映画「海猿 ウミザル」の感想(ネタバレ)

2011.08.01 Monday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「海猿 ウミザル」の感想(ネタバレ)



■監督:羽住英一郎
■出演者:伊藤英明 加藤あい 海東健 香里奈 伊藤淳史 藤竜也 國村隼 杏子

WOWOWで放送していた映画「海猿 ウミザル」を鑑賞。

【映画「海猿 ウミザル」のあらすじ】

仙崎大輔ら若き海上保安官14人は、全保安官中たった1%しかいない人命救助のエキスパート、潜水士を志願し、海上保安大学校で厳しい研修を受けることに。大輔自身は潜水士に適した才能を発揮していくが、研修では主任教官・源の指示で、潜水士にむいているとはいえなさそうな青年、工藤と相棒(バディ)を組まされることに。そんな大輔だが、ある日、ファッション誌の女性編集者である環菜と出会い、急速に彼女と惹かれ合っていく。

※WOWOWから引用

【映画「海猿 ウミザル」の感想(ネタバレ)】

潜水士を目指す若き海上保安官らの活躍を描いた人気漫画の映画化第一作。

海上保安庁の全面協力?など結構お金の掛かっている映画のひとつ(※詳細は不明)ですが、邦画の大作アクション映画によくありがちな、派手なアクションに力が入りすぎて中身が全くない作品とは、一線を画す良作品。

個人的にみんなが注目するような大作映画をベタボメするのは、気が引けますが、この映画は、そういうことすらも忘れさせてくれるほど、登場人物のそれぞれのバックボーン(挫折感、やり切れない思い等)が嫌味なく理解でき、知らずに感情移入でき素晴らしい。

伊藤英明(仙崎)と加藤あい(環菜)の恋愛も、いちいち言葉で語らず雰囲気(空気感)で理解させるドライな関係も好感が持てる。※なぜか海猿の加藤あいは、かなり昔なのに色あせず今でもすげえ良い。

そして、途中に訪れる衝撃的な伊藤淳史演じる工藤の突然の死などは、稀に見る悲しさと衝撃で素晴らしい展開。ここの病院シーンの俳優の演技はリアルで場の空気の緊張感がよく出ている。仲間の突然の死ってたぶんこんな感じでしょう。

ドラマや映画で人が死んでしまうシーンがいろいろあるが、個人的にこの工藤の突然の死の衝撃度は、漫画「タッチ」の和也の交通事故死や、サッカー漫画「シュート」での久保の病死、ドラゴンボールのピッコロの死などと並ぶ印象度だった。

その後の残された者たちに訪れる心の空虚さの空気感もすごく良く出ていた。


評価 ★★★★☆ (星4.5)

(原作は読んでいないがこの映画は、ほぼ文句なし。ストーリーも海上保安官が訓練中に事故が起きるが自分らで解決…とかなり内輪な話で幕を閉じたが、それ位でちょうど良いと思う。そして、テーマ曲に洋楽バンド「ジャーニー」の「open arms」を使っているがこれがすごく合っている。この音楽に助けられていた部分もあると思う。個人的に力の入った邦画の大作映画の中でも久々すんなり感情移入が出来る良い映画だった。)



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映画「リアル鬼ごっこ2」の感想(ネタバレ)

2011.07.18 Monday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「リアル鬼ごっこ2」の感想(ネタバレ)



■監督:柴田一成
■出演者:石田卓也 吉永淳 三浦翔平 蕨野友也 渡辺奈緒子 永島敏行 内野謙太 草野イニ

WOWOWで放送していた映画「リアル鬼ごっこ2」を鑑賞。

【映画「リアル鬼ごっこ2」のあらすじ】

独裁者が支配し、全国の《佐藤さん》が追われるパラレルワールドの日本。平成の日本からこの世界へやってきた翼は、妹の愛、親友の洋らと共にレジスタンスの一員として独裁者に立ち向かっていた。そんなある時、独裁者は人質となった《佐藤さん》たちの命と引き替えに、レジスタンスに対して死のゲーム《リアル鬼ごっこ》を仕掛ける。絶体絶命に陥った翼はなぜか平成日本へと戻ってくるが、鬼たちもまた現実世界へ転送されていた。

※WOWOWから引用

【映画「リアル鬼ごっこ2」の感想(ネタバレ)】

佐藤という苗字を持つ人間を狩るという山田悠介の同名デビューホラー小説「リアル鬼ごっこ」を基にした映画化作品第二弾。

今回も前作同様、時空をまたぐ二つの世界(パラレルワールド)を舞台に佐藤を狩る鬼から逃げる佐藤さんたちの活躍を描く。

子供の遊びである”鬼ごっこ”を捕まったら殺されるという大人のゲームへと昇華した作品だが、追う者と逃げる者というテーマは、変わらない。

捕まえて殺すという鬼の任務はどことなくジェームズキャメロンの「ターミネーター」シリーズを彷彿しており、実際に映画「ターミネーター2」の影響を受けているであろうシーンやカメラアングルなどが結構見受けられる。

部屋でガス爆発が起きたのをエレベーター内でその衝撃を感じるシーン。足を引きずった仲間に肩を貸すシーン。階段を這いつくばりながらも追う鬼など…。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(「リアル鬼ごっこ2」では、銃を持って鬼に戦いを挑む世界があるのだが、「バトルロワイヤル2」みたいな展開で1の良さをかなり消してしまっている。”鬼ごっこ”という鬼からただ逃げるというシステムが良かったのに、佐藤さんが銃で攻撃できてしまうともう”鬼ごっこではない”。それとまだそれほど有名ではない若手俳優が結構出演しているが、”演技してます”という演技が結構気になる。このシリーズは個人的には、1の方が全体的に良くできていたような気がしたが、この2もそれなりに見れる。)


何よそのアパレルワールドって!

-佐藤美沙


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映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」の感想(ネタバレ)

2011.06.13 Monday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」の感想(ネタバレ)

 

■監督:三池崇史
■出演者:哀川翔 仲里依紗 阿部力 井上正大 田中直樹 ガダルカナル・タカ スザンヌ

WOWOWで放送していた映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」を鑑賞。

【映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」のあらすじ】

2010年に小学校教師の新市がスーパーヒーロー《ゼブラーマン》として活躍してから15年後の2025年。東京とそこに隣接する一帯は犯罪抑止をめざす都知事のもと、ゼブラシティと呼ばれ、毎日2回、朝夕の5分間だけ無法地帯と化す《ゼブラタイム》なる制度を導入していた。気絶から目覚めたが記憶を失った新市は、都知事に抵抗する組織《白馬の家》に救われるが、歌手《ゼブラクイーン》でもある都知事の娘ユイは意外な行動を起こす。

※WOWOWから引用

【映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」の感想(ネタバレ)】


前回の「ゼブラーマン」に引き続き、パート2の「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」を続けてみてみた。ストーリーは、「ゼブラーマン」が活躍した2010年から15年後の2025年の話。

今回は、敵役のゼブラクイーンとして仲里依紗が新たに抜擢され、テレビでも一時期話題になっていたが、レディーガガを彷彿とする胸元ざっくりのセクシーな衣装を着て、独特のキャラクターを演じている。

ただ、この映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」は、「ゼブラーマン」の期待を胸に観たが、ひどく出来の悪い作品というのが率直な感想だ。

そして、感想を一言で言うと”よくわからない”というのに尽きる。製作者もパート1を越える作品を作ろうと思って、結構気合を入れていろいろと詰め込んではいるのだが、それが逆にがちゃがちゃとしてしまい、ストーリーには全くついていけず。

パート1の良さでもあったゼブラーマンの素朴さが全くなくなり、派手なCGアクションと今流行のレディーガガを彷彿とするゼブラクイーンのキャラクターで引っ張るだけのよくわからない映画になってしまった。

ハリウッド映画のパート2でよくありがちな、視覚効果に夢中で中身がなく、いわゆるストーリーが軸の映画ではなく、視覚効果で見せるだけのプロモーションビデオ。

完全に視聴者が望んでいた「ゼブラーマン」の続編と製作者が考えていたイメージがズレズレ…。久々に2時間見てるのがきついと感じてしまった。


評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

(新人の仲里依紗は、役作りに頑張っていたが、すでに映画の方向性があさってに向いているためか、健闘も空しく残念な仕上がり。一応、仲里依紗の露出の激しい衣装スザンヌで★は追加してみたが、映画としては、平均点には届かずという評価。パート3があれば、パート1の感じに戻ってくることに期待したい。)


白黒つかねえから

丸くおさめたぜ!

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映画「ゼブラーマン」の感想(ネタバレ)

2011.06.12 Sunday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「ゼブラーマン」の感想(ネタバレ)


 

■監督:三池崇史
■出演者:哀川翔 鈴木京香 渡部篤郎 大杉漣 市川由衣 柄本明 岩松了 内村光良 古田新太

WOWOWで放送していた映画「ゼブラーマン」を鑑賞。

【映画「ゼブラーマン」のあらすじ】

2010年、横浜市八千代区。動物が異常な生態を示す怪現象が続き、防衛庁特殊機密調査部の及川は極秘調査へ。同じ頃、小学校教師の市川新市は、家庭が崩壊寸前だが、34年前、子供の頃にファンだった(が、たった7話で打ち切られた)不遇のTVドラマ「ゼブラーマン」の主人公に思いを寄せ、夜な夜な自宅でゼブラーマンのコスチュームをこさえていた。ついそれを着て町に出てみた新市だが、何とその体にスーパーパワーが宿りだして!?

※WOWOWから引用

【映画「ゼブラーマン」の感想(ネタバレ)】

哀川翔がゼブラーマンという縞々のヒーローに扮する異色のヒーローアクション映画。

力の抜けたヒーローやえげつない殺され方(悪役)をしている死体など、どこかダウンタウンの「ごっつええ感じ」のコントの世界観を感じる作品。

ヒーローをいかにも強そうな男ではなく、どこにでもいそうな平凡で少し変わったおっさんに視点を落としたのは、哀愁のあるキャラクターに仕上がっていて共感できる。また、2010年という未来の設定(2004年製作)ながら、昭和映画(昭和のテレビヒーロー)のような古臭い感じがある映像処理が加えられているのも雰囲気があって良い。

ストーリーも含め全体的によく出来た作品だが(哀川翔が特にがんばっている)、個人的にこの映画の一番の見どころは、鈴木京香扮するゼブラーナースセクシーなコスチュームでしょう。

清楚や清潔感で売っている鈴木京香を露骨に強調させたゼブラーナースの衣装を着ていたのには、かなり裏切られました。これだけで★追加です。鈴木京香がこんなの着るんだ。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画には渡部篤郎も出演しているが、昔なつかしのドラマ「ケイゾク」の時の役にかなり似ている役柄を演じていてケイゾクファンとしてはうれしい。そしてウッチャンもカメオ出演ながらいい味を出している。もっとシーンが多くても良かったが。このゼブラーマンは、全く期待していなかっただけに、いい意味で裏切られた作品。この調子で「ゼブラーマン2」はどうだろうか…。)


白黒つけるぜ


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映画「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の感想(ネタバレ)

2011.06.07 Tuesday 邦画 アクション/スペクタクル/SF

■映画「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の感想(ネタバレ)



■監督:本広克行
■出演者:織田裕二 深津絵里 ユースケ・サンタマリア 伊藤淳史 内田有紀 小泉孝太郎 小栗旬 小泉今日子 柳葉敏郎

WOWOWで放送していた映画「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」を鑑賞。

【映画「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」のあらすじ】

湾岸署は、刑事課強行犯係の係長に出世した青島を責任者に、高度なセキュリティシステムを導入した新湾岸署へ引っ越すことに。新湾岸署の開署式まであと3日という日、管轄でバスジャック事件と銀行襲撃事件が同時に発生。だが犯人はなぜか何も奪わず、犯行現場を去る。さらに旧湾岸署から3丁の拳銃が盗まれる事件が発生し、盗んだ一味がかつて青島が逮捕した犯罪者たちの解放を求めてくる一方、青島の健康に異変が見つかり……!?

※WOWOWから引用

【映画「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の感想(ネタバレ)】

織田裕二主演の大ヒット「踊る大捜査線」シリーズの映画化第三弾。

今回は、ゲストとして小栗旬が所轄と本庁を結ぶサーバントリーダー役として加わっているが、それ以外にも「踊る大捜査線」の過去作に出演した俳優達が勢ぞろいしている。出演者はかなり豪華。

そして、ストーリーでは、亡き和久井の甥という設定の伊藤淳史が新人警官として配属されたり、和久井ノート名言などが出るなど、前作「レインボーブリッジを封鎖せよ!」が遺作となってしまった和久井役のいかりや長介へのオマージュが全編に溢れるような作品になっている。

こういう演出は好みが分かれるが、個人的には亡くなった人へのリスペクトを作品の中で表現するのは好きだ。

内容的には、過去に捕まり獄中にいる凶悪犯役の小泉今日子が遠隔で犯罪を実行させていたというもので、深さでいうとかなり浅いストーリーだが、豪華なセットやたら多いエキストラの数、そして登場人物をワイドに撮るスケールの大きいカメラワーク(1カット長回し)、派手なクラシック音楽で煽るなど、演出面と編集の上手さで、内容はともかくシーンは飽きさせない。

緊張感の維持という部分では、同じ織田裕二主演の映画「アマルフィ」と共通するところがある。

過去作をすべて見ているファンではないが、”踊る〜”の雰囲気が好きならそれなりに楽しめるものになっていると思う。内田有紀も出てるし。

個人的には、青島が健康診断で引っかかり死を目前に落ち込むという設定で、悲しみを演じる織田裕二深津絵里の演技はかなり遊んでいる感があり、どことなく楽しそうだ。

この部分の撮影風景やメイキングなどがあれば、結構和気藹々とやっていて面白いだろう。大げさにやればやるほどここの嘘の設定が効いてくるし。まさにプロレスみたいな演技合戦。視聴者よりも俳優の方が楽しんでいる。


評価 ★★★☆☆ (星3.5つ)

(同じ刑事モノの米倉涼子主演の映画「交渉人ザムービー」と比べると、こちらの方が良くできていた。ストーリーは薄いので、2度見するほどではないが、2時間半という長い映画の割にはテンポよく普通に見れる。また小栗旬も出てるが、監督より俳優として出演している方が良い。)


俺に部下はいない

いるのは仲間だけだ

-青島


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