝鮮スパイと韓国情報院に所属する敵対する男同士の交流を描く作品。

開始30分、韓国情報院で仕事するハンギュ(ソンガンホ)がスパイを取り逃がし、仕事をクビになるまでの北朝鮮スパイを追い詰めるアクションとその緊張感はすごい。この最初でかなり画面に釘付けになる。

しかし、ハンギュが情報院をクビになり、敵対する北朝鮮のジウォンと再会し、交流を持ち始めてからは、緊張感が弱まりなんとなく微妙だ。内容的には、同じ韓国映画「JSA」と同じで、国同士が仲が悪いだけで、人を見れば、お互い家族のために行動していたりと現状は似ているバックボーンを知り、お互いが共感していく。

ラストは、ジウォンに腹をめった刺しにされながらも、ハンギュが別の北朝鮮スパイから体を張ってジウォンを守る”絆”が見えるシーンもあり、タイトルのような「義兄弟」と感じるような展開になっている。※この邦題タイトルは古臭いが。

ただ、全体的に明るい映画でもあるからなのか、もっと涙がでるほど感動する話かと思えば、それほどでもない。特に最後のハンギュがジウォンをかばうシーンは、ぼろ泣きしても良い展開だが、それほど感情を揺さぶられなかった。

設定は全然泣ける話だが、背景に泣けるパーツが足りないのか、惜しい。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(全体的には良く出来ている作品。こういう銃撃戦含むアクション映画は、確実に邦画は韓国映画に負けていると思う。邦画でこういう映画を作るとどうしても嘘臭さがあったりするが、韓国はエンターテーメントとしてハリウッドの影響を上手く取り入れつつ、自分のものにしている。ちなみにこの映画も前回の「黒く濁る村」同様、腹を刺されても元気な主人公(ハンギュ)がいる。しかも前回は2回だったがこっちはめった刺しだ。どう考えてもハンギュも立ち上がるのもやっとだと思うし。どうしてもこういう演出があると、冷めてしまう。)



このアカ野郎

-ハンギュ



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韓国映画「黒く濁る村」の感想(ネタバレ)

2011.12.28 Wednesday 韓国映画 レビュー

■韓国映画「黒く濁る村」の感想(ネタバレ)



■監督:ウェイ・ダーション
■出演者:パク・ヘイル チョン・ジェヨン ユ・ジュンサン ユソン ユ・ヘジン キム・サンホ

WOWOWで放送していた韓国映画「黒く濁る村」を鑑賞。

【韓国映画「黒く濁る村」のあらすじ】

青年検事ユ・ヘグクは、ある事情から地方に左遷されるが、近くには20年も会っていない父親が住む山村があり、父親の訃報を聞いたヘグクは村へ。父親は、今は村長である元刑事チョン・ヨンドクと30年前に村に引っ越してきたが、村長や村民たちの態度はおかしく、何かを隠しているようでもある。ヘグクは村に引っ越し、父親の死因を探りだす。チョン・ヨンドクとその仲間たちもヘグクの姿勢は面白くなく、ヘグクと対立していく。

※WOWOWから引用

【映画「黒く濁る村」の感想(ネタバレ)】

「シルミド/SILMIDO」のカン・ウソク監督が「殺人の追憶」のパクヘイルを主演に迎え韓国で大ヒットしたサスペンス映画。

物語は、父親の葬儀のためにある山村にやってきた青年が父親の死に疑問を抱いたことから、村に隠された秘密に迫る話。

収録時間が二時間半超えの163分というかなり長い作品だが、最初から最後まで緊張感があり、長さを感じさせず見せてくる。

ただ、ラストまで見てもはっきりとは解明されない謎も多く残っている。

まず最初の謎でもあるヘグクの父がどうやって罪人を手なずけたのかその具体的な洗脳方法は、最後まで見てもあきらかにならない。これはちょっと頂けない。最初の引っ張りはこれなのに。

それ以外にも、ここから物語が始まったというべき”祈祷院での集団自殺”の事件の真相もよくわからない。ヘググの父ではないらしいということはわかったが、犯人やその経緯も全く解明しない。

唯一、村の謎がわかったのは、村長が金を使って様々な権力者を買収していた収賄容疑位。ちなみに”なぜ村を作ったのか?””村を運営している意味(目的)”についてもよくわからない。

ラストは、当時のメンバーで唯一生き残った女性のヨンジが裏であたかも裏ですべて操っていたというような表情を浮かべて終了する。

邦題タイトルは「黒く濁る村」で原題は、「Moss」(日本語訳:苔(コケ))だが、どちらにしても謎の解明になるようなヒントにはならない。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(実は、謎が解明されたようで実際は全然解明されない見た後のモヤモヤが大いに残る映画だが、なぜか俳優陣の演技や演出、見せ方が上手くて、最後までずっと見続けられるほど吸引力がある。お腹を二回刺されてるのに、意外と元気だったり、なぜか床に横たわったら翌日布団で寝ていて、病院に行かずに回復していたりなど、途中途中に突っ込みたくなる展開もあるが、細かい部分はどうでもいいやと思えるほど作品にパワーがある。※ヤフーレビューで答えに近い解釈を書いている人がいるので、モヤモヤがある人は読むとある程度納得できる。)


コソ泥は物だけを盗むが

本当の悪魔は

人の心を盗むものだ


-?



パク・ヘイル/黒く濁る村


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韓国映画「シュリ」の感想(ネタバレ)

2011.10.10 Monday 韓国映画 レビュー

■韓国映画「シュリ」の感想(ネタバレ)



■監督:カン・ジェギュ
■出演者:ハン・ソッキュ キム・ユンジン チェ・ミンシク ソン・ガンホ ユン・ジュサン ナム・ミョンリョル パク・ヨンウ

WOWOWで放送していた韓国映画「シュリ」を鑑賞。

【韓国映画「シュリ」のあらすじ】

韓国の情報機関《OP》の情報部室長ユ・ジュンウォンは、観賞魚ショップを営むミョンヒョンと1か月後に結婚するが、多発する暗殺事件の捜査に追われる。一連の事件には以前からジュンウォンが追っていた、謎の女性工作員が関与している模様。工作員の組織は新開発の強力な液体爆弾《CTX》を強奪。同じ頃ソウルでは2002年W杯開催を前に、韓国と北朝鮮のサッカー交流試合の準備が進み、両国の首脳が揃って観戦することに。

※WOWOWから引用

【韓国映画「シュリ」の感想(ネタバレ)】


現在のKPOPブーム、そして韓流ブームの発端となった「冬のソナタ」(2003年)以前に韓国映画の初期ブームを作った1999年製作の大ヒット作。

日本でもこの「シュリ」の大ヒットで韓国映画が認知されるようになったわけだが、この映画には、現在では主役級になっているベテラン俳優が数多く出演している。

10年くらい前に初めて見たときは、誰一人出演俳優を知らなかったが、現在では、主役以外にもこんな人が出ていたのかと意外とビックリする。

主演のハンソッキュは、現在こそ話題に乏しいが、この「シュリ」の後は「カル」「二重スパイ」の話題作にも出演しているし、ヒロイン役のキムユンジンは、この後大作海外ドラマ「LOST」のメンバーに選ばれ、国際派女優となっている。

そして、「グッドバッドウィアード」「JSA」のソンガンホ、「渇き」「オールドボーイ」のチェミンシク、さらにドラマ「アイリス」始め「スターの恋人」「エアシティ」等数多くのドラマに脇役で出ているユン・ジュサンなど豪華な顔ぶれが確認できる。

この頃は、まだ韓流ブームや韓流四天王などがなく、ビジュアルで注目を集めるような路線ではないのも魅力。10年以上経った作品だが、現在でも普通に楽しめる、忘れていたヒロインのどんでん返しもまた騙された。

中盤の市街地での銃撃戦は、デニーロ、アルパチーノの映画「ヒート」に影響を受けたのが丸見えだが、それでも迫力はあって良い。この当時はほぼCGを使っていないためか、爆破シーンはかなりリアル。※パソコンがやたらでかいのが笑える。

スタジアムを使ったシーンは、映画のためにエキストラを入れたのか、本物のサッカーの試合を利用して撮ったのかはわからないが、臨場感がある。お金掛かってる?


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(相棒(同僚)の殉職という、刑事ドラマではよくある展開を混ぜているのだが、なぜか死に際のシーンで思ったほど感動を得られなかったのが残念。それまでの親友エピソード(親友と任務ならどっちを取る?)は良いのだが、ソンガンホの死に方がちょっとやりすぎでパロディに思えてしまった。その辺が惜しい。物語は、これまた北朝鮮と韓国の話だが、ドラマ「アイリス」もそうだが、韓国のヒット作は、南北の話がやけに多い。それだけ韓国にとっての北朝鮮に対する注目度が高いのがわかるが。逆に北朝鮮側が描く韓国も見てみたい。ラストは、大作映画の割りにしっとりとした終わり方。)


シュリ=淡水と海水とを自由に泳ぎまわる魚


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韓国映画「食客」の感想(ネタバレ)

2011.09.16 Friday 韓国映画 レビュー

■韓国映画「食客」の感想(ネタバレ)



■監督:チョン・ユンス
■出演者:キム・ガンウ イム・ウォニ イ・ハナ チョン・ウンピョ キム・サンホ チョン・ジン アン・ギルガン

WOWOWで放送していた韓国映画「食客」を鑑賞。

【韓国映画「食客」のあらすじ】

食の総本山とされる高級料亭・雲岩亭(ウナムジョン)で修行に励み、天才と認められたソン・チャン。だが弟子の中から後継者を選ぶ選考会の場で、野心家のライバル、ボンジュの策略によりチャンは敗れ、追われるように料理界を去った。数年後、食材販売で身を立てていた彼のもとに、思わぬ誘いが舞い込む。韓国宮廷料理の頂点を競う料理大会に出場してほしいというのだ。そしてその出場者の中には、因縁のボンジュの姿もあった……。

※WOWOWから引用

【韓国映画「食客」の感想(ネタバレ)】

韓国で100万部を越えるベストセラーになったホ・ヨンマン原作の同名人気漫画の実写映画化した作品。監督は、日本の「世界の中心は君だ」を韓国リメイク「僕の、世界の中心は、君だ。」のチョユンスが担当。

物語は、高級料亭「雲岩亭」に子供の頃から修行し、ライバル関係となっていた二人の男が、優勝者には伝説の包丁が授与されるという韓国宮廷料理人のナンバーワンを決める料理大会で再び死闘を繰り広げることになるという料理がテーマの映画。

主演の男二人(善と悪)の単純な料理対決ものかと思いきや、彼らの祖父や彼らが関わっている”雲岩亭”の過去の出来事も次第に明らかになり(※韓国宮廷料理の話もあり)、途中では涙を誘うような演出も入っている感動作に仕上がっている。

ただ、個人的にはいろいろ内容を詰めすぎているせいか、祖父の物語や過去の話などは、中盤以降に急に取ってつけたかのように挿入されるので、若干感動の押し売り感が否めない。

視聴者としては、あるシーンを見たときに登場人物のバックボーンも感じながら一緒に共感できるのが理想ではあるが、この映画では、”この人には実はこんな背景があるんです…”と急に主人公から話がそれて別の物語が語られていくので、共感しずらい。

映画的には、ライバルの雲岩亭の悪役料理人は腹立つし内容は悪くないと思うが、手放しで称賛できるほど、感情移入はできなかった。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(個人的には、韓国ドラマや韓国映画は観てるほうで、韓国俳優についても多少明るい方だが、この映画の主役(キムガンウ)は、今まで一度もみたことがなかった。顔立ちも、韓国人というよりは、中国台湾(ジェイチョウ)っぽい感じがするし。ちなみに、「きみに微笑む雨」に出演していた斉藤暁に似たおっさん俳優がこの映画にも出ているが、相変わらずキャラが強いですね。)


この世のごちそうの数は

母親の数と同じだ

-ソンチャン


キム・ガンウ/食客


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映画「アイリス−THE LAST−」の感想(ネタバレ)

2011.07.19 Tuesday 韓国映画 レビュー

■映画「アイリス−THE LAST−」の感想(ネタバレ)




■監督:ヤン・ユノ キム・ギュテ
■出演者:イ・ビョンホン キム・テヒ チョン・ジュノ T.O.P キム・スンウ キム・ソヨン 美山加恋

WOWOWで放送していた映画「アイリス−THE LAST−」を鑑賞。

【映画「アイリス−THE LAST−」のあらすじ】

韓国の諜報機関《NSS(国家安全局)》の工作員キム・ヒョンジュンは上司の副局長に命じられ、ハンガリーで北朝鮮の要人を暗殺。だがそれは副局長の陰謀で、彼は祖国の《NSS》などに追われる。ヒョンジュンは恋人である同僚、チェ・スンヒに助けを求めるが、ヒョンジュンは彼女が爆殺されたと誤解し、スンヒも彼が亡くなったと誤解する。そんなヒョンジュンに北朝鮮のスパイ組織が接近。韓国にテロを仕掛けようと誘ってくる。

※WOWOWから引用

【映画「アイリス−THE LAST−」の感想(ネタバレ)】

昨年TBSで放送して話題になったイビョンホン主演の韓国ドラマ「アイリス」の映画版。

ドラマでは、タイトルにもなっている”アイリス”という謎の組織が解明することなく、主人公のキムヒョンジュン(イビョンホン)が何者かに暗殺され死んで終わるという消化不良のラストだったが、この映画版ではそのドラマでは描かれなかった最終回の謎が解明されるという。

ちなみにTBSで放送していた「アイリス」は、1話当たり45分だったが、韓国のオリジナル版は、1話60〜70分なので日本版は大幅にカットされている。なので、「アイリス」の完全版を観るには韓国のオリジナル放送もしくは、DVDなどのノーカット版でみる必要がある。

自分はすべてノーカット版で見たが、今回の映画「アイリス−THE LAST−」と比べて見ると、この映画は、韓国ドラマ放送分(60〜70分×20話=計1200〜1400分)を単純に1/10程度に圧縮して120分にまとめた総集編(あらすじ)のような作りで、ラストにのみ追加シーン(3〜5分位)が付け加えられている。

基本的に、ドラマ版を見ていない人にとっては、この映画だけではストーリーを追うのがやっとでゆっくりキャラクターに感情移入する時間はほぼないといえる。

気になった部分だけでも日本の少女ユキとヒョンジュン+スンヒの出会いシーンは全カット。北の女工作員ソンファがヒョンジュンに気持ちが惹かれる日本の雪山(秋田)でのシーンも全カット。ビッグバンのTOPが演じるアイリス側の暗殺者がヒョンジュンに殺されるシーンも全カット。また、物語後半サンウがショッピングモールに立てこもり死ぬシーンや裏切りものの大統領秘書が死ぬシーンなども全カット。

そして、気になる映画版で謎が解明されるラストシーンだが、車で移動中のヒョンジュンを暗殺したのは実はソンファで、その指示を出していたのが北の幹部でありながらアイリスに所属しているヨンギフンだった。ドラマでは、この人は途中で暗殺者(TOP)に殺されてしまうが、映画ではシーンがカットされているため殺されずに生きているという設定。

ソンファは、最初からアイリスの指令のもと機会を覗って行動しており、最後にヒョンジュンを殺す前には、上司であり、革命には保守派のパクチョリョンも殺害し、反旗を翻すというソンファが影の主役だったというオチで幕を閉じる。

”アイリス”はヒョンジュンが考えているよりも身近にいて、根が深かったという感じでしょうか。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(なんとなくドラマがヒットしたことによる商業目的(お金儲けのため)の映画。謎が解明するとなっていたが、都合の良い編集とシーンの追加でドラマのファンには到底満足できないオチです。結局アイリスの組織については謎のままだし。個人的にこのドラマ「アイリス」の面白さは、海外ドラマ”24”ばりの次週への引っ張りだと思うが(特に中盤以降、※もちろん二人のロマンスもあるが)、映画ではそれがほぼ皆無なのでアイリスの良さが出ていない。一応派手なアクション場面はつまんであるので、それなりに盛り上がるが、結局はドラマを見たほうが良い。忙しい人が人気の韓国ドラマ「アイリス」を短い時間で知りたい人のためには良いが、それ以外には特にない…。)


”人の血を流した者は

自身も血で償う”


-創世記九章六節(旧約聖書)


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