映画「誘拐ラプソディー」の感想(ネタバレ)

2011.12.14 Wednesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「誘拐ラプソディー」の感想(ネタバレ)



■監督:榊英雄
■出演者:高橋克典 林遼威 船越英一郎 YOU 哀川翔 菅田俊 榊英雄 木下ほうか

WOWOWで放送していた映画「誘拐ラプソディー」を鑑賞。

【映画「誘拐ラプソディー」のあらすじ】

家も仕事もなく、借金と前科だけを抱えて途方に暮れる秀吉は、ついに自殺を決意するがそれすら失敗してしまう。そんな矢先、家出してきたという小学生・伝助と知り合った彼は、どうやら少年が裕福な家の子供と知って誘拐を企てる。さっそく伝助の親に脅迫電話をかけて身代金を請求、事は順調に運ぶかに思えたが、なんと伝助の親とは地域最大の暴力団・篠宮組の組長だった。一転追われる立場になった秀吉だったが……。

※WOWOWから引用

【映画「誘拐ラプソディー」の感想(ネタバレ)】


明日の記憶」などの人気作家荻原浩の同名小説を高橋克典主演で映画化した誘拐ロードムービー。監督は、榊英雄で自身も俳優として出演しており、”岸田”というインテリヤクザ役を好演している。

「サラリーマン金太郎」でお馴染みの熱い男、高橋克典が誘拐犯を演じる、誘拐もの映画だが、刑務所で教えてもらった絶対に成功する誘拐のルールをもとに、行き当たりばったりの誘拐を行うところが見どころ。

犯罪ものだが、主人公が根は良いやつで誘拐された子供も家出の延長だと思っているため、誘拐してるという緊迫感はなく、誘拐の脅迫をしていなければ普通のロードムービーだ。

それでも、誘拐された子供の親(ヤクザ)は組員を総動員して大忙しで、外野は当事者とは異なり殺伐としてる。

ラストは、誘拐犯と子供の友情みたいなものもあり、泣かせるつくりだ。伊達(高橋克典)と母親(YOU)の電話での会話シーン、最後のキャッチボールなど、警察に捕まった伊達(高橋克典)と最後の別れをする子供(少年)の泣き顔がなんとも言えず、うるっとくる。

主人公のダメダメさがなんともいえない感動を呼ぶ。

この映画では、”絶対に成功する誘拐のルール”が何点か紹介されていたので、書き留めてみたが、観てるときは「なるほど!」と思ったが、書いてみると意外と普通だ。

さすがに”4.”は、身代金の受け渡しに成功した後も、子供の供述による顔バレ(身元バレ)のリスクが、あるので誘拐での最重要項目らしい。

1.身元が絶対にバレない携帯電話を手に入れる

2.顔見知りは狙わない。

3.地元ではやらない

4.誘拐したガキはすぐに始末せよ

こういう犯罪の成功法則系の情報は意外と面白い。あまり役には立たないが話のネタとして欲しい。

以前にフランス映画「ラスト3デイズ〜すべて彼女のために〜」で、”脱獄と海外逃亡のルール”があったが、誘拐ラプソディー(犯罪もの)が好きなら、上記作品もおすすめ。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画には、警部役?で船越英一郎も出演しているが、二時間サスペンスドラマでよく見るいつもの演技で、安定感はあるが良い意味で新鮮味はない。船越英一郎というと消防隊員か刑事の二つ位しか演技プランを観たことがないが、どちらも演技がわかりやすくて良い。哀川翔の変わったヤクザの会長役も面白い。)


死ぬにはちょうど良い日だ

-伊達秀吉




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映画「キャタピラー」の感想(ネタバレ)

2011.12.11 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「キャタピラー」の感想(ネタバレ)



■監督:若松孝二
■出演者:寺島しのぶ 大西信満 吉澤健 河原さぶ 石川真希 篠原勝之

WOWOWで放送していた映画「キャタピラー」を鑑賞。

【映画「キャタピラー」のあらすじ】

召集されて日中戦争に出征した夫の黒川久蔵が、やがて傷痍軍人となって故郷に生還。だが、戦場で四肢を失い、顔も負傷し、言葉にも不自由するようになっていた。彼の変わりはてた姿に、妻のシゲ子は思わず顔を背けてしまう。周囲の村人からは“生ける軍神”として崇め奉られるものの、自分ひとりでは満足に身動きができない夫。その身の回りの世話に明け暮れる毎日を過ごすうち、シゲ子の心は大きく揺れ動いていく。

※WOWOWから引用

【映画「キャタピラー」の感想(ネタバレ)】


2010年ベルリン国際映画祭コンペティション部門で主演の寺島しのぶ最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した作品。

物語は、赤紙で日中戦争へ出兵したものの手足を無くし耳も不自由な状態で帰還した夫の世話をすることになった妻の苦悩を描く話。

ドルトン・トランボの「ジョニーは戦場へ行った」と江戸川乱歩の短編小説「芋虫」をモチーフにしたというオリジナル作品でタイトルの「キャタピラー」も”芋虫”の英語訳から取ったものと思われる。

戦争”と”身体障害者”という二つの重いテーマを扱った作品で、一人では何もできない夫の代わりに食事から身の回りの世話だけでなく、性欲の処理まで行う妻の介護の姿が、生々しく描かれている。

特に、性描写や戦争の資料映像にはグロさがあり、ときおりボカしが入るR-15指定相当の視聴制限つきの作品だ。

お国のため”という理由で戦争に当たり前のように出兵していく若者や負傷兵となり一人では何もできない姿になっても、国からは栄誉勲章なる何の役にも立たないメダルが三個と彼の行動を称えた顔写真つきの新聞のみで金銭的保障は一切無い。

近所の人がたまに負傷兵となった夫(久蔵)を”軍神様”と誉め称え、卵や米などを少し分けてくれる程度。食べて寝て、セックスしてと人間の本能をシンプルに描いているが、シゲ子(寺島しのぶ)が夫の介護の生活に疲れ、ときおり狂い始めるシーンは、かなり壮絶だ。

今だから客観的にわかるが、当時の大日本帝国主義という思想は、誰が考えたのか、教育的洗脳がすごい。ラジオもそうだし、村の行事も何から何まで上からの命令は絶対で、それを破ると仲間はずれや罰を受けるような風習があり、”お国のため”というよくわからない価値(思想)を強引に植えつけられ、下の者にはほぼ選択権がない。

この映画を見ていると、四肢がない夫の世話をし不幸を一手に受けた寺島しのぶ演じるシゲ子の”何が軍神様よ!”という気持ちが痛いほどよくわかり、戦争自体の悲劇さよりも、当時の日本の思想の欠点が浮き彫りになる。

普段は我慢ができても、こういう状況になると、”上の考え”の異変に気づく。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(この映画は、真面目な作品だと思うが、イントロで四肢が無くなって帰還した久蔵の全身ショットに”キャタピラ−”のタイトルバックが被さるシーンは、なぜか面白い。不謹慎にも笑ってしまった。ガンダムのモビルスーツの紹介じゃないだから、あの絵にタイトルバックの挿入はおかしいでしょう。なんか製作者の悪ノリさが窺える。意図してるのかは真意はわからないが。)


第二次世界大戦で亡くなった

世界の人数6000万人


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映画「ボックス!」の感想(ネタバレ)

2011.11.20 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「ボックス!」の感想(ネタバレ)



■監督:李闘士男
■出演者:市原隼人 高良健吾 谷村美月 宝生舞 山崎真実 諏訪雅士 清水美沙 香椎由宇 筧利夫 亀田興毅
 
WOWOWで放送していた映画「ボックス!」を鑑賞。

【映画「ボックス!」のあらすじ】

優等生だがいじめられている高校生のユウキは、電車で不良に絡まれていたところを通りすがりの青年に助けられる。なんとその彼は、小学校時代の親友カブだった。2人は同じ学校の生徒だったのだ。ユウキはボクシング部員というカブの強さに憧れて自分も入部を決意する。練習嫌いながら負け知らずの天才型カブと、勉強と同じくコツコツ実力を身につけるユウキ。そんな2人の前に、無敵を誇る超高校級ボクサー、稲村が立ちはだかる。

※WOWOWから引用

【映画「ボックス!」の感想(ネタバレ)】


関西の人気バラエティ「探偵!ナイトスクープ」などを手がける放送作家:百田尚樹の同名小説をナイナイ岡村隆史主演の「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」の李闘士男監督が映画化。

物語は、不良と優等生の凸凹コンビが高校のボクシング部で汗を流しながらも、挫折を経験し成長していく姿を描くスポーツ青春ムービー。

この「ボックス!」の監督は李闘士男監督だが、今まで彼の監督作全4作品中「デトロイトメタルシティ」「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」と二作見ているが、この人の作品は、ジャンルは違えど、何かに夢中になる主人公の姿を描くものが多く、内容は結構熱い。

この映画もボクシングに熱中する高校生らの姿を描くもので、熱い俳優市原隼人が主演していることもあり、結構熱い。前2作にも共通するところだが、登場人物の描き方が上手く、しっかりと感情移入できる。

注目のボクシングシーンは、1分近くありそうな、1カット長回しに挑戦してシーンもあり、本当の試合のように迫力がある。ちなみに多少の手加減はしているかもしれないが、試合中はマジでド突き合いしている。

主演の市原隼人や高島健吾も、撮影の3〜4ヶ月ほど前から練習を積んでいることもあり、役柄のボクシングスタイルはかなり演じれていると思う。※特に市原隼人の変則スタイルはなかなか。ただ、プロボクサーと見比べると、さすがに見劣りしてしまうが、映画としては十分でしょう。

ちなみに二人のライバルになる他校の凄腕ボクサー役(諏訪雅士)の人は、実際の現役ボクサーが演じていることもあり、市原隼人らとはやっぱりパンチの質感が全く違う。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(李闘士男監督作品はこれで三作目になるが、今のところ外れがない。三池崇史監督とは、えらい違いだ(笑)ラストの勝利する前のボクシングシーンの演出がゲームっぽくなってしまったのが唯一惜しい点。今までリアルなファイトに拘っていたのに、急に過剰演出では少し冷めてしまう。試合に負けて気分が落ちたカブ(市原隼人)がメイド喫茶でひと時過ごすシーンがあるが、テンションの低い客に応対するメイド店員の対応が面白い。ここのシーンは巻き戻して4〜5回見た。)


ご主人様すごく元気が

ないみたいです

みなさん助けてくださ〜い

-メイドカフェ店員


市原隼人/ボックス! プレミアム・エディション

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映画「東京島」の感想(ネタバレ)

2011.11.07 Monday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「東京島」の感想(ネタバレ)



■監督:篠崎誠
■出演者:木村多江 窪塚洋介 福士誠治 柄本佑 染谷将太 鶴見辰吾
 
WOWOWで放送していた映画「東京島」を鑑賞。

【映画「東京島」のあらすじ】

結婚20周年記念で夫婦2人きりの船旅に出発したものの、途中で嵐に遭い、南海の無人島に漂着した清子と夫の隆。その危機的状況に素早く慣れた清子に対し、隆は日々衰弱し、やがて怪死をとげる。そんなある日、若い日本人の男性16人からなるフリーター集団が新たに島に漂着。さらには密航に失敗した中国人6人も加わり、男性22人に対し、女性は清子ただ1人という“逆ハーレム”状態が誕生。清子は女王のように島に君臨する。

※WOWOWから引用

【映画「東京島」の感想(ネタバレ)】


桐野夏生
の原作小説をもとにベルリン映画祭最優秀新人監督賞を受賞したこともある篠崎誠監督が映画化。

ひょんなことで無人島に漂着し、男性が数十人いるなか、島でただ一人の女という特別な存在になってしまった女性のサバイバルを描いた作品。

文明社会から離れた場所でたくさんの男に囲まれて暮らす一人の女性という設定からしても、かなり暴力とエロスなど人間の本質が浮き彫りになりそうで興味をそそられるが、蓋を開けてみると、暴力はあってもエロさはない。

どうしても一人の女性を巡り、男達が死闘を繰り広げるのか?と想像してしまうが、この映画では、無人島でも一定の秩序が保たれており、そういった感情は持っていても力ずくで実行する者はいない。

この秩序が保たれている設定だからなのか、はたまた食料も普通に手に入る餓死の危機もないためだからなのか、思ったより緊張感がない。無人島生活なのになんともほのぼのとしている。

またよくありがちな島からの脱出を試みるということもない。(※日本人フリーターチーム)

よくありがちな無人島ものでは、最終的に島からの脱出を試みるのだが、この「東京島」では、脱出せず、助けが来るのを待ちながらも島で一生を暮らすことを念頭に置き、新たに無人島でイチから集団生活をする上での制度(秩序)を作り上げるという保守的な視点のドラマになっている。

リアルに考えたら、無人島でも食料は十分にあるし、命の危険を冒してまで元の社会生活に戻る必要はないのかもしれない。基本「東京島」の登場人物は、現代社会の制度が大嫌いなフリーターの集まりなので、島から無理に脱出して嫌いな社会に無理に戻る必要がないと考えるのも頷ける。

映画の冒頭に、今まで大事だと思っていたブランド品が、無人島では全く役に立たずいらないものとして、物を観る価値観が変わる現象が説明されているが、人間の本質に立ち返ってみると、現在の物が溢れ返っている文明社会は、衣食住こそ安定しているが、本当は全く重要じゃないものに価値を置き、それが重要だと勝手に思いこみ、それを得るために貴重な時間や自由を失っているのでは…。ということをこの映画は言っているような気もする。

ラストは、説明不足で微妙な終わり方だが、この映画が言いたいことは、衣食住と安全の秩序が保たれた無人島「東京島」の生活と、今生きている文明社会との違いは、極端に言えば””があるかないかというだけの違いしかないということだが、10年経った「東京島」と「東京?」と別々の場所で育った双子の子供がどちらが幸せなのか、物の価値観や生き方について意外と考えさせられる作品。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(映画的には、かなりのほほんとした作品で、思い描くようなサバイバル的なドキドキ感はあまり味わえないので、エンターテーメントとして観るとかなり微妙な作品。主演の木村多江も期待に反して脱がないし。個人的には、久々に見た窪塚洋介の存在感が圧倒的で、いつもの独特の軽いノリの演技だが、この映画の中で一番印象に残るキャラクターで途中でいなくなってしまうのが残念。いろいろ考えると深い映画でもあるが、2時間使って説明されるようなものでもないような気もする。)


何にもないけど

何でもあるよ

何でもあるけど

何にもないよ

-ワタナベ



木村多江/東京島


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映画「ヒーローショー」の感想(ネタバレ)

2011.08.15 Monday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「ヒーローショー」の感想(ネタバレ)



■監督:井筒和幸
■出演者:後藤淳平 福徳秀介 ちすん 米原幸佑 桜木涼介 林剛史 阿部亮平 石井あみ 永田彬 結城しのぶ 松永隼

WOWOWで放送していた映画「ヒーローショー」を鑑賞。

【映画「ヒーローショー」のあらすじ】

お笑い芸人をめざしながら、中途半端な毎日を送る青年ユウキは、元相方である先輩、剛志に誘われ、ヒーローショーを運営する会社のバイトへ。ある日、ショー仲間のノボルが剛志の恋人を寝取る事態が。怒りが収まらない剛志は知人のチンピラにノボルを痛めつけるよう頼み、負けじとノボルも仲間の紹介で外房に住む元不良少年の勇気にケンカの助っ人を依頼。やがて争いは殺人沙汰にエスカレート。その渦中にユウキも巻き込まれ……。

※WOWOWから引用

【映画「ヒーローショー」の感想(ネタバレ)】

映画評論家としての毒舌でも有名な井筒和幸監督がお笑い芸人ジャルジャルを主演に迎えて製作した青春バイオレンス作品。

ヒーローショーで働く若者たち。ある時職場で付き合ってるカップルの間に一人の同僚の男が割り込み女性を寝取ってしまう。その彼氏は怒り、仲間のチンピラに声を掛け、金をせびろうと脅すが、その復讐として寝取った男も仲間を集めて、最終的には、殺人事件に発展するという物語。

テーマとして、始めは小さな物事(トラブル)だったものが、人が介入することで事は次第に大きくなり、最後には行き着くところ(殺人)までいってしまうという人間の暴力の増幅を描いたものだが、始めの1時間位で殺人事件に発展してしまい、それ以降は、ジャルジャル後藤演じるバツイチ子持ちの彼女と結婚を考えている石川の視点に移ると、若干方向性がぼやけ、ラストも消化不良で終わる。

※始めの1時間はそれぞれの思惑が絡んでいて面白いが、ジャルジャルがコンビで動き始めてからやや凡長になる。

現代の”若者の暴力性”というテーマを扱いたかった思うが、それ以外は特にいいたいことはないようで、もともと暴力性がある不良や暴力団とはつるまない方が良いという教訓以外、見終わっても特にメッセージみたいなものは掴めない。

サスペンスにしたいのか、人間ドラマにしたいのか微妙な作品でラストも広げた風呂敷をまとめきれていない印象を受ける。※生きていたチンピラの復讐を受けたのは石川だけで、他の共犯者の動向は描かれていないし、殺人についても事件になる前にエンドロールを迎え謎のまま。

いろいろ未解決部分が残るが、見どころは、井筒作品ならではというか、ピリピリとした緊張感の中にも細かな笑いを入れていて、発見するとなかなか面白い。

この映画は、誰に感情移入するというわけではないが、バカばっかりの登場人物を眺めるような見方が、面白さを見つけられてちょうど良い。

殺人までに発展してしまうその場の空気や流れはリアルだが、暴力が多い割りに意外と死なない。※ゴルフクラブやバットで殴ったら普通すぐ死んでしまうような気がするが。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(ジャルジャルが主演し、後藤にキスシーンがあるが、いつもの芸人の姿を知っているためかガチのラブシーンは見ていると変な感じがする。二人とも芸人コントやっているためか演技は上手い。殺人事件が起きるきっかけになる女性を石井あみが演じているが、ナース服を着てヌードになるシーンが序盤にあり結構エロい。タイトルにある”ヒーローショー”だが、見た感じでは”本物のヒーロー”は誰もいなかったが、仲間を手助けにくるという部分で”ヒ−ロー”だらけということで”ヒーローショー”なのだろう。ちなみにこの映画は、実話(東大阪集団暴行殺人事件)を元にしているらしい。芸人が主演ということもあるのか、題材は重いはずだが、どこか力が抜けていて適度に笑える作品だ。)


石川、さっさと(違反切符)切ってももらえよ!

-鈴木ユウキ


ジャルジャル/ヒーローショー



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映画「武士道シックスティーン」の感想(ネタバレ)

2011.08.02 Tuesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「武士道シックスティーン」の感想(ネタバレ)



■監督:古厩智之
■出演者:成海璃子 北乃きい 石黒英雄 荒井萌 山下リオ 高木古都 賀来賢人 板尾創路 小木茂光

WOWOWで放送していた映画「武士道シックスティーン」を鑑賞。

【映画「武士道シックスティーン」のあらすじ】

剣道場主の娘として幼い頃から剣道一筋に育てられた香織。当然のように常勝を誇る彼女だったが、ある大会で無名の選手・早苗にまさかの敗北を喫してしまう。自分を負かした相手のことが忘れられない香織は、半年後、早苗を追って彼女の通う高校女子剣道界の古豪・東松学園女子高等部に転入する。だが、因縁のライバルと定めた早苗は、部活として剣道を楽しむお気楽な少女だった。自分と正反対の早苗に困惑する香織だったが……。

※WOWOWから引用

【映画「武士道シックスティーン」の感想(ネタバレ)】

誉田哲也の同名ベストセラー小説を人気若手女優、成海璃子北乃きいの二人を主演に迎えた青春映画。

厳格な父親によって剣道一筋で育てられ武士道にも熱い成海璃子演じる磯山とクラブ活動として剣道を楽しむ普通の女子高生北乃きい演じる西荻という対照的な性格の二人が”剣道”という部活動を通して交流、成長していくさまを描く。

タイトルの「武士道シックスティーン」という漢字と英語をごちゃ混ぜにした気の抜けたタイトルからもわかるとおり、映画のノリは意外と軽い。

特に「メイプルメイプルプールプル…」のCMで御馴染みの北乃きい(西荻)は、この映画でもCMのようなキャピキャピさ全開のキャラクターで振舞っていて、見ているだけでも元気になれる。※世界の人々がすべて北乃きいになればいいのにと思う。

途中に西荻が防具なしで””を直に頭に食らうシーンがあるが、この時のリアクションが普通に痛がっていて面白い。

そして、西荻とは対照的に硬派に振舞う成海璃子(磯山)も今時見ない男勝りな口が悪いキャラクターを演じていて面白い。

この磯山は、正反対の性格の西荻と接することで、他の女子高生と比べて一人だけ相当浮いていることがわかるし、逆に磯山を見て西荻がかなりチャラいキャラクターということがよりわかるという面も持ち合わせていて、二人の化学反応は見ごたえある。

また、この磯山も防具なしで””を食らうシーンがあるが、このリアクションは、ギャグかと思う位いいリアクションを見せる。もともとの硬派なキャラクター設定がフリとして効いている。

この映画は、意外と軽いノリだが、剣道という武道に対し、性格の異なる二人の視点を通して”勝利とは?”、”勝利する意味?”などをも語られており、結構深くためになる。


勝利とは…

自分の甘さに勝ててこそ

本当の勝利である

その日限りのもでなく

毎日の積み重ねによって

得られるものである

生まれるものではなく

自分達で作り上げていくものである。

※剣道場の掛け軸の言葉


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(実はお笑い芸人の板尾さんも出演していて、北乃きい(西荻)のダメな父親役で出ているが、なかなか短いシーンながら良いセリフ(※好きならあきらめるな)を言っていて感動させられる。この映画のストーリーは至って真面目だがところどころ笑いのポイントが仕掛けられているように思う。個人的には北乃きいの役名の”西荻”というネームセンスもよく考えると笑えてくる。すごい気の抜けた苗字。胴着に”西荻”と書いたまま動いているのは真面目なシーンになればなるほどほど面白さがある。あと”村浜”とかも。微妙な苗字が結構いる。)


やべぇ〜いってぇー

-磯山

武士道シックスティーン


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映画「パレード」の感想(ネタバレ)

2011.06.26 Sunday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「パレード」の感想(ネタバレ)



■監督:行定勲
■出演者:藤原竜也 香里奈 貫地谷しほり 林遣都 小出恵介 竹財輝之助 キムラ緑子 石橋蓮司

WOWOWで放送していた映画「パレード」を鑑賞。

【映画「パレード」のあらすじ】

都内のマンションの1室。本来は映画配給会社に勤める直輝が借りるこの部屋は、いつしか売れないイラストレーターの未来、大学生の良介、若手俳優と熱愛中の琴美、男女4人がルームシェアする共同生活の場となっていた。それぞれ悩みを抱える一方、4人は互いの内面には干渉せず、理想的な自分を装うことでぬるま湯のような日常を保っていた。だがある日、部屋にサトルと名乗る青年が転がり込んだことから4人の関係が歪み始める。

※WOWOWから引用

【映画「パレード」の感想(ネタバレ)】

吉田修一の同名小説「パレード 」を「世界の中心で、愛をさけぶ」で有名な行定勲監督が映画化。出演は、藤原竜也を始め香里奈、貫地谷しほり、小出恵介など主演を張れる若手俳優が勢ぞろい。

ストーリーは、マンションの一室をシェアして仲良く暮らす職業や年齢もバラバラの男女4人が、ある一人の男が転がり込んできたことで、4人の関係性がしだいに崩れていき…という話。

ラストには、なんとこのメンバーの中に連続通り魔の犯人がいるという、衝撃的なオチも用意されており、ラストにいくにつれて急カーブな結末になっている。

個人的には、この映画は物語よりも、藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、小出恵介らの共同生活を覗き観るという感じで見るのも楽しい。

「今日の徹子の部屋、ゲストは誰?」「コンビニ行くけどなんか買ってくるものある?」「背中、毛生えてるでしょ?」などどうでも良い日常的な会話が結構あるが、このゆるい感じがほのぼのとしていて良い。まさに深夜向きの映画。

特に近くのコンビニに一緒に行く貫地谷しほり(琴美)と小出恵介(良介)の二人の会話や関係性は面白い。今まで女優の貫地谷しほりに注目したことがなかったが、この映画を観ると彼女の良さを実感できる。

また女優(モデル)の香里奈(未来役)も出演しているが、高圧的な役柄は嵌り役で、普通にタバコを吸っているが、その姿にも違和感がない。私生活でも吸ってるかのように様になっている(笑)これまで香里奈のいろんな役柄を見ているが、個人的に不良っぽい役を越える役柄は今のところない。「恋空」のヤンキー役も嵌ってたし。

この映画の外見的な楽しさは出演者になるが、この5人の会話(セリフ)も結構興味深いことを話していて面白い。それがこの映画の言いたいことだと思うが…。



時間って実は直線ではなくて

その端っこと端っこが結ばれた

輪っかのようなもので

さっき過ごした時間を

もう一度過ごしなおしてるような

感覚になんない?

オレ思うに

”真実味がない”っていうのは

こんな状態なんじゃないかって

-良介


ここってインターネットで言えば

チャットや掲示板みたいなもんだから

っていってもいいたい放題やりたい放題なく

ぶちまけるところじゃなくて

どっちかっていうと善意に満ちたサイトっていうか

嫌なら出て行くしかないし、

居たければ笑っていればいいみたいな

そういう自由な空間

-琴美


サトルって良介が思っているような子でもなければ

コト(琴美)が思っているような子でもない

もちろん直輝が想像してるような子でもないだろうし

かといって私が思っているような子でもない気がすんのよね

-未来


お前が知っているサトルは

お前しか知らないんだよ

お前もオレもみんなも

それぞれが知ってるサトルしか知らないんだよ

だからみんなが知ってるサトルなんて

誰も知らないしそんなヤツこの世には存在しないんだよ

-直輝



ユニバースは一つの宇宙

マルチバースはいくつもの宇宙

-直輝


こういうときってさ

子供の頃の思い出話とかするんだよね

しても良いけど全部作り話だよ

-サトル


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画は、同居人の中に通り魔がいようとも、それは個人の話で同居生活(居心地の良さ)には何も問題ない。”楽しければ良い”という現代の若者?の実は怖い一面(人間の表と裏)を描いている。そんな彼らの姿を見た通り魔の方が彼らに恐怖すら感じてしまうという衝撃のラスト。しかし、オチとして用意されている答えは明確ではなく、かなり視聴者任せ。よくわからないので、二週目を見てみると、緊張感のあるラストでなぜか笑えてしまう。感覚が現実離れしてくると、それはもうギャグでしかない。「パレード」というタイトルとともに、考えれば考えるほどよくわからない映画。※スガシカオの”午後のパレード”という歌詞から来ているという話もあるがどうなのか。)


オレ結構あそこ(部屋)

気に入ってるんだよね

-サトル


パレード


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映画「告白」の感想(ネタバレ)

2011.06.24 Friday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「告白」の感想(ネタバレ)



■監督:中島哲也
■出演者:松たか子 木村佳乃 岡田将生 西井幸人 藤原薫 橋本愛 芦田愛菜

WOWOWで放送していた映画「告白」を鑑賞。

【映画「告白」のあらすじ】

ある中学の終業式の日、1年B組の担任、悠子は生徒たちにある告白をする。それは数か月前、森口の幼い一人娘、愛美が、中学のプールで溺死した事故は、このクラスの生徒2人、犯人Aと犯人Bによる殺人だったというもの。悠子は、少年法に守られた犯人2人を自身の手で処罰するという。新学期、悠子は学校を辞めるが、悠子の告白を機に犯人Aはクラスでいじめの標的とされ、一方、犯人Bは自宅で引きこもりとなってしまうが……!?

※WOWOWから引用

【映画「告白」の感想(ネタバレ)】

2010年度の日本アカデミー賞で作品賞を含む4部門に輝いた問題作。

湊 かなえの同名ベストセラー小説「告白 」を「下妻物語」「嫌われ松子の一生」などで斬新な映像を得意とするCM界出身の中島哲也監督が映画化。

前評判が高く見る前から期待度があがってしまう作品だが、その期待に負けじと衝撃度はすごかった。人間のダークサイドをこれでもかと描くネガティブパワーの強さに、見ている間中ずっと嫌な気持ちになった。内容にはひきつけられるが、全然楽しくない。

ストーリーは、わが娘を殺された女教師がその犯人(生徒)へ復讐する物語だが、少年法を武器に生徒が行き過ぎた行動を取ることに警笛を鳴らすという部分(テーマ)では、10年位前にも話題になった映画「バトルロワイヤル」と方向性はかなり似ている。

「バトルロワイヤル」では法律で制定されたという仮定のもと生徒らに殺し合いをさせるというものだったが、この「告白」は、娘を殺された教師がその生徒の母親を殺し、自分と同じように、その生徒にも大事な人を失った気持ち(悲しみ)を味合わせるというかなり過激な内容。

結局のところこの映画で言いたいことは、少年法がどうとか言う前に”殺人罪”を犯したなら”殺人をされた側を味わうべき”でその体験をしてこそ初めて本当の意味での”殺人”という”罪と罰”が理解できると言っているように感じる。※現実には無理だけど。

最後に、松たか子がすべての復讐に成功した後、犯人の生徒に対して「これから本当の意味であなたにとって更正の道がスタートする」と言葉を残して終わるが、著者がこの本の中で本当に言いたいことはまさに上記のことでしょう。※読んだことはないが、ドストエフスキーの「罪と罰」の話も少し出てくる。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画には、ドラマ「マルモのオキテ」で人気急上昇中の子役芦田愛菜が松たか子演じる中学教師森口の娘として出演している。この子は、去年からすでに注目作に出ていたようだ。相変わらず他の子役とはかわいさが全然違うだけあって、生徒にプールに投げられて殺されてしまうという役どころが必要以上に感情移入してしまう。木村佳乃が血(血ノリ)を浴びる演出はちょっと笑える。演出がやりすぎでしょ。)


なんちゃって(笑)

-森口悠子


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映画「FLOWERS フラワーズ」の感想(ネタバレ)

2011.06.18 Saturday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「FLOWERS フラワーズ」の感想(ネタバレ)



■監督:小泉徳宏
■出演者:蒼井優 鈴木京香 竹内結子 田中麗奈 仲間由紀恵 広末涼子 大沢たかお 井ノ原快彦 河本準一

WOWOWで放送していた映画「FLOWERS フラワーズ」を鑑賞。

【映画「FLOWERS フラワーズ」のあらすじ】

昭和11年。女学校出の凛は、親が決めた通りに会ったこともない相手へ嫁ぐことに悩み続けていた。昭和30年代。凛の長女、薫は幸せな新婚生活を一変させた出来事を乗り越え、次女・翠は仕事と結婚の間で揺れ動く。昭和50年代。凛の三女、慧は待望の第二子を授かるも、病弱な彼女は出産の負担に耐えられないと判明。そして平成21年。慧の長女、奏は祖母・凛の葬儀のため久しぶりに帰省し、幸せな家庭を築く妹の佳と再会するが……。

※WOWOWから引用

【映画「FLOWERS フラワーズ」の感想(ネタバレ)】

「日本の女性は美しい…」というキャッチフレーズが印象的な資生堂のシャンプーTSUBAKI(つばき)のCMから派生した映画。

キャストは、CMと同様?に蒼井優を始め鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子という日本を代表する女優が数多く出演している。

ストーリーは、三代に渡る女性達のそれぞれの時代で起きた物語を追ったオムニバスっぽい作品。

ラストに行くにつれそれぞれの関連性が徐々にあきらかになるしくみのため、女優人の役柄の関係性がちょいわかりづらいが、まとめるとこんな感じ。

時代昭和11年  蒼井優(祖母で三姉妹の母)

昭和30年代 三姉妹(蒼井優の子供) 竹内結子(長女) 田中麗奈(次女) 仲間由紀恵(三女で2姉妹の母)

現在 2姉妹(仲間由紀恵の子供) 鈴木京香(姉) 広末涼子(妹)

CMの映画化という作品のわりにストーリーは意外と複雑な見せ方になっており、時代ならではの女性達の苦悩や波乱(結婚、仕事、病気 夫の死)などのエピソードが各女優に割り当てられ描かれている。

個人的には、CMで流れていたような出演女優の見た目の現代的華やかさを期待していたが、実際は主に昭和という時代に生きる女性達の内面の美しさ?の方に的が絞られ、若干古臭い印象を受ける。

受け取り方によっては、製作者が「昔の女性は良かった!」と愚痴るような作品としても取れなくない。若者映画というよりか、ちょっと年齢層(20代後半〜)が高めの作品。

そして、散々ドラマ性をもたせてはいるが、なぜかラスト10分で急に元のCMのようなスポンサーを意識した”髪の毛”のCMっぽい作風に一瞬戻るという、なんだかよくわからない仕上がりになっている。

評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(現代では大分薄れた昭和ならではの男尊女卑による主張できない女性の苦悩や、子供を生むこと(妊娠する)という女性ならではの考え方などは、意外と共感でき涙を誘う物語。V6のイノッチ(井ノ原)が出演しているがなかなか良い。最近は朝のNHKにも出ているが、この人は好感度ある〜。全体的にストーリーはそれなりで悪くない作品だけど、せっかくの女優の見た目の魅力が薄れているような気がしてなんか残念。映像は凝っていてきれいなんだけどね。)


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映画「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」の感想(ネタバレ)

2011.06.17 Friday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」の感想(ネタバレ)



■監督:李闘士男
■出演者:岡村隆史 松雪泰子 吉沢悠 伊藤明賢 赤堀雅秋 児玉絹世 國村隼 長澤まさみ 渡部篤郎 原田美枝子

WOWOWで放送していた映画「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」を鑑賞。

【映画「ていだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」のあらすじ】

本土で失敗し、故郷の沖縄へ戻ってきた健司。幼なじみの由莉との結婚を決意したものの、一生の仕事を見つけてからと母に猛反対され、彼はサンゴのあるバーを思いつく。なんとか店を軌道に乗せて由莉との結婚を果たし、順風満帆な人生を歩み始めた健司。そんな矢先、彼は突然店をやめると宣言する。妻子にかつての美しい海を見せたいという一心から、彼は開発や温暖化で9割が死滅した沖縄のサンゴを蘇らせる事業を決意したのだ。

※WOWOWから引用

【映画「ていだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」の感想(ネタバレ)】

世界で初めてサンゴの養殖・産卵に成功させたという実在する沖縄の熱き男の物語をナイナイの岡村さんが芸人岡村という肩書きを捨て、俳優岡村隆として全編沖縄弁をしゃべる役作りをして挑んだ感動作。

始めは岡村さんの口から出てくる聞きなれない沖縄弁とお笑いを取りに行く気が全くない真面目な演技(役柄)にこの映画失敗作?かなと頭を過ぎったが、見ているうちにしゃべり方にも慣れだんだんとサンゴに夢中になる男の波乱万丈なストーリーに見入ってしまった。

岡村さん演じる健司は、弱キャラだけど信念がある熱い男でサンゴに懸ける強い想いだけでどんどん周りの人物を巻き込んでいき、最終的には移植したサンゴの産卵という世界で初めての偉業にまで到達する。

この映画は、見た目以上にかなり熱いドラマ。何度となく立ちはだかる壁を乗り越えていく姿には岡村さんだからなのか、共感が絶えずラストの産卵の成功には「ああ良かった!」と感動を呼ぶ。これは素晴らしい話。

何かが上手くいかなくて気持ちが負けそうな時に、ふと見たくなるパワーがもらえる映画です。全く興味がなかったサンゴにも見終わった後には若干興味が出てきます。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(内容が良いのに★5にならない理由は、主演の岡村さんがせっかく固めた俳優岡村から一瞬芸人に戻ってしまうシーンがあるところですね。中盤あたりでお金に困りサンゴの養殖から手を引くと言う健司(岡村さん)に対し、妻の松雪泰子が突然きゅうり?で思いっきり頭をしばくシーンがあるのですが、殴られた後の岡村さんのリアクションが完全に芸人のやられ顔になっています。鬼気迫る真面目なシーンなのに不覚にも大爆笑してしまった。これは岡村さんいけませんね。あと松雪泰子と海辺で子供達とともに感動的に抱き合うシーンでもちょっと抱き合う時に松雪泰子への私的な嫌らしさが出てしまってます。その辺が減点対象ですね。ただそれ以外は良いです。)


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