映画「藁の楯 わらのたて」の感想(ネタバレ)

  • 2020.04.02 Thursday
  • 05:07

■映画「藁の楯 わらのたて」の感想(ネタバレ)


■監督:三池崇史
■出演:大沢たかお 松嶋菜々子 藤原竜也 山崎努 岸谷五朗 伊武雅刀 永山絢斗 余貴美子 本田博太郎


【映画「藁の楯 わらのたて」のあらすじ】

8年前に少女暴行殺人事件を起こして服役していた犯人・清丸が出所するが、直後にまた少女を殺す。少女の祖父である財界の大物・蜷川は、大手全国紙すべてに“犯人を殺した者に10億円を支払う”という全面広告を出す。身の危険を感じた清丸は、福岡県警に自首。警視庁のSP、銘苅、白岩ら5人の警官は清丸を東京まで護送する任務を命じられるが、一行は行く先々で懸賞金目当ての連中に襲われる。彼らは東京にたどり着けるのか。

WOWOWから引用

【映画「藁の楯 わらのたて」の感想(ネタバレ)】

 

 

不良マンガ「BE-BOP-HIGHSCHOOL」の作者でもある”きうちかずひろ”が木内一裕名義で発表した小説を三池崇史監督が大沢たかお、松嶋菜々子共演で映画化したサスペンス。

 

大沢たかおが出演してたので見てみた。

 

内容は知らずに見始めたが、意外と惹きつけられ、普通に面白く拾い物だった。最近の映画かと思っていたが、2013年制作らしく、7年前の作品になるが、特に映像から古さは感じない。

 

物語は、福岡から東京まで容疑者を護衛するというシンプルでわかりやすい話。

 

護送設定は、映画「SWAT」や最近では「マイル22」などがあるが、アクションサスペンスとしては、設定だけで、惹きつけられるし、作品としても大きく外れにくいと思う。「マイル22」は、奇をてらいすぎて失敗だったけど。

 

ちなみに「SWAT」が容疑者を逃がせば賞金だったが、こちらは、容疑者を殺せば賞金。

 

設定は、ほぼほぼ似ているが、ターゲットが死んで良いという部分では、見境なく殺しにやってくるので、この作品の方がタチが悪いと思う。

 

前者は、ターゲットの安全が必要なので、奪還作業に気を遣う必要があるが、こっちは、最悪、容疑者含め、周りの護衛ごとまとめて、いっちゃっても全然かまわない(笑) ※賞金に目がくらみ、罪の大きさを顧みないのであれば、

 

ちなみに外部からの攻撃と内部(仲間)の裏切りが見せ場だと思うが、外部からの攻撃による派手なアクションと仲間の裏切りを疑うサスペンスは、上手く配分されていて、最後まで一応緊張感を保っている。

 

邦画作品としてもアクションのスケール感は大きく、結構頑張っていると思う。

 

高速道路のシーンでのパトカーの台数しかり。

 

ところどころCGも使っているが、実写部分をちゃんと頑張る作品は個人的に好感がもてる。

 

なんか規模がでかくて、ワイドに撮影されてるだけで、映画を見てる気がしてくるので。

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:珍しく大きく外さなかった三池崇史監督の良作の娯楽アクションサスペンス。作品としては、主人公目線で見れない映画が多いなか、普通に主人公目線(当事者)で見れたので、平均点越えです。ただ、危険任務と分かっているのに、防弾ショッキすら着てなくて死んだりするなど(大沢たかおは着てるのに)、大事なところでツッコミどころも多い。個人的には、容疑者が本件では(過去の殺人事件は一旦置いといて)、まだ捕まってもいなければ、裁判で有罪が確定してないのに、ほぼほぼ犯人として扱っているのが、かなり気になる。みんな気が早い。裁判を経て有罪が確定するまでは被告。(事件の捜査状況でどれ位、彼が犯人でありえるのかという基本情報も一般情報のみで少なく、彼でない可能性もなんとなく否定できない。のちに本人が自白してその方向が濃くなるが、それすらも主観情報なので客観的に判断する材料としては、情報が少ない。)なので、容疑者に賞金懸けをするなら、裁判で有罪が確定した後にやるべきだと思う。じゃないと、”犯罪者をなぜ守らなければいけない”というテーマがぶれてくる。容疑者の冤罪の可能性は大丈夫か?と。あきらかに裁判を経て刑が確定した凶悪犯罪者を護衛するのと、容疑者?の段階の人を護衛するのとでは、全く違う。過去に殺人を犯してるという部分では、彼は凶悪犯であるが、一応、その件に関しては、刑務所で罪を償った体にはなっている。ここも設定がややこしい。個人的には、初犯の少女暴行殺人事件で有罪確定後に賞金懸けのストーリーで良いと思う。なんで二回目にしたのか。1回目の親が金持ちだったで良いと思う。それか連続殺人犯という設定で、二回に分けなくても良い。テーマは、”犯罪者をなぜ守らなければいけない”ということがわかれば良いのだから。)

 

 

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映画「寝ても覚めても」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.29 Sunday
  • 06:03

■映画「寝ても覚めても」の感想(ネタバレ)


■監督:濱口竜介
■出演:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 田中美佐子


【映画「寝ても覚めても」のあらすじ】

大阪で暮らす21歳の女性・朝子。ある日、不思議な魅力を放つ謎めいた青年・麦と出会った彼女は、たちまち彼と運命の恋に落ちるが、やがて麦は、不意に姿を消してしまう。それから2年後、大阪から東京に転居した朝子は、まるで生き写しのように麦とよく似たサラリーマンの青年・亮平と出会う。今なお麦のことが忘れられない朝子は、戸惑いを隠せないが、そんな彼女に亮平は好意を抱き、朝子も抗しがたく亮平に心惹かれていく。

WOWOWから引用

【映画「寝ても覚めても」の感想(ネタバレ)】

 

 

「ハッピーアワー」の濱口竜介監督が柴崎友香の同名恋愛小説を東出昌大、唐田えりか共演で映画化した恋愛サスペンス。

 

巷で話題になっていた東出昌大と唐田えりかが私生活で不倫関係に至る原因となった映画ということで見てみた。

 

作品を見てみるとわかるが、この内容なら、私生活でも好きになって、不倫に突っ走っても仕方ないと思えるほど、かなり濃密な恋愛作品であった。

 

肉体関係の描写は、キスやハグ位の軽い演出にとどまっているが、そのやり方(見せ方)が、少女漫画系の青春映画のさわやかな(どこかブレーキがある)恋愛描写とは異なり、かなり濃厚(他人を気にしない二人だけの世界がある)で、カットがかからなければ(その場に誰もいなければ)、そのまま気持ちに任せて、次の段階に進んでしまってもおかしくなさそうな描写である。

 

たぶんシーンの流れの大枠だけ指定して、細かい部分の演技は俳優自身のやり方(アドリブ)にすべて任せてるのだろう。そのフリー演技が妙にリアルなのだ。

 

なので、作品を良くしようと演者が真面目に考えれば考えるほど、作品の登場人物への気持ちが入り、作品の世界に体が同化し、お互いの恋愛感情も盛り上がり、次第に自分自身も見失って、撮影後には、登場人物が抱いた恋愛感情だけがトラウマのように強く残ってしまいと、そんな感じだろう。

 

そして、作品のヒロインと同じく、唐田えりかも、クズ行動(不倫)に走ってしまった(笑)

 

しかし、その気持ちもわからなくもない。

 

この作品、男側よりも、女性側の方が恋愛感情の闇が深く、底が見えない。ヒロインの気持ちを考えれば考えるほど、どうにも心が闇に落ちていくのだ。

 

好きになった男を運命だと感じるほど、本気で好きになって、結婚も考えたであろうが、間もなくして、男は連絡もなく行方知れずになる。

 

何も告げずに目の前から消えるというのは、女側としては、死んだに等しい別れであるが、会いたい気持ちを整理できる訳もなく、なんとなくその事実を受け入れ、ただ二年という時間が流れていたとき、突如、目の前に彼が現れる。

 

会いたかったとか、心配したとか、二年という間に抱えていたすべての感情をぶつけたくなるのを抑えて、なんとか平常心を保つ。外見は似ていたが、中身は全然違う人だった。

 

外見が似てるというだけで、脳が誤反応を起こし、過去の恋愛感情が一気に思い起こされ、激しく盛り上がった。

 

だが、その恋愛感情には、全く意味がない。

 

相手(中身)が違うのだ。

 

そんな事情を知らない、外見が似ているだけの亮平は、そんな彼女に好意を持つようになる。

 

誤反応の恋愛感情だからと心に押し込めて彼を必死に避けようとするヒロインに対して、あきらめず追いかける亮平。

 

ついに、逃げられないところまで、追い詰められると、そこで心が折れ、彼の気持ちを受け入れる。

 

会った時からずっと好きだったという感情はヒロインも同じだった。

 

ただ、本当に彼に対して思ってるのかどうかは、深く考えないことにした。

 

しかし、彼と付き合うようになってみて、彼に対する気持ち(愛情)は、元カレ(麦)に対して思っていた感情なのではないかという不安が付きまとうようになる。

 

彼のことを本当に好きなのか判断することが出来ない。

 

彼を傷つけたくない手前、本当のことを伝えることも出来ない。

 

ある時、彼と別れることを決断する。

 

元カレと同じように、亮平の目の前から消えようとしたとき。

 

世界が一瞬で変わった。

 

あの日、誰もが愛する家族や友人を心配し、歩いてでも家に戻ろうと必死だった。

 

一方で、愛する家族や友人もいない人は、家に帰ることができないとわかると、その場で混乱が収まるのをただじっと待っていた。

 

愛する者がいる人は歩き、いないものは、急ぐ必要もなく、その場に止まり、何かが終わるのをやり過ごした。

 

亮平は、朝子を探し歩いていた。

 

朝子は、亮平の目の前から消えようとしていたが、ふと足を止めた。

 

その時にはっきりと気づいた。

 

麦(ばく)ではなく、亮平を心配している自分に。

 

麦がどこにいるかわからないが、亮平のいる場所はわかる。

 

そこから戻る理由は、亮平しかなかった。

 

私は亮平のことが好きなのだ。

 

朝子が振り返って戻ろうとした時、目の前には亮平がいた。

 

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.5)

 

(まとめ:序盤と終盤は内容がクズそのものだが、二年後からの序-中盤がすごい充実している東出昌大主演の恋愛サスペンス。映画を見てたときには、感じなかった感情をヒロイン目線の文章として、シーンを整理すると意外と未練たらしくて気持ち良かった。唐田えりかの演技だけだと、細かい感情が読めずわかりにくいが、自分でヒロインの目線になってみて、この時はどうだろうと、気持ちを考えてみると、意外と味わいがあって、心情に浸れる。原作小説は未見だが、こんな感じで想像すると、たぶん小説の中のヒロインの恋愛模様(心情描写)は、結構興味深いと思う。この作品、震災(3.11)をテーマに使ったことで、途中から内容がリアリティを伴って、急激に吸引力と作品の世界観がスケールアップしたように思う。この震災によって、真実の愛に気づくというのも、上手い。しびれる。この作品は、死を意識すること(場所(海、川))や状況(病気、震災))によって、ヒロインが正気を取り戻す。盲目的な愛から覚めることが出来るのは死を感じることで、死を感じることによって愛に気づく。この作品は、ヤフーレビューが荒れてて面白い。作品としての完成度(監督の力量)は、あるので、解釈がいろいろある。)

 

 

猫捨てたで

 

-?

 

帰れ

 

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映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.28 Saturday
  • 05:36

■映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)


■監督:田中亮
■出演:長澤まさみ 東出昌大 小手伸也 小日向文世 竹内結子 三浦春馬 江口洋介


【映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のあらすじ】

ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐は、華麗かつ大胆に人を騙し続ける信用詐欺師(コンフィデンスマン)。彼女たちの今度のお魚(ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから“氷姫”の異名を持つラン・リウ。彼女が持つといわれる伝説のパープルダイヤを狙い、ダー子たちは香港へ。ランに取り入ろうとさまざまな策を講じるが、ランは餌に食いついてこない。そんな中、天才詐欺師のジェシーが現われ……。

WOWOWから引用

【映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想(ネタバレ)】

 

 

長澤まさみ、東出昌大ら出演のフジテレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第一作。

 

ドラマ版を見ていたので、映画版も見てみた。

 

映画の予告編を見る限りでは結構期待値はあったが、中身を見てみると、ドラマよりも内容が薄くなっていて、なぜこれを映画にする必要があったのか、疑問に思うほどひどかった。必要以上に途中に間延び感もあるし。

 

そもそも、このコンフィデンスマンJPの軽い演出のノリは、国内のみ(室内のみ)で許容されるものであって、一歩、外国に出るとただただ空気の読めない寒い演出でしかなかった。

 

香港だかに行って、外ロケでブルースリーの衣装を着て、みんなで騒ぐ演出は、日本人として恥ずかしいのでやめてくれと言いたいほど、スベッている。

 

そして、内容の方だが、いつも通り、実はすべて作戦の内でしたというオチはわかるが、ここまでは冗談、ここからはシリアスという区別がほぼほぼ曖昧になり、作品通して見た時に、これなら別になんでもありじゃんという感想しか出てこない。

 

細かくツッコミ出すとキリがないが、結局、編集の力で、時間軸をいじったり、あるシーンをあえて見せないことによって、物語を構成してるだけで、1本の物語としては、別にサスペンス要素(どんでん返し)なんてものは、ほとんどないんじゃないかとも思う。

 

基本的には、ある人物を嵌めようと、最初から計画して、それに従ってみんなで動いてるだけだし。

 

だが、一つの物語となった瞬間、その事実は、最後まで隠されていて、他の物語が軸のように編集加工され、誘導されている。

 

一時、ピンチに見えるが、ピンチなんてものは、始めから無く、すべて周到に用意された計画の中での演技。

 

神でもない限り、普通ならどこかしかに、作戦のミスや予想外の出来事というのもあるが、そんなことは、このドラマには無い。

 

なぜなら、主人公(ダー子)が物語の作者であり、すべてのルールを操る神だから。

 

主人公が物語の語り手も兼ねた俯瞰目線を持ってるため、修正や作戦変更は、後からなんでもやりたい放題なのだ。

 

結局、騙されたと思ったところで、そこにあまり意味がない。

 

ターゲットを釣るためのみんなの努力とかも、そんなものにも意味は無い。

 

時間の概念すらも無意味。

 

あるのは、誰かを騙し騙される仕組みがあるだけ。

 

最後まで見終わっても、だから何?という感想しかない。

 

そもそも、すべて作戦のうちなら、途中のターゲットが釣れないというだけの、映画として、無意味に間延びした部分をもっとなんとか出来なかったとも思う。

 

 

評価 ★☆☆☆☆ (星1つ)

 

(まとめ:海外ロケの必要性が全くない「コンフィデンスマンJP」の劇場版第一作。これなら二時間スペシャル版の方が良くできていたように思う。「コンフィデンスマンJP」のファンでもなければ、おすすめしません。ファンでもこれは見ない方が良いかもしれません。個人的に時間の無駄です。劇場版第二弾も今年作るらしいが、ノリが恥ずかしので、日本からは、一歩も出ないで欲しいです(笑))

 

 

 

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映画「春待つ僕ら」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.28 Saturday
  • 04:34

■映画「春待つ僕ら」の感想(ネタバレ)


■監督:平川雄一朗
■出演:土屋太鳳 北村匠海 小関裕太 磯村勇斗 杉野遥亮 稲葉友 佐生雪


【映画「春待つ僕ら」のあらすじ】

高校入学を機に“脱ぼっち”を目標に掲げた女子高校生の美月だったが、クラスメートに話し掛けられずに失敗続き。そんな彼女のバイト先にバスケットボール部の人気者の永久、恭介、竜二、瑠衣の4人組が現われる。一見チャラく見えるが、実はバスケに対して真剣に取り組み、仲間を大事にする彼らの素顔を知った美月は4人と距離を縮めていく。そんなある日、美月は幼なじみで現在は高校バスケ界の期待の星となった亜哉と再会する。

WOWOWから引用

【映画「春待つ僕ら?」の感想(ネタバレ)】

 

あなしんの人気コミックを、TVドラマ「集団左遷!!」「義母と娘のブルース」の平川雄一朗監督が土屋太鳳、北村匠海ら共演で実写映画化した青春映画。

 

土屋太鳳が出ていたので見てみた。

 

原作は、少女漫画ということで、いつものイケメンに取り囲まれたい女性(少女漫画ならでは)の願望を叶える設定は健在。

 

ただ、男のイケメン要素を過度に強調するキラキラ演出は、控えめで、少女漫画原作映画の中では、ノリに頼らず、意外と普通の映画として描かれている。

 

ストーリーも、弱者(自身がないヒロイン)に寄り添う作りで、ヒロインに自然と共感しやすいが、登場人物がほぼほぼ良い人ばかりで、嫌な奴がいないため、この平和な世界観に慣れてしまうと、変化が乏しくかなり退屈でもある。

 

良い話(ポジティブ)の中で、どうコントラストをつけるかが、テーマだと思うが、盛り上がり部分と思われる三角関係の恋愛模様も相手が良い人過ぎで、必要以上に争ったり、関係が極度に悪化することもないため、大して盛り上がらない。

 

それと、実写映画化した部分の根本的なところで、バスケ部のイケメン男子が”バスケが上手い”という基本設定に対して、頑張ってはいると思うが、個人的に演者(俳優)のバスケスキルが足りていないと思う。イケメンではあるが、バスケが上手いというほどの上手さがない。

 

俳優自身運動神経は悪くはなさそうだが、普通に高校の部活練習(または友達同士のバスケ遊び)で見れるレベルで、あえて持ち上げられてるほどの上手さを感じない。

 

そのためバスケに懸ける登場人物たちの情熱に対する説得力があまり感じられず、下手するとペラい人間のように見えてしまう。彼らの圧倒的なバスケの実力(上手さ)があってこそ、イケメンだけではない部分の説得力のはずなのだが。

 

女性からしたら、見た目が良ければそこは(技術うんぬんは)あんまり関係ないのかもしれないが、男からすると技術が足りてない(テクニックの凄さに素人が一目で圧倒しない)のに、過剰に持ち上げられてる姿というのは、尊敬できないし、ただただ滑稽に見えてしまう。

 

スリーポイントが入れられるというのも、演出的にはバスケの見せ場かもしれないが、別にそれ=上手いとは、感じにくい。ダンクも別に背が高く、またリングが低ければ誰にでも出来る訳で、それ=上手いとはならない。あきらかに公園のリングは、低い感じしたし。

 

基本的に、地味だが、ドリブルだったり、細かい動きの素早さが重要なのかなと思う。

 

これは、ただノリで描いてるいつもの少女漫画系キラキラ映画だったら、この俳優自身のバスケの上手さという部分は、別にそれほど重要ではなかったが、やや実体感を伴った演出でリアリティ(人間を描いてる)を重視しようとしてたため、余計、設定に対して、足りてない部分が気になった。

 

 

 

評価 ★★☆☆☆ (星2つ)

 

(まとめ:良い話でピュアで感動作でもあるが、どこか退屈な土屋太鳳主演の青春スポーツ映画。唯一面白かったのが、土屋太鳳がつまづいて転ぶシーン。なぜか体を横にして回転しながら坂をゴロゴロと転げ落ちていった。ジャッキーチェンか(笑) こんな転がり方をする女子校生は普通いないだろう。運動神経が高い土屋太鳳ならではのシーンだと思う。あんな自信のなさそうな子が、転んだ時にする動きではない。)

 

 

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映画「オーケストラ・クラス」の感想(ネタバレ)

  • 2020.03.26 Thursday
  • 02:39

■映画「オーケストラ・クラス」の感想(ネタバレ)


■監督:ラシド・アミ
■出演:カド・メラッド サミール・ゲスミ アルフレッド・ルネリー ザカリア=タイエビ・ラザン シレル・ナタフ


【映画「オーケストラ・クラス」のあらすじ】

オーケストラをクビになったプロの中年バイオリニストのダウド。職にあぶれた彼は、やむなくパリ郊外の小学校で、アフリカ系やアジア系など、さまざまな移民の子どもたちを相手に、バイオリンをイチから教える講師の仕事を引き受ける。クラシック音楽が何たるかもろくに知らない子どもたちのありさまに、ダウドは当初、落胆と失望を隠せないが、彼の指導は次第に熱を帯び、子どもたちも熱心に練習に励んで上達するようになる。

WOWOWから引用

【映画「オーケストラ・クラス」の感想(ネタバレ)】

 

「プチ・ニコラ」のカド・メラッドが主演したフランス映画。

 

音楽モノ作品を見つけたので見てみた。

 

内容は、挫折した中年バイオリニストが問題児だらけの小学校で、音楽を教えてオーケストラの演奏会に出るという、音楽モノでは、よくある王道のサクセス物語。

 

始めは、言う事を聞かない問題児に手を焼くが、子供と向き合い、次第に教えることに喜びを覚えていき、それに伴って子供たちも練習に励むようになり、演奏会という一つの目標に向かって歩き出す。

 

ベタベタの内容なので大きな外れは無く、普通に涙腺を刺激される。

 

特に音楽が好きな黒人少年のキャラクター(窓ガラス越しに先生の指導を食い入るように見てるなど)が、良い味を出している。※演奏楽器と場所がトランペットとアメリカ(ニューヨーク?)だったらもっと良かった(笑)

 

ちなみに、この物語であれば、もっと感動(号泣)できそうだったので、細部の作り込みは、やや甘い部分がある。

 

まず、ラストのオーケストラ演奏会のシーンが意外と短く、演奏曲に対する作品の中での愛着感があまり出ていない。唯一黒人少年のソロパートが見どころで、他のメンバーの合奏パートは、ただ映像と音に合わせて弾いてるだけの絵で、ほぼほぼサクセス感は無い。

 

また主要キャストがいるバイオリニストグループと他の楽器担当のメンバーが最終的に合流して、ひとつのオーケストラとして一緒に演奏することになってるが、他の楽器担当のメンバーとは、日々の生活を全く共有してないので、オーケストラ全体で見ると一体感が微妙だ。

 

またさらに、黒人少年の背景の追い込みも弱い。少年と彼の父親は一度も会ったことがないという絶好の感動エピソードがあるが、それが回収できてるのかよくわからないうちに、エンディングを迎えてしまう。

 

一応、演奏会で少年の母親の隣の席に父親らしき男性?が座っているが、彼がその父親かどうかは、特に説明がないのではっきりしない。個人的にはその人が男性かどうかもよくわからない。女性にも見えなくもないし(笑) 母親とのやりとりもないのでたまたま一緒に座ってるだけの客の可能性もある。それか少年の姉妹か。

 

本来なら演奏会がテレビ中継もしくは、のちに少年がバイオリニストとして有名になって、行方不明の父親とどこかできっちり再会する(した)という感動エピソードが欲しいが、そんな演出は無い。

 

この辺の感動の爪が甘い。せっかくでかい会場にエキストラも満載させてリアリティはあるのに、普通に演奏しただけで終わりは、あっけないとしかいいようがない。

 

っというか、子供(素人)の演奏会を開いたらあんなに満員になるのもんなんだろうか。しかも、問題児たちにしては頑張ってるが、それほど彼らに才能があるとも思えないが、音源はほぼプロ並みのまとまったオーケストラになってるのも、ツッコミ出すとキリがない(笑)

 

 

 

評価 ★★★☆☆ (星3.4)

 

(まとめ:音楽モノ映画としては王道で、感動作ではあるが、号泣映画ではない惜しいフランス映画。音楽モノが好きなら選んでも良いが、過度の期待は禁物。感情面だと、言う事を聞かない子供の態度(やりとり)に毎回腹立ちます。特に問題児の子供への共感は最後までほぼ無い。中年教師がキレたくなるのもわかる。自分が小学校の時は、先生によく殴られたり、マジギレされたりしてたが、大人になって思うが、言う事を聞かない子供はホント腹立つ。前作の”友達のうちはどこ?”は子供目線で大人の態度に腹立っていたが、こっちは、こっちで、子供の態度に腹立つわ(笑))

 

 

 

暴力じゃなく

 

威厳を示せばいい

 

-?

 

 

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