映画「セブン」の感想(ネタバレ)

2012.11.06 Tuesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「セブン」の感想(ネタバレ)




■監督:デヴィッド・フィンチャー
■出演者:ブラッド・ピット モーガン・フリーマン グウィネス・パルトロウ ケヴィン・スペイシー ジョン・C・マクギンリー リチャード・ラウンドトゥリー マーク・ブーン・ジュニア

WOWOWで放送していた映画「セブン」を鑑賞。

【映画「セブン」のあらすじ】

米国のどこかの大都市。常識離れした方法で殺された2つの遺体が見つかり、引退直前のベテラン刑事であるサマセットと、彼と同じ署に赴任した若手刑事ミルズという2人の刑事が捜査を担当することに。現場で見つかった文字からサマセットは、各事件がキリスト教の教えにある“七つの大罪”を示しているとの仮説を立てる。それでもなお捜査陣が犯人にたどり着くことができない中、大胆にも犯人は、さらに新たな殺人事件を起こす。

※WOWOWから引用

【映画「セブン」の感想(ネタバレ)】


1995年製作のデビットフィンチャー監督が主演にブラッドピット×モーガンフリーマンを迎えて描いたサスペンススリラー。

物語は、連続猟奇殺人事件を担当することになった若手刑事と引退前のベテラン刑事の話。

傑作の呼び声が高い「セブン」がブラッドピット特集のひとつとしてWOWOWでハイビジョン放送していたのチェック。

「セブン」は、10年以上前にレンタルビデオ化した頃に1度見て「猟奇シーンがエグい映画だな〜」とビジュアル面の感想しかなかったが、あれから10年以上経って聖書やアメリカ文化が多少理解できるようになった現在見てみると、ケビンスペーシー演じる殺人犯の行いの意味が「そういうことだったのか!」とようやくわかった。

これは聖書の教えがない日本とアメリカ人では、実際の受け取り方がかなり変わっている作品だ。

7つの大罪がテーマとしてあるが、日本人的には、この7つの罪に対しては法律に違反していないから犯罪じゃないし、罪を犯しても「別に…」位の意味しかないが、大統領が聖書に手を置いて誓いする位の宗教国家であるアメリカの場合は、聖書の教えが本当は法律よりも前に来るほど人間として重要なものだが、実際は聖書の教えがほぼ守られていないほど、アメリカ社会は乱れきっている現実がある。

それに警鐘を鳴らそうとしてるのが、本来の聖書の教えを取り戻そうとするケビンスペーシー演じる殺人犯(ある意味救世主)の訳だが、なぜこうも社会が変わってしまったのか?という部分がアメリカの闇(タブー)でもあって、この映画の暗黙のメッセージ性になっている。

ラストに7つの大罪がしっかり完成してしまうところもあえて狙っている。

以前見たときは、(一般的な社会に洗脳された考えを持っている)ブラッドピット目線の考えに近かったが、今見ると、バーで「お前はウブだ…」(※たしか)と言ったモーガンフリーマンの考え方(言わんとしてることが)が物凄く理解できる。

車内でのケヴィンスペーシー(ジョンドゥ)とモーガンフリーマン(サマセット)の会話は、同じ土俵で語られているので興味深い。


評価 ★★★★☆ (星4.5)

(傑作と呼ばれるだけの奥行きがしっかりあった神映画。この映画は、エンターテーメント的楽しさはあまりないが、映画としての””の完成度は相当高い。ハワードショアの音楽しかり、イントロのデザインなど捨てるところがない。デヴィッドフィンチャーといえば、やっぱりこの「セブン」だな。間違っても「パニックルーム」ではない。ブラッドピット、モーガンフリーマン、ケヴィンスペイシーの豪華キャストも素晴らしい。この当時は、誰と誰が初共演とか話題になったが、今は夢の共演とかなくなったな〜。この頃は映画が良かった。)



地獄より光に至る道は

長く険しい


-ミルトン(失楽園)


大食、強欲、怠惰、憤怒、

高慢、肉欲、ねたみ


-?

人々は英雄なんて求めてない

平凡に暮らしたいだけだ


-サマセット


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映画「ハード キャンディ」の感想(ネタバレ)

2012.10.27 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ハード キャンディ」の感想(ネタバレ)




■監督:デヴィッド・スレイド
■出演者:エレン・ペイジ パトリック・ウィルソン サンドラ・オー ジェニファー・ホームズ

WOWOWで放送していた映画「ハード キャンディ」を鑑賞。

【映画「ハード キャンディ」のあらすじ】

32歳の売れっ子カメラマン、ジェフは、出会い系サイトで14歳の少女、ヘイリーと知り合い、チャットで意気投合。3週間後、カフェで待ち合わせして直接会うことに。あどけないが魅力的なヘイリーを気に入ったジェフは、彼女を自宅に誘う。だがジェフは急に気を失い、目を覚ました彼は、ヘイリーによって椅子に縛り付けられ、一室に監禁されてしまう。彼を罠にかけたというヘイリーは、肉体的にも精神的にも彼を苦しめだし……。

※WOWOWから引用

【映画「ハード キャンディ」の感想(ネタバレ)】


(「JUNO/ジュノ」のエレン・ペイジと「ウォッチメン」「恋とニュースのつくり方」など人気上昇中のパトリック・ウィルソンが共演したサスペンス。

物語は、出会い系で知り合った14歳の少女に監禁されひどい仕打ちを受けることになった30代のカメラマン男性の話。

出会い系で知り合った男に若い女性が…というのはよくあるサスペンスだが、この作品はその逆パターンで構成されている。

なぜ男は監禁されなければならないのか?という疑問が常にあり、女性が猟奇犯or男性が殺人犯でその復讐?、というどちらが本当の被害者なのか視聴者にはわからない状況で進んでいくのだが、視点が定着せず、感情移入が難しい。

その原因は、男の所在がよくわからないうちから女性が正義のもとに拷問を始めるので、どうしても視点は被害者側の男性目線で追ってしまうのだが、そのまま男性を応援しているとラストでは、男性が追い詰められた挙句に過去の罪を自白して、女性側の証言(正義)が急に成立してしまう。

男性は実は犯罪者だったようだが、男の加害シーンが一切流れないまま自白のみで、女性から拷問を受けてしまっていて、誰に対して共感を求めている話なのか全くよくわからない。復讐をしている女性にも共感できないし。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(ラストがやや説明不足なサスペンス。視聴者にしたら裏切りの裏切りで、物語が終わったラストでも全く気持ちよさがない。男性に対する虚勢手術シーンは、結局最後に自殺に追い込むならいらないのではとさえ思ってしまう。またこの少女の所在や背景が最後まで謎で、エンドロールを迎えても、すっきりしない。※これなら女性が猟奇犯という展開の方がシンプルで良かった。)


”怪しい飲み物に手を出すな”って

ヘイリー


一度ミスを犯したら

また繰り返す

-ジェフ


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映画「127時間」の感想(ネタバレ)

2012.10.20 Saturday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「127時間」の感想(ネタバレ)




■監督:ダニー・ボイル
■出演者:ジェームズ・フランコ アンバー・タンブリン ケイト・マーラ クレマンス・ポエジー ケイト・ヴァーノン

WOWOWで放送していた映画「127時間」を鑑賞。

【映画「127時間」のあらすじ】

2003年4月25日、金曜日。アーロン青年はロッククライミングを楽しむため、ブルー・ジョン・キャニオンに向けて車を走らせる。翌日、車から降ろしたマウンテンバイクにまたがった彼は、目的のポイントに出発。軽快にロッククライミングをしていた次の瞬間、アーロンは谷底に落ちてしまう。同時に落ちた岩のひとつは無残にも彼の右腕にのしかかり、一歩も動けなくなるアーロン。それから127時間、誰も救助に現われず……。

※WOWOWから引用

【映画「127時間」の感想(ネタバレ)】


ザ・ビーチ」「スラムドッグ$ミリオネア」のダニーボイル監督がスパイダーマンシリーズのジェームズフランコを主演に迎えたサスペンス。

物語は、ロッククライミング中の事故により人気のない岩谷で手を挟まれ身動きが取れなくなった男の127時間の激闘を描く話。

劇場公開時に話題になっていたので、WOWOW放送を機にチェック。

実話(生き残った)がベースということで、バッドエンドではないというのが唯一の救いだが、そこに至るまでの脱出方法が壮絶

最後の手段が挟まった自分の右腕を肘辺りから切れ味の悪いナイフで削り取るという常軌を逸した脱出方法を試みる。

しかも、血管を切らないように周りの肉から徐々にそぎ落としていき、最終的に腕の中に通っている神経も切断する。

神経は少し触れただけでも、全身に電気が走るような痛み(衝撃)が起きて、気絶もしかねないので、普通は麻酔は必須だが(歯医者では絶対麻酔する)、そんなものはないので、気絶しないように意識を集中して耐え忍ぶという精神力で乗り切る。※気絶したら最後、出血多量で死ぬ。

このシーンは、壮絶すぎて凝視できない。

以前に、雪山で足を骨折した登山家を描いた「運命を分けたザイル」の体験談も凄まじかったが、こちらもトカゲの尻尾切りのようなラストの脱出シーンは壮絶で、どちらも甲乙付けがたい。

ちなみに、この”腕の切断”という脱出方法は、挟まったときから頭にチラチラ浮かんではいるのだが、出来れば腕を残して助かりたいという希望があって、なかなか実行に移せないでいる。

最終的には、腕を切ることを決断するが、そこに至るまでの彼の心情の変化を妄想シーンを上手く挿入することで、生に対する価値観の変化を上手く描いている。

この部分がドキュメンタリー映画とは違う部分で、妄想シーンの中で描かれる”彼の人生への後悔”が伝わってきて感動を覚える。

結局、人間は死を前にした時に「あの時、○○してれば…」という”後悔と自己責任”を思い返す動物なんだと感じた。そして、後悔が大きければ大きい人ほど生に対する執着も強く、生き残れる大きな決断が出来る。※自分なら腕が挟まったまま死んでそうだ。


評価 ★★★★☆ (星4つ)

(片腕を捨てることを決断し、そして自らそれを実行に移さなければならないという極限の映画。”127時間”というタイトル名が挿入されるシーンが絶妙のタイミングで出る。ここのタイトル表示は上手い。「まさに…ここから」。この映画は、W座の紹介作品だが、主演がジェームズフランコで良かったと話があったが、自分も同感だ。壮絶な話にも関わらず、あまり重々しくならず軽い感じで見れたのは、俳優のキャラの功績は大きい。途中、挟まれながらもビデオ片手に自慰行為をしようするシーンは、男の情けない部分だと思う。生=性だけどね。無駄に体力使ってる場合じゃない。あと、一度助かるシーンがあるが、そんな助かり方があるのかと期待に胸が膨らんだが、あとあと"妄想でした"となり、なんか制作者に対し、不信感を覚えた。こういう視聴者を小バカにする演出はいらない。これがあるとなんでもありだ。)


すべては

俺の今までの人生が

招いた結果

俺が引き起こした

この事故を


-アーロン


この岩は

俺が来るのを待っていた

俺の人生は生まれて以来

毎日のあらゆる行動が

ここへと繋がっていた

この大地の裂け目へと


-アーロン


127時間


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映画「アリス・クリードの失踪」の感想(ネタバレ)

2012.09.24 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「アリス・クリードの失踪」の感想(ネタバレ)




■監督:J・ブレイクソン
■出演者:ジェマ・アータートン マーティン・コムストン エディ・マーサン

WOWOWで放送していた映画「アリス・クリードの失踪」を鑑賞。

【映画「アリス・クリードの失踪」のあらすじ】

刑務所仲間だったヴィックとダニーは、富豪の令嬢アリスを誘拐し、200万ポンドの身代金を要求する計画を立てる。若いダニーが新聞で見つけたアリスを標的に選び、年配のヴィックが用意周到に計画を練った完璧な犯罪のはずだった。だが重犯罪の経験がないダニーは、ベッドに縛り付けたアリスの姿を見て怖じ気づく。やがてヴィックの留守中、見張りを任されたダニーは、激しく抵抗するアリスに意外な事実を告白する……。

※WOWOWから引用

【映画「アリス・クリードの失踪」の感想(ネタバレ)】


聖トリニアンズ女学院」シリーズや「007 慰めの報酬」でボンドガールを演じたジェマアータートン主演のイギリス製作の心理サスペンス。

物語は、富豪の娘を誘拐した誘拐犯の二人だが、誘拐犯の一人と人質の間には秘められた関係があり、それが原因で計画が狂い始めていくという話。

二転三転する心理サスペンスという番組情報のあらすじを見てチェックしてみた。

誘拐ものの作品だが、身代金の要求や家族・警察との交渉という王道のシーンは、一切描かずに、誘拐犯と監禁した人質のシーン(密室)のみに絞って描いている一風変わった密室サスペンスで、誘拐犯の一人と人質のゴタゴタが原因で、主導権が移動していく様が見どころ。

ヒロインは、ジェマアータートンで、以前に「セントトリニアンズ女学院」「タイタンの戦い」などで見ている顔だが、かなり太っていたせいか、エンドロールまで誰だか全く気づかなかった。

この映画の中でも全裸にされたり、体を張っているシーンがあるが、過去にボンドガールを務めていたとは思えないぽっちゃり体型で、ボンドガールの見る影はなかった。


評価 ★★★☆☆ (星3.4)

(ヒロインが太めでか弱さ(共感)が全く感じれないのと、ラストが”う〜ん”となる以外は、密室サスペンスとしては良くできている作品。序盤から中盤に掛けてはほぼ、密室シーンだけなので、息苦しさはあるが、一応最初からラストまで緊張感は保たれ、ダレずに見れる。問題はヒロインかな。)


人を愛したら

相手を大切にするものよ


-アリス


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映画「コンテイジョン」の感想(ネタバレ)

2012.09.17 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「コンテイジョン」の感想(ネタバレ)




■監督:スティーヴン・ソダーバーグ
■出演者:マット・デイモン マリオン・コティヤール ローレンス・フィッシュバーン ジュード・ロウ ケイト・ウィンスレット グウィネス・パルトロウ ブライアン・クランストン

WOWOWで放送していた映画「コンテイジョン」を鑑賞。

【映画「コンテイジョン」のあらすじ】

仕事で香港に出張した女性ベスは米国に帰国直後、体調不良を訴えてそのまま死亡してしまう。夫ミッチが何も発症せずに済む一方、ベスと同様の事例が世界各地で相次いで発生し、世界保健機関(WHO)やアトランタにある米国の疾病予防管理センター(CDC)など関係各機関は、未知のウイルスの特定とワクチンの開発に乗り出す。しかしウイルス拡散のスピードは非常事態の収拾よりも速く、世界各地で大勢が命を落としていき……。

※WOWOWから引用

【映画「コンテイジョン」の感想(ネタバレ)】


「トラフィック」のスティーブンソダーバーグ監督がマットデイモン、ジュードロウ、ケイトウィンスレットら豪華俳優を迎えて描いたウイルスサスペンス。

物語は、謎の死のウイルスが発生し、そのウイルスが世界中に拡散していく恐怖を時間経過とともにリアルに描いた話。

ウイルスパニックというあらすじを読んで気になって録画したが、意外とキャストが主演級ばかりでビックリしてしまた。

また、第一ウイルス発症者のグウィネスパルトロウが検視シーンで頭ぱっくり開けられた特殊メイクはちょっと衝撃的。普通グウィネスパルトロウでこんなシーン使わないでしょ。

あとこのグウィネスはほぼノーメイク姿だと思うが、そばかすの多さや肌の感じを見て、大分劣化した印象を持った。ブラピと付き合っていた頃はすごい良かったのに。


評価 ★★★☆☆ (星3.6)

(エンターテーメントとワクチン&ウイルスの実情と問題提起のバランスが絶妙の作品。専門用語は結構出てくるが、テンポが早くとても見やすい。また、死のウイルスが蔓延したときに、情報弱者(一般市民)に降りかかる問題がよく表現されている。急いで作ったワクチンの長期的な安全性や製薬会社がウイルスの治療薬を意図的に伏せている可能性など、ウイルスで生じる利権問題などがあることがわかる。この映画を見ると、症状が出ないならば、基本的にワクチンは打たないほうが良いという結論にもなる。(※アラン目線)ちなみにこういう映画が出来ると、実際にもウイルス拡散が起こる場合があるので、今後のウイルスにも要注意。)


人間は普通

日に2000〜3000回顔に触れる

おきてる間1分に3〜5回


-エリン


培養できないと

実験が行えないので

ワクチンが作れません


-?


基礎的な健康状態が作用する

社会経済要因 栄養

新鮮な水も影響する


-?


1918年のスペイン風邪の後

皆金持ちに一人が死ねば

別の一人が棺で儲ける

-アラン


鶏の殺処分で牛や羊が高騰

-?



誰であれ 金には免疫がない

-?


製薬会社は4半期ごとに大儲けだ

-アラン


豚インフルのワクチン接種で

1976年の死亡者が神経疾病だ

今日から僕たちは”実験台”


-アラン


映画のエンドクレジットみたいに

副作用の羅列だ


-アラン


握手の期限を知ってる?

大昔、武器を持っていないと

示す行為だった

カラの右手で敵意がないことを示した


エリス


コンテイジョン(Blu−ray Disc)


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映画「戦慄の絆」の感想(ネタバレ)

2012.09.10 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「戦慄の絆」の感想(ネタバレ)




■監督:デヴィッド・クローネンバーグ
■出演者:ジェレミー・アイアンズ ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド ハイジ・フォン・パレスケ バーバラ・ゴードン シャーリー・ダグラス スティーヴン・ラック

WOWOWで放送していた映画「戦慄の絆」を鑑賞。

【映画「戦慄の絆」のあらすじ】

少年時代からいつも一緒にいる一卵性双生児の兄弟、エリオットとビヴァリー。容姿は瓜ふたつだが、性格は兄エリオットが社交的で野心家、弟ビヴァリーが内気な努力家と正反対。兄弟はトロントで婦人科医の医院を営むが、ビヴァリーは診察した女優クレアの子宮が3つに分かれていたので驚く。やがてクレアはエリオットと肉体関係を持つが、クレアはエリオットに双子の弟がいることを知らない。こうして異様な三角関係が生まれ……。

※WOWOWから引用

【映画「戦慄の絆」の感想(ネタバレ)】


「イグジステンズ 」の鬼才デビッドクローネンバーグ監督がジェレミーアイアンズを主演に迎えたサスペンス。

物語は、一卵性双生児の双子の兄弟がヤクチュ−になり、それが原因で辿る数奇な運命を描いた話。

いつも変な映画を撮るデビッドクローネンバーグ監督作品ということでチェックしてみた。

この作品は、冒頭の”なぜ人間はセックスするのか?”という双子の子供の会話は興味深く、またラストであきらかになる”戦慄の絆”というタイトルにつけられた意味がわかると、結構戦慄を感じた。

しかし、中盤は中だるみが激しく、いまいち盛り上がらない。ハンバーガーでいうところの、パンの部分は美味いが、肝心のハンバーグ(肉)の部分が、イマイチという感じだ。惜しい。内容が難しいともいえる。また、登場人物への感情移入も共感するほど入りきれない。

ただ、双子役の一人二役を演じたジェレミーアイアンズの演技は素晴らしく、エンドロールのキャストを見るまでは、ずっと双子の俳優が演じていたと思っていた位、二人の性格の違いを上手く演じ分けていた。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(シンクロ率が高い双子ならではが感じるというお互いの死への恐怖を描いたというマニアックな作品。デビッドクローネンバーグらしい、妙な器具や、「イグジステンズ」でも見た内臓のような模型も出てくる。双子の話なので、自分が双子ならもっと感情移入+評価が違ったのかもしれない。映画では珍しい双子の人におすすめの映画。)


体内の美人コンテストをやりたい

-?


人体の各部に

美の基準を決める

-?



人生単純なほうがやりやすい

-?


痛みは人格をゆがめる

百害あって一利なしだ

-?


弟がダメになれば

俺も道連れだ


-?


心配するな

俺たちはいつも一緒だよ


-?


彼はその恐怖で死んだ

-?

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映画「陰謀の代償−N.Y.コンフィデンシャル−」の感想(ネタバレ)

2012.08.28 Tuesday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「陰謀の代償−N.Y.コンフィデンシャル−」の感想(ネタバレ)





■監督:ディート・モンティエル
■出演者:チャニング・テイタム トレイシー・モーガン ケイティ・ホームズ レイ・リオッタ ジュリエット・ビノシュ アル・パチーノ

WOWOWで放送していた映画「陰謀の代償−N.Y.コンフィデンシャル−」を鑑賞。

【映画「陰謀の代償−N.Y.コンフィデンシャル−」のあらすじ】

1986年、NYのクイーンズ地区の公営住宅に、祖母と2人で住んでいた13歳の少年ジョナサン。治安の悪いその地で日々いじめに遭っていた彼は、遂にある日、麻薬常習者の黒人を銃で撃ち殺してしまう。しかし、彼を取り調べたスタンフォード刑事は、真実を知りながら事件を黙認。それから月日は流れて2002年。自らもNY市警の警察官となっていたジョナサンのもとに、かつての事件の再捜査を求める新聞の投書が届く。

※WOWOWから引用

【映画「陰謀の代償−N.Y.コンフィデンシャル−」の感想(ネタバレ)】


シティオブドッグス」の異才ディート・モンティエル監督が、アルパチーノレイリオッタらベテラン俳優を脇役に迎えたサスペンス。

物語は、少年期に殺人に関与した過去を持つ男が、警官だった父親の相棒の計らいで警察に就職するが、ある時から、関係者しか知らない過去の殺人事件を暴露する脅しの手紙や電話が届き…という話。

いわゆる警察内部の汚職を描いた話で、主人公を脅す犯人は誰?という疑問(謎)がラストまでずっと引っ張られるサスペンス。ただ、人間ドラマを意識した描き方(演出)のためか、サスペンスに対するハラハラドキドキはあまりない。

そのためサスペンスとしてはなんかパッとしない作品だが、主人公とのその友人ヴィニーとの友情関係は、羨ましくもあり、共感できる良さがある。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(かなりスローなテンポのサスペンス風人間ドラマ。ヴィニー役のトレイシーモーガンの宙を見る演技(目)は、印象に残る。また、アルパチーノとレイリオッタの演技はさすがの存在感がある。一応トムクルーズの嫁のケイティーホームズも出演してるが、昔は可愛かった印象があるが、今は以前の面影ナッシング。欧米人は、ティーンの時の可愛さはすごいが、20代後半を超えると、劣化が激しい。特にブリトニースピアーズやサラミシェルゲラーなど美人さより、可愛さを売りにしていた人は、急激におばさん化してしまう。もうショックだわ。)


NYじゃ誰も長く愛さない

-ローレン


世間の評価は変わるのよ

-ローレン


これが人生だ

欲しいと思うものは

何も手に入らないんだな


-ヴィニー



男は生きるんだよ

クソみたいな問題を抱えて


-スタンフォード


過去は忘れて

-?


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映画「ザ・ウォード/監禁病棟」の感想(ネタバレ)

2012.08.19 Sunday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「ザ・ウォード/監禁病棟」の感想(ネタバレ)




■監督:ジョン・カーペンター
■出演者:アンバー・ハード メイミー・ガマー ダニエル・パナベイカー リンジー・フォンセカ ローラ・リー
WOWOWで放送していた映画「ザ・ウォード/監禁病棟」を鑑賞。

【映画「ザ・ウォード/監禁病棟」のあらすじ】

1966年、オレゴン州ノースベンド。若い女性クリステンは、放火をした疑いで逮捕され、そのまま精神科病院の監禁病棟(ウォード)に収容される。心の病を持つと診断されたことに納得できないクリステンだが、病棟には他にも、エミリー、サラ、アイリス、ゾーイという4人の若い女性がいた。病棟で初めての夜、彼女は密室である自分の病室に他人がいるような感覚を覚え、翌日からも謎めいた少女の影を目撃するようになるが……。

※WOWOWから引用

【映画「ザ・ウォード/監禁病棟」の感想(ネタバレ)】


「遊星からの物体X」のホラーの巨匠ジョン・カーペンター監督の9年ぶりの長編サスペンス作品。

物語は、放火の罪で精神病院の監禁病棟に収容された女性がそこで体験する不気味な出来事を描いた話。

収録時間が89分ということで、さっくり見たかったので、選んでみた。

いわゆる精神病院での出来事を描いた話だが、ストーリーはともかく、女性キャストが美人揃いでそれが良い。

主役のアンバーハードしかり、リンジーフォンセカダニエルパナベイカーも良い。そして、精神病院ならではのお決まりのサービスショットのシャワーシーンがある。大事な部分は一切見えないが、見えるか見えないかの微妙なアングルが逆にエロい。

アンバーハードについては、以前デミムーア主演の映画「幸せがおカネで買えるワケ」に出演していたことを思い出したが、そちらではたしかヌードになっていた。

ちなみに内容の方だが、ネタバレ要素があり、最終的に大オチがある作品だが、そこに行き着くまでの引っ張りがやや弱い印象。不気味な怖さも演出しているが、それほど怖くない。

常に大きな謎が漂っているが、それが徐々に解けて真相に近づいていくような気持ちよい感じはあまり味わえない。何度も脱出作戦を図るが、結局全部捕まってしまうし。

そして、ラストのオチも急角度からの意外な展開で裏切るが、そういう路線ではありがちなオチなので、オチを知ってもあまりぱっとしない。理論的に振り返ると、やや成立していない感じもするし。

あの変な幽霊?を出して、オカルトさに振らない方がもっと締まったのではと思う。


評価 ★★★☆☆ (星3つ)

(よく見れば舞台が精神病棟の話で「エンジェルウォーズ」っぽさが臭った作品。アクションはないけど、ロボトミー手術など似ている要素が結構ある。ストーリー的には、3点以下だが、キャストの美人さに救われて、最後まで見れた感じがある。患者目線で描かれる精神病院の看護師や医師のあの腹立つ感じはよく出ている。)


気持ちを強く持つのよ

じゃないと変になる


-?


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映画「パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会」の感想(ネタバレ)

2012.07.05 Thursday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会」の感想(ネタバレ)




■監督:ニック・トムネイ
■出演者:デヴィッド・ハイド・ピアース クレイン・クロフォード ナサニエル・パーカー ミーガン・ペリー ヘレン・レディ ジョセフ・ウィル

WOWOWで放送していた映画「パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会」を鑑賞。

【映画「パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会」のあらすじ】

警察に追われて高級住宅街に逃げ込んだ銀行強盗犯ジョンは、目についた屋敷のポストから個人情報を盗み見、主人のウォーウィックをだまして邸内に入り込む。完璧なホストを自認し、その日もホームパーティーを開く予定だったウォーウィックは、怪しげなジョンに対しても紳士的に振る舞うが、やがてニュースからジョンの正体が発覚、ジョンは本性を現わして主人を脅し始める。だが、それがジョンにとって悪夢の始まりとなった。

※WOWOWから引用

【映画「パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会」の感想(ネタバレ)】


サンダンス映画祭で話題になったという犯罪サスペンス。

物語は、銀行強盗で指名手配になった男が、逃げ込んだ高級住宅街の家で巻き起こる犯人と家主の騒動を描いた話。

WOWOWの中で今後放送される新作品のCMとしてこちらの作品が流れていたが、CMの出来が良く面白そうだったのでチェックしてみた。

普通なら犯人が押し入られた家主がそこからどう逃げるのかという話になるが、この作品は、家主の方が上手で逆に犯人を監禁してしまうという、意外な展開となぜ?という謎に進んでいくのが見どころ。

犯人が家主に監禁された後、しばらくこう着状態になって少しだれるが、犯人が解放されてからの盛り返しは面白い。久々にラストが読めない展開が楽しめた。


評価 ★★★☆☆ (星3.3)

(この作品は、犯人→家主→犯人→家主と感情移入する目線が切り替わっていくのが良い。家主役のデヴィッド・ハイド・ピアースの狂った演技が印象的。サスペンス作品としてもなかなか良作品だと思う。)


すべての作用には

同等の反作用がある


-ウォーウィック


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映画「アンノウン」の感想(ネタバレ)

2012.05.28 Monday 洋画 サスペンス/ミステリー

■映画「アンノウン」の感想(ネタバレ)




■監督:ジャウム・コレット=セラ
■出演者:リーアム・ニーソン ダイアン・クルーガー ジャニュアリー・ジョーンズ ブルーノ・ガンツ エイダン・クイン フランク・ランジェラ

WOWOWで放送していた映画「アンノウン」を鑑賞。

【映画「アンノウン」のあらすじ】

米国の植物学者ハリス博士は学会出席のため、妻エリザベスとベルリンへ。ある荷物を空港に忘れたハリスは単身、タクシーで空港に戻るが、車は大事故に巻き込まれ、ハリスは4日後、病院で昏睡状態から目を覚ます。ハリスはホテルで妻に再会するが、妻は彼を知らない男だと言い放つ。しかも見ず知らずの男がハリス博士を名乗って妻のそばにいた。困惑するハリスだが、タクシー運転手ジーナらの力を借りて真相を突き止めようと挑む。

※WOWOWから引用

【映画「アンノウン」の感想(ネタバレ)】


エスター」のジャウムコレット=セラ監督が「96時間」のリーアム・ニーソンを主演に迎えたノンストップ・アクション・サスペンス。

物語は、学会に出席するためベルリンに夫婦で訪れた男が、妻と別れて荷物を取りに空港に戻る際に交通事故に巻き込まれ昏睡状態に。数日後、目を覚まし、妻とようやく再会するが、妻は夫を見て人違いだと言い、それ以降夫の命を狙うものも現れ…という話。

最近ではスターウォーズよりも「96時間」のタフな男(父親)の印象が強いリーアムニーソンだが、こちらの「アンノウン」も「96時間」を彷彿するアクション満載のサスペンスで完成度は高い。

ノンストップアクションサスペンスとジャンル分けされているが、まさに最初から最後まで突っ切るような緊張感でアクションだけでなく、サスペンスとしても面白い。

主人公が失われた記憶のパズルを組み合わせて、徐々に謎が解明していく感じは、謎の追っ手も含めマットデイモンの「ボーンアイデンティティ」を彷彿する。

96時間」と今回の「アンノウン」とリーアムニーソン主演作品は今のところ外れがない。50代の親父強し。

評価 ★★★★☆ (星4つ)

(サスペンス好きにはおすすめの作品。ダイアンクルーガーも出ていて彼女も良い。最近は「ラストスリーデイズ」で見たのを覚えているが、あちらも素晴らしい作品だった、リーアムニーソン、ダイアンクルーガーと二人ともなかなか作品選びが良い。ただ、ストーリー上でジーナ(ダイアンクルーガー)が知り合って間もないハリス(リーアム)を部屋に泊めるときに、ノーブラのTシャツ姿でうろうろするのはどうかと思った。危機管理能力がないのか誘っているのか…。)


秘密警察には法則があった

質問を繰り返すと

ウソなら話が変わる

だが真実なら

変わりようがない

ウソのような話でも


-ユルゲン


人は困ると

まず思い出を手放す


-ジーナ


アンノウン


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