映画「引き出しの中のラブレター」の感想(ネタバレ)

2011.02.08 Tuesday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「引き出しの中のラブレター」の感想(ネタバレ)



■監督:三城真一
■出演者:常盤貴子  林遣都  中島知子  岩尾望  竹財輝之助  萩原聖人  八千草薫 仲代達矢
  
WOWOWで放送していた映画「引き出しの中のラブレター」を鑑賞。

【映画「引き出しの中のラブレター」のあらすじ】

ラジオパーソナリティの真生は、仕事や将来のことで仲違いしたままだった父の訃報を受け取る。遺品の中から、自分に宛てた未投函の手紙を見つけた彼女は、父と生前もっと話しておけば良かったと後悔を感じる。そんなとき、彼女の番組に「笑わない祖父を笑わせたい」という北海道の高校生・直樹からの手紙が届く。彼の願いをなんとか叶えたいと尽力する真生は、やがて大切な人への届けられない想いをラジオで届ける番組を企画する。

※WOWOWから引用

【映画「引き出しの中のラブレター」の感想+あらすじ】


「人と気持ちがすれ違ってしまった時、

そのままにすると、そのとき生まれたわだかまりは

ひとりでに膨らんでいってしまうから

大切な人が離れてしまう前に、連絡しなければ…」


「よく”君を幸せにする”というセリフがドラマであるけど

人を幸せに出来る人は、言わなくても自然に人を幸せに出来るんじゃないだろうか。

反対に身近な人も幸せに出来ない人は誰も幸せにできない」


上記の言葉は、常盤貴子演じる真生が書いたコラムの一説ですが、この映画は、そんな彼女の温かい人柄(想い)が伝わってくるような物語になっている。

一枚の悩み相談のハガキをもらったラジオパーソナリティをしている真生(常盤貴子)は、その悩みに対し、自分の答えを見つけれず、その場しのぎの適当な回答をしてしまう。リスナーの悩みに真剣に答えることができなかったことが、ずっと心残りだった真生は、はがきをくれた学生の住所を訪れる。

彼から話を聞くと、祖父と父親の間が上手くいっていないことを知る。真生は、自分も父親とすれ違ったまま、想いを伝えることができず亡くしてしまった経験があり、その悔しさを思い出すと、はがきをくれた学生の祖父に私に何か出来ることは?と話をするが、他人のことはほっといてくれと頑なに断られてしまう。

真生は、仕事に戻ると”他の人の伝えられていない想いを伝えるナビゲーター”になろうと、ラジオの企画会議で、あなたの心の引き出し仕舞っていた思いを相手に伝えませんか?というコンセプトでハガキを募集する企画案を出す。

企画は無事に採用されると、”引き出しの中のラブレター”というタイトルが付けられ進行していく。

真生は、学生のもとを再び訪れると、学生の祖父に(心に仕舞っている想いの)手紙を書いてくれないかと最後のお願いする。しかし、相変わらず良い返事はもらえず。

引き出しの中のラブレター”が放送される当日、真生はたくさん送られてきたハガキを何度もチェックするが、学生の祖父からの手紙は見当たらない。

番組が始まり、ラスト一枚のはがきの紹介になった時、ADが他のはがきの中に混ざっていた、学生の祖父のハガキを見つけると、真生は、最後の一枚をそのハガキに変更し、読み始める…。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(他人の家の問題にズカズカと入っていき、手紙を書いてくれと言い、それに対し、断っていながらも最後はしっかりと手紙を書いてしまうという部分は、なんとなく出来過ぎのような気もしないでもないが、全く関係のない他人同士がこの一通の手紙によって、今まで隠されていた人間関係が浮かび上がってくるあたりは、面白い作りになっている。全編通して丁寧に描かれており、人間の温かみを感じる映画。実は、悪い人(嫌な人)は一人も出てこない。前回見た”おとうと”より、個人的にはこちらの方が共感できる。)


引き出しの中のラブレター


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映画「おとうと」の感想(ネタバレ)

2011.02.04 Friday 邦画 人間ドラマ/ヒューマン

■映画「おとうと」の感想(ネタバレ)



■監督:山田洋次 
■出演者:吉永小百合 笑福亭鶴瓶 蒼井優 加瀬亮 小林稔侍 森本レオ 加藤治子 
  
WOWOWで放送していた映画「おとうと」を鑑賞。

【映画「おとうと」のあらすじ】

夫亡き後、小さな薬局を営みながら1人娘・小春を育ててきた吟子。万事控えめでしっかりものの彼女にとって、時折顔を見せては問題ばかり起こして去って行く弟・鉄郎は頭の痛い存在だった。その鉄郎も久しく音信不通となり、穏やかな日々を送っていた吟子だったが、小春の結婚式当日、どこからか話を聞きつけた鉄郎が突然姿を現わす。酔いつぶれた鉄郎は案の定式を台無しにし、吟子は親類の手前やむなく絶縁を言い渡すのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「おとうと」の感想】

人情味はあるが借金をしたり、酒癖が悪く場をわきまえず騒いで他人に迷惑を掛けてしまう、典型的なダメな人間:弟(おとうと)を持った姉とその家族の話。

巷では、山田洋次監督ということで、おとうとを寅さん(渥美清)のような人物で描きたかったのでは?と憶測があるが、実際は、キャラクターは似ているが、おとうと役は笑福亭鶴瓶が演じており、こてこての関西人の旅役者という設定になっている。

ストーリー的には悪くないと思うが、おとうとに裏切られようと、迷惑を受けようと最終的には弟を心配している姉の献身さには、大変だなと共感できるが、改心することなく、ひょっこり現れては迷惑を掛け続ける”おとうと”に全く感情移入できないところは唯一の欠点に思える。

死ぬ前に初めて涙を流し「悪かった」と謝るのだが、感動的ではあるが、あまり胸に響いてこないのは、おとうとにもっと別の一面が見えてこないからだろう。

おとうと(鶴瓶)が亡くなる直前に姉が娘(蒼井優)に対し、娘の名付け親がなぜ弟になった理由の話をするのだが、結局は、今は亡き夫(娘の父親)の良い話ということで、おとうとはあまり関係ない。

鶴瓶はかなり迫真の演技をしているが、演技以上のものが伝わってこないのは、ちょっと辛い。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(この映画にも蒼井優が娘役で出演しているが、この人は演技が自然でやっぱり上手い。星4つの理由は蒼井優がいるところが大きい。もう少し蒼井優のストーリーが見たかった。姉役の吉永小百合も安定感あるし、鶴瓶もがんばっている、人間ドラマとしては悪くない作品だが…何かもうひとつ足りない部分がある。)

おとうと

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