映画「ツーリスト」の感想(ネタバレ)

2013.07.25 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ツーリスト」の感想(ネタバレ)



■監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
■出演者:ジョニー・デップ アンジェリーナ・ジョリー ポール・ベタニー ティモシー・ダルトン スティーヴン・バーコフ ルーファス・シーウェル クリスチャン・デ・シーカ

WOWOWで放送していた映画「ツーリスト」を鑑賞。

【映画「ツーリスト」のあらすじ】

ヨーロッパを傷心旅行中のアメリカ人旅行者フランクは、ヴェネチアへ向かう列車の中で、ミステリアスな美女エリーズと知り合う。たちまち彼女の魅力の虜となるフランクだったが、その出会いは偶然とは言えなかった。国際的に追われる大物犯罪者を恋人に持つエリーズは、捜査班を攪乱するため、背格好の似たフランクに目を付けたのだ。そんな事情を知らないフランクは、エリーズに誘われるまま行動を共にするのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「ツーリスト」の感想(ネタバレ)】


2005年のフランス映画「アントニー・ジマー」をジョニーデップ&アンジェリーナジョリー共演でリメイクしたラブ・サスペンス。

物語は、列車で出会った女性に誘われ一夜を過ごしたことで国際指名手配犯と誤解され、マフィアから追われることになってしまったツーリスト(旅行者)の話。

過去にWOWOW録画していたものを引っ張り出してきてスクリーンで消化。

久々にハリウッド大作作品を見てみたが、これは当たりだと思う。

ありがちな巻き込まれ型のストーリーだが、平凡な数学教師の男とセレブ風なステータスの高い魅力的な女との恋愛というラブストーリーもしっかり作られていて、嫌味なく感情移入できる。

そして、イタリアの景色&主人公の気持ちを奏でるかのようなジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽が心地よく、高級ホテルでの何も無い一夜は、美しい。

事実としては何もないけど、こういう感情というか気持ちの心地よさってある。何も無いからこそそこに何か意味があるっていうやつ。

そして、ラストのツーリストの正体のオチも憎い演出で、再びホテルでの一夜の行動を振り返ると、いろいろ思う部分がある。ちゃんと男のラブが描けている。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(何も考えずにただただ感傷に浸れるすごい大人なラブサスペンス。そこに泣くシーンあったっけと思う意外な場所(高級ホテル到着後、ジョニデがバルコニーに出て川が流れる外を眺めるシーン)でちょっと泣きそうになった。とにかくジョニーデップの二役?の上手さが光る。それと二人のセリフのやり取りがなかなかいい。列車での会話とその後の会話など、大分練られていると思う。なんといっても二人の距離感が上手く描かれている。)


がっかりだわ

周囲を気にする男なんて


-エリーズ


女は質問を嫌うのよ

-エリーズ



2000万ドルもかけた

整形手術の顔が

それなの?


-エリーズ



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映画「LOFT−完全なる嘘(トリック)−」の感想(ネタバレ)

2013.06.26 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「LOFT−完全なる嘘(トリック)−」の感想(ネタバレ)




■監督:アントワネッテ・ブーマー
■出演者:バリー・アトスマ フェジャ・ファン・フェット イェロン・ファン・コニングスブルッヘ ハイス・ナバー ヒコ・ケンザリ キム・ファン・コーテン

WOWOWで放送していた映画「LOFT−完全なる嘘(トリック)−」を鑑賞。

【映画「LOFT−完全なる嘘(トリック)−」のあらすじ】

建築家のマティアス、エンジニアのロブたち5人の仲間は、一つの秘密と一つの部屋を共有していた。マティアスが設計を手がけた豪華タワーマンションに仕込まれた隠しロフトルーム、5人だけが存在を知るその部屋を、彼らは妻や恋人にも秘密の情事に使っていたのだ。そんなある日、部屋のベッドでひとりの女性の惨殺死体が発見される。犯人は鍵を持つ5人の中にいる。男たちは互いを疑い、各自のアリバイを追及し始めるのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「LOFT−完全なる嘘(トリック)−」の感想(ネタバレ)】


ベルギー映画をリメイクしたオランダの心理サスペンス。

物語は、秘密のロフトを不倫や浮気のための場所として友人同士5人で共有することになった男たちに降りかかった殺人事件の話。

シチュエーション心理サスペンスということでチェック。

タイトルからもわかるとおり、登場人物の中で誰か(犯人)が嘘(トリック)をついているということで、その辺が見どころなのかと思って見始めたが、実際はなんか大分複雑な話。

個人的に開始1時間は、それほどストーリー的吸引力はないかなと思う。途中で見るのやめようかなと思った。

一応5人のキャラクターや人間関係の紹介はあるものの、一度に出てくる情報が多いため、それらを整理するのが、やっとで、事件的なサスペンスの面白さにくいつくほど余裕が無いし、感情移入もできない。

ただ、1時間過ぎたあたりから、次第にそれぞれメンバーが隠していた過去?の秘密が明らかになり、面白さが急に出てくる。

そして、最後の30分は、もう大どんでん返しの返しみたいな、かなり凝ったサスペンスが展開で結構お腹いっぱいになった。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(ケビンスペイシーの「ユージュアルサスペクツ」的な、入り口から想像した時とは違う、事件の出口の意外性を感じる映画。サスペンス作品としてはよく出来た良作品だと思う。意外と奥が深かった。)



聞き上手は一言で十分

-?



愛する人は私を傷つける

-?



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映画「孤島の王」の感想(ネタバレ)

2013.06.13 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「孤島の王」の感想(ネタバレ)




■監督:マリウス・ホルスト
■出演者:ステラン・スカルスゲールド クリストッフェル・ヨーネル ベンヤミン・ヘールスター トロン・ニルセン マグヌス・ラングレーテ

WOWOWで放送していた映画「孤島の王」を鑑賞。

【映画「孤島の王」のあらすじ】

1915年、ノルウェーの首都オスロ南方の沖合にあるバストイ島の少年矯正施設に、エーリングら、2人の非行少年が新たに送られてくる。そこでは絶対的な権力を持つ院長の下、冷酷で陰湿な寮長らによる非人道的な管理運営が行なわれていた。これに反発するエーリングはことあるごとに反抗的な態度を見せ、ついには果敢に島からの脱走を試みて成功したかに見えたが、結局施設に連れ戻されてより過酷な懲罰を受けるはめとなる。

※WOWOWから引用

【映画「孤島の王」の感想(ネタバレ)】


ノルウェーのバストイ島に実在した少年矯正施設で1915年に実際に起きた少年たちの反乱を描いたノルウェー映画。

物語は、孤島にある少年矯正施設に一人の少年がやってきたことで、寮長らの非人道的な実体に抵抗する彼の姿に次第に他の少年らも今まで抑えていた怒りが爆発し…という話。

実話ベースの物語ということでチェック。

孤島の王」という邦題タイトルからなんとなくストーリー全般がわかってしまうが、それでも少年たちが受ける非人道的な行き過ぎた扱いには、感情移入というか腹立たしさや苛立ちを感じて共感する。※もちろん少年目線で話が進んでいるということもあるが。

そして、最後の反乱に至るまでの少年たちの感情の波も上手く描かれていて、始めは脱走などに非協力的なメンバーがいかに反乱に加わるのか、その変化が気になっていたが、仲間の少年の自殺と、寮長と院長への不信感から最後には、それぞれが反乱に自ら乗り出すという心情の変化もこちらに手に取るように上手く伝わってきて、描き方が上手い。

そんでもって、最後の氷上でのタイタニックさながらの男同士の別れのシーンは、ここまで来たのに…無念の言葉しかない。せめて二人とも生き残って自由を掴んで欲しかった。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(人間としての扱われ方の限界と自由を求める人間の本能を感じる作品。とりあえず、ラストの氷上の別れのシーンで評価がぐっと上がった。ここの友情は熱い。またくじらの話と自らの施設での出来事をシンクロさせる話術なども何気に上手い。始めはただの非行少年の主人公の行動にもっと大人しくしていれば良いのにと、感情移入は薄かったのに、最後の監禁場所からの脱出する際には「いけ〜」と反乱を応援していた自分には、ビックリ。それほど人間の熱さがある作品。)



手紙は姉からだ

-エーリング



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映画「レッド・ステイト」の感想(ネタバレ)

2013.06.02 Sunday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「レッド・ステイト」の感想(ネタバレ)




■監督:ケヴィン・スミス
■出演者:マイケル・アンガラノ ケリー・ビシェ ニコラス・ブラウン カイル・ガルナー ジョン・グッドマン メリッサ・レオ マイケル・パークス

WOWOWで放送していた映画「レッド・ステイト」を鑑賞。

【映画「レッド・ステイト」のあらすじ】

アメリカの小さな田舎町。セックスに興味津々の童貞高校生トラヴィスたち3人は、出会い系サイトで知り合った女性の家へ、高まる興奮を抑えながらやって来た。だが、現われた女性にすすめられるままビールを飲んだ彼らは、仕込まれた睡眠薬で昏睡、目覚めると檻に閉じ込められていた。すべては堕落した人間を断罪するための、狂信的な超保守派キリスト教団の罠だったのだ。トラヴィスたちは何とか逃げだそうとするのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「レッド・ステイト」の感想(ネタバレ)】


2011年のシッチェス映画祭でグランプリに輝いた「ドグマ」「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」などのケヴィン・スミス監督のサスペンスアクション作品。

物語は、出会い系サイトで知り合った女性宅を訪れた男子学生3人が、狂信的な保守派のキリスト教団が仕組んでいた罠に嵌り、監禁されてしまうという話。

超保守派のキリスト教&銃撃戦があるというWOWOW番組情報を見てチェック。

個人的に好きな宗教絡みの映画だが、この映画もいろんな意味で面白い。聖書は必読だし、聖書の世界感も知っておく必要がある映画。聖書を知らないと、日本人にはたぶん気が狂った映画でしかない。

少し前に見た「ザ・レッジ -12時の死刑台」も良かったが、信仰の篤さ度合いでは、こちらの方が集団で強行的すごい。どちらも聖書が基本になっているが、一節の捉え方、解釈の仕方次第ですごいことになるなと。もうそれはキリストの教えではないです(笑)

最低限キリストは、行動として人を殺さなかったし、改めるものには受け入れがあった。

ただ、この牧師が言いたい事もわからなくもない。信仰に篤くなると究極は強行的になる。

しかし、ノアの箱舟について、箱舟に乗らずに滅んだ人は、神の天罰という解釈は、そう捉えるかという感じ。この辺の人の捉え方は面白い。

ま〜それはいいとして、この映画の最終的なまとめかた(切り口)もどんでんのどんでん?ですごい。着地は予想外。

始めは、超保守派のキリスト教の言い分(同性愛反対)にやや賛同するかのような作りになっているが、そこから男子学生が教団に監禁、殺害され。目線は反キリスト教団になるが、その誘拐を聞きつけ助けに来た特別捜査官ら機動隊?が動くも、上からの命令で急遽教団組織壊滅命令が下り、銃撃戦の末、神の啓示?らしい爆音ラッパが突如鳴り響く…。

このラッパのくだりは、最高。一瞬ここで、反キリスト教目線だったものが、もといたキリスト教団目線になる。

そして、ストーリーの方向性が見えなくなる。本当にキリストというか救世主、舞い降りてきたかと思ったが、のちのち人工的な音だとわかる。そのてん末を聞くと、この部分というか一連の序盤から中盤にかけての牧師の真面目な教えがほぼギャグだ(笑)

こんな人の落とし方ある?

そして、最終的にはキーナン特別捜査官とその上司とのやり取りになると、人間にとって正義とは何か?を問う内容に切り替わる。

宗教組織VS法律(国家:政府)の戦いになるが、結局どちらもやってることは一緒で、組織が大きいか、小さいかの違いでしかない。結局、捕まった男子学生は、誰一人救われずただ犠牲になっただけだし、なんだこれ。

とりあえあず9.11テロ後?に成立した、愛国者法のおかしさ(行き過ぎてる部分)に気づかされる内容。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(グランプリ受賞も頷ける衝撃作。中盤から後半にかけての銃撃戦もなかなかすごい。「トランジット」でも書いたが、やっぱりママ世代がアサルトライフルを撃ってる姿はちょっと面白い。テロに対する政府の裏事情が垣間見れる。)



イチヂクの木から

例えを学べ


-?


主は我が羊飼い

-?



人は権利をかさに

とんでもない行動に出る

だが単純に信じるものは

その上を行く

-キーナン


信仰を理由に

米国人を殺せばテロだ

テロリストは収監される


-?


愛国者法

裁判なしで永遠に監視できる

-?


マイケル・パークス/レッド・ステイト


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映画「恐怖ノ黒電話」の感想(ネタバレ)

2013.05.29 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「恐怖ノ黒電話」の感想(ネタバレ)




■監督:マシュー・パークヒル
■出演者:ラシェル・ルフェーブル スティーヴン・モイヤー ローナ・レイヴァー エド・クイン ルイス・ガスマン グラディス・ロドリゲス

WOWOWで放送していた映画「恐怖ノ黒電話」を鑑賞。

【映画「恐怖ノ黒電話」のあらすじ】

離婚を機にとある年季の入ったアパートへ引っ越したメアリー。あるとき、部屋に元からあった古い黒電話に見知らぬ女性からの着信が入る。単なる間違いと気にとめなかったメアリーだが、同じ女性からの着信が相次ぎ、やがて相手が数十年前に同じ部屋に住んでいた人物らしいとわかる。管理人を問い詰めると、その女性は、はるか以前に自殺したという。だが、過去と現在がつながったことで、歴史の流れには微妙な変化が生じていた。

※WOWOWから引用

【映画「恐怖ノ黒電話」の感想(ネタバレ)】


「トワイライト・サーガ」のラシェル・ルフェーブル主演のサスペンスホラー。

物語は、あるアパートに引っ越してきた女性が、備え付けの黒電話に度々掛かってきた電話の相手が数十年前にその部屋に住んでいた女性のものだとわかるが…話してるうちに彼女は常軌を逸した行動を取り始め…という話。

シッチェス映画祭で注目されたとwowowの番組情報に書いてあったのと、気になるタイトルだったので、チェック。※ただ、シッチェス映画祭自体はよくわからない(笑)

内容は、タイムパラドックスもののサスペンスホラー。

電話の相手が過去にいて、彼女が過去で行動を起こすと、現在の主人公にもリアルタイムに影響するというもの。

主導権が過去のその女性にありつつも、現在の主人公がどうその女性と戦うかが見どころのサスペンスになっていて、なかなか面白い。

特に過去に大事故が起きた場所にその女性を誘導して、殺そうとする発想は、現在の主人公が出来る唯一の方法かなと思う。この辺の攻防はもっといろいろ策をめぐらせていたらもっと良かったかもしれない。

結局ラストは、過去の幼い自分に電話で助言してその女性を刺して殺害?して、なんとか現在の危機を脱出するというもの。ま〜上手い具合に運びすぎな気もしないが、いいでしょう(笑)

ただ、その後に別れた暴力夫スーティーヴンが、再び部屋にやってきて、しびれを切らした主人公がその元夫を殺害するという不気味なバッドエンドになっているが、過去が大分変わっているのに、その暴力夫とは出会って普通に結婚している設定はやや疑問が残る。

もう細かいことを言うと、いろいろ設定が崩壊している気がしてならない。


評価 ★★★☆☆ (星3.3)

(タイムパラドックスもののサイコホラー。細かいツッコミどころは結構あるが、設定はいいのでそれなりに楽しめるホラー。過去の女性の現在の姿(状態)をもうちょっと調べてもいいかなと思う。あと小さい頃に火傷を負わされた後にもその女性と関係が続いていたりと、穴をツッコんで行くと止まらなくなる。)


人の出会いには

意味があるものよ


-ローズ



身勝手な男は変わらない

-メアリー


ラシェル・ルフェーブル/恐怖ノ黒電話



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映画「ザ・レッジ -12時の死刑台-」の感想(ネタバレ)

2013.04.24 Wednesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・レッジ -12時の死刑台-」の感想(ネタバレ)




■監督:マシュー・チャップマン
■出演者:チャーリー・ハナム リヴ・タイラー パトリック・ウィルソン テレンス・ハワード クリストファー・ゴーラム

WOWOWで放送していた映画「ザ・レッジ -12時の死刑台-」を鑑賞。

【映画「ザ・レッジ -12時の死刑台-」のあらすじ】

医者から自分の体に関する意外な症状を聞かされ、ショックを受けた刑事のホリスは、高層ビルの上階から身を投げ出そうとしている男がいるとの通報を受け、現場へ急行。何とか自殺を思いとどまらせようと説得にかかるホリスを相手に、ギャヴィンと名乗る男は、「僕がここから飛び降りなければ、別の誰かが代わりに死ななければならなくなる」と切迫した調子で打ち明け、彼をここまで追いつめることになったコトの顛末を語り始める。

※WOWOWから引用

【映画「ザ・レッジ -12時の死刑台-」の感想(ネタバレ)】


「ロードオブザリング」のリブ・タイラー出演のサスペンススリラー。

物語は、マンションで隣の住人の厳格なカトリック教徒の夫婦とたまたま知り合いになった男が辿る悲運な運命を描いた話。

リブタイラーが主演ということでチェック。

WOWOWの番組情報のあらすじでは、リブタイラーが男を死刑台へと誘うと容疑者的な感じで書いてあったが実際は、全く違ったというか、彼女自身も被害者だった。

ま〜それはともかく、以前「マンク〜破戒僧〜」という宗教映画を見たが、この作品も「マンク〜」と同様に聖書ベースで話が語られていて、聖書の世界観を知らないとこの作品の一番の面白みをほぼ味わえない。

個人的に聖書についてはまだまだ浅い知識ながら、この映画の意図するところは汲み取れたと思う。

特に、リブタイラーの夫役の厳格なカトリック教徒(ジョー)主人公(ギャヴィン)信仰者と無神論者の会話は見物。なんか見ていてゾクゾクする。そして、ラストの意外な展開も◎。

まず、話の出発点は旧約聖書でゲイというか同性愛は罪とされている部分が話の発端となっている。※旧約聖書、創世記で神に滅ぼされたソドムとゴモラの町は、性の乱れが原因。

ギャビン(ギャヴィンもゲイだったかな)とルームメイトのクリスがゲイということを知ったジョーは、改心させようと試みる。

旧約聖書では罪=死となっているが、キリスト登場後の新約聖書では、キリスト以外のすべての人間は罪人だから、罪を悔い改めれば誰でも死後に神の国に行ける救いのチャンスがある(ただ確実ではない)。

ちなみにキリストの十字架は、人々が犯したすべての罪を身代わり犠牲として背負うため&旧約聖書に書かれた予言成就にやってきたとされている。

旧約聖書の考えに比べてすべての人に救いがあるのが、キリスト登場後の新約聖書の考え。

この聖書についてだが、聖書部分についてはいろいろな意見があるが、結局のところ、神は本当にいるのか?人間の死後はどうなるのか?という部分が一番大きな論点といえる。そもそもこの二つが誰もわからないため、結局は何かしらの話を”信じる”ということで人間はそれを正当化して、答えを求める形になっている。

さて、この映画の中で上記の部分について激論が行われているが、やっぱり印象的なのがラストシーン。

無神論者のギャビンは、最終的にジョーの人妻でもあるシェーナを救うために自らの命を犠牲にするのだが、それ以前にカトリック教徒のジョーが無神論者のギャビンとの根本的な違いについて、二つの違いを上げている。

ひとつは、生きてる世界観の違い、信仰者のジョーは神が日常にいるものとして生きている。そして、もうひとつが、信念に従って命を犠牲に出来る勇気があるかという点を違いとして上げている。

本当の信仰者は、神の義のもと自分の命すらも犠牲に出来るという究極の信仰がある。これがよく中東で行われる宗教戦争でいう聖戦の考えで、一神教の神に使える信者は、自らの神の意志のもと正義のために戦う。

一番の違いである、命を犠牲に出来る勇気が、実はラストシーンで、無神論者のギャビンにも備わっていたことがわかる。あそこで飛び降りを決断できないのが、ジョーから見た無神論者の基準だったと思う。

結局人間は、いろいろ言っているが、最終的には何かしらの信仰心(信念)を持っていることを証明したようなラスト。心臓は人間(自分自身)が意図して動かしてる訳ではない。

ただ、ギャビンは、追い詰められた死の間際に信仰が見えたが、一方でその現場にいたこちらもカトリック教徒の刑事のホリスは、その日の夕食の席で、いつもの神への祈りをやめるという信仰から離れる姿が描かれている。

カトリック教徒で犯人のジョーには、たぶん罪を背負って人(愛)のために飛び降りるギャビンの姿に、そこに神を見たと思う。ギャビンの死はキリストの十字架を彷彿とする。

しかし、同じくカトリック教徒のホリスにとっては、ギャビンの飛び降りる姿を見て、そこに神は存在しなかった(彼を救ってくれなかった)と捉えているという同時に二つの目線で描かれている。ホリスの場合は、私的な人工授精の問題もあるが。

このエンディングの描き方はなかなか興味深い。

神を受け入れるか神を否定するかは結局人間次第。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(聖書を知ってればより楽しめるサスペンス。たぶん知らないと裏の世界観が分からず評価が低くなる作品。久々に見たリブタイラーが脱いでるということで星を少しプラス。登場人物は少ないが、パトリックウィルソンしかり、テレンスハワードしかりいい俳優が固めている。そして、飛び降り自殺志願者との交渉中に掛かってきた電話に出るホリスはちょっと面白い。ま〜そこまで緊張感のある場面ではないけど、この部分はコントだな(笑))


神がお決めになることだ

-ジョー


神が不当に雷を

落とさないように願うよ


-ギャビン


テディベアは

別れの贈り物

赦しの象徴となる聖物だ


-シェーナ


死の影の谷でも

災いを恐れない

-ホリス


親切への感謝を

愛情で表す必要はない


-ギャビン



キリストを救世主と認めろ

それが入信の条件だ


-ジョー



モーセの五書にはこう書いてある

女と寝るように男と寝れば

忌むべき二人は死なねばならぬ


-ギャビン



神に操られる人生は無意味だ

-ジョー


死んだらそれまでさ

-ギャビン



空想の産物でも

必要なときにそばにいる


-ギャビン


私には信念に従って

死ぬ勇気がある


-ジョー



主は我が羊飼い

死の影を歩くときも

災いを恐れない

あなたが一緒だから


-ジョー


何も怖くない

-ジョー


私は旧約聖書の

隣人とは違う


-ジョー


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映画「マンク〜破戒僧〜」の感想(ネタバレ)

2013.03.25 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「マンク〜破戒僧〜」の感想(ネタバレ)




■監督:ドミニク・モル
■出演者:ヴァンサン・カッセル デボラ・フランソワ ジョセフィーヌ・ジャピ カトリーヌ・ムシェ セルジ・ロペス ジェラルディン・チャップリン

WOWOWで放送していた映画「マンク〜破戒僧〜」を鑑賞。

【映画「マンク〜破戒僧〜」のあらすじ】

17世紀スペイン・マドリード。修道院の前に捨てられていた赤ん坊のアンブロシオは、やがて周囲の人々の尊敬を集める清廉な修道士として成長した。そんなある日、火事で親を亡くし、自身もひどいやけどで仮面を外せないという奇妙な見習い修道士・バレリオが入門を求めてくる。他の修道士が受け入れを渋る中、アンブロシオだけは寛容さを見せ、バレリオを迎え入れる。だがある夜、バレリオはアンブロシオに衝撃の告白を始め……。

※WOWOWから引用

【映画「マンク〜破戒僧〜」の感想(ネタバレ)】


マシュー・G・ルイスのゴシック小説「モンク」を、「ハリー、見知らぬ友人」のD・モル監督がヴァンサン・カッセルを主演に迎えて映画化したスリラー。

物語は、神への信仰心が篤く周りから一目を置かれる修道士が、一人の流れ者を修道士として修道院に受け入れたことで、次第にその者の影響で戒律を破り暗黒側へ落ちていくという様を描く話。

宗教物ということでチェック。

神に使える修道士が欲に負けて悪魔側に堕ちていくという話だが、最後はなかなかの落ちっぷりで、ネタバレになるが、近親相姦+母親殺しという大罪までしてしまうという衝撃的な話。

たぶん、この映画、聖書の世界観を知らないと、起きた出来事の表面部分しかわからず、その後ろ側にある聖書のあるシーンを連想させる引用部分の背景はわからないと思う。

個人的にも、聖書にそれほど詳しいわけではないが、ヴァンサンカッセル演じる主人公のアブサロムと仮面をしたバレリオが”ウソについて”のやりとりをする場面があるが、聖書を知ってると、たぶん新約聖書で40日間断食をして飢えているキリストにサタンが様々な誘いを仕掛けるところがあるが、その部分を連想させる。

ちなみに新約聖書では、キリストが巧みな悪魔の誘いを旧約聖書の言葉を巧みに引用して完全に撃退するのだが、このアブサロムは、悪魔のバレリオの問いに対しての答えに猶予を作ってしまい、この時点で隙が出来、答え方を誤ったと思われる。

悪魔のずる賢さについては、創世記でエデンの園にいるイブ(エバ)に対して善悪の実を食べるよう誘惑するヘビの言葉や上記のイエスを誘惑する言葉でもわかるが、巧みな表現を使ってきて、まともに相手したり、アブサロムのように隙を見せると悪魔側に落ちてしまう。

また、この映画のラストでは、アブサロムは、悪魔に魂を売るよう迫られ、妹?の人生と引き換えに己の神の救いと魂を売り渡してしまう。そして、岩肌?で息絶えるのだが、最後にある詩篇が語られるのだが、「あなたの右手が私を支える」という部分は、旧約聖書のイザヤ書の一説の引用だと思われる。

この部分の説明は、神はどんな状況になろうとも自分の民を見捨てないという契約のひとつで、神を捨てて悪魔の手に落ちたと思われるアブサロムに対しても、神の約束は守られるというものを遠まわしに示した部分だと思う。※たぶん

なので最後は絶望的なシーンに見えるが、そんなアブサロムでも神の救いがもたらされるという神の深い愛が伝わるハッピーエンドになっている。※ま〜ハッピーエンドという表現はどうかと思うが、そういう解釈になる。

っということで聖書を知らないとなんのことかまったくわからないラストになっている(笑)

ちなみに神は本当に絶望的な状況になって、人間が自分の力ではもう何も出来ず、神に対して叫ぶように助けを求めたときこそ(第三次世界大戦後などの荒廃した状態)、神は救ってくれると聖書では示されている。※この辺の聖書解説は、表現が難しくてややこしいので、詳しくは調べる必要がある。


評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(聖書をどれだけ知ってるかで楽しみ方や評価が分かれる作品。個人的にもっと様々なシーンで伏線や引用があると思われるが、知識が浅いのであまり見つけられない。それでも発見するとそれなりに楽しめた。聖書については、キリスト教など宗教組織はどうでもいいが、読み物として読んでおくと世界の歴史や世界情勢の真実がわかり非常に面白い。)



罪は犯す人によって

その重さが決まるのだ


-アンブロシオ


何も思わないということが

悪事を誘発する


-アンブロシオ


罪人は皆

神の罰を受ける


-アンブロサム


厳格さのみが

魂の傷を癒せる


-アンブロサム



罪から逃れようとせず

自ら望むように


-アンブロサム


悪はずる賢い方法で

人に近づいてくる


-?


ウソは魂を殺すと

聖書にあります

でもウソが許されることもあるのでは?


-バレリオ



真実のほうが

そのウソより大きな罪ならば


-アンブロサム


愛は重荷であり

毒なの

愛してはダメよ


-?

私は疲れた

骨は砕け

魂はふるえる

床の上で思い

魂はあなたに寄り添う

あなたの右手が私を支える

戻って 守りたまえ


-詩篇


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映画「ブレーキ」の感想(ネタバレ)

2013.02.28 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ブレーキ」の感想(ネタバレ)




■監督:ゲイブ・トーレス
■出演者:スティーヴン・ドーフ カイラー・リー JR・ボーン トム・ベレンジャー

WOWOWで放送していた映画「ブレーキ」を鑑賞。

【映画「ブレーキ」のあらすじ】

シークレットサービスのジェレミーは、何者かに拉致され、車のトランクにしつらえた棺桶のような箱の中に監禁される。箱の中では4分にセットされたタイマーがカウントダウンされ、ゼロになるごとに罠が発動、だが死の直前で《ブレーキ》がかかるという異常な状況に陥った。携帯や無線で与えられる断片的な情報によると、犯人は大規模なテロを企てており、同じ状況に陥っている政府周辺の関係者がほかにもいるらしいのだが……。

※WOWOWから引用

【映画「ブレーキ」の感想(ネタバレ)】


「ブレイド」「SOMEWHERE」のスティーブン・ドーフ主演のシチュエーション・スリラー。

物語は、ひょんなことから車のトランクに閉じ込められてしまったシークレットサービスの男が、そこから脱出を図ろうとする話。

映画をサクっと見たいということで選んでみたシチュエーションもの。

この映画は、ほぼ大半が車のトランクの中での出来事で、かなり低予算ながら外側で起きてるらしいテロ事件の出来事のスケールがでかく、最後まで楽しめた。※外側だけを描いたらもっと面白い感じもする。

ネタバレになるが、トランクの外側では、大統領の命を狙った自動車爆弾事故が多発し、それによりアメリカの機能は混乱、マヒ状態に陥る。さらに大統領が逃げる場所を追って、テロリストがテロを起こし続けていて、そんなテロリストを警官やCIA?も追っていて…というなかなかの話。

主人公は、大統領を警護するシークレットサービスの一人で唯一大統領が身を隠す場所を知っている重要人物。その情報を聞き出そうとあの手この手を使うも主人公は、命を犠牲にしても言わないという国への忠誠心を見せる。最後はこの主人公の信念の強さに感動すら覚える。



評価 ★★★☆☆ (星3.5)

(シチューエーションスリラーというジャンルではなかなかの良作品グッドエンディングと思いきや急角度でバッドエンドになるのは、その裏切りは必要かな?と疑問が覚えたが、それでも平均点超えの作品。主人公の性格上、最後はなんとか悪を成敗して終わったほうが気持ち良かった。バッドエンドになったことで、やや細部の設定に無理があったのでは?という疑問がチラチラ残った。)


同じ状況にいるヤツが

助けられるもんか


-ヘンリー


モリーにお別れを

言っておいてやるぜ


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映画「トゥルースorデア 密室デスゲーム」の感想(ネタバレ)

2013.02.03 Sunday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「トゥルースorデア 密室デスゲーム」の感想(ネタバレ)




■監督:ジェーソン・ライトマン
■出演者:シャーリズ・セロン パットン・オズワルト パトリック・ウィルソン エリザベス・リーサー ジル・アイケンベリー リチャード・ベキンス

WOWOWで放送していた映画「トゥルースorデア 密室デスゲーム」を鑑賞。

【映画「トゥルースorデア 密室デスゲーム」のあらすじ】

富豪の同級生フェリックスのパーティーに招かれ、片田舎の豪華な邸宅にやって来た大学生5人。だが屋敷にはひと気がなく、離れの管理小屋を訪ねた5人は、そこでフェリックスの兄ジャスティンに監禁される。彼によればフェリックスは数カ月前のパーティーが原因で自殺し、ジャスティンはその真相を問うため5人を呼び寄せたのだという。やがて5人を参加者に、真実か、命を懸けた挑戦かの《トゥルースorデア》が始まった……。

※WOWOWから引用

【映画「トゥルースorデア 密室デスゲーム」の感想(ネタバレ)】


英米版王様ゲーム《トゥルースorデア》を題材にしたシチュエーションスリラー

物語は、王様ゲームが原因でいじめてしまった同級性からある時パーティに呼ばれ、集まった同級生たちだが、いじめた生徒がその後自殺していたとその兄から聞かされる。しかし、弟の恨みを持った兄の企みで命を賭けた王様ゲームをやらされることになり…という話。

イギリス産の密室サスペンスをチョイス。

いじめっ子たちがいじめられっ子の兄から逆アッパーをかまされるというデスゲームだが、ゆるいながらも二転三転する内容に最後まで楽しめた。

ただ、ゲームを主催するいじめられっ子の兄がはじめは良かったが、途中からボロ出しまくりで、計画性のなさに拍子抜け。もっとガチガチにしてくれないと。

それと、生きる人と死ぬ人のラインが、生き延びる人には何かしら意味があるのかと思いきや、その辺も特に考えがあるわけでもなく???が残る。クリスはともかく、ジェンマが死んでしまうのはどうかと思うし、あまり共感できない女が生き延びるのもやや「う〜ん」となる。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(希硫酸を直接胃に流し込んだり意外とエグイ描写のあるシチュエーションスリラー。デスゲームを見ている人がいたり、微妙に映画「ソウ」を意識したところがうかがえる。ジェンマ役の女性が色白の人形っぽくて微妙に佐々木希に見える瞬間がある。)


カトリック名家にとって

自殺は恥ずべき汚点だ


-ジャスティン


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映画「アフターライフ」の感想(ネタバレ)

2013.01.17 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「アフターライフ」の感想(ネタバレ)




■監督:アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
■出演者:クリスティナ・リッチ ジャスティン・ロング リーアム・ニーソン ジョシュ・チャールズ チャンドラー・カンタベリー
 
WOWOWで放送していた映画「アフターライフ」を鑑賞。

【映画「アフターライフ」のあらすじ】

小学校の女性教師アンナは、恋人の弁護士ポールを愛していながら、最近はお互いに心がすれ違ってばかり。ある日、ポールと気まずい喧嘩別れをした後、アンナは雨中のドライブに出て交通事故に遭い、ふと気づくと彼女は、葬儀屋の死体安置所のベッドに寝かされていた。君はもう既に死んでいる、とどこか正体の怪しげな葬儀屋ディーコンから聞かされても、それが信じられないアンナは、必死にそこから逃げ出そうとするのだが…。

※WOWOWから引用

【映画「アフターライフ」の感想(ネタバレ)】


クリスティーナ・リッチ主演の劇場未公開スリラー。

物語は、交通事故で亡くなったはずの女性が、死者と話が出来るという葬儀社の男と話をしているうちに、本当に自分は死んだのか?と疑問を持ち始める…という話。

クリスティーナリッチ出演のサスペンスということでチェックしてみた。

前回見た韓国映画「火車 HELPLESS」は、主人公の所在はしっかりとわかったうえで話が進むサスペンスだが、こちらは、主人公がいる場所が、現実なのか、死後の世界なのか曖昧のまま話が進んでいくサスペンス。

一応ラストまで見たが、誰目線の話なのかイマイチすっきりせず判断が難しい。

ひとつは、単純にリーアムニーソン演じる葬儀社の男(ディーコン)がいうように、すでに彼女は死んでいて死後の世界(アフターライフ)の話だったという説。

もうひとつは、葬儀社の男がまだ事故でこん睡状態の彼女を薬で仮死状態にしていて、親族に見つからないように生きたまま埋葬し、棺ごと生き埋めにしているという実は連続殺人者だったというバッドエンド目線。

この二つがあるが、たぶん後者だったのではというちょっと恐ろしい話だと思うが、ラストを迎えても細かいが残っていて真相はよくわからない。特にオーラスで彼氏が同様な状態になったことでさらによくわからなくなった。これはこうだと決めにくい。毎回病院から仮死状態で葬儀場に送られてくるのも変だ。



評価 ★★★☆☆ (星3.8)

(クリスティーナリッチが全裸になったり体を張っているサスペンス映画。全裸になっているがさほどエロさを感じないあたりは、作品がブレずに芯を食って安定しているからでしょう。またサスペンス以上に”生と死”についても独自に語られているのも大きい。リーアムニーソンは脇役でも存在感ある。ラストを見ても謎が多いのでサスペンスの網に絡まって、頭がモヤモヤしたい人向けの映画。)



お葬式は知り合いが行くの

-アンナ


君は死んだ、

人は皆死ぬんだ


-ディーコン


なぜ死ぬの?

-アンナ


人生の価値を知るため

-ディーコン


彼らと通じ合えるのは

特殊な能力だ


-ディーコン



キリストと同じだ

ラザロを復活させ

死人と話した


-ディーコン


皆そういうが幸せとは何だ?

-ディーコン



人を愛すると傷つくって

-アンナ



二度と傷つかないように

人を愛さないと決めた


-アンナ


死が怖いといいながら

生きることに怯えている


-ディーコン



”生”がないからだ

-ディーコン


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