映画「コレラの時代の愛」の感想(ネタバレ)

2010.06.11 Friday 洋画 恋愛/ラブストーリー

■映画「コレラの時代の愛」の感想(ネタバレ)



■監督:マイク・ニューウェル 
■出演者:ハビエル・バルデム ジョヴァンナ・メッツォジョルノ ベンジャミン・ブラット

2007年度のアカデミー賞作品賞に輝いたコーエン兄弟の映画「ノーカントリー」。その作品の中で冷血な殺し屋役を演じていたのを見てからすごく気になっている俳優ハビエル・バルデムが主演していたことで、見てみようと思ったこの映画「コレラの時代の愛」。

特にストーリーも知らずにラブストーリーということのみで見始めましたが、オチ(ラスト)も含めなかなかの作品です。

よくある一人の女性に片思いして、死ぬまでその愛がぶれることなく愛を貫くという純潔、純愛を主に置くラブストーリーの王道とは、一味違う愛のダークな側面が描かれている。

この映画「コレラの時代の愛」は、10代?のときにある一人の女性を愛した男(フロレンティーノ)が、70歳を過ぎてもなお想い続け、はじめて、その女性と結ばれる(肉体関係を持つ)までを描く。

この映画の良いところでもあり、悪いところでもあるのが、一人の女性を愛したその男が、ずっと貞操を守り続けていると思いきや、70歳を過ぎて初めて想い続けていた女性と肉体関係を持つまでに実は他の女性(662人)と関係を持っていたことだと思う。

そして、どこで、誰々(女)と寝たという事まで事細かく記録し、日記に残している徹底ぶり。

時には、肉体関係を持った相手の女性が、自分との浮気が原因で、夫に殺されてしまう悲劇な出来事とかもあったりする。時代に引き裂かれた初恋?の忘れられぬ愛を常に抱えながら、それを埋めるように一時の愛を習慣のように楽しむ男の愛の矛盾、快楽と苦しみが、この映画の素晴らしさでもあり、ダメなところでもある。

ただ、最後に「このときをずっと待っていた」といって、顔はシワだらけ、胸はヘソの辺りまで垂れ下がってしまった想い続けた女性の変わり果てた姿を見てもなお、昔と変わらずに愛することが出来る、男の姿に本物の愛を感じます。

男が想いつづけた女性が、男の623番目?の最後の女性という部分で、純愛なのかもしれない。

この映画は、ガブリエル・ガルシア=マルケスの同名の原作を映画化したということで、原作も気になりますね。

コレラの時代の愛 (原作本)


評価 ★★★★☆  星4つ

(ストーリーが淡々としているため途中眠たくなりますが、物語を通して振り返ると作者のメッセージ性があり、素晴らしい映画だと思います。なぜあなたは女性にモテるのですか?、と言う質問に、「私は無害な男だから」と答えていたのが印象に残ります。この映画は、年齢が高い人ほどいろいろ思うところが多いような気がします。そんな映画ですね。)


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